JPH08220839A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH08220839A
JPH08220839A JP2295895A JP2295895A JPH08220839A JP H08220839 A JPH08220839 A JP H08220839A JP 2295895 A JP2295895 A JP 2295895A JP 2295895 A JP2295895 A JP 2295895A JP H08220839 A JPH08220839 A JP H08220839A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、潜像担持体表面へのトナー
固着等を防止または抑制している画像形成方法を提供す
ることにある。 【構成】 本発明は、少なくとも帯電部材を潜像担持体
に当接させて潜像担持体表面を一様に帯電する工程、静
電潜像を形成する工程、静電潜像をトナーにより現像す
る工程を有する画像形成方法において、該帯電部材の硬
度がASKER−Cで60°以下であり、該トナーは少
なくともシリコーンオイル処理されている特定なシリカ
粒子Aと、少なくともシリコーンオイル処理されている
特定なシリカ粒子Bとを有する、ことを特徴とする画像
形成方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法または静電
印刷法により形成された静電潜像を現像する工程を有す
る画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法としては米国特許第2,29
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報及
び特公昭43−24748号公報等に記載されているよ
うに多数の方法が知られているが、一般には光導電性物
質を利用した静電潜像担持体表面を、種々の手段で一様
に帯電させた後、一部に光を照射することで静電潜像を
形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、
加圧、加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により定着し複写物
を得るものであり、更に感光体上に転写されず残ったト
ナーは必要に応じてクリーニングされ、上述の工程が繰
り返される。
【0003】帯電方法としては最近、帯電部材を静電潜
像担持体表面に当接させて直流電圧と交流電圧を重畳し
た電圧をかけて帯電を行う接触帯電方法が多く提案され
ており、従来のコロナ帯電方法に比較して低い印加電圧
を使用し得る。また、オゾンの発生が少ない等といった
利点を有している。この接触帯電方法によると、例えば
図1に図示するように、電子写真感光ドラム1に帯電部
材である帯電ローラ2を接触従動回転させ、交流電圧V
acと直流電圧Vdcとを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯
電ローラ2に印加することにより感光ドラム1を均一に
帯電することができる。
【0004】上述からも理解されるように、帯電ローラ
2は導電性を保つ必要があり、従来芯金のまわりに、E
PDM、NBR等の弾性ゴムにカーボンを分散させた導
電弾性部材を形成したものが使用されている。そのた
め、帯電ローラ2はゴム硬度がASKER(アスカー)
−Cで70°以上にならざるを得なかった。上述の如き
帯電ローラ2を使用して接触帯電を実施した場合に、芯
金2aに印加された電圧の交流成分Vacのために導電性
部材2bが振動し、そして帯電ローラ2と感光ドラム1
とのニップ部(当接部)で音が発生し問題となる。この
騒音の発生は硬度が大きいとより大きくなる傾向があっ
た。
【0005】また、印加電圧の交流成分Vacをなくせば
音の発生はなくなるが感光ドラム1の表面の均一な帯電
を得ることができず、斑点状の帯電ムラを生じる。
【0006】そこで本出願人は、特開平1−19116
1号公報等で帯電部材の硬度をASKER(アスカー)
−Cで60℃以下とすることによって、帯電による騒音
のレベルを低下させる帯電方法を提案した。
【0007】しかし最近、電子写真法を利用した複写
機、プリンター等に対して、低エネルギー化、あるいは
高速化という技術的要求が強くなってきており、その結
果トナーは低エネルギーで軟化するように設計しなけれ
ばならない。このようなトナーと前述の硬度を低下させ
た帯電部材を組み合わせた場合、静電潜像担持体表面に
トナーがフィルム状に固着(いわゆるフィルミング現
象)しやすくなり、静電潜像担持体の寿命が短くなると
いう欠点が生じる。帯電部材がローラ形状の場合特にそ
の傾向が強く、その理由は、帯電部材の硬度が低下する
と、静電潜像担持体の駆動力が接触面を介して帯電部材
に伝わる際に、帯電部材が変形して力が分散し、帯電部
材と静電潜像担持体の表面で摩擦が生じるためと推測し
ている。
【0008】静電潜像担持体表面へのトナーのフィルミ
ングに対しては、静電潜像担持体表面を研磨する目的で
様々な外添剤に関する提案がなされているが、有機感光
体表面に対しては研磨効果が強すぎるため、様々な弊害
を引き起こすもととなる。
【0009】一方、静電潜像担持体は表面を樹脂で被覆
したOPCが主流であり、その表面層に関する提案も多
数あるが、トナーの低エネルギー定着化、高精細な画像
を再現するためのトナーの小粒径化、さらには接触帯電
という技術的流れに対して満足な性能を得ることが非常
に困難であるというのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、帯電
部材に交流成分を有する電圧を印加し、低い印加電圧で
静電潜像担持体表面を均一に帯電でき、かつオゾンの発
生が少ない接触帯電方法を用い、帯電による騒音の発生
がなく、更に低温定着化、高速化を実現しつつ静電潜像
担持体表面にトナーのフィルム状の固着(いわゆるフィ
ルミング現象)が発生することなく、高画質、高耐久性
を達成し得る画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、少な
くとも帯電部材を潜像担持体に当接させて潜像担持体表
面を一様に帯電する工程、静電潜像を形成する工程、静
電潜像をトナーにより現像する工程を有する画像形成方
法において、該帯電部材の硬度がASKER−Cで60
°以下であり、該トナーは少なくともシリコーンオイル
で処理されているシリカ粒子Aと、少なくともシリコー
ンオイルで処理されているシリカ粒子Bとを有し、シリ
カ粒子Bの平均粒子径DB が、シリカ粒子Aの平均粒子
径DA よりも10倍以上大きく、シリカ粒子Bのシリコ
ーンオイル処理量WB が、シリカ粒子Aのシリコーンオ
イル処理量WA よりも2倍以上多く、トナー粒子に対す
る添加量(重量基準)は、シリカ粒子Aの方がシリカ粒
子Bよりも3倍以上多いことを特徴とする画像形成方法
に関する。
【0012】本発明者らは、ASKER−Cで60°以
下の硬度を有する帯電部材を用い、さらに少なくともシ
リコーンオイル処理されているシリカ粒子Aと、少なく
ともシリコーンオイル処理されているシリカBのとを有
し、シリカ粒子Bの平均粒子径DBが、シリカ粒子Aの
平均粒子径DAよりも10倍以上大きく、シリカ粒子B
のシリコーンオイル処理量WBが、シリカ粒子Aのシリ
コーンオイル処理量WAよりも2倍以上多く、トナー粒
子に対する添加量(重量基準)は、シリカ粒子Aの方が
シリカ粒子Bよりも3倍以上多いことを特徴とするトナ
ーを用いることにより、上述した目的を達成することを
見いだした。
【0013】静電潜像担持体表面にトナーのフィルム状
の固着(いわゆるフィルミング現象)等を防止するため
には、静電潜像担持体表面にシリコーンオイルをきわめ
て薄くコートさせることが非常に有効であることを知見
した。静電潜像担持体表面にシリコーンオイルをきわめ
て薄くコートさせることにより、静電潜像担持体表面の
表面エネルギーが低下し、トナーの付着を防止すること
が可能となる。
【0014】本発明では、シリコーンオイル処理された
2種の異なるシリカ粒子(A、B)をシリコーンオイル
の供給源として用い、さらにASKER−Cで60°以
下の硬度を有する帯電部材を、静電潜像担持体表面にシ
リコーンオイルをきわめて薄く均一にコートさせる手段
として用いる。
【0015】帯電部材の硬度をASKER−Cで60°
以下とすることにより、静電潜像担持体の駆動力が接触
面を介して帯電部材に伝わる際に、帯電部材が変形しや
すいため、被帯電体である静電潜像担持体表面に対し、
弱い押圧力で帯電に充分な接触幅を得ることができると
同時に、トナー中に含まれるシリコーンオイルを担持し
た2種の異なるシリカ粒子(A、B)を静電潜像担持体
の表面に適度の圧力でこすりつけ、静電潜像担持体表面
にシリコーンオイルを程良くコートさせることができ
る。
【0016】帯電部材の硬度がASKER−Cで60°
を超える場合には、シリコーンオイルを担持した2種の
異なるシリカ粒子(A、B)を静電潜像担持体の表面に
こすりつける圧力が強くなるため、本発明の効果が充分
に得られなくなる。また、帯電時の騒音が大きくなり好
ましくない。
【0017】シリコーンオイル処理シリカA、Bの関係
は、それぞれ前記の範囲とする必要がある。本発明の効
果を充分発揮するためには、シリコーンオイルを静電潜
像担持体表面にコートさせる必要があるが、シリカに大
量のシリコーンオイル処理をするとトナーの流動性が著
しく低下する。
【0018】そこでトナーの流動性を悪化させない程度
のシリコーンオイル処理を施したシリカAと、大量のシ
リコーンオイル処理を施したシリカBを併用すること
で、充分なトナー特性を保ちつつ、本発明の効果を充分
発揮することが可能となる。
【0019】シリコーンオイル処理シリカA、Bの粒子
径に関しては、10A≦Bを満足する必要がある。シリ
コーンオイル処理シリカAの好ましい粒径としては、平
均粒径0.1μm以下、(好ましくは0.002〜0.
05μm)、シリコーンオイル処理シリカBとしては
0.5μm以上50μm以下(好ましくは3〜20μ
m)である。
【0020】シリコーンオイル処理シリカAの平均粒径
が0.1μm以上であると、充分なトナー流動性が得ら
れず、トナーの帯電性等に悪影響を及ぼす。シリコーン
オイル処理シリカBの平均粒径が0.5μm以下、ま
た、シリコーンオイル処理シリカA、Bの粒径差が10
倍未満の場合、トナー流動性が悪くなる。
【0021】また、シリコーンオイル処理量に関して
は、粒径の大きなシリコーンオイル処理シリカBは、粒
径の小さなシリコーンオイル処理がシリカAの2倍以上
であることが必要である。シリコーンオイル処理シリカ
A(粒径小)の処理量としては、処理後のシリカ粒子に
対して1〜30重量%が好ましく、シリコーンオイル処
理シリカB(粒径大)の処理量としては、処理後のシリ
カ粒子に対して30〜90重量%が好ましい。
【0022】上記範囲外でシリコーンオイル処理量差が
ない場合、本発明の効果が充分でない。
【0023】また、トナーに対する添加量に関しては、
シリコーンオイル処理シリカA(粒径小)は、重量基準
でシリコーンオイル処理シリカB(粒径大)の3倍以上
添加されていることが必要である。
【0024】トナーに対する添加量がA≧3Bの関係を
満足しない場合、トナー流動性が不十分となる。
【0025】シリコーンオイル処理シリカのトナーに対
する添加量の好ましい範囲としては、シリコーンオイル
処理シリカAが0.3〜3.0重量%、シリコーンオイ
ル処理シリカBが0.005〜0.5重量%であること
が好ましい。
【0026】本発明のより好ましい構成としては、粒径
の大きなオイル処理シリカ粒子Bの処理オイルの粘度が
粒径の小さなオイル処理シリカ粒子Aのオイル粘度の1
0倍以上であることが好ましい。更には、オイル処理シ
リカ粒子Aのオイル粘度が、1〜1000cstであ
り、且つオイル処理シリカ粒子Bのオイル粘度が300
0〜100,000cstであることが好ましい。以上
の範囲外であるとトナーの流動性と転写性が低下する。
【0027】本発明のより好ましい構成としては、シリ
コーンオイル処理シリカ粒子Bの表面におけるシリコー
ンオイルに起因するSi原子と母体シリカに起因するS
i原子との原子比(WO/WS)が1≦WO/WS≦10で
あることが好ましい。
【0028】尚表面分析手段としては、XPSを用い
る。
【0029】上記原子比は、オイル処理シリカ粒子Bの
表面でのオイル量を表わしており、電子写真感光体への
オイルの供給量と相関性があることが知見された。
【0030】Si原子比(WO/WS)が1未満の場合、
電子写真感光体及びその他接触部材へのオイル供給量が
少なく、逆に10を越えると流動性が低下する。
【0031】本発明においてSi原子比(WO/WS)は
XPSにより次の条件で行った。
【0032】XPS測定装置;VG社製ESCALA
B、200−X型 X線光電子分光装置 X線源;Mg Kα(300W) 分析領域;2×3mm
【0033】本発明に用いられるトナー中のシリカ微粉
体は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化によい生成さ
れたいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと称される乾
式シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわゆる湿式
シリカの両方が使用可能である。粒径の小さなオイル処
理シリカ粒子Aの母体としては、表面及びシリカ微粉体
の内部にあるシラノール基が少なく、又Na2 O、SO
3 2- 等の製造残査のない乾式シリカの方が好ましい。
【0034】又、乾式シリカにおいては製造工程におい
て、例えば、塩化アルミニウム又は、塩化チタンなど他
の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用
いる事によってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得る事も可能であり、それらも包含する。
【0035】本発明に用いられるシリカ(特にオイル処
理シリカ粒子Aの母体シリカ)は、予めシランカップリ
ング剤等で処理することが好ましい。シランカップリン
グ剤としては、一般式 RmSiYn 〔式中Rはアルコオキシ基又は塩素原子を示し、mは1
〜3の整数を示し、Yはアルキル基、ビニル基、グリシ
ドキシ基又はメタクリル基を含む炭化水素基を示し、n
は3〜1の整数を示す〕で示される。
【0036】例えば代表的にはジメチルジクロルシラ
ン、トリメチルクロルシラン、アリルジメチルクロルシ
ラン、ヘキサメチルジシラザン、アリルフェニルジクロ
ルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニル
クロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン等をあげる
ことができる。
【0037】上記シリカ微粉体のシランカップリング剤
処理は、シリカ微粉体を攪拌等によりクラウド状とした
ものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾式
処理又は、シリカ微粉体を溶媒中に分散させシランカッ
プリング剤を滴下反応させる湿式法等一般に知られた方
法で処理することができる。
【0038】本発明に使用されるシリコーンオイルは、
一般に次の式で示されるものである。
【0039】
【外1】 〔式中、RはC1 〜C3 のアルキル基を示し、R′は、
アルキル、ハロゲン変性アルキル、フェニル又は変性フ
ェニルシリコーンオイル変性基を示しR″はC1 〜C3
のアルキル基又はアルコオキシ基を示す〕
【0040】例えば、ジメチルシリコンオイル、アルキ
ル変性シリコンオイル、α−、メチルスチレン変性シリ
コンオイル、クロルフェニルシリコンオイル、フッ素変
性シリコンオイル等が上げられる。
【0041】シリコーンオイル処理の方法は公知の技術
が用いられ、例えばシリカ微粉体とシリコーンオイルと
をヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合して
も良いし、ベースシリカへシリコーンオイルを噴霧する
方法によっても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーン
オイルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ
微粉体とを混合した後、溶剤を除去して作成しても良
い。
【0042】本発明に係るトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン;ポリビニルトルエンなどのスチレン置換
体の単重合体;スチレン−プロピレン共重合体、スチレ
ン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタ
リン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、
スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アク
リル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル
共重合体、スチレン−アクリル酸ジメチルアミノエチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、
スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−
メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタアクリ
ル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン−ビニル
メチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエー
テル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプ
レン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重
合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリ
レート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリビニルブチラール、シリコン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリル
酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペル樹脂、フェノー
ル樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石
油樹脂、パラフィンワックス、カルナバワックスなどが
単独或いは混合して使用できる。
【0043】また、本発明の静電荷像現像用トナーは帯
電制御剤を含有することが好ましく、負帯電性トナーの
場合、モノアゾ染料の金属錯塩、サリチル酸、アルキル
サリチル酸、ジアルキルサリチル酸またはナフトエ酸の
金属錯塩等の負帯電制御剤が用いられる。
【0044】正摩擦帯電性トナーの場合、ニグロシン染
料、アジン系染料、トリフェニルメタン系染顔料、イミ
ダゾール系化合物、4級アンモニウム塩あるいは、4級
アンモニウム塩を側鎖に有するポリマー等が用いられ
る。
【0045】さらに本発明で使用するトナーは磁性トナ
ーであることが好ましく、該磁性トナーは着色剤の役割
をかねても良いが、磁性材料を含有している。本発明の
磁性トナー中に含まれる磁性材料としては、マグネタイ
ト、γ−酸化鉄、フェライト、鉄過剰型フェライト等の
酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属或はこれ
らの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシ
ウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマ
ス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタ
ン、タングステン、バナジウムのような金属の合金及び
その混合物等が挙げられる。
【0046】また、場合により、磁性トナーに用いる磁
性材料は、シランカップリング剤、チタンカップリング
剤、チタネート、アミノシラン、有機ケイ素化合物等で
処理しても良い。
【0047】トナーには、必要に応じてその他の添加剤
(内添剤または外添剤)を混合してもよい。着色剤とし
ては従来より知られている染料、顔料が使用可能であ
り、通常、結着樹脂100重量部に対して0.5〜20
重量部使用しても良い。他の添加剤(外添剤)として
は、ステアリン酸亜鉛の如き滑剤、酸化セリウム、炭化
ケイ素の如き研磨剤、カーボンブラック、酸化スズ等の
導電性付与剤がある。
【0048】また、定着時の離型性を良くする目的で低
分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイク
ロクリスタリンワックス、カルナバワックス、サゾール
ワックス、パラフィンワックス等のワックス状物質を
0.5〜5wt%程度磁性トナーに加えることも本発明
の好ましい形態の1つである。
【0049】静電荷像を現像するための静電荷像現像用
トナーを作製するには重合体成分及び着色剤としての顔
料、染料又は磁性体、帯電制御剤、その他の添加剤等を
ボールミルの如き混合機により充分混合してから加熱ロ
ール、ニーダー、エクストルーダーの如き熱混練機を用
いて溶融、捏和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せしめ
た中に顔料又は染料を分散又は溶解せしめ、冷却固化後
粉砕及び厳密な分級をおこなって静電荷像現像用トナー
を得ることが出来る。
【0050】また、静電荷像現像用トナーを得るための
他の方法として、重合法によってトナーを製造すること
が可能である。この懸濁重合法トナーは重合性単量体及
び本発明の帯電制御剤、顔料又は染料、磁性酸化鉄、重
合開始剤(更に必要に応じて架橋剤及びその他の添加
剤)を均一に溶解または分散せしめて単量体組成物とし
た後、この単量体組成物あるいは、この単量体組成物を
あらかじめ重合したものを分散安定剤を含有する連続相
(例えば水)中に適当な攪拌機を用いて分散し、同時に
重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナー粒子とし
たものである。本発明に用いる静電潜像担持体は、少な
くとも導電性支持体、電荷発生層及び電荷輸送層から成
る積層構造を有し、該静電潜像担持体の表面層にフッ素
及び/或いはケイ素原子を有することが好ましい。
【0051】本発明に用いられるフッ素化合物は、例え
ば公知のフッ素樹脂があげられ、四フッ化エチレン、三
フッ化塩化エチレン、六フッ化プロピレン、フッ化ビニ
ル、フッ化ビニリデン、二フッ化二塩化エチレン等の単
独、及び、それらの共重合体の中から1種、或いはそれ
以上が適宜選択される。また、フッ化カーボン等も使用
可能である。
【0052】本発明においては、フッ素系重合体、或い
は非フッ素系重合性単量体との重合共重合から合成され
たフッ素系セグメントを含有するブロック、またはグラ
フトポリマー、界面活性剤、マクロモノマー等を単独あ
るいは上記フッ素樹脂との併用のかたちで用いることが
できる。
【0053】シリコーン系化合物の具体例としては、モ
ノメチルシロキサン三次元架橋物、ジメチルシロキサン
−モノメチルシロキサン三次元架橋物、超高分子量ポリ
ジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンセグメン
トを含有するブロックポリマー、グラフトポリマー、界
面活性剤、マクロモノマー、末端修飾ポリジメチルシロ
キサン等が用いられる。三次元架橋物の場合、微粒子の
形状で用いられる粒径は0.01〜5μmの範囲で使用
可能である。ポリジメチルシロキサン化合物の場合、そ
の分子量は3,000〜5,000,000の範囲が好
ましく用いられる。
【0054】微粒子状のものは、バインダー樹脂ととも
に感光層組成物として分散させる。
【0055】本発明に用いられるフッ素化合物、及びシ
リコン化合物は、有機感光層(OPC)組成物中50%
以下の量で好ましく用いられる。より好ましくは0.5
%〜50%である。
【0056】静電潜像担持体表面層にフッ素及び/或い
はケイ素原子を存在させると、静電潜像担持体表面のエ
ネルギーを低下させる作用があり、トナーが固着しにく
くなる。配合量が多すぎるとクリーニング部材との摩擦
係数が下がりすぎるため、逆にトナーのすり抜け、クリ
ーニング不良の原因となる。
【0057】画像形成装置の一例を図2に概略的に示
し、それに基づき、画像形成方法を説明する。
【0058】1は回転ドラム状の静電潜像担持体であ
り、その周囲には一次帯電装置2、露光光学系3、トナ
ー担持体5を有する現像装置4、転写装置9、クリーニ
ング装置11が配置されている。
【0059】この画像形成装置においては、一次帯電装
置2により感光体である静電潜像担持体1の表面を一様
に帯電し、露光光学系23により像露光して静電潜像担
持体1の表面に静電潜像を形成する。
【0060】次いで磁石を内包するトナー担持体5の表
面上に、トナー層厚規制部材6により、本発明の構成に
基づきトナーコート層を形成し、現像部において静電潜
像担持体1の導電性基体とトナー担持体5との間にバイ
アス印加手段8により交互バイアス、パルスバイアス及
び/または直流バイアスを印加しながら、静電潜像担持
体1に形成した静電潜像を現像する。
【0061】現像したトナー像は、転写紙Pを搬送し転
写装置9、電圧印加手段10により、転写紙Pの背面か
らトナーと逆極性の電荷を加えて、転写紙Pへ静電転写
される。
【0062】トナーを転写した転写紙Pを、加熱加圧ロ
ーラ定着器12を通過させることにより定着画像が得ら
れる。
【0063】転写工程後の潜像担持体上に残留する磁性
トナーは、クリーニング装置11により除去され、再び
一次帯電以下の工程が繰り返される。
【0064】
【実施例】以下、具体的実施例によって本発明を説明す
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0065】〔オイル処理シリカ粒子A−1の製造〕乾
式法で合成されたシリカ微粉末(BET比表面積200
2 /g)100重量部を予めヘキサメチルジシラザン
10重量部によって処理し、次いでジメチルシリコーン
オイル(100cs)10重量部をヘキサンで希釈した
もので処理を行い、その後常温から約250℃まで昇温
させ、加熱処理を行いオイル処理シリカ粒子A−1を得
た。
【0066】尚、オイル処理シリカ粒子A−1は、平均
粒径0.02μmであった。
【0067】本発明における平均粒径の測定は、処理シ
リカ粒子の真比重と比表面積より、次式により算出し
た。
【0068】
【外2】 〔式中、dは平均粒径(×10-3μm)を示し、pは真
比重を示し、SBET 比表面積を示す。〕
【0069】BET比表面積より算出される平均粒子径
は、多孔質体においては、不具合であるが、本発明にお
けるオイル処置シリカは、シリカ粒子表面にオイル処理
をすることにより、適合が可能となり、観察による測定
とよく一致する。
【0070】比表面積はBET法に従って、比表面積測
定装置オートソーブ1(湯浅アイオニクス社製)を用い
て試料表面に窒素ガスを吸着させ、BET多点法を用い
て比表面積を算出した。
【0071】本発明における平均粒径の測定は、トナー
に添加付着させた場合走査型電子顕微鏡(SEM)及び
透過型電子顕微鏡(TEM)の観察により行ってもかま
わない。
【0072】〔オイル処理シリカ粒子B−1の製造例〕
湿式法で合成されたシリカ微粉体(比表面積110m2
/g)40重量部をジメチルシリコーンオイル(125
00cs)60重量部で処理を行いオイル処理シリカ粒
子B−1を得た。
【0073】尚、オイル処理後のシリカ粒子B−1の平
均粒径は約8μmであった。
【0074】このオイル処理シリカ粒子B−1のXPS
による表面分析を行ったところシリコーンオイルに起因
するSi原子と母体シリカに起因するSi原子との原子
比(WO/WS)は4.5であった。
【0075】オイル処理シリカ粒子A2〜A4の製造 オイル処理シリカ粒子A−1と同様にしてオイル処理シ
リカ粒子A−2、A−3及びA−4を得た。その処方及
び、物性を表−1に示す。
【0076】オイル処理シリカ粒子B2〜B3の製造 オイル処理シリカ粒子B−1と同様にしてオイル処理シ
リカ粒子B−2、B−3を得た。その処方、物性を表−
2に示す。
【0077】
【表1】
【0078】トナーの製造 スチレン−アクリル系樹脂(Tg60℃) 100重量
部 磁性酸化鉄 100重量部 負帯電性制御剤(下記式) 1重量部 エチレン−プロピレン系低分子量ワックス 3重量部
【0079】
【外3】
【0080】上記混合物を、140℃に加熱された2軸
エクストルーダーを用いて溶融混練し、冷却固化後ジェ
ットミルで微粉砕し、多分割分級装置を用い超微粉、粗
粉を同時に分級除去し、重量平均粒径(D4)6.5μ
mの負帯電性磁性トナー粒子を得た。
【0081】この磁性トナー100重量部と表2に示す
とおりの外添剤とをヘンシェルミキサーで混合して磁性
現像剤A〜Hを得た。
【0082】実施例1 トナーAを用い、キヤノン製レーザービームプリンター
LBP−A309GIIを8枚/分から28枚/分のプ
リントスピードに改造して画出し評価を行った。
【0083】図1は、本発明に係る接触帯電装置の実施
形態の一例を示す概略図である。図1において1は静電
潜像担持体、2は帯電部材であり、本実施例では1は有
機光導電体(OPC)ドラム、2はローラー形状の帯電
ローラーを使用した。
【0084】有機光導電体(OPC)ドラムとしては、
有機光導電体(OPC)層の最表層にテトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体微粉末(平
均粒径0.32μmの乳化重合ファインパウダー)を、
該有機光導電体(OPC)層全組成物中5%の量を分散
させた感光体Aを用いた。
【0085】帯電ローラーとしては、金属製の芯金2a
と、該芯金の外周囲に形成された下層部2bと、該下層
部2bの外周囲に形成された上層部2cとを有し、本実
施例では、外径は15mm(芯金2a直径8mm、上層
部2c厚さ150μm)のものを用いた。
【0086】また、該帯電ローラーの硬度はASKER
−Cで45°(ASKER−C硬度計100を使用し、
500g荷重により中央及び左右の各3点ずつ計9点測
定した平均値)であった。
【0087】接触帯電装置は、感光体ドラム1に帯電ロ
ーラー2をニップ幅2mmとなる圧力で接触させ、感光
体ドラム1の回転にともない矢印方向に従動回転する。
帯電ローラー2には、電源部3より交流電圧Vacと直流
電圧Vdcとを重畳した電圧(Vac+Vdc;Vdc=−60
0V、周波数Vf=1000Hz)を印加し、感光ドラ
ム1をVD =−600Vに一様に帯電した。
【0088】このときの帯電ローラー2と感光体ドラム
1との振動による帯電音は実用上全く問題のないレベル
であった。次いで帯電した感光ドラム1の表面を、画像
パターンに応じて微少スポットのレーザー光を走査する
ことにより、VL =−150Vの静電潜像を形成し、交
流バイアスf=1800Hz、Vpp=1400V、及び
直流バイアスVdc=−450Vを、トナーを担持した現
像スリーブとの間に印加しながら、OPC表面の静電潜
像を現像してトナー像を形成した。
【0089】形成されたトナー像は、導電性弾性層を有
する転写ローラーを当接圧50g/cmでOPCドラム
に当接させた転写装置により転写紙の裏からプラス電荷
をかけて転写し、さらに加熱加圧ローラー定着器を通過
させることで定着画像を得た。
【0090】以上の設定条件で、低温低湿(15℃/1
0%RH)環境下において、10mm毎に約100μm
の横線を描くパターン(画像比率約1%)で連続(28
枚/分)2万枚の耐久画出し試験を行った。尚、低温低
湿環境、低画像比率パターンの連続プリントモードは感
光体ドラム表面のトナー固着が非常に発生しやすいモー
ドである。
【0091】評価 (1)感光体ドラム表面のトナー固着(フィルミング) 2万枚耐久終了後の感光体ドラム表面の目視評価、及び
画像評価を行った。
【0092】◎(優):未発生 ○(良):わずかに発生するが、画像への影響はない △(普通):固着が目立つが画像への影響は少ない ×(悪い):固着が顕著で画像へ影響する
【0093】(2)帯電音 プリント中の帯電音を本体から50cm離れたところで
聞き、評価した。
【0094】◎(優):全く気にならない ○(良):ほとんど気にならない △(普通):少し気になる ×(悪い):気になる
【0095】(3)耐久安定性(画像濃度、カブリ) 各環境の耐久において、1000枚毎に5mm角のベタ
黒が9個(3列3段)、全面ベタ黒、全面白の画像をプ
リントして画像濃度、カブリを測定し、以下のように評
価した。画像濃度は、“マクベス反射濃度計”(マクベ
ス社製)を用いて、原稿濃度が0.00の白地部分のプ
リント画像に対する相対濃度を測定し、下に示した基準
で評価した。カブリは“リフレクメーター”(東京電色
(株)製)を用い、あらかじめプリント前の転写紙の白
色度を測定し、白画像との白色度との差が最大となる1
点の値を測定し、耐久を通して最大の値を記録した。
【0096】画像濃度耐久安定性の基準; ◎(優):5mm角、全面ベタ黒の濃度が耐久を通して
1.4以上 ○(良):5mm角、全面ベタ黒の濃度が耐久を通して
1.35以上 △(普通):耐久を通しての画像濃度が、5mm角1.
35、全面ベタ黒1.3以上 ×(悪い):画像濃度が△のレベルに満たない 以上の結果を表3にまとめる。
【0097】実施例2 帯電ローラーを硬度57°のものに変えた以外は実施例
1と同様にして、評価を行った。
【0098】実施例3 帯電ローラーを硬度57°のものに変え、感光体ドラム
B(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体微粉末を使用しない以外は感光体Aと同様)
を用いた以外は実施例1と同様にして、評価を行った。
【0099】実施例4〜7 感光体ドラムB(テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体微粉末を使用しない以外は感光
体Aと同様)を用い、それぞれトナーA、B、C、Dを
用いた以外は実施例1と同様にして、評価を行った。
【0100】以上の結果をまとめて表2に示す。
【0101】実施例1〜7の結果は、いずれも帯電音が
低く、きびしい条件にも関わらず感光体のフィルミング
が実質的に発生せず、且つ、良好な画像耐久安定性を示
した。
【0102】比較例1及び2 帯電ローラーをそれぞれ硬度70°、62°のものを用
いる以外は、実施例1と同様にして、評価を行った。
【0103】比較例3〜6 感光ドラムB(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体微粉末を使用しない以外は感光体
Aと同様)を用い、それぞれトナーE、F、G、Hを用
いる以外は実施例1と同様にして評価を行った。
【0104】以上の結果を表3に示す。
【0105】比較例1、2は、帯電音が大きく、実用的
ではなかった。また比較例1では、2mmのニップ幅を
出すために高い当接圧を必要としたため、2万枚耐久後
のドラムに著しくフィルミングが発生した。
【0106】比較例3〜6ではフィルミングと画像耐久
安定性の両立はできなかった。
【0107】
【表2】
【0108】
【発明の効果】本発明は、帯電部材の硬度をASKER
−Cで60°以下とし、かつ、トナーは少なくともシリ
コーンオイル処理されているシリカ粒子Aと、少なくと
もシリコーンオイル処理されているシリカ粒子Bとを有
し、シリカ粒子Bの平均粒子径DBが、シリカ粒子Aの
平均粒子径DAよりも10倍以上大きく、シリカ粒子B
のシリコーンオイル処理量WBが、シリカ粒子Aのシリ
コーンオイル処理量WAよりも2倍以上多く、トナー粒
子に対する添加量(重量基準)は、シリカ粒子Aの方が
シリカ粒子Bよりも3倍以上多くすることにより、帯電
音を発生せず、静電潜像担持体へのトナー固着等による
劣化を防止し、かつ、安定な画像耐久性を可能にする画
像形成方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法に用いる帯電装置の一例
の概略を示した図である。
【図2】本発明の画像形成方法に用いる画像形成装置の
一例の概略を示した図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体 1a 基体 1b 有機光導電体(OPC)層 2 帯電部材 2a 芯金 2b 導電弾性層 2c 高抵抗層 3 バイアス電源装置 4 現像装置 5 トナー担持体 6 トナー層厚規制部材 7 トナー撹拌手段 8 現像バイアス電源 9 転写装置 10 転写電流発生装置 11 クリーニング手段 12 定着装置 13 トナー 23 電光光学系
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 片田 雅一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも帯電部材を潜像担持体に当接
    させて潜像担持体表面を一様に帯電する工程、静電潜像
    を形成する工程、静電潜像をトナーにより現像する工程
    を有する画像形成方法において、該帯電部材の硬度がA
    SKER−Cで60°以下であり、該トナーは少なくと
    もシリコーンオイルで処理されているシリカ粒子Aと、
    少なくともシリコーンオイル処理されているシリカ粒子
    Bとを有し、 シリカ粒子Bの平均粒子径DB が、シリカ粒子Aの平均
    粒子径DA よりも10倍以上大きく、 シリカ粒子Bのシリコーンオイル処理量WB が、シリカ
    粒子Aのシリコーンオイル処理量WA よりも2倍以上多
    く、 トナー粒子に対する添加量(重量基準)は、シリカ粒子
    Aの方がシリカ粒子Bよりも3倍以上多い、ことを特徴
    とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 該帯電部材の硬度がASKER−Cで5
    5°以下である請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 シリカ粒子Aの平均粒径が0.1μm以
    下であり、シリカ粒子Bの平均粒径0.5乃至50μm
    である請求項1又は2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 シリカ粒子Aのオイル処理量WA が処理
    後のシリカ粒子を基準にして1〜30重量%であり、シ
    リカ粒子Bのオイル処理量WB が処理後のシリカ粒子を
    基準にして30〜90重量%である請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 シリカ粒子Aの添加量が0.3〜3.0
    重量%であり、シリカ粒子Bの添加量が0.005〜
    0.5重量%である請求項1乃至4のいずれかに記載の
    画像形成方法。
  6. 【請求項6】 シリカ粒子Bに使用されているシリコー
    ンオイルの粘度が、シリカ粒子Aに使用されているシリ
    コーンオイルの粘度よりも10倍以上高い請求項1乃至
    5のいずれかに記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 シリカ粒子Bは、シリコーンオイルに起
    因するケイ素原子の存在量W0 と、シリコーンオイルで
    処理する前のシリカ粒子母体のケイ素原子の存在量WS
    との原子比WS /W0 の値が1乃至10である請求項1
    乃至6のいずれかに記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 該静電潜像担持体が、少なくとも導電性
    支持体、電荷発生層及び電荷輸送層を有する積層構造を
    有し、該静電潜像担持体の表面層にフッ素原子、ケイ素
    原子または両者を有している請求項1乃至7のいずれか
    に記載の画像形成方法。
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