JPH06165435A - 回転電機のリード線引出し構造 - Google Patents

回転電機のリード線引出し構造

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JPH06165435A
JPH06165435A JP31053292A JP31053292A JPH06165435A JP H06165435 A JPH06165435 A JP H06165435A JP 31053292 A JP31053292 A JP 31053292A JP 31053292 A JP31053292 A JP 31053292A JP H06165435 A JPH06165435 A JP H06165435A
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lead wire
bracket
grommet
insertion hole
housing
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Tsutomu Ishihara
勉 石原
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒状のハウジングの一端に設けられたフラン
ジが結合されるブラケットに、前記ハウジングの軸線と
直交する方向に延びる挿通孔が設けられ、挿通孔から引
き出されたリード線が前記ハウジングの軸線方向に沿っ
て延設される回転電機のリード線引出し構造において、
スペース的に無駄なくリード線を引出し得るようにする
とともに組立性を向上させる。 【構成】ブラケット7の外側面には、挿通孔11の外端
を臨ませる凹部12が設けられ、挿通孔11内面との間
にシール用樹脂15を充填されて挿通孔11に挿通され
たリード線8が、凹部12に圧入されたグロメット14
を貫通して外方に引出され、グロメット14の外方で略
90度に屈曲されたリード線8をハウジング6の軸線方
向に沿う方向に保持する保持部材16が、フランジ6a
およびブラケット7間に挟持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒状のハウジングの
一端に設けられたフランジが結合されるブラケットに、
前記ハウジングの軸線と直交する方向に延びる挿通孔が
設けられ、挿通孔から引き出されたリード線が前記ハウ
ジングの軸線方向に沿って延設される回転電機のリード
線引出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる構造は、たとえば実開平4
−47364号公報等によって知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば船外機におけ
るパワートリム・チルト用DCモータでは、リード線の
引出し部において海水等の水の浸入を防止することが必
要であるとともに、モータから引出されるリード線が船
外機における可動部の作動に支障を来さないようにする
ことが必要であり、上記従来のものでは、図5で示すよ
うに、ブラケット7′には、挿通孔11′に連なって上
部に開放した凹部23が設けられ、挿通孔11′に挿通
されたリード線8は、ブラケット7′に取付けられたグ
ロメット24に、その延出方向を90度転換するように
して挿通され、凹部23にはシール用樹脂15が充填さ
れている。
【0004】しかるに、そのような構造では、凹部23
が設けられるとともにグロメット24が取付けられる部
分において、ブラケット7′は側方に比較的大きく張出
して形成されることになり、船体等の壁21に近接した
狭いスペースに配置しなければならないときには不利で
ある。また挿通孔11′に挿通されたリード線8がグロ
メット24で上方に立ち上げられるものであり、グロメ
ット24は挿通された状態にあるリード線8を略90度
屈曲させた状態でブラケット7′に取付けられねばなら
ず、ブラケット7′へのグロメット24の組付けが容易
ではない。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、スペース的に無駄なくリード線を引出し得る
ようにするとともに組立性も向上させた回転電機のリー
ド線引出し構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ブラケットの外側面には、挿通孔
の外端を臨ませる凹部が設けられ、挿通孔内面との間に
シール用樹脂を充填されて挿通孔に挿通されたリード線
が、前記凹部に圧入されたグロメットを貫通して外方に
引出され、グロメットの外方で略90度に屈曲されたリ
ード線をハウジングの軸線方向に沿う方向に保持する保
持部材が、フランジおよびブラケット間に挟持される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図4は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は本発明を適用したDCモータの側面
図、図2は図1の2矢視平面図、図3は図2の3−3線
拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図である。
【0009】先ず図1および図2において、この回転電
機は、船外機におけるパワートリム・チルト用DCモー
タであり、船体等の壁21に近接した位置に固定配置さ
れる。而して該DCモータのハウジング6は上端を閉塞
した有底の円筒状に形成されてヨークとしての機能を果
たすものであり、該ハウジング6の一端(下端)に設け
られたフランジ6aは、図示しないベアリングを介して
ロータ軸5を回転自在に支承するブラケット7に結合さ
れる。ブラケット7からは、ハウジング6内の図示しな
いコイルに連なる一対のリード線8,8が引出されるも
のであり、それらのリード線8,8は、ハウジング6の
軸線に沿って上方に立上げられる。
【0010】図3を併せて参照して、フランジ6aは、
ハウジング6の一端を半径方向外側方に張出すようにし
てハウジング6の一端に一体に設けられるものであり、
このフランジ6aは、複数たとえば一対のねじ部材9,
9によりブラケット7に締着される。しかもフランジ6
aとブラケット7との間には環状のシール部材10が介
装される。
【0011】ブラケット7には、リード線8,8を挿通
させるための一対の挿通孔11がハウジング6の軸線と
直交する方向に延びて穿設され、それらの挿通孔11の
外端を臨ませる凹部12がブラケット7の外側面に設け
られる。而して凹部12には、両挿通孔11と同軸上で
あって各リード線8,8をそれぞれ貫通せしめる一対の
貫通孔13を有したグロメット14が圧入されるもので
あり、両挿通孔11に挿通されたリード線8,8は該グ
ロメット14から外方に引出される。
【0012】しかも両挿通孔11に挿通されたリード線
8,8を貫通せしめたグロメット14が凹部12に圧入
される前に、凹部12内にはシール用樹脂15が注入さ
れている。而して凹部12へのグロメット14の圧入に
伴うピストン作用により、シール用樹脂15は、両挿通
孔11の内面と両リード線8,8との間の間隙に充填さ
れていくことになり、このシール用樹脂により、海水等
の水がDCモータ内に浸入することが防止される。
【0013】グロメット14から外方に引出されたリー
ド線8,8は、その延出方向を90度変換してハウジン
グ6の軸線に沿う方向に立上げられるものであり、両リ
ード線8,8をハウジング6の軸線に沿う姿勢に保持す
るための保持部材16がフランジ6aおよびブラケット
7間に挟持される。
【0014】図4を併せて参照して、保持部材16は、
挿通される両リード線8,8を弾性保持する一対の保持
孔17,17を有する保持部16aと、該保持部16a
の下端からブラケット7側に張出す鍔部16bとを有し
てゴム等の弾性材により形成されるものであり、鍔部1
6bには係止孔18が設けられる。
【0015】一方、ブラケット7のフランジ6aへの対
向面において凹部12に対応する部分には、前記保持部
材16の鍔部16bを嵌合させる嵌合凹部19が設けら
れるとともに前記係止孔19に嵌合する係止突部20が
突設される。
【0016】而して鍔部16bを嵌合凹部19に嵌合さ
せた状態で、ブラケット7にフランジ6aを結合するこ
とにより、保持部材16はブラケット7およびフランジ
6a間に挟持され、係止突部20が係止孔18に嵌合さ
れることにより鍔部16bのブラケット7およびフラン
ジ6a間からの離脱が確実に阻止される。而してブラケ
ット7およびフランジ6a間に挟持された保持部材16
により両リード線8,8がハウジング6の軸線に沿う姿
勢で保持されることになる。
【0017】次にこの実施例の作用について説明する
と、各挿通孔11の内面と、それらの挿通孔11に挿通
されるリード線8,8とシール用樹脂15が充填される
ことにより水の浸入が防止され、各挿通孔11の外端を
臨ませてブラケット7に設けられる凹部12に圧入され
るグロメット14から両リード線8,8が引出されるの
で、図5で示した従来技術と比べると、シール用樹脂を
充填するためのスペースが不要となる分だけブラケット
7の外側方への張出し量が比較的小さくてすみ、壁21
が近接した狭いスペースでもDCモータの配置が容易と
なる。
【0018】またグロメット14から引出されたリード
線8,8は、フランジ6aおよびブラケット7間に挟持
される保持部材16で保持されて、延出方向を90度変
換した姿勢を保持することになるので、グロメット14
のブラケット7への取付けは容易であり、また両リード
線8,8を貫通、保持する保持部材16の取付けも容易
であり、組付け性向上に寄与することができる。
【0019】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0020】たとえば各リード線8,8に個別に対応し
たグロメットおよび保持部材を用いるようにすることも
可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブラケッ
トの外側面には、挿通孔の外端を臨ませる凹部が設けら
れ、挿通孔内面との間にシール用樹脂を充填されて挿通
孔に挿通されたリード線が、前記凹部に圧入されたグロ
メットを貫通して外方に引出され、グロメットの外方で
略90度に屈曲されたリード線をハウジングの軸線方向
に沿う方向に保持する保持部材が、フランジおよびブラ
ケット間に挟持されるので、ブラケットの外側方への張
出し量を比較的小さくしてスペース的に無駄なくリード
線を配置することができる、またグロメットおよび保持
部材の取付けを容易として組付け性向上に寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したDCモータの側面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】従来技術の図3に対応する断面図である。
【符号の説明】
6 ハウジング 6a フランジ 7 ブラケット 8 リード線 11 挿通孔 12 凹部 14 グロメット 15 シール用樹脂 16 保持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のハウジング(6)の一端に設け
    られたフランジ(6a)が結合されるブラケット(7)
    に、前記ハウジング(6)の軸線と直交する方向に延び
    る挿通孔(11)が設けられ、挿通孔(11)から引き
    出されたリード線(8)が前記ハウジング(6)の軸線
    方向に沿って延設される回転電機のリード線引出し構造
    において、ブラケット(7)の外側面には、挿通孔(1
    1)の外端を臨ませる凹部(12)が設けられ、挿通孔
    (11)内面との間にシール用樹脂(15)を充填され
    て挿通孔(11)に挿通されたリード線(8)が、前記
    凹部(12)に圧入されたグロメット(14)を貫通し
    て外方に引出され、グロメット(14)の外方で略90
    度に屈曲されたリード線(8)をハウジング(6)の軸
    線方向に沿う方向に保持する保持部材(16)が、フラ
    ンジ(6a)およびブラケット(7)間に挟持されるこ
    とを特徴とする回転電機のリード線引出し構造。
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