JPH0822932A - チップ型固体電解コンデンサ - Google Patents

チップ型固体電解コンデンサ

Info

Publication number
JPH0822932A
JPH0822932A JP6154023A JP15402394A JPH0822932A JP H0822932 A JPH0822932 A JP H0822932A JP 6154023 A JP6154023 A JP 6154023A JP 15402394 A JP15402394 A JP 15402394A JP H0822932 A JPH0822932 A JP H0822932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor element
metal terminal
groove
solid electrolytic
electrolytic capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6154023A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Kakehi
真光 筧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6154023A priority Critical patent/JPH0822932A/ja
Publication of JPH0822932A publication Critical patent/JPH0822932A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサエレメント9の電極引出し層5と
陰極金属端子4間の強固な接合強度を得る。 【構成】 コンデンサエレメント9に植立した陽極リー
ド2に接合された陽極金属端子3と、前記コンデンサエ
レメント9の周面に形成した電極引出し層5に導電性接
着剤6を介して接合された陰極金属端子4とを、互いに
反対方向に導出し、前記コンデンサエレメント9を含む
主要部分を樹脂外装したチップ型固体電解コンデンサに
おいて、前記コンデンサエレメント9は陰極金属端子4
との接合部表面5aに凹溝10が形成され、この凹溝1
0内に導電性接着剤6を充填させて陰極金属端子4に接
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はチップ型固体電解コン
デンサ、特に陰極金属端子と接合するコンデンサエレメ
ントの接合面部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種固体電解コンデンサは、図5に示
すように、弁作用を有する金属粉末を、角柱状に加圧成
形し、焼結したコンデンサエレメント1に、予め、弁作
用を有する金属線を陽極リード2として植立し、この陽
極リード2に板状の陽極金属端子3を溶接すると共に、
板状の陰極金属端子4をコンデンサエレメント1の周面
に形成した電極引出し層5に導電性接着剤6を用いて接
合し、コンデンサエレメント1を含む主要部分を、外装
樹脂材7にてモールド被覆して構成されている。
【0003】ところで、上記コンデンサエレメント1の
陽極リード2は溶接によって陽極金属端子3に、電極引
出し層5は導電性接着剤6によって陰極金属端子4にそ
れぞれ接合されるのであるが、通常、この種チップ型固
体電解コンデンサの製造には、図6に示すように、陽極
金属端子3と、先端部を段状に折曲し、折曲した内面側
にコンデンサエレメント1を接合する接合面部4aを形
成した陰極金属端子4を複数対対向して配置させ、一体
的に連結したリードフレーム8が用いられ、次のように
コンデンサエレメント1が組付けられる。
【0004】即ち、先ず、それぞれの陰極金属端子4の
先端部の接合面部4aに導電性接着剤6を塗布し、その
上にコンデンサエレメント1を載置し、次いで、陽極リ
ード2を陽極金属端子3に溶接した後、導電性接着剤6
を熱硬化させて、コンデンサエレメント1の電極引出し
層5と陰極金属端子4とを接合し、コンデンサエレメン
ト1をリードフレーム8上に組付ける。
【0005】そして、組付けられたリードフレーム8を
射出成形装置で外装樹脂材7をモールドした後、個々の
コンデンサに切断分離し、両端子3、4を折曲すること
により、図5に示すような形状の固体電解コンデンサを
得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ンデンサエレメント1の電極引出し層5と陰極金属端子
4との接着力は、それらの接合面積が少ないこと、およ
び陰極金属端子4の接合面部4aへ塗布する導電性接着
剤6が外部に流れ出さないように小量にしなければなら
ない等の制約を受けて、かなり弱い。従って、樹脂モー
ルドする際、金型に入れる時の外力や、樹脂モールド後
に於いても、回路基板の実装時の機械的ストレスや、半
田時の熱ストレス等により、電極引出し層5と陰極金属
端子4間でルーズコンタクトあるいは剥離が生じ、接合
不良となることがあった。
【0007】このため、従来より陰極金属端子4の接合
面部4aは梨地面や波形面に形成したり、くの字状の切
り溝を設けて凹凸状に形成し、導電性接着剤6との接合
面積を増加させることにより、接着強度を改善する方法
が提案されている。
【0008】しかしながら、これら従来よりの対策は、
何れもコンデンサエレメント1を搭載する陰極金属端子
4側であり、表面が滑らかな金属薄板で形成された陰極
金属端子4の接着強度が向上するものの、コンデンサエ
レメント1側における導電性接着剤6との接着強度の改
善が得られないものであった。このため、接着性が多少
改善するものの、根本的な改善策とはなり得ないもので
あった。
【0009】従って、本発明は上記チップ型固体電解コ
ンデンサにおけるコンデンサエレメント側における接着
強度の改善に鑑みなされたものであり、コンデンサエレ
メントの電極引出し層と陰極金属端子との間の強固な接
合強度が得られるコンデンサエレメントの接合構造を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は陰極
金属端子に接続されるコンデンサエレメントの接合表面
に導電性接着剤が充填される凹溝を設け、コンデンサエ
レメントの接合表面における接着強度の改善を図ったも
のである。そして、上記凹溝はコンデンサエレメントに
植立された電極導出リードと向きを合わせて配設し、該
エレメント本体の加圧成形と同時に形成できる構造とす
る。また、上記凹溝は開口側を幅狭に形成し、熱硬化さ
れた導電性接着剤が接合表面から剥がれ難い構造とす
る。また、上記凹溝は接合表面に部分的に形成し、凹溝
端面から導電性接着剤が流出し難い構造にするなど各種
の態様が採用されるもので、具体的には次のように構成
する。すなわち、本発明のチップ型固体電解コンデンサ
は、コンデンサエレメントに植立した陽極リードに接合
された陽極金属端子と、前記コンデンサエレメントの周
面に形成した電極引出し層に導電性接着剤を介して接合
された陰極金属端子とを、互いに反対方向に導出し、前
記コンデンサエレメントを含む主要部分を樹脂外装した
チップ型固体電解コンデンサにおいて、前記コンデンサ
エレメントは陰極金属端子との接合部表面に凹溝が形成
され、この凹溝内に導電性接着剤を充填させて陰極金属
端子に接合したことを特徴としている。また、前記凹溝
はコンデンサエレメントに植立した電極導出リードに向
きを合わせて配設されたことを特徴としている。また、
前記凹溝は開口側が幅狭に形成されたことを特徴として
いる。また、前記凹溝は電極引出し層の接合表面に部分
的に形成され、電極引出し層の端面に露呈されないこと
を特徴としている。
【0011】
【作用】コンデンサエレメントは接合部表面の凹溝内に
導電性接着剤が充填された状態で陰極金属端子に接合さ
れる。従って、熱硬化された導電性接着剤は凹溝によっ
て拘支され、接着力が得られる。また、凹溝は開口側が
幅狭のキー溝形状に形成されるため、投錨効果が得ら
れ、高い接着力が得られる。また、凹溝は部分的に形成
され、端面が露呈しないため、導電性接着剤が外部へ流
出し難くなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図1は本発明の一実施例で、チップ型固体
電解コンデンサの組付け状況を示す斜視図、図2は図1
のチップ型固体電解コンデンサに用いられるコンデンサ
エレメントの斜視図である。
【0014】この発明の特徴とするところは、コンデン
サエレメント9の電極引出し層5の陰極金属端子4との
接合表面5aに凹溝10を形成し、この凹溝10内に導
電性接着剤6を充填させて陰極金属端子4と接合した点
にあり、その他の構成は上記従来と同様の構成である。
従って、同じ構成部分は同一の参照符号を付し、その説
明を省略する。
【0015】即ち、このコンデンサエレメント9は、図
2に示すように、陰極金属端子4との接合表面5a上
に、開口側が幅狭となるキー溝形状の凹溝10aを、コ
ンデンサエレメント9に植立した陽極リード2に向きを
合わせて平行に形成したものである。
【0016】このように構成したコンデンサエレメント
9は、前記従来のコンデンサエレメント1と同様に、リ
ードフレーム8の各陰極金属端子4の折曲された内面上
に載置され、導電性接着剤6を介して組付けられ、図示
しないが、樹脂モールドした後、切断分離とリード成形
がなされて、図5と同様な形状のチップ型固体電解コン
デンサが得られる。
【0017】図3は上記コンデンサエレメント9と陰極
金属端子4の接合部の断面図を示しており、凹溝10a
内に導電性接着剤6が充填され、導電性接着剤6を介し
て陰極金属端子4と接合されている。この凹溝10a内
への導電性接着剤6の充填は、コンデンサエレメント9
を陰極金属端子4上に載置して接合する時、陰極金属端
子4の接合面部4a上に塗布された導電性接着剤6が自
ずと流入するが、接合前、予め凹溝10aに装填してお
いてもよい。
【0018】このように、凹溝10a内に充填された導
電性接着剤6は熱硬化後、凹溝10aによってその動き
が拘支されるため接着力が得られると共に、凹溝10a
は開口側が幅狭となるキー溝形状に形成されているた
め、所謂リベット効果により高い接着性が得られる。
【0019】尚、凹溝10は上記開口側が幅狭となる断
面台形状の凹溝10aの他、図4(a)のように矩形形
状の凹溝10bや、同図(b)の三角形状の凹溝10
c、同図(c)の円弧形状の凹溝10d等も同様に導電
性接着剤6が拘支される。従って、所謂投錨効果が働
き、接合強度が増大して剥離など陰極端子接続不良の低
減や信頼性の向上に効果がある。
【0020】尚、上記実施例において、凹溝10は電極
引出し層5の接合表面5aに端部をコンデンサエレメン
ト9の端面に開口させて1本のみ形成したが、これを接
合表面5aに部分的に形成し、端部をコンデンサエレメ
ント9の端面から露呈しないように形成し、導電性接着
剤6の流出を防止したり、あるいは複数本配設して、拘
支効果を高めることも可能である。
【0021】また、これらの凹溝10を陽極リード2と
向きを合わせてコンデンサエレメント9に形成するに
は、例えば、コンデンサエレメント9成形用の上下金型
に、電極リード2の植立方向に合わせて凹溝10を成形
する構造を採用することで、コンデンサエレメント9の
成形時に同時に凹溝10を形成することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によればコンデン
サエレメントの接合表面に凹溝を形成し、この凹溝に導
電性接着剤を充填して陰極金属端子と接合するように構
成したから、接合強度の高いチップ型固体電解コンデン
サの端子構造が得られ、モールド時の外力や、実装時の
機械的ストレス、半田時の熱ストレス等により生じるル
ーズコンタクトや剥離などの接合不良が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型固体電解コンデンサの組付け
状況を示す斜視図。
【図2】図1のコンデンサの組付けに使用されるコンデ
ンサエレメントの斜視図。
【図3】図1のコンデンサエレメントの接合部の断面
図。
【図4】図1の使用部品で、他のコンデンサエレメント
の断面図。
【図5】従来のチップ型固体電解コンデンサの断面図
【図6】従来のチップ型固体電解コンデンサの組付け状
況を示す斜視図。
【符号の説明】
2 陽極リード 3 陽極金属端子 4 陰極金属端子 5 電極引出し層 5a 接合表面 6 導電性接着剤 7 外装樹脂材 8 リードフレーム 9 コンデンサエレメント 10、10a、10b,10c,10d 凹溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサエレメントに植立した陽極リ
    ードに接合された陽極金属端子と、前記コンデンサエレ
    メントの周面に形成した電極引出し層に導電性接着剤を
    介して接合された陰極金属端子とを、互いに反対方向に
    導出し、前記コンデンサエレメントを含む主要部分を樹
    脂外装したチップ型固体電解コンデンサにおいて、前記
    コンデンサエレメントは陰極金属端子との接合部表面に
    凹溝が形成され、この凹溝内に導電性接着剤を充填させ
    て陰極金属端子に接合したことを特徴とするチップ型固
    体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記凹溝はコンデンサエレメントに植立
    した電極導出リードに向きを合わせて配設されたことを
    特徴とする請求項1記載のチップ型固体電解コンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記凹溝は開口側が幅狭に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のチップ型固体電解コンデ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記凹溝は電極引出し層の接合表面に部
    分的に形成され、電極引出し層の端面に露呈されないこ
    とを特徴とする請求項1記載のチップ型固体電解コンデ
    ンサ。
JP6154023A 1994-07-06 1994-07-06 チップ型固体電解コンデンサ Withdrawn JPH0822932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6154023A JPH0822932A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 チップ型固体電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6154023A JPH0822932A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 チップ型固体電解コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0822932A true JPH0822932A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15575221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6154023A Withdrawn JPH0822932A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 チップ型固体電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0822932A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317643A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Nec Tokin Corp 固体電解コンデンサ
US8040662B2 (en) 2008-01-23 2011-10-18 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor
JP2012190819A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Murata Mfg Co Ltd 固体電解コンデンサ及びその製造方法
WO2019065077A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317643A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Nec Tokin Corp 固体電解コンデンサ
US8040662B2 (en) 2008-01-23 2011-10-18 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor
JP2012190819A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Murata Mfg Co Ltd 固体電解コンデンサ及びその製造方法
WO2019065077A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ
CN111133541A (zh) * 2017-09-29 2020-05-08 松下知识产权经营株式会社 电解电容器
JPWO2019065077A1 (ja) * 2017-09-29 2020-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ
US11201016B2 (en) 2017-09-29 2021-12-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electrolytic capacitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3014344B2 (ja) カラムリードを有する半導体チップパッケージ及びその製造方法
US5014113A (en) Multiple layer lead frame
JP5041995B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2002151554A (ja) 半導体装置
KR19990062861A (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JPH10261753A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP3217876B2 (ja) 半導体電子素子構造を製造するためのモールドおよびそれを用いて半導体電子素子構造を製造する方法
US5099397A (en) Fuzed solid electrolyte capacitor
JPH0822932A (ja) チップ型固体電解コンデンサ
KR20020063120A (ko) 실장기판에 안정결합하는 반도체장치
JP2870533B1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS62232948A (ja) リ−ドフレ−ム
JPH02246359A (ja) 半導体装置
JP2956659B2 (ja) 半導体装置およびそのリードフレーム
JPH1117050A (ja) 回路基板及び回路基板の製造方法
EP0711104B1 (en) Semiconductor device and method for making same
JP2504187B2 (ja) リ―ドフレ―ム
US20060270109A1 (en) Manufacturing method for an electronic component assembly and corresponding electronic component assembly
JPS63209152A (ja) リ−ドフレ−ム
JP3705235B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0198252A (ja) 半導体パッケージ
JP2877122B2 (ja) 半導体装置及びリードフレーム
JPH0366150A (ja) 半導体集積回路装置
JP3711669B2 (ja) 電子部品搭載用基板
JPH0727631Y2 (ja) 半導体パッケージ構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002