JPH08226366A - スタータ - Google Patents
スタータInfo
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- JPH08226366A JPH08226366A JP7305674A JP30567495A JPH08226366A JP H08226366 A JPH08226366 A JP H08226366A JP 7305674 A JP7305674 A JP 7305674A JP 30567495 A JP30567495 A JP 30567495A JP H08226366 A JPH08226366 A JP H08226366A
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- sleeve
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
つ、吸引コイルの熱を直接スリーブを介してプランジャ
に伝達させて逃がし、吸引力の低下を抑制できるスター
タを提供する。 【解決手段】 吸引コイル650が、非磁性体で伝熱性
を有するスリーブ651に直接巻装され、スリーブ65
1にプランジャ610を当接させているので、モータ5
00が通電されることにより発生する熱の影響及び、吸
引コイル650が通電されることにより、吸引コイル6
50で発生する熱を、吸引コイル650から、プランジ
ャ610に直接伝達し熱を逃がすため、吸引コイル65
0の吸引力の低下が抑制できるとともに、マグネットス
イッチ600がモータ500の反ピニオンギヤ210側
近傍に配置されているので、スタータをエンジンに取り
付ける際、スタータがエンジンに干渉することなく、取
付が非常に容易となる。
Description
せるスタータに関するものである。
一例を図26に示し、この図26の電気回路図を図27
に示す。1は底部を有する筒状のマグネットスイッチヨ
ークであり、底部の中央部には、プランジャ12が軸方
向に移動可能に貫通穴が設けられている。2は樹脂から
なるボビンであり、このボビン2の外周には、保持コイ
ル4と吸引コイル5の2種類のコイルが巻装されてい
る。保持コイル4は、一端がマグネットスイッチヨーク
1より外部に引き出され、図27に示されるキースイッ
チ21の端子の負荷側に接続され、他端は、固定子鉄心
7にアースされている。吸引コイル5は、一端が上記キ
ースイッチ21の端子の負荷側に接続され、他端が図2
7に示されるモータ30の端子の正側に接続されてい
る。6は、ボビン2をマグネットスイッチヨーク1と固
定子鉄心(ステーショナリコア)7との間に固定する皿
バネである。8は樹脂製キャップであり、パッキン9を
介してステーショナリコア7とともにマグネットスイッ
チカバー1の先端部1aでかしめ固定されている。この
キャップ8には、端子ボルト10a、10bが配設さ
れ、かしめワッシャ11によりキャップ8にかしめ固定
されている。また、キャップ8内側の端子ボルト10
a、10bの端部には、可動接点15と当接する固定接
点10c、10dが配設されている。なお、端子ボルト
10aは、図27に示されるバッテリ31にケーブルに
より電気接続され、端子ボルト10bは、図27に示さ
れるモータ30にケーブルにより電気接続されている。
なお、保持コイル4と吸引コイル5との巻数はほぼ同一
であり、吸引コイル5の上層に保持コイル4が巻装され
ている。
体のスリーブである。プランジャ12の一端には、図示
されないスタータのシフトレバーと係合する係合部13
が設けられ、他端には、プランジャシャフト14が設け
られ、このプランジャシャフト14上には可動接点15
が配設され、この可動接点15をプランジャシャフト1
4から絶縁すべく、可動接点15の両端面に絶縁ワッシ
ャ16及び絶縁ワッシャ19も配設されている。なお、
可動接点15は、絶縁ワッシャ16及び絶縁ワッシャ1
9とともに、摺動自在にプランジャシャフト14上に遊
嵌されている。18は、プランジャシャフト14の外周
の溝に嵌着された止め輪であり、可動接点15の軸方向
の移動を規制するものである。17は、可動接点15を
固定接点10c、10d方向に押圧する接点スプリング
であり、プランジャシャフト14の段部14aと絶縁ワ
ッシャ16との間に配設されている。20は、可動接点
15を固定接点10c、10dから遠ざけるプランジャ
リターンスプリングである。なお、前記シフトレバーの
一端は、係合部13と係合しているが、他端は、図示さ
れないエンジンのリングギヤと噛み合うピニオンと係合
しており、シフレバーが作動することにより、ピニオン
が移動する。
る。保持コイル4と吸引コイル5に通電されると、プラ
ンジャ12がステーショナリコア7側に吸引され、プラ
ンジャ12の一端に設けられた係合部13に係合された
図示されないシフトレバーにより、ピニオンが押し出さ
れリングギヤと当接する。そして、プランジャ12はさ
らに、ステーショナリコア7側に吸引され、プランジャ
シャフト14上の可動接点15が、固定接点10c、1
0dと当接し、モータ30に給電され、モータ30が回
転し、その回転がオーバーランニングクラッチに伝達さ
れ、ピニオンがリングギヤに噛み合いエンジンを駆動さ
せる。
リ31の電圧とほぼ等しくなるため、吸引コイル5への
通電がなくなり、プランジャ12には保持コイル4のみ
の起電力でステーショナリコア7に吸着する。次に、エ
ンジンが始動し、保持コイル4への通電がオフされると
プランジャ12はプランジャリターンスプリング20に
より固定接点10c、10d側から遠ざかり、シフトレ
バーによりピニオンがリングギヤから離脱し、同時に固
定接点15が固定接点10c、10dより離脱し、モー
タは停止し、スタータの作動は止まる。
チの外周部に規制部材を当接させることで、モータによ
るシャフトの回転により、規制部材とクラッチとの摩擦
によって、ピニオンをリングギヤ側に移動させて、ピニ
オンとリングギヤを噛み合わせるスタータがイギリス特
許第614201号に記載されており、このマグネット
スイッチは、プランジャの先端部に設けられた規制部材
をクラッチの外周に当接させるとともに、バッテリから
給電されることにより、コイルが励磁され、この励磁に
より、プランジャが移動してプランジャに取付られた可
動接点が固定接点に当接し、モータにバッテリ電流を給
電するものである。
ものは、通常、マグネットスイッチがモータと並列に配
設されており、後者のものは、マグネットスイッチがク
ラッチの径方向外周側近傍に配設されているため、スタ
ータの径方向側の体格が大型化してしまいエンジンへの
スタータの取付性が悪化してしまう。
の体格を小さくするため、マグネットスイッチをモータ
の反ピニオン側に配設することを考えた。しかしなが
ら、マグネットスイッチをモータの反ピニオン側近傍に
配設すると、モータが通電されることにより発生する熱
の影響を、マグネットスイッチ内に配置されたコイルが
受けるとともに、コイルが通電されることによるコイル
自体も発熱するため、コイルの抵抗が増加し、吸引力が
低下する。
バーを介してリングギヤに噛み合わせるのに大きな力が
必要となるため、コイルを吸引コイルと保持コイルの2
つのコイルで構成しなければならず、そのため、吸引コ
イルと保持コイルに流れる電流バランスを保つ必要があ
り、一層目に当たる吸引コイルが振動等により絶縁被膜
が剥がれ、スリーブに短絡し、電流バランスが崩れない
ように、確実に吸引コイルをスリーブから絶縁しなけれ
ばならない。よって、吸引コイルは樹脂製のボビンに巻
装されるか、またはスリーブ外周の絶縁部材上(例え
ば、絶縁紙、絶縁テープ等)に巻きつけることで確実に
絶縁する必要がある。ところが、ボビンまたは絶縁部材
は伝熱性が悪いため、コイルで発熱した熱が逃げずコイ
ル自体の温度が高くなり、コイルの抵抗が著しく増加し
てしまう。さらに、上述したように、マグネットスイッ
チをモータの反ピニオンギヤ側近傍に配設することによ
るモータのコイルへの熱伝導によって、コイル温度がさ
らに増加し、吸引力が著しく低下してしまう。
たものであり、スタータのエンジンへの取付性を良好に
しつつ、吸引コイルの熱を出来る限り逃がすことに着目
し、その熱を直接スリーブを介してプランジャに伝達さ
せて逃がし、吸引力の低下を抑制することができるスタ
ータを提供することを目的する。
に請求項1記載の手段を採用することができる。この手
段によると、絶縁被膜を有するコイルが、非磁性体で伝
熱性を有するスリーブに直接巻装されるので、スタータ
モータが通電されることにより発生する熱の影響及び、
コイルが通電されることにより、コイルで発生する熱
を、コイルから、伝熱性を有するスリーブに当接してい
るプランジャに直接伝達し、熱を逃がすため、コイルの
吸引力の低下が抑制できるとともに、マグネットスイッ
チがスタータモータの反ピニオン側近傍に配置されてい
るので、スタータをエンジンに取り付ける際、スタータ
がエンジンに干渉することなく、取付が非常に容易とな
る。
状の磁性体からなり、コイルが内周に配設されたマグネ
ットスイッチヨークと、このマグネットスイッチヨーク
の開口部を塞ぐ磁性体からなる固定子鉄心とを有し、ス
リーブが、固定子鉄心もしくはマグネットスイッチヨー
クに当接しているため、モータが通電されることにより
発生する熱の影響及び、コイルが通電されることによ
り、コイルで発生する熱を、コイルから、スリーブに当
接しているプランジャに直接伝達するとともに、スリー
ブに当接しているマグネットスイッチヨークもしくは固
定子鉄心にも伝達し、熱を効率良く逃がすため、コイル
の吸引力の低下が抑制できる。
属板を丸めて、当接面同志を接続する継ぎ目部分で接続
するので、スリーブ自体が径方向にスプリングバック作
用による弾性力を有しているため、スリーブの外周に巻
装されたコイルが緩みにくくなり、コイルとスリーブが
密着して熱を効率的にスリーブに伝達することができ
る。
るコイルが、非磁性体で伝熱性を有するスリーブに直接
巻装されるので、スタータモータが通電されることによ
り発生する熱の影響及び、コイルが通電されることによ
り、コイルで発生する熱を、コイルから、伝熱性を有す
るスリーブに当接しているプランジャに直接伝達し、熱
を逃がすため、コイルの吸引力の低下が抑制できるとと
もに、マグネットスイッチがスタータモータの反ピニオ
ン側近傍に配置されているので、スタータをエンジンに
取り付ける際、スタータがエンジンに干渉することな
く、取付が非常に容易となる。
をリングギヤ側に移動させるスタータにおいては、従来
のように、吸引コイルと保持コイルとの巻線を略同一に
保って、コイル同志のバランスをとる必要がなく、1つ
のコイルでできるとともに、コイルの一端部が接地さ
れ、この一端部からスリーブに直接巻装したとしても、
例えば、コイルの一層目がスリーブに短絡し、実質的に
コイルの巻数が減少した場合、その分、抵抗値が減少し
て電流が増すため、電流×ターン数(コイルの巻数)で
ある吸引力は大きく変わることはなく、言い換えれば、
吸引性能も変わらなく、回転規制手段を作動させるのに
十分であるので、コイルをスリーブの外周に巻装する時
に、特別に絶縁処理をスリーブに施す必要はなく、コス
ト低減が図れる。
状の磁性体からなり、コイルが内周に配設されたマグネ
ットスイッチヨークと、このマグネットスイッチヨーク
の開口部を塞ぐ磁性体からなる固定子鉄心とを有し、ス
リーブが、固定子鉄心もしくはマグネットスイッチヨー
クに当接しているため、モータが通電されることにより
発生する熱の影響及び、コイルが通電されることによ
り、コイルで発生する熱を、コイルから、スリーブに当
接しているプランジャに直接伝達するとともに、スリー
ブに当接しているマグネットスイッチヨークもしくは固
定子鉄心にも伝達し、熱を効率良く逃がすため、コイル
の吸引力の低下が抑制できる。
属板を丸めて、当接面同志を接続する継ぎ目部分で接続
するので、スリーブ自体が径方向にスプリングバック作
用による弾性力を有しているため、スリーブの外周に巻
装されたコイルが緩みにくくなり、コイルとスリーブが
密着して熱を効率的にスリーブに伝達することができ
る。
ないし図25に示す一実施例に基づき説明する。スター
タは、エンジンに配設されたリングギヤ100に噛み合
うピニオン200や遊星歯車機構300を内包するハウ
ジング400と、モータ500と、マグネットスイッチ
600を内包するエンドフレーム700とに大別され
る。また、スタータの内部では、ハウジング400とモ
ータ500との間がモータ隔壁800によって区画さ
れ、モータ500とエンドフレーム700との間がブラ
シ保持部材900によって区画されている。
に示すように、ピニオン200(本発明でいうピニオン
移動体)には、エンジンのリングギヤ100に噛合する
ピニオンギヤ210が形成されている。ピニオンギヤ2
10の内周面には、出力軸220に形成されたヘリカル
スプライン221に嵌まり合うピニオンヘリカルスプラ
イン211が形成されている。
は、ピニオンギヤ210の外径寸法よりも大径なフラン
ジ213が環状に形成されている。このフランジ213
の外周には、全周に亘ってピニオンギヤ210の外歯枚
数以上の凹凸214が形成されている。この凹凸214
は、後述するピニオン回転規制部材230の規制爪23
1が嵌まり合うためのものである。ワッシャ215は、
ピニオンギヤ210の後端に形成した円環部216を外
周側へ曲げ込むことにより、フランジ213の後面にお
いて回転自在で、且つ軸方向へ抜けない構造としてい
る。
バネよりなるリターンスプリング240により、常に出
力軸220の後方へ付勢されている。リターンスプリン
グ240は、直接ピニオンギヤ210を付勢するのでは
なく、本実施例では、ハウジング400の開口部410
を開閉する後述するシャッタ420のリング体421を
介してピニオンギヤ210を付勢する。
発明でいうピニオン移動体としているが、ピニオン20
0を有する一方向性クラッチをピニオン移動体としても
よい。 〔回転規制部材230の説明〕回転規制部材230は、
図2および図3(a),(b)に示すように、約3/2
巻回した板バネ部材で、そのうち、約3/4巻回は、軸
方向の板長の長い高いバネ定数の回転規制部232で、
残りの約3/4巻回は、軸方向の板長の短い低いバネ定
数の付勢手段をなす復帰バネ部233である。
ヤ210のフランジ213に形成された多数の凹凸21
4に嵌まり合う軸方向にのびる規制部をなす規制爪23
1が設けられている。この規制爪231は、ピニオンギ
ヤ210の凹凸214に嵌合するとともに、規制爪23
1の剛性を向上するために、軸方向に長く形成されると
ともに、径方向内側に折り曲げられ、断面L字状に形成
されている。(棒状となっている) 回転規制部232は、上下方向へ伸びる直線部235を
備える。この直線部235は、センターブラケット36
0の前面に突出して設けられた2本の支持腕361によ
って上下方向へ摺動自在に支持される。つまり、直線部
235が上下方向へ移動することにより、回転規制部2
32も上下方向へ移動する。
端(規制爪231の180°反対側の位置)には、後述
するマグネットスイッチ600の作動を伝える後述する
紐状部材680(例えば、ワイヤ)の前端の球体601
が係合されている。復帰バネ部233の端部側は、巻の
曲率が大きく設けられ、復帰バネ部233の一端部23
6がセンターブラケット360の下部前面に突出して設
けられた規制棚362の上面に当たっている。
状部材680は、マグネットスイッチ600の作動を規
制爪231に伝達する伝達手段で、マグネットスイッチ
600の作動によって、回転規制部232を下方へ引
き、規制爪231と、ピニオンギヤ210のフランジ2
13の凹凸214とを係合させる。その際、復帰バネ部
233の一端部236が、位置の規制のための規制棚3
62に当接されており、復帰バネ部233がたわむこと
となる。規制爪231がピニオンギヤ210の凹凸21
4に係合しているので、モータ500のアーマチャシャ
フト510及び遊星減速機構300を介して、ピニオン
ギヤ210を回転させようとすると、ピニオンギヤ21
0が出力軸220のヘリカルスプライン221に沿っ
て、前進する。ピニオンギヤ210が、リングギヤ10
0に当接し、ピニオンギヤ210の前進が防止される
と、出力軸210の更なる回動力により、回転規制部材
230自身がたわんで、ピニオンギヤ210がわずかに
回動し、リングギヤ100に噛み合う。そして、ピニオ
ンギヤ210が前進すると、規制爪231が凹凸214
から外れ、規制爪231がピニオンギヤ210のフラン
ジ213の後方に落ち込み、規制爪231の前端がワッ
シャ215の後面に当たり、ピニオンギヤ210がエン
ジンのリングギヤ100の回転を受けて後退するのを防
ぐ。
し、紐状部材680が回転規制部232を下方へ引くの
を停止すると同時に、復帰バネ部233の作用で、回転
規制部232が元の位置に復帰する。回転規制部材23
0は、単にピニオンギヤ210の回転を規制するだけの
少ない力で保持されればよいため、マグネットスイッチ
600により、紐状部材680を使用して、ピニオンギ
ヤ210側に移動されることができ、これにより、マグ
ネットスイッチ600の配置の自由度を増すことができ
る。
オン係止リング250は、出力軸220の周囲に形成さ
れた断面矩形の環状溝内に固定されている。このピニオ
ン係止リング250は、断面矩形の鋼材を丸め加工して
形成したもので、両端のそれぞれには、略S字状の凹凸
251(係合手段の一例)が形成され、一方の凸部が他
方の凹部に係合し、他方の凸部が一方の凹部に係合して
いる。
構300は、図1に示すように、後述するモータ500
の回転数を減速して、モータ500の出力トルクを増大
する減速手段である。遊星歯車機構300は、モータ5
00のアーマチャシャフト510(後述する)の前側外
周に形成されたサンギヤ310と、このサンギヤ310
に噛合し、このサンギヤ310の周囲で回転する複数の
プラネタリーギヤ320と、このプラネタリーギヤ32
0をサンギヤ310の周囲で回転自在に支持し、出力軸
220と一体形成されたプラネットキャリア330と、
プラネタリーギヤ320の外周においてプラネタリーギ
ヤ320と噛合する筒状で、かつ樹脂からなるインター
ナルギヤ340とからなる。
明〕オーバーランニングクラッチ350は、インターナ
ルギヤ340を、一方向のみ(エンジンの回転を受けて
回転する方向のみ)回転可能に支持されている。オーバ
ーランニングクラッチ350は、インターナルギヤ34
0の前側に一体形成された第1の円筒部をなすクラッチ
アウタ351と、遊星歯車機構300の前方を覆う固定
側をなすセンターブラケット360の後面に形成され、
クラッチアウタ351の内周と対抗して配置された第2
の円筒部をなす環状のクラッチインナ352と、クラッ
チアウタ351の内周面に傾斜して形成されたローラ収
納部に収納されるローラ353とを有している。
軸220を軸受370を介して回転自在に支持するセン
ターブラケット360を利用しているので、軸方向長も
長くすることをなし、小型化を計ることができる。 〔センターブラケット360の説明〕センターブラケッ
ト360は、図4ないし図6に示すもので、ハウジング
400の後側の内部に配置されている。ハウジング40
0とセンターブラケット360とは、一端がハウジング
400に係止され、他端がセンターブラケット360に
係止されたリングバネ390によって連結され、オーバ
ーランニングクラッチ350を構成するクラッチインナ
352の受ける回転反力をリングバネ390で吸収し、
反力が直接ハウジング400に伝わらないように設けら
れている。
は、ピニオン回転規制部材230を保持する2本の支持
腕361と、ピニオン回転規制部材230の下端が搭載
される規制棚362が設けられている。さらに、センタ
ーブラケット360の周囲には、ハウジング400の内
側の凸部(図示しない)と嵌まり合う切欠部363が複
数形成されている。なお、上側の切欠部363は、ハウ
ジング400内の空気をヨーク501内へ導くための空
気通路としても利用される。また、センターブラケット
360の下端には、紐状部材680(後述する)を軸方
向に挿通する凹部364が形成されている。
ラネタリーギヤ320を支持するために径方向に伸びる
フランジ形突出部331を備える。このフランジ形突出
部331には、後方に伸びるピン332が固定されてお
り、このピン332がメタル軸受333を介してプラネ
タリーギヤ320を回転自在に支持している。また、プ
ラネットキャリア330は、前側端部がハウジング40
0の前端内部に固定されたハウジング軸受440と、セ
ンターブラケット360の内周の内側筒部365内に固
定されたセンターブラケット軸受370とによって、回
転自在に支持されている。
部365の前端位置に環状溝334を備え、この環状溝
334には、止め輪335が嵌め合わされている。この
止め輪335と内側筒部365の前端との間には、プラ
ネットキャリア330に対して回転自在に装着されたワ
ッシャ336が設けられており、止め輪335がワッシ
ャ336を介して内側筒部365の前端に当接すること
により、プラネットキャリア330が後方に移動するこ
とが規制される。また、プラネットキャリア330の後
側を支持するセンターブラケット軸受370の後端は、
内側筒部365の後端と、フランジ形突出部331との
間に挟まれるフランジ部371を備え、フランジ形突出
部331がフランジ部371を介して内側筒部365の
後端に当接することにより、プラネットキャリア330
が前方に移動することが規制される。
は、軸方向に伸びる凹部337を備え、この凹部337
内に配置されるプラネットキャリア軸受380を介して
アーマチャシャフト520の前端を回転自在に支持して
いる。 〔ハウジング400の説明〕ハウジング400は、ハウ
ジング400の前端内部に固定されたハウジング軸受4
40で出力軸220を軸支するとともに、開口部410
からの雨水等の進入を極力低減するために、開口部41
0の下部においてハウジング400とピニオンギヤ21
0の外径との隙間を極力小さくする遮水壁460を備え
ている。また、ハウジング400の前端の下部には、軸
方向に伸びる2つのスライド溝450が設けられ、この
スライド溝450に後述するシャッタ420が配設され
る。
の作動は、スタータが起動してピニオンギヤ210が出
力軸220に沿って前方へ移動すると、リング体421
がピニオンギヤ210ともに前方へ移動する。すると、
リング体421と一体の遮水部422が前方へ移動し、
ハウジング400の開口部410を開く。スタータの作
動が停止してピニオンギヤ210が出力軸220に沿っ
て後方へ移動すると、リング体421もピニオンギヤ2
10とともに後方へ移動する。すると、リング体421
と一体の遮水部422も後方へ移動し、ハウジング40
0の開口部410を閉じる。この結果、開閉手段をなす
シャッタ420は、スタータの非作動時には、リングギ
ヤ100の遠心力等によって飛散する雨水等が遮水部4
22によってハウジング400内に進入するのを防ぐ。
30は、出力軸220の周囲をシールするもので、ハウ
ジング400の開口部410より進入した雨水や塵等
が、ハウジング400の前端のハウジング軸受440へ
進入するのを阻止している。 〔モータ500の説明〕モータ500は、ヨーク50
1、モータ隔壁800、後述するブラシ保持部材900
に囲まれて構成される。なお、モータ隔壁800は、セ
ンターブラケット360との間で遊星歯車機構300を
収納するもので、遊星歯車機構300内の潤滑油がモー
タ500に進入するのを防ぐ役目も果たす。
マチャシャフト510、このアーマチャシャフト510
に固定されて一体に回転する電機子鉄心520および電
機子コイル530から構成されるアーマチュア540
と、アーマチュア540を回転させる固定磁極550と
から構成され、固定磁極550はヨーク501の内周に
固定される。
マチャシャフト510は、プラネットキャリア330の
後内部のプラネットキャリア軸受380、およびブラシ
保持部材900の内周に固着されたブラシ保持部材軸受
564によって回転自在に支持される。このアーマチャ
シャフト510の前端は、遊星歯車機構300の内側に
挿通されるとともに、上述のように、アーマチャシャフ
ト510の前端外周には遊星歯車機構300のサンギヤ
310が形成されている。
ル530は、本実施例では複数(例えば25本)の上層
コイルバー531と、この上層コイルバー531と同数
の下層コイルバー532とを用い、それぞれの上層コイ
ルバー531と下層コイルバー532とを径方向に積層
した2層巻コイルを採用する。そして、各上層コイルバ
ー531と各下層コイルバー532とを組み合わせ、各
上層コイルバー531の端部と各下層コイルバー532
の端部とを電気的に接続して環状のコイルを構成してい
る。
ルバー531は、電導性に優れた材質(例えば銅)より
なり、固定磁極550に対して平行に伸び、スロット5
24の外周側に保持される上層コイル辺533と、この
上層コイル辺533の両端から内側に曲折され、アーマ
チャシャフト510の軸方向に対して垂直方向に伸びる
2つの上層コイル端534とを備える。なお、上層コイ
ル辺533および2つの上層コイル端534は、冷間鋳
造によって一体成形したものであっても、プレスによっ
てコ字状に曲折して形成したものであっても、別部品で
形成した上層コイル辺533と2つの上層コイル端53
4とを溶接等の接合技術で接合して形成したものであっ
ても良い。
に示すように、断面矩形の直線状の棒で、図11に示す
ように、周囲が上層絶縁フィルム(例えばナイロン等の
樹脂薄膜や紙)に覆われた状態で、後述する下層コイル
辺536とともに、スロット524内に強固に収容され
る。図10に示す如く、2つの上層コイル端534のう
ち、一方の上層コイル端534は、回転方向に対して前
進側に傾斜して設けられ、他方の上層コイル端534
は、回転方向に対して後退側に傾斜して設けられてい
る。2つの上層コイル端534の径方向に対する傾斜角
は、上層コイル辺533に対して同一の傾斜角で、且つ
2つの上層コイル端534は、同一の形状に設けられて
いる。これによって、上層コイルバー531を中心に1
80°反転させても、上層コイルバー531は反転前と
同一の形状となる。つまり、2つの上層コイル端534
には区別がないため、上層コイルバー531を電機子鉄
心520に組付ける際の作業性に優れる。
ットスイッチ600側に位置する上層コイル端534
は、後述するブラシ910と直接当接して電機子コイル
86を通電する。そのため、少なくともブラシ910が
当接する上層コイル端534の表面は、平滑に処理され
ている。本実施例のスタータは、電機子コイル530を
通電するための独立した整流子を設ける必要がない。つ
まり、独立した整流子が不要となるため、部品点数を低
減することができるとともに、スタータの製造工程を少
なくでき、製造コストを抑えることができる。また、独
立した整流子をスタータ内に配置する必要がなくなるこ
とにより、スタータの軸方向の体格を小型化できる効果
も生じる。
ルバー532は、上層コイルバー531と同様、電導性
に優れた材質(例えば銅)よりなり、固定磁極550に
対して平行に伸び、スロット524の内側に保持される
下層コイル辺536と、この下層コイル辺536の両端
から内側に曲折され、シャフト510の軸方向に対して
垂直方向に伸びる2つの下層コイル端537とを備え
る。なお、下層コイル辺536および2つの下層コイル
端537は、上層コイルバー531と同様、冷間鋳造に
よって一体成形したものであっても、プレスによってコ
字状に曲折して形成したものであっても、別部品で形成
した下層コイル辺536と2つの下層コイル端537と
を溶接等の接合技術で接合して形成したものであっても
良い。
ル端537との絶縁は、絶縁スペーサ560によって確
保され、各下層コイル端537と電機子鉄心520との
絶縁は、樹脂製(例えばナイロンやフェノール樹脂)の
絶縁リング590によって確保される。下層コイル辺5
36は、図8および図11に示すように、断面矩形の直
線状の棒で、図7に示すように、上層コイル辺533と
ともに、スロット524内に強固に収容される。なお、
下層コイル辺536は、上層絶縁フィルムで覆われた上
層コイル辺533とともに、下層絶縁フィルム(例えば
ナイロンや紙)で覆われた状態で、スロット524内に
収容される。
は、軸方向に伸びる下層内部延長部539を備える。こ
の下層内部延長部539の外周面は、絶縁スペーサ56
0の内周に形成された凹部561に嵌まり合うととも
に、上層コイル端534の端部の上層内部延長部538
の内周に重ね合わされ、溶接等の接合技術で電気的、且
つ機械的に接続される。なお、下層内部延長部539の
内周面は、アーマチャシャフト510に対して離れて絶
縁配置される。
部には、軸方向に伸びる上層内部延長部538を備え
る。この上層内部延長部538の内周面は、前述した下
層コイルバー532の内端に設けられた下層内部延長部
539の外周に重ね合わされ、溶接等の接合技術で電気
的、且つ機械的に接続される。また、上層内部延長部5
38の外周面は、アーマチャシャフト510に圧入固定
された固定部材570の外周環状部571の内面に、絶
縁キャップ580を介して当接する。
サ560は、樹脂製(例えばエポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ナイロン)の薄板リングで、図12に示すよう
に、外周側に各上層コイル端534の突起534aが嵌
め合わされる複数の穴561が形成されている。また、
絶縁スペーサ560の内周には、下層コイル端537の
内側の下層内部延長部539が嵌め合わされる凹部56
2が形成されている。この絶縁スペーサ560の穴56
1および凹部562は、後述するように、電機子コイル
530の位置決め、および固定に用いられる。
は、鉄製の環状体で、図13に示すように、アーマチャ
シャフト510に圧入される内周環状部572と、上層
コイル端534および下層コイル端537が軸方向に広
がるのを阻止する軸方向に垂直に伸びる規制リング57
3と、上層コイル端534の上層内部延長部538を内
包して、電機子コイル530の内径が、遠心力によって
広がるのを防ぐ外周環状部571とから構成される。な
お、この固定部材570は、上層コイル端534および
下層コイル端537との絶縁を確保するために、上層コ
イル端534および下層コイル端537との間に、図1
4に示す樹脂製(例えばナイロン)の円盤状の絶縁キャ
ップ580を介在させている。
ル530を構成する上層コイルバー531の両端の上層
コイル端534、および下層コイルバー532の両端の
下層コイル端537が、それぞれアーマチャシャフト5
10の軸方向に対して、垂直に設けられているため、ア
ーマチャ540の軸方向寸法を短くできるため、モータ
500の軸方向寸法も短くでき、この結果、スタータを
従来に比較して小型化できる。
方向寸法の短縮スペースと、独立した整流子を廃止する
ことによって生じた短縮スペースとに、マグネットスイ
ッチ600を配置したため、従来に比較してスタータの
軸方向寸法は対して変わらないものの、従来ではモータ
500の上方に搭載されていたマグネットスイッチ60
0のスペースが不要となるため、スタータの占める体積
を、従来に比較して飛躍的に小さくすることができる。
は、本実施例では永久磁石を用いたもので、図15に示
すように、複数(例えば6つ)の主磁極551と、この
主磁極551の各間に配置される極間磁極552とから
構成される。なお、固定磁極550として永久磁石の代
わりに通電によって磁力を発生するフィールドコイルを
用いても良い。
凹溝502の内側の両端によって、位置決めがなされ、
各主磁極551の間に極間磁極552を配置した状態
で、固定磁極550の内周に配置される固定スリーブ5
53によって、ヨーク501の内部に固定される。〔マ
グネットスイッチ600の説明〕マグネットスイッチ6
00は、図1、図16および図17に示すように、後述
するブラシ保持体900に保持されて、後述するエンド
フレーム700内に配置され、アーマチャシャフト51
0に対して略垂直方向になるように固定されている。即
ち、マグネットスイッチ600は、モータ500の反ピ
ニオンギヤ210側近傍に配設されている。
て、プランジャ610を上方へ駆動し、プランジャ61
0と一体に移動する2つの接点(下側可動接点611と
上側可動接点612)を、順次、端子ボルト620の頭
部621および固定接点630の当接部631に当接さ
せるものである。なお、端子ボルト620には、図示さ
れないバッテリケーブルが接続されている。
い磁性体製(例えば鉄製)の底部を有する筒状のマグネ
ットスイッチヨーク640の内側に構成されている。マ
グネットスイッチヨーク640は例えば軟鋼板をカップ
状にプレス成形したもので、マグネットスイッチヨーク
640の底の中央には、プランジャ610を上下方向に
移動自在に挿通する穴641を備える。また、マグネッ
トスイッチヨーク640の上側開口は、伝熱性のよい磁
性体製(例えば鉄製)のステーショナリコア642によ
って塞がれている。
部643と、下側の中径部644と、さらに下側の小径
部645とからなり、大径部643の外周が、マグネッ
トスイッチヨーク640の上端を内側へカシメることに
よって、ステーショナリコア642がマグネットスイッ
チヨーク640の上側開口内に固定されている。中径部
644の周囲には、吸引コイル650の上端が装着され
ている。ステーショナリコア642の小径部645の外
周には、プランジャ610を下方に付勢する圧縮コイル
バネ660の上端が装着されている。
を発生して、プランジャ610を引きつける吸着手段
で、吸引コイル650は、上端がステーショナリコア6
42の中径部644に装着され、プランジャ610を上
下方向に摺動自在に覆うスリーブ651を備える。この
スリーブ651は、伝熱性に優れる非磁性体(例えば銅
板、真鍮、ステンレス)の薄板を丸めて加工したもの
で、このスリーブ651の上端および下端には、樹脂等
よりなる絶縁ワッシャ652a、652bが設けられて
いる。
は、従来、吸引コイルと保持コイルとによって構成され
ていた励磁コイルを吸引コイルのみの1コイルにしたも
のである。ここで、図1に示されるスタータ、特に、マ
グネットスイッチ600の要部を図23に示し、これに
ついて説明する。マグネットスイッチヨーク640の上
側開口部640aは、ステーショナリコア642の外周
にかしめ固定されている。スリーブ651の上側端部に
は、吸引コイル650の一端部と係合する突出係合部6
51aが設けられている。この係合部651aはスリー
ブ651の外周より径方向に向かって突出したものであ
る。スリーブ651の突出係合部651aと係合する吸
引コイル650の一端部は、スリーブ651の外周に吸
引コイル650を巻装する際、吸引コイル650の一端
部をスリーブ651の突出係合部651aに例えば、引
っかけて、吸引コイルを所定の回数だけスリーブ651
の外周に直接巻装させた後、吸引コイルの他端部はマグ
ネットスイッチ600より引き出され、図示しないキー
スイッチの負荷側の端子に接続される。なお、吸引コイ
ル650は銅線の外周が絶縁被膜で覆われたものであ
る。
652a、652bを介してマグネットスイッチヨーク
640とステーショナリコア642との間に狭持され、
上述の如くマグネットスイッチヨーク640は、ステー
ショナリコア642とかしめ固定される。なお、図24
(a)、(b)は、スリーブ651の突出係合部651
aと吸引コイル650との係合状態を示している。図2
4(a)に示される突出係合部651aはスリーブ65
1の上側開口部を径方向に切り起こし、ほぼ中央に貫通
穴を設けている。この貫通穴に吸引コイル650の一端
部を挿入し、スリーブ651の周方向に引張力を加えて
巻装すると弾性を有する突出係合部651aによって、
吸引コイル650が貫通穴の内周に引っ掛かり、吸引コ
イル650の絶縁被膜が剥がれ、突出係合部651aと
係合し、電気的に導通が確保される。
aは、スリーブ651の上側開口部を軸方向にスリット
を入れるとともに、径方向に切り起こしたものである。
このスリットに吸引コイル650の一端部を挿入し、ス
リーブ651の周方向に引張力を加えて巻装するとスリ
ットのエッジに吸引コイルが引っ掛かり、吸引コイル6
50の絶縁被膜が剥がれ、突出係合部651aと係合
し、電気的に導通が確保される。
に巻装後、吸引コイル650の長手方向の長さは、マグ
ネットスイッチヨーク640の内面とマグネットスイッ
チヨーク640の開口部を塞ぐステーショナリコア64
2の内面とで形成される長さより、長く設定され、マグ
ネットスイッチヨーク640をステーショナリコア64
2にかしめ固定後に吸引コイル650が強固に固定され
るように、吸引コイル650の長手方向の長さには、締
め代を設けてある。
剥離し、スリーブ651の突出係合部651aと係合さ
せてもよい。なお、本実施例では、吸引コイル650の
一端部をスリーブ651の突出係合部651aに係合さ
せて、スリーブ651に直接巻装させているが、例え
ば、ステーショナリコア642、マグネットスイッチカ
バー640等のスリーブ651以外の部材と係合させて
スリーブ651に直接巻装させてもよい。
(例えば鉄)で、上側の小径部613と下側の大径部6
14とを備える略円柱形状を呈する。小径部613は、
圧縮コイルバネ660の下端が装着され、比較的軸方向
に長い大径部614は、スリーブ651内において上下
方向に移動可能に保持される。プランジャ610の上側
には、プランジャ610の上方へ伸びるプランジャシャ
フト615が固定されている。このプランジャシャフト
615は、ステーショナリコア642の中央に設けられ
た貫通穴から上方に突出している。このプランジャシャ
フト615のステーショナリコア642の上側には、上
側可動接点612がプランジャシャフト615に沿って
上下方向に摺動自在に挿通されている。この上側可動接
点612は、図示されないプランジャシャフト615の
上端に取り付けられた止め輪によって、プランジャシャ
フト615の上端より上方に移動しないように規制され
ている。この結果、上側可動接点612は、止め輪とス
テーショナリコア642の間においてプランジャシャフ
ト615に沿って上下方向に摺動自在とされている。な
お、上側可動接点612は、プランジャシャフト615
に取り付けられた板バネよりなる接点圧スプリング67
0によって、常に上方へ付勢されている。
れた金属よりなり、上側可動接点612の両端が上側に
移動した際、固定接点630に設けられた2つの当接部
631に当接する。また、上側可動接点612には、一
対のブラシ910の各リード線910aが、カシメや溶
接等によって、電気的、且つ機械的に固定されている。
さらに、上側可動接点612の溝部には、複数(本実施
例では2つ)の制限手段をなす抵抗体617の端部が、
挿入され、電気的、且つ機械的に固定されている。
10の各リード線910aが、カシメや溶接等によって
電気的、且つ機械的に固定されているが、上側可動接点
612とブラシ910の各リード線910aとを一体形
成しても良い。抵抗体617は、スタータの起動初期時
に、モータ500の回転を低速回転させるためのもの
で、抵抗値の大きな金属線を複数巻いて構成されてい
る。抵抗体617の他端には、端子ボルト620の頭部
621の下側に位置する下側可動接点611がカシメ等
によって固定されている。
れた金属よりなり、マグネットスイッチ600が停止し
て、プランジャ610が下方に位置する際にステーショ
ナリコア642の上面に当接し、抵抗体617がプラン
ジャシャフト615の移動に伴って上方に移動する際、
上側可動接点612が固定接点630の当接部631に
当接する前に、端子ボルト620の頭部621に当接す
るように設けられている。
80(例えば、ワイヤ)の後端に設けられた球体681
を収容する凹部682を備える。この凹部682の内周
壁には、雌ネジ683が形成されている。この雌ネジ6
83は、凹部682内に球体681を固定する固定ネジ
684が螺合される。この固定ネジ684は、雌ネジ6
83へのねじ込み量を調節することにより、紐状部材6
80の長さの調節も行うものである。なお、紐状部材6
80の長さ調節は、プランジャシャフト615が上方へ
移動して、下側可動接点611が端子ボルト620に当
接する際に、ピニオン回転規制部材230の規制爪23
1が、ピニオンギヤ210の外周の凹凸214に嵌まり
合うように調節される。なお、雌ネジ683と固定ネジ
684は調整機構をなす。
る吸引コイル650が、非磁性体で伝熱性を有するスリ
ーブ651に直接巻装され、マグネットスイッチヨーク
640の底部もしくはステーショナリコア642がスリ
ーブ651に当接しているので、モータ500が通電さ
れることにより発生する熱の影響及び、吸引コイル65
0が通電されることにより、吸引コイル650で発生す
る熱を、吸引コイル650から、伝熱性を有するスリー
ブ651に当接しているプランジャ610に直接伝達す
るとともに、マグネットスイッチヨーク640もしくは
ステーショナリコア642にも伝達し、熱を逃がすた
め、吸引コイル650の吸引力の低下が抑制できるとと
もに、マグネットスイッチ600がモータ500の反ピ
ニオンギヤ210側近傍に配置されているので、スター
タをエンジンに取り付ける際、スタータがエンジンに干
渉することなく、取付が非常に容易となる。
1をピニオンギヤ210の凹凸214に係合させ、回転
を規制し、出力軸220の回転によりピニオンギヤ21
0をリングギヤ100側に移動させ、リングギヤ100
に噛み合わせるスタータにおいては、従来のように、吸
引コイルと保持コイルとの巻線を略同一に保って、コイ
ル同志のバランスをとる必要がなく、1つのコイルでで
きるとともに、吸引コイル650の一端部が接地され、
この一端部からスリーブ651に直接巻装したとして
も、例えば、吸引コイル650の一層目がスリーブ65
1に短絡し、実質的に吸引コイル650の巻数が減少し
た場合でも、その分、抵抗値が減少して電流が増すた
め、電流×ターン数(吸引コイルの巻数)である吸引力
は大きく変わることはなく、言い換えれば、吸引性能も
変わらなく、回転規制部材230を作動させるのに十分
であるので、吸引コイル650をスリーブ651の外周
に巻装する時に、特別に絶縁処理をスリーブ651に施
す必要はなく、コスト低減が図れる。
ネットスイッチ600の耐熱性、耐振性が著しく向上で
きる。また、吸引コイル650が底部を有する筒状に形
成されるマグネットスイッチヨーク640とマグネット
スイッチヨーク640の開口部を塞ぐステーショナリコ
ア642との間に狭持されているので、吸引コイル65
0が強固に固定され、耐振性が格段に向上する。
ブ651の先端部に設けられた突出係合部651aに係
合させて巻装するので、吸引コイル650がスリーブ6
51に容易に巻装でき、巻線工程の作業時間が短縮でき
る。 〔エンドフレーム700の説明〕エンドフレーム700
は、図18に示すように、樹脂製(例えばフェノール樹
脂)のマグネットスイッチカバーで、内部にマグネット
スイッチ600を収容する。エンドフレーム700の後
面には、ブラシ910を前方へ付勢する圧縮コイルバネ
914を保持するバネ保持柱710が、ブラシ910の
位置に応じて前方に突出して設けられている。
示すように、マグネットスイッチ600のプランジャ6
10の軸方向に対し、径方向の外周側に配置されてい
る。端子ボルト620は、エンドフレーム700の内部
から挿入され、エンドフレーム700の後方に突出する
鉄製のボルトで、前側にはエンドフレーム700の内面
に当接する頭部621を備える。そして、エンドフレー
ム700の後方に突出した端子ボルト620にカシメワ
ッシャ622が取りつけられることによって、端子ボル
ト620がエンドフレーム700に固定される。端子ボ
ルト620の前端には、銅よりなる固定接点630がカ
シメによって固定されている。固定接点630は、エン
ドフレーム700の内部上端に位置する1つまたは複数
(本実施例では2つ)の当接部631を備え、この当接
部631の下面は、マグネットスイッチ600の作動に
よって上下する上側可動接点612の上面が当接可能に
設けられている。
体900は、ヨーク501の内部とエンドフレーム70
0の内部とを区画してアーマチャシャフト510の後端
をブラシ保持体軸受564を介して回転自在に支持する
役目のほか、ブラシホルダの役目、マグネットスイッチ
600を保持する役目、および紐状部材680を案内す
る滑車690を保持する役目を果たす。なお、ブラシ保
持体900には、紐状部材680が通る図示されない穴
部を有している。
金属を鋳造技術によって成形した隔壁で、図19ないし
図21に示すように、ブラシ910を軸方向に保持する
ブラシ保持穴911、912を複数(本実施例では上側
に2つ、下側に2つ)備える。上側のブラシ保持穴91
1は、プラス電圧を受けるブラシ910を保持する穴
で、この上側のブラシ保持穴911は、樹脂製(例えば
ナイロン、フェノール樹脂)の絶縁筒913を介してブ
ラシ910を保持する(図20は図19のAーA断面図
であり、図21は図19のBーB断面図である)。ま
た、下側のブラシ保持穴912は、アース接地されるブ
ラシ910を保持する穴で、この下側のブラシ保持穴9
12は、穴の内部で直接ブラシ910を保持する。
よって、前端面が電機子コイル530の後側の上層コイ
ル端534の後面に付勢される。なお、上側のブラシ9
10のリード線910aは、マグネットスイッチ600
によって移動する上側可動接点612に溶接やカシメ等
の接合技術で電気的、且つ機械的に結合されている。ま
た、下側のブラシ910のリード線910aは、ブラシ
保持体900の後面に形成された凹部920内にカシメ
られて、電気的、且つ機械的に結合されている。なお、
本実施例では、下側のブラシ910が1対設けられてお
り、1本のリード線910aに1対の下側のブラシ91
0が接合されており、リード線910aの中央がブラシ
保持体900の後面の凹部920内にカシメられてい
る。
トスイッチ600の前面側が当接する2つの台座930
と、マグネットスイッチ600の周囲を抱え込む2本の
固定柱940が形成されている。台座930は、外径が
円筒形状を呈するマグネットスイッチ600と当接する
ために、マグネットスイッチ600の外形形状と一致す
るように設けられている。また、2本の固定柱940
は、マグネットスイッチ600を台座930に当接した
状態で、それぞれの後端を内側にカシメることで、マグ
ネットスイッチ600を保持している。
状部材680の移動方向を、マグネットスイッチ600
の上下方向から軸方向に変換する滑車690を保持する
滑車保持部950が形成されている。 〔実施例の作動〕次に、上記スタータの作動を図22
(a)ないし(c)の電気回路図に従い、説明する。
ト位置に設定されると、バッテリ20から、マグネット
スイッチ600の吸引コイル650に通電される。吸引
コイル650が通電されると、吸引コイル650の発生
する磁力にプランジャ610が引き寄せられ、プランジ
ャ610が下方位置から上方へ上昇する。プランジャ6
10が上昇を開始すると、プランジャシャフト615の
上昇に伴って上側可動接点612および下側可動接点6
11が上昇するとともに、紐状部材680の後端も上方
に上昇する。紐状部材680の後端が上昇すると、紐状
部材680の前端は下方に引かれ、回転規制部材230
が下降する。回転規制部材230の下降によって、規制
爪231がピニオンギヤ210の外周の凹凸214に嵌
まり合う時点で、下側可動接点611が端子ボルト62
0の頭部621に当接する(図22(a)参照)。端子
ボルト620には、バッテリ20の電圧が印加されてお
り、端子ボルト620の電圧が、下側可動接点611→
抵抗体617→上側可動接点612→リード線910a
を介して上側のブラシ910に伝えられる。つまり、抵
抗体617を介した低電圧が上側のブラシ910を介し
て電機子コイル530に伝えられる。そして、下側のブ
ラシ910は、ブラシ保持体900を介して常にアース
接地されているため、各上層コイルバー531と各下層
コイルバー532とを組み合わせてコイル状に構成され
た電機子コイル530が低電圧で通電される。すると、
電機子コイル530が比較的弱い磁力を発生し、この磁
力が固定磁極550の磁力に作用(吸着あるいは反発)
して、アーマチャ540が低速回転する。
遊星歯車機構300のプラネタリーギヤ320が、アー
マチャシャフト510の前端のサンギヤ310によって
回転駆動される。プラネタリーギヤ320がプラネット
キャリア330を介してリングギヤ100を回転駆動す
る方向の回転トルクをインターナルギヤ340に与える
場合は、オーバーランニングクラッチ350の作動によ
って、インターナルギヤ340の回転が規制される。つ
まり、インターナルギヤ340は回転しないため、プラ
ネタリーギヤ320の回転によって、プラネットキャリ
ア330が減速回転する。プラネットキャリア330が
回転すると、ピニオンギヤ210も回転しようとする
が、ピニオンギヤ210は回転規制部材230によって
回転が規制されているため、ピニオンギヤ210は出力
軸220のヘリカルスプライン221に沿って前進す
る。
タ420も前進し、ハウジング400の開口部410を
開く。そして、ピニオンギヤ210の前進によって、ピ
ニオンギヤ210がエンジンのリングギヤ100に完全
に噛合し、その後、ピニオン係止リング250に当接す
る。また、ピニオンギヤ210が前進すると、規制爪2
31がピニオンギヤ210の凹凸214から外れ、その
後、規制爪231の前端が、ピニオンギヤ210の後面
に設けられたワッシャ215の後側に落ち込む。
で、上側可動接点612が固定接点630の当接部63
1に当接する。すると、端子ボルト620のバッテリ電
圧が、上側可動接点612→リード線910aを介して
直接上側のブラシ910に伝えられる。つまり、各上層
コイルバー531および各下層コイルバー532よりな
る電機子コイル530に高い電流が流れ、電機子コイル
530が強い磁力を発生し、アーマチャ540を高速回
転する。
歯車機構300によって減速されて回転トルクが増大
し、プラネットキャリア330を回転駆動する。このと
き、ピニオンギヤ210は、前端がピニオン係止リング
250に当接して、プラネットキャリア330と一体に
回転する。そして、ピニオンギヤ210は、エンジンの
リングギヤ100に噛合しているため、ピニオンギヤ2
10は、リングギヤ100を回転駆動して、エンジンの
出力軸を回転駆動する。
グギヤ100がピニオンギヤ210の回転よりも速く回
転すると、ヘリカルスプラインの作用によって、ピニオ
ンギヤ210に後退力が生じる。しかるに、ピニオンギ
ヤ210の後方に落ち込んだ回転規制爪231によっ
て、ピニオンギヤ210の後退が阻止され、ピニオンギ
ヤ210の早期離脱を防止して、エンジンを確実に始動
することができる(図22(b)参照)。
のリングギヤ100がピニオンギヤ210の回転よりも
速く回転されると、リングギヤ100の回転によってピ
ニオンギヤ210が回転駆動される。すると、リングギ
ヤ100からピニオンギヤ210に伝えられた回転トル
クは、プラネットキャリア330を介してプラネタリー
ギヤ320を支持するピン332に伝えられる。つま
り、プラネットキャリア330によってプラネタリーギ
ヤ320が駆動される。すると、インターナルギヤ34
0には、エンジン始動時とは逆回転のトルクがかかるた
め、オーバーランニングクラッチ350がリングギヤ1
00の回転を許す。つまり、インターナルギヤ340に
エンジン始動時とは逆回転のトルクがかかると、オーバ
ーランニングクラッチ350のローラ353が、クラッ
チインナ352の凹部355の外側へ離脱し、インター
ナルギヤ340の回転が可能になる。
リングギヤ100がピニオンギヤ210を回転駆動する
相対回転は、オーバーランニングクラッチ350で吸収
され、エンジンによってアーマチャ540が回転駆動さ
れることがない。エンジンが始動すると、乗員によって
キースイッチ10がスタート位置から外され、マグネッ
トスイッチ600の吸引コイル650への通電が停止さ
れる。吸引コイル650の通電が停止されると、プラン
ジャ610が圧縮コイルバネ660の作用によって、下
方に戻される。
30の当接部631から離れるとともに、その後下側可
動接点611も端子ボルト620の頭部621から離
れ、上側のブラシ910への通電が停止する。また、プ
ランジャ610が下方に戻されると、回転規制部材23
0の復帰バネ部236の作用によって、回転規制部材2
30が上方に復帰し、規制爪231がピニオンギヤ21
0の後方から離脱する。すると、ピニオンギヤ210
は、戻しバネ240の作用によって後方に戻され、ピニ
オンギヤ210とエンジンのリングギヤ100との噛み
合いが外れるとともに、ピニオンギヤ210の後端が出
力軸220のフランジ形突出部222に当接する。つま
り、ピニオンギヤ210が、スタータの始動前に戻され
る(図22(c)参照)。
ることにより、下側可動接点611が、マグネットスイ
ッチ600のステーショナリコア642の上面に当接
し、上側のブラシ910のリード線が、上側可動接点6
12→抵抗体617→下側可動接点611→ステーショ
ナリコア642→マグネットスイッチカバー640→ブ
ラシ保持体900の順に導通する。つまり、上側のブラ
シ910と下側のブラシ910とが、ブラシ保持体90
0を介して短絡する。一方、アーマチャ540の惰性回
転により電機子コイル530には、起電力が生じる。そ
して、この起電力が、上側のブラシ910、ブラシ保持
体900、下側のブラシ910を介して短絡するため、
アーマチャ540の惰性回転に制動力が与えらえる。こ
の結果、アーマチャ540は急速に停止する。
施例であり、スリーブ651を非磁性体金属板を丸め
て、当接面同志を接続する継ぎ目651bを有している
ものである。この構成によれば、スリーブ651は、金
属板を丸めて、当接面同志を接続する継ぎ目651b部
分で接続するので、スリーブ651自体が径方向にスプ
リングバック作用による弾力性を有しているため、スリ
ーブ651の外周に直接巻装された吸引コイル650が
緩みにくくなり、吸引コイル650とスリーブ651が
密着して熱を効率的にスリーブ651に伝達することが
できる効果がある。
イル650が、非磁性体で伝熱性を有するスリーブ65
1に直接巻装され、マグネットスイッチヨーク640の
底部もしくはステーショナリコア642がスリーブ65
1に当接しているので、モータ500が通電されること
により発生する熱の影響及び、吸引コイル650が通電
されることにより、吸引コイル650で発生する熱を、
吸引コイル650から、伝熱性を有するスリーブ651
に当接しているプランジャ610に直接伝達するととも
に、マグネットスイッチヨーク640もしくはステーシ
ョナリコア642にも伝達し、熱を逃がすため、吸引コ
イル650の吸引力の低下が抑制できるとともに、マグ
ネットスイッチ600がモータ500の反ピニオンギヤ
210側近傍に配置されているので、スタータをエンジ
ンに取り付ける際、スタータがエンジンに干渉すること
なく、取付が非常に容易となる。
1をピニオンギヤ210の凹凸214に係合させ、回転
を規制し、出力軸220の回転によりピニオンギヤ21
0をリングギヤ100側に移動させ、リングギヤ100
に噛み合わせるスタータにおいては、従来のように、吸
引コイルと保持コイルとの巻線を略同一に保って、コイ
ル同志のバランスをとる必要がなく、1つのコイルでで
きるとともに、吸引コイル650の一端部が接地され、
この一端部からスリーブ651に直接巻装したとして
も、例えば、吸引コイル650の一層目がスリーブ65
1に短絡し、実質的に吸引コイル650の巻数が減少し
た場合でも、その分、抵抗値が減少して電流が増すた
め、電流×ターン数(吸引コイルの巻数)である吸引力
は大きく変わることはなく、言い換えれば、吸引性能も
変わらなく、回転規制部材230を作動させるのに十分
であるので、吸引コイル650をスリーブ651の外周
に巻装する時に、特別に絶縁処理をスリーブ651に施
す必要はなく、コスト低減が図れる。
ネットスイッチ600の耐熱性、耐振性が著しく向上で
きる。また、吸引コイル650が底部を有する筒状に形
成されるマグネットスイッチヨーク640とマグネット
スイッチカバー640の開口部を塞ぐステーショナリコ
ア642との間に狭持されているので、吸引コイル65
0が強固に固定され、耐振性が格段に向上する。
部に組付けた際の正面図及び一部断面側面図である。
状態を示す概略斜視図である。
下層コイル辺の断面図である。
定接点の分解斜視図である。
視図である。
す断面図である。
動状態を示してある、電気回路図である。
イッチの要部断面図である。
状態を示す矢視図である。
要部断面図である。
断面図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 スタータモータに駆動される出力軸と、 この出力軸に、ヘリカルスプラインによって係合され、
かつエンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤと、 前記スタータモータに通電するとともに、前記ピニオン
ギヤを前記リングギヤ方向に移動させ、かつ前記スター
タモータの反ピニオンギヤ側近傍に配設されたマグネッ
トスイッチと、 を備えたスタータであって、 前記マグネットスイッチは、通電されると起磁力を発生
する絶縁被膜を有するコイルと、非磁性体で伝熱性を有
するスリーブと、このスリーブの内周に摺動自在に設け
られた磁性体からなるプランジャとを備え、 前記コイルは、一端部が接地され、この一端部から前記
スリーブの外周に直接巻装されることを特徴とするスタ
ータ。 - 【請求項2】 底部を有する筒状の磁性体からなり、前
記コイルが内周に配設されたマグネットスイッチヨーク
と、 このマグネットスイッチヨークの開口部を塞ぐ磁性体か
らなる固定子鉄心と、 を備え、 前記スリーブは、前記固定子鉄心もしくは前記マグネッ
トスイッチヨークに当接することを特徴とする請求項1
記載のスタータ。 - 【請求項3】 前記スリーブは、金属板を丸めて、当接
面同志を接続する継ぎ目を有することを特徴とする請求
項1に記載のスタータ。記載のスタータ。 - 【請求項4】 スタータモータに駆動される出力軸と、 この出力軸に、ヘリカルスプラインによって係合され、
かつエンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤを有
するピニオン移動体と、 このピニオン移動体に当接し、回転を規制することで、
前記出力軸の回転により、前記ピニオンギヤを前記リン
グギヤ側に移動させる回転規制手段と、 通電されることにより、前記回転規制手段を作動させる
とともに、前記スタータモータに通電し、かつ前記スタ
ータモータの反ピニオンギヤ側近傍に配設されたマグネ
ットスイッチと、 を備えたスタータであって、 前記マグネットスイッチは、通電されると起磁力を発生
する絶縁被膜を有するコイルと、非磁性体で伝熱性を有
するスリーブと、このスリーブの内周に摺動自在に設け
られるとともに、前記ピニオン回転規制手段を駆動させ
るための磁性体からなるプランジャとを備え、 前記コイルは、一端部が接地され、この一端部から前記
スリーブの外周に直接巻装されることを特徴とするスタ
ータ。 - 【請求項5】 底部を有する筒状の磁性体からなり、前
記コイルが内周に配設されたマグネットスイッチヨーク
と、 このマグネットスイッチヨークの開口部を塞ぐ磁性体か
らなる固定子鉄心と、 を備え、 前記スリーブは、前記固定子鉄心もしくは前記マグネッ
トスイッチヨークに当接することを特徴とする請求項4
記載のスタータ。 - 【請求項6】 前記スリーブは、金属板を丸めて、当接
面同志を接続する継ぎ目を有することを特徴とする請求
項4に記載のスタータ。
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