JPH086950B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH086950B2
JPH086950B2 JP1104133A JP10413389A JPH086950B2 JP H086950 B2 JPH086950 B2 JP H086950B2 JP 1104133 A JP1104133 A JP 1104133A JP 10413389 A JP10413389 A JP 10413389A JP H086950 B2 JPH086950 B2 JP H086950B2
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寿一 池田
紀雄 鍵村
元 飯田
世紀 井上
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の室内ユニットを備えた空気調和装置
の運転制御装置に係り、特に、デフロスト運転終了後に
おける室内への冷風の吹出し防止対策に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば特公昭51−47085号公報に開示され
る如く、一台の室外ユニットに複数の室内ユニットを並
列に接続してなるいわゆるマルチ形空気調和装置におい
て、暖房運転中のデフロスト運転時、冷房サイクルに切
換えて逆サイクルに冷媒を循環させることにより、室外
熱交換器の除霜を行うとともに、その間室内ユニットの
室内ファンを停止させるファン停止指令を室内側に出力
して、室内への冷風の吹出しを防止するようにしたもの
は公知の技術である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のようにデフロスト運転中に室内ファンを停
止させることにより、冷風によるコールドドラフトを有
効に防止することができ、デフロスト運転中における空
調感の悪化を抑制することができる。
しかしながら、デフロスト終了後において、以下のよ
うな問題がある。
すなわち、通常ペア形空気調和装置では、デフロスト
運転条件が成立すると、サーモオフ状態であってもいっ
たんサーモオン状態に切換えてデフロスト運転を行うこ
とができるが、マルチ形空気調和装置の場合、複数の室
内ユニットのうち、いずれかがデフロスト運転開始前に
サーモオフ状態にある場合、そのままでデフロスト運転
に入ることになる。したがって、デフロスト運転終了後
もサーモオフ状態が維持されており、通常サーモオフ状
態では室内ファンは送風モードに設定されるので、その
風量は微風量になるよう制御される。よって、デフロス
ト運転が終了して、室内ファンの運転停止指令が解除さ
れると、再び室内ファンの風量が微風量に制御されて、
室内に冷風が吹出すことになる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、デフロスト運転前に蓄熱すると共に、デフロス
ト運転の終了後にサーモオフ状態になる室内において室
内ファンの運転による室内への冷風の吹出しを有効に防
止しうる手段を講ずることにより、空調感の快適性の向
上を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、第1図
に示すように、圧縮機(1)及び室外熱交換器(3)を
有する一台の室外ユニット(X)に対して、室内ファン
(13a),…を付設した室内熱交換器(7a),…を有す
る複数の室内ユニット(A),…を並列に接続してなる
冷媒回路(12)が設けられている。そして、該冷媒回路
(12)の冷媒循環方向を冷暖房サイクルに切換えるサイ
クル切換機構(2)と、各室内ユニット(A),…の室
内熱交換器(7a),…への冷媒流量を調節する流量制御
弁(6a),…とを備え、各室内ユニット(A),…がそ
れぞれ個別にサーモオン及びサーモオフするように構成
された空気調和装置を前提としている。
更に、暖房運転時に室内ユニット(A),…がサーモ
オン状態であると、該室内ユニット(A),…の室内フ
ァン(13a),…の風量が所定の風量になるように該室
内ファン(13a),…を制御すると共に、室内ユニット
(A),…がサーモオフ状態になると、該室内ユニット
(A),…の室内ファン(13a),…の風量が所定の微
風量になるように該室内ファン(13a),…を制御する
ファン制御手段(52)と、デフロスト運転開始時には上
記サイクル切換機構(2)を冷房サイクル側に、デフロ
スト運転終了時にはサイクル切換機構(2)を暖房サイ
クル側に切換えて圧縮機(1)の運転を行う運転制御手
段(51)とが設けられている。
その上、デフロスト条件が成立すると、上記運転制御
手段(51)がサイクル切換機構(2)を切換え制御する
前に、全室内ユニット(A),…の流量制御弁(6a),
…の開度を所定の中間開度に制御すると共に、上記ファ
ン制御手段(52)の制御を強制的に停止させて全室内フ
ァン(13a),…の運転を停止させ、室内熱交換器(7
a),…の蓄熱運転を実行する蓄熱手段(55)が設けら
れている。
また、各室内ユニット(A),…の室内熱交換器(7
a),…の温度を検出する室内熱交温度検出手段(Th8
a),…が設けられている。
加えて、該各室内熱交温度検出手段(Th8a),…の出
力を受け、デフロスト運転中及びデフロスト運転の終了
後に各室内熱交換器(7a),…の温度が所定値以上にな
るまでの間、上記ファン制御手段(52)の制御を強制的
に停止させて各室内ファン(13a),…の運転を停止さ
せるファン停止手段(53)と、上記各室内熱交温度検出
手段(Th8a),…の出力を受け、デフロスト運転の終了
後に各室内熱交換器(7a),…の温度が所定値以上にな
るまでの間、上記各流量制御弁(6a),…の開度を所定
の中間開度に制御する開度制御手段(54)とが設けられ
ている。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、暖房運
転中に室外熱交換器(3)が着霜してデフロスト指令が
なされると、先ず、デフロスト運転を開始する前に、蓄
熱手段(55)が、サーモオフ状態のものも含めて全室内
ユニット(A),…の流量制御弁(6a),…の開度を所
定の中間開度に制御すると共に、上記ファン制御手段
(52)の制御を強制的に停止させて全室内ファン(13
a),…の運転を停止させ、蓄熱運転を実行して室内熱
交換器(7a),…に蓄熱する。
この蓄熱運転が終了すると、運転制御手段(51)によ
り、デフロスト運転開始時にはサイクル切換機構(2)
が冷房サイクル側に切換えられ、所定のデフロスト運転
を行った後、デフロストが終了するとサイクル切換機構
(2)が暖房サイクル側に切換えられる。
その場合、ファン制御手段(52)により、サーモオン
時には所定の風量に、サーモオフ時には微風量になるよ
う各室内ファン(13a),…の風量が制御されるが、フ
ァン停止手段(53)により、デフロスト運転終了後も各
室内熱交換器(7a),…の温度が所定値以上になるまで
は、対応する室内ユニット(例えばA)の室内ファン
(13a)が強制的に停止させられるので、デフロスト運
転開始時にサーモオフ状態にあった室内ユニット(A)
においても、室内への冷風の吹出しが防止されることに
なる。
更に、デフロスト運転終了後、四路切換弁(2)が暖
房サイクルに切換えられ、室内ファン(13a)が停止し
ている間、室内熱交温度が所定値に達するまで、開度制
御手段(54)により流量制御弁(6a)の開度が中間開度
に制御されるので、室内熱交換器(7a)に冷媒の凝縮熱
が蓄積されて室内熱交温度が速やかに上昇することにな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に
基づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る空気調和装置の冷媒配
管系統を示し、一台の室外ユニット(X)に三台の室内
ユニット(A)〜(C)が並列に接続されたマルチ形の
構成をしている。
上記室外ユニット(X)において、(1)はインバー
タ(18)により運転周波数が可変に駆動される圧縮機、
(2)は冷房運転時には図中実線のごとく、暖房運転時
には図中破線のごとく切換わって、冷媒の循環方向を正
逆切換えるサイクル切換機構としての四路切換弁、
(3)は室外ファン(3a)を付設し、冷房運転時には凝
縮器として、暖房運転時には蒸発器として機能する室外
熱交換器、(4)は冷房運転時には冷媒流量を調節し、
暖房運転時には冷媒を減圧する室外電動膨張弁、(4a)
は該室外電動膨張弁(4)に並列に接続された逆止弁、
(5)は液冷媒を貯溜するためのレシーバ、(8)は吸
入冷媒中の液冷媒を除去するためのアキュムレータであ
って、上記各機器は主冷媒配管(9)により、冷媒の流
通可能に接続されている。
また、各室内ユニット(A)〜(C)には、それぞれ
室内ファン(13a)〜(13c)を付設してなる一台の室内
熱交換器(7a)〜(7c)が配置されており、該各室内熱
交換器(7a)〜(7c)は上記主冷媒配管(9)の液分岐
管(10a)〜(10c)及びガス分岐管(11a)〜(11c)に
より、互いに並列に接続されている。
そして、上記室外ユニット(X)において、上記各液
分岐管(10a)〜(10c)には、それぞれ冷房運転時には
冷媒を減圧し、暖房運転時には上記各室内熱交換器(7
a)〜(7c)への冷媒流量を調節する流量制御弁として
の室内電動膨張弁(6a)〜(6c)が介設されている。
以上のように、主冷媒配管(9)と液分岐管(10a)
〜(10c)及びガス分岐管(11a)〜(11c)により、各
機器(1)〜(8)を冷媒の流通可能に接続し、室外ユ
ニット(X)で室外空気との熱交換により得た熱を各室
内ユニット(A)〜(C)の室内空気に放出するように
した主冷媒回路(12)が構成されている。
また、(9a)は上記圧縮機(1)の吐出管と吸入管と
を冷媒のバイパス可能に接続する均圧バイパス路であっ
て、該均圧バイパス路(9a)には、キャピラリ(16)と
電磁開閉弁(17)とがそれぞれ直列に介設されている。
すなわち、全室内ユニット(A)〜(C)のサーモオフ
による圧縮機(1)の停止時、電磁開閉弁(17)を開い
て、高圧と低圧とをほぼ均圧にすることにより、圧縮機
(1)の再起動不良を防止するようにしている。なお、
(14),(14)はそれぞれ主冷媒配管(9)の液管及び
ガス管の端部に設けられた手動閉鎖弁である。
更に、装置には多くのセンサ類が配置されていて、
(Th1)は吐出管に配置され、吐出管温度を検出するた
めの吐出管センサ、(Th2)は吸入管に配置され、吸入
管温度を検出するための吸入管センサ、(Th3)は室外
熱交換器(3)の温度を検出する室外熱交センサ、(Th
4)は室外ユニット(X)の吸込空気温度から外気温度
を検出する外気温センサ、(Th5a)〜(Th5c)はそれぞ
れ各室内ユニット(A)〜(C)の吸込空気温度を検出
するための室温センサ、(Th6a)〜(Th6c)はそれぞれ
室外ユニット(X)の液分岐管(10a)〜(10c)に配置
され、液管温度を検出するための液管センサ、(Th7a)
〜(Th7c)はそれぞれ室外ユニット(X)のガス分岐管
(11a)〜(11c)に配置され、ガス管温度を検出するた
めのガス管センサ、(Th8a)〜(Th8c)はそれぞれ各室
内熱交換器(7a)〜(7c)の温度を検出する室内熱交温
度検出手段としての熱交温度センサ、(P1)は吐出圧力
を検出するための圧力センサ、(HPS)は高圧が所定の
上限値に達すると作動して圧縮機(1)を異常停止させ
る保護用の高圧圧力スイッチである。
次に、第3図は室外ユニット(X)の運転を制御する
室外制御装置(20)の内部構成及び室外制御装置(20)
に接続される外部機器を示し、(MC)は上記圧縮機
(1)のモータであって、該モータ(MC)は、リレー接
点(52C-1)、ノイズフィルタ(22)、整流回路(2
3)、チョークコイル(24)及び上記インバータ(18)
を順次介して交流三相電源(21)に接続されている。ま
た、(MF1)は室外ファン(3a)のモータ、(52C),
(20R2),(20R4)及び(20R5)は、それぞれ上記イン
バータ(18)、電磁開閉弁(17)、四路切換弁(2)等
を作動させる電磁リレーであって、上記各機器はそれぞ
れ上記三相交流電源(21)のうちの単相成分と接続され
るとともに、室外制御装置(20)とも信号の授受可能に
接続されている。
ここで、上記室外ファン(3a)のモータ(MF1)は、
その交流電源との間の接続を二方に切換え可能になされ
ていて、室外制御装置(20)に内蔵される電磁リレー
(図示せず)の常閉接点(52FH)が接続されている場合
には標準の高風量で、電磁リレーの常開接点(52FL)が
接続された場合には低風量側で、室外ファン(3a)を運
転するようになされている。更に、(EVO),(EV1)〜
(EV3)は、それぞれ上記室外電動膨張弁(4)及び室
内電動膨張弁(6),…の開度調節機構(図示せず)を
駆動するステッピングモータである。上記各外部機器
は、室外制御装置(20)に信号の授受可能に接続されて
いて、該室外制御装置(20)により、その作動状態を制
御するようになされている。
更に、(63H2)は暖房運転時における高圧制御用の圧
力スイッチであって、該スイッチ(63H2)は接続端子
(CN3)により室外制御装置(20)に信号接続されてい
る。
また、室外制御装置(20)内部において、電磁リレー
の常開接点(RY1)〜(RY4)が単相交流電源に対して並
列に接続されている。これらは順に、電磁リレー(52
C),(20R2),(20R4),及び(20R5)のコイルにそ
れぞれ直列に接続されており、室外制御装置(20)の信
号に応じて開閉されて、上記各電磁リレーをオン・オフ
させるものである。
そして、室外制御装置(20)には、上記室外側の各セ
ンサ(Th1)〜(Th4),(Th6a)〜(Th6c),(Th7a)
〜(Th7c)の信号が入力可能に接続されているととも
に、室内側とのシリアル伝送回路(25)を介して、室内
側の各センサ(Th5a)〜(Th5c),(Th8a)〜(Th8c)
の信号が入力可能になされている。
なお、図中、(26)は、のこぎり波平滑化回路、(2
7)は伝送用同期回路、(28)は装置の保護回路、(63H
1)は装置保護用の高圧圧力スイッチ、(49F)は室外フ
ァン(3a)のモータ(MF1)の保護用サーモスタット、
(CN51)はインバータ(18)の駆動回路(図示せず)に
信号を出力するための出力端子である。
次に、第4図は各室内ユニット(A)〜(C)に配置
される室内制御装置(30)の外部機器との電気接続及び
内部構成を示す。図中、(MF)は室内ファン(13a)〜
(13c)のモータで、単相交流電源を受けて各リレー端
子(RYa)〜(RYc)によって強風「H」と弱風「L」と
に切換え、暖房運転時のサーモオフ信号が入力された時
等の送風モード時のみ微風「LL」にするようになされて
いる。上記各リレー端子(RYa)〜(RYc)により、各室
内ユニット(A)〜(C)の室内ファン(13a)〜(13
c)を、室内ユニット(A)〜(C)のサーモオン時に
は室内ファン(13a)〜(13c)の風量を所定の風量に、
室内ユニット(A)〜(C)のサーモオフ時には室内フ
ァン(13a)〜(13c)の風量を微風量にするよう制御す
るファン制御手段(52)が構成されている。
また、上記室内制御装置(30)には、室温センサ(Th
5)及び室内熱交センサ(Th8)の信号が入力されている
とともに、上記室外制御装置(20)及びリモートコント
ロール装置(RCS)と信号の授受可能に接続されてい
る。
装置の冷房運転時、四路切換弁(2)が第2図中破線
側に切換わり、室外電動膨張弁(4)が開いた状態で、
室内電動膨張弁(6a)〜(6c)の開度を過熱度に応じて
調節しながら運転が行われ、吐出冷媒が室外熱交換器
(3)で凝縮され、各室内電動膨張弁(6a)〜(6c)で
減圧されて各室内熱交換器(7a)〜(7c)で蒸発するよ
うに循環する一方、暖房運転時には、四路切換弁(2)
が図中実線側に切換わり、各室内電動膨張弁(6a)〜
(6c)の開度が開き気味の状態で、室外電動膨張弁
(4)の開度を適度に調節しながら運転が行われ、吐出
冷媒が各室内熱交換器(7a)〜(7c)で凝縮され、室外
電動膨張弁(4)で減圧されて室外熱交換器(3)で蒸
発するように循環する。
そして、上記室外制御装置(20)により、各センサか
らの入力値に応じて装置の各機器の運転が行われる。そ
の制御内容について、第5図のフローチャート及び第6
図のタイムチャートに基づき説明する。ここで、第6図
のタイムチャートにおいて、同図(a)はある室内ユニ
ット(例えばA)のサーモ信号、同図(b)は対応する
室内ファン(13a)の運転状態、同図(c)は対応する
室内熱交換器(7a)の温度T8、同図(d)はデフロスト
信号をそれぞれ示す。なお、この例は、同図(a)に示
すごとく、サーモオフ状態にある室内ユニット(A)に
おける各特性が示されている。
まず、ステップS1で上記室外熱交センサ(Th3)の検
知温度からデフロスト条件が成立したか否かを判別し、
デフロスト条件が成立すると(第6図(d)の時刻
t1)、ステップS2で全室内ファン(13a)〜(13c)を停
止して(同図(b)の時刻t1)、ステップS3で全室内電
動膨張弁(6a)〜(6c)の開度を所定の中間開度に設定
することにより、各室内熱交換器(7a)〜(7c)を暖め
る蓄熱運転を行った後、ステップS4で所定時間tO(例え
ば3分間程度の時間)が経過すると(第6図(c)の時
刻t2)、ステップS5で上記四路切換弁(2)を冷房サイ
クル側に切換えて、デフロスト運転を行う。すなわち、
室内熱交換器(7a)〜(7c)の蓄熱運転により暖められ
たホットガスを直接室外熱交換器(3)に導入すること
により、室外熱交換器(3)の着霜を速やかに除霜する
ようにしている。
以上のデフロスト運転を行って、ステップS6でデフロ
スト終了条件が成立すると(第6図の時刻t3)、ステッ
プS7で四路切換弁(2)を暖房サイクル側に切換え、ス
テップS8で各室内電動膨張弁(6a)〜(6c)の開度を中
間開度に設定して、上記と同様の各室内熱交換器(7a)
〜(7c)の蓄熱運転を行う。すなわち、このときには各
室内ファン(13a)〜(13c)は停止したままである。
そして、ステップS9で、各室内ユニット(A)〜
(C)毎に、室内熱交換器(7a)〜(7c)の温度T8が所
定値Ts(例えば53℃程度の値)以上になると(第6図
(c)の時刻t4)、室内ファン(13a)〜(13c)を作動
させても室内に冷風が吹出される虞れがないと判断し
て、ステップS10で、上記ステップS2で出力した室内フ
ァン(13a)〜(13c)の停止指令を対応する室内ユニッ
ト(A)〜(C)毎に解除する(同図(b)の時刻
T4)。
そして、上記ファン停止指令を解除した室内ユニット
(A)〜(C)では、ステップS11で通常の暖房運転を
行う(同図(d)の時刻t4)。
上記制御のフローにおいて、ステップS5及びS7によ
り、デフロスト運転開始時には上記サイクル切換機構
(2)を冷房サイクル側に、デフロスト運転終了時には
サイクル切換機構(2)を暖房サイクル側に切換えて圧
縮機(1)の運転を行う運転制御手段(51)が構成さ
れ、ステップS2及びS10により、上記各室内熱交センサ
(室内熱交温度検出手段)(Th8a)の出力を受け、デフ
ロスト運転中及びデフロスト運転の終了後に各室内熱交
換器(7a)の温度T8が所定値Ts以上になるまでの間、上
記ファン制御手段(52)の制御を強制的に停止させて各
室内ファン(13a)〜(13c)の運転を停止させるファン
停止手段(53)が構成されている。
また、ステップS8により、デフロスト運転の終了後に
各室内熱交換器(7a)の温度が所定値以上になるまでの
間、各室内電動膨張弁(6a)〜(6c)の開度を所定の中
間開度に制御する開度制御手段(54)が構成されてい
る。
また、ステップS2により、デフロスト条件が成立する
と、上記運転制御手段(51)がサイクル切換機構(2)
を切換え制御する前に、全室内ユニット(A)〜(C)
の流量制御弁(6a)〜(6c)の開度を所定の中間開度に
制御すると共に、上記ファン制御手段(52)の制御を強
制的に停止させて全室内ファン(13a)〜(13c)の運転
を停止させ、室内熱交換器(7a)〜(7c)の蓄熱運転を
実行する蓄熱手段(55)が構成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、暖房運転中に
室外熱交換器(3)が着霜してデフロスト指令がなされ
ると、運転制御手段(51)により、デフロスト運転開始
時には四路切換弁(サイクル切換機構)(2)が冷房サ
イクル側に切換えられ、所定のデフロスト運転を行った
後、デフロストが終了すると四路切換弁(2)が暖房サ
イクル側に切換えられる。
その場合、このような複数の室内ユニット(A)〜
(C)を備えたマル形空気調和装置において、従来のよ
うに、デフロスト終了後すぐに暖房運転に復帰するもの
では、デフロスト運転開始前にサーモオン状態の室内ユ
ニット(例えばA)とサーモオフ状態の室内ユニット
(例えばB)とがある。そして、サーモオン状態であっ
た室内ユニット(A)にはデフロスト運転から通常暖房
運転への復帰時、所定時間の間(例えば圧縮機(1)を
停止する再起動待機時)、冷風吹出し防止のためのファ
ン停止信号により停止させることができるが、デフロス
ト運転開始時にサーモオフ状態であった室内ユニット
(A)では、ファン制御手段(52)により、送風モード
に設定され、他の信号は受付けずに室内ファン(13a)
を強制的に微風量「LL」にするよう制御されている。
したがって、デフロスト運転で冷却された室内熱交換
器(7a)から冷風が室内に吹出され、いわゆるコールド
ドラフトを生じる虞れがあるが、本発明では、ファン停
止手段(53)により、デフロスト運転終了後も、各室内
熱交換器(7a)の温度T8が所定値以上になるまでは、対
応する室内ユニット(A)の室内ファン(13a)が強制
的に停止させられる。そして、室内熱交換器(7a)の温
度T8が上昇した後は室内ファン(13a)が運転されて
も、空調空気は十分暖かく、室内への冷風の吹出しが有
効に防止される。よって、快適な空調を実現することが
できるのである。
また、開度制御手段(54)により、デフロスト運転終
了後、四路切換弁(2)が暖房サイクルに切換えられ、
室内ファン(13a)〜(13c)が停止している間、室内熱
交温度T8が所定値Tsに達するまで、各室内電動膨張弁
(流量制御弁)(6a)〜(6c)の開度が中間開度に制御
されるので、各室内熱交換器(7a)〜(7c)に冷媒の凝
縮熱が蓄積されて室内熱交温度T8が速やかに上昇するこ
とになり、よって、室内への冷風の吹出しがより有効に
防止される。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、
複数の室内ユニットを配置した空気調和装置において、
暖房運転中の逆サイクルによるデフロスト運転終了後、
暖房サイクルに切換えてから各室内熱交換器の温度が所
定値以上になるまで、室内ファンを停止させるようにし
たので、デフロスト運転前にサーモオフ状態で送風モー
ドにあった室内ユニットにおいても、室内への冷風の吹
出しを有効に防止することができ、よって、空調の快適
性の向上を図ることができる。
また、各室内熱交換器の流量制御弁を配置し、デフロ
スト運転終了後の室内ファン停止時、上記流量制御弁の
開度を所定の中間開度に制御するようにしたので、室内
への冷風の吹出しをより確実に防止することができる。
また、デフロスト運転前に、室内熱交換器を暖める蓄
熱運転を行うようにしているので、この室内熱交換器に
より暖められたホットガスを室外熱交換器に導くことが
できることから、該室外熱交換器の着霜を速やかに除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
以下は本発明の実施例を示し、第2図は空気調和装置の
冷媒配管系統図、第3図は室外制御装置の構成を示す電
気回路図、第4図は室内制御装置の構成を示す電気回路
図、第5図は制御内容を示すフローチャート図、第6図
(a)〜(d)は、サーモオフ状態にある室内ユニット
のサーモ状態、室内ファンの運転状態、室内熱交換器の
温度、デフロスト信号のオン・オフをそれぞれ示すタイ
ムチャート図である。 1……圧縮機 2……四路切換弁(サイクル切換機構) 3……室外熱交換器 6……室内電動膨張弁(流量制御弁) 7……室内熱交換器 12……主冷媒回路 13……室内ファン 51……運転制御手段 52……ファン制御手段 53……ファン停止手段 54……開度制御手段55 ……蓄熱手段 Th8……室内熱交センサ(室内熱交温度検出手段) X……室外ユニット A〜C……室内ユニット
フロントページの続き (72)発明者 井上 世紀 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 中嶋 洋登 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (56)参考文献 特開 昭59−170662(JP,A) 特開 昭63−65245(JP,A) 特開 昭58−142169(JP,A) 特開 昭64−75842(JP,A) 実開 昭52−46350(JP,U) 実開 昭63−10365(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)及び室外熱交換器(3)を有
    する一台の室外ユニット(X)に対して、室内ファン
    (13a),…を付設した室内熱交換器(7a),…を有す
    る複数の室内ユニット(A),…を並列に接続してなる
    冷媒回路(12)と、 該冷媒回路(12)の冷媒循環方向を冷暖房サイクルに切
    換えるサイクル切換機構(2)と、 各室内ユニット(A),…の室内熱交換器(7a),…へ
    の冷媒流量を調節する流量制御弁(6a),…とを備え、 各室内ユニット(A),…がそれぞれ個別にサーモオン
    及びサーモオフするように構成された空気調和装置にお
    いて、 暖房運転時に室内ユニット(A),…がサーモオン状態
    であると、該室内ユニット(A),…の室内ファン(13
    a),…の風量が所定の風量になるように該室内ファン
    (13a),…を制御すると共に、室内ユニット(A),
    …がサーモオフ状態になると、該室内ユニット(A),
    …の室内ファン(13a),…の風量が所定の微風量にな
    るように該室内ファン(13a),…を制御するファン制
    御手段(52)と、 デフロスト運転開始時には上記サイクル切換機構(2)
    を冷房サイクル側に、デフロスト運転終了時にはサイク
    ル切換機構(2)を暖房サイクル側に切換えて圧縮機
    (1)の運転を行う運転制御手段(51)と、 デフロスト条件が成立すると、上記運転制御手段(51)
    がサイクル切換機構(2)を切換え制御する前に、全室
    内ユニット(A),…の流量制御弁(6a),…の開度を
    所定の中間開度に制御すると共に、上記ファン制御手段
    (52)の制御を強制的に停止させて全室内ファン(13
    a),…の運転を停止させ、室内熱交換器(7a),…の
    蓄熱運転を実行する蓄熱手段(55)と、 各室内ユニット(A),…の室内熱交換器(7a),…の
    温度を検出する室内熱交温度検出手段(Th8a),…と、 該各室内熱交温度検出手段(Th8a),…の出力を受け、
    デフロスト運転中及びデフロスト運転の終了後に各室内
    熱交換器(7a),…の温度が所定値以上になるまでの
    間、上記ファン制御手段(52)の制御を強制的に停止さ
    せて各室内ファン(13a),…の運転を停止させるファ
    ン停止手段(53)と、 上記各室内熱交温度検出手段(Th8a),…の出力を受
    け、デフロスト運転の終了後に各室内熱交換器(7a),
    …の温度が所定値以上になるまでの間、上記各流量制御
    弁(6a),…の開度を所定の中間開度に制御する開度制
    御手段(54)と を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
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