JPH0822804B2 - 裁培植物の成長をワークロルキノリン―8―カルボン酸を用いて促進する方法 - Google Patents

裁培植物の成長をワークロルキノリン―8―カルボン酸を用いて促進する方法

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JPH0822804B2
JPH0822804B2 JP62292253A JP29225387A JPH0822804B2 JP H0822804 B2 JPH0822804 B2 JP H0822804B2 JP 62292253 A JP62292253 A JP 62292253A JP 29225387 A JP29225387 A JP 29225387A JP H0822804 B2 JPH0822804 B2 JP H0822804B2
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、栽培植物の成長を促進する方法に関する。
従来の技術 7−クロルキノリン−8−カルボン酸は、欧州特許出
願公開第60429号明細書および同第104389号明細書から
公知であり、かつこれらの欧州特許出願公開明細書中に
除草剤として推奨されている。
発明を達成するための手段 ところで、7−クロルキノリン−8−カルボン酸
(I): 〔但し、 Rは弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1〜C4−アルキ
ル基、C1〜C4−アルコキシ基またはC1〜C4−ハロゲン化
アルキル基を表わす〕は、栽培植物の成長を促進するの
に適当であることが見い出された。この化合物は、栽培
植物に僅少量(致死量に到らない範囲)で使用する場合
に生体促進作用、例えば収穫量の増加を惹起することが
できる。
詳細には、一般式(I)の置換基Rは、次のものを表
わす: −弗素原子、塩素原子および臭素原子、有利に弗素原子
および塩素原子、特に有利に は塩素原子、 −非分枝鎖状または分枝鎖状C1〜C4−アルキル基、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、第二ブチル基および
第三ブチル基、有利にC1〜C3−アルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基およびn−プロピル基、特に有利にはメ
チル基およびエチル基、 −非分枝鎖状または分枝鎖状C1〜C4−アルコキシ基、例
えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソ
プロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、第二
ブトキシ基および第三ブトキシ基、有利にはメトキシ基
およびエトシキ基、 −非分枝鎖状または分枝鎖状C1〜C4−ハロゲン化アルキ
ル基、有利にC1〜C2−フルオルアルキル基、C1〜C2−ク
ロルアルキル基およびC1〜C2−ブロムアルキル基、特に
有利には1、2および3回弗素原子、塩素原子または臭
素原子によって置換されたメチル基、例えばフルオルメ
チル基、ジフルオルメチル基、トリフルオルメチル基、
クロルメチル基、ジクロルメチル基、トリクロルメチル
基、ブロムメチル基、ジブロムメチル基、トリブロムメ
チル基、クロルフルオルメチル基、ジクロルフルオルメ
チル基、クロルジフルオルメチル基、ブロムフツオルメ
チル基、ジブロムフルオルメチル基、ブロムジフルオル
メチル基、ブロムクロルメチル基、クロルジブロムメチ
ル基、ブロムジクロルメチル基およびブロムクロルフル
オルメチル基。
殊に、生体促進作用は、Rが塩素原子、メチル基また
はエチル基を表わすような一般式(I)の7−クロルキ
ノリン−8−カルボン酸を用いて達成される。
一般式(I)の7−クロルキノリン−8−カルボン酸
は、欧州特許出願公開第60429号明細書および同第10438
9号明細書中に記載された方法により得ることができ
る。
一般式(I)の7−クロルキノリン−8−カルボン酸
は、僅少量で使用され、意図した成果の範囲において支
障をまねくことなしに、実際に植物の全ての成長段階に
生体促進により影響を及ぼすことができる。
この生体促進剤の作用の多様性は、なかんすく a)植物の種類および品種に依存し、 b)植物の成長段階に対する施用の時点および季節に依
存し、 c)施用場所および施用方法(種子の消毒、塊茎、処
理、根または茎葉への施用、個々の花または花序の処理
等)に依存し、 d)地球気候因子、例えば光の強度、日照時間、温度、
降水量に依存し、 e)地質(施肥を含めて)に依存し、 f)作用物質の製剤形態ないしは作用物質の使用形に依
存し、かつ g)作用物質の使用濃度に依存する。
7−クロル−キノリン−8−カルボン酸の一連の異な
る種類の使用法から、2、3次のことが云える: A.この薬剤を用いると、植物部分についても植物内容物
質についても多量の収穫量を得ることができる。すなわ
ち、例えば芽、花、茎葉、果実、穀粒種子、根および塊
茎の多量の作物を誘発させることができる。
殊に、野菜および果物の場合には、多量の価値の高い果
実が得られる。
B.更に、7−クロルキノリン−8−カルボン酸を用いる
と。果実の形成を気候的に不利な季節であっても保証し
かつ促進させることに成功する。
C.7−クロルキノリン−8−カルボン酸を用いると、単
為結実の果実の形成を誘発させることができる。
特に好ましい使用分野は、例えばナス、トマト、ジャ
ガイモおよびパプリカのようなナス科植物(Solanacee
n)の場合;モモ、ヘントウ、リンゴ、ナシおよびイチ
ゴのようなバラ科植物(Rosaceen)の場合;ダイズ、エ
ンドウおよび種々のマメ種のようなマメ科植物(Fabace
en)の場合、ならびにワタおよびオクラのようなアオイ
科植物の場合に収穫量を増加させることにある。
本発明により使用すべき作用物質は、植物に種子の消
毒により供給することができるかまたは土壌を介して、
すなわち根を通じて供給することができる。特に好まし
くは、茎葉に掛けるかまたは若い果位を意図的に噴霧処
理するかもしくは浸漬することである。
種々を処理する場合には、一般に種々1kgあたり0.000
1〜10g、特に0.0001〜1g、特に有利に0.001〜0.1gの作
用物質量が必要とされる。
浸漬処理の場合(例えば、根株を根付かせるため、苗
のジャガイモもしくはジャガイモの挿芽に施用する場合
または個々の花もしくは花序を意図的に処理する場合)
には、0.01〜500ppm、有利に0.1〜100ppm、特に有利に
0.1〜80ppmの作用物質濃度が好適であることが判明し
た。
茎葉処理および土壌処理には、一般に0.001〜500g/ha
以下、有利に0.01〜100g/ha、特に有利に0.1〜50g/haを
与えることが必要とされる。
化合物(I)は、溶液、乳濁液、懸濁液、ダスト剤、
粉末剤、ペースト剤および粒剤のような常用の製剤形態
形で使用することができる。使用形は、完全に使用目的
により左右され;それは、全ての場合に作用物質の微細
で均一な分布を保証しなければならない。この製剤形態
は、公知方法で、例えば作用物質を溶剤および/または
担持剤で、場合によっては乳化剤および分散剤を使用し
ながら希釈することによって得られ、その際水を希釈剤
として利用する場合には、他の有機溶剤を使用すること
もできる。この製剤形態に対する助剤としては、本質的
に芳香族化合物(例えば、キシロール、トルオール、ベ
ンゾール)、塩素化芳香族化合物(例えば、クロルベン
ゾール)、パラフィン(例えば、石油留分)アルコール
(例えば、メタノール、ブタノール)、アミン(例え
ば、エタノールアミン)、N,N−ジメチルホルムアミド
および水のような溶剤;天然の岩石粉(例えば、カオリ
ン、粘土、タルク、白堊)および合成岩石粉(例えば、
高分散性珪酸、珪酸塩)のような固体の担持剤;乳化剤
またはその他の界面活性剤、例えば非イオン性乳化剤お
よび陰イオン性乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン−
脂肪アルコール−エーテル、アルキルスルホネート)な
らびにリグニン、亜硫酸塩廃液およびメチルセルロース
のような分散剤がこれに当該する。好ましくは、本発明
による化合物は、水溶液で場合によってはメタノールも
しくは他の低級アルコール、アセトン、N,N−ジメチル
ホルムアミドまたはN−メチルピロリジンのような水と
混合可能の有機溶剤を添加しながら使用される。この製
剤は、作用物質0.01〜95重量%、特に作用物質0.05〜90
重量%、特に有利に作用物質0.05〜20重量%を含有す
る。
この製剤ないしはこの製剤から得られた既製の調製
剤、例えば溶液、乳濁液、懸濁液、粉末剤、ダスト剤、
ペースト剤または粒剤は、公知方法で、例えば発芽前の
処理法で使用されるか、発芽後の処理法で使用される
か、または消毒剤として使用される。
製剤の例は、次のものである: I 化合物1 2重量部をジイソブチルナフタリン−ス
ルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸塩廃液からの
リグニンスルホン酸のナトリウム塩17重量部および粉末
状シリカゲル78重量部中で十分に混合し、かつハンマー
ミル中で粉砕する。この混合物を水20000重量部中で微
細に分布させることによって、作用物質0.01重量%を含
有する噴霧処理液が得られる。
II 化合物1 3重量部を微粒状カオリン97重量部と緊
密に混合する。こうして、作用物質3重量部を含有する
ダスト剤が得られる。
III 化合物2 3重量部を粉末状シリカゲル92重量部
およびこのシリカゲルの表面上に噴霧されたパラフィン
油8重量部からなる混合物と、緊密に混合する。こうし
て、良好な付着能力を有する作用物質の調製物が得られ
る。
IV化合物1 4重量部をフェノールスルホン酸−尿素−
ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩20部、シリカゲ
ル4部および水72部と緊密に混合する。安定な水性分散
液が得られる。水100000重量部で希釈することによっ
て、作用物質0.004重量%を含有する水性分散液が得ら
れる。
V 化合物3 2部をドデシルベンゼンスルホン酸のカ
ルシウム塩2部を、脂肪アルコール−ポリグリコールエ
ーテル8部、フェノールスルホン酸−尿素−ホルムアル
デヒド縮合物のナトリウム塩2部およびパラフィン系鉱
油86部と、緊密に混合する、安定な油性分散液が得られ
る。
VI 化合物2 90重量部をN−メチル−α−ピロリドン
10重量部と混合し、かつ最小の液滴の形で使用するのに
適当な溶液を得る。
VII 化合物1 0.2重量部をキシロール80重量部、油酸
−N−モノエタノールアミド1モルへの酸化エチレン8
〜10モルの付加生成物10重量部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸のカルシウム塩5重量部およびヒマシ油1モルへ
の酸化エチレン40モルの付加生成物5重量部からなる混
合物中に溶解する。この溶液を水を100000重量部中に流
し込みかつ微細に分布させることによって、作用物質0.
0002重量%を含有する水性分散液が得られる。
VIII 化合物2 0.1重量部をシクロヘキサノン40重量
部、イソブタノール30重量部、イソオクチルフェノール
1モルへの酸化エチレン7モルの付加生成物20重量部お
よびヒマシ油1モルへの酸化エチレン40モルの付加生成
物10重量部からなる混合物中に溶解する。この溶液を水
100000重量部中に流し込みかつ微細に分布させることに
よって、作用物質0.0001重量部(1ppm)を含有する水性
分散液が得られる。
IX 化合物1 0.1重量部をシクロヘキサノール25重量
部、沸点210℃〜280℃の鉱油留分65重量部およびヒマシ
油1モルへの酸化エチレン40モルの付加生成物10重量部
からなる混合物中に溶解する。この溶液を水10000重量
部中に流し込みかつ微細に分布させることによって、作
用物質0.001重量%を含有する水性分散液が得られる。
7−クロルキノリン−8−カルボン酸ないしはこの化
合物を含有する薬剤は、他の作用物質、例えば殺虫剤、
他の生体調整剤および殺菌剤と一緒に混合することがで
きるかまたは肥料と一緒に混合することもできる。ま
た、生体調整剤と混合する場合には、相乗作用が起こ
る。すなわち、この組合せ物の作用は、相当量の単独成
分の作用の場合よりも大きいものであってもよい。
実施例 次に、本発明を使用例および実施例につき詳説する。
使用例 詳細には、次の化合物(I)を試験した: 化合物No.1:3,7−ジクロルキノリン−8−カルボン酸 化合物No.2:7−クロル−3−メチルキノリン−8−カル
ボン酸および 化合物No.3:7−クロル−3−エチルキノリン−8−カル
ボン酸。
比較のために、次の公知の生体促進剤を採用した: A:4−(2−メチル−4−クロルフェノキシ)−酪酸(M
CPB、市販製品MADEC中に含まれる); B:ジベレリンA3(GA3); C:4−クロルフェノキシ酢酸(4−CPA、市販製品TOMATO
TONE中に含まれる)。
実施例1 ナスの場合の果実形成の定量的/安定的改良(1回の施
用) 品種クロコマ(Kurokoma)のナスを温室条件下でプラ
スチック容器(30.5×27.0cm)中に栽培した。基質とし
て標準土壌を使用した。全部の試験植物に必要に応じて
均一に灌水しかつ施肥した。
開花の時点で、この植物を1回調製剤で滴り落ちるま
で噴霧処理した。次の第1表に記載したppmでの使用量
は、水溶液中での薬剤の濃度を表わす。この場合、1ppm
は、1haあたり作用物質0.8gの量に相当する。
50日後、この試験を評価した。化合物No.1によって実
際に果実の数は減少するが、同時に全体の果実の収穫
量、なかんずく12cmよりも長い果実の長さおよび少なく
とも50gの1個の重量を有する価値の高い果実の割合は
明らかに改良されたことが判明する。
250ppmを越えてからの濃度では、もはや改良はもたら
されなかった。(記載した収穫量は、平均値であり、か
つそれぞれ5本の植物に対するものである。) 実施例2 ナスの場合の果実形成の定量的/定性的改良(2回の施
用) 品種クロコマ(Kurokoma)のナスを実施例1の記載と
同様にして栽培した。
開花の時点および66日後に、この植物を作用物質溶液
で滴り落ちるまで噴霧した(1ppmは、1haあたり作用物
質0.8gを意味する)。
開花してから85日後に、この試験を評価した。化合物
No.1を使用することによって12cmよりも長い果実の長さ
および50gよりも重い1個の重量を有する市場性のある
果実の割合は明らかに増大することができたことが判明
する。詳細には、この場合次の結果が得られた(収穫量
は、5本の植物に対してそれぞれ測定したものであ
る)。
実施例3 ナスの場合の果実形成の定量的/定性的改良(3回の施
用) 品種センリョー(Senryo)のナスを実施例1の記載と
同様にして栽培した。この植物を3回そのつど滴り落ち
るまで噴霧処理した(1ppmは、1haあたり作用物質1.25g
を意味する)。
第1期限:苗を移植してから20日後 第2期限:苗を移植してから30日後 第3期限:苗を移植してから40日後 第1の処理から42日後に、この試験を評価した。この
場合、化合物No.1およびNo.2(5ppmおよび10ppmないし
は5ppm)を使用することにより、明らかに多い収穫量が
生じたことが判明した。この場合、殊に50gよりも重い
1個の重量を有する果実の割合は、対照の場合よりも大
きかった。第3表に記載した数は、それぞれ6本の植物
の収穫量に対するものである。
実施例4 トマトの場合の果実形成の定量的/定性的改良(茎葉全
体の処理) 品種ホマレ(Homare)114のトマトを温室条件下でプ
ラスチック容器(30.5×27.0cm)中に栽培した。基質と
して標準土壌を使用した。全部の試験植物を必要に応じ
て均一に灌水しかつ施肥した。一般的な実地に相応して
側芽を規則的に除去した。第1の果位の開花時点で、こ
の植物を作用物質溶液で滴り落ちるまで噴霧した。この
場合、1ppmは、それぞれ1g/haの量に相当する。この試
験の場合、化合物1で処理することによって、果実の数
は特に若い花序について明らかに減少されたことが判明
した。しかし、残存した果実は、処理なしの場合よりも
著しく重い1個の重量および全体の重量を有した。この
ことにより、市場性が改善されることを期待することが
できる。第4表に記載した数値は、それぞれ5本の植物
に対するものである。
実施例5 トマトの場合の果実形成の定量的/定性的改良(果位の
処理) この植物を実施例4の記載と同様にして栽培した。第
1の果位の開花の時点で、全部の果位を作用物質溶媒で
滴り落ちるまで噴霧処理した(この場合、1ppmは、1ha
あたり作用物質0.1gに相当する)。75日後に、この試験
を評価した。
全部の植物を処理すること(実施例4)とは異なり、
果実の数を化合物No.1で処理することによって約25〜30
%だけ減少させた。全体の果実の収穫量は、再び明らか
に上昇し、この場合最も古い果位に対する主要な割合は
下降した。更に、処理によって、いっそう重い果実の1
個の重量が得られた。
第5表に記載した収穫量は、それぞれ5本の植物に対
するものでる。
実施例6 トマトの果実の品質の改良 品種キュラベル(Curabel)のトマトを通常の季節に
露地条件下で栽培した。この植物の栽培は、実地による
条件下で行なわれた。総状花序の開花の時点で、この植
物を本発明による化合物の水性調製剤で噴霧処理した
(全体で5回の前後に連続せる処理)。
実施例4および5と同様に、この場合もまた本発明に
よる物質の影響下に大量の収穫量が得られた。付加的な
試験により、本発明による化合物は、種子の形成なしに
果実の成長(単為結実)を生じることが示された(第6
表)。更に、果実の心は、例えば化合物1および2の影
響下で明らかに確実に際立っていることが判明した。従
って、記載した作用は、野菜トマトの場合にも工業用ト
マトの場合にも品質の改良を期待することができる。
実施例7 ナスの場合の果実成長の促進 品種クロコマ(Kurokoma)のナスを実施例1の記載と
同様にして栽培した。この試験を秋と冬との間、すなわ
ちナスの果実の生産が困難であると思われる季節に実施
した。この植物の播種は、9月27日に行ない、処理は、
滴り落ちるまで噴霧することによって12月25日に行なっ
た(1ppmは、1haあたり作用物質0.6gに相当する)。
この植物を化合物1で処理することによって、植物1
本あたりの花の数は実際に減少されたが、果実の成長は
著しく促進されたことが判明した。
実施例8 ワタの場合の収穫量の増大 品親デルタ・パイン(Delta Pine)のワタを米国ミシ
シッピー州グリーンヴィル(Green ville)において露
地栽培した。主要な花が開花した時点で、花および芽を
意図的に作用物質溶液で噴霧処理した。
化合物1は、明らかに収穫量の増加を惹起したことが
判明した。詳細には、次の結果が得られた: 実施例9 ジャガイモの場合の塊茎形成の定量的/定性的改良 ジャガイモ〔品種ケンネベク〔Kennebec)〕の挿芽を
移植前に約10分間本発明による作用物質の水溶液中に入
れ、引続き移植した。ジャガイモ植物の栽培は、通常の
条件下で行なわれた。
例えば、化合物2で処理することによって、ジャガイ
モ塊茎の全収穫量ならびに市場性のある塊茎(8cmより
も大きい直径を有する塊茎)の割合は明らかに増大され
ることが判明した。
属する収穫量のデータは、第9表に記載されており、
かつ13m2の小区画に分割された土地の面積に対するもの
である。
実施例10 モモの場合の果実収穫量の改良 5年生のモモの樹木〔品種レッド・ハーヴェン(Red
Haven)およびエルベルタ・クウィーン(Elberta Quee
n)〕を開花の時点で本発明による物質の水性調製剤で
処理した(樹木1本あたり750ml;滴り落ちるまで)。植
物の栽培は、通常の条件下で行なわれた。全く同様に、
果実は通常の期限で収穫された。
第10a表および第10b表から明らかなように、作用物質
で処理することによって果実の収穫量は増加される。品
種レッド・ハーヴェン(Red Haven)の場合には、さら
に果実芽は増加され、かつ果実の成熟は促進され、この
ことは、多くの場合に望ましいことである。化合物2
は、品種エルベルタ・クウィーン(Elberta Queen)の
場合に果実の大きさを約10%だけ増大させることを生
じ、このことによりいっそう良好な市場性を期待するこ
とができる。
記載したデータは、平均値であり、かつそれぞれ1本
の樹木に対するものである。
実施例11 イチゴの場合の収穫量の増大(挿芽の浸漬処理) イチゴの挿芽〔品種アーリグロウ(Earliglow)〕の
根の部分を移植の直前に本発明による物質の水性調製剤
中に浸漬した。更に、この植物の栽培は、実際に常用の
露地条件下で行なわれた。成熟の開始とともに、成熟し
た果実をそのつど4日間の間隔をおいて収穫した。通常
実際に行なわれていることに相応して、全体で4回の収
穫が行なわれた。その後になお残存する果実を取入れる
ことは、もはや有利なことではないであろう。
第11表から明らかなように、この種の処理によって全
体でいっそう高い収穫量が達成され、この収穫量は、概
して繁殖された果実芽によって惹起される。更に、好ま
しくは、処理した植物の果実は、早期に成熟して収穫さ
れる。
前記の記載は、6.5m2の小区画に分割された土地の面
積からのそれぞれ25本の植物に対するものである。
実施例12 イチゴの場合の収穫量の増大(茎葉処理) 品種アーリグロウ(Earliglow)の1年生のブドウ植
物(通常の露地条件下で栽培した)を主要な花が開花し
た時点で本発明による化合物の水性調製剤で処理した
(375l/ha)。第12表から明らかなように、この種の処
理によって果実の収穫量(全ての個々の収穫の総和)
は、明らかに増加することができる。実施例11の場合と
全く同様に、この場合も収穫量の増加は、本質的に改良
された果実芽によって惹起される。
前記の記載は、それぞれ10本の植物に対するものであ
る。
実施例13 ダイズの場合の収穫量の増大 品種ゼルタネヤ(Sertaneja)およびアイ・エイ・エ
ス(IAS)5のダイズ植物を実際に常用の条件下で露地
栽培した。植物を本発明による混合物質の水性調製剤で
開花が開始された時点で噴霧処理した。第13表から明ら
かなように、この種の処理によって、種子の収穫量は明
らかに増加させることができる。
実施例14 アオイマメの場合の収穫量の増大(茎葉処理) 品種ジャクソン・ワンダー(Jackson Wonder)のアオ
イマメを通常の露地条件下で栽培し、かつ主要な花が開
花した時点で本発明による物質の水性調製剤で噴霧処理
した(350l/ha)。
第14表から明らかなように、この種の処理によってマ
メの明らかに多くの芽を生じ、ひいては重量的に収穫量
の増加を生じる。
前記の記載は、それぞれ7.5m2の小区画に分割された
試験用地に対するものである。
実施例15 アオイマメの場合の果実芽の改良(種子の処理) 播種前にアオイマメ〔品種ジャクソン・ワンダー(Ja
ckson Wonder)〕の種子を本発明による物質の水性調製
剤で消毒した。この植物を小区画に分割した個々の土地
(6.5m2)で実地に適うように露地条件下で栽培した。
マメ果実の果実芽および成熟度を通常の収穫時期に10本
の任意に取出した植物によって測定した。第15表から認
めることができるように、本発明による物質は、果実芽
の明らかな増加を生じ、このことにより、重量的にもい
っそう高い収穫量が期待できる。また、この表から、果
実の成熟は本発明による化合物の影響下に迅速に開始す
ることを認めることができる。
実施例16 ワタおよびトウモロコシの場合の露地での発芽促進 ワタ〔品種ストンヴィル(Stonevill)825〕およびト
ウモロコシ〔品種フンクス(Funk′s)4733〕の種子を
本発明による物質の水性調製剤で消毒した。発芽を露地
に移植してから6日後および10日後に測定した。第16表
から認めることができるように、種子の発芽の経過は、
本発明による化合物によって促進される。この結果、全
体で植物のいっそう良好な成長を期待することができ、
ひいては収穫量が増加することを期待することもでき
る。
フロントページの続き (72)発明者 ヴィルヘルム、ラーデマハー ドイツ連邦共和国、6703、リムブルガーホ ーフ、アウシュトラーセ、1 (72)発明者 マクル、ルイープ ドイツ連邦共和国、6702、バート、デュル クハイム、シュランゲンターラー、ヴェー ク、32 アー (72)発明者 フォルカー、フィシャー ドイツ連邦共和国、6701、エルポルツハイ ム、イム、アイヒェンガルテン、45 (72)発明者 ヘルムート、ハーゲン ドイツ連邦共和国、6710、フランケンター ル、マクスースレーフォークトーシュトラ ーセ、17 エー (72)発明者 ロルフ−ディーター、コーラー ドイツ連邦共和国、6803、エディンゲン- ネカルハウゼン、アムゼルヴェーク、3 (72)発明者 ユルゲン、マルケルト ドイツ連邦共和国、6704、ムターシュタッ ト、アム、シュパイヤーヴェーク、26 (72)発明者 渡部 昭英 神奈川県綾瀬市上土棚1959(8‐8502) (56)参考文献 実開 昭59−76061(JP,U) 実開 昭52−16367(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): [式中、 Rは弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1〜C4−アルキル
    基、C1〜C4−アルコキシ基またはC1〜C4−ハロゲン化ア
    ルキル基を表わす]で示される少なくとも1つの7−ク
    ロルキノリン−8−カルボン酸を栽培植物に作用させる
    ことを特徴とする、栽培植物の成長を促進する方法。
  2. 【請求項2】種子を処理する場合に、種子1kgあたり7
    −クロルキノリン−8−カルボン酸(I)を0.0001〜10
    g使用する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】茎葉処理および/または土壌処理の場合
    に、1haあたり7−クロルキノリン−8−カルボン酸
    (I)を0.001〜500g使用する、特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
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