JP4829607B2 - 出窓の自動開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出窓の自動開閉装置に関するものであり、さらに詳しくは、雨水センサー、振動センサー、温度センサー等の検知手段を介して自動開閉する出窓装置に関する。
従来、家屋(建屋)には出窓と称する特殊な構成の窓がある。そして、この出窓には一般的に庇がなく、かつ出窓用の枠体と略面一に設けられるケースが多い。このような構成において、出窓が開放されている状態で、雨が降れば、たちどころに室内に雨水が降り込み濡れること、又は品物及び/又は床等が湿潤し、大変であること等の弊害がある。また、風の場合でも同様であり、開放状態では、室内の乱れと、人に悪害及び/又は障害を与える場合が考えられる。そして、一方では、出窓を開放したままの状態及び/又は閉塞を失念して外出・就寝等をすることがあるが、この場合、例えば、天候の急変、また就寝等で閉塞が必要な場合における処置が図れず、また健康・体の調子等の面から開放及び/又は閉塞の必要時に処置が図れず問題があった。殊に、健常者以外の障害者等では、この種の出窓の施錠及び/又は開閉と、ロック等の所作には、大変な困難であり、不可能である場合も考えられる。以上のような見地から、一定の条件のもとで出窓を自動的に開閉及び/又は施錠・開錠する装置が出願されている。その一例を、下記に説明する。
先ず、文献(1)は、特開平11−303507号の「電動出窓」がある。この発明は、框に設けた引き違い戸のそれぞれに移動駒(第1・第2シュー)を設け、この移動駒を移動する前記框に架承した移動手段と、この移動手段を構成する框に架承した前記移動駒が噛合する螺軸又は固止するワイヤ等の駆動媒体とで構成し、この移動手段を介して前記引き違い戸を対峙方向に移動可能とするとともに、この駆動媒体を可動するモーター等の駆動部で構成する。従って、引き違い戸を自動開閉可能としたことを特徴とする。
文献2は、特開2000−213232の「台所用出窓の開閉遠隔操作配設装置」がある。この発明は、台所用出窓の引戸レールに沿ってガイドレールを設け、このガイドレールの左右レール端部に、アール状コーナー部を設けて接続されるガイドパイプを出窓の地板の左右側端部からその前端部まで配設し、このガイドパイプにボールチェーンを貫通する構成とし、このボールチェーンの左右側のそれぞれの牽引で出窓を開閉伝達(一方の牽引で閉塞、また他方の牽引で開放)することを特徴とする。
また文献3は、特開2004−250946の「引違い窓開閉装置」であり、閉窓時は、リモートコントローラの操作により駆動制御機構の電動モータを駆動して一方向クラッチを介して窓体を閉窓方向に変位させる。開窓時は、リモートコントローラの操作により開窓時にゼンマイばねの弾性力で窓を開窓方向に変位させることで、窓を開閉可能とする構成である。従って、窓を自動開閉するとともに、一方向クラッチ等の機構を利用して故障や停電時に手動駆動閉鎖可能としたことを特徴とする。
次に、文献4は、特開2000−310068の「窓ロック自動開放装置」であり、窓ロック部を自動で解錠する自動解錠機構と、窓を自動で開放する自動開放機構と、窓ロック部の自動解錠後に窓を自動開放させる制御回路とを備えたことを特徴とする構成である。
さらに文献5は、実開平7−26569号の「引き戸式自動開閉窓」であり、電源に接続したリモコン回路、タイマー、駆動モーター等の操作機構と、このリモコン回路、操作機構等を内蔵したボックスと、雨滴検知の湿度センサー等のセンサーと、窓外枠、框に固定した窓開閉部とで構成する。従って、この操作機構を遠隔操作及び/又はセンサー、リモコン回路又はタイマーで作動することを介して窓を自動開閉可能としたことを特徴とする。
特開平11−303507号 特開2000−213232 特開2004−250946 特開2000−310068 実開平7−26569号
先ず文献1は、引き違い戸における出窓の自動開閉であって、対峙方向に移動する駆動媒体を利用する構成である。従って、本発明が意図する片持ち式の出窓には、採用できない構成となっている。尚、この発明は、引き違い戸を雨水センサー等のセンサーを利用して開閉することを意図しないので、本発明の他の目的を達成することはできない。
また文献2は、ガイドパイプにボールチェーンを貫通し、このボールチェーンの左右側へのそれぞれの牽引で出窓を開閉伝達する構成である。従って、ガイドパイプの付設に基づく構造の複雑化と、設置の困難性が考えられる。またこのガイドパイプにボールチェーンを貫通する構成であり、このガイドパイプの詰りの問題と、この詰りに基づくトラブルが考えられる。また設置場所が限定される虞があり、汎用性に欠けることが考えられる。
文献3は、遠隔操作により窓を自動的に開閉できる。従って、本発明が意図する出窓の自動開閉には、採用できない構成である。またこの文献3は、前述の構成を採用することから、構成の複雑化、大型化を招来すること、また製造が困難であること、さらに窓等への設置に問題を残すこと等の改良点がある。また本発明の他の目的である雨水センサー等のセンサーがなく天候の変化に対応できないこと等も問題を残す。
文献4は、窓の自動開放が可能である。しかし、明細書を検討しても、これに対する詳細な構成及び/又は実施例の記載が曖昧と考えられることから、例えば、発明を特定できないこと、発明の構成要件を十分に備えていないこと等の如く、発明を把握する上で課題を残している。
また文献5は、通常の引き違い窓を、各種のセンサー、携帯用スイッチを用いて自動的に開閉する考案に留まっている。従って、本発明が意図する出窓の自動開閉には、採用できない構成である。そして、この文献5は、窓の自動開閉であることから、一面的な改良に留まっているものと思料される。
上記に鑑み、本発明は、「1」 洋風式の家の窓(出窓)の雨水センサー等のセンサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システムを提供し、確実かつ簡易で、何人も操作ができる窓の自動開放及び/又は閉塞を図ることを意図する。そして、従来の出窓の構成を変更することなく、既設の窓にも簡易かつ確実に取付け可能とすること、また部品点数を少なくし製造の容易化を図ること等を意図する。「2」 洋風式の家の窓(出窓)のロック機構の自動開錠及び/又は施錠と、雨水センサー等のセンサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システムを提供し、総合的な自動開錠及び/又は施錠と、同時に窓の自動開放及び/又は閉塞を図ることを意図する。そして、従来の出窓の構成を変更することなく、既設の窓にも簡易かつ確実に取付け可能とすること、また部品点数を少なくし製造の容易化を図ること等を意図する。また「3」 雨水センサー等のセンサーにより外出中、就寝中、子供が留守番する状態、幼児を置いた状態等において、窓が開放されていても自動で閉塞(閉窓)可能(逆の動作も同じ)とすることで、急な天候の変化及び/又は防犯等に対応可能とすること、また犯罪防止の抑止力として活用すること、さらには安心して外出可能とすること等を意図する。さらに「4」 ロック機構の自動開錠及び/又は施錠と、雨水センサー等のセンサーにより外出中、就寝中、子供が留守番する状態、幼児を置いた状態等において、窓が開放されていても自動で閉塞(閉窓)可能(逆の動作も同じ)及び/又は施錠可施錠と、雨水センサー等のセンサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システムを提供し、総合的能(逆の動作も同じ)とすることで、急な天候の変化及び/又は防犯等に対応可能とすること、また犯罪防止の抑止力として活用すること、さらには安心して外出可能とすること等を意図する。また「5」 出窓の側面に、出窓の開閉を誘導し、かつ一定位置での停止を図る第三のリンク構成を採用し、確実な開閉と、開閉位置の確保を図る手段を設けること、又は従来のリンク機構の中でスライド移動用のリンク(第二のリンク構成)の片方とすることを意図し、構造の簡略化と、従来のリンク機構の中で、開閉用のリンク(第一のリンク構成)を省略すること等を意図する。そして、「6」 障害者、子供等に優しい、出窓の開放及び/又は閉塞手段を提供することを意図する。
請求項1の発明は、前述した本発明の「1」、「3」と「5」、「6」の目的を達成することを意図する。
請求項1は、出窓の枠体に上下一対のリンクを介して開閉自在に設けた出窓と、この出窓の室内側に設けた駆動リンクと、この駆動リンクを動作する移動手段と、この出窓の開放先端位置を決定する前記窓枠と前記出窓との間に設けた連繋機構とで構成した出窓の自動開閉装置において、
前記出窓の移動手段を、框に支持部材、軸受けを介して螺軸を架承し、この螺軸に噛合し、かつ框に中吊状態で前後動可能な移動駒と、この移動駒とこの出窓の縦窓枠部の内面側にそれぞれ枢着したこの出窓の開閉用のリンクと、前記螺軸を駆動するモーターでなる駆動部で構成し、
前記連繋機構を、前記枠体の縦枠体と、前記出窓の縦窓枠部との間に設けたリンクと、このリンクを誘導する前記縦窓枠部に設けた曲面形状の長溝を備えた誘導板で構成し、
前記移動手段を、雨水センサー、振動センサー、温度センサーの検知手段と、制御回路を介して作動する構成とした出窓の自動開閉装置である。
請求項2の発明は、前述した本発明の「2」、「4」と「5」、「6」の目的を達成することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の出窓の自動開閉装置において、
前記出窓と、前記枠体との間に自動開閉可能なロック機構を付設する構成とした出窓の自動開閉装置である。
請求項3の発明は、請求項2の目的を達成すること、またこの目的を達成するに最適なロック機構を提供することを意図する。
請求項3は、請求項2に記載の出窓の自動開閉装置において、
前記自動開閉可能なロック機構を、ロック体と、このロック体を回転する動作媒体と、この動作媒体を駆動するモーターでなる駆動部とで構成した出窓の自動開閉装置である。
請求項1の発明は、出窓の枠体に上下一対のリンクを介して開閉自在に設けた出窓と、出窓の室内側に設けた駆動リンクと、駆動リンクを動作する移動手段と、出窓の開放先端位置を決定する窓枠と出窓との間に設けた連繋機構とで構成した出窓の自動開閉装置において、
出窓の移動手段を、框に支持部材、軸受けを介して螺軸を架承し、螺軸に噛合し、かつ框に中吊状態で前後動可能な移動駒と、移動駒と出窓の縦窓枠部の内面側にそれぞれ枢着した出窓の開閉用のリンクと、螺軸を駆動するモーターでなる駆動部で構成し、
連繋機構を、枠体の縦枠体と、出窓の縦窓枠部との間に設けたリンクと、リンクを誘導する縦窓枠部に設けた曲面形状の長溝を備えた誘導板で構成し、
移動手段を、雨水センサー、振動センサー、温度センサーの検知手段と、制御回路を介して作動する構成とした出窓の自動開閉装置である。
従って、請求項1は、「1」 洋風式の家の窓(出窓)の雨水センサー等のセンサーによる窓の開閉を司る窓の自動開閉システムを提供し、確実かつ簡易で、何人も操作ができる窓の自動開放及び/又は閉塞が図れること等の特徴がある。そして、従来の出窓の構成を変更することなく、既設の窓にも簡易かつ確実に取付け可能とすること、また部品点数を少なくし製造の容易化が図れること等の実益がある。また「3」 雨水センサー等のセンサーにより外出中、就寝中、子供が留守番する状態、幼児を置いた状態等において、窓が開放されていても自動で閉塞(閉窓)可能(逆の動作も同じ)とすることで、急な天候の変化及び/又は防犯等に対応可能となること、また犯罪防止の抑止力として活用すること、さらには安心して外出可能となること等の特徴がある。また「5」 出窓の側面に、出窓の開閉を誘導し、かつ一定位置での停止を図る第三のリンク構成を採用し、確実な開閉と、開閉位置の確保が図れる手段を設け得ること、又は従来のリンク機構の中でスライド移動用のリンク(第二のリンク構成)の片方とすることで、構造の簡略化が図れること、従来のリンク機構の中で、開閉用のリンク(第一のリンク構成)を省略できること等の特徴がある。そして、「6」 障害者、子供等に優しい、出窓の開放及び/又は閉塞手段を提供できること等の特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の出窓の自動開閉装置において、
前記出窓と、前記枠体との間に自動開閉可能なロック機構を付設する構成とした出窓の自動開閉装置である。
従って、請求項2は、「2」 洋風式の家の窓(出窓)のロック機構の自動開錠及び/又は自動開錠及び/又は施錠と、同時に窓の自動開放及び/又は閉塞が図れること等の特徴がある。そして、従来の出窓の構成を変更することなく、既設の窓にも簡易かつ確実に取付け可能となること、また部品点数を少なくし製造の容易化が図れること等の実益がある。さらに「4」 ロック機構の自動開錠及び/又は施錠と、雨水センサー等のセンサーにより外出中、就寝中、子供が留守番する状態、幼児を置いた状態等において、窓が開放されていても自動で閉塞(閉窓)可能(逆の動作も同じ)及び/又は施錠可能(逆の動作も同じ)となることで、急な天候の変化及び/又は防犯等に対応可能となること、また犯罪防止の抑止力として活用すること、さらには安心して外出可能となること等の特徴がある。また「5」 出窓の側面に、出窓の開閉を誘導し、かつ一定位置での停止を図る第三のリンク構成を採用し、確実な開閉と、開閉位置の確保が図れる手段を設け得ること、又は従来のリンク機構の中でスライド移動用のリンク(第二のリンク構成)の片方とすることで、構造の簡略化が図れること、従来のリンク機構の中で、開閉用のリンク(第一のリンク構成)を省略できること等の特徴がある。そして、「6」 障害者、子供等に優しい、出窓の開放及び/又は閉塞手段を提供できること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項2に記載の出窓の自動開閉装置において、
自動開閉可能なロック機構を、ロック体と、ロック体を回転する動作媒体と、動作媒体を駆動するモーターでなる駆動部とで構成した出窓の自動開閉装置である。
従って、請求項3は、請求項2の目的を達成できること、またこの目的を達成するに最適なロック機構を提供できること等の特徴がある。
本発明の一例を説明する。
先ず、図面の説明をすると、図1〜図5は第一の実施例を示しており、図1は框、窓枠並びに出窓の全体を示した正面図、図2は図1の要部(移動手段)の一例を示す平面拡大図、図3は図2の動作時の図、図4は図1の他の要部(出窓の開放先端位置を決定する連繋機構)の一例を示す側面図である。また図5は出窓のロック機構の一例を示す拡大正面図、図6は移動手段の第二の実施例を示す平面拡大図、図7−1は移動手段の第三の実施例を示す平面拡大図、図7−2は図7−1の要部(誘導機構/ガイド機構)の一例を示した図、図8は回路の一例を示した回路図である。
〔1〕 先ず、第一の実施例〜第三の実施例に共通する構成の一例を説明すると、1は躯体(図示せず)及び/又は框2に設けた枠体で、この枠体1はアルミサッシュ等で構成し、後述する窓枠4及び/又は窓ガラス5でなる出窓6を開閉自在に支持する。そして、この枠体1は、框2を囲繞する底枠体部104と、左右縦枠体部101、102と、この左右縦枠体部101、102の上方に位置する上枠体部103で構成する。そして、窓枠4は、その室外側に窓ガラス5をパッキン等の手段を介して水密状に支持するとともに、枠体1は、その室内側には框2を支持する。そして、出窓6は、この枠体1と当該窓枠4との間に設けた二枚のリンク7、8を介して開閉自在に設けられており、この一方のリンク7は、出窓6のスライド方向への動きを確保し、また他方のリンク8は出窓6の開放方向を司る構成となっている。そして、後述する枠体1の縦枠体100と、出窓6の縦窓枠部600との間に設けたリンク10を設ける構成例では、前記リンク8を省略することも可能であり、必要によりこの構成を採用する(必要により採用することは、他の例も同じ)。またこの二枚のリンク7、8は、出窓6の上下側に設けることが理想である。しかし、何れか一方を省略し、スライド機構及び/又は回転機構を付設することもあり得る。
〔2〕 次に第一の実施例を、図1〜図5に基づいて説明すると、この例では、移動手段を、框2に支持部材、軸受け等の手段を介して架承した螺軸12と、この螺軸12に噛合し、かつ框2に中吊状態で前後動可能な移動駒13と、この移動駒13と出窓6の縦窓枠部600の内面側にそれぞれ枢着した出窓6の開閉用のリンク14と、前記螺軸12を駆動するモーター等の駆動部15で構成されている。図中17はカップリングを示す。その作用を、図2と図3を基に、出窓6の開閉とともに説明すると、後述するセンサーの働きで、駆動部15がONし螺軸12が正転すると、移動駒13が図2において矢印「A」方向に移動する。この移動に伴って、リンク14の基端が矢印「A」方向に、またその自由端側が矢印「B」方向に可動する。このリンク14の移動及び可動を介して出窓6が順次開放される。この開放時に、二枚のリンク7、8(図2に表示せず)が、その基端を支点として可動(矢印「C」)するとともに、リンク10も同時にその基端10a(枠体1の縦枠体100)を支点として、その自由端10b側(出窓6の縦窓枠部600)が可動(矢印「D」)する。このリンク14の移動及び可動を基に、リンク7、8及び/又はリンク10のそれぞれの動きを介して出窓6は開放される。この開放された状態が図3であり、この例では、従来のような完全な全開状態でないが、この図例では、この状態が全開となる。勿論、リンク10の長さ及び/又は部品の変更で、従来の全開状態を確保することは可能である。また、図3から図2に至る全開から閉塞に至る過程は、前述の動きの逆であり、容易に理解できるので、説明は省略する。
尚、ここで、リンク10の構成を説明すると、このリンク10は、その基端10aを枠体1の縦枠体100に、その自由端10bを出窓6の縦窓枠部600にそれぞれ枢着し、この自由端10bを縦窓枠部600に設けた緩やかなカーブを備えたガイド部材601(誘導板)のガイド孔部601aに沿って移動可能とする。この自由端10bがガイド孔部601aに沿って移動することで、出窓6が曲面軌跡をもって移動し、この移動時にリンク10が捩れることなく追従する構成となっている。そして、図4は出窓6の略中間開放時の状態を示している。またこのガイド孔部601aにはロック孔部601bを設けることで、リンク10の折畳み終端位置の確保と、出窓6のロックに役立てる構成となっている。ここで説明したリンク10の構成は、各実施例に採用できる。
〔3〕 次に出窓6のロック機構を、図5に基づいて説明すると、このロック機構は、出窓6の縦窓枠部600に枢支した略倒L形のロック体18と、このロック体18を回転する動作媒体19(歯車機構、リンク機構等の手段)と、この動作媒体19を駆動するモーター等の駆動部20とで構成する。尚、駆動部20は自動制御及び/又はストッパー(図示せず)を備えるとともに、停電時、故障時等の緊急時には、手動操作が可能な構成とする(動作媒体19の遊離機構等による方法がある)。そして、この例では、出窓6はロック機構の操作で、自動施錠及び/又は解除される。即ち、駆動部20の回転で、動作媒体19を回転駆動し、この動作媒体19と連動するロック体18の軸18aを回転する。この軸18aの回転を介してロック体18が、矢印「E」方向に回転することで、このロック体18が例えば、枠体1より外れて開錠される。このロック体18の開錠から図5に示した施錠状態は、前述の逆の操作であり、矢印「E′」方向に回転すると施錠される。そして、ここで説明したロック機構の構成は、各実施例に採用できる。
〔4〕 次に第二の実施例を、図6に基づいて説明すると、この例では、移動手段を、框2に支持部材、軸受け等の手段を介して架承したベルト21と、このベルト21を懸架するプーリー22、22(対の例では、一方の符号とする)と、このプーリー22を駆動するモーター等の駆動部15で構成されている。このベルト21には移動駒13が固止、係止、嵌合等して設けられている。その作用を説明すると、後述するセンサーの働きで、駆動部15がONすることで、ベルト21が移動し、このベルト21の移動を介してすることで、移動駒13が図6において矢印「A」方向に移動する。この移動に伴う、リンク14、10と、リンク7、8、並びに出窓6等の動作及び/又は開閉、また効果等は前述の第一の実施例に準ずる。
〔5〕 また第三の実施例を、図7−1、図7−2に基づいて説明すると、この例では、移動手段を、框2に取外し自在に貼着、係止等の手段を設けた噛合部を備えた移動レール24と、この移動レール24に沿って移動する歯車(図示せず)を備えた移動駒13と、この移動駒13の移動を図るモーター等の駆動部15で構成されている。尚、図中26は移動駒13のスムーズな動きを確保する誘導機構であり、誘導レール2600と、この誘導レール2600に嵌合される転子2601で構成する。その作用を説明すると、後述するセンサーの働きで、駆動部15がONし歯車が正転することで、移動駒13が図7−1において矢印「A」方向に移動する。この移動に伴う、リンク14、10と、リンク7、8、並びに出窓6等の動作及び/又は開閉、また効果等は前述の第一及び第二の実施例に準ずる。
〔6〕 図中30はストッパー及び/又は停止センサー等の停止手段を示しており、移動駒13の所定位置における停止を図り、出窓6の確実な開閉と、各種の動作の停止を図る。また図8は本発明の回路図であり、31は雨水センサー、風センサー、振動センサー又は温度センサー等のセンサーであり、このセンサー31で駆動部15及び/又は駆動部20のON及び/又はOFFを司る。図中32は駆動部15等の時間的な制御を司るタイマー、33はタイマー32及び/又は駆動部15等用の電池、34は切り替えスイッチを示している。また前記センサー31に代替して遠隔操作、その他のセンサー、又は携帯電話、手動操作等による出窓6の開閉、ロック機構の開錠・施錠等の操作も可能である。また、このロック機構は、省略してもリンク14等は駆動部15が作動しない限り可動することはないので原則として問題はないが、より安全のために設けることが望ましい。
図1は第一の実施例における框、窓枠並びに出窓の全体を示した正面図 図2は図1の要部(移動手段)の一例を示す平面拡大図 図3は図2の動作時の図 図4は図1の他の要部(出窓の開放先端位置を決定する連繋機構)の一例を示す側面図 図5は出窓のロック機構の一例を示す拡大正面図 図6は移動手段の第二の実施例を示す平面拡大図 図7−1は移動手段の第三の実施例を示す平面拡大図 図7−2は図7−1の要部(誘導機構/ガイド機構)の一例を示した図 図8は回路の一例を示した回路図
1 枠体
100 縦枠体
101 左縦枠体部
102 右縦枠体部
103 上枠体部
104 底枠体部
2 框
4 窓枠
5 窓ガラス
6 出窓
600 縦窓枠部
601 ガイド部材
601a ガイド孔部
601b ロック孔部
7 リンク
8 リンク
10 リンク
10a 基端
10b 自由端
12 螺軸
13 移動駒
14 リンク
15 駆動部
17 カップリング
18 ロック体
18a 軸
19 動作媒体
20 駆動部
21 ベルト
22 プーリー
24 移動レール
26 誘導機構
2600 誘導レール
2601 転子
30 停止手段
31 センサー
32 タイマー
33 電池
34 スイッチ

Claims (3)

  1. 出窓の枠体に上下一対のリンクを介して開閉自在に設けた出窓と、この出窓の室内側に設けた駆動リンクと、この駆動リンクを動作する移動手段と、この出窓の開放先端位置を決定する前記窓枠と前記出窓との間に設けた連繋機構とで構成した出窓の自動開閉装置において、
    前記出窓の移動手段を、框に支持部材、軸受けを介して螺軸を架承し、この螺軸に噛合し、かつ框に中吊状態で前後動可能な移動駒と、この移動駒とこの出窓の縦窓枠部の内面側にそれぞれ枢着したこの出窓の開閉用のリンクと、前記螺軸を駆動するモーターでなる駆動部で構成し、
    前記連繋機構を、前記枠体の縦枠体と、前記出窓の縦窓枠部との間に設けたリンクと、このリンクを誘導する前記縦窓枠部に設けた曲面形状の長溝を備えた誘導板で構成し、
    前記移動手段を、雨水センサー、振動センサー、温度センサーの検知手段と、制御回路を介して作動する構成とした出窓の自動開閉装置。
  2. 請求項1に記載の出窓の自動開閉装置において、
    前記出窓と、前記枠体との間に自動開閉可能なロック機構を付設する構成とした出窓の自動開閉装置。
  3. 請求項2に記載の出窓の自動開閉装置において、
    前記自動開閉可能なロック機構を、ロック体と、このロック体を回転する動作媒体と、この動作媒体を駆動するモーターでなる駆動部とで構成した出窓の自動開閉装置。
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