JPH08225066A - 高所作業車の車体姿勢矯正装置 - Google Patents
高所作業車の車体姿勢矯正装置Info
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- JPH08225066A JPH08225066A JP5657795A JP5657795A JPH08225066A JP H08225066 A JPH08225066 A JP H08225066A JP 5657795 A JP5657795 A JP 5657795A JP 5657795 A JP5657795 A JP 5657795A JP H08225066 A JPH08225066 A JP H08225066A
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- JP
- Japan
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- vehicle body
- stand
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- stands
- hydraulic cylinders
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的] クロ−ラ型車輛に昇降作業台を装設して構成
される高所作業車を、傾斜場所にあっても昇降作業台を
安全姿勢に保って作業できるようにした車体姿勢矯正装
置を提供する。 [構成] 車体の荷台下側に機器類搭載部を連設し、そ
の機器類搭載部の後端寄り部位に、車体後部を持上げる
為のスタンドを起立回倒可能に軸着し、スタンドと車体
との間に油圧シリンダを介装して、油圧シリンダの伸縮
でスタンドを任意角度の回動起立位置に維持できるよう
にしている。また、スタンドを、クロ−ラ走行部の内側
に配設し、車体の最低地上高よりも高い部位に格納され
るようにした車体姿勢矯正装置にしている。
される高所作業車を、傾斜場所にあっても昇降作業台を
安全姿勢に保って作業できるようにした車体姿勢矯正装
置を提供する。 [構成] 車体の荷台下側に機器類搭載部を連設し、そ
の機器類搭載部の後端寄り部位に、車体後部を持上げる
為のスタンドを起立回倒可能に軸着し、スタンドと車体
との間に油圧シリンダを介装して、油圧シリンダの伸縮
でスタンドを任意角度の回動起立位置に維持できるよう
にしている。また、スタンドを、クロ−ラ走行部の内側
に配設し、車体の最低地上高よりも高い部位に格納され
るようにした車体姿勢矯正装置にしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロ−ラ型車輛に昇降
作業台を装設して構成される高所作業車に係り、具体的
には、傾斜地においても車体及び作業台を安全な姿勢に
保って作業することができるようにした車体姿勢矯正装
置に関するものである。
作業台を装設して構成される高所作業車に係り、具体的
には、傾斜地においても車体及び作業台を安全な姿勢に
保って作業することができるようにした車体姿勢矯正装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なクロ−ラ型の作業車輛におい
て、車体の後尾部にスタンドを起立回倒可能に装設し、
そのスタンドを設定位置にまで回動して起立させ、スタ
ンドの突っ張り作用によって車体の後部を持上げるよう
にしたものが知られている(例えば、特公平6−922
22号公報参照)。
て、車体の後尾部にスタンドを起立回倒可能に装設し、
そのスタンドを設定位置にまで回動して起立させ、スタ
ンドの突っ張り作用によって車体の後部を持上げるよう
にしたものが知られている(例えば、特公平6−922
22号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車体持上げ装置
は、車体の後尾部に起立回倒可能に装設したスタンドを
その先端部が接地する位置にまで人為的に回動して、し
かる後に車体を後進させると、スタンドが支点越えする
設定起立位置に回動移行されて、車体の後進が停止さ
れ、設定起立位置に保持されるスタンドの突っ張り作用
で車体後部が持上げられるように構成されたものであっ
たから、高所作業車の車体姿勢矯正装置として用いるに
は次のような問題があった。
は、車体の後尾部に起立回倒可能に装設したスタンドを
その先端部が接地する位置にまで人為的に回動して、し
かる後に車体を後進させると、スタンドが支点越えする
設定起立位置に回動移行されて、車体の後進が停止さ
れ、設定起立位置に保持されるスタンドの突っ張り作用
で車体後部が持上げられるように構成されたものであっ
たから、高所作業車の車体姿勢矯正装置として用いるに
は次のような問題があった。
【0004】すなわち、従来の車体持上げ装置は、予め
設定された一箇所の特定起立位置でしか持上げ保持機能
しないものであるので、種々に傾斜度の異なる場所のい
ずれにおいても車体及び作業台を水平状態に保つような
車体持上げ保持機能を必要とする高所作業車の車体姿勢
矯正装置としては不十分であった。また、車体の比較的
高い部位に回動自在にスタンドが軸着されるものであっ
たから、必要な持上げストロ−クを得るためにスタンド
が長大になり、さらに、設定起立位置でのスタンドの維
持が支点越えで行われることもあって、車体持上げ支持
の確実性に問題があり、上昇した作業台上に作業者が搭
乗して作業を行う高所作業車に実施するには適切でない
面もあった。
設定された一箇所の特定起立位置でしか持上げ保持機能
しないものであるので、種々に傾斜度の異なる場所のい
ずれにおいても車体及び作業台を水平状態に保つような
車体持上げ保持機能を必要とする高所作業車の車体姿勢
矯正装置としては不十分であった。また、車体の比較的
高い部位に回動自在にスタンドが軸着されるものであっ
たから、必要な持上げストロ−クを得るためにスタンド
が長大になり、さらに、設定起立位置でのスタンドの維
持が支点越えで行われることもあって、車体持上げ支持
の確実性に問題があり、上昇した作業台上に作業者が搭
乗して作業を行う高所作業車に実施するには適切でない
面もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上述の
点に鑑みて実施したものであり、その目的とするところ
は、傾斜場所においても車体及び作業台を水平ないし略
水平状態に保って安全に作業することができるようにし
た高所作業車の車体姿勢矯正装置を提供することであ
る。そして、上記目的を達成するため、本発明における
高所作業車の車体姿勢矯正装置は、クロ−ラ走行部を備
えた車体の荷台上に伸縮支持機構を介して作業台を昇降
自在に装備して構成される高所作業車において、荷台の
下側に機器類搭載部を連設し、その機器類搭載部の後端
寄り部位に、車体の後部を持上げる為のスタンドを起立
回倒可能に軸着し、スタンドと車体に装設されるシリン
ダ取付座とに両端部を枢着して油圧シリンダを介装し、
油圧シリンダの伸縮によってスタンドを任意角度の回動
起立位置に維持できるようにしている。また、スタンド
をクロ−ラ走行部の内側に配設して、車体の最低地上高
よりも高い部位に格納されるようにしている。
点に鑑みて実施したものであり、その目的とするところ
は、傾斜場所においても車体及び作業台を水平ないし略
水平状態に保って安全に作業することができるようにし
た高所作業車の車体姿勢矯正装置を提供することであ
る。そして、上記目的を達成するため、本発明における
高所作業車の車体姿勢矯正装置は、クロ−ラ走行部を備
えた車体の荷台上に伸縮支持機構を介して作業台を昇降
自在に装備して構成される高所作業車において、荷台の
下側に機器類搭載部を連設し、その機器類搭載部の後端
寄り部位に、車体の後部を持上げる為のスタンドを起立
回倒可能に軸着し、スタンドと車体に装設されるシリン
ダ取付座とに両端部を枢着して油圧シリンダを介装し、
油圧シリンダの伸縮によってスタンドを任意角度の回動
起立位置に維持できるようにしている。また、スタンド
をクロ−ラ走行部の内側に配設して、車体の最低地上高
よりも高い部位に格納されるようにしている。
【0006】
【作用】傾斜場所で高所作業を行うときには、その傾斜
場所に高所作業車を停車維持した後に油圧シリンダを伸
長動させる。すると、スタンドが起立方向に回動してス
タンドの先端部が接地し、その後の油圧シリンダの伸長
継続でスタンドの突っ張り作用が生じ、車体の後部が、
クロ−ラ走行部の接地前端部付近を支点として持上げら
れて行く。そうして、車体が水平ないし略水平の姿勢に
なったところで油圧シリンダの伸長動が停止されると、
その持上げ起立状態にスタンドが維持されるのであり、
このような車体姿勢の矯正が行われた後に作業台を上昇
させれば、傾斜地であるにも拘らず作業台は水平ないし
略水平な姿勢で上昇するので安全に高所作業することが
できる。
場所に高所作業車を停車維持した後に油圧シリンダを伸
長動させる。すると、スタンドが起立方向に回動してス
タンドの先端部が接地し、その後の油圧シリンダの伸長
継続でスタンドの突っ張り作用が生じ、車体の後部が、
クロ−ラ走行部の接地前端部付近を支点として持上げら
れて行く。そうして、車体が水平ないし略水平の姿勢に
なったところで油圧シリンダの伸長動が停止されると、
その持上げ起立状態にスタンドが維持されるのであり、
このような車体姿勢の矯正が行われた後に作業台を上昇
させれば、傾斜地であるにも拘らず作業台は水平ないし
略水平な姿勢で上昇するので安全に高所作業することが
できる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明装置が実施された高所作業
車の斜視全体図、図2は本発明装置が実施された高所作
業車の車体及びクロ−ラ走行部を拡大した側面図、図3
は同じく車体及びクロ−ラ走行部の平面概略図、図4は
本発明装置の格納状態を示す説明図、図5は本発明装置
の作動態様説明図であり、図示の高所作業車は、左右一
対のクロ−ラ走行部(1)(1)を備えた車体(2)に、シザ
−スリンク等に構成される伸縮支持機構(3)を介して作
業台(4)を昇降自在に装備して構成されている。
して説明する。図1は本発明装置が実施された高所作業
車の斜視全体図、図2は本発明装置が実施された高所作
業車の車体及びクロ−ラ走行部を拡大した側面図、図3
は同じく車体及びクロ−ラ走行部の平面概略図、図4は
本発明装置の格納状態を示す説明図、図5は本発明装置
の作動態様説明図であり、図示の高所作業車は、左右一
対のクロ−ラ走行部(1)(1)を備えた車体(2)に、シザ
−スリンク等に構成される伸縮支持機構(3)を介して作
業台(4)を昇降自在に装備して構成されている。
【0008】左右のクロ−ラ走行部(1)(1)は、前端上
部の駆動輪(5)と、後方端の誘導輪(6)と、両輪(5)
(6)間においてトラックフレ−ム(7)に列設される転輪
群(8)とに無端履帯(9)を巻き掛け、最前部の転輪(8
a)と駆動輪(5)とに巻き掛る無端履帯(9)の前部が斜
め前上方に傾斜するように掛張し、両クロ−ラ走行部
(1)(1)の駆動輪(5)(5)をそれぞれ走行用電動モ−タ
(10)(10)で駆動して走行するように構成されてい
る。
部の駆動輪(5)と、後方端の誘導輪(6)と、両輪(5)
(6)間においてトラックフレ−ム(7)に列設される転輪
群(8)とに無端履帯(9)を巻き掛け、最前部の転輪(8
a)と駆動輪(5)とに巻き掛る無端履帯(9)の前部が斜
め前上方に傾斜するように掛張し、両クロ−ラ走行部
(1)(1)の駆動輪(5)(5)をそれぞれ走行用電動モ−タ
(10)(10)で駆動して走行するように構成されてい
る。
【0009】車体(2)は、上面が略平坦な荷台(2a)の
下側に各種機器類を装備するための搭載部(2b)を連設
して構成され、機器類搭載部(2b)の前部に前記走行用
電動モ−タ(10)(10)を支承し、搭載枠(2b)の後部
の横幅方向中央部にバッテリ(11)を搭載し、さらに、
走行用電動モ−タ(10)(10)とバッテリ(11)の間の
横幅方向中央部に電動モ−タ(12)で駆動される油圧ポ
ンプ(13)を搭載するとともに、油圧ポンプ(13)を挾
んでその左右両側に充電器(14)と下部操作パネル部
(15)とを振り分け配設している。つまり、上記のよう
な機器類の配設によって車体(2)全体の前後・左右バラ
ンスをとり、且つ、車体重心を低くしている。
下側に各種機器類を装備するための搭載部(2b)を連設
して構成され、機器類搭載部(2b)の前部に前記走行用
電動モ−タ(10)(10)を支承し、搭載枠(2b)の後部
の横幅方向中央部にバッテリ(11)を搭載し、さらに、
走行用電動モ−タ(10)(10)とバッテリ(11)の間の
横幅方向中央部に電動モ−タ(12)で駆動される油圧ポ
ンプ(13)を搭載するとともに、油圧ポンプ(13)を挾
んでその左右両側に充電器(14)と下部操作パネル部
(15)とを振り分け配設している。つまり、上記のよう
な機器類の配設によって車体(2)全体の前後・左右バラ
ンスをとり、且つ、車体重心を低くしている。
【0010】また、荷台(2a)上に装設される伸縮支持
機構(3)は、シザ−スリンクになっていて、リフトシリ
ンダ(図には表われていない)の伸縮で屈伸し、上端部
に取り付けられた作業台(4)を鉛直方向に昇降させ得る
ように構成されており、リフトシリンダは、下部操作パ
ネル部(15)によって操作制御できる油圧回路を介して
前記油圧ポンプ(13)に管路接続され、さらに、作業台
(4)に装設される上部操作パネル部(16)の操作によっ
ても伸縮制御できるように構成されている。
機構(3)は、シザ−スリンクになっていて、リフトシリ
ンダ(図には表われていない)の伸縮で屈伸し、上端部
に取り付けられた作業台(4)を鉛直方向に昇降させ得る
ように構成されており、リフトシリンダは、下部操作パ
ネル部(15)によって操作制御できる油圧回路を介して
前記油圧ポンプ(13)に管路接続され、さらに、作業台
(4)に装設される上部操作パネル部(16)の操作によっ
ても伸縮制御できるように構成されている。
【0011】一方、前出の走行用電動モ−タ(10)(1
0)もバッテリ(11)を電源として駆動されるようにな
っており、前述したリフトシリンダや電動モ−タ(12)
等と同様に、下部操作パネル部(15)、上部操作パネル
部(16)のいずれによっても運転制御できるように構成
され、その操作制御によって車体(2)を前後進および旋
回走行させることができるようになっている。
0)もバッテリ(11)を電源として駆動されるようにな
っており、前述したリフトシリンダや電動モ−タ(12)
等と同様に、下部操作パネル部(15)、上部操作パネル
部(16)のいずれによっても運転制御できるように構成
され、その操作制御によって車体(2)を前後進および旋
回走行させることができるようになっている。
【0012】ところで、上述のように構成される高所作
業車は、操作パネル部(15)(16)のいずれかの操作で
クロ−ラ走行部(1)(1)を作動させて走行移動し、所望
の移動場所において伸縮支持機構(3)により作業台(4)
を昇降させて高所作業を行うのであるが、その作業場所
が坂路のように傾斜した場所であると、車体(2)及び作
業台(4)が傾き、特に、作業台(4)が上昇された体勢に
おいてはその傾き度が大きくなって不安定になる。
業車は、操作パネル部(15)(16)のいずれかの操作で
クロ−ラ走行部(1)(1)を作動させて走行移動し、所望
の移動場所において伸縮支持機構(3)により作業台(4)
を昇降させて高所作業を行うのであるが、その作業場所
が坂路のように傾斜した場所であると、車体(2)及び作
業台(4)が傾き、特に、作業台(4)が上昇された体勢に
おいてはその傾き度が大きくなって不安定になる。
【0013】そこで、傾斜場所で高所作業しなければな
らないような場合でも、車体(2)及び作業台(4)を水平
ないし略水平姿勢に保って安全に作業できるようにする
ために、次のような車体姿勢矯正装置が設けられてい
る。つまり、左右のクロ−ラ走行部(1)(1)の内側で、
バッテリ(11)の左右両側部位において、搭載部(2b)
の組成部材に左右一対の支持座(17)(17)を設けそれ
ぞれの支持座(17)(17)にスタンド(18)(18)の上
端部を回動自在に軸着し、各々のスタンド(18)(18)
の長手方向中央部と、車体(2)に設けたシリンダ取付座
(19)(19)とに両端部を枢着して油圧シリンダ(20)
(20)を介装し、各々の油圧シリンダ(20)(20)を、
前記リフトシリンダの油圧回路に関連構成されている作
動油給排回路に接続して下部操作パネル部(15)による
制御操作でもって任意に伸縮・停止できるようにしてい
る。
らないような場合でも、車体(2)及び作業台(4)を水平
ないし略水平姿勢に保って安全に作業できるようにする
ために、次のような車体姿勢矯正装置が設けられてい
る。つまり、左右のクロ−ラ走行部(1)(1)の内側で、
バッテリ(11)の左右両側部位において、搭載部(2b)
の組成部材に左右一対の支持座(17)(17)を設けそれ
ぞれの支持座(17)(17)にスタンド(18)(18)の上
端部を回動自在に軸着し、各々のスタンド(18)(18)
の長手方向中央部と、車体(2)に設けたシリンダ取付座
(19)(19)とに両端部を枢着して油圧シリンダ(20)
(20)を介装し、各々の油圧シリンダ(20)(20)を、
前記リフトシリンダの油圧回路に関連構成されている作
動油給排回路に接続して下部操作パネル部(15)による
制御操作でもって任意に伸縮・停止できるようにしてい
る。
【0014】そして、油圧シリンダ(20)(20)の伸縮
によりスタンド(18)(18)を車体(2)の最低地上高
(H)よりも高い位置にあって横倒れ姿勢になる格納位置
(図4参照)と、直立ないし略直立姿勢になる最大起立
位置(図5参照)と、両位置間の任意の回動位置におい
て固定維持できるようにしている。なお、スタンド(1
8)(18)の遊端部には、側面視で略く字状を呈する接
地板(18a)(18a)が固設され、油圧シリンダ(20)
(20)の伸長によってスタンド(18)(18)が起立され
て行くと、接地板(18a)(18a)が接地して、クロ−
ラ走行部(1)(1)の最前部の転輪(8a)軸付近を支点に
して車体(2)の後部を持上げるようになっている(図5
参照)。
によりスタンド(18)(18)を車体(2)の最低地上高
(H)よりも高い位置にあって横倒れ姿勢になる格納位置
(図4参照)と、直立ないし略直立姿勢になる最大起立
位置(図5参照)と、両位置間の任意の回動位置におい
て固定維持できるようにしている。なお、スタンド(1
8)(18)の遊端部には、側面視で略く字状を呈する接
地板(18a)(18a)が固設され、油圧シリンダ(20)
(20)の伸長によってスタンド(18)(18)が起立され
て行くと、接地板(18a)(18a)が接地して、クロ−
ラ走行部(1)(1)の最前部の転輪(8a)軸付近を支点に
して車体(2)の後部を持上げるようになっている(図5
参照)。
【0015】
【発明の効果】本発明装置は、車体下方の機器類搭載部
の後端寄り部位にスタンドを起立回倒可能に軸着して、
スタンドと車体側のシリンダ取付座との間に油圧シリン
ダを介装し、油圧シリンダの伸縮でを任意角度の回動起
立位置に維持できるようにしているので、作業場所の傾
斜度に対応して車体及び作業台を水平状態に保って安全
に高所作業することができる。また、車体下方の機器類
搭載部にスタンドが軸着され、短寸構造で所要の持上げ
ストロ−クが得られるので堅牢で確実強固に車体を持上
げ支持することができる。さらに、スタンドを油圧シリ
ンダで起立回倒させるもので、油圧シリンダのピストン
の接地で車体を持上げるものではないから、伸縮ストロ
−クの小さい油圧シリンダでよくて低廉であり、油圧シ
リンダに曲げや捻じり等の負荷が直接にかからないので
強度的にも有利である。
の後端寄り部位にスタンドを起立回倒可能に軸着して、
スタンドと車体側のシリンダ取付座との間に油圧シリン
ダを介装し、油圧シリンダの伸縮でを任意角度の回動起
立位置に維持できるようにしているので、作業場所の傾
斜度に対応して車体及び作業台を水平状態に保って安全
に高所作業することができる。また、車体下方の機器類
搭載部にスタンドが軸着され、短寸構造で所要の持上げ
ストロ−クが得られるので堅牢で確実強固に車体を持上
げ支持することができる。さらに、スタンドを油圧シリ
ンダで起立回倒させるもので、油圧シリンダのピストン
の接地で車体を持上げるものではないから、伸縮ストロ
−クの小さい油圧シリンダでよくて低廉であり、油圧シ
リンダに曲げや捻じり等の負荷が直接にかからないので
強度的にも有利である。
【0016】また、スタンドをクロ−ラ走行部の内側に
配設し、車体の最低地上高よりも高い部位に格納される
ようにしてあるので、車体姿勢矯正装置を備える高所作
業車でありながら、機全体がコンパクトに纏まり、通常
走行も支障なく行うことができる。
配設し、車体の最低地上高よりも高い部位に格納される
ようにしてあるので、車体姿勢矯正装置を備える高所作
業車でありながら、機全体がコンパクトに纏まり、通常
走行も支障なく行うことができる。
【図1】本発明装置が実施された高所作業車の斜視全体
図である。
図である。
【図2】本発明装置が実施された車体及びクロ−ラ走行
部の拡大側面図である。
部の拡大側面図である。
【図3】車体及びクロ−ラ走行部の平面概略図である。
【図4】本発明装置の格納状態を示す説明図である。
【図5】本発明装置の作動態様を示す説明図である。
1 クロ−ラ走行部 2 車体 2a 荷台 2b 機器類搭載部 3 伸縮支持機構 4 作業台 18 スタンド 20 油圧シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 クロ−ラ走行部(1)(1)を備えた車体
(2)の荷台(2a)上に伸縮支持機構(3)を介して作業台
(4)を昇降自在に装備して構成される高所作業車におい
て、前記荷台(2a)の下側に機器類搭載部(2b)を連設
し、その機器類搭載部(2b)の後端寄り部位に、車体
(2)の後部を持上げる為のスタンド(18)(18)を起立
回倒可能に軸着し、スタンド(18)(18)と車体(2)に
装設されるシリンダ取付座(19)(19)とに両端部を枢
着して油圧シリンダ(20)(20)を介装し、油圧シリン
ダ(20)(20)の伸縮でスタンド(18)(18)を任意角
度の回動起立位置に維持できるようにしてある高所作業
車の車体姿勢矯正装置。 - 【請求項2】 スタンド(18)(18)をクロ−ラ走行部
(1)(1)の内側に配設し、車体(2)の最低地上高(H)よ
りも高い部位に格納されるようにしてある請求項1記載
の高所作業車の車体姿勢矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657795A JPH08225066A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 高所作業車の車体姿勢矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657795A JPH08225066A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 高所作業車の車体姿勢矯正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225066A true JPH08225066A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=13031017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5657795A Pending JPH08225066A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 高所作業車の車体姿勢矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08225066A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100749572B1 (ko) * | 2006-08-30 | 2007-08-16 | (주)한성티앤아이 | 고소작업용 차량 |
WO2013171898A1 (ja) | 2012-05-18 | 2013-11-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の情報表示装置 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP5657795A patent/JPH08225066A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100749572B1 (ko) * | 2006-08-30 | 2007-08-16 | (주)한성티앤아이 | 고소작업용 차량 |
WO2013171898A1 (ja) | 2012-05-18 | 2013-11-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の情報表示装置 |
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