JPH0822707A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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Publication number
JPH0822707A
JPH0822707A JP6177683A JP17768394A JPH0822707A JP H0822707 A JPH0822707 A JP H0822707A JP 6177683 A JP6177683 A JP 6177683A JP 17768394 A JP17768394 A JP 17768394A JP H0822707 A JPH0822707 A JP H0822707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflex reflector
inner lens
lens
lamp
surface side
Prior art date
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Pending
Application number
JP6177683A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanetatsu Hirano
金樹 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6177683A priority Critical patent/JPH0822707A/ja
Publication of JPH0822707A publication Critical patent/JPH0822707A/ja
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーレンズの表面側にリフレックスリフ
レクタの脚部を嵌合させる凹部を形成することによりイ
ンナーレンズに対するリフレックスリフレクタの装着位
置決め作業を容易にし、両者の接着性を高めて使用中に
おける位置ずれや剥離等の発生を防止する。 【構成】 リフレックスリフレクタ10の周縁部に、そ
の後方へ延出する脚部11を形成すると共に、インナー
レンズ8の表面側に前記リフレックスリフレクタ10の
脚部11位置に対応する凹溝12を形成する。インナー
レンズ8の表面に対するリフレックスリフレクタ10の
固定に際し、該リフレックスリフレクタ10の脚部11
を前記凹溝12に嵌合固定し、両者を一体化固定する。
車両に搭載した使用中にリフレックスリフレクタ10が
インナーレンズ8の接着部から容易に剥離して脱落する
ことがなく、またアウターレンズ2とインナーレンズ8
間に生ずる隙間Sを小さくすることができ、レンズ設計
や灯具設計の自由度を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両後部に搭載する車
両用灯具に係り、特に車両用灯具のレンズ面にリフレッ
クスリフレクタを付設した車両用灯具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両後部に配設される車両用
灯具には、後続車両等の運転者に対する視認性や注意喚
起性を向上する為に、尾灯等の不点灯時においても外光
を再帰反射させて輝光する所謂リフレックスリフレクタ
(再帰反射板)が付設されている。このような、車両用
灯具の多くは、図6に示すように、灯具ボディ50の前
方開口縁に前面レンズ、即ちアウターレンズ51を被蓋
して灯室52を密閉すると共に、その内側に所定の機能
色を有するインナーレンズ53を並設し、このインナー
レンズ53の表面側所定位置にリフレックスリフレクタ
54を固設し、このリフレックスリフレクタ54が位置
するアウターレンズ51の表面側には魚眼ステップ等の
拡散用ステップ構造55を施さないクリヤー部56とし
て形成する構造に成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
インナーレンズ53の表面に装着したリフレックスリフ
レクタ54は、その周縁部に立設した脚部57の先端を
インナーレンズ53の表面に超音波溶着その他の接着方
法等によって固着する構成に成っているため、両者の固
定作業に際して、インナーレンズ53自体に位置決め手
段が構成されていないため、両者の接着作業性が悪く、
また固定作業中に位置ずれが発生して不良品を生じるば
かりでなく、車両への搭載後においても、車体の振動等
によってリフレックスリフレクタ54の接着部分がイン
ナーレンズ53表面から剥離する等の問題を有するもの
であり、また、リフレックスリフレクタ54が脚部57
を介してインナーレンズ53の表面側に固着される構造
に成るものであるため、アウターレンズ51とインナー
レンズ53間の隙間Sが大きく成る等の問題を有するも
のであった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、インナーレンズの表面側にリフレックスリフ
レクタの脚部を嵌合させるための凹部を形成することに
より、インナーレンズに対するリフレックスリフレクタ
の装着位置決め作業を容易にすると共に、両者の接着性
を高め、使用中における位置ずれ、剥離等が発生するこ
とがない車両用灯具を提案することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用灯具は、灯具ボディの前方に対
する開口縁に被蓋して灯室を密閉するアウターレンズの
内側にインナーレンズを配設し、該インナーレンズの表
面側にリフレックスリフレクタを固着する構造に成る車
両用灯具において、上記リフレックスリフレクタの周縁
部に、その後方へ延出する脚部を形成すると共に、イン
ナーレンズの表面側に前記リフレックスリフレクタの脚
部位置に対応する凹溝を形成し、インナーレンズ表面に
対するリフレックスリフレクタの固定に際し、該リフレ
ックスリフレクタの脚部を前記凹溝に嵌合固定したこと
を要旨とするものである。また、上記リフレックスリフ
レクタを固定したインナーレンズの表面側に魚眼ステッ
プを、また裏面側にシボ加工を施すことが望ましい。
【0006】
【作用】上記構成によれば、リフレックスリフレクタの
脚部の先端がインナーレンズの表面側に形成した凹部に
嵌合した状態で接着固定される構造に成るため、両者の
固着一体化作業を簡単に行うことができるばかりでな
く、リフレックスリフレクタの脚部先端がインナーレン
ズ側の凹部内に嵌合した状態で一体化している為、車両
に搭載した使用中にリフレックスリフレクタがインナー
レンズの接着部から容易に剥離して脱落することがな
い。また、アウターレンズとインナーレンズ間に生ずる
隙間を小さくすることができる為、レンズ設計や灯具設
計の自由度が増す等の作用を奏する。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具の好適な実施
例を図面に従って説明する。図面において、符号1は所
謂コンビネーション型の車両用灯具を構成する灯具ボデ
ィである。この灯具ボディ1は、車体の角隅部に形成し
た灯具収容部Aの内壁形状に対応してその前面側から側
面側へ回り込んで形成された前面開口部をアクリル等合
成樹脂製のアウターレンズ2によって密閉し、内部にテ
ールランプ、ストップランプ及びターンシグナルランプ
等複数の灯室3,3…を形成し、内面にはそれぞれアル
ミ蒸着層等で成る反射鏡面4,4…を形成したものであ
り、各灯室3,3…の後部に穿設したソケット取付孔
5,5…からソケット6,6…に装着した光源用のバル
ブ7,7…を挿入担持する構造に成っている。そして、
それぞれのバルブ7を点灯すると、各灯室3に構成され
た反射鏡面4で反射した反射光及び照明光がアウターレ
ンズ2を経由して灯具前方へ照射される構造のものであ
る。
【0008】符号8は、本発明に係る車両用灯具の機能
色を発光するため、アウターレンズ2の内側に装着した
アンバー又は赤色等の着色又は透明無着色の合成樹脂製
のインナーレンズである。このインナーレンズ8は、各
灯室3,3…ごとに灯具ボディ1に取り付けられてい
る。また、上記アウターレンズ2は、本実施例において
は、無着色の表面レンズ2aの裏面に機能色を発光する
ための着色又は無着色の裏面レンズ2bを重合構成した
ものであり、所望によりその裏面には所謂魚眼レンズ等
の光拡散用のレンズステップ9,9が形成されている。
而して、反射鏡面4,4…上で屈折反射したバルブ7か
らの照射光束をインナーレンズ8及びアウターレンズ2
を介して灯具前方へ拡散出射するように構成してある。
【0009】符号10は、透明合成樹脂によって成型し
たリフレックスリフレクタである。本発明に係るリフレ
ックスリフレクタ10は、上記インナーレンズ8の表面
側に固着される構造に成っており、該リフレックスリフ
レクタ10の周縁部にはその後方へ延出する脚部11を
形成すると共に、この脚部11に対応してこれを嵌合さ
せる凹溝12をその構成部がインナーレンズ8の表面側
から裏面側へ突出するように形成し、該凹溝12内に脚
部11を嵌合させた状態で超音波溶着その他の接着方法
によって固定する。上記脚部11は、一般的にはリフレ
ックスリフレクタ10の周縁部の全周にその後方へ突出
するように立設すると共に、インナーレンズ8側に形成
する凹溝12についてもこれと対応して環状に形成した
ものであるが、灯具ボディ1側の構造によっては必ずし
もリフレックスリフレクタ10の全周に脚部11を形成
し、且つ凹溝12を環状に形成する必要はない。このリ
フレックスリフレクタ10は、後続車両等から照射され
る光束、その他の外光を再帰反射して輝光するものであ
り、その内面には再帰拡散ステップ10aが形成してあ
る。また、このリフレックスリフレクタ10を構成した
部分に対応するアウターレンズ2の内面、即ち裏面レン
ズ2bの内面には、魚眼レンズ等の光拡散用のレンズス
テップ9を形成しない透過レンズ部2cを構成してお
り、リフレックスリフレクタ10による再帰反射光を効
率的にアウターレンズ2の外側へ反射させることができ
るように構成してある。
【0010】上記のように、リフレックスリフレクタ1
0の脚部11をインナーレンズ8側の凹溝12内に嵌入
させ、超音波溶着等の方法によって両者を固定するよう
に成っているため、インナーレンズ8に対してリフレッ
クスリフレクタ10を固着する場合に特に位置決め作業
等を施す必要がなく、また両者に対する超音波溶着等の
接着作業に際して位置ずれ等の作業上の不具合を生ずる
こともないため、該部における作業性が著しく向上す
る。しかも、脚部11が凹溝12内に嵌合する長さ分だ
け、アウターレンズ2側への突出量を減少し、両者間の
間隔Sを小さくすることができ、灯具ボディ1に対する
前面レンズ、即ちアウターレンズ2やインナーレンズ8
の設計を自由に変様実施する可能性が増加し、また車両
用灯具の意匠性や灯具自体の設計の自由性が向上する。
【0011】図示例においては、灯具ボディ1を車体側
に固着するためのスタッドボルト13を固定するボス部
14を上記リフレックスリフレクタ10の後部に配設す
る等、該リフレックスリフレクタ10を灯室3の内部に
対する透視を防止する構造物として利用し得る等の作用
をも有している。また、符号15は、灯具ボディ1の後
面に配線したコード16を車体側の灯具収容部A内に引
き込むためのコード挿通孔に介装したゴム等の弾性体で
成るブッシングである。灯具ボディ1の後面側に配線さ
れたコード16は、一旦コードクランプ(図示していな
い)によってまとめられ、該ブッシング15を経由する
ことによって、車体側からの防水性を向上する構造に成
っている。
【0012】図5は、本発明に係る車両用灯具の第二の
実施例に関する要部を示すものであり、上記第一の実施
例と異なる部分についてのみ説明する。即ち、本実施例
において、リフレックスリフレクタ10は、その内面に
再帰拡散ステップ10aを形成すると共に、該リフレッ
クスリフレクタ10を固定したインナーレンズ8の表面
側(矢印W1範囲)には魚眼ステップ等の光拡散用のレ
ンズステップ17を他の部分と同様に形成し、またその
裏面側(矢印W2範囲)にはシボ加工18を施したもの
である。リフレックスリフレクタ10を固定した部分の
インナーレンズ8の表裏面にこのような光拡散用のステ
ップ17やシボ加工18を施すことにより、リフレック
スリフレクタ10越しに灯室3の内部を透視することが
できなく成るため、該リフレックスリフレクタ10の後
部に例えば灯室内外の呼吸作用をさせるための通気孔1
9を形成したような場合にも、該部分に対する透視が防
止され、アウターレンズ2の表面側における外観意匠性
を損なうこともなく、見栄えを向上することができる等
の効果を奏する。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具は、以上のよう
に構成したから、インナーレンズに対するリフレックス
リフレクタの装着作業に際して位置決め作業等の余分な
作業を排除して作業性を向上すると共に、車両への搭載
後においても、車体の振動等によってインナーレンズに
対するリフレックスリフレクタの位置ずれや脱落を防止
し、品質的にも優れた車両用灯具を提供することができ
る等、本発明の実施によって得られる効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具の第一の実施例を示す
正面図である。
【図2】同じく平断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線拡大断面図であ
る。
【図4】図1におけるIV−IV線拡大断面図である。
【図5】本発明に係る車両用灯具の第二の実施例を示す
要部拡大平断面図である。
【図6】従来の車両用灯具の構造を示す平断面図であ
る。
【符号の説明】 1 灯具ボディ 2 アウターレンズ(前面レンズ) 3 灯室 4 反射鏡面 6 ソケット 7 バルブ 8 インナーレンズ 9 レンズステップ 10 リフレックスリフレクタ 11 脚部 12 凹溝 17 レンズステップ 18 シボ加工 A 灯具収容部 S 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディの前方に対する開口縁に被蓋
    して灯室を密閉するアウターレンズの内側にインナーレ
    ンズを配設し、該インナーレンズの表面側にリフレック
    スリフレクタを固着する構造に成る車両用灯具におい
    て、 前記リフレックスリフレクタの周縁部に、その後方へ延
    出する脚部を形成すると共に、インナーレンズの表面側
    に前記リフレックスリフレクタの脚部位置に対応する凹
    溝を形成し、インナーレンズ表面に対するリフレックス
    リフレクタの固定に際し、該リフレックスリフレクタの
    脚部を前記凹溝に嵌合固定したことを特徴とする車両用
    灯具。
  2. 【請求項2】 前記リフレックスリフレクタを固定した
    インナーレンズの表面側に魚眼ステップを、また裏面側
    にシボ加工を施して成ることを特徴とする請求項1の車
    両用灯具。
JP6177683A 1994-07-07 1994-07-07 車両用灯具 Pending JPH0822707A (ja)

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JP6177683A JPH0822707A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 車両用灯具

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JP6177683A JPH0822707A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 車両用灯具

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JPH0822707A true JPH0822707A (ja) 1996-01-23

Family

ID=16035285

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JP6177683A Pending JPH0822707A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 車両用灯具

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JP (1) JPH0822707A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0931697A3 (en) * 1998-01-23 2000-09-13 Stanley Electric Co., Ltd. Lighting fixture equipped with reflex reflector, for vehicles
JP2016178009A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社小糸製作所 車両用灯具
WO2023182044A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0931697A3 (en) * 1998-01-23 2000-09-13 Stanley Electric Co., Ltd. Lighting fixture equipped with reflex reflector, for vehicles
JP2016178009A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社小糸製作所 車両用灯具
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