JPH082270B2 - 食物繊維含有デキストリンの製造法 - Google Patents

食物繊維含有デキストリンの製造法

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JPH082270B2
JPH082270B2 JP2250703A JP25070390A JPH082270B2 JP H082270 B2 JPH082270 B2 JP H082270B2 JP 2250703 A JP2250703 A JP 2250703A JP 25070390 A JP25070390 A JP 25070390A JP H082270 B2 JPH082270 B2 JP H082270B2
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    • C12P19/14Preparation of compounds containing saccharide radicals produced by the action of a carbohydrase (EC 3.2.x), e.g. by alpha-amylase, e.g. by cellulase, hemicellulase

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は焙焼デキストリンを酵素処理することにより
食物繊維含有デキストリンを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
焙焼デキストリンは周知の通り澱粉を高熱処理したも
のであって、その処理により澱粉分子は加水分割及び再
重合が起こり、複雑な構造を呈しているといわれ、水溶
性になると共に難消化性の成分もかなりの割合で含有さ
れている。
一方近時日本人の食生活に於いては繊維分の摂取量が
目立って減少しており、この繊維分の欠乏は成分病の起
因の一つにも挙げれており、食物繊維の必要性が注目を
集めている。
このような現状に鑑み本発明者は従来から食物繊維に
ついて研究を続けてきたが、この研究に於いて従来その
激しい刺激臭や望ましくない味覚のために全く食物繊維
として考えても見られなかった焙焼デキストリンを新し
い食物繊維として利用するという全く新しい着想に至
り、食物繊維として充分に使用し得る食物繊維分を含有
したデキストリンを焙焼デキストリンから製造し得る方
法を開発し既に出願をなした(特開平2−145169号その
他)。
一方食物繊維の定量法として従来汎用されているプロ
スキー法の難点を改良した高速液体クロマトグラフ法
(以下新定量法と記載する)が発表されて以来新定量法
が各所で採用されるようになり、特に各種の水溶性食物
繊維の定量が行われるようになった。
更に本発明者らは食物繊維含有デキストリンの人体に
対する生理作用について研究を続けた結果、難消化性に
加えてインシュリン分泌の節約、整腸、血清脂質成分の
改善、血圧降下などの諸作用を有することを発見して特
許出願するに至った(特開平2−40384号、その他)。
またこれらの生理作用はデキストリン中に含有される食
物繊維が新定量法による定量値にほぼ比例して増加する
ことも発見した。そこで本発明者らは新定量法によって
定量される食物繊維を大量に含有し、容易に量産が可能
であり更に食品用として至適な品質のデキストリンの製
造法の研究に着手した。従って本発明の課題は上記の目
的を達成することである。
〔課題を解決するための手段〕 この課題は原料である焙焼デキストリンの具備すべき
条件を決定すること、換言すれば特定の原料を選択使用
することと、特定の条件下で焙焼すること、及び必要に
応じてクロマトグラフィー法か、有機溶媒法によって易
消化性デキストリンを分離することで解決される。
〔発明の構成並びに作用〕
本発明に於いては焙焼デキストリンとしては数多くあ
る各種の澱粉のうち得に馬鈴薯澱粉から調製されたもの
であると共に、焙焼の際の触媒として鉱酸中でも塩酸を
使用して焙焼したものであって、且つ焙焼デキストリン
中に食物繊維を40〜60重量%含有するものを使用する必
要がある。尚この際の食物繊維は新定量法で測定される
値である。ここで言う新定量法、即ち高速液体クロマト
グラフ法とは以下の方法を言う。即ち、サンプル1gを精
秤し、水50mlを加えpH5.8となした後、α−アミラーゼ
(ターマミル120L、ノボ社製)0.1mlを添加し、95℃、3
0分間反応させる。次に冷却後、pH4.5に調製しアミログ
ルコシダーゼ(シグマ社製)0.1mlを添加し、60℃、30
分間反応させた後90℃まで昇温し、反応を終了させた。
終了液は濾過後、5%まで濃縮してHPLCに供し、糖組成
より生成したグルコース量を測定した。そして次の式に
より食物繊維の含量を得た。
このような特定の焙焼デキストリンを使用することに
より、食品用組成物として特に重要な特性、即ち無色透
明性と風味(刺激味)との両特性を具備した食物繊維を
高含両で含有した食品用組成物が収得できる。
また本発明法のもう一つの特徴は上記のような特定の
焙焼デキストリンをα−アミラーゼで処理して得られる
目的物デキストリンがその食物繊維含量が40〜60重量%
のものであるということである。このため従来から食品
用や医療用に多用されている白色デキストリンは新定量
法による食物繊維の数値が40重量%に遥かに満たないの
で使用することができない。また食物繊維の含有量が60
重量%を越えると刺激性の味が発現し、加えてα−アミ
ラーゼによって分解した後の精製工程への負荷が増加し
て量産が不可能になる。
本発明に於いて焙焼デキストリンを分解するα−アミ
ラーゼはターマミル(ノボ社製)やクライスターゼT−
5(大和化成(株)製)が得られるデキストリン中の食
物繊維の含量が多いところから最も好ましいが、他の細
菌α−アミラーゼも使用し得る。
以下に本発明をその製造法に従って順に説明する。
先ず焙焼デキストリンを原料とするが、この焙焼デキ
ストリンとしては特に上記で述べた馬鈴薯澱粉から鉱酸
を触媒として調製された焙焼デキストリンを使用し、特
に食物繊維分が40〜60重量%を含む馬鈴薯澱粉から調製
したものが好ましい。特に本発明に於いてはその刺激臭
や好ましくない味覚を効率良く除去するには次のような
方法で製造された焙焼デキストリンを使用するのが好ま
しい。即ち原料澱粉に鉱酸、好ましくは塩酸の水溶液を
加え、次いで水分量が5%前後になるまで予備乾燥し、
続いて焙焼して製造したものが好ましい。
次にこの焙焼デキストリンを水に溶かし30〜50重量%
の液となし、中和してpH5.5〜6.5、好ましくは5.8とな
し、市販のα−アミラーゼを焙焼デキストリンに対して
0.05〜0.2重量%添加して該アミラーゼの作用温度85〜1
00℃前後となし、30分〜2時間保持する。これにより酵
素によるデキストリンの分解がα−リミットデキストリ
ンまで進む。次いで温度を120℃まで上げα−アミラー
ゼの酵素作用を終了させる。
以上の作用により得られた液を活性炭脱色、脱塩等の
通常の精製工程を通し、濃縮、噴霧乾燥してデキストリ
ン粉末を得ることができる。
尚本発明に於いてはα−アミラーゼ処理が終了した
後、低分子量の部分を分離するためにイオン交換樹脂法
や有機溶媒法、即ちα−アミラーゼで分解したのちに例
えばエタノールなどの有機溶媒を添加して低分子量の部
分を分離する方法も適用できる。
本発明に於いては上記の如くα−アミラーゼで処理し
た後、更にグルコアミラーゼを作用させることもでき
る。この作用により食物繊維以外の区分をグルコースに
分解し、次の分解工程を効果的に実行できるという効果
が期待できる。このグルコアミラーゼ処理は通常以下の
条件で行われる。即ちα−アミラーゼ作用後に液温55℃
前後、pH5.5に調整し、市販のグルコアミラーゼを固形
分に対して0.05〜0.25重量%添加して20〜70時間作用さ
せ、pHを3.5程度まで低下させてグルコアミラーゼの作
用を止める。このグルコアミラーゼ処理により食物繊維
分は更に一層分離し易くなるが、この場合には該処理終
了後常法により濾過・精製し、更にイオン交換樹脂クロ
マトグラフィーを用いて、或いは有機溶媒を用いて食物
繊維区分を分離収得することにより、食物繊維が60重量
%以上のデキストリンを得ることができる。
上記イオン交換樹脂クロマトグラフィーを用いる場合
には低分子量成分と食物繊維分とを分離できるものであ
ればよく、この場合使用する強酸性陽イオン交換樹脂は
一般のものが広く使用される。その好ましい具体例とし
てはアンバーライトIR−116、アンバーライトIR−118、
アンバーライトIR−120B、XT−1022E、XT−471F(以上
オルガノ社製)、ダイヤイオンSK−IB、ダイヤイオンSK
102、ダイヤイオンSK104、ダイヤイオンSK106、ダイヤ
イオンSK110、ダイヤイオンSK112、ダイヤイオンSK11
6、ダイヤイオンFR01(以上商品名三菱化成社製)XFS−
43281.00、XFS−43280.00、XFS−43279.00、XFS−4327
8.00(以上商品名ダウケミカル日本社製)を例示するこ
とができる。
そしてこれらの樹脂は通常使用前にアルカリ金属型又
はアルカリ土類金属型として用いることが好ましい。高
分子デキストリンとぶどう糖との分離を良くするために
使用樹脂に応じてカラム通液時の流速を調整することが
好ましい。流速はSV=0.1〜0.6の範囲が好ましい。この
流速範囲外では作業性や分離が悪くなる傾向がある。通
液の時の液の温度は20〜70℃が好ましく、これよりも低
いと分離が悪くなり、液の粘度が上がって樹脂に障害を
与えることがあり、これにより高温になると液が褐変し
たりその他の品質が悪くなることがある。
また溶媒分離の場合も同様に低分子量のものを分離で
きる溶媒を用いれば良く、例えばエタノールを始めその
他イソプロパノールやブタノール等のアルコール類を例
示できる。
次に本発明の特徴とする所を示す実験結果を詳述す
る。
<実験例1> 市販の各種澱粉各1kgに1%塩酸溶液50mlを噴霧し、
更にミキサーで均一に混合後アルミバットに入れ、乾燥
機で1時間予備乾燥し、次いで150℃で2時間焙焼し
た。これらの焙焼デキストリンに2倍量の熱水を加えて
溶解し、1N水酸化ナトリウムでpH5.8に中和し、0.1%の
ターマミルを添加して95℃で1時間反応させ、115℃ま
で昇温して反応を終了した。次に常法によって脱色濾
過、脱塩を行って濃度30%まで真空濃縮してから中間生
成物と併せて新定量法(後記実施例に記載の方法)のよ
る食物繊維含量を定量し、溶液の透明度を比色計で測定
した。結果を第1表に示す。
<実験例2> 市販の馬鈴薯澱粉各5kgに1%塩酸溶液50mlを噴霧
し、更にミキサーで均一に混合後、アルミパットに入
れ、乾燥機で1時間予備乾燥し、次いで150℃で1時間
毎に800gの飼料を採取しながら5時間焙焼した。得られ
た5種類の焙焼デキストリン400gに夫々2倍量の熱水を
加えて溶解し、1N水酸化ナトリウムでpH5.8に中和し、
0.1%のターマミルを添加して95℃で1時間反応させ115
℃まで昇温して反応を終了した。次に常法によって脱色
濾過した溶液について混床式のイオン交換樹脂(アンバ
ーライト1R−12B及び1RA−93)を用いて通液試験を行っ
た。通液中イオン交換樹脂からの流出液中に塩素イオン
が流出し始めたときをもって終点として通過液量とし
た。脱塩した液は濃度30%まで真空濃縮して新定量法に
よる食物繊維含量を定量し、溶液について官能検査で風
味を測定した。結果を第2表に示す。
<実験例3> 上記の実験で得た焙焼デキストリン各400gを0.1%の
クライスターゼKDを添加して85℃で反応させる他は上記
と同様の条件で処理して食物繊維含量を定量した。結果
を第3表に示す。
第1表から明らかなように3種類の澱粉とも食物繊維
の含量は45%を越えており、馬鈴薯澱粉を用いた場合に
は透明な液体が得られるが、タピオカを用いた場合は赤
色を帯びており、コーンスターチを用いた場合は溶液が
白濁するので、本発明のデキストリンの主要な用途の一
つである飲料用としては不適当であり、原料としては馬
鈴薯澱粉を使用する必要がある。
また第2表に明らかなように焙焼時間を延長すればそ
れにほぼ比例して食物繊維の含量が増加するのは好まし
いが、食物繊維の含量が60%を越えたところでは重要な
精製工程の一つであるイオン交換樹脂の通過液量が減少
するので、工場での量産には不適当であり、加えてイオ
ン交換樹脂によっても除去することができない刺激味も
出現するので実用には供し得ない。
更に第2並びに3表の食物繊維の含量を比較すれば、
第2表のターマミルを使用した法が含量が多いところか
ら、ターマミルを使用する法が好ましいことが明らかで
ある。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を説明する。但し食物繊維の
含量測定は次のような新定量法で行った。
[食物繊維の含量の測定方法] サンプル1gを精秤し、水50mlを加えpH5.8となした
後、α−アミラーゼ(ターマミル120L、ノボ社製)0.1m
lを添加し、95℃、30分間反応させる。次に冷却後、pH
4.5に調整しアミログルコシダーゼ(シグマ社製)0.1ml
添加し、60℃、30分間反応させた後90℃まで昇温し、反
応を終了させた。終了液は濾過後、5%まで濃縮してHP
LCに供し、糖組成より精製したグルコース量を測定し
た。そして次の式により食物繊維の含量を得た。
実施例1 市販の馬鈴薯澱粉2500kgをリボン式ミキサーに入れ、
ミキサーを回転しながら1%塩酸溶液250を加圧空気
を用いてスプレーし、続いて粉砕機を通して均一化した
後、更にリボン・ミキサー中で10時間熟成した。この混
合物をフラッシュ・ドライヤーで水分約3%に予備乾燥
した後、ロータリー・キルン式焙焼機に連続投入し、18
0℃で2時間焙焼した。得られた焙焼デキストリンの食
物繊維含量は58%であった。この焙焼デキストリン2000
kgに4000の水を加えて溶解し、20%水酸化ナトリウム
でpH6.0に調整し、α−アミラーゼ(ターマルミル60L、
ノボ社製)0.2重量%を添加して95℃で1時間加水分解
した。次にその大部分の液を活性炭による脱色濾過、イ
オン交換樹脂による脱塩などの精製を行った後に噴霧乾
燥して、食物繊維含量が56%の食物繊維含有デキストリ
ン約1800kgを得た。
実施例2 実施例1のα−アミラーゼ分解溶液の残りの約100
を温度55℃に昇温して、pH5.5に調整し、グルコアミラ
ーゼ(天野製薬(株)製)0.1重量%添加して36時間糖
化した。ここでp3.5に調整してグルコアミラーゼの作用
を止めた。次に実施例1と同様の精製を行った後、濃縮
して50%溶液60kgを得た。この溶液1をアルカリ金属
型強酸性陽イオン交換樹脂であるXFS−43279.00(ダウ
ケミカル日本社製)50を充填したカラムにSV=0.25で
通液し、次いで水を通水して高分子デキストリンを採取
した。この液の食物繊維の含量は固形分当たり92.3%で
あった。
実施例3 実施例2の50%濃縮液1を攪拌しながら、2.5の9
5%エタノールを加えて1時間放置し、遠心分離機で沈
澱を分離して70℃で真空乾燥して固形物を得た。この固
形物の食物繊維の含量は、88.6%であった。
実施例4 〈食物繊維含有炭酸飲料(サイダー味)の製造〉 グラニュー糖 120 g クエン酸 1.5 g クエン酸ナトリウム 0.1 g ビタミンC 0.18 g サイダーエッセンス 1.0 ml 実施例1で得たデキストリン 50 g 炭酸水 550 ml 水 370 ml 上記成分を常法に従って処理して炭酸飲料を得た。食
物繊維含量は2.56%であった。
実施例5 〈食物繊維含有オレンジドリンクの製造〉 グラニュー糖 250 g クエン酸 2.3 g リンゴ酸 1.1 g フルールベース 10 ml 色素 0.2 g オレンジエッセンス 1.9 ml 実施例2で得たデキストリン 50 g 水 1500 ml 上記成分を常法に従って処理してオレンジドリンクを
得た。食物繊維含量は2.54%であった。
実施例6 〈食物繊維含有粉末清涼飲料の製造〉 粉末アップル果汁 125g リンゴ酸 15g クエン酸 10g 粉末アップル香料 10g フロストシュガー 850g 実施例3で得たデキストリン 200g 上記成分を均一になるまで混合して粉末アップル果汁
を得て、その30gを200mlの水に溶解して飲用した。食物
繊維含量は2.20%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−145169(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食物繊維を40〜60重量%含有する馬鈴薯澱
    粉の鉱酸共存下での焙焼デキストリンを水に溶解し、こ
    れにα−アミラーゼを作用させることを特徴とする難消
    化区分を40〜60重量%含有する食物繊維含有デキストリ
    ンの製造法。
  2. 【請求項2】α−アミラーゼを作用させた後、更にグル
    コアミラーゼを作用させ、常法により濾過、精製し、イ
    オン交換樹脂クロマトグラフィー又は有機溶媒を用いて
    食物繊維区分を分離して食物繊維を60重量%以上含有す
    るデキストリンを得ることを特徴とする請求項1に記載
    の食物繊維含有デキストリンの製造法。
JP2250703A 1990-09-19 1990-09-19 食物繊維含有デキストリンの製造法 Expired - Lifetime JPH082270B2 (ja)

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JPH04207173A (ja) 1992-07-29

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