JP3216435B2 - マルチ形空気調和機 - Google Patents
マルチ形空気調和機Info
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Description
の室内機を接続して構成するマルチ形空気調和機に関す
る。
開平2−97848号公報に記載のものがある。このマ
ルチ形空気調和機は、図6(a)に示すように、1つの室
外機Xに複数の室内機A,B,C,Dを接続して構成され
ている。上記マルチ形空気調和機では、室外機Xと各室
内機A,B,C,Dとの間で冷媒を循環させる4つの冷媒
配管41と、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとの間で
制御用の信号を伝える4つの信号配線40とを夫々対応
して設けている。
示し、液配管20とガス配管21で図6(a)に示す冷媒
配管41を構成している。そして、上記マルチ形空気調
和機を冷房運転する場合、四路切換弁102を図中実線
で示す切り換え位置にして、ファン35を回転させる。
そして、圧縮機101からの吐出冷媒を、凝縮器となる
室外熱交換器103、第1電動弁108、第2電動弁2
3A,23B,23C,23D、蒸発器となる各室内熱交
換器22、アキュームレータ106へと回流させる。こ
のとき、上記室外機X側では、第1電動弁108は全開
にし、室外機X内のガス配管19A,19B,19C,1
9Dに夫々設けられた温度センサ32A,32B,32
C,32Dの出力に基づいて、第2電動弁23A,23
B,23C,23Dで過熱度制御を行う。なお、冷房停止
部屋の室内機に対応する第2電動弁は全閉にする。
する場合、四路切換弁102を図中破線で示す切り換え
位置に位置させ、圧縮機101からの吐出冷媒を、凝縮
器となる室内熱交換器22、第2電動弁23A,23B,
23C,23D、第1電動弁108、蒸発器となる室外
熱交換器103、アキュームレータ106へと回流させ
ることによって行う。なお、31は室内熱交換器22の
温度を検出する温度センサ、33は各部屋の室温を検出
する温度センサ、34は室外熱交換器の温度を検出する
温度センサ、37は外気温度を検出する温度センサを示
している。
据え付け工事終了時に試運転をする場合、図6(a)に示
すように、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとをつなぐ
冷媒配管41と、室外機Xと各室内機A,B,C,Dとを
つなぐ信号配線40とが、夫々正しく対応して接続され
たか否かを判定する。例えば、図6(b)に示すように、
誤配線により室内機Aに接続すべき信号配線40が室内
機Bに接続され、室内機Bに接続すべき信号配線40が
室内機Cに接続される場合があるので、接続確認を行う
のである。つまり、上記各室内機A,B,C,Dを順次冷
房運転モードに設定して動作させ、室外機X内の各ガス
配管19A,19B,19C,19Dに設けられた温度セ
ンサ32A,32B,32C,32Dの出力に基づいて、
いずれのガス配管19A,19B,19C,19Dの温度
が低下するかを検出することにより判定を行う。
形空気調和機では、温度センサ32A,32B,32C,
32Dに基づいて、ガス配管19A,19B,19C,1
9Dの温度が低下するのを検出するため、誤配線の検出
に時間がかかる。したがって、上記室外機Xに接続すべ
き室内機に冷媒配管41が接続されていない場合、未接
続の室内機の検出では圧縮機101がポンプダウン状態
となり、圧縮機101の信頼性が低下したり、破損する
という問題がある。
内機とが正しく接続されたかどうかを判定でき、未接続
の室内機があっても、圧縮機のポンプダウンを防止でき
るマルチ形空気調和機を提供することにある。
め、請求項1のマルチ形空気調和機は、圧縮機と、上記
圧縮機に接続された室外熱交換器と、上記室外熱交換器
に分岐された冷媒配管を介して一端が接続された複数の
電動弁と、上記圧縮機を制御すると共に上記複数の電動
弁の開閉を制御する制御手段とを有する室外機と、上記
室外機の上記複数の電動弁の他端に冷媒配管を介して一
端が夫々接続され、他端が冷媒配管を介して上記圧縮機
に接続された室内熱交換器を夫々有する複数の室内機と
を備えたマルチ形空気調和機において、上記圧縮機の吸
入側の冷媒圧力が所定値以下のとき動作する低圧スイッ
チと、上記制御手段が上記複数の電動弁のいずれか一つ
のみを開くと共に、上記圧縮機を始動させた後、所定の
時間経過後に上記低圧スイッチが動作しない場合、上記
開いた電動弁に対応する室内機と上記室外機とが正しく
接続されていると判別する一方、上記低圧スイッチが動
作する場合、上記開いた電動弁に対応する上記室内機と
上記室外機とが未接続であると判別する接続判別手段と
を備えたことを特徴としている。
圧縮機と、上記圧縮機に接続された室外熱交換器と、上
記室外熱交換器に分岐された冷媒配管を介して一端が接
続された複数の電動弁と、上記圧縮機を制御すると共に
上記複数の電動弁の開閉を制御する制御手段とを有する
室外機と、上記室外機の上記複数の電動弁の他端に冷媒
配管を介して一端が夫々接続され、他端が冷媒配管を介
して上記圧縮機に接続された室内熱交換器を夫々有する
複数の室内機と、上記複数の室内機を上記室外機に接続
する信号配線とを備えたマルチ形空気調和機において、
上記複数の室内機に設けられ、上記室内熱交換器の温度
を検出する温度センサと、上記複数の室内機毎に、上記
温度センサが検出した室内熱交換器の温度の初期値と上
記温度センサが検出した室内熱交換器の温度との温度差
を所定の期間積算した積算値を夫々求める温度差積算手
段と、上記温度差積算手段が積算した上記積算値のうち
の上記室内機に対応する積算値が所定値以上のとき、上
記室外機と上記室内機との上記信号配線が正しく接続さ
れていると判別する一方、上記積算値が上記所定値未満
のとき、上記室外機と上記室内機との上記信号配線が未
接続であると判別する接続判別手段とを備えたことを特
徴としている。
圧縮機と、上記圧縮機に接続された室外熱交換器と、上
記室外熱交換器に分岐された冷媒配管を介して一端が接
続された複数の電動弁と、上記圧縮機を制御すると共に
上記複数の電動弁の開閉を制御する制御手段とを有する
室外機と、上記室外機の上記複数の電動弁の他端に冷媒
配管を介して一端が夫々接続され、他端が冷媒配管を介
して上記圧縮機に接続された室内熱交換器を夫々有する
複数の室内機と、上記複数の室内機を上記室外機に接続
する信号配線とを備えたマルチ形空気調和機において、
上記圧縮機の吸入側の冷媒圧力が所定値以下のとき動作
する低圧スイッチと、上記複数の室内機に設けられ、上
記室内熱交換器の温度を検出する温度センサと、上記複
数の室内機毎に、上記温度センサが検出した室内熱交換
器の温度の初期値と上記温度センサが検出した室内熱交
換器の温度との温度差を所定の期間積算した積算値を夫
々求める温度差積算手段と、上記制御手段が上記複数の
電動弁のいずれか一つのみを開くと共に、上記圧縮機を
始動させた後、所定の時間経過後に上記低圧スイッチが
動作しない場合、上記開いた電動弁に対応する室内機と
上記室外機とが正しく接続されていると判別する一方、
上記低圧スイッチが動作する場合、上記開いた電動弁に
対応する上記室内機と上記室外機とが未接続であると判
別すると共に、上記温度差積算手段が積算した上記積算
値のうちの上記室内機に対応する積算値が所定値以上の
とき、上記室外機と上記室内機との上記信号配線が正し
く接続されていると判別する一方、上記積算値が上記所
定値未満のとき、上記室外機と上記室内機との上記信号
配線が未接続であると判別する接続判別手段とを備えた
ことを特徴としている。
請求項2または3のマルチ形空気調和機において、上記
温度差積算手段が上記温度センサが検出した室内熱交換
器の温度の初期値と上記温度センサが検出した室内熱交
換器の温度との温度差を積算する間、上記複数の室内機
の上記ファンを停止するファン制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
据え付け工事等の後、上記制御手段により複数の電動弁
のいずれか一つのみを開いて、上記圧縮機を始動する。
その後、上記接続判別手段は、所定の時間経過後に上記
低圧スイッチが動作しない場合、開いた電動弁に対応す
る室内機と室外機とが正しく接続されていると判別する
一方、低圧スイッチが動作する場合、上記開いた電動弁
に対応する室内機と室外機とが未接続であると判別す
る。そして、上記制御手段は、順次、開いた電動弁を閉
じた後に他の電動弁の一つのみを開いて、接続判別手段
は、同様にして、室外機と室内機との接続状態を判別す
る。したがって、上記低圧スイッチを用いることによっ
て、冷媒配管の温度低下を検出するのに比べて、速やか
に未接続を検出できる。
続されているかどうかを判定でき、短時間で検出するこ
とによって、接続すべき室内機が未接続の場合に圧縮機
がポンプダウン状態になるのを防止できる。
によれば、上記温度差積算手段は、上記複数の室内機毎
に、上記温度センサが検出した室内熱交換器の温度の初
期値と上記温度センサが検出した室内熱交換器の温度と
の温度差を少なくとも所定の期間積算した積算値を夫々
求める。そして、上記接続判別手段は、開いた電動弁に
対応する室内機と室外機とが正しく接続されていると判
別する場合、温度差積算手段が積算した上記積算値のう
ちの上記室内機に対応する積算値が所定値以上のとき、
室外機とその室内機との信号配線が正しく接続されてい
ると判別する一方、上記積算値が上記所定値未満のと
き、上記室外機と室内機との信号配線が未接続であると
判別する。
なぐ信号配線が正しく接続されたかどうかを判定でき
る。また、上記温度差が小さい場合でも、その温度差に
基づく積算値を大きくして、室外機と室内機との信号配
線の接続状態を検出する精度を向上できる。また、単に
温度差に基づいて室外機と室内機との接続状態を検出す
るより、その温度差の積算値の値の方が大きいので、室
内熱交換器の温度変化が緩やかな場合でも、未接続の検
出時間を短くできる。
によれば、据え付け工事等の後、上記制御手段により複
数の電動弁のいずれか一つのみを開いて、上記圧縮機を
始動する。その後、上記接続判別手段は、所定の時間経
過後に上記低圧スイッチが動作しない場合、開いた電動
弁に対応する室内機と室外機とが正しく接続されている
と判別する一方、低圧スイッチが動作する場合、上記開
いた電動弁に対応する室内機と室外機とが未接続である
と判別する。そして、上記制御手段は、順次、開いた電
動弁を閉じた後に他の電動弁の一つのみを開いて、接続
判別手段は、同様にして、室外機と室内機との接続状態
を判別する。したがって、上記低圧スイッチを用いるこ
とによって、冷媒配管の温度低下を検出するのに比べ
て、速やかに未接続を検出する。また、上記温度差積算
手段は、上記複数の室内機毎に、上記温度センサが検出
した室内熱交換器の温度の初期値と上記温度センサが検
出した室内熱交換器の温度との温度差を所定の期間積算
した積算値を夫々求める。そして、上記接続判別手段
は、開いた電動弁に対応する室内機と室外機とが正しく
接続されていると判別する場合、温度差積算手段が積算
した上記積算値のうちの上記室内機に対応する積算値が
所定値以上のとき、室外機とその室内機との信号配線が
正しく接続されていると判別する一方、上記積算値が上
記所定値未満のとき、上記室外機と室内機との信号配線
が未接続であると判別する。
なぐ冷媒配管と信号配線とが正しく対応して接続されて
いるかどうかを判定でき、短時間で検出することによっ
て、接続すべき室内機が未接続の場合に圧縮機がポンプ
ダウン状態になるのを防止できる。また、上記温度差が
小さい場合でも、その温度差に基づく積算値を大きくし
て、室外機と室内機との接続状態を検出する精度を向上
できる。また、単に温度差に基づいて室外機と室内機と
の接続状態を検出するより、その温度差の積算値の値の
方が大きいので、室内熱交換器の温度変化が緩やかな場
合でも、未接続の検出時間を短くできる。
によれば、請求項2または3のマルチ形空気調和機にお
いて、上記ファン制御手段は、上記温度センサが検出し
た室内熱交換器の温度の初期値と上記温度センサが検出
した室内熱交換器の温度との温度差を、上記温度差積算
手段が積算する間、複数の室内機のファンを停止する。
したがって、上記温度差積算手段が上記温度差を積算す
る間、室内機の室内熱交換器の熱交換がほとんど行われ
ず、温度センサが検出する室内熱交換器の温度は、ファ
ンが回っているときよりも低くなる。
期値と室内熱交換器の温度との温度差が大きくなり、上
記温度差に基づく積算値も大きくなって、未接続の検出
精度をさらに向上できる。
施例により詳細に説明する。
調和機の回路図を示しており、1は圧縮機、2は上記圧
縮機1の吐出側と接続された四路弁、3は上記四路弁2
と接続された室外熱交換器、4A,4B,4Cは上記室外熱
交換器3の他端に冷媒配管10A,10B,10Cを介して
一端が夫々接続された電動弁、5A,5B,5Cは上記電動
弁4A,4B,4Cの他端に冷媒配管11を介して一端が夫
々接続された室内機である。上記室内機5A,5B,5Cの
他端を冷媒配管12,冷媒配管13A,13B,13Cを介し
て圧縮機1に接続している。そして、上記圧縮機1の吸
入側と四路弁2とを冷媒配管14で接続し、その冷媒配
管14にアキュムレータ6を配設している。上記冷媒配
管14の圧縮機1とアキュムレータ6との間に冷媒配管
14aを介して低圧スイッチ(LPS)7を接続してい
る。そして、上記低圧スイッチ7からの動作信号を受け
ると共に、電動弁4A,4B,4Cに制御信号を出力する制
御手段としての制御部8に各室内機5A,5B,5Cからの
信号配線15を接続している。なお、9は上記室外熱交
換器3の他端と四路弁2との間に配設されたデフロスト
用電磁弁、55A,55B,55Cは冷媒配管13A,13B,
13Cの温度を夫々検出する温度センサ、56は室外熱
交換器3の温度を検出する温度センサ、57は周囲温度
を検出する温度センサ、58は圧縮機1の吐出管温度を
検出する温度センサである。上記圧縮機1と、四路弁2
と、室外熱交換器3と、電動弁4A,4B,4Cと、低圧ス
イッチ7と、デフロスト用電磁弁9と、温度センサ55
A,55B,55C,56,57,58とで室外機50を構成し
ている。
外機50の電動弁4A,4B,4Cに冷媒配管11を介して
一端が接続され、他端が冷媒配管12を介して室外機5
0に接続された室内熱交換器51と、室内熱交換器51
の温度を検出する温度センサ52と、室内温度を検出す
る温度センサ53と、上記室内熱交換器51側の冷媒配
管12の冷媒温度を検出する温度センサ54と、室内熱
交換器51用のファン55とを夫々備えている。
判別手段としての接続判別部8aと、温度差積算手段と
しての温度差積算部8bと、ファン制御手段としてのフ
ァン制御部8cとを有している。上記制御部8の接続判
別部8aは、圧縮機1を始動した後、低圧スイッチ7の
動作に基づいて、室外機50と室内機5A,5B,5Cとの
接続の有無を判別する。また、上記制御部8の温度差積
算部8bは、室内機5A,5B,5Cからの温度センサ52が
検出した室内熱交換器51の温度を表わす信号を受け
て、各室内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51の温度の
初期値と室内熱交換器51の温度との温度差を所定の時
間積算して、各温度差の積算値を夫々求める。さらに、
上記制御部8のファン制御部8cは、室外機50と室内
機5A,5B,5Cとの未接続を検出するときに、全室内機
の5A,5B,5Cのファン55を回して、温度差積算部8b
が室内熱交換器51の温度の初期値と室内熱交換器51
の温度との温度差を積算する上記所定の期間で全室内機
5A,5B,5Cのファン55を停止する。
据え付け工事等の後に、図2(a)〜(m)に示すように、室
外機50と室内機5A,5B,5Cとの未接続の検出を行
う。以下、上記室内機5A,5Cと室外機50との冷媒配
管は正しく接続され、室内機5Bと室外機50との冷媒
配管が接続がされていない場合について説明する。な
お、上記室内機5A,5B,5Cは、夫々A室,B室,C室に
設置されているものとする。
ートの電動弁4Aを開いて、所定の運転周波数(目標周波
数)で圧縮機1を始動する(図2(a),(b),(e)に示す)。こ
のとき、図2(i)に示すように、全室内機5A,5B,5Cの
ファン55を回して、強制送風を開始する。そして、未
接続検出禁止タイマTK1A(図2(h)に示す)のタイマ
時間経過後、制御部8の接続判別部8aは、未接続判断
タイマTK2のタイマ時間内で低圧スイッチ7の動作信
号(図2(d)に示す)を判別する。この場合、上記圧縮機
1の吸入側の冷媒圧力(図2(c)に示す)は所定値以下の
低圧ではなく、低圧スイッチ7は動作していないので、
接続判別部8aは電動弁4aに対応するA室の室内機5A
と室外機50とが冷媒配管11,12を介して正しく接
続されていると判別する。そして、上記ファン制御部8
cは全室内機5A,5B,5Cのファン55を停止する。その
後、次の接続部屋検出タイマTK3のタイマ時間内にお
いて、上記制御部8の温度差積算部8bは、室内機5Aの
室内熱交換器51の温度DCAの初期値と温度DCA
(図2(j)に示す)との温度差の積算値,室内機5Bの室内熱
交換器51の温度DCBの初期値と温度DCB(図2(k)
に示す)との温度差の積算値および室内機5Cの室内熱交
換器51の温度DCCの初期値と温度DCC(図2(m)に
示す)との温度差の積算値を夫々求める。そして、上記
制御部8の接続判別部8aは、A室の室内機5Aの室内熱
交換器51の温度DCAの初期値と温度DCA(図2(j)
に示す)との温度差の積算値のみが所定値以上であると
して、室内機5AがAポートに正しく接続されていると
判別する。なお、未接続検出禁止タイマTK1Aによっ
て、圧縮機の始動時の誤検出を防いでいる。
ートの電動弁4Aを閉じて、Bポートの電動弁4Bを開く
と共に、ファン制御部8cは全室内機5A,5B,5Cのファ
ン55を回して強制送風する(図2(e),(f),(i)に示
す)。そして、未接続検出禁止タイマTK1B(図2(h)に
示す)のタイマ時間経過後、制御部8の接続判別部8a
は、未接続判断タイマTK2のタイマ時間内で低圧スイ
ッチ7の動作信号(図2(d)に示す)を判別する。この場
合、上記室外機50のBポートに室内機5Bは接続され
ていないので、圧縮機1の吸入側の冷媒圧力(図2(c)に
示す)は、所定値以下の低圧となって、低圧スイッチ7
が動作する。したがって、上記制御部8の接続判別部8
aは、室外機50と室内機5Bは未接続である判別し
て、接続判別部8aによる温度差の積算は行わない。
ートの電動弁4Bを閉じて、Cポートの電動弁4Cを開く
(図2(f),(g)に示す)。そして、未接続検出禁止タイマ
TK1C(図2(h)に示す)のタイマ時間経過後、制御部
8の接続判別部8aは、未接続判断タイマTK2のタイ
マ時間内で低圧スイッチ7の動作信号(図2(d)に示す)
を判別する。この場合、上記室外機50のCポートと室
内機5Cは接続されているので、圧縮機1の吸入側の冷
媒圧力(図2(c)に示す)は所定値以下でなく、低圧スイ
ッチ7は動作していないので、接続判別部8aは電動弁
4cに対応するC室の室内機5Cと室外機50とが冷媒配
管11,12を介して正しく接続されていると判別す
る。そして、上記ファン制御部8cは全室内機5A,5B,
5Cのファン55を停止した後、次の接続部屋検出タイ
マTK3のタイマ時間内において、上記制御部8の温度
差積算部8bは、室内機5Aの室内熱交換器51の温度D
CAの初期値と温度DCA(図2(j)に示す)との温度差の
積算値,室内機5Bの室内熱交換器51の温度DCBの初
期値と温度DCB(図2(k)に示す)との温度差の積算値お
よび室内機5Cの室内熱交換器51の温度DCCの初期
値と温度DCC(図2(m)に示す)との温度差の積算値を夫
々求める。そして、上記制御部8の接続判別部8aは、
C室の室内機5Cの室内熱交換器51の温度DCCの初
期値と温度DCC(図2(j)に示す)との温度差の積算値が
所定値以上であるとして、室内機5CがCポートに正し
く接続されていると判別する。
の検出処理の動作を図3,図4,図5のフローチャートに
従って説明する。
5A,5B,5Cの電源を入れてスタートすると、ステップ
S1で誤配管誤配線の機能が確定か否かを判別して、誤
配管誤配線の機能が確定していない場合、ステップS1
を繰り返す一方、誤配管誤配線の機能が確定している場
合、ステップS2に進んで、誤配管誤配線すなわち未接
続の検出処理を行う。つまり、図示しない選択スイッチ
等により電源投入時に行う誤配管誤配線機能を選択して
いるか否かを判別するのである。
1をオンする。次に、ステップS3に進み、全室A,B,
Cの室内機5A,5B,5Cのファン55をオンする。そし
て、ステップS4に進み、初期値DCAZ,DCBZ,D
CCZに室内熱交換器51の温度DCA,DCB,DCC
を設定して初期化すると共に、後述するフラグ1,2を
0にする。
ポートの電動弁4Aを開き、他のポートの電動弁4B,4C
を閉じ、未接続検出禁止タイマTK1Aをスタートす
る。次に、ステップS6で未接続検出禁止タイマTK1
Aをカウントした後、ステップS7に進み、未接続検出
禁止タイマTK1Aのカウントが終了したか否かを判別
する。そして、ステップS7で未接続検出禁止タイマT
K1Aのカウントが終了していない場合、ステップS6
に戻って再び未接続検出禁止タイマTK1Aをカウント
する一方、未接続検出禁止タイマTK1Aのカウントが
終了している場合、ステップS8に進む。
K2をスタートする。そして、ステップS9で低圧スイ
ッチ7が動作しているか否かを判別して、低圧スイッチ
7が動作している場合、ステップS10に進み、フラグ
1を1にする一方、低圧スイッチ7が動作していない場
合、ステップS10をスキップする。
TK2をカウントして、ステップS12に進む。そし
て、ステップS12で未接続判断タイマTK2のカウン
トが終了したか否かを判別して、未接続判断タイマTK
2のカウントが終了していない場合、ステップS11に
戻る一方、未接続判断タイマTK2のカウントが終了し
ている場合、図4に示すステップS13に進む。次に、
ステップS13で低圧スイッチ7が動作しているか否か
を判別して、低圧スイッチ7が動作している場合、ステ
ップS14に進み、フラグ2を1にする一方、低圧スイ
ッチ7が動作していない場合、ステップS14をスキッ
プする。そして、ステップS15に進み、フラグ1=1
かつフラグ2=1であるか否かを判別して、フラグ1=
1かつフラグ2=1である場合、ステップS16に進
み、Aポートが未接続であると確定する一方、フラグ1
=1かつフラグ2=1でない場合、図5に示すステップ
S21に進む。
マTK3をスタートする。そして、ステップS22で全
室内機5A,5B,5Cのファン55をオフにし、積算値Δ
DCAA,ΔDCAB,ΔDCACを0にする。
タイマTTHKをスタートする。次に、ステップS24
に進み、温度サンプリングタイマTTHKをカウント
し、ステップS25に進んで、接続部屋検出タイマTK
3をカウントする。そして、ステップS26で温度サン
プリングタイマTTHKのカウントが終了しているか否
かを判別して、温度サンプリングタイマTTHKのカウ
ントが終了している場合、ステップS27に進む一方、
温度サンプリングタイマTTHKのカウントが終了して
いない場合、ステップS24に戻る。次に、ステップS
27で 積算値ΔDCAA=ΔDCAA+(DCAZ−DCA) 積算値ΔDCAB=ΔDCAB+(DCBZ−DCB) 積算値ΔDCAC=ΔDCAC+(DCAZ−DCC) を求める。
値ΔDCAAが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、
積算値ΔDCAAが所定値ΔDC1以上の場合、ステッ
プS29に進み、A室の室内機5AがAポートに接続さ
れているものとする。一方、ステップS28で積算値Δ
DCAAが所定値ΔDC1未満の場合、ステップS30
に進む。
ABが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、積算値Δ
DCABが所定値ΔDC1以上の場合、ステップS31
に進み、B室の室内機5BがAポートに接続されている
ものとする。一方、ステップS30で積算値ΔDCAB
が所定値ΔDC1未満の場合、ステップS32に進む。
ACが所定値ΔDC1以上か否かを判別して、積算値Δ
DCACが所定値ΔDC1以上の場合、ステップS33
に進み、C室の室内機5CがAポートに接続されている
ものとする。一方、ステップS32で積算値ΔDCAC
が所定値ΔDC1未満の場合、ステップS34に進む。
イマTK3のカウントが終了しているか否かを判別し
て、接続部屋検出タイマTK3のカウントが終了してい
る場合、ステップS35に進み、接続部屋が未確定であ
るとする一方、接続部屋検出タイマTK3のカウントが
終了していない場合、ステップS23に戻り、ステップ
S23〜34を繰り返す。次に、ステップS3に戻って
Bポート,Cポートについても、同様の処理を行う。こ
の場合、ステップS5において、Aポートの電動弁4A
のみを開く代りに、Bポートの電動弁4Bのみを開く
か、Cポートの電動弁4Cのみを開くと共に、ステップ
S29,S31,S33では、Aポートに接続されている
ものとする代りに、BポートまたはCポートに接続され
ているものとする。
ポートにA,B,C室のいずれかが夫々対応する。また、
上記A,B,Cポートのうちのいずれか一つが接続部屋が
未確定の場合、そのポートを未確定の接続部屋に対応さ
せる。さらに、上記A,B,Cポートの二つ以上の接続部
屋が未確定の場合、その接続部屋が未確定なポートに、
そのポートの未接続検出時に積算値ΔDCAA,ΔDC
AB,ΔDCACが最も大きい未確定の接続部屋を対応
させる。但し、一つの部屋に二つ以上のポートが対応す
るような場合は、検出エラーとして全て初期状態(Aポ
ートをA室,BポートをB室,CポートをC室)とする。
内機5A,5B,5Cと信号配線15を介して伝送を行うと
共に、伝送不良を検出する。そして、上記一つの部屋が
伝送不良でかつA,B,Cポートの一つが接続部屋未確定
の場合、その接続部屋未確定のポートに確定していない
部屋を対応させる。また、上記二つの部屋が伝送不良
で、A,B,Cポートのうちいずれか二つが接続部屋未確
定の場合、その接続部屋未確定の二つのポートのAポー
ト側から順に、確定していない部屋をA室側から対応さ
せる。また、伝送不良の部屋の数とA,B,Cポートのう
ちの接続部屋未確定のポートの数が一致しない場合、全
て初期状態(AポートをA室,BポートをB室,Cポート
をC室)とする。
々対応する表示部LED1,2,3(図示せず)を設け、上
述の未接続の検出処理中に確定した部屋に対応するLE
D1,2,3の一つを約3秒間点灯する。このとき、伝送
不良や未接続の部屋については、その部屋に対応する表
示部LED1,2,3の一つを点滅させて、不具合のある
部屋についても表示する。したがって、検出処理中に確
定した接続部屋の表示を行って、検出結果を容易に確認
することができる。また、全ての接続部屋が確定した
後、強制運転を行う場合、運転中の部屋に対応する表示
部LED1,2,3の一つを点灯して、強制運転中の部屋
を表示する。
え付け工事等の後、上記圧縮機1を始動すると共に、電
動弁4A,4B,4Cのうちの一つを順次開いて、未接続検
出禁止タイマTK1A,TK1B,TK1Cのタイマ時間
経過後に低圧スイッチ7が動作しない場合、開いた電動
弁4A,4B,4Cに対応する室内機5A,5B,5Cと室外機5
0とが冷媒配管11,12を介して正しく接続されてい
ると判別する一方、低圧スイッチ7が動作する場合、開
いた電動弁4A,4B,4Cに対応する室内機5A,5B,5Cと
室外機50との間の冷媒配管11,12が未接続である
と判別する。したがって、上記室外機50と各室内機5
A,5B,5Cとをつなぐ冷媒配管11,12が接続されてい
るかどうかを判定できる。また、接続すべき室内機5A,
5B,5Cが未接続の場合、低圧スイッチ7により速やか
に未接続を検出するので、圧縮機1がポンプダウン状態
になるのを防止することができる。
別部8aは、温度差積算部8bが積算した積算値ΔDCA
A,ΔDCAB,ΔDCACが所定値ΔDC1以上か否か
を判別することによって、室外機50と各室内機5A,5
B,5Cとをつなぐ冷媒配管11,12と信号配線15と
が、正しく対応して接続されたかどうかを判定すること
ができる。また、上記室内機5A,5B,5Cの室内熱交換
器51の温度DCA,DCB,DCCの初期値と温度DC
A,DCB,DCCとの温度差が小さい場合でも、積算値
ΔDCAA,ΔDCAB,ΔDCACは大きくなるので、
上記室外機50と各室内機5A,5B,5Cとの接続状態を
検出する精度を向上することができる。また、単に上記
温度差を用いて接続状態を検出する場合に比べて、その
温度差に基づく積算値の方がより早く大きくなるので、
室内熱交換器51の温度変化が緩やかな場合でも、室外
機50と各室内機5A,5B,5Cとの接続状態の検出時間
を短縮することができる。
制御部8cは、制御部8によって上記圧縮機1を始動す
ると共に、電動弁4A,4B,4Cのうちの一つのみを順次
開いて、室内機5A,5B,5Cに夫々設けられたファン5
5を回して送風を開始する。そして、上記ファン制御部
8cは、各室内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51の温度
DCA,DCB,DCCの初期値と室内熱交換器51の温
度DCA,DCB,DCCとの温度差を温度差積算部8b
が積算する接続部屋検出タイマTK3のタイマ時間内
は、室内機5A,5B,5Cのファン55を全て停止する。
このため、上記温度差積算部8bが上記温度差を積算す
る間、室内機5A,5B,5Cの室内熱交換器51の熱交換
がほとんど行われず、室内熱交換器51の温度DCA,
DCB,DCCは、ファン55が回っているときよりも
低くなる。したがって、上記室内熱交換器51の温度D
CA,DCB,DCCの初期値と温度DCA,DCB,DC
Cとの温度差が大きくなるに従って積算値ΔDCAA,
ΔDCAB,ΔDCACも大きくなって、上記室外機5
0と各室内機5A,5B,5Cとの接続状態の検出精度をさ
らに向上することができる。
機5A,5B,5Cを接続したが、室内機の数はこれに限ら
ず、2以上の室内機を接続してよいのは勿論である。
手段としての制御部8に接続判別手段としての接続判別
部8a,温度差積算手段としての温度差積算部8bおよび
ファン制御手段としてのファン制御部8cを設けたが、
制御手段とは別に接続判別手段,温度差積算手段および
ファン制御手段を設けてもよい。
用いたが、低圧スイッチの代りに圧力センサを用いても
よい。
明のマルチ形空気調和機は、圧縮機と、上記圧縮機に接
続された室外熱交換器と、室外熱交換器に冷媒配管を介
して一端が接続された複数の電動弁と、圧縮機を制御す
ると共に複数の電動弁の開閉を制御する制御手段とを有
する室外機と、室外機の複数の電動弁の他端に冷媒配管
を介して一端が夫々接続され、他端が冷媒配管を介して
圧縮機に接続された室内熱交換器を有する複数の室内機
とを備えたマルチ形空気調和機において、圧縮機の吸入
側の冷媒圧力が所定値以下のとき動作する低圧スイッチ
を設け、接続判別手段は、制御手段が複数の電動弁のい
ずれか一つのみを開くと共に、圧縮機を始動した後、所
定の時間経過後に低圧スイッチが動作しない場合、上記
開いた電動弁に対応する室内機と室外機とが正しく接続
されていると判別する一方、低圧スイッチが動作する場
合、上記開いた電動弁とに対応する上記室内機と室外機
とが未接続であると判別するものである。
気調和機によれば、上記室外機と各室内機とが接続され
ているかどうかを判定できる。また、上記低圧スイッチ
を用いることによって、冷媒配管の温度低下を検出する
のに比べて、速やかに未接続を検出できるので、室外機
と未接続の室内機が有る場合、圧縮機のポンプダウンを
防止することができる。
機は、圧縮機と、上記圧縮機に接続された室外熱交換器
と、上記室外熱交換器に分岐された冷媒配管を介して一
端が接続された複数の電動弁と、上記圧縮機を制御する
と共に上記複数の電動弁の開閉を制御する制御手段とを
有する室外機と、上記室外機の上記複数の電動弁の他端
に冷媒配管を介して一端が夫々接続され、他端が冷媒配
管を介して上記圧縮機に接続された室内熱交換器を夫々
有する複数の室内機と、上記複数の室内機を上記室外機
に接続する信号配線とを備えたマルチ形空気調和機にお
いて、複数の室内機に室内熱交換器の温度を検出する温
度センサを設け、温度差積算手段は、室内機毎に、温度
センサが検出した室内熱交換器の温度の初期値と温度セ
ンサが検出した室内熱交換器の温度との温度差を所定の
期間積算した積算値を夫々求めると共に、接続判別手段
は、上記開いた電動弁とその電動弁に対応する室内機と
が正しく接続されていると判別する場合、温度差積算手
段が積算した上記積算値のうちの上記室内機に対応する
積算値が所定値以上のとき、室外機と室内機との信号配
線が正しく接続されていると判別する一方、上記積算値
が上記所定値未満のとき、室外機と室内機との信号配線
が未接続であると判別するものである。
気調和機によれば、上記室外機と各室内機とをつなぐ信
号配線が正しく接続されたかどうかを判定することがで
きる。また、上記温度差が小さい場合でも、積算値を大
きくして、室外機と室内機との信号配線の接続状態を検
出する精度を向上することができる。また、上記温度差
により、その温度差の積算値の値の方が大きいので、室
外機と室内機との信号配線接続状態を検出する時間を短
縮することができる。
機は、圧縮機と、上記圧縮機に接続された室外熱交換器
と、上記室外熱交換器に分岐された冷媒配管を介して一
端が接続された複数の電動弁と、上記圧縮機を制御する
と共に上記複数の電動弁の開閉を制御する制御手段とを
有する室外機と、上記室外機の上記複数の電動弁の他端
に冷媒配管を介して一端が夫々接続され、他端が冷媒配
管を介して上記圧縮機に接続された室内熱交換器を夫々
有する複数の室内機と、上記複数の室内機を上記室外機
に接続する信号配線とを備えたマルチ形空気調和機にお
いて、圧縮機の吸入側の冷媒圧力が所定値以下のとき動
作する低圧スイッチを設け、複数の室内機に室内熱交換
器の温度を検出する温度センサを設け、温度差積算手段
は、室内機毎に、温度センサが検出した室内熱交換器の
温度の初期値と温度センサが検出した室内熱交換器の温
度との温度差を所定の期間積算した積算値を夫々求める
と共に、接続判別手段は、制御手段が複数の電動弁のい
ずれか一つのみを開くと共に、圧縮機を始動した後、所
定の時間経過後に低圧スイッチが動作しない場合、上記
開いた電動弁に対応する室内機と室外機とが正しく接続
されていると判別する一方、低圧スイッチが動作する場
合、上記開いた電動弁とに対応する上記室内機と室外機
とが未接続であると判別すると共に、上記開いた電動弁
とその電動弁に対応する室内機とが正しく接続されてい
ると判別する場合、温度差積算手段が積算した上記積算
値のうちの上記室内機に対応する積算値が所定値以上の
とき、室外機と室内機との信号配線が正しく接続されて
いると判別する一方、上記積算値が上記所定値未満のと
き、室外機と室内機との信号配線が未接続であると判別
するものである。
気調和機によれば、上記室外機と各室内機とをつなぐ冷
媒配管と信号配線とが正しく対応して接続されているか
どうかを判定できる。また、上記低圧スイッチを用いる
ことによって、冷媒配管の温度低下を検出するのに比べ
て、速やかに未接続を検出できるので、室外機と未接続
の室内機が有る場合、圧縮機のポンプダウンを防止する
ことができる。また、上記温度差が小さい場合でも、積
算値を大きくして、室外機と室内機との接続状態を検出
する精度を向上することができる。また、上記温度差に
より、その温度差の積算値の値の方が大きいので、室外
機と室内機との接続状態を検出する時間を短縮すること
ができる。
機は、請求項2または3のマルチ形空気調和機におい
て、ファン制御手段は、上記温度差積算手段が上記温度
センサが検出した室内熱交換器の温度の初期値と温度セ
ンサが検出した室内熱交換器の温度との温度差を積算す
る間、上記複数の室内機のファンを停止するものであ
る。
気調和機によれば、上記室内熱交換器の温度の初期値と
室内熱交換器の温度との温度差が大きくなり、その温度
差に従って積算値も大きくなるので、室外機と室内機と
の信号配線の接続状態を確実に検出することできる。
和機の回路図である。
を示す図である。
御部の未接続検出処理の動作を示すフローチャートであ
る。
御部の未接続検出処理の動作を示すフローチャートであ
る。
御部の未接続検出処理の動作を示すフローチャートであ
る。
信号配線との対応の仕方を示す図である。
ある。
4C…電動弁、5A,5B,5C…室内機、6…アキュムレー
タ、7…低圧スイッチ、8…制御部、8a…接続判別
部、8b…温度差積算部、8c…ファン制御部、9…デフ
ロスト用電磁弁、50…室外機、51…室内熱交換器、
52…温度センサ、53…温度センサ、54…温度セン
サ、55…ファン。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機(1)と、上記圧縮機(1)に接続さ
れた室外熱交換器(3)と、上記室外熱交換器(3)に
分岐された冷媒配管(10A,10B,10C)を介して一端
が接続された複数の電動弁(4A,4B,4C)と、上記圧縮
機(1)を制御すると共に上記複数の電動弁(4A,4B,4
C)の開閉を制御する制御手段(8)とを有する室外機(5
0)と、上記室外機(50)の上記複数の電動弁(4A,4B,
4C)の他端に冷媒配管(11)を介して一端が夫々接続さ
れ、他端が冷媒配管(13A,13B,13C)を介して上記
圧縮機(1)に接続された室内熱交換器(51)を夫々有す
る複数の室内機(5A,5B,5C)とを備えたマルチ形空気
調和機において、 上記圧縮機(1)の吸入側の冷媒圧力が所定値以下のとき
動作する低圧スイッチ(7)と、 上記制御手段(8)が上記複数の電動弁(4A,4B,4C)の
いずれか一つのみを開くと共に、上記圧縮機(1)を始動
させた後、所定の時間経過後に上記低圧スイッチ(7)が
動作しない場合、上記開いた電動弁(4A,4B,4C)に対
応する室内機(5A,5B,5C)と上記室外機(50)とが正
しく接続されていると判別する一方、上記低圧スイッチ
(7)が動作する場合、上記開いた電動弁(4A,4B,4C)
に対応する上記室内機(5A,5B,5C)と上記室外機(5
0)とが未接続であると判別する接続判別手段(8a)とを
備えたことを特徴とするマルチ形空気調和機。 - 【請求項2】 圧縮機(1)と、上記圧縮機(1)に接続さ
れた室外熱交換器(3)と、上記室外熱交換器(3)に
分岐された冷媒配管(10A,10B,10C)を介して一端
が接続された複数の電動弁(4A,4B,4C)と、上記圧縮
機(1)を制御すると共に上記複数の電動弁(4A,4B,4
C)の開閉を制御する制御手段(8)とを有する室外機(5
0)と、上記室外機(50)の上記複数の電動弁(4A,4B,
4C)の他端に冷媒配管(11)を介して一端が夫々接続さ
れ、他端が冷媒配管(13A,13B,13C)を介して上記
圧縮機(1)に接続された室内熱交換器(51)を夫々有す
る複数の室内機(5A,5B,5C)と、上記複数の室内機(5
A,5B,5C)を上記室外機(50)に接続する信号配線(1
5)とを備えたマルチ形空気調和機において、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)に設けられ、上記室内
熱交換器(51)の温度を検出する温度センサ(52)と、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)毎に、上記温度センサ
(52)が検出した室内熱交換器(51)の温度の初期
値と上記温度センサ(52)が検出した室内熱交換器(5
1)の温度との温度差を所定の期間(TK3)積算した積算
値を夫々求める温度差積算手段(8b)と、 上記温度差積算手段(8b)が積算した上記積算値のうち
の上記室内機(5A,5B,5C)に対応する積算値が所定値
以上のとき、上記室外機(50)と上記室内機(5A,5B,
5C)との上記信号配線(15)が正しく接続されていると
判別する一方、上記積算値が上記所定値未満のとき、上
記室外機(50)と上記室内機(5A,5B,5C)との上記信
号配線(15)が未接続であると判別する接続判別手段
(8a)とを備えたことを特徴とするマルチ形空気調和
機。 - 【請求項3】 圧縮機(1)と、上記圧縮機(1)に接続さ
れた室外熱交換器(3)と、上記室外熱交換器(3)に
分岐された冷媒配管(10A,10B,10C)を介して一端
が接続された複数の電動弁(4A,4B,4C)と、上記圧縮
機(1)を制御すると共に上記複数の電動弁(4A,4B,4
C)の開閉を制御する制御手段(8)とを有する室外機(5
0)と、上記室外機(50)の上記複数の電動弁(4A,4B,
4C)の他端に冷媒配管(11)を介して一端が夫々接続さ
れ、他端が冷媒配管(13A,13B,13C)を介して上記
圧縮機(1)に接続された室内熱交換器(51)を夫々有す
る複数の室内機(5A,5B,5C)と、上記複数の室内機(5
A,5B,5C)を上記室外機(50)に接続する信号配線(1
5)とを備えたマルチ形空気調和機において、 上記圧縮機(1)の吸入側の冷媒圧力が所定値以下のとき
動作する低圧スイッチ(7)と、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)に設けられ、上記室内
熱交換器(51)の温度を検出する温度センサ(52)と、 上記複数の室内機(5A,5B,5C)毎に、上記温度センサ
(52)が検出した室内熱交換器(51)の温度の初期
値と上記温度センサ(52)が検出した室内熱交換器(5
1)の温度との温度差を所定の期間(TK3)積算した積算
値を夫々求める温度差積算手段(8b)と、 上記制御手段(8)が上記複数の電動弁(4A,4B,4C)の
いずれか一つのみを開くと共に、上記圧縮機(1)を始動
させた後、所定の時間経過後に上記低圧スイッチ(7)が
動作しない場合、上記開いた電動弁(4A,4B,4C)に対
応する室内機(5A,5B,5C)と上記室外機(50)とが正
しく接続されていると判別する一方、上記低圧スイッチ
(7)が動作する場合、上記開いた電動弁(4A,4B,4C)
に対応する上記室内機(5A,5B,5C)と上記室外機(5
0)とが未接続であると判別すると共に、上記温度差積
算手段(8b)が積算した上記積算値のうちの上記室内機
(5A,5B,5C)に対応する積算値が所定値以上のとき、
上記室外機(50)と上記室内機(5A,5B,5C)との上記
信号配線(15)が正しく接続されていると判別する一
方、上記積算値が上記所定値未満のとき、上記室外機
(50)と上記室内機(5A,5B,5C)との上記信号配線(1
5)が未接続であると判別する接続判別手段(8a)とを備
えたことを特徴とするマルチ形空気調和機。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載のマルチ形空気
調和機において、上記温度差積算手段(8b)が上記温度
センサ(52)が検出した室内熱交換器(51)の温度の初
期値と上記温度センサ(52)が検出した室内熱交換器
(51)の温度との温度差を積算する間、上記複数の室
内機(5A,5B,5C)のファン(55)を停止するファン制
御手段(8c)を備えたことを特徴とするマルチ形空気調
和機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20882694A JP3216435B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | マルチ形空気調和機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3376126A4 (en) * | 2015-11-12 | 2019-06-19 | Toshiba Carrier Corporation | CLIMATE CONTROL SYSTEM |
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WO2023139700A1 (ja) * | 2022-01-19 | 2023-07-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20882694A patent/JP3216435B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3376126A4 (en) * | 2015-11-12 | 2019-06-19 | Toshiba Carrier Corporation | CLIMATE CONTROL SYSTEM |
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