JPH08231100A - 輪転印刷機の巻取紙加速方法 - Google Patents
輪転印刷機の巻取紙加速方法Info
- Publication number
- JPH08231100A JPH08231100A JP3868195A JP3868195A JPH08231100A JP H08231100 A JPH08231100 A JP H08231100A JP 3868195 A JP3868195 A JP 3868195A JP 3868195 A JP3868195 A JP 3868195A JP H08231100 A JPH08231100 A JP H08231100A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- reel
- curve
- acceleration
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙継ぎ作業時における新巻取紙リールの加速
度カーブを簡単に求めることを目的とする。 【構成】 新巻取紙の表面速度が走行中の紙速と一定速
度に達するまでのリールの回転加速の全加速期間T1 と
一定加速期間T2 の比をT1 >T2 の範囲で変化させ
て、任意の速度曲線16を作り、この速度と実際のリー
ル速度を比較した信号でモータの速度制御を行うことを
特徴とする。
度カーブを簡単に求めることを目的とする。 【構成】 新巻取紙の表面速度が走行中の紙速と一定速
度に達するまでのリールの回転加速の全加速期間T1 と
一定加速期間T2 の比をT1 >T2 の範囲で変化させ
て、任意の速度曲線16を作り、この速度と実際のリー
ル速度を比較した信号でモータの速度制御を行うことを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機の給紙装置に
おける巻取紙加速方法に関する。
おける巻取紙加速方法に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機の給紙装置では、リールから
連続して紙を供給するため、紙継ぎという作業を行なっ
ている。この作業を円滑に行なうため、図3に示すよう
に新しいリール8の周速を古いリール9の送り出し速度
(周速)にまで加速する必要があり図4に示すように一
定の加速度13で速度制御を行っていた。リール8の加
速には、これの周上にモータ1により駆動される回転ロ
ーラ11などを押し付けたり、リールを支える軸端を直
接に、あるいは歯車6,7を介してモータ1で駆動され
てきた。
連続して紙を供給するため、紙継ぎという作業を行なっ
ている。この作業を円滑に行なうため、図3に示すよう
に新しいリール8の周速を古いリール9の送り出し速度
(周速)にまで加速する必要があり図4に示すように一
定の加速度13で速度制御を行っていた。リール8の加
速には、これの周上にモータ1により駆動される回転ロ
ーラ11などを押し付けたり、リールを支える軸端を直
接に、あるいは歯車6,7を介してモータ1で駆動され
てきた。
【0003】モータ1の制御は図3に示すように、モー
タ1の回転数をタコ・ジェネレータ2により検出し、コ
ントローラ4へフィード・バックすることでモータ1に
かかる電圧、電流の増減して行なっていた。周上にロー
ラ11などを押しつける駆動方式はリール8の直径の大
小にかかわらず、モータの回転数から簡単に周速を得ら
れる反面、急激なリール8の加減速により紙の端をとめ
てあるテープが切断されリール8がほぐれてしまうとい
う欠点があった。
タ1の回転数をタコ・ジェネレータ2により検出し、コ
ントローラ4へフィード・バックすることでモータ1に
かかる電圧、電流の増減して行なっていた。周上にロー
ラ11などを押しつける駆動方式はリール8の直径の大
小にかかわらず、モータの回転数から簡単に周速を得ら
れる反面、急激なリール8の加減速により紙の端をとめ
てあるテープが切断されリール8がほぐれてしまうとい
う欠点があった。
【0004】また、軸端を駆動する方法においてはリー
ル8のもつ大きな慣性モーメントのため図4に示すよう
に起動時にモータ1へ大電流14が流れ、焼損事故を防
ぐため大きな出力のモータを用いる必要があった。これ
ら、いずれの駆動方式においても、リールの慣性力から
モータ1の生じる逆起電力14のため設定速度に達した
後に、その速度に落ち付くまでにかなりの時間を必要と
した。
ル8のもつ大きな慣性モーメントのため図4に示すよう
に起動時にモータ1へ大電流14が流れ、焼損事故を防
ぐため大きな出力のモータを用いる必要があった。これ
ら、いずれの駆動方式においても、リールの慣性力から
モータ1の生じる逆起電力14のため設定速度に達した
後に、その速度に落ち付くまでにかなりの時間を必要と
した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リール8のほぐれを防
いだり、出力の小さなモータ1を用いても焼損しないよ
うにするには、起動時にゆっくり加速しなければならな
い。また、設定速度付近で逆起電力によるハンチングを
起こさせず、すみやかに一定速度におちつかせるには設
定速度に達する直前において加速度を徐々に減らす必要
がある。
いだり、出力の小さなモータ1を用いても焼損しないよ
うにするには、起動時にゆっくり加速しなければならな
い。また、設定速度付近で逆起電力によるハンチングを
起こさせず、すみやかに一定速度におちつかせるには設
定速度に達する直前において加速度を徐々に減らす必要
がある。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
加速度カーブを簡単に求める方法を得ることを目的とす
る。
加速度カーブを簡単に求める方法を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は新巻取紙の表面速度が走行中の紙速
と一定速度に達するまでのリールの回転加速度の全加速
期間T1 と一定加速期間T2 の比をT1 >T2 の範囲で
変化させ任意の速度曲線を作りこの速度と実際のリール
速度を比較した信号でモータの速度制御を行うことを特
徴とする。
めの本発明の構成は新巻取紙の表面速度が走行中の紙速
と一定速度に達するまでのリールの回転加速度の全加速
期間T1 と一定加速期間T2 の比をT1 >T2 の範囲で
変化させ任意の速度曲線を作りこの速度と実際のリール
速度を比較した信号でモータの速度制御を行うことを特
徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段により図2に示す、
なめらかなS字の速度曲線16は台形の加速度曲線15
を積分することで得られる。この台形の加速度曲線15
において起動より設定速度に達するまでの期間をT1 、
一定の加速度を加える期間をT2 とする。このとき、徐
々に加速する期間T3 と徐々に加速度を減じる期間T4
とするとこれらの時間は自由に設定できる事によりそれ
ぞれの特性にあった任意のなめらかなS字の速度曲線1
6を求められる。
なめらかなS字の速度曲線16は台形の加速度曲線15
を積分することで得られる。この台形の加速度曲線15
において起動より設定速度に達するまでの期間をT1 、
一定の加速度を加える期間をT2 とする。このとき、徐
々に加速する期間T3 と徐々に加速度を減じる期間T4
とするとこれらの時間は自由に設定できる事によりそれ
ぞれの特性にあった任意のなめらかなS字の速度曲線1
6を求められる。
【0009】T1 に対するT2 の比を調整することで回
転体の慣性モーメントの大きさなどに応じた適当な速度
曲線16を実現するための加速度曲線15を簡単に得る
ことができる。
転体の慣性モーメントの大きさなどに応じた適当な速度
曲線16を実現するための加速度曲線15を簡単に得る
ことができる。
【0010】
【実施例】図1に軸端を駆動する場合における実施例を
示す。タコ・ジェネレータ2より得られたリール8の速
度は予じめ本発明より求めた設定加速度曲線10を積分
器3で積分した値とコントローラ4で比較され、それら
の差分がサーボ・アンプ5によりモータ1の制御電流等
の増減として伝えられて駆動され、速度制御が行なわれ
る。
示す。タコ・ジェネレータ2より得られたリール8の速
度は予じめ本発明より求めた設定加速度曲線10を積分
器3で積分した値とコントローラ4で比較され、それら
の差分がサーボ・アンプ5によりモータ1の制御電流等
の増減として伝えられて駆動され、速度制御が行なわれ
る。
【0011】なお、本文では図示しないが以上の手法で
加速が終了した後は周速v12に追従したリールの速度
制御を行なうようにコントローラ4は従来より構成され
ている。
加速が終了した後は周速v12に追従したリールの速度
制御を行なうようにコントローラ4は従来より構成され
ている。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるときは
全加速期間T1 と一定加速度期間T2の比をT1 >T2
の範囲において変化させることで、なめらかなS字形を
持つ任意の速度曲線を作り、これと実際のリール8の速
度を比較した信号でモータ1の速度制御を行うことで、
任意のなめらかな加速、減速の制御を行ない得る。
全加速期間T1 と一定加速度期間T2の比をT1 >T2
の範囲において変化させることで、なめらかなS字形を
持つ任意の速度曲線を作り、これと実際のリール8の速
度を比較した信号でモータ1の速度制御を行うことで、
任意のなめらかな加速、減速の制御を行ない得る。
【図1】本発明の実施例に係る制御装置のブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る加速特性と速度の関係図である。
【図3】従来例における制御装置のブロック図である。
【図4】従来例における速度の変化と駆動電源の関係図
である。
である。
T1 全加速期間 T2 一定加速期間 16 速度曲線
Claims (1)
- 【請求項1】 新巻取紙の表面速度が走行中の紙速と一
定速度に達するまでの、リールの回転加速の全加速期間
T1 と一定加速期間T2 の比をT1 >T2 の範囲で変化
させて任意の速度曲線を作り、この速度と実際のリール
速度を比較した信号でモータの速度制御を行うことを特
徴とする輪転印刷機の巻取紙加速方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3868195A JPH08231100A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 輪転印刷機の巻取紙加速方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3868195A JPH08231100A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 輪転印刷機の巻取紙加速方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231100A true JPH08231100A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12532035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3868195A Withdrawn JPH08231100A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 輪転印刷機の巻取紙加速方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08231100A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019051651A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 株式会社Screenホールディングス | 印刷装置および印刷方法 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3868195A patent/JPH08231100A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019051651A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 株式会社Screenホールディングス | 印刷装置および印刷方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |