JPH0821888B2 - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JPH0821888B2
JPH0821888B2 JP7941890A JP7941890A JPH0821888B2 JP H0821888 B2 JPH0821888 B2 JP H0821888B2 JP 7941890 A JP7941890 A JP 7941890A JP 7941890 A JP7941890 A JP 7941890A JP H0821888 B2 JPH0821888 B2 JP H0821888B2
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JP
Japan
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impulse response
differential value
data receiving
value calculator
delay
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JP7941890A
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JPH03278723A (ja
Inventor
充 上杉
和久 椿
光一 本間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はデジタル移動通信等に使用するデータ受信装
置に関する。
従来の技術 デジタル式のデータ通信器は、受信側において信号波
形の歪を補償する、いわゆる信号の等化を行うことがで
き、それによって高い忠実度が得られるため、近年、広
く使用されるようになっている。
以下、従来のこの種のデータ受信装置を図面に基づい
て説明する。
第2図は従来のデータ受信装置の概略構成を示すブロ
ック図である。第2図において、1は受信信号の入力端
子、2は入力端子1に接続されたインパルス応答推定
器、3は入力端子1とインパルス応答推定器2の出力側
とが接続された等化器、4は等化器3からの復調信号が
出力される出力端子である。
次に上記従来例の動作について説明する。第2図にお
いて、インパルス応答推定器2は入力端子1に入力され
た受信信号に含まれる既知信号等から、回線の複素イン
パルス応答を推定し、その情報を等化器3に与える。等
化器3はこの与えられた情報をもとに受信信号を等化す
ることにより、この受信信号をそのまま復調した場合に
比べ、周波数選択フェージング等による劣化が取り除か
れ、誤り率の低い復調信号を出力端子4に出力する。
このように上記従来のデータ受信装置でも、インパル
ス応答推定器2により回線の複素インパルス応答を推定
し、その情報を使うことができるため、回線のインパル
ス応答の変動がない場合には周波数選択フェージング等
による劣化を取り除くことができ、誤り率の良好な復調
信号を得ることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のデータ受信装置では一度イ
ンパルス応答を推定すると、インパルス応答を推定した
時点と異なる時点における信号に対しても最初に推定し
たインパルス応答を用いて等化を行うため、回線のイン
パルス応答が変動する場合には等化の効果が劣化すると
いう問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであ
り、回線のインパルス応答が変動しても等化の効果が劣
化しないようにできる優れたデータ受信装置を提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、受信信号を入力
して時刻の異なる回線のインパルス応答を推定する複数
のインパルス応答推定器と、このインパルス応答推定器
の出力信号を蓄積する遅延器と、この遅延器の出力信号
の微分値を求める微分値計算器と、この微分値計算機の
微分値に重み付けを行う重み付け器と、この重み付け器
の出力信号を加算し、前記遅延器に出力する加算器と、
前記遅延器、前記微分値計算器、前記重み付け器及び前
記加算器から構成され、インパルス応答を推定するイン
パルス応答推定回路と、このインパルス応答推定回路の
出力信号を用いて等化を行う等化器とを備える構成とし
た。
作用 したがって、本発明によれば、複数のインパルス応答
推定器により時点の異なる複数のインパルス応答が推定
でき、この複数のインパルス応答を入力するインパルス
応答推定回路で、任意の時点のインパルス応答を順次推
定することによって、回線のインパルス応答が変動して
も等化の効果の劣化をなくすことができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例によるデータ受信装置の概
略構成を示すブロック図である。第1図において、11は
受信信号の入力端子、12,0〜12,M−1は入力端子11に接
続された複数のインパルス応答推定器、13は微分値計算
器、14は複数の重み付け器15,0〜15,M−1を介して微分
値計算器13の出力側に接続された複数の加算器、16,1〜
16,M−1は遅延器、17,0〜17,M−1は切換スイッチであ
る。
特に切換スイッチ17,0〜17,M−2はそれぞれインパル
ス応答推定器12,0〜12,M−2と遅延器16,1〜16,M−2と
を切換え、切換スイッチ17,M−1はインパルス応答推定
器12,M−1と加算器14とを切換えるものであり、これら
切換スイッチ17,0〜17,M−1は微分値計算器13の入力側
に接続されている。
そして、上記微分値計算器13、加算器14、重み付け器
15,0〜15,M−1、遅延器16,1〜16,M−1、切換スイッチ
17,0〜17,M−1によってインパルス応答推定回路18を構
成している。
19は入力端子11と切換スイッチ17,0に接続された等化
器、20は等化器19から復調信号が出力される出力端子で
ある。
次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例
において、入力端子11に入力された受信信号に含まれる
既知信号等を用いて、複数のインパルス応答推定器12,0
〜12,M−1により、異なる時点における回線の複素イン
パルス応答を推定し、それらをh(0;n),h(1;n),
…,h(M−1;n)とし(nはインパルス応答の番号)、 h′(t;n)={h(t+1;n)−h(t;n)}/1 と考えると、 と表せる。ここでh(t;n)についてM−1次の項まで
のテーラー展開をある値aを中心に行うと、 となる。そこで、a=t−Mとすると、 となるので、任意の時点の複素インパルス応答h(t;
n)がh(t−M;n),h′(t−M;n),h(2)(t−M;
n),…,h(M-1)(t−M;n)によって、つまりh(t−
1;n),h(t−2;n),…,h(t−M;n)と表すことがで
きる。即ち、h(0;n)〜h(M−1;h)が求まっている
ので、順次h(M;n),h(M+1;n),…が求まる。
第1図において、h(0;n)は初期値(21,0)、h
(1;n)は初期値(21,1)、h(M−1;n)は初期値(2
1,M−1)である。切換スイッチ17,0〜17,M−1は推定
の一番最初のみ端子A0〜AM-1側に投入され、初期値(2
1,0〜21,M−1)が推定値22となり、同時に遅延器16,1
〜16,M−1に入力される。
微分値計算器13は推定値22を用いて、上記(I)式に
従って、微分値23,0〜23,M−1を計算し、得られた微分
値23,0〜23,M−1は上記(II)式を満足するように重み
付け器15,0〜15,M−1によって重み付けをされ、加算器
14で加え合わされ新たなインパルス応答が求められる。
この値は加算器14、端子B0〜BM-1側に投入された切換
スイッチ17,0〜17,M−1を介し、遅延器16,1〜16,M−1
によって蓄えられる(新たなインパルス応答が求まる毎
に一番古いものを放出し、新しいものを蓄え、常にM−
1個のインパルス応答を蓄える)。
これをくり返すことによって、回線変動のある場合に
も任意の時点での複素インパルス応答が求まり、等化器
19はその情報を用いて等化を行う。
このように上記実施例においては、任意の時点でのイ
ンパルス応答を推定できるため、これを用いて等化を行
うことにより、回線変動のある場合でも誤り率特性の良
好な復調信号を得ることができるという利点を有する。
上記実施例は、複素インパルス応答をそのまま推定し
たが、複素インパルス応答を、 h(t;n)=hi(t;n)+jhq(t;n)と考え、実部hi(t;
n)と虚部hq(t;n)に分けてそれぞれ独立に推定しても
よい。この場合は構成も動作も上記実施例と同様であ
る。
また、複素インパルス応答を、 h(t;n)=γ(t;n)×ejθ(t;n) と考え、振幅成分γ(t;n)と位相成分θ(t;n)に分
け、それぞれ独立に推定しても良い。この場合も構成や
動作は上記実施例と同様である。
発明の効果 上述の如く本発明によれば、受信信号を入力して時刻
の異なる回線のインパルス応答を推定する複数のインパ
ルス応答推定器と、このインパルス応答推定器の出力信
号を蓄積する遅延器と、この遅延器の出力信号の微分値
を求める微分値計算器と、この微分値計算機の微分値に
重み付けを行う重み付け器と、この重み付け器の出力信
号を加算し、前記遅延器に出力する加算器と、前記遅延
器、前記微分値計算器、前記重み付け器及び前記加算器
から構成され、インパルス応答を推定するインパルス応
答推定回路と、このインパルス応答推定回路の出力信号
を用いて等化を行う等化器とを備える構成としたので、
任意の時点における回線の複素インパルス応答を確定で
き、この複素インパルス応答を用いて等化を行うことに
より、回線のインパルス応答が変動する場合においても
等化の効果の劣化を抑え、良好な誤り率を実現すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるデータ受信装置の概
略構成を示すブロック図、第2図は従来のデータ受信装
置の概略構成を示すブロック図である。 12,0〜12,M−1……インパルス応答推定器、18……イン
パルス応答推定回路、19……等化器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を入力して時刻の異なる回線のイ
    ンパルス応答を推定する複数のインパルス応答推定器
    と、このインパルス応答推定器の出力信号を蓄積する遅
    延器と、この遅延器の出力信号の微分値を求める微分値
    計算器と、この微分値計算機の微分値に重み付けを行う
    重み付け器と、この重み付け器の出力信号を加算し、前
    記遅延器に出力する加算器と、前記遅延器、前記微分値
    計算器、前記重み付け器及び前記加算器から構成され、
    インパルス応答を推定するインパルス応答推定回路と、
    このインパルス応答推定回路の出力信号を用いて等化を
    行う等化器とを備えたデータ受信装置。
JP7941890A 1990-03-28 1990-03-28 データ受信装置 Expired - Lifetime JPH0821888B2 (ja)

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JPH03278723A JPH03278723A (ja) 1991-12-10
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JP5602307B2 (ja) * 2011-07-11 2014-10-08 三菱電機株式会社 等化装置、受信装置及び等化方法

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