JP3316584B2 - 加速度計 - Google Patents

加速度計

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JP3316584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加速度計に関し、特
に制賑・感震器および地震計等に適用される弾性ばね支
持方式振子型のサーボ式の加速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のサーボ式の加速度計の
外観斜視図が図5に示される。また、図6には、一部分
が分解された該従来例の斜視図が示されており、更に、
図7には、当該従来例の振子部分の分解斜視図が示さ
れ、図8には、その振子支持部分の分解斜視図が示され
ている。
【0003】図5に示されるように、本従来例は、ねじ
27により結合された取付板29aおよび29bにより
形成されるマグネットアセンブリ20と、振子14が、
ねじ24aおよび24bにより、スペーサ21aおよび
21bを介して取付けられているスタンド23およびベ
ース22とが一体構造化されている。また取付板29a
および29bを含むマグネットアセンブリ20には永久
磁石25が設けられており、振子14の質量部13には
トルカコイル18およびスリット板19が付与されてい
る。本従来例においては、矢印X方向に動く加速度を受
けた際の加速度計測時において、振子14の振れ範囲を
規制する隙間を調整する手段としては、取付板29aと
スタンド23の双方に雌ねじが設けられており、当該雌
ねじに対しプラスチック製または金属製の調整用ねじ3
3を取付けて、当該調整用ねじ33を、振子14の振れ
に対するストッパーとして用い、該隙間を調整するとい
う手法が用いられている。以下においては、図6、図7
および図8を参照して、本従来例について説明する。
【0004】図6は、本従来例を形成する主要部分の分
解斜視図である。図6において、2本の短冊型の板ばね
11および12には、板状の質量部13が、その板面が
板ばね11および12の伸長方向と直交する状態で取付
けられて振子14が構成されている。板ばね11および
12と質量部13とを組立てる場合には、図7に示され
るように、質量部13の上面に突設されている1対の取
付部13aおよび13bと、対応する押え板15aおよ
び15bとを用いて、それぞれ板ばね11および12の
一端部を挾み、ねじ16aおよび16bにより、それら
を一体に挿通ねじ止めすることにより行われる。なお、
この場合に、ねじ16aおよび16bの代わりにリベッ
トを用いて組立てを行うことも可能である。
【0005】図7に示されるように、板ばね11および
12の各中間部には、それぞれ幅の狭いヒンジ部11a
および12aが形成されており、振子14は、図6に示
されるように、これらのヒンジ部11aおよび12aの
中心付近を振れ軸17として、一軸回りの振れが可能と
なるように構成されている。板ばね11および12は、
例えばベリリウム銅板により成り、質量部13はアルミ
ニウムなどの金属やプラスチック材により形成される。
また、図6および図7に示されるように、質量部13の
下面には、軸心が板ばね11および12の伸長方向、即
ち振子14の長さ方向に設定され、且つ相対向するコイ
ル対向辺18aおよび18bが、振れ軸17と平行な方
形枠形状に巻回されたトルカコイル18と、中央部分に
スリット19aが形成されたスリット板19とが取付け
られている。スリット19aは、板ばね11および12
の板面を含む平面上に位置されており、また、質量部1
3のスリット19aに対向する部分には、開口部13c
が形成されている。なお、板ばね11および12の他端
側は、図8に示されるように、それぞれ1対のスペーサ
21aおよび21bに挾持され、ベース22に立設され
たスタンド23に、ねじ24aおよび24bによって挿
通されて一体に取付けられて固定される。
【0006】また、図6に示されるように、取付板29
aおよび29bにより形成されるマグネットアセンブリ
20には、振子14の長さ方向において、それぞれトル
カコイル18のコイル対向辺18aおよび18bを挾む
ように、2対の棒状の永久磁石25が設けられている。
これらの永久磁石25は、トルカコイル18を挾んで、
上下に一方がNS、他方がSNの極が相対向する状態で
配置されており、これにより、トルカコイル18のコイ
ル対向辺18aおよび18bに対しては、振子14の長
さ方向に相互に逆向きの磁界が与えられる。質量部13
の上方に位置する2本の永久磁石25および下方に位置
する2本の永久磁石25は、上述のように、それぞれ
「L」字状の取付板29aおよび29bに取付けられて
おり、これらの取付板29aおよび29bは、「コ」字
状に重ねられて、ねじ27によりベース22にねじ止め
されて固定される(ベース上の雌ねじは図示されな
い)。なお、図6は、これらの永久磁石25が取付けら
れている取付板29aよび29bが、ベース22から取
外された状態を示している。
【0007】図6において、取付板29aに設けられて
いる1対の永久磁石25の間には、例えば発光ダイオー
ドから成る光源28が取付けられており、取付板29b
の1対の永久磁石25の間には、1対のフォトダイオー
ド30aおよび30bから成るフォトセンサ30が取付
けられている。光源28およびフォトセンサ30は、ス
リット板19のスリット19aを介して相互に対向する
位置に設定されており、これらの光源28、フォトセン
サ30およびスリット19aにより、加速度に伴う振子
14の振れを検出して電気信号を発生する検出器が形成
される。図6において振子14が矢印X方向に動く加速
度を受けると、振子14が振れ軸17の回りに振られる
ことにより、光源28からスリット16aを経由してフ
ォトセンサ30に照射される光量は、フォトダイオード
30bよりも、フォトダイオード30aに対してより多
く照射される。従って、フォトセンサ30からは、フォ
トダイオード30aおよび30bの光検出出力差に対応
して、振子14の振れ具合を示す電気信号が出力され、
所定の電気回路(図示されない)により増幅されてトル
カコイル18に流入する。このトルカコイル18に流れ
る電流と永久磁石25の磁界との相互作用により、振子
14は元の位置に戻り、零点付近において平衡する。そ
の際流れる電流は、振子14に加えられた加速度に比例
しており、当該電流より印加された加速度が計測され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の加速度
計においては、前述のように、振子14の振れ範囲を規
制する隙間を調整する手段としては、取付板29aとス
タンド23に取付けられている調整用ねじ33をストッ
パーとして用い、調整用ねじ33により該隙間を調整す
るという手法が用いられている。図4(a)は、調整用
ねじ33の隙間調整方向を含む垂直面内における、板ば
ね11、質量部13、抑え板15b、トルカコイル1
8、ベース22、スタンド23、永久磁石25、ねじ2
7、取付板29a、29b、フォトセンサ30および調
整用ねじ33を含む配置関係の概要を模式的に示した部
分断面図である。図4(a)に示されるように、隙間d
1 およびd2 の調整用として調整用ねじ33を設けるこ
とにより、対応する雌ねじを、調整線に沿って取付板2
9aおよびスタンド23の双方に設けることが必要とな
り、これらの雌ねじの加工工数が増大するとともに調整
用ねじという部品が必要不可欠になるという欠点があ
る。更に、振子14の隙間d1 およびd2 を調整するた
めの調整作業工数が発生するという欠点がある。
【0009】更に、ストッパーとして機能する調整用ね
じ33が、振子14の中央部分のみに対して作用するた
めに、外部からの加速度入力に対応して、振子14に、
調整用ねじ33を支点として左右に回転するモーメント
が発生する状態となり、振子14の振れ軸17に沿って
配置されるヒンジ部11aおよび11bに対し、機械的
な悪影響を及ぼすという問題があり、これに起因して最
悪の状況下においては、該ヒンジ部に歪が生じ、或はま
た切断してしまうという欠点がある。
【0010】本発明の目的は、上記の欠点を排除し、設
計により隙間が最適値に設定される固定式のストッパー
を用いることにより、組立て後における振子14の隙間
調整作業を全く不要とし、余分の作業工数および余分の
部品の使用を削減することのできる加速度計を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の加速度計は、所
定のベースに立設されたスタンドに懸垂支持され、ヒン
ジ部を有する2本の板ばねに質量部が取付けられて成
り、該ヒンジ部を振れ軸として1軸回りに振れる振子
と、前記振子の振れを検出して電気信号を発生する検出
器と、前記質量部に取付けられ、軸芯が前記振子の長さ
方向に設定され、且つ相対向する1対のコイル対向辺が
前記振れ軸と平行な方形枠形状に巻回されたトルカコイ
ルと、一方の1対の永久磁石が上部取付部に取付けら
れ、他方の1対の永久磁石が該上部取付部に一体化され
る下部取付部に取付けられて、前記トルカコイルの前記
1対のコイル対向辺をそれぞれ挟んで前記振子の長さ方
向に相互に逆向きの磁界を与える2対の永久磁石とを備
え、前記電気信号に基づいて前記トルカコイルに電流を
流し、前記振子の振れを元に戻して平衡させるサーボ式
の加速度計において、前記下部取付部が前記ベースに設
置されて一体構造化され、前記上部取付部が前記2本の
板ばね間に挿通されて構成されており、前記スタンドと
前記上部取付部に、前記振子の振れによる動きを止める
ための固定式のストッパーをそれぞれ1対ずつ備え、当
該ストッパーに対応するストッパー対向部を前記振子の
質量部の両サイドにそれぞれ1対ずつ設けたことを特徴
としている。
【0012】なお、前記固定式のストッパーと前記スト
ッパー対向部との間の隙間を、設計により最適値に設定
し、製作によりその値を維持するようにしてもよく、ま
た、前記振子の質量部は、前記トルカコイルに対応し
て、前記振れ軸と平行な方形枠形状に形成し、前記スト
ッパー対向部としては、該振れ軸の両サイドの対向辺の
コーナ位置にそれぞれ1対ずつ設けた突起部より成る2
対の突起部により形成するようにしてもよい。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、調整用ねじにより質量部
の隙間を調整するという調整工数が不要になるととも
に、外部からの加速度入力を受けて、振子が振られる状
態において、質量部とストッパーとの対応位置関係によ
り、振れ軸に沿って配置されるヒンジ部に対する機械的
な悪影響が完全に排除される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態における一実施
例の外観斜視図である。また、図2には主要部分が分解
された本従来例の斜視図であり、図3は本実施例の振子
部分の分解斜視図である。図1および図2に示されるよ
うに、本実施例においては、ストッパー32を有する取
付板29aと対応する取付板29bが、ねじ27により
結合されてマグネットアセンブリ20を形成しており、
振子14が、ねじ24aおよび24bにより、スペーサ
21aおよび21bを介してスタンド23に取付けられ
て、ベース22とともに一体構造化されている。また取
付板29aおよび29bを含むマグネットアセンブリ2
0にはそれぞれ1対の永久磁石25が設けられており、
振子14の質量部13にはトルカコイル18およびスリ
ット板19が付与されている。本実施例においては、従
来例の場合とは異なり、矢印X方向に動く加速度の計測
時に、振子14の振れ範囲の隙間を調整する調整用ねじ
33は不要として設けておらず、振子14の質量部13
には、X方向の外部加速度の向きに対応して、その両側
にそれぞれ1対の突起部13dが設けられている。そし
て、これらの突起部13dに対応して、振子14の振れ
を規制するストッパーとして、取付板29aには1対の
ストッパー32が設けられており、またスタンド23に
は1対のストッパー31が設けられている。これらの突
起部13dとストッパー32の間の隙間、および突起部
13dとストッパー31との間の隙間は、振子14が静
止している状態において設計上最適な寸法となるように
設定され、製作加工時に高い精度でその組立てが行われ
て、その隙間寸法が維持されている。このことは、本発
明の特徴であり、従来例のように、調整用ねじによる調
整工数を不要とし、且つ調整ねじ等の部品を排除できる
要因となっている。
【0016】図2は、前述のように、主要部分が分解さ
れた本実施例の斜視図であるが、図2において、2本の
短冊型の板ばね11および12には、板状の質量部13
が、その板面が板ばね11および12の伸長方向と直交
する状態で取付けられて振子14が構成されている。板
ばね11および12の各中間部には、それぞれ幅の狭い
ヒンジ部11aおよび12aが形成されており、振子1
4は、これらのヒンジ部11aおよび12aの中心付近
を振れ軸17として、一軸回りの振れが可能となるよう
に構成されている。なお、板ばね11および12は、例
えばベリリウム銅板により成り、質量部13はアルミニ
ウムなどの金属やプラスチック材により形成されるが、
これら上記の諸点については、従来例の場合と同様の構
成となっている。また、図3の振子14の部分分解斜視
図に示されるように、本実施例においては、振子14の
主要部を形成する質量部13には、従来例の場合とは異
なり、取付部13aおよび13bのアームに対応する側
に、それぞれ特徴とする1対の突起部13dが設けられ
ている。この質量部13の下面には、従来例と同様に、
軸心が板ばね11および12の伸長方向、即ち振子14
の長さ方向に設定され、且つ相対向するコイル対向辺1
8aおよび18bが、振れ軸17と平行な方形枠形状に
巻回されたトルカコイル18と、中央部分にスリット1
9aが形成されたスリット板19とが取付けられてい
る。スリット19aは、板ばね11および12の板面を
含む平面上に位置されており、また、質量部13のスリ
ット19aに対向する部分には、開口部13cが形成さ
れている。そして、図1または図2に示されるように、
板ばね11および12の他端側は、それぞれ1対のスペ
ーサ21aおよび21bに挾持され、ベース22に立設
されたスタンド23に、ねじ24aおよび24bによっ
て挿通されて一体に取付けられて固定される。
【0017】なお、図2に示されるように、取付板29
aおよび29bが、「コ」字状に重ねられて形成される
マグネットアセンブリ20が、ねじ27によりベース2
2にねじ止めされて固定される(ベース上の雌ねじは図
示されない)点は、従来例の場合と同様である。また、
振子14の長さ方向において、それぞれトルカコイル1
8のコイル対向辺18aおよび18bを挾むように、2
対の棒状の永久磁石25が設けられており、これらの永
久磁石25が、トルカコイル18を挾んで、上下に一方
がNS、他方がSNの極が相対向する状態で配置され
て、トルカコイル18のコイル対向辺18aおよび18
bに対し、振子14の長さ方向に相互に逆向きの磁界が
与えられている点についても従来例の場合と同様であ
る。更に、取付板29aに設けられている1対の永久磁
石25の間には、例えば発光ダイオードから成る光源2
8が取付けられており、取付板29bの1対の永久磁石
25の間には、1対のフォトダイオード30aおよび3
0bから成るフォトセンサ30が取付けられており、光
源28、フォトセンサ30およびスリット板19のスリ
ット19aにより、加速度に伴う振子14の振れを検出
して電気信号を発生する加速度計測機構(図示されな
い)についても従来例と同様である。
【0018】図4(b)は、本実施例において、板ばね
11、質量部13、抑え板15b、トルカコイル18、
ベース22、スタンド23、永久磁石25、ねじ27、
取付板29a、29b、フォトセンサ30およびストッ
パー31、32を含む配置関係を模式的に示した部分側
面図である。図4(a)に示されるように、本実施例に
おいては、ストッパー32と質量部13の突起部13d
との間の隙間d1 と、ストッパー31と質量部13の突
起部13dとの間の隙間d2 は、それぞれ設計上最適な
値に設定されて製作加工されて維持されており、従来例
のように、調整用ねじにより隙間を調整することが全く
不要となっている。加えて、図2および図3に示される
ように、振子14の質量部13には、1対のストッパー
31に対応する1対の突起部13dと、1対のストッパ
ー32に対応する1対の突起部13dが、それぞれコー
ナー位置に配置されて設けられており、このために、外
部からの加速度入力に対応して、振子14が振られる状
態においても、質量部13の突起部13dとストッパー
31および32との対応位置関係により、従来例のよう
に、振れ軸17に沿って配置されるヒンジ部11aおよ
び11bに対して、左右に回転するモーメントが発生す
ることはなく、これらのヒンジ部11aおよび11bに
対し機械的な悪影響を及ぼすという問題、ならびに最悪
の場合には該ヒンジ部に歪が生じ、或はまた切断してし
まうという問題が完全に排除される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マグネ
ットアセンブリおよびベースに立設されたスタンドによ
り形成されるサーボ式の加速度計に適用されて、該スタ
ンドに懸垂される振子を形成する方形枠形状の質量部に
対して、当該振子の振れ軸の両サイドに対応する該方形
枠形状のコーナー位置にそれぞれ1対の突起部を設ける
とともに、これらの1対の突起部の位置に対応して設定
される1対のストッパーを、それぞれ対応するマグネッ
トアンセンブリおよびスタンドに設け、且つ、これらの
突起部と対応するストッパーとの間の隙間を、予め設計
により最適値となるように指定して製作加工して維持す
ることにより、従来のように調整用ねじにより隙間を調
整するという調整工数を排除することが可能になるとと
もに、調整用ねじ等の余分の部品の調達が不要になると
いう効果がある。
【0020】更に、外部からの加速度入力を受けて、振
子が振られる状態においても、質量部の突起部と、対向
するマグネットアセンブリおよびスタンドのストッパー
との対応位置関係により、従来のように、振れ軸に沿っ
て配置されるヒンジ部に対して、機械的な悪影響を及ぼ
すという問題、ならびに該ヒンジ部に歪が生じ、或はま
た切断するという問題を完全に排除することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す外観斜視図である。
【図2】前記実施例の主要部分の分解斜視図である。
【図3】前記実施例に含まれる振子部分の分解斜視図で
ある。
【図4】本発明と従来例との機能対比を示すための部分
構成比較図である。
【図5】従来例を示す外観斜視図である。
【図6】前記従来例の主要部分の分解斜視図である。
【図7】前記従来例に含まれる振子部分の分解斜視図で
ある。
【図8】前記従来例における振子支持部分の分解斜視図
である。
【符号の説明】
11,12 板ばね 11a,12a ヒンジ部 13 質量部 13a,13b 取付部 13c 開口部 13d 突起部 14 振子 15a,15b 押え板 16a,16b,24a,24b、27 ねじ 17 振れ軸 18 トルカコイル 18a,18b コイル対向辺 19 スリット板 19a スリット 20 マグネットアセンブリ 21a,21b スペーサ 22 ベース 23 スタンド 25 永久磁石 28 光源 29 取付板部 29a,29b 取付板 30 フォトセンサ 30a,30b フォトダイオード 31,32 ストッパー 33 調整用ねじ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のベースに立設されたスタンドに懸
    垂支持され、ヒンジ部を有する2本の板ばねに質量部が
    取付けられて成り、該ヒンジ部を振れ軸として1軸回り
    に振れる振子と、 前記振子の振れを検出して電気信号を発生する検出器
    と、 前記質量部に取付けられ、軸芯が前記振子の長さ方向に
    設定され、且つ相対向する1対のコイル対向辺が前記振
    れ軸と平行な方形枠形状に巻回されたトルカコイルと、 一方の1対の永久磁石が上部取付部に取付けられ、他方
    の1対の永久磁石が該上部取付部に一体化される下部取
    付部に取付けられて、前記トルカコイルの前記1対のコ
    イル対向辺をそれぞれ挟んで前記振子の長さ方向に相互
    に逆向きの磁界を与える2対の永久磁石とを備え、 前記電気信号に基づいて前記トルカコイルに電流を流
    し、前記振子の振れを元に戻して平衡させるサーボ式の
    加速度計において、 前記下部取付部が前記ベースに設置されて一体構造化さ
    れ、前記上部取付部が前記2本の板ばね間に挿通されて
    構成されており、前記スタンドと前記上部取付部に、前
    記振子の振れによる動きを止めるための固定式のストッ
    パーをそれぞれ1対ずつ備え、当該ストッパーに対応す
    るストッパー対向部を前記振子の質量部の両サイドにそ
    れぞれ1対ずつ設けたことを特徴とする加速度計。
  2. 【請求項2】 前記固定式のストッパーと前記ストッパ
    ー対向部との間の隙間を、設計により最適値に設定し、
    製作によりその値を維持することを特徴とする請求項1
    記載の加速度計。
  3. 【請求項3】 前記振子の質量部が、前記トルカコイル
    に対応して、前記振れ軸と平行な方形枠形状に形成さ
    れ、前記ストッパー対向部が、該振れ軸の両サイドの対
    向辺のコーナ位置にそれぞれ1対ずつ設けた突起部より
    成る2対の突起部により形成されることを特徴とする請
    求項1または2記載の加速度計。
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