JPH0823125B2 - 敷均し機械 - Google Patents

敷均し機械

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JPH0823125B2
JPH0823125B2 JP2223609A JP22360990A JPH0823125B2 JP H0823125 B2 JPH0823125 B2 JP H0823125B2 JP 2223609 A JP2223609 A JP 2223609A JP 22360990 A JP22360990 A JP 22360990A JP H0823125 B2 JPH0823125 B2 JP H0823125B2
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JP
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JP2223609A
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Inventor
文夫 後藤
哲夫 小川
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株式会社新潟鐵工所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アスファルトフィニッシャ等の敷均し機械
に関する。
〔従来の技術〕
アスファルトフィニッシャ等の敷均し機械で道路を舗
装する場合、アスファルト合材の敷均しをより良好にす
るために、従来においては、舗装面をオペレータが直接
目で見て凹凸の程度を把握し、舗装面が平坦になるよう
に敷均し機械を運転している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の把握方法ではオペレータの勘に頼るため個
人差が大きく、また光線の具合で視覚上の錯覚を生じる
場合もあって舗装面の形状を正しく把握することができ
ない。
本発明は、舗装面の形状を的確に把握して平坦に仕上
げることができる上、扱い易い敷均し機械を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、走行車両
に、スクリードフレームがレベリングアームを介して取
り付けられ、該スクリードフレームにアスファルト合材
を敷き均すスクリードが支持された敷均し機械におい
て、長さ方向を走行車両の走行方向に一致させた測定位
置と長さ方向をスクリードの幅方向にほぼ平行に揃えた
収納位置とにほぼ水平に回動自在に上記スクリードフレ
ームの後部にヒンジで取り付けられた基準部材と、該基
準部材に取り付けられ、上記スクリードによってアスフ
ァルト合材を敷き均された舗装面からの高さを検出する
距離センサと、上記基準部材に取り付けられ、該基準部
材の傾斜を検出する傾斜センサと、走行車両の走行方向
に離間した2位置の舗装面の高低差を演算する演算装置
と、走行車両の運転席に設けられ上記演算装置で演算さ
れた上記高低差を表示する表示装置とを具備した構成と
した。
〔作用〕
舗装面の高低差を測定する場合には、スクリードフレ
ームの後部にヒンジで取り付けられた基準部材を、その
長さ方向が走行車両の走行方向に一致するようにヒンジ
で水平に回動させて測定位置につけ、スクリードによっ
てアスファルト合材を敷き均された舗装面からの高さを
距離センサで検出するとともに、走行車両の走行方向に
離間した2位置の舗装面の高低差を演算装置で演算して
表示装置にその高低差を表示する。
また、敷均し機械をトラック等に載せて他の舗装現場
に運ぶようなときは、基準部材をヒンジで水平に回動さ
せ、その長さ方向をスクリードの幅方向に平行に揃えて
スクリードの後に収納する。
〔実施例〕
添付図面は本発明の一実施例を示すもので、図中符号
1はアスファルトフィニッシャのスクリードフレームで
ある。スクリードフレーム1は、レベリングアーム1aを
介してアスファルトフィニッシャの走行車両の後部に設
けられ、スクリード2,3を支持している。一方(後側)
のスクリード2は第2図において手前側に、また他方
(前側)のスクリード3は向こう側にそれぞれ伸縮自在
とされているが、スクリードフレーム1によるスクリー
ド2,3の伸縮支持構造や走行車両の構造は周知である。
スクリードフレーム1の後部には、舗装面形状の測定
装置A,Bが設けられている。第1図中左側の舗装面形状
測定装置Aはスクリードフレーム1にブラケット4,5で
固定され、また右側の測定装置Bはスクリードフレーム
1にヒンジ6で測定位置(第1図で実線の状態)と収納
位置(第1図で2点鎖線の状態)に水平に回動自在に取
り付けられた上でブラケット7でスクリードフレーム1
に固定されている。二つの測定装置A,Bは左右対称に製
作されているというだけで、その測定機能は全く同一で
あるので、以下、右側の舗装面形状測定装置Bについて
詳しく説明する。
舗装面形状の測定装置Bは、基準部材8と、一対の第
1,第2距離センサ9,10と、傾斜センサ11を主体としてい
る。
基準部材8はアングル材で製作されており、その長さ
方向を走行車両の走行方向に一致させた測定位置と、長
さ方向をスクリードの幅方向(第2図で紙面に垂直な方
向)にほぼ平行に揃えた収納位置とに水平に回動自在
に、その一端をヒンジ6でスクリードフレーム1の後部
に取り付けられるとともに、その長さ方向を走行車両の
走行方向に一致させた測定位置でブラケット7にボルト
13で固定されている。基準部材8の両端部には断面形状
がコ字状の固定枠14がその両端縁と上縁を溶接等の手段
で基準部材8に固着されてそれぞれ設けられている。そ
して、各固定枠14の内部には、取付板15がゴム等の防振
材16を介してボルト17及びナット18でそれぞれ取り付け
られている。また基準部材8の中央部には、固定板20が
その側縁と上縁を溶接等で基準部材8に固着されて設け
られている。そしてこの固定板20には、支持台21を備え
た取付板22が、これもゴム等の防振材23を介してボルト
24及びナット25で取り付けられている。
上記各取付板15には第1,第2距離センサ9,10がボルト
26で取り付けられる。スクリードフレーム1に近接して
設けられている第1距離センサ9と、スクリードフレー
ム1から該第1距離センサ9よりも後方へ離間して設け
られている第2距離センサ10は、スクリード2,3によっ
てアスファルト合材を敷き均された、基準部材8に垂直
に向き合う舗装面P1,P2(第9図)までの距離(高さ)H
1,H2をそれぞれ測定する。第1,第2距離センサ9,10の種
類としては、レーザ式や超音波式などいろいろあるが、
その種類や構造は任意である。固定枠14には当て板27が
固定枠14の透孔14aをふさいでビス28で取り付けられて
いる。各距離センサ9,10は、それらの測定信号を演算装
置12に出力する。
また、上記支持台21には傾斜センサ11がボルト30及び
ナット31で取り付けられている。傾斜センサ11は、基準
部材8の長さ方向における鉛直面内の傾斜を測定する。
この傾斜センサ11もその測定信号を演算装置12に出力す
る。
演算装置12は、第8図のブロック図に示すように、上
記距離センサ9,10と傾斜センサ11から出力されるアナロ
グ信号を受け、これをデジタル信号に変換するA/D(ア
ナログ−デジタル)変換器33と、このA/D変換器33及び
走行車両に設置された走行距離計34からの各デジタル信
号が入力されるI/O(入力−出力)インターフェイス35
と、このI/Oインターフェイス35からのデータに基づい
て演算を行う演算部36と、この演算部36で得られた数値
を入力して記憶し、また演算部36に出力するデータ記憶
部37と、この数値を走行車両の運転席に設けられた表示
装置38に送るためのデータ加工を行うI/Oインターフェ
イス39とから構成されている。
そして、演算装置12は、基準部材8が走行車両と一緒
に二つの距離センサ9,10の間隔mを移動するごとに走行
距離計34から出力される信号を受け、その時点における
各距離センサ9,10の測定距離H1,H2と傾斜センサ11の測
定角度θから2地点P1,P2の高低差δを、次の(1)式
を演算して割り出す。
δ=H1cosθ+msinθ−H2cosθ ……(1) なお、次回は地点P2,P3(図示せず)の高低差を測
る。この場合、今回と次回の測定地点P2の位置は一致す
ることが望ましいが、距離センサ9,10の間隔mと地点
P1,P2間の距離は必ずしも一致しないので、地点P2に関
してはP2付近となる。高低差δと次の測定地点の少し前
位置での基準部材8の傾斜角等から地点P2をより正確に
割り出すこともできないことはないが、実用上はその必
要はない。
上記で得られた高低差δは、データ記憶部37に送って
記憶させるとともに、表示装置38に表示させる。
アスファルトフィニッシャにおいては、従来同様に、
ホツパ内のアスファルト合材をフィーダでスクリューに
送ってスクリード2,3の前に均等に広げ、これをスクリ
ード2,3で敷き均すが、この際、基準部材8の長さ方向
を第1図実線のように走行方向に向けた舗装面形状測定
装置A,Bの各距離センサ9,10と傾斜センサ11、及び演算
装置12が前述のように働いて舗装面の高低差を距離mご
とに測定し、これをデータ記憶部37に記憶するととも
に、表示装置38に表示する。したがってオペレータは表
示装置38を見てスクリード2,3によるアスファルト合材
の敷均し状態を即座に知ることができるとともに、必要
があれば、データ記憶部37のデータを取り出して舗装状
態を記録して置くこともできる。
上記以外に、傾斜センサ11によって制御されるアクチ
ュエータで基準部材8を上下に回動させ、走行路面の凹
凸に関係なく基準部材8が常に水平を保つようにするこ
ともできる。この場合、演算部36は前記(1)式の代わ
りに、次の(2)式を演算する。
δ=H1−H2 ……(2) また、各距離センサ9,10を基準部材8に自由ジャイロ
スコープなどの手段を介して取り付け、基準部材8の傾
斜にかかわりなく、常に鉛直距離H1,H2を測定するよう
にしてもよい。
この場合演算部36は次の(3)式を演算する。
δ=H1+msinθ−H2 ……(3) なお、第1距離センサ9は、前記のごとくスクリード
フレーム1(後方スクリード2)に近接して設けられて
いるので、第1距離センサ9によるスクリード2で敷き
均される舗装面からの測定距離はほぼ一定とみることが
でき、その測定距離に相当する距離を第2距離センサ10
の取付高さ位置関係により予め定めてデータ記憶部37に
固定データとして記憶させておけば、前記第1距離セン
サ9は省略することができる。この場合も、固定データ
としてデータ記憶部37に記憶した距離は、第1距離セン
サ9よりの測定距離とみなして演算部36で処理される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る敷均し機械は、前
記の構成とされているので次の効果がある。
スクリードによって敷き均された舗装面の形状を、個
人差を生じたり、錯覚によって形状を見誤ることもな
く、的確かつ即座に把握することができ、表示装置に表
示された舗装面の高低差を参考にしてアスファルト合材
量やスクリードのアッタク角度等を微調整することによ
り、舗装面を平坦に仕上げることができる。
基準部材は不使用時にヒンジで水平に回動させてスク
リードと平行に揃った収納位置に収納することができる
ので、敷均し機械をトラックに積載するような場合に障
害となることがない。
測定位置にある基準部材の傾斜角度とスクリードのア
タック角度とは相関関係を有するので、傾斜センサによ
ってスクリードのアッタク角度を確認することができ、
操作の上で至便である。
場合によっては、基準部材を適当角度、例えば、45度
に水平に回動させることにより、距離センサの走行方向
の間隔(m)を短縮して(45度の場合、走行方向の間隔
は、1/1,414mに短縮される。)平坦度の測定精度を上げ
ることができる。なお、この場合、舗装面にクラウンが
ついているときは、クラウンによる誤差をクラウン角に
基づき計算して修正することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はア
スファルトフィッシャのスクリードフレームに対する測
定装置の設備状態を示す平面図、第2図は同側面図、第
3図は基準部材に対する固定枠の取付け状態を示す正面
図、第4図は第3図のIV-IV矢視断面図、第5図は基準
部材に対する傾斜センサの取付け状態を示す断面図、第
6図は第5図のVI-VI矢視図、第7図はスクリードフレ
ームに対する基準部材の取付け状態を示す断面図、第8
図は演算装置のブロツク図、第9図は高低差測定の説明
図である。 B……測定装置、1……スクリードフレーム、1a……レ
ベリングアーム 2,3……スクリード、6……ヒンジ、8……基準部材 9,10……距離センサ、11……傾斜センサ、12……演算装
置 38……表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車両に、スクリードフレームがレベリ
    ングアームを介して取り付けられ、該スクリードフレー
    ムにアスファルト合材を敷き均すスクリードが支持され
    た敷均し機械において、長さ方向を走行車両の走行方向
    に一致させた測定位置と長さ方向をスクリードの幅方向
    にほぼ平行に揃えた収納位置とにほぼ水平に回動自在に
    上記スクリードフレームの後部にヒンジで取り付けられ
    た基準部材と、該基準部材に取り付けられ、上記スクリ
    ードによってアスファルト合材を敷き均された舗装面か
    らの高さを検出する距離センサと、上記基準部材に取り
    付けられ、該基準部材の傾斜を検出する傾斜センサと、
    走行車両の走行方向に離間した2位置の舗装面の高低差
    を演算する演算装置と、走行車両の運転席に設けられ上
    記演算装置で演算された上記高低差を表示する表示装置
    とを具備したことを特徴とする敷均し機械。
JP2223609A 1990-08-24 1990-08-24 敷均し機械 Expired - Lifetime JPH0823125B2 (ja)

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JPH04106205A JPH04106205A (ja) 1992-04-08
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FR2688377B1 (fr) * 1992-03-11 1994-06-17 Doucet Freres Procede et machine pour l'entretien d'un terrain plante d'herbe, par exemple une piste de courses ou d'entrainements hippiques engazonnee.
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JPH01278603A (ja) * 1988-04-27 1989-11-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 舗装厚検出装置

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