JPH08226933A - サーボ式加速度計 - Google Patents

サーボ式加速度計

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JPH08226933A
JPH08226933A JP824596A JP824596A JPH08226933A JP H08226933 A JPH08226933 A JP H08226933A JP 824596 A JP824596 A JP 824596A JP 824596 A JP824596 A JP 824596A JP H08226933 A JPH08226933 A JP H08226933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
attached
magnet assembly
leaf springs
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP824596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tomioka
達也 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP824596A priority Critical patent/JPH08226933A/ja
Publication of JPH08226933A publication Critical patent/JPH08226933A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立及び零点調整を簡易かつ良好に行えるよ
うにする。 【解決手段】 振子14をベース28に立設したスタン
ド41に取付けて懸垂支持させ、振子14のおもり13
に取付けられたトルカコイル18に磁界を与える2対の
永久磁石25をコ字状取付板42のコ字の両脚部内面に
それぞれ互いに対向させて取付ける。この略コ字状のマ
グネットアセンブリ43はコ字の一方の脚部がベース2
8に設置され、他方の脚部が振子14の2本の板ばね1
1,12間に挿通されて取付けられる。振子14をマグ
ネットアセンブリ43とは別個に取付けることができ、
また零点調整はマグネットアセンブリ43を移動させる
ことによって行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は感震器用の加速度
計などに用いて好適なばね支持方式振子型のサーボ式加
速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のサーボ式加速度計の構造
を図3に示す。2本の短冊状板ばね11,12に板状の
おもり13が、その板面が板ばね11,12の伸長方向
と直交されて取付けられて振子14が構成される。板ば
ね11,12とおもり13との組立は図4に示すよう
に、おもり13の上面に突設された一対の取付け部13
a,13bと押え板15a,15bとでそれぞれ板ばね
11,12の一端部を挟み、ねじ16a,16bにより
それらを一体に挿通ねじ止めすることにより行われる。
【0003】板ばね11,12の各中間部には巾狭とさ
れたヒンジ部11a,12aがそれぞれ形成されてお
り、振子14はヒンジ部11a,12aの中心付近を振
れ軸17として一軸回りの振れが可能とされている。板
ばね11,12は例えばベリリウム銅板などで形成され
る。おもり13の下面には軸心が板ばね11,12の伸
長方向、即ち振子14の長さ方向とされ、かつ相対向す
る2辺18a,18bが振れ軸17と平行な矩形枠状に
巻回されたトルカコイル18と、中央にスリット19a
が形成されたスリット板19とが取付けられる(図4参
照)。スリット19aは両板ばね11,12の板面を含
む平面上に位置されている。なお、おもり13のスリッ
ト19aと対向する部分には開口13cが形成されてい
る。
【0004】板ばね11,12の他端側は、一対のスペ
ーサ21a,21bに挟持され、それらは後述するマグ
ネットアセンブリ22上に取付けられたスタンド23
に、ねじ24a,24bにより挿通されて一体に取付け
固定される。振子14の長さ方向において、トルカコイ
ル18の2辺18a,18bをそれぞれ挟むように、2
対の棒状の永久磁石25が設けられる。これら永久磁石
25は図5に示すように、トルカコイル18を挟んで上
下に一方がNS、他方がSNの極を対向させてあり、こ
れによりトルカコイル18の2辺18a,18bには振
子14の長さ方向に互いに逆向きの磁界が与えられる。
【0005】おもり13の上方に位置する2本の永久磁
石25及び下方に位置する2本の永久磁石25はそれぞ
れコ字状の取付板26a及び26bに取付けられ、これ
ら取付板26a,26bが矩形枠状に重ねられ、互いに
ねじ27によりねじ止めされてマグネットアセンブリ2
2が形成される。マグネットアセンブリ22はねじ(図
示せず)によりベース28に固定設置され、このマグネ
ットアセンブリ22に、スタンド23がねじ29により
ねじ止め固定される。
【0006】取付板26aの両永久磁石25,25間に
例えば発光ダイオードからなる光源31が取付けられ、
一方取付板26bの両永久磁石25,25間には一対の
フォトダイオード32a,32bからなるフォトセンサ
32が取付けられる。光源31及びフォトセンサ32は
スリット板19のスリット19aを介して互いに対向す
る位置に位置され、これらによって振子14の振れを検
出して電気信号を発生する検出器が構成される。
【0007】今、振子14が矢印X方向に動く加速度を
受けると、光源31からスリット19aを通った光はフ
ォトセンサ32のフォトダイオード32aに多く、32
bに少なく当り、これらフォトダイオード32a,32
bの出力差によって振子14の振れが検出される。フォ
トダイオード32a,32bからなるフォトセンサ32
から出力される電気信号は、所要の電気回路(図示せ
ず)により増巾され、トルカコイル18にフォトダイオ
ード32a,32bの出力差に基づいた電流が流され
る。このトルカコイル18に流れる電流と永久磁石25
の磁界との作用により、振子14は元に戻り、零点付近
で平衡する。この時の電流は振子14に加わった加速度
に比例し、この電流から印加加速度が求められる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成とさ
れた従来のサーボ式加速度計では、マグネットアセンブ
リ22の構造及びスタンド23の取付け構造上、マグネ
ットアセンブリ22の組立及びスタンド23、振子14
の取付けを同時に行う必要がある。即ち、ベース28に
マグネットアセンブリ22の取付板26b側を取付け、
振子14のおもり13部分を取付板26b内に収容した
後、取付板26aを取付板26bに重ねてマグネットア
センブリ22を完成し、その上に取付けたスタンド23
に振子14を取付け、懸垂支持させることによって、こ
れらが組立てられる。
【0009】スタンド23への振子14の取付けにおい
ては、両板ばね11,12のヒンジ部11a,12aに
いかに不要な組立歪を与えないかが、このサーボ式加速
度計のバイアス温度特性を安定させ、かつ温度係数を低
減させる上で重要なポイントであるが、上述したような
組立てでは互いに関係する多数の組立てを同時に行わな
ければならず、よってヒンジ部11a,12aに組立歪
が生じやすいものとなっていた。
【0010】また、入力加速度が零の状態でバイアスを
零にすべく、入力加速度が零の時のスリット19aの位
置を、光源31からの光がフォトダイオード32a,3
2bにちょうど2分割されて入射する位置に一致させる
零点調整では、スタンド23を固定しているねじ29を
緩め、振子14側を移動させるため、加速度入力軸に対
して振子14の振れ軸17が傾く恐れがあり、従って振
れ軸17の加速度入力軸に対する直角度を損なうことな
く、零点調整を行わなければならず、調整に極めて手間
がかかるものとなっていた。
【0011】この発明の目的は従来の欠点を除去し、容
易かつ良好に組立てることができ、さらに零点調整も容
易に行うことができるサーボ式加速度計を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、ヒンジ部
を有する2本の板ばねにおもりが取付けられてなり、そ
のヒンジ部を振れ軸として一軸回りに振れる振子と、そ
の振子の振れを検出して電気信号を発生する検出器と、
おもりに取付けられ、軸心が振子の長さ方向とされ、か
つ相対向する2辺が振れ軸と平行な矩形枠状に巻回され
たトルカコイルと、そのトルカコイルの上記2辺をそれ
ぞれ挟んで振子の長さ方向に互いに逆向きの磁界を与え
る2対の永久磁石とを備え、上記電気信号に基づいてト
ルカコイルに電流を流し、振子の振れを元に戻して平衡
させるサーボ式加速度計において、振子がベースに立設
されたスタンドに懸垂支持され、2対の永久磁石が、コ
字の一方の脚部がベースに設置され、他方の脚部が2本
の板ばね間に挿通されたコ字状取付板の両脚部内面にそ
れぞれ互いに対向されて取付けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1及び
図2に示した実施例により説明する。なお、図3〜5と
対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。この例ではベース28にスタンド41が直接立設さ
れ、このスタンド41に振子14が懸垂支持される。振
子14のおもり13の上方に位置される2本の永久磁石
25及び光源31はL字状の取付板42aに取付けら
れ、一方おもり13の下方に位置される2本の永久磁石
25及びフォトセンサ32はL字状の取付板42bに取
付けられる。取付板42a,42bはコ字状に重ねられ
て互いにねじ27によりねじ止めされる。
【0014】即ち、この例ではマグネットアセンブリ4
3は2対の永久磁石25及び光源31、フォトセンサ3
2が、取付板42a,42bよりなるコ字状の取付板4
2のコ字の両脚部内面にそれぞれ互いに対向されて取付
けられた構成とされ、一方振子14はこのマグネットア
センブリ43とは別個にベース28に立設されたスタン
ド41に取付けられた構成とされる。
【0015】上記のような構成とされたこの発明による
サーボ式加速度計では、まず初めにベース28に立設さ
れたスタンド41に振子14が取付けられる。そして、
次にマグネットアセンブリ43が、そのコ字状取付板4
2のコ字の一方の脚部(取付板42b側)がベース28
に対接され、他方の脚部(取付板42a側)が振子14
の2本の板ばね11,12間に挿通されて、ベース28
上に設置される。なお、マグネットアセンブリ43はベ
ース28にねじ止め(図示せず)されて固定され、零点
調整はこのねじを緩め、マグネットアセンブリ43を移
動させることによって行われる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
マグネットアセンブリ43がない状態で、つまりマグネ
ットアセンブリ43の制約を受けることなく、スタンド
41に単に振子14を取付けることができるため、振子
14の取付けが容易となり、よってヒンジ部11a,1
2aに組立歪を与えることなく、良好に組立てることが
可能となる。
【0017】また、零点調整はマグネットアセンブリ4
3を移動させることによって行うことができ、振子14
及びスタンド41を移動させる必要はないため、従来の
ようにこの零点調整時に加速度入力軸に対して振子14
の振れ軸17が傾くこともなく、よって調整作業を簡易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図。
【図2】図1の一部を分解して示した斜視図。
【図3】従来のサーボ式加速度計を示す斜視図。
【図4】従来のサーボ式加速度計の振子部分の分解斜視
図。
【図5】従来のサーボ式加速度計のマグネットアセンブ
リの分解斜視図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ部を有する2本の板ばねにおもり
    が取付けられてなり、そのヒンジ部を振れ軸として一軸
    回りに振れる振子と、 その振子の振れを検出して電気信号を発生する検出器
    と、 上記おもりに取付けられ、軸心が上記振子の長さ方向と
    され、かつ相対向する2辺が上記振れ軸と平行な矩形枠
    状に巻回されたトルカコイルと、 そのトルカコイルの上記2辺をそれぞれ挟んで上記振子
    の長さ方向に互いに逆向きの磁界を与える2対の永久磁
    石とを備え、 上記電気信号に基づいて上記トルカコイルに電流を流
    し、上記振子の振れを元に戻して平衡させるサーボ式加
    速度計において、 上記振子がベースに立設されたスタンドに懸垂支持さ
    れ、 上記2対の永久磁石が、コ字の一方の脚部が上記ベース
    に設置され、他方の脚部が上記2本の板ばね間に挿通さ
    れたコ字状取付板の両脚部内面にそれぞれ互いに対向さ
    れて取付けられていることを特徴とするサーボ式加速度
    計。
JP824596A 1996-01-22 1996-01-22 サーボ式加速度計 Pending JPH08226933A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990713