JPH08223849A - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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Publication number
JPH08223849A
JPH08223849A JP1942095A JP1942095A JPH08223849A JP H08223849 A JPH08223849 A JP H08223849A JP 1942095 A JP1942095 A JP 1942095A JP 1942095 A JP1942095 A JP 1942095A JP H08223849 A JPH08223849 A JP H08223849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
casing main
holes
front bracket
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1942095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Iijima
辰雄 飯嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP1942095A priority Critical patent/JPH08223849A/ja
Publication of JPH08223849A publication Critical patent/JPH08223849A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フランジを有する熱可塑性合成樹脂製のケーシ
ング主体と、熱硬化性合成樹脂製であって被動機のハウ
ジングおよびケーシング主体間に挟まれるフロントブラ
ケットとを備え、フランジおよびフロントブラケットを
貫通する複数のボルトが前記ハウジングに螺合される直
流モータにおいて、部品点数および組付け工数の減少を
図った上で、ボルトの緩みが生じることを防止する。 【構成】ケーシング主体14のフランジ16には複数の
貫通孔17が設けられ、フロントブラケット15には、
複数の挿通孔18が設けられるとともに、各挿通孔18
に同軸に連なる円筒状にして各貫通孔17に挿入される
複数の突部19が突設され、各突部19の先端に係合す
る頭部20aを有する複数のボルト20が、各突部19
および挿通孔18にそれぞれ挿通されて被動機Pのハウ
ジング21に螺合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端にリヤブラケット
を有するとともに他端には半径方向外方に張り出すフラ
ンジを有して熱可塑性合成樹脂により円筒状に形成され
るケーシング主体と、該ケーシング主体内に同軸に配置
されるとともに被動機に連結されるロータと、熱硬化性
合成樹脂により形成されるとともに前記被動機のハウジ
ングおよびケーシング主体の他端間に挟まれて前記ロー
タをリヤブラケットと共働して回転自在に支承するフロ
ントブラケットとを備え、ケーシング主体のフランジお
よびフロントブラケットを貫通する複数のボルトが被動
機のハウジングに螺合される直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】このような直流モータのケーシング主体
は、磁性金属から成るヨークが錆びることを防止するた
めに成形性の良い熱可塑性合成樹脂によりヨークを囲撓
するようにしてケーシング主体が形成されるものであ
り、またフロントブラケットは、被動機からの熱がケー
シング主体側に伝達されることを回避するために熱硬化
性合成樹脂により形成されるものである。而してケーシ
ング主体のフランジと、被動機のケーシングとがフロン
トブラケットを相互間に挟んで複数のボルトにより締結
されたときに、熱可塑性合成樹脂製のフランジの厚みが
熱痩せにより減少するとボルトの緩みが生じるため、従
来の直流モータでは、前記フランジに金属製円筒状のカ
ラーを挿入し、ボルトの頭部を該カラーに係合せしめる
ことにより緩みが生じることを防止するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように、金属製のカラーを用いたのでは、部品点数が増
大するだけでなく、カラーをフランジに挿入する作業が
煩雑であり、組付け作業工数が増大する。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数および組付け工数の減少を図った上
で、ボルトの緩みが生じることを防止し得るようにした
直流モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一端にリヤブラケットを有するとともに
半径方向外方に張り出すフランジを他端に有して熱可塑
性合成樹脂により円筒状に形成されるケーシング主体
と、該ケーシング主体内に同軸に配置されるとともに被
動機に連結されるロータと、熱硬化性合成樹脂により形
成されるとともに前記被動機のハウジングおよびケーシ
ング主体の他端間に挟まれて前記ロータをリヤブラケッ
トと共働して回転自在に支承するフロントブラケットと
を備え、ケーシング主体のフランジおよびフロントブラ
ケットを貫通する複数のボルトが被動機のハウジングに
螺合される直流モータにおいて、ケーシング主体のフラ
ンジには複数の貫通孔が設けられ、フロントブラケット
には、複数の挿通孔が設けられるとともに、各挿通孔に
同軸に連なる円筒状にして各貫通孔に挿入される複数の
突部が突設され、各突部の先端に係合する頭部を有する
複数のボルトが、各突部および挿通孔にそれぞれ挿通さ
れて被動機のハウジングに螺合されることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、熱硬化性合成樹脂から成る
フロントブラケットに一体に設けられる突部の先端にボ
ルトの頭部を係合させることにより、熱可塑性合成樹脂
から成るフランジの熱痩せが生じたとしてもボルトの緩
みが生じることはなく、金属製のカラーを用いることが
不要となる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1および図2は本発明の一実施例を示す
ものてあり、図1は直流モータの一部切欠き正面図、図
2はケーシング主体、フロントブラケットおよび被動機
の分解斜視図である。
【0009】先ず図1において、この直流モータは、被
動機たとえば船外機のチルトアップ作動用油圧ポンプP
に連結されるものであり、該直流モータのケーシング1
1は、円筒部12の一端にリヤブラケット13が設けら
れて成る有底円筒状にして熱可塑性合成樹脂(たとえば
ナイロン)により形成されるケーシング主体14と、熱
硬化性合成樹脂(たとえばフェノール樹脂)により形成
されて前記ケーシング主体14の他端に結合されるフロ
ントブラケット15とで構成される。
【0010】ケーシング主体14には、磁性金属により
円筒状に形成されて円筒部12の内周に設けられるヨー
ク23と、該ヨーク23の内周面に対応した円弧状に形
成されるとともにヨーク23の周方向に間隔をあけた2
個所でヨーク23の内面に配設される一対のマグネット
(図示せず)とが一体に結合される。
【0011】ケーシング主体14の円筒部12内には、
該円筒部12と同心の回転軸25を有するロータ24が
配置され、該回転軸25の一端部はリヤブラケット13
で回転自在に支承される。また回転軸25の他端部は、
フロントブラケット15を貫通して油圧ポンプP側に延
設され、フロントブラケット15および回転軸25間に
円筒ころ軸受26および環状シール部材27が介装され
る。
【0012】ロータ24における回転軸25のフロント
ブラケット15側にはコンミテータ28が設けられる。
またフロントブラケット15の内面には、コンミテータ
28の一直径線上で該コンミテータ28を両側から挟む
位置でコンミテータ28側に開放するとともにロータ2
4側に開放した一対のブラシ用凹部291 ,292 が設
けられる。さらにフロントブラケット15の内面には、
一方のブラシ用凹部291 を覆うホルダ31が締着され
るとともに、他方のブラシ用凹部292 を覆うホルダ3
2が締着される。
【0013】而して両ブラシ用凹部291 ,292
は、ホルダ31,32によって抜け出しを阻止されるよ
うにしてブラシ331 ,332 が摺動可能に嵌合されて
おり、それらのブラシ331 ,332 は、各ブラシ用凹
部291 ,292 内に収納されたばね341 ,342
ばね力により、コンミテータ28に弾発的に摺接せしめ
られる。しかもホルダ31,32のブラシ用凹部2
1 ,292 に対応する部分には、コンミテータ28の
一直径線に沿って長く延びるスリット351 ,352
設けられており、ブラシ331 ,332 に一端が電気的
に接続される接続コード361 ,362 が各スリット3
1 ,352 から引き出される。
【0014】図2を併せて参照して、ケーシング主体1
4における円筒部12の他端には、半径方向外方に張出
すフランジ16が設けられており、フランジ16の周方
向に等間隔をあけた4個所には貫通孔17…が穿設され
る。一方、フロントブラケット15は、前記円筒部12
の他端を閉塞するようにして円盤状に形成されるもので
あり、このフロントブラケット15には、前記フランジ
16の貫通孔17…に対応する挿通孔18…が設けられ
るとともに、各挿通孔18…に同軸に連なる円筒状にし
てフランジ16の各貫通孔17…に挿入される突部19
…が突設される。しかも各突部19…の軸方向長さはフ
ランジ16の厚さに対応した値に設定される。
【0015】一方、油圧ポンプPのハウジング21に
は、フロントブラケット15の各挿通孔18…に対応す
るねじ孔22…が穿設されており、フランジ16の各貫
通孔17…にそれぞれ挿入された各突部19…の先端に
係合する頭部20aを有する複数のボルト20…が、各
突部19…および挿通孔18…にそれぞれ挿通されてね
じ孔22…にそれぞれ螺合される。これにより、ケーシ
ング主体14にフロントブラケット15が結合されてケ
ーシング11が構成されるとともに、該ケーシング11
が油圧ホンプPのハウジング21に固定されることにな
る。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する
と、ケーシング主体14のフランジ16は熱可塑性合成
樹脂により形成されるものであり、油圧ポンプP側から
の熱による熱痩せが生じる可能性がある。しかるに、熱
硬化性合成樹脂により形成されたフロントブラケット1
5には、フランジ16の各貫通孔17…に挿入される円
筒状の突部19…が挿通孔18…に同軸に連なるように
して一体に突設されており、各突部19…の先端に係合
する頭部20aをそれぞれ有する複数のボルト20が、
各突部19…および挿通孔18…にそれぞれ挿通されて
油圧ポンプPのハウジング21に設けられたねじ孔22
…に螺合される。したがってフランジ16の熱痩せが生
じたとしてもボルト20…の緩みが生じることはなく、
従来用いていた金属製のカラーを用いることが不要とな
り、部品点数を低減することが可能となるだけでなく、
カラーの組付け作業も不要となって組付け作業工数を低
減することができる。
【0017】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーシン
グ主体のフランジには複数の貫通孔が設けられ、フロン
トブラケットには、複数の挿通孔が設けられるととも
に、各挿通孔に同軸に連なる円筒状にして各貫通孔に挿
入される複数の突部が突設され、各突部の先端に係合す
る頭部を有する複数のボルトが、各突部および挿通孔に
それぞれ挿通されて被動機のハウジングに螺合されるの
で、熱可塑性合成樹脂から成るフランジの熱痩せが生じ
たとしてもボルトの緩みが生じることはなく、金属製の
カラーを用いることを不要として部品点数の低減および
組付け作業工数の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直流モータの一部切欠き正面図である。
【図2】ケーシング主体、フロントブラケットおよび被
動機の分解斜視図である。
【符号の説明】
13・・・リヤブラケット 14・・・ケーシング主体 15・・・フロントブラケット 16・・・フランジ 17・・・貫通孔 18・・・挿通孔 19・・・突部 20・・・ボルト 20a・・・頭部 21・・・ハウジング 24・・・ロータ P・・・被動機としての油圧ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にリヤブラケット(13)を有する
    とともに半径方向外方に張り出すフランジ(16)を他
    端に有して熱可塑性合成樹脂により円筒状に形成される
    ケーシング主体(14)と、該ケーシング主体(14)
    内に同軸に配置されるとともに被動機(P)に連結され
    るロータ(24)と、熱硬化性合成樹脂により形成され
    るとともに前記被動機(P)のハウジング(21)およ
    びケーシング主体(14)の他端間に挟まれて前記ロー
    タ(24)をリヤブラケット(13)と共働して回転自
    在に支承するフロントブラケット(15)とを備え、ケ
    ーシング主体(14)のフランジ(16)およびフロン
    トブラケット(15)を貫通する複数のボルト(20)
    が被動機(P)のハウジング(21)に螺合される直流
    モータにおいて、ケーシング主体(14)のフランジ
    (16)には複数の貫通孔(17)が設けられ、フロン
    トブラケット(15)には、複数の挿通孔(18)が設
    けられるとともに、各挿通孔(18)に同軸に連なる円
    筒状にして各貫通孔(17)に挿入される複数の突部
    (19)が突設され、各突部(19)の先端に係合する
    頭部(20a)を有する複数のボルト(20)が、各突
    部(19)および挿通孔(18)にそれぞれ挿通されて
    被動機(P)のハウジング(21)に螺合されることを
    特徴とする直流モータ。
JP1942095A 1995-02-07 1995-02-07 直流モータ Pending JPH08223849A (ja)

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JP1942095A JPH08223849A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 直流モータ

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JPH08223849A true JPH08223849A (ja) 1996-08-30

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ID=11998778

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JP1942095A Pending JPH08223849A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 直流モータ

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JP (1) JPH08223849A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058229A (ja) * 2001-06-25 2002-02-22 Hitachi Ltd 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置
JP2002078273A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Japan Servo Co Ltd 樹脂カバーの取付構造
US6404086B1 (en) 1996-09-13 2002-06-11 Hitachi, Ltd. Anisotropic magnet brushless motor having a rotor with elastic insulating support structure
JP2006288136A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kayaba Ind Co Ltd モータ構造
US7576461B2 (en) 2005-05-17 2009-08-18 Johnson Electric S.A. Electric motor

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