JPH08225278A - エレベータかご扉こじ開け防止装置 - Google Patents

エレベータかご扉こじ開け防止装置

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JPH08225278A
JPH08225278A JP2981295A JP2981295A JPH08225278A JP H08225278 A JPH08225278 A JP H08225278A JP 2981295 A JP2981295 A JP 2981295A JP 2981295 A JP2981295 A JP 2981295A JP H08225278 A JPH08225278 A JP H08225278A
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car
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Yasushi Matsuda
靖 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中のエレベータのかご扉をかご内の乗客
がこじ開けることを防止するエレベータかご扉こじ開け
防止装置を提供する。 【構成】 吊り手2には、支点軸13を支点として回動
可能に止め金29が取り付けられ、止め金29には、連
動ロープ8の一端がその上部に連結されている。止め金
29の上端には掛け金が一体成形されている。かごに
は、掛け金と噛み合う溝が形成されたラック11がボル
ト12によって取り付けられている。また、止め金29
の下端と吊り手2とは、引きバネ15によって連結され
ている。かご扉の全閉中、かご扉1に矢印B方向の外力
が加わると、連動ロープ8によって止め金29は矢印A
方向に引っ張られる。そして、矢印Bの力が矢印Aの力
より大きくなると、止め金29は支点軸13を支点とし
て回転して、掛け金がラック11の溝に噛み合い、これ
以上かご扉1がこじ開けられることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータかご扉こじ開
け防止装置、特に走行中のエレベータのかご扉をかご内
の乗客がこじ開けることを防止するエレベータかご扉こ
じ開け防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には、従来のエレベータのかごの開
閉機構の一例が示されている。図9を用いて、以下かご
扉の一方のみの開閉機構について説明する。
【0003】かご扉1の上方には、吊り手2が取り付け
られ、この吊り手2には、吊りローラ4が取り付けられ
ている。一方、かごには、吊りレール3が固定されてお
り、吊りローラ4が吊りレール3上を移動することによ
ってかご扉1が開閉移動する。また、かご上の一方には
戸閉め電動機5が設置され、かごの左右には滑車6が取
り付けられている。戸閉め電動機5の回転は、ベルト7
によって一方の滑車6に伝えられる。また、連動ロープ
8の両端は、両滑車6を介してそれぞれ吊り手2に取り
付けられた止め金9に連結されている。従って、戸閉め
電動機5が閉方向に回転すると、滑車6を介して連動ロ
ープ8は矢印Aの方向に動き、止め金9を引き、かご扉
1も閉方向に動く。
【0004】スイッチ10は、かご扉の全閉を検出する
スイッチであり、かご扉1が全閉するとスイッチ10が
切れて、戸閉め電動機5への給電を断ち、かご扉1の動
きは止まる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエレベータのかごの開閉機構では、かご扉1が全閉
中にかご扉1に開方向の外力を加えると、例えばかご内
の乗客がいたずらで戸開き方向にこじ開けると、この時
点ではスイッチ10が切れているため、かご扉1は開い
てしまう。すなわち、スイッチ10が切れていると、上
述したように戸閉め電動機5への給電はなされていない
ために、かご扉1を閉じる方向への力が働かない。従っ
て、かご扉1は、開方向の外力によりこじ開けられてし
まう。
【0006】また、スイッチ10がONされ、戸閉め電
動機5に電流が流れたとしても、戸閉め電動機5による
閉方向のトルク以上に外力が加えられた場合には、かご
扉はこじ開けられてしまう。
【0007】この外力によってかご扉がこじ開けられる
と、故障発報はあるが、自動復帰してしまうために、原
因が特定されず、エレベータの管理が煩雑となる。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、走行中のエレベータのかご扉をかご内
の乗客がこじ開けることを防止するエレベータかご扉こ
じ開け防止装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係るエレベータかご扉こじ開け防
止装置は、以下の特徴を有する。
【0010】(1)かごの左右に設けられた滑車を介し
て、かご扉の上部に取り付けられた吊り手の左右にその
先端が連結される連動ロープを有し、滑車の回転によっ
てかご扉を開閉するエレベータかごにおいて、前記連動
ロープの一端と連結され支点軸を支点として前記吊り手
に回転可能に取り付けられ上端には掛け金を有する止め
金と、かごに取り付けられ前記止め金の掛け金と噛み合
う溝を有するラックと、前記吊り手に取り付けられ前記
止め金の掛け金が前記ラックの溝に噛み合った際に前記
止め金の回転を規制するストッパと、前記止め金の下端
と前記吊り手とを連結しかご扉閉方向に前記止め金を引
っ張る引きバネと、を有する。
【0011】(2)上記(1)に記載のエレベータかご
扉こじ開け防止装置において、前記止め金は、更にその
上端に他の支点軸を支点として回転可能に取り付けられ
た掛け金と、前記掛け金が前記ランクの溝に噛み合った
際に掛け金の回転を止める他のストッパと、前記掛け金
の下端と前記止め金とを連結し前記掛け金を回転を規制
する他の引きバネと、を有する。
【0012】(3)かごの左右に設けられた滑車を介し
て、かご扉の上部に取り付けられた吊り手の左右にその
先端が連結される連動ロープを有し、滑車の回転によっ
てかご扉を開閉するエレベータかごにおいて、前記吊り
手に固定され前記連動ロープの一端と連結された止め金
と、前記止め金の上端に支点軸を支点として回転可能に
取り付けられた掛け金と、前記掛け金に常時当接し前記
止め金を貫通した前記連動ロープの一端が連結される座
金と、前記座金と止め金とを連結する押しバネと、かご
に取り付けられ前記掛け金と噛み合う溝を有するラック
と、を有する。
【0013】
【作用】以上のように構成された本発明に係るエレベー
タかご扉こじ開け防止装置によれば、連動ロープによっ
てかご扉が戸閉めされている際又は戸閉めされた後に、
かご扉がこじ開けられると、連動ロープの一端に連結さ
れた止め金の上部は戸閉め方向に引っ張られ、一方吊り
手に連結された止め金の下部は戸開き方向に引っ張られ
る。従って、支点軸を支点として止め金が回転し、止め
金の上端に取り付けられた掛け金が、かごに取り付けら
れたラックの溝に噛み合い、更にストッパにより止め金
の回転が阻止され、それ以上かご扉は開かなくなる。一
方、止め金の下端には、連動ロープによってかご扉を閉
方向に引く力と釣り合いをとるためにかご扉閉方向に止
め金を引っ張る引きバネが設けられているので、連動ロ
ープによってかご扉が戸閉め方向に引っ張られている際
に、止め金が回転して掛け金がラックの溝に噛み合わな
いように止め金の回転を規制している。
【0014】上述の止め金を長時間使用すると、止め金
の下端の引きバネの引く力が弱くなり、連動ロープによ
ってかご扉を閉方向に引く力と不釣り合いとなって、掛
け金がラックの当たり戸閉め動作を阻止する可能性があ
る。しかし、本発明は、止め金が、更にその上端に他の
支点軸を支点として回転可能に取り付けられた掛け金
と、掛け金がランクの溝に噛み合った際に掛け金の回転
を止める他のストッパと、掛け金の下端と止め金とを連
結し掛け金を回転を規制する他の引きバネと、を有する
ので、連動ロープによる戸閉め方向の引かれた際に、掛
け金の回転が他の引きバネによって規制される。従っ
て、スムースに戸閉め動作を行える。
【0015】また、連動ロープによってかご扉が戸閉め
されている際又は戸閉めされた後に、かご扉がこじ開け
られると、連動ロープの一端に連結された座金は戸閉め
方向に引っ張られ、一方吊り手に連結された止め金は戸
開き方向に引っ張られる。従って、座金と止め金とを連
結する押しバネが縮められ、座金が止め金に近付く。こ
のため、座金によって掛け金が押し上げられ、掛け金の
先端がラックの溝に噛み合い、かご扉のこじ開けが阻止
される。一方、通常のかご扉の戸閉じ動作中には、押し
バネによって座金と止め金との間は一定間隔に保たれる
ため、座金が掛け金を押し上げることはない。従って、
スムースに戸閉め動作を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な一実施
例を説明する。
【0017】実施例1.図1は、本発明に係る第1実施
例のエレベータかご扉こじ開け防止装置の全体構成を示
す図である。また、図2は、図1に示すエレベータかご
扉こじ開け防止装置の部分拡大図である。図3は、本発
明に係る第1実施例のエレベータかご扉こじ開け防止装
置の動作を説明する図である。尚、先に述べたエレベー
タのかご扉開閉機構と同様の構成要素には同一の符号を
付しその説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示すように、本実施例のエ
レベータかご扉こじ開け防止装置は、以下のように構成
されている。吊り手2には、吊り手2に固定された支点
軸13を支点として回動可能に止め金29が取り付けら
ている。この止め金29には、連動ロープ8の一端がそ
の上部に連結され、止め金29の上端には略L字型の掛
け金が一体成形されている。一方、かごには、上述の掛
け金と噛み合う複数の溝が形成されたラック11がボル
ト12によって取り付けられている。更に、吊り手2に
は、止め金29の掛け金がラック11の溝に噛み合った
際に止め金29の回転を規制するストッパ14が設けら
れている。また、止め金29の下端と吊り手2とは、引
きバネ15によって連結されている。
【0019】次に、本実施例のエレベータかご扉こじ開
け防止装置の動作について説明する。
【0020】図1に示すように、かご扉1が戸閉め動作
中であれば、戸閉め電動機5が戸閉め方向に回転して、
滑車6を介して連動ロープ8が矢印A方向に引っ張られ
る。これによって、止め金29は矢印A方向(戸閉め方
向)に引かれる。その際、止め金29の下端の引きバネ
15の引く力と連動ロープ8の矢印A方向への引く力と
の釣り合いが取れていれば、止め金29は直立で保持さ
れるため、ラック11の溝に止め金29の掛け金が噛み
合うことなくスムーズに戸閉め動作を行うことができ
る。
【0021】一方、かご扉の全閉中にかご扉1に矢印B
方向の外力、すなわちこじ開け方向の力が加わると、か
ご扉1は開方向に移動する。これにより、スイッチ10
がONされ、戸閉め電動機5に電流が供給され、連動ロ
ープ8に矢印A方向の力が加わり、かご扉1を閉めよう
とする。この時、矢印Bの力が矢印Aの力より大きくな
ると、止め金29は、図3に示すように支点軸13を支
点として回転して、上端の略L字型の掛け金がラック1
1の溝に噛み合う。このため、これ以上かご扉がこじ開
けられることがない。
【0022】上記のような構成であれば、かご扉に開方
向の外力が加わったとしても、止め金29の上端の掛け
金がラックの溝に掛かって、機械的にかご扉をロックす
るので、かご内の乗客等によって悪戯でかご扉をこじ開
けることを防止できる。
【0023】実施例2.図4は、本発明に係る第2実施
例のエレベータかご扉こじ開け防止装置の部分拡大図で
ある。また、図5は、本発明に係る第2実施例のエレベ
ータかご扉こじ開け防止装置の動作を説明する図であ
る。尚、先に述べたエレベータのかご扉開閉機構、及び
実施例1と同様の構成要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。
【0024】上述の実施例1の構成の場合、長年の使用
により引きバネ15の弾性が劣化して引きバネ15の引
く力が弱くなると、連動ロープ8の矢印A方向に引く力
と引きバネ15の戸閉め方向に引く力とが不釣り合いに
なり、通常の戸閉め動作時に図3のような状態になるお
それがある。これでは、戸閉め中に掛け金がラック11
の溝に掛り戸閉め動作がスムーズに行えなくなる可能性
がある。
【0025】そこで、本実施例では、止め金に掛け金が
回動可能に取り付け、更に掛け金と止め金とを引きバネ
によって連結して掛け金の回転を規制することにより、
引きバネ15の弾性が劣化しても戸閉め動作に使用をき
たさない装置を提供することができる。
【0026】すなわち、図4に示すように、止め金39
には、支点軸17を支点として掛け金16が回転可能に
取り付けられている。また、止め金39には、掛け金1
6の回転を規制するストッパ18が取り付けられ、掛け
金16の下端と止め金39とは、引きバネ19によって
連結され掛け金の回転がある程度規制されていている。
従って、引きバネ15の弾性が劣化して、掛け金16
がラック11の溝に当たったとしても、すぐに引きバネ
19によって掛け金16は引き戻され、戸閉め動作を阻
害することない。
【0027】また、かご扉をこじ開ける外力が加わった
場合には、実施例1と同様、止め金39が、図5に示す
ように支点軸13を支点として回転して、掛け金16
は、引きバネ19とストッパ18に回転をある程度規制
されながら支点軸17を支点に回転して、ラック11の
溝に噛み合う。このため、これ以上かご扉がこじ開けら
れることがない。
【0028】上記のような構成であれば、かご扉1に開
方向の外力が加わったとしても、止め金39の掛け金1
6がラック11の溝に掛かって、機械的にかご扉1をロ
ックするので、かご内の乗客等によって悪戯でかご扉1
をこじ開けることを防止できる。
【0029】実施例3.図6は、本発明に係る第3実施
例のエレベータかご扉こじ開け防止装置の全体構成を示
す図である。また、図7は、図6に示すエレベータかご
扉こじ開け防止装置の部分拡大図である。図8は、本発
明に係る第3実施例のエレベータかご扉こじ開け防止装
置の動作を説明する図である。尚、先に述べたエレベー
タのかご扉開閉機構、及び実施例1、2と同様の構成要
素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0030】図6及び図7に示すように、本実施例のエ
レベータかご扉こじ開け防止装置は、以下のように構成
されている。吊り手2には、止め金49が取り付けら
れ、連動ロープ8の一端は、止め金49を貫通して座金
21にダブルナット22によって連結されている。ま
た、止め金49の上端には、支点軸17を支点として回
転可能に掛け金23が取り付けられ、掛け金23は座金
21に常時当接している。また、座金21と止め金49
とは、押しバネ20によって連結されている。通常押し
バネ20は、図7に示すようにL1 の長さであるが、か
ご扉1に開方向の外力が加わると、図8に示すように押
しバネ20の長さはL2 に縮まる。
【0031】次に動作について、図6〜図8を用いて説
明する。
【0032】通常の開閉動作において、押しバネ20の
長さは、L1 で常に一定である。従って、掛け金23は
座金21に押し上げられることがないので、ラック11
の溝に噛み合わず、通常の開閉動作がスムースに行われ
る。一方、全閉付近において、かご扉1に開方向の外力
が加わると、連動ロープ8により座金21は戸閉め方向
に引っ張られるが、止め金49はかご扉の動きに合わせ
て戸開き方向に移動する。従って、押しバネ20の長さ
がL2 に縮まる。この時、座金21は止め金49に接近
し、掛け金23は座金21にとって押し上げられ、掛け
金23の先端がラック11と噛み合って、これ以上かご
扉がこじ開けられることがない。
【0033】上記のような構成であれば、かご扉1に開
方向の外力が加わったとしても、止め金49の掛け金2
3がラック11の溝に掛かって、機械的にかご扉1をロ
ックするので、かご内の乗客等によって悪戯でかご扉を
こじ開けることを防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエレベータ
かご扉こじ開け防止装置によれば、連動ロープによって
かご扉が戸閉めされている際又は戸閉めされた後に、か
ご扉がこじ開けられると、連動ロープの一端に連結され
た止め金の上部は戸閉め方向に引っ張られ、一方吊り手
に連結された止め金の下部は戸開き方向に引っ張られ
る。従って、支点軸を支点として止め金が回転し、止め
金の上端に取り付けられた掛け金が、かごに取り付けら
れたラックの溝に噛み合い、更にストッパにより止め金
の回転が阻止され、それ以上かご扉は開かなくなる。一
方、止め金の下端には、連動ロープによってかご扉を閉
方向に引く力と釣り合いをとるためにかご扉閉方向に止
め金を引っ張る引きバネが設けられているので、連動ロ
ープによってかご扉が戸閉め方向に引っ張られている際
に、止め金が回転して掛け金がラックの溝に噛み合わな
いように、止め金の回転を規制している。
【0035】上述の止め金を長時間しようすると、止め
金の下端の引きバネの引く力が弱くなり、連動ロープに
よってかご扉を閉方向に引く力と不釣り合いとなって、
掛け金がラックの当たり戸閉め動作を阻止する可能性が
ある。しかし、本発明によれば、止め金が、更にその上
端に他の支点軸を支点として回転可能に取り付けられた
掛け金と、掛け金がランクの溝に噛み合った際に掛け金
の回転を止める他のストッパと、掛け金の下端と止め金
とを連結し掛け金を回転を規制する他の引きバネと、を
有するので、連動ロープによる戸閉め方向の引かれた際
に、掛け金の回転が他の引きバネによって規制される。
従って、スムースに戸閉め動作を行える。
【0036】また、連動ロープによってかご扉が戸閉め
されている際又は戸閉めされた後に、かご扉がこじ開け
られると、連動ロープの一端に連結された座金は戸閉め
方向に引っ張られ、一方吊り手に連結された止め金は戸
開き方向に引っ張られる。従って、座金と止め金とを連
結する押しバネが縮められ、座金が止め金に近付く。こ
のため、座金によって掛け金が押し上げられ、掛け金の
先端がラックの溝に噛み合い、かご扉のこじ開けが阻止
される。一方、通常のかご扉の戸閉じ動作中には、押し
バネによって座金と止め金との間は一定間隔に保たれる
ため、座金が掛け金を押し上げることはない。従って、
スムースに戸閉め動作を行うことができる。
【0037】以上より、かご扉が全閉中にかご扉に開方
向の外力を加えても、例えばかご内の乗客がいたずらで
戸開き方向にこじ開けようとしても、止め金の掛け金が
ラックの溝に噛み合うため、それ以上のかご扉のこじ開
けを防止できる。また、戸閉め電動機による閉方向のト
ルクが発生した場合に、このトルク以上の外力が加わっ
たとしても、やはり止め金の掛け金がラックの溝に噛み
合い、かご扉をロックするので、かご扉はそれ以上こじ
開けられることはない。従って、外力によるかご扉のこ
じ開けを防止するので、原因を特定できない故障発報の
発報数が減少し、エレベータの管理を円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示すエレベータかご扉こじ開け防止装
置の部分拡大図である。
【図3】 本発明に係る第1実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の動作を説明する図である。
【図4】 本発明に係る第2実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の部分拡大図である。
【図5】 本発明に係る第2実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の動作を説明する図である。
【図6】 本発明に係る第3実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の全体構成を示す図である。
【図7】 図6に示すエレベータかご扉こじ開け防止装
置の部分拡大図である。
【図8】 本発明に係る第3実施例のエレベータかご扉
こじ開け防止装置の動作を説明する図である。
【図9】 従来のエレベータのかごの開閉機構の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 かご扉、2 吊り手、3 吊りレール、4 吊りロ
ーラ、5 戸閉め電動機、6 滑車、7 ベルト、8
連動ロープ、10 スイッチ、11 ラック、12 ボ
ルト、13 支点軸、14 ストッパ、15 引きバ
ネ、29 止め金。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの左右に設けられた滑車を介して、
    かご扉の上部に取り付けられた吊り手の左右にその先端
    が連結される連動ロープを有し、滑車の回転によってか
    ご扉を開閉するエレベータかごにおいて、 前記連動ロープの一端と連結され支点軸を支点として前
    記吊り手に回転可能に取り付けられ上端には掛け金を有
    する止め金と、 かごに取り付けられ前記止め金の掛け金と噛み合う溝を
    有するラックと、 前記吊り手に取り付けられ前記止め金の掛け金が前記ラ
    ックの溝に噛み合った際に前記止め金の回転を規制する
    ストッパと、 前記止め金の下端と前記吊り手とを連結しかご扉閉方向
    に前記止め金を引っ張る引きバネと、 を有することを特徴とするエレベータかご扉こじ開け防
    止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータかご扉こじ
    開け防止装置において、 前記止め金は、更にその上端に他の支点軸を支点として
    回転可能に取り付けられた掛け金と、 前記掛け金が前記ランクの溝に噛み合った際に掛け金の
    回転を止める他のストッパと、 前記掛け金の下端と前記止め金とを連結し前記掛け金を
    回転を規制する他の引きバネと、 を有することを特徴とするエレベータかご扉こじ開け防
    止装置。
  3. 【請求項3】 かごの左右に設けられた滑車を介して、
    かご扉の上部に取り付けられた吊り手の左右にその先端
    が連結される連動ロープを有し、滑車の回転によってか
    ご扉を開閉するエレベータかごにおいて、 前記吊り手に固定され前記連動ロープの一端が貫通した
    止め金と、 前記止め金の上端に支点軸を支点として回転可能に取り
    付けられた掛け金と、 前記掛け金に常時当接し前記止め金を貫通した前記連動
    ロープの一端が連結される座金と、 前記座金と止め金とを連結する押しバネと、 かごに取り付けられ前記掛け金と噛み合う溝を有するラ
    ックと、 を有することを特徴とするエレベータかご扉こじ開け防
    止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103693539A (zh) * 2012-09-27 2014-04-02 日立电梯(中国)有限公司 双翼层门开启保护装置
CN108341315A (zh) * 2018-04-08 2018-07-31 林肯电梯(中国)有限公司 轿厢门救援开锁装置
CN108455402A (zh) * 2018-04-08 2018-08-28 林肯电梯(中国)有限公司 轿厢门紧急开锁装置
CN110482368A (zh) * 2019-09-03 2019-11-22 香花岭锡业有限责任公司 一种用于提升机钢丝绳断裂的保护装置
CN112340562A (zh) * 2020-11-24 2021-02-09 日立电梯(中国)有限公司 用于在轿厢内调整层门门锁的工具及方法

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