JPH08229867A - 電子部品搭載装置の吸着ビット - Google Patents

電子部品搭載装置の吸着ビット

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JPH08229867A
JPH08229867A JP7033396A JP3339695A JPH08229867A JP H08229867 A JPH08229867 A JP H08229867A JP 7033396 A JP7033396 A JP 7033396A JP 3339695 A JP3339695 A JP 3339695A JP H08229867 A JPH08229867 A JP H08229867A
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bit
component
suction
electronic component
sleeve
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JP7033396A
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Teruhiko Fujioka
輝彦 藤岡
Chiyousuke Ookawa
晁右 大川
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TECHNO KAPURA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな衝撃力を与えずに電子部品を位置決め
できる吸着ビットを提供する。 【構成】 ビット本体27に嵌合され、ビット本体27
の軸方向に移動可能に設けられたスリーブ31と、この
スリーブ31の先端より長く、且つ内方に付勢されてス
リーブ31に取り付けられ、ビット本体27の前進移動
で径が拡大され、後退移動で径が縮小される板ばね34
と、板ばね34の内側においてビット本体27の軸方向
に移動可能に取り付けられ、板ばね34の径が拡大した
ときにこの板ばね34から突出して電子部品を吸着保持
する部品吸着部材40とを有するものである。部品吸着
部材40に保持された電子部品は、径の縮小する板ばね
34によって側方から位置が矯正されて部品吸着部材4
0の所定位置に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品をプリント基板
などの配線基板に自動的に搭載する電子部品搭載装置に
設けられた吸着ビットに関する。
【0002】
【従来の技術】配線基板に対してIC等の半導体装置、
ダイオード、コンデンサ、さらに抵抗などの電子部品を
自動的に搭載するために電子部品搭載装置が使用されて
いる。この電子部品搭載装置は、配線基板を案内して所
定の位置で位置決めして基板支持ステージを構成するす
るガイドレールと、配線基板に搭載される複数種類の部
品をそれぞれ保持する部品ステージとを有しており、部
品ステージにおける電子部品を配線基板にまで搬送して
搭載するために搭載ヘッドがXY二軸方向に水平移動す
るようになっている。
【0003】この搭載ヘッドには電子部品を負圧により
吸着するための吸着ビットが装着されており、この吸着
ビットは基板支持ステージと部品ステージとにおいてそ
れぞれ上下動するように搭載ヘッドに設けられている。
【0004】また、搭載ヘッドには吸着ビットに吸着さ
れた電子部品の位置を所定の位置、姿勢に矯正移動する
ための位置決め装置が装着されている。この位置決め装
置は、たとえば回動するレバーや直線移動する滑子より
なり、電子部品を押圧矯正するものなどが知られてい
る。
【0005】このような位置決め装置では、その構造
上、運動部分に相当な質量を有し、且つこれによる位置
決めは電子部品を挟撃するように行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近年において
は電子部品がますます微小化、脆弱化する一方で、部品
の搭載速度はより高速化が要求されている。
【0007】このような状況下においては、前記のよう
な電子部品搭載装置を用いて電子部品を配線基板に搭載
しようとした場合に、位置決めを高速度で行うと電子部
品に大きな衝撃力が及び、これが損傷されるという問題
が顕在化している。
【0008】そこで、本発明の目的は、電子部品に大き
な衝撃力を与えることなくこれを吸着ビットの所定位置
に位置決めすることのできる技術を提供することにあ
る。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0011】すなわち、本発明による電子部品搭載装置
の吸着ビットは、搭載ヘッドに取り付けられたビット本
体と、このビット本体に嵌合され、ビット本体の軸方向
に移動可能に設けられたスリーブと、このスリーブの先
端より長く、且つ内方に付勢されてスリーブに取り付け
られ、ビット本体が前進移動したときに径が拡大され、
後退移動したときに径が縮小される部品位置決め手段
と、部品位置決め手段の内側においてビット本体の軸方
向に移動可能に取り付けられ、部品位置決め手段の径が
拡大したときにこの部品位置決め手段から突出して電子
部品を吸着保持する部品吸着手段とを有するものであ
る。そして、部品吸着手段に保持された電子部品は、径
の縮小する部品位置決め手段によって部品吸着手段の所
定位置に位置決めされる。
【0012】この場合、部品位置決め手段には、部品吸
着手段に吸着された電子部品の位置を側方から矯正して
これを保持する板ばねを用いることができる。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、電子部品は質量の小さ
な部品位置決め手段によりスムーズに位置決めされるの
で、位置決め動作を高速度で実行しても、電子部品に加
わる衝撃力によりこれが損傷されるおそれがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例である電子部品搭
載装置を示す平面図、図2は図1の正面図、図3は図1
の電子部品搭載装置に設けられた吸着ビットを示す断面
図、図4は図3の吸着ビットの板ばねによる位置決め動
作を示す説明図である。
【0016】本実施例の電子部品搭載装置は、平行に配
置された2つの水平支持部材1,2を有し、それぞれの
水平支持部材1,2には図2に示すようにガイドレール
3,4が取り付けられている。水平支持部材1,2に対
して直角方向に延びるクロスバー5はその両端部でガイ
ドレール3,4に装着されており、ガイドレール3,4
に案内されて水平支持部材1,2に沿ってY方向に移動
自在となっている。このクロスバー5にはこれに案内さ
れてヘッドユニット6が摺動自在に装着されており、ヘ
ッドユニット6はクロスバー5の延びる方向つまりX方
向に移動自在となっている。
【0017】クロスバー5をY方向に駆動するために、
一方の水平支持部材2にはモータ7により駆動されるボ
ールねじ8が回転自在に取り付けられており、このボー
ルねじ8はクロスバー5の一端部にねじ結合されてい
る。クロスバー5にはこれに平行に連動シャフト10が
設けられており、この連動シャフト10の両端に固定さ
れたピニオンギア11,12は、水平支持部材1,2に
固定されたラックギヤ13,14に噛み合っている。し
たがって、モータ7によってボールねじ8を駆動する
と、クロスバー5はY方向に移動することになり、この
移動に伴ってそれぞれのラックギヤ13,14と噛み合
うピニオンギヤ11,12が回転することから、クロス
バー5は水平支持部材1,2に対して所定の直角度を維
持しながらY方向に移動することになる。なお、ラック
ギヤ13は図2に示すガイドレール4の上方に位置して
いる。
【0018】図2に示すように、クロスバー5にはヘッ
ドユニット6をX方向に駆動するためのボールねじ15
が回転自在に設けられており、このボールねじ15はヘ
ッドユニット6にねじ結合されている。ボールねじ15
はモータ16の主軸に設けられたプーリーとボールねじ
に設けられたプーリーとに掛け渡されたタイミングベル
トを介して駆動されるようになっている。
【0019】水平支持部材1,2の下方には、水平支持
部材1,2に対して直角の方向に相互に平行となって延
びる2本のガイド部材21,22が設けられており、こ
れらのガイド部材21,22は配線基板20を搬送する
コンベアを形成し、これらのガイド部材21,22に案
内されて配線基板20がX方向に搬送されるようになっ
ている。配線基板20はガイド部材21,22に案内さ
れて所定の基板支持ステージの位置に位置決めされるよ
うになっている。配線基板20のサイズに対応させて、
一方のガイド部材21は他方のガイド部材22に対して
接近離反移動し得るようになっている。
【0020】ガイド部材21,22により形成されるコ
ンベアの両側には、電子部品を保持する複数の部品ステ
ージ23が設けられている。それぞれの部品ステージ2
3における電子部品を配線基板20に搭載するために、
ヘッドユニット6には複数の搭載ヘッド24が設けられ
ている。
【0021】図2に示すように、搭載ヘッド24は上下
方向に摺動自在となった吸着ビット25を有している。
この吸着ビット25は、クロスバー5を水平支持部材
1,2に沿ってY方向に移動させるとともに、搭載ヘッ
ド24をクロスバー5に沿ってX方向に移動させること
により、任意の部品ステージ23における電子部品Wを
吸着し、配線基板20の所定の位置に搭載する。電子部
品Wを吸着する際には、吸着ビット25を所定の部品ス
テージ23に向けて下降移動させ、吸着した後に上昇移
動させながら配線基板20の所定の位置に移動させる。
その地点でこれを下降移動させることにより、電子部品
Wは配線基板20の所定の位置に搭載される。
【0022】図3に示すように、吸着ビット25はその
ビット本体27が搭載ヘッド24(図1、図2)の昇降
駆動部28に取り付けられている。ビット本体27には
軸方向に中空孔29が形成されており、ビット本体27
の外周溝に装着されたシール材30により昇降駆動部2
8との間がシールされて中空孔29の気密性が確保され
ている。なお、このシール材30は、昇降駆動部28に
対するビット本体27の固定の役目も果たしている。
【0023】ビット本体27にはスリーブ31が嵌合さ
れている。このスリーブ31はビット本体27の外周位
置に取り付けられており、その軸方向に摺動可能になっ
ている。スリーブ31の上部に形成されたフランジ31
aは搭載ヘッド24の固定部32に係止されており、こ
れによって下方への移動が阻止されている。
【0024】スリーブ31の側面の複数箇所にはねじ孔
31bが開設され、このねじ孔31bにねじ結合する雄
ねじ33によって、スリーブ31の外周には4枚の板ば
ね(部品位置決め手段)34が装着されている。この板
ばね34は、スリーブ31の外側面に形成されたばね溝
31cにはまりこむようにしてスリーブ31に取り付け
られており、その先端はスリーブ31の先端より下方に
位置している。板ばね34の先端部は相互に接近する方
向に屈曲されて内方に付勢されている。そして、図3お
よび図4に示すように、先端部が相互に平行となるよう
に形成された対向する一対の板ばね34a,34bは曲
げ寸法が同一とされ、他の対向する一対の板ばね34
c,34dとは異なる幅および寸法とされている。そし
て、下方から見ると、これら4枚の板ばね34によっ
て、吸着する電子部品W(図2、図4)に対応した四角
形が形成される。
【0025】スリーブ31の内側には、ビット本体27
に摺動可能に装着された内スリーブ35が位置してい
る。そして、軸方向に延びてビット本体27およびスリ
ーブ31にそれぞれ形成された長孔27b,31fとこ
の内スリーブ35を貫通してピン36が取り付けられて
いる。したがって、ピン36によってスリーブ31、ビ
ット本体27および内スリーブ35の3つの部材相互間
の回動が阻止されるとともに、軸方向への一定量の摺動
が可能とされている。
【0026】ビット本体27の外周部に形成されたフラ
ンジ27aとスリーブ31の内側に形成された段部31
eとの間には圧縮コイルばね37が装着されており、こ
の圧縮コイルばね37のばね力によって、前記したピン
36はビット本体27の長孔27bの一方側に当接され
ている。なお、ビット本体27の外周に形成された環状
溝27cに装着された止め輪38とピン36との間に
は、両者を離反させる方向に付勢する圧縮コイルばね3
9がはめ込まれている。
【0027】内スリーブ35には部品吸着部材(部品吸
着手段)40が摺動可能に装着されている。したがっ
て、部品吸着部材40は内スリーブ35を介してビット
本体27の軸方向に移動される。前記した4枚の板ばね
34の内側に設けられたこの部品吸着部材40には、ピ
ン36と係合する切り欠き溝40aが軸方向に形成され
てその回動が阻止されている。なお、部品吸着部材40
とピン36との間には、ピン36の中央部に設けられた
小径部36aに一端がはまりこむようにして圧縮コイル
ばね41が装着されており、これによりピン36の軸方
向への逸脱が防止されている。
【0028】先端が吸着面とされた部品吸着部材40に
は、前記したビット本体27の中空孔29と連通する中
空孔42が貫通して形成されており、電子部品Wはこれ
らの中空孔29,42に導通された真空ポンプ43(図
2)の負圧によって吸着される。
【0029】電子部品Wは、次のようにして本実施例に
示す吸着ビット25に吸着される。
【0030】まず、昇降駆動部28が部品ステージ23
(図1)に載置された所定の電子部品Wに向けて下降移
動を開始すると、それに伴って吸着ビット25の全体も
下降移動される。そして、下降途中の所定位置において
固定部32と係合するフランジ31aによってスリーブ
31のそれ以上の下降が阻止され、スリーブ31は途中
位置に停止した状態とされる。
【0031】圧縮コイルばね39の押圧力によってピン
36はスリーブ31に形成された長孔31fの上端に圧
接されているので、ピン36が貫通された内スリーブ3
5と部品吸着部材40とは、昇降駆動部28によりさら
に下降されるビット本体27から取り残されて、その後
ビット本体27のみが下降して行く。
【0032】ビット本体27が下降つまり前進移動を続
けると、その先端が内方に付勢された板ばね34を外方
に押し広げて行き、これによって板ばね34の先端の径
が拡大される(図4(a)参照)。
【0033】ビット本体27がさらに下降すると、ピン
36がビット本体27の長孔27bの他方端つまり上端
に当接するようになるので、以降、ピン36はビット本
体27とともに下降する状態に移行し、したがって、こ
のピン36が貫通された内スリーブ35および圧縮コイ
ルばね41により内スリーブ35に取り付けられた部品
吸着部材40も再びビット本体27とともに下降して行
く。これにより、部品吸着部材40は径が拡大された板
ばね34から突出して電子部品Wに向かって行く。
【0034】ビット本体27が下降端に到達する前に、
板ばね34から突出した部品吸着部材40の吸着面が電
子部品Wの上面に接触し、ビット本体27の中空孔29
を介して真空ポンプ43に連通された中空孔42に印加
された真空圧によって電子部品Wは部品吸着部材40に
吸着される(図4(a))。なお、部品吸着部材40が
電子部品Wに接触すると、昇降駆動部28によりビット
本体27がさらに下降されても、部品吸着部材40はピ
ン36と係合する切り欠き溝40aによって圧縮コイル
ばね41を圧縮するようにしてビット本体27と相対移
動される。したがって、昇降駆動部28のストロークと
電子部品Wの高さとの誤差によって生じる吸着時のオー
バーストロークが防止されて、部品吸着部材40により
電子部品Wに過度の力が加わることが回避される。
【0035】電子部品Wが部品吸着部材40に吸着され
ると、昇降駆動部28が上昇移動を開始してビット本体
27が上昇される。
【0036】ビット本体27が上昇つまり後退移動して
行くと、ピン36がビット本体27の長孔27bの反対
端に移動するときに部品吸着部材40が一旦停止され、
ビット本体27が板ばね34から離反してこの板ばね3
4の径が縮小されるようになる。これにより、たとえば
図4(a)に示すように、部品吸着部材40に対して適
正位置からずれて吸着された電子部品Wは、相互に接近
するように径が縮小するそれぞれの板ばね34a,34
b,34c,34dにより側方から押圧されて移動、回
動して吸着位置が矯正され、且つこの板ばね34に挟持
される(図4(b))。そして、昇降駆動部28により
上昇されるビット本体27により、電子部品Wはその上
昇端まで持ち上げられる。
【0037】このようにして電子部品Wを吸着した吸着
ビット25は、上昇移動されながら搭載ヘッド24の移
動により配線基板20の所定の位置に移動される。そし
て、その地点で、前記した動作により電子部品Wの下面
が配線基板20の搭載面に達する高さまで下降して停止
され、真空圧が解除される。これにより、電子部品Wは
部品吸着部材40から離反して配線基板20の所定の位
置に搭載される。
【0038】その後、吸着ビット25は上昇移動されな
がら搭載ヘッド24により部品ステージ23に移動さ
れ、ここに載置された新たな電子部品Wを配線基板20
に搭載するため、再び前記した吸着動作が開始される。
【0039】このように、本実施例の吸着ビット25で
は、ビット本体27の前進移動によりスリーブ31に取
り付けられた板ばね34の径が拡大され、この状態にお
いて、板ばね34から部品吸着部材40が突出して電子
部品Wが吸着される。そして、ビット本体27の後退移
動により径が縮小される板ばね34により、吸着された
電子部品Wは側方から押圧されて部品吸着部材40の適
正な吸着位置に姿勢が矯正され、且つこの板ばね34に
挟持される。
【0040】したがって、電子部品Wは質量の小さな板
ばね34によりスムーズに位置決めされるようになり、
位置決め動作を高速度で実行しても、レバーや滑子を用
いた場合に比べて電子部品Wに加わる衝撃力は圧倒的に
小さくなり、これを損傷するおそれがない。
【0041】また、このような電子部品Wの位置決めを
行う板ばね34が吸着ビット25に一体的に設けられて
いるので、板ばね34により行われる位置決め動作の部
位と部品吸着部材40の吸着面との垂直距離を最小限と
することが可能になる。これにより、たとえばレバーや
滑子の位置まで電子部品Wを上昇させて位置決めを行う
必要がなくなって吸着時および搭載時における吸着ビッ
ト25の上下ストローク量を大幅に削減することがで
き、搭載速度の向上を図ることが可能になる。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0043】たとえば、本実施例においては、部品位置
決め手段として4枚の板ばね34が用いられているが、
相互に接近する方向に付勢された断面L字状の2枚の板
ばねを用いてもよい。また、板ばね34ではなく、たと
えば所定の形状に屈曲されたピンなどを用いることもで
きる。したがって、径の縮小によって電子部品Wの位置
決めを行うことのできる部材であれば、板ばね34以外
を用いてもよく、またその構成数も自由に設定すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下の通りである。
【0045】(1).すなわち、本発明による電子部品搭載
装置の吸着ビットによれば、電子部品は径の拡大された
部品位置決め手段から突出した部品吸着手段に吸着され
る。そして、部品位置決め手段の径の縮小により部品吸
着手段の適正位置に位置決めされ、且つこの部品位置決
め手段に挟持される。したがって、電子部品は質量の小
さな部品位置決め手段によりスムーズに位置決めされる
ので、位置決め動作を高速度で実行しても、電子部品に
加わる衝撃力によりこれが損傷されるおそれがない。
【0046】(2).また、部品位置決め手段が吸着ビット
に一体的に設けられているので、位置決め動作の部位と
部品吸着手段の吸着面との垂直距離を最小限とすること
が可能になる。したがって、吸着時および搭載時におけ
る吸着ビットのストローク量を大幅に削減することがで
き、搭載速度の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子部品搭載装置を示
す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の電子部品搭載装置に設けられた吸着ビッ
トを示す断面図である。
【図4】(a),(b)は吸着ビットの板ばねによる位
置決め動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 水平支持部材 3,4 ガイドレール 5 クロスバー 6 ヘッドユニット 7 モータ 8 ボールねじ 10 連動シャフト 11,12 ピニオンギヤ 13,14 ラックギヤ 15 ボールねじ 16 モータ 20 配線基板 21,22 ガイド部材 23 部品ステージ 24 搭載ヘッド 25 吸着ビット 27 ビット本体 27a フランジ 27b 長孔 27c 環状溝 28 昇降駆動部 29 中空孔 30 シール材 31 スリーブ 31a フランジ 31b ねじ孔 31c ばね溝 31e 段部 31f 長孔 32 固定部 33 雄ねじ 34 板ばね(部品位置決め手段) 34a〜34d 板ばね 35 内スリーブ 36 ピン 36a 小径部 37 圧縮コイルばね 38 止め輪 39 圧縮コイルばね 40 部品吸着部材(部品吸着手段) 40a 切り欠き溝 41 圧縮コイルばね 42 中空孔 43 真空ポンプ W 電子部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を配線基板に搭載する電子部品
    搭載装置の吸着ビットであって、 搭載ヘッドに取り付けられたビット本体と、 前記ビット本体に嵌合され、このビット本体の軸方向に
    移動可能に設けられたスリーブと、 前記スリーブの先端より長く、且つ内方に付勢されて前
    記スリーブに取り付けられ、前記ビット本体が前進移動
    したときに径が拡大され、後退移動したときに径が縮小
    される部品位置決め手段と、 前記部品位置決め手段の内側において前記ビット本体の
    軸方向に移動可能に取り付けられ、前記部品位置決め手
    段の径が拡大したときにこの部品位置決め手段から突出
    して前記電子部品を吸着保持する部品吸着手段とを有
    し、 前記部品吸着手段に保持された前記電子部品が径の縮小
    する前記部品位置決め手段によって前記部品吸着手段の
    所定位置に位置決めされ且つ保持されることを特徴とす
    る電子部品搭載装置の吸着ビット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子部品搭載装置の吸着
    ビットにおいて、前記部品位置決め手段は、前記部品吸
    着手段に吸着された前記電子部品の位置を側方から矯正
    してこれを保持する板ばねであることを特徴とする電子
    部品搭載装置の吸着ビット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009274213A (ja) * 2009-08-28 2009-11-26 Hirata Corp ワークハンドリング装置

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