JPH08219600A - マルチ形空気調和機 - Google Patents

マルチ形空気調和機

Info

Publication number
JPH08219600A
JPH08219600A JP7021638A JP2163895A JPH08219600A JP H08219600 A JPH08219600 A JP H08219600A JP 7021638 A JP7021638 A JP 7021638A JP 2163895 A JP2163895 A JP 2163895A JP H08219600 A JPH08219600 A JP H08219600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor
heat exchanger
unit
refrigerant
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7021638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3216468B2 (ja
Inventor
Hidehiko Kataoka
秀彦 片岡
Takashi Tsuchino
隆志 土野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP02163895A priority Critical patent/JP3216468B2/ja
Publication of JPH08219600A publication Critical patent/JPH08219600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216468B2 publication Critical patent/JP3216468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内熱交換器内に液冷媒が溜まっていても、
室外機と室内熱交換器との接続状態を正確に判別できる
マルチ形空気調和機を提供する。 【構成】 冷媒回収指令部8dの指令により電動弁4A,
4B,4Cを全閉すると共に圧縮機1を第1の所定期間運
転して、全ての室内熱交換器51内の冷媒を回収する。
その後、上記制御部8aが複数の電動弁4Aのみを開いた
ときに、温度差積算部8cが積算した積算値のうちの室
内機5Aに対応する積算値が所定値以上のとき、接続判
別部8dは、室外機50と室内機5Aとが正しく接続され
ていると判別する。一方、上記積算値が上記所定値未満
のとき、接続判別部8dは、室外機50と室内機5A,と
が未接続であると判別する。次に、室内機5A,5Bにつ
いて、順次、冷媒回収指令部8dの指令による冷媒回収
を行った後、室内機5Aでは電動弁4B,のみを開き、室
内機5Bでは電動弁4Cのみを開いて接続状態を判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つの室外機に複数
の室内機を接続して構成するマルチ形空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチ形空気調和機としては、特
開平2−97848号公報に記載のものがある。このマ
ルチ形空気調和機は、図8(a)に示すように、1つの室
外機Xに複数の室内機A,B,C,Dを接続して構成され
ている。上記マルチ形空気調和機では、室外機Xと各室
内機A,B,C,Dとの間で冷媒を循環させる4つの冷媒
配管41と、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとの間で
制御用の信号を伝える4つの信号配線40とを夫々対応
して設けている。
【0003】上記構成のマルチ形空気調和機において、
据え付け工事終了時に試運転をする場合、図8(a)に示
すように、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとをつなぐ
冷媒配管41と、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとを
つなぐ冷媒配管41とが、夫々正しく対応して接続され
たか否かを判別する。例えば、図8(b)に示すように、
室内機Aに接続すべき冷媒配管41が室内機Bに接続さ
れ、室内機Bに接続すべき冷媒配管41が室内機Cに接
続される場合があるので、接続確認を行うのである。つ
まり、上記各室内機A,B,C,Dを順次冷房運転モード
に設定して動作させ、各室内機A,B,C,Dからの冷媒
を吸入する側の室外機X内の各冷媒配管に夫々設けられ
た温度センサの出力に基づいて、いずれの冷媒配管の温
度が低下するかを検出することにより、室外機と室内機
とが正しく接続されたいるかどうか判別する。ところ
が、上記マルチ形空気調和機では、室外機内の各冷媒配
管に設けられた温度センサに基づいて、いずれの冷媒配
管の温度が低下するかを検出するため、冷媒が循環する
のに時間がかかり、接続状態の判別に時間がかかる。こ
のため、上記室外機Xに接続すべき室内機に冷媒配管4
1が接続されていない場合、その未接続の室内機の接続
状態を判別するときに圧縮機がポンプダウン状態とな
り、圧縮機の信頼性が低下したり、破損したりするとい
う問題がある。
【0004】そこで、本願出願人は、複数の室内機に室
内熱交換器の温度を検出する温度センサを設けて、各温
度センサにより検出された室内熱交換器の温度の初期値
と、その温度の初期値が検出されたときから所定時間毎
の室内熱交換器の温度との温度差を所定期間積算した積
算値に基づいて、室外機と室内機との接続が正しく接続
されているかどうかを判別するマルチ形空気調和機を製
作した。このマルチ形空気調和機は、複数の電動弁のう
ちのいずれか一つのみを開いて、冷房運転を行い、複数
の室内機毎に、各温度センサにより検出された室内熱交
換器の温度の初期値と室内熱交換器の温度との温度差を
所定期間積算する。そして、上記各積算値を所定値以上
か否かを判別することによって、上記各積算値のうち開
いた電動弁に対応する室内機の積算値が所定値以上のと
き、上記室内機が室外機と正しく接続されているとす
る。以下、同様にして、順次、複数の電動弁のうちの一
つのみを開いて、室外機と開いた電動弁に対応する室内
機との接続状態を判別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ルチ形空気調和機では、室内熱交換器の温度が室内温度
より低いときに、室内機の室内熱交換器内に液冷媒が溜
まり込んでいる状態で接続判定を行うと、圧縮機を運転
することによって低圧が降下し、室内熱交換器内の液冷
媒が蒸発して、温度センサにより検出される室内熱交換
器の温度が低下するので、上記室内熱交換器の温度差の
積算値が正しく求まらず、室外機と室内機との接続状態
を正確に判別できないという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、室内熱交換器
内に液冷媒が溜まっていても、室外機と室内機との接続
状態を正確に判別できるマルチ形空気調和機を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のマルチ形空気調和機は、圧縮機と、上記
圧縮機に接続された室外熱交換器と、上記室外熱交換器
に冷媒配管を介して一端が接続された複数の電動弁と、
上記圧縮機を制御すると共に上記複数の電動弁の開閉を
制御する制御手段とを有する室外機と、上記室外機の上
記複数の電動弁の他端に冷媒配管を介して一端が夫々接
続され、他端が冷媒配管を介して上記圧縮機に接続され
た室内熱交換器を夫々有する複数の室内機とを備えたマ
ルチ形空気調和機において、上記複数の電動弁を全閉さ
せると共に上記圧縮機を第1の所定期間運転させるよう
に上記制御手段に指令して、上記複数の室内機の上記室
内熱交換器内の冷媒を回収する冷媒回収指令手段と、上
記複数の室内機に設けられ、上記室内熱交換器の温度を
検出する温度センサと、上記複数の室内機の上記温度セ
ンサからの上記室内熱交換器の温度を表わす信号を受け
て、上記複数の室内機毎に、上記温度センサが検出した
室内熱交換器の温度の初期値と上記温度センサが検出し
た室内熱交換器の温度との温度差を第2の所定期間積算
した積算値を夫々求める温度差積算手段と、上記冷媒回
収指令手段の指令により上記複数の室内機の上記室内熱
交換器内の冷媒を第1の所定期間回収した後、上記制御
手段により上記複数の電動弁のうちのいずれか一つのみ
を開かせると共に上記圧縮機を運転させ、さらに上記温
度差積算手段が上記第2の所定期間積算した上記積算値
を表わす信号を受けて、上記開いた電動弁に対応する室
内機の積算値が所定値以上のとき、上記室外機と上記室
内機とが正しく接続されていると判別する一方、上記積
算値が上記所定値未満のとき、上記室外機と上記室内機
とが未接続であると判別する接続判別手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0008】また、請求項2のマルチ形空気調和機は、
請求項1のマルチ形空気調和機において、上記冷媒回収
指令手段により上記複数の室内機の上記室内熱交換器内
の冷媒を回収する間、上記複数の室内機の全ファンを運
転するファン制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】上記請求項1のマルチ形空気調和機によれば、
上記冷媒回収指令手段の指令によって、上記複数の電動
弁を全閉させると共に上記圧縮機を第1の所定期間運転
させるように上記制御手段に指令して、上記複数の室内
機の上記室内熱交換器内の冷媒を回収する。その後、上
記複数の電動弁のうちのいずれか一つのみが開くと共に
圧縮機を運転すると、上記温度差積算手段は、上記複数
の室内機の上記温度センサからの室内熱交換器の温度を
表わす信号を受けて、上記複数の室内機毎に、上記温度
センサが検出した室内熱交換器の温度の初期値と上記温
度センサが検出した室内熱交換器の温度との温度差を第
2の所定期間積算した積算値を夫々求める。そして、上
記接続判別手段は、温度差積算手段が第2の所定期間積
算した積算値を表わす信号を受けて、温度差積算手段が
積算した上記積算値のうちの開いた電動弁に対応する上
記室内機の積算値が所定値以上のとき、室外機とその室
内機とが正しく接続されていると判別する一方、上記積
算値が上記所定値未満のとき、上記室外機と室内機とが
未接続であると判別する。このようにして、上記室外機
と各室内機とをつなぐ冷媒配管と信号配線が正しく接続
されたかどうかを判別する。
【0010】したがって、上記接続判別手段により室外
機と室内機との接続状態を判別する前に、冷媒回収指令
手段の指令によって、全室内機の室内熱交換器内に溜ま
った冷媒を回収するので、例えば室内機の室内熱交換器
に冷媒が溜まっていても、温度差積算手段により積算さ
れた上記積算値が溜まった液冷媒の蒸発によって大きく
なることがない。したがって、上記室内機の室内熱交換
器内に溜まった液冷媒に影響されることなく、室外機と
室内機との接続状態を正確に判別できる。
【0011】また、上記請求項2のマルチ形空気調和機
によれば、請求項1のマルチ形空気調和機において、上
記ファン制御手段は、上記冷媒回収指令手段により上記
複数の室内機の上記室内熱交換器内の冷媒を回収する
間、上記複数の室内機のファンを運転する。したがっ
て、上記室内熱交換器内の冷媒を回収するとき、全ファ
ンの運転により冷媒の蒸発を促進するので、早く室内熱
交換器内の冷媒を回収できる。また、上記室内熱交換器
の温度を室内温度に近づけるので、開いた電動弁に対応
する室内機の室内熱交換器の温度の初期値がほぼ室温と
なり、上記温度差積算手段による上記積算値が大きくな
るので、室外機と室内機との接続状態をさらに正確に判
別できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明のマルチ形空気調和機を一実
施例により詳細に説明する。
【0013】図1はこの発明の一実施例のマルチ形空気
調和機の回路図を示しており、1は圧縮機、2は上記圧
縮機1の吐出側に接続された四路弁、3は上記四路弁2
に接続された室外熱交換器、4A,4B,4Cは上記室外熱
交換器3の他端に冷媒配管10A,10B,10Cを介して
一端が夫々接続された電動弁、5A,5B,5Cは上記電動
弁4A,4B,4Cの他端に冷媒配管11A,11B,11Cを介
して一端が夫々接続された室内機である。上記室内機5
A,5B,5Cの他端を冷媒配管12A,12B,12C,冷媒配
管13A,13B,13Cを介して四路弁2に接続してい
る。そして、上記圧縮機1の吸入側と四路弁2とを冷媒
配管14で接続し、その冷媒配管14にアキュムレータ
6を配設している。上記冷媒配管14の圧縮機1とアキ
ュムレータ6との間に冷媒配管14aを介して低圧スイ
ッチ(LPS)7を接続している。そして、上記低圧スイ
ッチ7からの動作信号を受けると共に、電動弁4A,4B,
4Cに制御信号を出力する制御装置8に各室内機5A,5
B,5Cからの信号配線15A,15B,15Cを接続してい
る。なお、9は上記室外熱交換器3の他端と四路弁2と
の間に配設されたデフロスト用電磁弁、55A,55B,5
5Cは冷媒配管13A,13B,13Cの温度を夫々検出する
温度センサ、56は室外熱交換器3の温度を検出する温
度センサ、57は周囲温度を検出する温度センサ、58
は圧縮機1の吐出管温度を検出する温度センサである。
上記圧縮機1と、四路弁2と、室外熱交換器3と、電動
弁4A,4B,4Cと、低圧スイッチ7と、デフロスト用電
磁弁9と、温度センサ55A,55B,55C,56,57,5
8とで室外機50を構成している。
【0014】また、上記室内機5A,5B,5Cは、上記室
外機50の電動弁4A,4B,4Cに冷媒配管11A,11B,
11Cを介して一端が接続され、他端が冷媒配管12A,
12B,12Cを介して室外機50に接続された室内熱交
換器51と、室内熱交換器51の温度を検出する温度セ
ンサ52と、室内温度を検出する温度センサ53と、上
記室内熱交換器51側の冷媒配管12A,12B,12Cの
冷媒温度を検出する温度センサ54と、室内熱交換器5
1用のファン60とを夫々備えている。
【0015】また、上記室外機50の制御装置8は、圧
縮機1を制御すると共に電動弁4A,4B,4Cの開閉を制
御する制御手段としての制御部8aと、冷媒回収指令手
段としての冷媒回収指令部8bと、温度差積算手段とし
ての温度差積算部8cと、接続判別手段としての接続判
別部8dと、ファン制御手段としてのファン制御部8eと
を有している。また、上記冷媒回収手段8bは、全電動
弁4A,4B,4Cを全閉させると共に圧縮機1を第1の所
定期間運転するように制御部8aに指令する。また、上
記温度差積算部8cは、室内機5A,5B,5Cからの温度セ
ンサ52が検出した室内熱交換器51の温度を表わす信
号を受けて、各室内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51
の温度の初期値と室内熱交換器51の温度との温度差を
第2の所定期間積算して、上記温度差の積算値を夫々求
める。また、上記接続判別部8dは、圧縮機1を始動し
た後、低圧スイッチ7の動作に基づいて、室外機50と
室内機5A,5B,5Cとの接続の有無を判別する。さら
に、上記ファン制御部8eは、冷媒回収指令部8bの指令
により全電動弁4A,4B,4Cを全閉させると共に圧縮機
1を第1の所定期間運転するときに、室内機5A,5B,5
Cの全ファン60を運転する。
【0016】上記構成のマルチ形空気調和機において、
据え付け工事や定期点検等の後に、図2,図3,図4に示
すように、室外機50と室内機5A,5B,5Cとの接続状
態の判別を行う。以下、上記室内機5A,5Cと室外機5
0との冷媒配管は正しく接続され、室内機5Bと室外機
50との冷媒配管が接続がされていない場合について説
明する。なお、上記室内機5A,5B,5Cは、夫々A室,B
室,C室に設置されている。
【0017】まず、上記室外機50の四路弁2を実線の
切換位置に切り換えて、冷房運転モードとし、制御装置
8の冷媒回収指令部8bは、所定の運転周波数(目標周波
数)で圧縮機1を始動させると共に、全ポートの電動弁
4A,4B,4Cを全閉させるように制御部8aに指令して、
タイマTK0をスタートする(図2(a),(b),(h)に示す)。
このとき、上記ファン制御部8eは、室内機5A,5B,5C
の全ファン60を回して、強制送風を開始する(図2(i)
に示す)。そして、上記タイマTK0の第1の所定期間と
してのタイマ時間経過後、Aポートの電動弁4Aを開
き、そのAポートの電動弁4Aを開いてから未接続検出
禁止タイマTK1A(図2(h)に示す)のタイマ時間経過
後、接続判別部8dは、未接続判断タイマTK2のタイ
マ時間内で低圧スイッチ7の動作信号(図2(d)に示す)
を判別する。この場合、上記圧縮機1の吸入側の冷媒圧
力(図2(c)に示す)は所定値以下の低圧ではなく、低圧
スイッチ7は動作していないので、接続判別部8dは電
動弁4aに対応するA室の室内機5Aと室外機50とが冷
媒配管11A,12Aを介して正しく接続されているもの
と判別する。そして、上記ファン制御部8eは室内機5
A,5B,5Cの全ファン60を停止する。その後、次の接
続部屋検出タイマTK3の第2の所定期間としてのタイ
マ時間内において、上記制御装置8の温度差積算部8c
は、室内機5Aの室内熱交換器51の温度DCAの初期
値と温度DCA(図2(j)に示す)との温度差の積算値,室
内機5Bの室内熱交換器51の温度DCBの初期値と温
度DCB(図2(k)に示す)との温度差の積算値および室
内機5Cの室内熱交換器51の温度DCCの初期値と温
度DCC(図2(m)に示す)との温度差の積算値を夫々求
める。そして、上記制御装置8の接続判別部8dは、A
室の室内機5Aの室内熱交換器51の温度DCAの初期
値と温度DCA(図2(j)に示す)との温度差の積算値の
みが所定値以上であるとして、室内機5AがAポートに
正しく接続されていると判別する。すなわち、上記室内
機5Aと室外機50とが信号配線15Aを介して接続され
ていると判別するのである。なお、未接続検出禁止タイ
マTK1Aによって、圧縮機の始動時の誤検出を防いで
いる。
【0018】次に、上記室外機50の制御装置8の冷媒
回収指令部8bは、全ポートの電動弁4A,4B,4Cを全閉
させるように制御部8aに指令して、タイマTK0をスタ
ートすると共に、ファン制御部8eは室内機5A,5B,5C
の全ファン60を回して強制送風する(図2(e)〜(i)に
示す)。そして、タイマTK0のタイマ時間経過後、Bポ
ートの電動弁4Bを開き、そのBポートの電動弁4Bを開
いてから未接続検出禁止タイマTK1B(図3(h)に示
す)のタイマ時間経過後、制御装置8の接続判別部8d
は、未接続判断タイマTK2のタイマ時間内で低圧スイ
ッチ7の動作信号(図3(d)に示す)を判別する。この場
合、上記室外機50のBポートに室内機5Bは接続され
ていないので、圧縮機1の吸入側の冷媒圧力(図3(c)に
示す)は所定値以下の低圧となって、低圧スイッチ7が
動作する。したがって、上記制御装置8の接続判別部8
dは、室外機50と室内機5Bとが未接続であると判別
して、接続判別部8dによる温度差の積算は行わない。
【0019】次に、上記室外機50の制御装置8の冷媒
回収指令部8bは、全ポートの電動弁4A,4B,4Cを全閉
させるように制御部8aに指令して、タイマTK0をスタ
ートすると共に、ファン制御部8eは全室内機5A,5B,
5Cのファン60を回して強制送風する(図3(e)〜i)に
示す)。そして、タイマTK0のタイマ時間経過後、Cポ
ートの電動弁4Cを開き、そのCポートの電動弁4Cを開
いてから未接続検出禁止タイマTK1B(図4(h)に示
す)のタイマ時間経過後、制御装置8の接続判別部8d
は、未接続判断タイマTK2のタイマ時間内で低圧スイ
ッチ7の動作信号(図4(d)に示す)を判別する。この場
合、上記室外機50のCポートと室内機5Cは接続され
ているので、圧縮機1の吸入側の冷媒圧力(図4(c)に示
す)は所定値以下でなく、低圧スイッチ7は動作してい
ないので、接続判別部8dは電動弁4cに対応するC室の
室内機5Cと室外機50とが冷媒配管11C,12Cを介し
て正しく接続されていると判別する。そして、上記ファ
ン制御部8eが室内機5A,5B,5Cの全ファン60を停止
した後、次の接続部屋検出タイマTK3のタイマ時間内
において、上記制御装置8の温度差積算部8cは、室内
機5Aの室内熱交換器51の温度DCAの初期値と温度
DCA(図4(j)に示す)との温度差の積算値,室内機5B
の室内熱交換器51の温度DCBの初期値と温度DCB
(図4(k)に示す)との温度差の積算値および室内機5Cの
室内熱交換器51の温度DCCの初期値と温度DCC
(図4(m)に示す)との温度差の積算値を夫々求める。そ
して、上記制御装置8の接続判別部8dは、C室の室内
機5Cの室内熱交換器51の温度DCCの初期値と温度
DCC(図4(j)に示す)との温度差の積算値が所定値以
上であるとして、室内機5CがCポートに正しく接続さ
れていると判別する。すなわち、上記室内機5Cと室外
機50とが信号配線15Cを介して接続されていると判
別するのである。
【0020】以下、上記室外機50の制御装置8の未接
続の検出処理の動作を図5,図6,図7のフローチャート
に従って説明する。
【0021】まず、図5において、室外機50と室内機
5A,5B,5Cの電源を入れてスタートすると、ステップ
S1で誤配管誤配線の機能が確定か否かを判別して、誤
配管誤配線の機能が確定していない場合、ステップS1
を繰り返す一方、誤配管誤配線の機能が確定している場
合、ステップS2に進んで、誤配管誤配線すなわち未接
続の検出処理を行う。つまり、図示しない選択スイッチ
等により電源投入時に行う誤配管誤配線機能を選択して
いるか否かを判別するのである。
【0022】次に、ステップS2で室外機50の圧縮機
1をオンする。次に、ステップS3に進み、全ポートの
電動弁4A,4B,4Cを閉じ、タイマTK0をスタートす
る。次に、ステップS4に進み、全室A,B,Cの室内機
5A,5B,5Cのファン60をオンする。次に、ステップ
S5でタイマTK0をカウントした後、ステップS6に
進み、タイマTK0のカウントが終了したか否かを判別
する。そして、ステップS6でタイマTK0のカウント
が終了していない場合、ステップS5に戻って再びタイ
マTK0をカウントする一方、タイマTK0のカウントが
終了している場合、ステップS7に進む。次に、ステッ
プS7で初期値DCAZ,DCBZ,DCCZに室内熱交
換器51の温度DCA,DCB,DCCを設定して初期化
すると共に、後述するフラグ1,フラグ2を夫々0にす
る。
【0023】次に、ステップS8で上記室外機50のA
ポートの電動弁4Aを開き、他のポートの電動弁4B,4C
を閉じ、未接続検出禁止タイマTK1Aをスタートす
る。次に、ステップS9で未接続検出禁止タイマTK1
Aをカウントした後、ステップS10に進み、未接続検
出禁止タイマTK1Aのカウントが終了したか否かを判
別する。そして、ステップS10で未接続検出禁止タイ
マTK1Aのカウントが終了していない場合、ステップ
S9に戻って再び未接続検出禁止タイマTK1Aをカウ
ントする一方、未接続検出禁止タイマTK1Aのカウン
トが終了している場合、図6に示すステップS11に進
む。
【0024】次に、ステップS11で未接続判断タイマ
TK2をスタートする。そして、ステップS12で低圧
スイッチ7が動作しているか否かを判別して、低圧スイ
ッチ7が動作している場合、ステップS13に進み、フ
ラグ1を1にする一方、低圧スイッチ7が動作していな
い場合、ステップS13をスキップする。
【0025】次に、ステップS14で未接続判断タイマ
TK2をカウントして、ステップS15に進む。そし
て、ステップS15で未接続判断タイマTK2のカウン
トが終了したか否かを判別して、未接続判断タイマTK
2のカウントが終了していない場合、ステップS14に
戻る一方、未接続判断タイマTK2のカウントが終了し
ている場合、ステップS16に進む。次に、ステップS
16で低圧スイッチ7が動作しているか否かを判別し
て、低圧スイッチ7が動作している場合、ステップS1
7に進み、フラグ2を1にする一方、低圧スイッチ7が
動作していない場合、ステップS17をスキップする。
そして、ステップS18に進み、フラグ1=1かつフラ
グ2=1であるか否かを判別して、フラグ1=1かつフ
ラグ2=1である場合、ステップS19に進み、Aポー
トが未接続であると確定する。すなわち、未接続判断タ
イマTK2のスタート時と終了時に低圧スイッチ7が動
作している場合、Aポートが未接続であると判断するの
である。一方、ステップS18でフラグ1=1かつフラ
グ2=1でない場合、図7に示すステップS21に進
む。
【0026】次に、ステップS21で接続部屋検出タイ
マTK3をスタートする。そして、ステップS22で室
内機5A,5B,5Cの全ファン60をオフにし、積算値Δ
DCAA,ΔDCAB,ΔDCACを0にする。
【0027】次に、ステップS23で温度サンプリング
タイマTTHKをスタートする。次に、ステップS24
に進み、温度サンプリングタイマTTHKをカウント
し、ステップS25に進んで、接続部屋検出タイマTK
3をカウントする。そして、ステップS26で温度サン
プリングタイマTTHKのカウントが終了しているか否
かを判別して、温度サンプリングタイマTTHKのカウ
ントが終了していると判別すると、ステップS27に進
む一方、温度サンプリングタイマTTHKのカウントが
終了していないと判別すると、ステップS24に戻る。
次に、ステップS27で 積算値ΔDCAA=ΔDCAA+(DCAZ−DCA) 積算値ΔDCAB=ΔDCAB+(DCBZ−DCB) 積算値ΔDCAC=ΔDCAC+(DCAZ−DCC) を求める。
【0028】そして、ステップS28に進み、上記積算
値ΔDCAAが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、
積算値ΔDCAAが所定値ΔDC1以上の場合、ステッ
プS29に進み、A室の室内機5AがAポートに接続さ
れているものとする。一方、ステップS28で積算値Δ
DCAAが所定値ΔDC1未満の場合、ステップS30
に進む。
【0029】次に、ステップS30で上記積算値ΔDC
ABが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、積算値Δ
DCABが所定値ΔDC1以上の場合、ステップS31
に進み、B室の室内機5BがAポートに接続されている
ものとする。一方、ステップS30で積算値ΔDCAB
が所定値ΔDC1未満の場合、ステップS32に進む。
【0030】次に、ステップS32で上記積算値ΔDC
ACが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、積算値Δ
DCACが所定値ΔDC1以上の場合、ステップS33
に進み、C室の室内機5CがAポートに接続されている
ものとする。一方、ステップS32で積算値ΔDCAC
が所定値ΔDC1未満の場合、ステップS34に進む。
【0031】そして、ステップS34で接続部屋検出タ
イマTK3のカウントが終了しているか否かを判別し
て、接続部屋検出タイマTK3のカウントが終了してい
る場合、ステップS35に進み、接続部屋が未確定であ
るとする一方、接続部屋検出タイマTK3のカウントが
終了していない場合、ステップS23に戻り、ステップ
S23〜34を繰り返す。
【0032】次に、ステップS3に戻ってBポート,C
ポートについても、同様の処理を行う。この場合、ステ
ップS5において、Aポートの電動弁4Aのみを開く代
りに、Bポートの電動弁4Bのみを開くか、Cポートの
電動弁4Cのみを開くと共に、ステップS29,S31,
S33では、Aポートに接続されているものとする代り
に、BポートまたはCポートに夫々接続されているもの
とする。
【0033】こうして、接続部屋が確定した各A,B,C
ポートにA,B,C室のいずれかが夫々対応する。また、
上記A,B,Cポートのうちのいずれか一つが接続部屋未
確定の場合、そのポートを未確定の接続部屋に対応させ
る。さらに、上記A,B,Cポートの二つ以上が接続部屋
未確定の場合、その接続部屋が未確定なポートに、その
ポートの未接続検出時に積算値ΔDCAA,ΔDCAB,
ΔDCACが最も大きい順に未確定の接続部屋を対応さ
せる。但し、一つの部屋に二つ以上のポートが対応する
ような場合は、検出エラーとして全て初期状態(Aポー
トをA室,BポートをB室,CポートをC室)とする。
【0034】また、上記室外機50の制御装置8は、各
室内機5A,5B,5Cと信号配線15A,15B,15Cを介し
て伝送を行うと共に、伝送不良を検出する。そして、上
記一つの部屋が伝送不良でかつA,B,Cポートの一つが
接続部屋未確定の場合、その接続部屋未確定のポートに
確定していない部屋を対応させる。また、上記二つの部
屋が伝送不良で、A,B,Cポートのうちいずれか二つが
接続部屋未確定の場合、その接続部屋未確定の二つのポ
ートのAポート側から順に、確定していない部屋をA室
側から対応させる。さらに、伝送不良の部屋の数とA,
B,Cポートのうちの接続部屋未確定のポートの数が一
致しない場合、全て初期状態(AポートをA室,Bポート
をB室,CポートをC室)とする。
【0035】このようにして、上記マルチ形空気調和機
の据え付け工事や定期点検等の後、上記圧縮機1を始動
すると共に、電動弁4A,4B,4Cのうちの一つを順次開
いて、未接続検出禁止タイマTK1A,TK1B,TK1
Cのタイマ時間経過後に低圧スイッチ7が動作しない場
合、開いた電動弁4A,4B,4Cに対応する室内機5A,5
B,5Cと室外機50とが冷媒配管11A,11B,11C,冷
媒配管12A,12B,12Cを介して正しく接続されてい
ると判別する一方、低圧スイッチ7が動作する場合、開
いた電動弁4A,4B,4Cに対応する室内機5A,5B,5Cと
室外機50との間の冷媒配管11A,11B,11C,冷媒配
管12A,12B,12Cが未接続であると判別する。ま
た、接続すべき室内機5A,5B,5Cが未接続の場合、低
圧スイッチ7により速やかに未接続を検出するので、圧
縮機1がポンプダウン状態になるのを防止する。
【0036】また、上記室外機50の制御装置8の接続
判別部8dは、温度差積算部8cが積算した積算値ΔDC
AA,ΔDCAB,ΔDCACが所定値ΔDC1以上か否
かを判別することによって、室外機50と各室内機5A,
5B,5Cとをつなぐ冷媒配管11A,11B,11C,冷媒配
管12A,12B,12Cと信号配線15A,15B,15Cと
が、正しく対応して接続されたかどうかを判別する。こ
のとき、上記室内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51内の
液冷媒が溜まっていても、制御装置8の冷媒回収指令部
8bにより全室内熱交換器51内の液冷媒を回収するの
で、室内熱交換器51内の液冷媒の蒸発により室内熱交
換器51の温度が低下して、開いた電動弁に対応する室
内機以外の室内機の積算値が大きくなるのを防ぐことが
できる。
【0037】このように、上記室外機50の制御装置8
の接続判別部8dが、室外機50と各室内機5A,5B,5C
とが正しく対応して接続されたかどうかを判別する前
に、ポートの電動弁4A,4B,4Cを全閉して、各室内機
5A,5B,5Cの室内熱交換器51内に溜まった液冷媒を
回収するので、室外機50と各室内機5A,5B,5Cとの
接続状態を正確に判別することができる。
【0038】また、上記冷媒回収指令手段8bにより室
内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51内の冷媒を回収す
る間、上記ファン制御部8eにより全てのファン60を
回しているので、室内熱交換器51内の液冷媒の蒸発を
促進すると共に、室内熱交換器51の温度を室内温度と
略同一にするので、室外機50と各室内機5A,5B,5C
との接続状態をさらに正確に判別することができる。
【0039】上記実施例では、室外機50に3つの室内
機5A,5B,5Cを接続したが、室内機の数はこれに限ら
ず、2以上の室内機を接続してよいのは勿論である。
【0040】また、上記実施例では、低圧スイッチ7を
用いたが、低圧スイッチの代りに圧力センサを用いても
よい。
【0041】また、上記実施例では、低圧スイッチ7を
用いて室外機50と室内機5A,5B,5Cとの接続状態を
判別したが、低圧スイッチはなくともよい。この場合、
温度差積算手段により積算された積算値に基づいて、室
外機と複数の室内機との接続状態を判別する。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のマルチ形空気調和機は、圧縮機と、上記圧縮機に接
続された室外熱交換器と、上記室外熱交換器に冷媒配管
を介して一端が接続された複数の電動弁と、上記圧縮機
を制御すると共に上記複数の電動弁の開閉を制御する制
御手段とを有する室外機と、上記室外機の上記複数の電
動弁の他端に冷媒配管を介して一端が夫々接続され、他
端が冷媒配管を介して上記圧縮機に接続された室内熱交
換器を夫々有する複数の室内機とを備えたマルチ形空気
調和機において、複数の室内機に室内熱交換器の温度を
検出する温度センサを設け、温度差積算手段は、複数の
室内機の温度センサからの室内熱交換器の温度を表わす
信号を受けて、室内機毎に、温度センサが検出した室内
熱交換器の温度の初期値と温度センサが検出した室内熱
交換器の温度との温度差を第2の所定期間積算した積算
値を夫々求めると共に、上記冷媒回収指令手段の指令に
よって、複数の電動弁を全閉させると共に圧縮機を第1
の所定期間運転させるように制御手段に指令して、上記
複数の室内機の室内熱交換器内の冷媒を回収した後、接
続判別手段は、制御手段により複数の電動弁のうちのい
ずれか一つのみを開かせると共に圧縮機を運転させ、温
度差積算手段が第2の所定期間積算した上記積算値を表
わす信号を受けて、開いた電動弁に対応する室内機の積
算値が所定値以上のとき、室外機と室内機とが正しく接
続されていると判別する一方、上記積算値が上記所定値
未満のとき、室外機と室内機とが未接続であると判別す
るものである。
【0043】したがって、請求項1の発明のマルチ形空
気調和機によれば、上記接続判別手段により室外機と室
内機との接続状態を判別する前に、冷媒回収指令手段の
指令によって、全室内機の室内熱交換器内に溜まった冷
媒を回収するので、その室内熱交換器に溜まった冷媒の
蒸発によって、開いた電動弁に対応する室内機以外の室
内機の温度差積算手段により積算された積算値が大きく
なることがない。したがって、上記室内熱交換器内に液
冷媒が溜まっていても、室外機と室内機との接続状態を
正確に判別することができる。
【0044】また、請求項2の発明のマルチ形空気調和
機は、請求項1のマルチ形空気調和機において、ファン
制御手段は、上記冷媒回収指令手段により上記複数の室
内機の上記室内熱交換器内の冷媒を回収する間、複数の
室内機の全ファンを運転するものである。
【0045】したがって、請求項2の発明のマルチ形空
気調和機によれば、上記室内熱交換器内の冷媒を回収す
るときに全てのファンを運転するので、冷媒の蒸発を促
進して、早く冷媒を回収することができる。また、上記
各室内熱交換器の温度を室内温度に近づけるので、上記
温度差積算手段により室内熱交換器の温度の初期値がほ
ぼ室温となって、開いた電動弁に対応する室内機の室内
熱交換器において、上記初期値と室内熱交換器の温度と
の温度差が顕著になり積算値が大きくなる。したがっ
て、上記室外機と室内機との接続状態をさらに確実に判
別することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例のマルチ形空気調
和機の回路図である。
【図2】 図2は上記マルチ形空気調和機のAポートの
未接続検出時の各部の動作を示す図である。
【図3】 図3は上記マルチ形空気調和機のBポートの
未接続検出時の各部の動作を示す図である。
【図4】 図4は上記マルチ形空気調和機のCポートの
未接続検出時の各部の動作を示す図である。
【図5】 図5は上記マルチ形空気調和機の室外機の制
御装置の未接続検出処理の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】 図6は上記マルチ形空気調和機の室外機の制
御装置の低圧スイッチに基づく未接続検出処理の動作を
示すフローチャートである。
【図7】 図7は上記マルチ形空気調和機の室外機の制
御装置の室内熱交換器の温度に基づく未接続検出処理の
動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8は従来マルチ形空気調和機の冷媒配管と
信号配線との対応を示す図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四路弁、3…室外熱交換器、4A,4B,
4C…電動弁、5A,5B,5C…室内機、6…アキュムレー
タ、7…低圧スイッチ、8a…制御部、8b…冷媒回収指
令部、8c…温度差積算部、8d…接続判別部、8e…フ
ァン制御部、9…デフロスト用電磁弁、50…室外機、
51…室内熱交換器、52,53,54,55A,55B,5
5C,56,57,58…温度センサ、60…ファン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)と、上記圧縮機(1)に接続さ
    れた室外熱交換器(3)と、上記室外熱交換器(3)に冷媒
    配管(10A,10B,10C)を介して一端が接続された複
    数の電動弁(4A,4B,4C)と、上記圧縮機(1)を制御す
    ると共に上記複数の電動弁(4A,4B,4C)の開閉を制御
    する制御手段(8a)とを有する室外機(50)と、上記室
    外機(50)の上記複数の電動弁(4A,4B,4C)の他端に
    冷媒配管(11A,11B,11C)を介して一端が夫々接続
    され、他端が冷媒配管(12A,12B,12C,13A,13
    B,13C)を介して上記圧縮機(1)に接続された室内熱交
    換器(51)を夫々有する複数の室内機(5A,5B,5C)と
    を備えたマルチ形空気調和機において、 上記複数の電動弁(4A,4B,4C)を全閉させると共に上
    記圧縮機(1)を第1の所定期間運転させるように上記制
    御手段(8a)に指令して、上記複数の室内機(5A,5B,5
    C)の上記室内熱交換器(51)内の冷媒を回収する冷媒回
    収指令手段(8b)と、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)に設けられ、上記室内
    熱交換器(51)の温度を検出する温度センサ(52)と、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)の上記温度センサ(5
    2)からの上記室内熱交換器(51)の温度を表わす信号
    を受けて、上記複数の室内機(5A,5B,5C)毎に、上記
    温度センサ(52)が検出した室内熱交換器(51)の温度
    の初期値と上記温度センサ(52)が検出した室内熱交換
    器(51)の温度との温度差を第2の所定期間積算した積
    算値を夫々求める温度差積算手段(8c)と、 上記冷媒回収指令手段(8b)の指令により上記複数の室
    内機(5A,5B,5C)の上記室内熱交換器(51)内の冷媒
    を上記第1の所定期間回収した後、上記制御手段(8a)
    により上記複数の電動弁(4A,4B,4C)のうちのいずれ
    か一つのみを開かせると共に上記圧縮機(1)を運転さ
    せ、さらに上記温度差積算手段(8c)が上記第2の所定
    期間積算した上記積算値を表わす信号を受けて、上記開
    いた電動弁(4A,4B,4C)に対応する室内機(5A,5B,5
    C)の積算値が所定値以上のとき、上記室外機(50)と上
    記室内機(5A,5B,5C)とが正しく接続されていると判
    別する一方、上記積算値が上記所定値未満のとき、上記
    室外機(50)と上記室内機(5A,5B,5C)とが未接続で
    あると判別する接続判別手段(8d)とを備えたことを特
    徴とするマルチ形空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチ形空気調和機に
    おいて、上記冷媒回収指令手段(8b)により上記複数の
    室内機(5A,5B,5C)の上記室内熱交換器(51)内の冷
    媒を回収する間、上記複数の室内機(5A,5B,5C)の全
    ファン(60)を運転するファン制御手段(8e)を備えた
    ことを特徴とするマルチ形空気調和機。
JP02163895A 1995-02-09 1995-02-09 マルチ形空気調和機 Expired - Fee Related JP3216468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02163895A JP3216468B2 (ja) 1995-02-09 1995-02-09 マルチ形空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02163895A JP3216468B2 (ja) 1995-02-09 1995-02-09 マルチ形空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08219600A true JPH08219600A (ja) 1996-08-30
JP3216468B2 JP3216468B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=12060621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02163895A Expired - Fee Related JP3216468B2 (ja) 1995-02-09 1995-02-09 マルチ形空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216468B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101273588B1 (ko) * 2006-06-26 2013-06-11 삼성전자주식회사 공기조화기 및 그 냉매회수방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297848A (ja) * 1988-09-30 1990-04-10 Daikin Ind Ltd マルチ形空気調和機
JPH04273942A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Toshiba Ave Corp 空気調和機
JPH0526545A (ja) * 1991-07-22 1993-02-02 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297848A (ja) * 1988-09-30 1990-04-10 Daikin Ind Ltd マルチ形空気調和機
JPH04273942A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Toshiba Ave Corp 空気調和機
JPH0526545A (ja) * 1991-07-22 1993-02-02 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101273588B1 (ko) * 2006-06-26 2013-06-11 삼성전자주식회사 공기조화기 및 그 냉매회수방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3216468B2 (ja) 2001-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10024589B2 (en) Air conditioner having defrosting operation
US5775116A (en) Defrosting control method for air conditioner
CN106958958B (zh) 空气调节装置
EP1321727B1 (en) Heat pump type air conditioner
US20150040592A1 (en) Outdoor unit of air conditioner and air conditioner
JP4548265B2 (ja) 空気調和機
JPH0765792B2 (ja) 空気調和装置
JP3216435B2 (ja) マルチ形空気調和機
EP1347248A1 (en) Air conditioner and control method for the air conditioner
JP3216468B2 (ja) マルチ形空気調和機
JP4105413B2 (ja) マルチ式空気調和機
JP4374775B2 (ja) 冷凍装置
JP2504247B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3687201B2 (ja) 空気調和装置
JP3302138B2 (ja) 空気調和機
KR100548283B1 (ko) 비운전 실외기를 이용한 공기조화기의 냉매제어방법
JP3143141B2 (ja) 冷凍装置
JP2002022296A (ja) 空気調和機
JPH0650642A (ja) 空気調和装置
JP7408942B2 (ja) 空気調和装置
JP2022069768A (ja) 空気調和機
JPH0439591B2 (ja)
JPH086950B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2002022304A (ja) 空気調和機
JP2000240999A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees