JPH0859408A - ブラシノステロイド含有組成物およびその水分散体 - Google Patents

ブラシノステロイド含有組成物およびその水分散体

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JPH0859408A
JPH0859408A JP6225830A JP22583094A JPH0859408A JP H0859408 A JPH0859408 A JP H0859408A JP 6225830 A JP6225830 A JP 6225830A JP 22583094 A JP22583094 A JP 22583094A JP H0859408 A JPH0859408 A JP H0859408A
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泰雄 禿
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシノステロイド化合物の活性を増強させ
たブラシノステロイド含有組成物を提供する。 【構成】 n−プロピルジャスモネートなどの一般式
(1) 【化1】 (式中、R1は炭化水素残基、R2は水素原子または炭化
水素残基を示す。)で表されるジャスモン酸類とエピブ
ラシノライドなどのブラシノステロイド類を有効成分と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植物生長調整用に好適な
組成物に関し、さらに詳しくは、ジャスモン酸類とブラ
シノステロイド類を含有するブラシノライド組成物およ
びその水分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、植物生長調整剤としてはオーキシ
ン類、ジベレリン類、サイトカイニン類、エチレン類等
が知られ広範に研究が進められているが、実際に実用効
果を有するものは、発根促進剤としてのインドール酢酸
などのオーキシン類、種なしブドウ作成のためのジベリ
レン類、老化防止剤としてのサイトカイニン類と少な
い。
【0003】近年、新しい植物ホルモンとしてアブラナ
の花粉から単離されたブラシノステロイドは、極低用量
で様々な活性を示すことから合成面および応用面での研
究が勢力的に行われている。ブラシノステロイド類の生
理作用としては、例えば、増収作用として栽培植物(特
開昭57−118503号公報)、豆科作物(特開昭6
1−27760号公報)、イモ類(特開昭62−670
06号公報)、イネ科作物(特開平6−17283号公
報)など、作物の生育促進作用として栽培植物(特開6
2−4204号公報)、ジャガイモ(特開昭63−17
0306号公報)、イネ科作物(特開平1−10680
2号公報)、豆類(特開平1−146805号公報)、
テンサイ(特開平1−146806号公報)、牧草(特
開平1−63105号公報)など、果実の生育促進とし
てブドウ(特開平1−308210号公報)、柑橘類
(特開平2−15007号公報)、リンゴ(特開平2−
42002号公報)、モモ(特開平2−67206号公
報)、カキ(特開平2−152905号公報)など、耐
ストレスとして薬害軽減(特開昭61−76403号公
報)、耐病性(特開昭61−76404号公報、塩類耐
性(特開昭62−48602号公報)、塩・薬害耐性
(特開昭63−66104号公報)など、その他に切り
花などの鮮度保持作用(特開稗1−301601号公
報、特開平1−313401号公報)、着花抑制作用
(特開平3−173804号公報)、発芽促進作用(特
開平3−206007号公報)などが報告されている。
しかしながらこれらの効果は必ずしも充分なものではな
く、実用化に至っていない。
【0004】一方、ジャスモン酸類の生理作用として
は、米の茎部抑制作用(ドイツ特許公報第215928
号)、麦の主茎抑制による増収作用(ドイツ特許公報第
241821号)、イチゴの増収作用(ドイツ特許公報
第276025号公報)などが報告され、またジャスモ
ン酸類と他の物質が併用された例としては、フェニルア
セテートとの併用による米の増収(ドイツ特許公報第2
63914号)、アスコルビン酸との併用によるジャガ
イモの塊茎形成促進作用(特開平2−92220号公
報)などが報告されているが、まだ効果が充分でなく、
露地栽培などへの実用化には至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
事情のもとに鋭意検討を重ねた結果、ブラシノステロイ
ドに特定のジャスモン酸類を併用することで、バレイシ
ョの増収作用、小麦の成長促進作用、ベンジャミンの落
葉防止作用、水稲の低温障害軽減作用などのブラシノス
テロイドの様々な生理活性を充分に向上させることを見
いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
【問題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、一般式(1)
【化3】 (式中、R1は炭化水素残基、R2は水素原子または炭化
水素残基を示す。)で表されるジャスモン酸類とブラシ
ノステロイド類からなるブラシノステロイド含有組成物
およびその水分散体が提供される。
【0007】本発明に於て使用されるジャスモン酸類
は、上記式(1)で表される。R1の炭化水素残基とし
ては、例えば分岐してもよいアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基などが例示され、
好ましくはアルキル基及びアルケニル基などである。ま
たR1の炭素数としては、通常20以下で、好ましくは
1〜10、更に好ましくは2〜6、特に好ましくは5で
ある。具体的には、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル
基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、n−ヘ
キシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、2
−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、n−ヘプ
チル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシ
ル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル
基、アリル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、イソ
ブテニル基、4−ペンテニル基、3−ペンテニル基、t
rans−2−ペンテニル基、cis−2−ペンテニル
基、1−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル
基、5−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、2−ヘキセ
ニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デ
セニル基、ドデセニル基、テトラデセニル基、オクタデ
セニル基、エイコセニル基、3−ブチニル基、2−ブチ
ニル基、4−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ペ
ンチニル基、5−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、ヘ
プチニル基、オクチニル基、デシニル基、ドデシニル
基、オクタデシニル基、エイコシニル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基、シクロドデシル基などが挙げられが、これら
に限定されない。好ましくはメチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−
ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチ
ル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、n−
ヘキシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、
2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、n−ヘ
プチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、イソオク
チル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、
アリル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、イソブテ
ニル基、4−ペンテニル基、3−ペンテニル基、tra
ns−2−ペンテニル基、cis−2−ペンテニル基、
1−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル基、5
−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、2−ヘキセニル
基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニ
ル基など、更に好ましくはエチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t
−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2−メ
チルブチル基、1−メチルブチル基、n−ヘキシル基、
イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペ
ンチル基、1−メチルペンチル基、アリル基、2−ブテ
ニル基、3−ブテニル基、イソブテニル基、4−ペンテ
ニル基、3−ペンテニル基、trans−2−ペンテニ
ル基、cis−2−ペンテニル基、1−ペンテニル基、
3−メチル−2−ペンテニル基、5−ヘキセニル基、3
−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基など、特に好ましく
はn−ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル
基、1−メチルブチル基、4−ペンテニル基、3−ペン
テニル基、2−ペンテニル基、1−ペンテニル基などで
ある。
【0008】R2の炭化水素残基としては、例えば分岐
してもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
シクロアルキル基などが挙げられ、好ましくはアルキル
基などである。また炭素数は、通常20以下であり、好
ましくは1〜10、更に好ましくは2〜6、特に好まし
くは3または4である。具体的には、例えば上記R1
例示と同様のものが挙げられるが、これらに限定されな
い。好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、n−ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、2−メ
チルペンチル基、1−メチルペンチル基、n−ヘプチル
基、イソヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル
基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基など、
更に好ましくはエチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチ
ル基、1−メチルブチル基、n−ヘキシル基、イソヘキ
シル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、1−メチルペンチル基など、特に好ましくはn−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基などである。
【0009】かかるジャスモン酸類は何れも公知の化合
物であり、常法に従い製造することができる。例えば、
式(1)においてR1がペンチル基でR2が炭素数1〜1
0のアルキル基であるジャスモン酸類は、2−ペンチル
シクロペンテン−1−オンとマロン酸のアルキルエステ
ルとをマイケル付加させた後、脱炭酸させることにより
得ることができる。
【0010】使用されるブラシノステロイド類として
は、ブラシノライド[(22R,23R,24S)−2
α,3α,22,23−テトラヒドロキシ−B−ホモ−
7−オキサ−5α−エルゴスタン−6−オン](以下、
BRLと記す。)をはじめ、天然に20種以上見いださ
れている天然ブラシノステロイドおよび合成ブラシノス
テロイドなどを使うことができる。具体的には、ブラシ
ノライド、ドリコライド、ホモドリコライド、28−ノ
ルブラシノライド、24−エピブラシノライド、28−
ホモブラシノライドなどのラクトン型ブラシノステロイ
ド;カスタステロン、ドリコステロン、ホモドリコステ
ロン、24−エチルブラシノン、ブラシノン、チファス
テロール、テアステロン、24−エピカスタステロン,
2−エピカスタステロン、3−エピカスタステロン、
3,24−ジエピカスタステロン、25−メチルドリコ
ステロン、2−エピ−25−メチルドリコステロン、
2,3−ジエピ−25−メチルドリコステロンなどのケ
トン型ブラシノステロイド;6−デオキソカスタステロ
ン、6−デオキソドリコステロン、6−デオキソホモド
リコステロンなどのデオキソ型ブラシノステロイドなど
が例示され、好ましくはラクトン型ブラシノステロイド
などである。またこれらの化合物は、2位、3位、22
位および23位の水酸基がそれぞれ独立してアシル化、
アルコキシ化、グリコキシ化されていてもよいし、また
22位と23位の水酸基が一緒になってエポキシ環を形
成していてもよい。
【0011】ジャスモン酸類とブラシノステロイド類を
含む本発明の組成物は、予め調製しておいてもよいが、
使用直前に混合して用いることもできる。通常は、農薬
製剤分野において一般的に用いられる固体または液体の
希釈剤(担体)、さらに必要により溶剤、界面活性剤、
展着剤、固着剤などを併用して通常の公知の粉剤、粗粉
剤、水和剤、顆粒状水和剤、乳剤、油懸濁剤等に調整し
て使用することができる。
【0012】固体担体としては、従来公知のものが何等
制限なく使用でき、例えばカオリナイト、モンモリロナ
イト、アタバルジャイト、ジークライトなどのクレー
類;タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、バーミキュライ
ト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪藻土、マ
グネシウム、石灰、リン石灰、ゼオライト、無水ケイ
酸、合成ケイ酸カルシウムなどの無機物質類;大豆粉、
タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セ
ルロースなどの植物性有機物質類;クマロン樹脂、石油
樹脂、アルキド樹脂、ポリアルキレングリコールなどの
合成有機物質類;カルナバロウ、密ロウなどのワックス
類および尿素などが挙げられる。
【0013】液体担体としては、例えばケロシン、鉱
油、スピンドル油、ホワイトオイルなどのパラフィン系
もしくはナフテン系炭化水素類;ベンゼン、トルエン、
キシレン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタレン
などの芳香族炭化水素類;四塩化炭素、クロロホルム、
トリクロロホルム、トリクロロエチレン、モノクロロベ
ンゼン、o−クロルトルエンなどの塩素系炭化水素類;
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;ア
セトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、アセトフェノン、イソホロンなどのケ
トン類;酢酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコール
アセテート、ジエチレングリコールアセテート、マレイ
ン酸ジブチル、コハク酸ジエチルなどのエステル類;メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブ
タノール、n−ヘキサノール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコールなどのアルコール類;エチレングリ
コールフェニルエーテル、ジエチレングリコールエチル
エーテル、ジエチレングリコールブチルエーテルなどの
エーテルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N−メチルピロリ、ジメチルアセトア
ミドなどの極性溶媒あるいは水などが挙げられる。
【0014】本発明の組成物は、特に水を媒体にした水
分散体として用いる場合が多い。本発明の水分散体は、
使用するブラシノステロイド類が水に対して極めて難溶
性であるので、分散剤を添加してブラシノステロイド類
を安定的に分散させることが効果の面で重要になる。分
散剤としては、ブラシノステロイド類を安定的に分散で
きるものであれば特に制限はなく、通常農薬組成物にお
いて使用されるものを用いることができ、好ましくは溶
剤、界面活性剤および展着剤から選ばれる少なくとも1
種が添加される。
【0015】溶剤としては、ブラシノステロイドを溶解
し水に分散出来るものであれば特に限定されないが、例
えば前記の液体担体などが挙げられ、好ましくはアルコ
ール類、ケトン類、極性溶媒などで、特に好ましくはメ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブ
タノールなどのアルコールなどである。
【0016】界面活性剤としては、通常農薬組成物で使
用されるものを用いることができ、例えば高級アルコー
ル硫酸ナトリウムのような陰イオン系界面活性剤、ステ
アリルトリメチルアンモニウムクロライドのような陽イ
オン系界面活性剤などが挙げられる。
【0017】展着剤としては、通常農薬組成物において
使用されるものを用いることができ、例えばポリオキシ
エチレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテル、ポリオキシエチレンジアリルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルな
どのポリオキシアルキレンエーテル系;ポリオキシエチ
レンジアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキリ
アリルエステル、ポリオキシエチレンジアリルエステル
などのポリオキシアルキレンジエステル系;ジナフチル
メタンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カル
シウム、ジアルキルスルホサクシネートなどのスルホン
酸塩類などが挙げられ、好ましくはポリオキシアルキレ
ンエーテル系などである。
【0018】本発明の組成物のジャスモン酸類とブラシ
ノステロイド類との組成比は、対象作物、使用目的およ
び施用時期などによって異なり一概に特定できないが、
通常はブラシノステロイド類:ジャスモン酸類の重量比
として1:0.1〜1:1000000、好ましくは
1:1〜1:100000、更に好ましくは1:10〜
1:10000の範囲である。
【0019】本発明の組成物中のジャスモン酸類とブラ
シノライド類の含有量は、対象となる植物の種類、使用
形態、使用方法、使用時期などにより一概には規定でき
ないが、固体として用いる場合は、通常0.001〜9
0重量%、好ましくは0.01〜50重量%の範囲が適
当であり、また水溶液として用いる場合は、ジャスモン
酸類が、通常0.01〜1000ppm、好ましくは
0.05〜500ppm、更に好ましくは0.1〜20
0ppmの濃度になる範囲、ブラシノステロイド類が、
通常0.000001〜10ppm、好ましくは0.0
001〜1ppm、さらに好ましくは0.001〜0.
1ppmの濃度になる範囲で調整される。
【0020】上記本発明の組成物は、必要に応じて他の
既知植物生長調整剤、糖類、アミノ酸、有機酸、アルコ
ール、ミネラル、ビタミンなどを配合することができ
る。他の植物生長調整剤としては、例えばオーキシン
類、ジベレリン類、サイトカイニン類、エチレン類等が
挙げられるが、特にα−ナフタレン酢酸、インドール酢
酸、5−クロロインダゾール酢酸エチル、2,4−ジク
ロロフェノキシ酢酸、4−クロロフェノキシ酢酸などの
オーキシン類などと併用すると好ましい。
【0021】また、本発明の組成物は、薬害軽減効果を
有するので、農薬と組み合わせて用いることもできる。
組み合わせる農薬としては、例えば、除草剤、殺菌剤、
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤などが挙げられが、好まし
くは除草剤などである。除草剤としては、例えばピラゾ
レート系除草剤、ジメタゾン系除草剤、クロロフタリム
系除草剤、オキサジアゾン系除草剤、フタルイミド系除
草剤、フルリドン系除草剤、ジシアノマレロニトリル系
除草剤、カーバメイト系除草剤、尿素系除草剤、トリア
ジン系除草剤などを挙げることができるが、特に光合成
阻害、蛋白合成阻害、細胞分裂阻害を作用機作にしてい
る除草剤と組み合わせるのが好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明の組成物は、種々の植物に施用す
ることによって優れた植物生長調整作用を発現すること
ができる。植物生長調整作用としては、例えば植物体の
発根促進、発芽促進、着花促進、収量向上、倒伏防止、
成長促進、分けつ数の増加、耐寒性向上、耐高温性、耐
乾燥性、耐塩性向上、耐病性向上、結実率向上、果実落
下抑止、落葉抑止、耐ストレス付与、薬害軽減、鮮度保
持、品質向上などの作用を挙げられる。
【0023】適用作物としては、果菜類、葉菜類、根菜
類、イモ類、穀類、花卉類、工芸作物、果樹類、木本類
など広範な植物に適用でき、具体的にはキュウリ、ナ
ス、ピーマン、カボチャ、スイカ、シロウリ、マクワウ
リ、メロン、オクラ、イチゴ、トマト、インゲン、ソラ
マメ、エンドウ、ダイズ、ラッカセイ、アズキなどの果
菜類;ハクサイ、カンラン、タマネギ、ネギ、ハナヤサ
イ、パセリ、ミツバ、セロリー、シュンギク、ホウレン
ソウ、レタス、ナタネ、ミズナなどの葉菜類;大根、ニ
ンジン、カブ、ゴボウ、タマネギ、ビートなどの根菜
類;バレイショ、サツマイモ、サトイモ、キャサバなど
のイモ類;イネ、大麦、小麦、燕麦、粟、稗、黍、ソ
バ、トウモロコシなどの穀類;ユリ、チューリップ、グ
ラジオラス、カーネーション、バラなどの花卉類;ワ
タ、アサ、テンサイ、芝、ステビアなどの工芸作物;ブ
ドウ、梨、リンゴ、モモ、柿、ミカンなどの果樹類;ス
ギ、ヒノキ、マツ、ヒバなどの木本類などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0024】本発明の組成物の植物への作用部位は、植
物の種類により異なるが、例えば葉、茎、根部、塊茎、
根茎、果実、花芽などである。葉、茎、根部、塊茎、根
茎、果実などに対しては成長を促進させ、長さおよび重
量を増加させる効果を有する。また、花芽に対しては分
化を促進させて、花の数を増加させるなどの効果を有す
る。また、果実に対しては果実の重量を高める、糖度を
増す、着色度を増す、収穫果実の鮮度を保持するなどの
効果を有する。
【0025】本発明の組成物の施用方法としては、対象
とする植物、目的により、その好ましい態様は異なる
が、例えば、種子や種いもの浸漬処理、茎葉散布、土壌
かん水、果実面散布、花房への散布、植物体への注入処
理などが挙げられる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例によって限定されるものでは
ない。
【0027】実施例1(二十日大根に対する根部成長促
進効果) キシロール:イソホロン:ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル=60:20:20の混合溶液を用い
て前記式(1)においてR1およびR2が表1に示す置換
基であるジャスモン酸類を20%含有する乳剤と、エピ
ブラシノライド[(22R,23R,24R)−2α,
3α,22,23−テトラヒドロキシ−B−ホモ−7−
オキサ−5α−エルゴスタン−6−オン](以下、EB
Lと記す。)を100ppm含有するエタノール溶液を
つくり、次いで水で該ジャスモン酸類の濃度が0.5p
pm、EBLの濃度が0.01ppmになるように混合
希釈して試験液とした。
【0028】二十日大根(品種:アカマルコメット)を
露地圃場にて慣行栽培した。根部の肥大開始時期に、前
記の試験液を栽培面積あたり1アール当り10リットル
散布した。
【0029】散布16日後に各区から生育の良い個体を
15株ずつ収穫し、根部分の重量を測定し、無処理区対
比値(%)を算出した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例2(バレイショの増収効果) エタノール:水=70:30の混合溶液を用いて、前記
式(1)におけるR1がペンチル基でR2が表2に示す置
換基であるジャスモン酸類の濃度が100ppm、ホモ
ブラシノライド[(2α,3α,22,23)−テトラ
ヒドロキシ−24S−エチル−B−ホモ−7−オキサ−
5α−コレスタン−6−オン](以下、HBLと記
す。)の濃度が0.01ppmになるように調整して試
験液とした。それにバレイショ(品種:メイクイン)種
イモを瞬間浸漬処理した。
【0032】処理翌日に圃場に定植し、各区15株ずつ
慣行栽培した。定植から80日後に各区から生育の良い
株を10株ずつ掘り上げ、株毎のイモの重量を測定し無
処理区対比値(%)を算出した。結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】実施例3(小麦種子処理による成長促進効
果) エタノール:水=50:50の混合溶液を用いて、n−
プロピルジャスモネート[前記式(1)においてR1
ペンチル基でR2がプロピル基である化合物](以下、
PDJと記す。)の濃度が5ppm、表3記載のブラシ
ノステロイド類を0.01ppmの濃度になるように試
験液を作り、それに小麦(品種:農林61号)の種子を
瞬間浸漬処理した。これを慣行栽培し、3葉期に各区か
ら100本ずつ抜き取り、平均個体生体重を測定し、無
処理区対比値(%)を算出した。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】実施例4(ベンジャミン低温時の落葉防止
効果) キシロール:イソホロン:ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル=60:20:20の混合溶液を用い
てPDJを20%含有する乳剤と、EBLを100pp
m濃度含有するエタノール溶液を作り、PDJが30p
pm、EBLが0.01ppmになるように両化合物の
単独また混合の試験液をつくり、試験液とした。
【0037】温室内で慣行方法でポット栽培した、1本
植のベンジャミン(平均樹丈30〜40cm、葉数15
0〜200枚/樹)を用い、11月下旬にそれぞれの試
験液を散布し、翌日から外気に曝した。20日後と30
日後に落葉した葉の比率(落葉率=(落葉数/当初の着
葉数)×100)を調べ比較した。結果を表4に示し
た。
【0038】
【表4】
【0039】実施例5(水稲の低温障害軽減効果) PDJおよびBRLをエタノールに溶解させ1000p
pm溶液を作り、これを表5に示す濃度になるように水
で希釈して試験液とした。
【0040】イネ種子(日本晴)を2日間吸水させた
後、それぞれの試験液に24時間浸漬処理し、バーミキ
ュライトをつめたポットに20粒ずつ撒き各区2ポット
ずつ用意した。これをハイポネックス水耕液の2〜3c
m水深のバットに入れ、18〜19℃の低温条件で、1
5000ルックスの人工キャビネット内で育てた。
【0041】第3葉の伸長成長が終わり第4葉が出はじ
めた時、各ポットの生育の良い個体の15本ずつについ
て平均草丈と地上部、根部の平均生体重を測定した。結
果を表5に示した。
【0042】
【表5】
【0043】以下に、好ましい実施態様を示す。 (1)一般式(1)
【化4】 (式中、R1は炭化水素残基、R2は水素原子または炭化
水素残基を示す。)で表されるジャスモン酸類とブラシ
ノステロイド類からなるブラシノステロイド含有組成
物。 (2)ブラシノステロイド類とジャスモン酸類が1:1
0〜1:1000000の割合である(1)記載の組成
物。 (3)R1の炭化水素残基がアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基またはシクロアルキル基である(1)
または(2)記載の組成物。 (4)R2の炭化水素残基がアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基またはシクロアルキル基である(1)
ないし(3)のいずれかに記載の組成物。 (5)R1の炭素数が20以下である(1)ないし
(4)のいずれかに記載の組成物。 (6)R2の炭素数が20以下である(1)ないし
(5)のいずれかに記載の組成物。 (7)ブラシノステロイド類がラクタム系ブラシノステ
ロイド類である(1)ないし(6)のいずれかに記載の
組成物 (8)(1)ないし(7)のいずれかに記載の組成物を
水に分散させて成ることを特徴とする水分散体。 (9)ジャスモン酸類の濃度が0.01〜1000pp
mの範囲である(8)記載の分散体。 (10)ブラシノステロイド類の濃度が0.00000
1〜10ppmの範囲である(8)または(9)記載の
分散体。 (11)分散剤を加えてなる(8)ないし(10)のい
ずれかに記載の分散体。 (12)分散剤が溶剤、界面活性剤および/または展着
剤である(11)記載の分散体。 (13)分散剤が溶剤および/または展着剤である(1
2)記載の分散体。 (14)植物生長調整用として用いる(1)記載の組成
物または(13)記載の分散体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は炭化水素残基、R2は水素原子または炭化
    水素残基を示す。)で表されるジャスモン酸類とブラシ
    ノステロイド類からなるブラシノステロイド含有組成
    物。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 (式中、R1は炭化水素残基、R2は水素原子または炭化
    水素残基を示す。)で表されるジャスモン酸類とブラシ
    ノステロイド類を水に分散せしめて成ることを特徴とす
    る水分散体。
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