JPH0821886B2 - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JPH0821886B2
JPH0821886B2 JP7941690A JP7941690A JPH0821886B2 JP H0821886 B2 JPH0821886 B2 JP H0821886B2 JP 7941690 A JP7941690 A JP 7941690A JP 7941690 A JP7941690 A JP 7941690A JP H0821886 B2 JPH0821886 B2 JP H0821886B2
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JP
Japan
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impulse response
differential value
complex
estimated
complex impulse
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Expired - Lifetime
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JP7941690A
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JPH03278721A (ja
Inventor
充 上杉
和久 椿
光一 本間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はデジタル移動通信等に使用されるデータ受信
装置に関する。
従来の技術 デジタル式のデータ通信器は、受信側において信号波
形の歪を補償する、いわゆる信号の等化を行うことがで
き、それによって高い忠実度が得られるため、近年、広
く使用されるようになっている。
以下、従来のこの種のデータ受信装置を図面に基づい
て説明する。
第2図は従来のデータ受信装置の概略構成を示すブロ
ック図である。第2図において、121は受信信号、122
は、この受信信号121を入力し受信信号121に含まれる既
知信号等から回線の複素インパルス応答を推定して、複
素インパルス応答を出力するインパルス応答推定器であ
る。
また123は、インパルス応答推定器122の出力に基づき
受信信号121を等化して復調信号124を出力する等化器で
ある。
次に、上記従来例の動作について説明する。第2図に
おいて、インパルス応答推定器122は、受信信号121に含
まれる既知信号等から回線の複素インパルス応答を推定
し、その情報を等化器123に与える。
等化器123はこの情報をもとに受信信号121を等化する
ことにより、受信信号121をそのまま復調した場合に比
べ、周波数フェージング等による劣化が取り除かれ誤り
率の低い復調信号124を得ることができる。
このように上記従来のデータ受信装置でも、インパル
ス応答推定器122により回線の複素インパルス応答を推
定することができ、その情報を使うことができるため、
回線の複素インパルス応答の時間的変動がない場合には
周波数選択フェージング等による劣化を取り除くことが
でき、誤り率の良好な復調信号を得ることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のデータ受信装置では一度複
素インパルス応答を推定すると、複素インパルス応答を
推定した時点と異なる時点における受信信号に対しても
最初に推定した複素インパルス応答を用いて等化を行う
ため、回線の複素インパルス応答が時間的に変動する場
合には等化の効果が劣化するという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであ
り、回線の複素インパルス応答が時間的に変動しても等
化の効果が劣化しないようにできる、優れたデータ受信
装置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、受信信号を入力
して時刻の異なる回線の複素インパルス応答を推定する
複数のインパルス応答推定器と、このインパルス応答推
定器で推定された複素インパルス応答の微分値を算出す
る微分値計算器と、この微分値計算器の出力信号を重み
付けする重み付け計算器と、この重み付け計算器の出力
信号を加算する加算器と、この加算器が出力する推定値
を入力して前記受信信号を等化し、復調信号を出力する
等化器とを備える構成とした。
作用 したがって、本発明によれば、複数のインパルス応答
推定器により時点の異なる回線の複素インパルス応答を
推定して、微分値計算器で「0」を中心としたテーラー
展開を用いて微分値を求めると共に、重み付け器でこの
微分値に重み付けをし、時点が進むにしたがって加算器
で高次の項まで加え合わせることにより、任意の時点の
複素インパルス応答を順次推定することができるため、
回線の複素インパルス応答の時間的変動があっても効果
の劣化なく等化を行うことができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例によるデータ受信装置の概
略構成を示すブロック図である。第1図において、1は
受信信号であり、20〜20+(M−1)は、それぞれこの
受信信号1を入力して、受信信号1に含まれる既知信号
等を用いて異なる時点における回線の複素インパルス応
答を推定し、それぞれ複素インパルス応答30〜30+(M
−1)を出力するインパルス応答推定器である(Mはイ
ンパルス応答推定器の数)。
4は、それぞれのインパルス応答推定器20〜20+(M
−1)から出力される複素インパルス応答30〜30+(M
−1)を時点の早いものから順に複素インパルス応答h
(0,n),h(1,n),…,h(M−1,n)として蓄えるイン
パルス応答用バッファである(nはインパルス応答の番
号)。
5は、インパルス応答用バッファ4に蓄えられた複素
インパルス応答h(0,n)〜h(P−1,n)を微分して微
分値h1(0,n),h2(0,n),h3(0,n),…,hp-1(0,n)
を計算する微分値計算器である(Pは推定を行うべき複
素インパルス応答の限界)。
6は、微分値計算器5で計算された微分値h1(0,n),
h2(0,n),h3(0,n),…,hp-1(0,n)を蓄える微分値
用バッファ、71〜70+(P−1)は微分値用バッファ6
で蓄えられた微分値h2(0,n),…,hp-1(0,n)に重み
付けをする重み付け器である。
尚、微分値用バッファ6に蓄えられた微分値h1(0,
n)については、重み付けを行わないでそのまま出力さ
れるようになっている。
8は、微分値用バッファ6に蓄えられた微分値h1(0,
n)と重み付け器71〜70+(P−1)の出力を加算する
加算器、10は、加算器8から出力される推定値9を入力
して受信信号1を等化することにより、復調信号11を出
力する等化器である。
尚、加算器8から出力される推定値9は上記インパル
ス応答用バッファ4にも入力され、次の時点の推定値9
を求めるためのデータ、即ち複素インパルス応答h(M,
n),…,h(P−1,n)となるように構成されている。
次に、上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、受信信号1に含まれる既知信号
等を用いてインパルス応答推定器20〜20+(M−1)に
より、異なる時点における回線の複素インパルス応答を
推定し、それらを複素インパルス応答h(0;n),h(1;
n),…,h(M−1;n)とする。
これらの複素インパルス応答を複素インパルス応答用
バッファ4に蓄えておき、この複素インパルス応答を微
分値計算器5に入力し、そこで微分値を計算する。ここ
で、 h1(t;n)={h(t+1;n)−h(t;n)}/1 と考えると、 と表せる。
(I)式より、複素インパルス応答がh(q,n)まで
求まっていれば、第q次微分h(q)(0,n)が求まるの
で、ここでh(t;n)に関する「0」を中心としたテー
ラー展開において、第q次の項までで打ち切ると、 となる。
ここで、複素インパルス応答h(t,n)を推定すると
きは、h(t−1,n)まで求まっているので、(II)式
の精度を最も上げるためにできる限り多くの項まで取っ
て、 とする。
このようにして、テーラー級数の項数を増しながら逐
次回線の複素インパルス応答h(t,n)を推定すること
を考える。
第1図において、微分値計算器5は(I)式の演算を
行うが、そのために必要な複素インパルス応答h(t+
M−i,n)をインパルス応答用バッファ4に蓄えてお
く。
ここで(III)式を実行するために、まず微分値用バ
ッファ6により微分値h(j)(0;n)を蓄えておき、重み
付け器71〜70+(P−1)によって重みを付け、重み付
け器71〜70+(P−1)の出力と微分値用バッファ6に
蓄えられている微分値h1(0,n)とを加算器8で加え合
わせ、推定値9をh(t,n)として求める。
ただし、微分値用バッファ6内では未完の微分値は
「0」としておく。
このようにして得られた推定値9は、等化器10におい
て時間的に変動する複素インパルス応答として用いられ
るほか、インパルス応答用バッファ4に蓄えられて次の
時点の推定値9を求めるためのデータ、即ち複素インパ
ルス応答h(M,n),…,h(P−1,n)となる。また、等
化器10は常に新しい推定値9を用いて受信信号1を等化
し、復調信号11を出力する。
このように上記実施例においては、任意の時点におけ
る回線の複素インパルス応答が推定できるので、これを
用いて等化を行うことにより、回線の複素インパルス応
答が時間的に変動する場合においても誤り率特性の良好
な復調信号を得ることができるという利点を有する。
尚、上記実施例は、複素インパルス応答をそのまま推
定したが、複素インパルス応答を、h(t;n)=hi(t;
n)+jhq(t;n)と考え、実部hi(t;n)と虚部hq(t;
n)に分けてそれぞれ独立に推定してもよい。この場合
は構成も動作も上記実施例と同様である。
また、複素インパルス応答を、 h(t;n)=γ(t;n)×ejθ(t;n) と考え、振幅成分γ(t;n)と位相成分θ(t;n)に分
け、それぞれ独立に推定しても良い。この場合も構成や
動作は上記実施例と同様である。
発明の効果 上述の如く本発明によれば、受信信号を入力して時刻
の異なる回線の複素インパルス応答を推定する複数のイ
ンパルス応答推定器と、このインパルス応答推定器で推
定された複素インパルス応答の微分値を算出する微分値
計算器と、この微分値計算器の出力信号を重み付けする
重み付け計算器と、この重み付け計算器の出力信号を加
算する加算器と、この加算器が出力する推定値を入力し
て前記受信信号を等化し、復調信号を出力する等化器と
を備える構成とした。
このため、複数のインパルス応答推定器により時点の
異なる回線の複素インパルス応答を推定して、微分値計
算器で「0」を中心としたテーラー展開を用いて微分値
を求め、この微分値に重み付け器で重み付けをし、時点
が進むにしたがって加算器で高次の項まで加え合わせる
ことにより、任意の時点の複素インパルス応答を順次推
定することができるため、回線の複素インパルス応答の
時間的変動があっても効果の劣化なく等化を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるデータ受信装置の概
略構成を示すブロック図、第2図は従来のデータ受信装
置の概略構成を示すブロック図である。 20〜20+(M−1)……インパルス応答推定器、4……
インパルス応答用バッファ、5……微分値計算器、6…
…微分値用バッファ、71〜70+(P−1)……重み付け
器、8……加算器、10……等化器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を入力して時刻の異なる回線の複
    素インパルス応答を推定する複数のインパルス応答推定
    器と、このインパルス応答推定器で推定された複素イン
    パルス応答の微分値を算出する微分値計算器と、この微
    分値計算器の出力信号を重み付けする重み付け計算器
    と、この重み付け計算器の出力信号を加算する加算器
    と、この加算器が出力する推定値を入力して前記受信信
    号を等化し、復調信号を出力する等化器とを備えたデー
    タ受信装置。
JP7941690A 1990-03-28 1990-03-28 データ受信装置 Expired - Lifetime JPH0821886B2 (ja)

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JP7941690A JPH0821886B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 データ受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435024U (ja) * 1977-08-12 1979-03-07
JPS61115336U (ja) * 1984-12-27 1986-07-21
JPH0420102Y2 (ja) * 1985-12-05 1992-05-08
JPS62236958A (ja) * 1986-04-04 1987-10-17 大建工業株式会社 床構造

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