JPH05252067A - 適応受信機 - Google Patents

適応受信機

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JPH05252067A
JPH05252067A JP3315847A JP31584791A JPH05252067A JP H05252067 A JPH05252067 A JP H05252067A JP 3315847 A JP3315847 A JP 3315847A JP 31584791 A JP31584791 A JP 31584791A JP H05252067 A JPH05252067 A JP H05252067A
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transmission line
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adaptive
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    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル移動通信において、伝送路特性の
変動速度を検出し、変動の速いときは追従速度が、変動
の遅いときは追従精度が最適になるように最適等化器を
設定する適応受信機を得る。 【構成】 雑音レベル検出回路104で雑音レベルを検
出する。適応等化器102が与える伝送路応答推定値か
ら伝送路変動量検出回路105が変動量を検出する。雑
音レベルと変動量から伝送路変動検出器107が変動速
度を検出し、係数制御回路108が変動速度に基づいて
適応等化器102の追従特性を定める係数を適応設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適応受信機、特にディ
ジタル移動通信において伝送路特性の時間的な変動に追
随して適応等化する適応受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動通信では、複数の経路を
通って電波を受信するために走行時に生じる受信信号レ
ベルの不規則な変動、いわゆるマルチパスフェージング
の克服が課題である。特に、受信機に到達する反射波間
の遅延時間差が伝送信号の時間間隔に比べて無視し得な
い程度に大きい場合には波形歪が生じるという問題があ
る。したがって、伝送路特性の変動に追従しながら波形
歪を等化するための適応等化技術が大きな課題となって
いる。
【0003】適応等化器は、まず既知系列を受信する際
に伝送路応答を求め、それ以後情報データ系列を受信す
るときは、判定信号を参照系列に用いながらLMSアル
ゴリズム,RLSアルゴリズムなどの適応アルゴリズム
(例えば、コーワン、グラント著、アダプティブ フィ
ルターズ、プレンティス・ホール、1985)により伝
送路応答を逐次更新し、伝送路特性の時間的変動に追従
していく。しかしながら、適応等化イルゴリズムにおい
ては、一般に、追従速度(収束速度)と追従精度(収束
時の残留誤差)との間には相反関係が存在することが知
られている。例えば、LMSにおいては、追従特性を定
める修正係数(あるいはステップサイズ)を大きくすれ
ば高速追従速度が得られるが追従精度は悪く、修正係数
を小さくすれば追従精度は高まるが追従速度は犠牲にな
る。RLSにおいても、忘却係数を小さくすれば高速追
従速度が得られるが追従精度は悪く、忘却係数を1に近
づければ追従速度は高まるが追従速度は犠牲になる。
【0004】移動通信においては、移動体の走行速度は
一定ではなく、時間的に変化する。このとき、時間的変
化が緩やかな低速走行では追従速度よりも追従精度を優
先し、時間的変化が速い高速走行では逆に追従精度より
も追従速度を優先し、それぞれ適応アルゴリズムの追従
特性を定める係数を決めれば、優れた等化特性が得られ
ることが知られている(例えば、文献 E.Eleft
heriou andD.D.Falconer、「T
racking Properties and St
eady−State Performance of
RLS Adaptive Filter Algo
rithms」、IEEE Transactions
on Acoustics,Speech,and
Signal Processing,vol.ASS
P−34,no.5,pp.1097−1110,19
86年10月)。したがって、適応アルゴリズムの追従
特性を定める係数に関しては、あらゆる状況下において
常に適した値というものは存在せず、あらかじめ設定し
ておくことが難しい、あるいは一つの値に設定しても常
に最適な等化特性が得られないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、伝送
路応答の変動に応じて等化器の追従特性を適応的に変化
させることにより、あらゆる状況下においても最適な追
従特性で波形歪を等化する適応受信機を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において前記課題
を解決するための手段として、本願第1の発明は、適応
等化器を用いて受信する適応受信機において、受信信号
を復調する復調器と、前記復調器の出力を等化し、等化
信号と等化時の誤差信号と等化時に推定した伝送路応答
推定値を出力する適応等化器と、前記等化時の誤差信号
から雑音レベルを検出する雑音レベル検出回路と、あら
かじめ定めた時間間隔での前記伝送路応答推定値の変動
量を検出する伝送路変動量検出回路と、前記伝送路変動
量検出回路の出力の瞬時変動を除去する平均化回路と、
前記平均化回路の出力と前記雑音レベル検出回路の出力
とから伝送路変動の速度を検出する伝送路変動速度検出
器と、前記伝送路変動速度検出器の出力と前記雑音レベ
ル検出回路の出力とから前記適応等化器の適応アルゴリ
ズムの追従特性を定める係数を選択する係数制御回路と
から構成されることを特徴とする。
【0007】本願第2の発明は、適応等化器を用いて受
信する適応受信機において、受信信号を復調する復調器
と、前記復調器の出力を等化し、等化信号と等化時に推
定した伝送路応答推定値を出力する適応等化器と、前記
受信信号の信号レベルを検出する受信レベル検出回路
と、あらかじめ定めた時間間隔での前記伝送路応答推定
値の変動量を検出する伝送路変動量検出回路と、前記伝
送路変動量検出回路の出力の瞬時変動を除去する平均化
回路と、前記平均化回路の出力と前記受信レベル検出回
路の出力とから伝送路変動の速度を検出する伝送路変動
速度検出器と、前記伝送路変動速度検出器の出力と前記
受信レベル検出回路の出力とから前記適応等化器の適応
アルゴリズムの追従特性を定める係数を選択する係数制
御回路とから構成されることを特徴とする。
【0008】本願第3の発明は、バースト伝送される信
号を適応等化器を用いて受信する適応受信機において、
受信信号を復調する復調器と、前記復調器の出力を等化
し、等化信号と等化時の誤差信号と等化時に推定した伝
送路応答推定値を出力する適応等化器と、前記等化時の
誤差信号から雑音レベルを検出する雑音レベル検出回路
と、あらかじめ定めた時間間隔での前記伝送路応答推定
値の変動量を検出する伝送路変動量検出回路と、バース
ト内のあらかじめ定めた特定の時間における前記伝送路
変動量検出回路の出力をバーストごとに平均化する第1
の平均化回路と、前記第1の平均化回路の出力を複数の
バーストに渡って平均化する第2の平均化回路と、前記
第2の平均化回路の出力と前記雑音レベル検出回路の出
力とから伝送路変動の速度を検出する伝送路変動速度検
出器と、前記伝送路変動速度検出器の出力と前記雑音レ
ベル検出回路の出力とから前記適応等化器の適応アルゴ
リズムの追従特性を定める係数をバーストごとに選択す
る係数制御回路とから構成されることを特徴とする。
【0009】本願第4の発明はバースト伝送される信号
を適応等化器を用いて受信する適応受信機において、受
信信号を復調する復調器と、前記復調器の出力を等化
し、等化信号と等化時に推定した伝送路応答推定値を出
力する適応等化器と、前記受信信号の信号レベルを検出
する受信レベル検出回路と、あらかじめ定めた時間間隔
での前記伝送路応答推定値の変動量を検出する伝送路変
動量検出回路と、バースト内のあらかじめ定めた特定の
時間における前記伝送路変動量検出回路の出力をバース
トごとに平均化する第1の平均化回路と、前記第1の平
均化回路の出力を複数のバーストに渡って平均化する第
2の平均化回路と、前記第2の平均化回路の出力と前記
受信レベル検出回路の出力とから伝送路変動の速度を検
出する伝送路変動速度検出器と、前記伝送路変動速度検
出器の出力と前記受信レベル検出回路の出力とから前記
適応等化器の適応アルゴリズムの追従特性を定める係数
をバーストごとに選択する係数制御回路とから構成され
ることを特徴とする。
【0010】本願第5の発明は前記第1の平均化回路
が、トレーニング系列の時間における前記伝送路変動量
検出回路の出力をバーストごとに平均化することを特徴
とする。
【0011】
【作用】以下では、一般性を失うことなく、図9に示す
ように主波に対して複数の遅延波の応答が存在する伝送
路を考える。伝送路インパルス応答をベクトルht T
(ht 0 ,ht 1 ,・・・,ht L )、送信信号系列を
ベクトルst T =(st,st - 1 ,・・・,
t - L )、送信信号とは独立な観測過程を含めた上で
の加法性伝送路雑音をvt とする。このとき、時刻tで
の受信器入力rt は、式(1)で示されるようにベクト
ルht とベクトルst との畳込みと雑音の和で与えられ
る。
【0012】
【数1】
【0013】式(1)を時刻tでの伝送路方程式と呼
ぶ。式(1)でモデル化した伝送路を図10に示す。フ
ェージング下では、伝送路応答ベクトルht は例えば図
11のように時間変動する。
【0014】従来の技術の項で述べたように、伝送路変
動が緩やかな場合は追従速度よりも追従精度を優先し、
変動が速い場合は逆に追従精度よりも追従速度を優先
し、それぞれ適応アルゴリズムの追従特性を定める係数
を決めれば、優れた等化特性が得られる。また、フェー
ジングによって生じる伝送路変動の速度(フェージング
ピッチ)とある短い時間内の変動量とは図13に示すよ
うな関係がある。すなわち、雑音レベルによって多少の
ばらつきは生じるものの、全般的傾向として、一定時間
内の変動量が大きいほど伝送路変動も速い。したがっ
て、まず、あらかじめ定めた時間間隔での伝送路変動量
を雑音レベルを観測しつつ調べ、次に、この伝送路変動
量と雑音レベルから伝送路変動速度を図13の関係から
検出し、最後に、得られた伝送路変動速度と雑音レベル
にしたがって、以下のように適応的に等化器追従特性を
変化させれば(図14参照)、あらゆる伝送路変動状況
においても常に適した等化特性を得る受信機が実現でき
る。
【0015】a)伝送路変動速度が速い場合 雑音レベルが低ければ、追従速度を優先し、LMSなら
ば修正係数を大に、RLSならば忘却係数を小にする。
雑音レベルが高ければ、追従速度と追従精度のバランス
をとり、LMSならば修正係数を中に、RLSならば忘
却係数を中心にする。
【0016】b)伝送路変動速度が遅い場合 雑音レベルに関わらず、追従精度を優先し、LMSなら
ば修正係数を小に、RLSならば忘却係数を大(1)に
する。
【0017】c)伝送路変動速度が中程度の場合 雑音レベルに関わらず、追従速度と追従精度のバランス
をとり、LMSならば修正係数を中に、RLSならば忘
却係数を中にする。
【0018】雑音レベルの検出は、適応等化器が与える
等化時の誤差信号により検出する方法と、受信信号レベ
ルを調べて間接的に雑音レベルを検出する方法とがあ
る。
【0019】本願第1の発明は、適応等化器が与える等
化時の誤差信号により雑音レベルを検出する方法であ
る。
【0020】本願第2の発明は、受信信号レベルを調べ
て間接的に雑音レベルを検出する方法に相当している。
ただし、本願第2の発明では、雑音レベルを陽に導出せ
ず、伝送路変動速度の検出、追従特性の制御とも雑音レ
ベルの代わりに受信信号レベルを用いて行っている。例
えば、追従特性の制御では、上の説明において、雑音レ
ベル高を受信信号レベル低に、雑音レベル低を受信信号
レベル高に、それぞれ読み替えればよい。
【0021】バースト伝送においては、図12に示すよ
うに信号が構成されている。同じスロット番号を持つバ
ーストどうしの時間間隔(例えば数十ms)は短いの
で、移動体の速度変化もバーストの時間間隔に比べれば
緩やかである。一方、1バースト内の観測では雑音レベ
ルが高ければ伝送路変動量を正確に検出することは難し
い。
【0022】本願第3、第4の発明では、まず1バース
ト内で伝送路変動量を平均化した上で、さらに複数のバ
ーストにわたる平均を求めることで伝送路変動量をより
正確に検出し、適応等化器の追従特性の設定をバースト
ごとに変化させている。複数バースト間にわたる平均化
により正確な変動速度が検出され、より最適な追従特性
が等化器に設定される。
【0023】さらに、本願第3の発明と第4の発明の適
応受信機において、前記伝送路変動量検出回路の出力を
平均化する1バースト内のあらかじめ定める特定の時間
は、特にトレーニング系列の時間とすることが好まし
い。これは、送信信号の判定に当たりトレーニング系列
はあらかじめ分かっているので判定誤りが存在しないこ
と、また判定処理がそもそも不要なため判定による処理
遅延が存在せず、この処理遅延に起因する伝送路応答推
定の失敗(推定器の発散)がないことによる。トレーニ
ング系列が伝送路変動量を観測するために十分長けれ
ば、トレーニング系列内でのみ伝送路変動量を検出すれ
ばより正確な値が求まる。
【0024】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0025】図1は本願第1の発明の実施例を示す図で
ある。入力端子100から入力された受信信号は復調器
101でベースバンド信号に変換され、キャリア、タイ
ミングを合わせて復調されて出力される。復調器の出力
は適応等化器102において等化され、等化された信号
が出力端子103に出力される。適応等化器102は、
等化時に等化出力とともに、等化時の誤差信号を雑音レ
ベル検出回路104に向けて、推定した伝送路応答ベク
トルht を伝送路変動量検出回路105に出力する。ま
た、適応等化器102の適応アルゴリズムの追従特性を
定める係数は後に述べる係数制御回路108により適応
制御される。
【0026】雑音レベル検出回路104では、等化時誤
差信号の絶対値の二乗を二乗回路111で求め、それを
第2のローパスフィルタ112で積分し、レベル判定器
113により判定することで雑音レベルを検出する。つ
まり、第2のローパスフィルタ112の出力が大きいと
きには雑音レベルが平均的に高いことを意味し、逆に小
さいときには雑音レベルも低いことが分かる。したがっ
て、第2のローパスフィルタ112の出力をレベル判定
器113であらかじめ定められた閾値と比較することに
よって、雑音レベルの高低が判定される。レベル判定器
113は複数の閾値を設けて、より多段階の雑音レベル
判定を行ってもよい。
【0027】伝送路変動量検出回路105に、適応等化
器102から各時刻の伝送路応答推定値が供給される。
伝送路変動量検出回路105内では、現時刻の伝送路応
答推定値と、あらかじめ定めた時間nT(nは整数、T
はシンボル時間間隔)だけ遅延回路121で遅延させた
伝送路応答推定値との間の変動量、ベクトル(ht −h
t - N T )を減算器123で求め、正規化回路122で
正規化された二乗変動量、|ht −ht - N 2 /|h
t 2 を得て、それを出力する。伝送路変動量検出回路
105の出力は、平均化回路106で瞬時変動が取り除
かれ、平均化された変動量となる。伝送路変動速度検出
器107は、平均化された変動量と雑音レベル検出回路
104の出力から図13の関係から変動速度fdを検出
する。係数制御回路108は、変動速度fdと雑音レベ
ル検出回路104の出力とから、例えば図14に従い適
応等化器102の適応アルゴリズムの追従特性を定める
係数を設定する。
【0028】本実施例では、係数制御回路108は図1
4のように適応アルゴリズムの追従特性を定める係数を
図14のように離散的に設定しているが、フェージング
ピッチと、ノイズレベルの2つ入力変換とし、適応アル
ゴリズムの係数を出力とする関数を定め、該関数が与え
る連続的な値により係数を定めるようにしてもよい。
【0029】また、雑音レベル検出回路104の構成
は、二乗回路を他の非線形回路、例えば絶対値を求める
回路に置き換えても同様な効果が得られることは明らか
である。
【0030】さらに、適応等化器の構成には従来から様
々なものが知られているが、本発明のポイントは伝送路
応答の変動検出手段と、検出された変動特性に基づいた
等化器の追従特性の適応的な設定にあるため、等化器の
構成はどのようなものでも良い。たとえば、図5、図7
に示される判定帰還形等化器、図6、図8に示される最
尤系列推定器などがある。
【0031】各等化器において、等化時の誤差信号は、
判定帰還形等化器では等化器判定誤差により、すなわ
ち、図5では判定誤差推定器503、図7では判定誤差
推定器703により与えている。最尤系列推定器では、
等化時の誤差信号は、ビタビプロセッサ(図6では60
2、図8では802)が与える最尤パスメトリック値に
より与える。
【0032】また、各等化器において、伝送路応答の推
定は次のように行う。図5では、トレーニング系列期間
中はトレーニング系列発生回路510の出力を、データ
系列期間中は判定器503の判定信号を、遅延素子51
5、乗算器516、加算期517の3つからなる受信信
号レプリカ生成回路により受信信号レプリカを生成す
る。生成された受信信号レプリカ、トレーニング系列期
間中は受信信号レプリカ生成回路の処理遅延分だけ遅延
させた受信信号と、データ系列期間中は前方等化器50
1と受信信号レプリカ生成回路との処理遅延分だけ遅延
させた受信信号と比較され、その差が比較器513にて
生成される。その差とトレーニング信号あるいは判定信
号とをもとに、伝送路応答更新回路514で伝送路応答
を適応推定する。判定帰還形等化器の前方等化器501
と後方等化器505の等化器係数はタップ係数計算回路
508で計算設定される。タップ係数計算回路508と
伝送路応答更新回路514とはそれぞれLMS、RLS
などの適応アルゴリズムにより動作する。それぞれの適
応アルゴリズムの追従特性を定める係数を係数制御回路
108が適応設定する。図6の最尤系列推定器でも伝送
路応答の推定方法は同様であり、この方法は文献、19
89年発行のプロアキス著、デジタル コミュニケーシ
ョン、マグロウ・ヒル社にも記述されている。図6で
は、伝送路応答更新回路614の適応アルゴリズムの追
従特性を定める係数が係数制御回路108により適応設
定される。
【0033】図7に示される判定帰還形等化器、図8に
示される最尤系列推定器では、伝送路応答変動量の検出
のための伝送路応答の推定は、複数の時刻の受信信号か
ら伝送路応答ベクトルht を最小二乗推定することによ
って行う。特に、図8では、ビタビプロセッサ802に
供給する伝送路応答は伝送路応答更新回路820により
供給され、伝送路応答変動量の検出のための伝送路応答
はこれとは別に伝送路応答計算回路814により供給さ
れる。図7では、タップ係数計算回路708の適応アル
ゴリズムの追従特性を定める係数を、図8では伝送路応
答更新回路820の適応アルゴリズムの追従特性を定め
る係数を、それぞれ係数制御回路108が適応設定す
る。
【0034】伝送路応答ベクトルht の最小二乗推定は
次のように行えばよい。時刻t−N+1から時刻tまで
N個の送信信号系列ベクトルsτ (t−N+1≦τ≦
t)から次のように送信信号列St T を定義する。
【0035】
【数2】
【0036】また、受信信号ベクトルRt T 、雑音ベク
トルVt T を以下で定義する。
【0037】
【数3】
【0038】
【数4】
【0039】以上より、N時点にわたる伝送路方程式は
式(5)で書ける。
【0040】
【数5】
【0041】このとき、最小二乗推定による伝送路イン
パルス応答ベクトルht , 1 s は、
【0042】
【数6】
【0043】で得られる。(例えば、文献:中溝「信号
解析とシステム同定」コロナ社、1988)。特に、イ
ンパルス応答推定に用いる受信信号の数(N)が伝送路
応答の数(L+1)に等しいときは送信信号行列St T
が正方行列となるので、受信信号に単に送信信号行列S
t T の逆行列をかけることで最小二乗推定による伝送路
応答推定値が得られる。
【0044】
【数7】
【0045】伝送路応答計算回路714、814では、
式(6)ないし式(7)の計算を行うことによって伝送
路応答変動量の検出のための伝送路応答の推定を行う。
【0046】図2は本願第2の発明の実施例を示す図で
ある入力端子200から入力された受信信号は復調器2
01で復調されて出力される。復調器の出力は適応等化
器202において等化され、等化された信号が出力端子
203に出力される。適応等化器202は、等化時に等
化出力とともに、推定した伝送路応答ベクトルht を伝
送路変動量検出回路205に出力する。また、適応等化
器202の適応アルゴリズムの追従特性を定める係数は
後に述べる係数制御回路208により適応制御される。
【0047】受信レベル検出回路204では、受信信号
の絶対値の二乗を二乗回路211で求め、それを第2の
ローパスフィルタ212で積分し、レベル判定器213
により判定することで受信レベルを検出する。つまり、
第2のローパスフィルタ212の出力が大きいときには
受信レベルが平均的に高いことを意味し、逆に小さいと
きには受信レベルも低いことが分かる。したがって、第
2のローパスフィルタ212の出力をレベル判定器21
3であらかじめ定められた閾値と比較することによっ
て、受信レベルの高低が判定される。レベル判定器21
3は複数の閾値を設けて、より多段階の受信レベル判定
を行ってもよい。
【0048】伝送路変動量検出回路205に適応等化器
202から各時刻の伝送路応答推定値が供給される。伝
送路変動量検出回路205では、正規化された二乗変動
量を出力する。伝送路変動量検出回路205の出力は、
平均化回路206で瞬時変動が取り除かれ、平均化され
た変動量となる。伝送路変動速度検出器207は、平均
化された変動量と受信レベル検出回路204の出力から
変動速度fdを検出する。係数制御回路208は、変動
速度fdと受信レベル検出回路204の出力とから、例
えば図15に従い適応等化器202の適応アルゴリズム
の追従特性を定める係数を設定する。
【0049】本実施例でも、係数制御回路208は図1
5のように適応アルゴリズムの追従特性を定める係数を
図15のように離散的に設定しているが、フェージング
ピッチと、受信レベルの2つ入力変換とし、適応アルゴ
リズムの係数を出力とする関数を定め、該関数が与える
連続的な値により係数を定めるようにしてもよい。
【0050】図3は本願第3の発明の実施例を示す図で
ある。入力端子300から入力された受信信号は復調器
301で復調されて出力される。復調器の出力は適応等
化器302において等化され、等化された信号が出力端
子303に出力される。適応等化器302は、等化時に
等化出力とともに、推定した伝送路応答ベクトルht
伝送路変動量検出回路305に出力する。また、適応等
化器302の適応アルゴリズムの追従特性を定める係数
は後に述べる係数制御回路308により適応制御され
る。雑音レベル検出回路304は雑音レベルの高低を判
定する。
【0051】伝送路変動量検出回路305は、適応等化
器302から各時刻の伝送路応答推定値を供給され、正
規化された二乗変動量を出力する。伝送路変動量検出回
路305の出力は、まず第1の平均化回路306でバー
スト内でKT(Kは任意の整数、Tはシンボル時間間
隔)時刻間で平均化され瞬時変動が取り除かれる。これ
は、遅延素子321でKT時刻分の伝送路変動検出回路
305の出力を記憶し、加算器322でその和をとり、
除算器323で平均値を得ることで行われる。そして、
第1平均化回路306の出力として、1バースト内で平
均化された変動量をスイッチ324でバーストごとに出
力する。第2の平均化回路309では、第1の平均化回
路306の出力のN(Nは任意の整数)個の平均をと
り、Nバーストに渡る伝送路変動量の平均を求め、より
正確な伝送路変動量を検出する。第2の平均化回路30
9内の遅延素子331は、第1の平均化回路306の出
力を1バースト時間分に相当するmT時刻(mは1バー
ストのシンボル数)だけ遅延させ、各バーストに対応す
る第1の平均化回路306の出力を記憶している。
【0052】伝送路変動速度検出器307は、第2の平
均化回路309の出力として与えられる平均化された変
動量と雑音レベル検出回路304の出力から変動速度f
dを検出する。係数制御回路308は、変動速度fdと
雑音レベル検出回路304の出力とから、例えば図14
に従い適応等化器302の適応アルゴリズムの追従特性
を定める係数を設定する。
【0053】本実施例でも、係数制御回路308は、適
応アルゴリズムの追従特性を定める係数を図14のよう
に離散的に定しているが、フェージングピッチと、ノイ
ズレベルの2つ入力変換とし、適応アルゴリズムの係数
を出力とする関数を定め、該関数が与える連続的な値に
より係数を定めるようにしてもよい。
【0054】図4は本願第4の発明の実施例を示す図で
ある。入力端子400から入力された受信信号は復調器
401で復調されて出力される。復調器の出力は適応等
化器402において等化され、等化された信号が出力端
子403に出力される。適応等化器402は、等化時に
等化出力とともに、推定した伝送路応答ベクトルht
伝送路変動量検出回路405に出力する。また、適応等
化器402の適応アルゴリズムの追従特性を定める係数
は後に述べる係数制御回路408により適応制御され
る。
【0055】受信レベル検出回路404では、受信信号
の絶対値の二乗を二乗回路411で求め、それをローパ
スフィルタ412で積分し、レベル判定器413により
判定することで受信レベルを検出する。つまり、ローパ
スフィルタ412の出力が大きいときには受信レベルが
平均的に高いことを意味し、逆に小さいときには受信レ
ベルも低いことが分かる。したがって、ローパスフィル
タ412の出力をレベル判定器413であらかじめ定め
られた閾値と比較することによって、受信レベルの高低
が判定される。レベル判定器413は複数の閾値を設け
て、より多段階の受信レベル判定を行ってもよい。
【0056】伝送路変動量検出回路405は、適応等化
器402から各時刻の伝送路応答推定値を供給され、正
規化された二乗変動量を出力する。伝送路変動量検出回
路405の出力は、まず第1の平均化回路406でバー
スト内でKT(Kは任意の整数、Tはシンボル時間間
隔)時刻間で平均化され瞬時変動が取り除かれる。これ
は、遅延素子421でKT時刻分の伝送路変動検出回路
405の出力を記憶し、加算器422でその和をとり、
除算器423で平均値を得ることで行われる。そして、
第1平均化回路406の出力として、1バースト内で平
均化された変動量をスイッチ424でバーストごとに出
力する。第2の平均化回路409では、第1の平均化回
路406の出力のN(Nは任意の整数)個の平均をと
り、Nバーストに渡る伝送路変動量の平均を求め、より
正確な伝送路変動量を検出する。第2の平均化回路40
9内の遅延素子431は、第1の平均化回路406の出
力を1バースト時間分に相当するmT時刻(mは1バー
ストのシンボル数)だけ遅延させ、各バーストに対応す
る第1の平均化回路406の出力を記憶している。
【0057】伝送路変動速度検出器407は、第2の平
均化回路409の出力として与えられる平均化された変
動量と受信レベル検出回路404の出力から変動速度f
dを検出する。係数制御回路408は、変動速度fdと
受信レベル検出回路404の出力とから、例えば図15
に従い適応等化器402の適応アルゴリズムの追従特性
を定める係数を設定する。
【0058】本実施例でも、係数制御回路408は図1
5のように適応アルゴリズムの追従特性を定める係数を
図15のように離散的に設定しているが、フェージング
ピッチと、受信レベルの2つ入力変換とし、適応アルゴ
リズムの係数を出力とする関数を定め、該関数が与える
連続的な値により係数を定めるようにしてもよい。さら
に、トレーニング系列が伝送路変動を観測するに当たり
十分長ければ、図3と図4の適応受信機において、伝送
路変動量検出回路の出力を平均化する1バースト内のあ
らかじめ定める特定の時間KTは、特にトレーニング系
列の時間とすることが好ましい。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、受信信号から伝送路応答の変動が検出され、検
出された変動の速度に基づいて受信機の追従特性を適応
的に決定できるので、あらゆる状況下においても最適な
等化器で波形歪を等化する適応受信機が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の実施例
【図2】本願第2の発明の実施例
【図3】本願第3の発明の実施例
【図4】本願第4の発明の実施例
【図5】判定帰還形等化器による適応等化器の第1の例
を示す図
【図6】最尤系列推定器による適応等化器の第1の例を
示す図
【図7】判定帰還形等化器による適応等化器の第2の例
を示す図
【図8】最尤系列推定器による適応等化器の第2の例を
示す図
【図9】伝送路応答を説明するための図
【図10】伝送路モデルを説明するための図
【図11】伝送路応答の時間変化を示す図
【図12】伝送するバーストの構成を示す図
【図13】伝送路変動速度検出器の動作を説明するため
の図
【図14】本願第1、第3の発明の係数制御回路の動作
を説明するための図
【図15】本願第2、第4の発明の係数制御回路の動作
を説明するための図
【符号の説明】
100 入力端子 101 復調器 102 適応等化器 103 出力端子 104 雑音レベル検出回路 105 伝送路変動量検出回路 106 平均化回路(第1のローパスフィルタ) 107 伝送路変動速度検出器 108 係数制御回路 111 二乗回路 112 第2のローパスフィルタ 113 レベル判定器 121 遅延回路 122 正規化回路 123 減算器 200 入力端子 201 復調器 202 適応等化器 203 出力端子 204 受信レベル検出回路 205 伝送路変動量検出回路 206 平均化回路(第1のローパスフィルタ) 207 伝送路変動速度検出器 208 係数制御回路 211 二乗回路 212 第2のローパスフィルタ 213 レベル判定器 221 遅延回路 222 正規化回路 223 減算器 300 入力端子 301 復調器 302 適応等化器 303 出力端子 304 雑音レベル検出回路 305 伝送路変動量検出回路 306 第1の平均化回路 307 伝送路変動速度検出器 308 係数制御回路 309 第2の平均化回路 311 二乗回路 312 第2のローパスフィルタ 313 レベル判定器 321 遅延素子 322 加算器 323 除算器 324 スイッチ 331 遅延素子 332 加算器 333 除算器 400 入力端子 401 復調器 402 適応等化器 403 出力端子 404 受信レベル検出回路 405 伝送路変動量検出回路 406 第1の平均化回路 407 伝送路変動速度検出器 408 係数制御回路 409 第2の平均化回路 411 二乗回路 412 第2のローパスフィルタ 413 レベル判定器 421 遅延素子 422 加算器 423 除算器 424 スイッチ 431 遅延素子 432 加算器 433 除算器 500 入力端子 501 前方等化器 502 加算器 503 判定器 504 判定誤差推定器 505 後方等化器 506 誤差信号出力端子 507 等化信号出力端子 508 タップ係数計算回路 510 トレーニング系列発生回路 511 セレクタ 512 伝送路応答出力端子 513 比較器 514 伝送路応答更新回路 515 遅延素子 516 タップ係数乗算器 517 加算器 518 スイッチ 521 第1の遅延回路 522 第2の遅延回路 600 入力端子 601 ブランチメトリック計算回路 602 ビタビプロセッサ 603 パスメモリ 606 誤差信号出力端子 607 等化信号出力端子 610 トレーニング系列発生回路 611 セレクタ 612 伝送路応答出力端子 613 比較器 614 伝送路応答更新回路 615 遅延素子 616 タップ係数乗算器 617 加算器 621 第1の遅延回路 622 第2の遅延回路 700 入力端子 701 前方等化器 702 加算器 703 判定器 704 判定誤差推定器 705 後方等化器 706 誤差信号出力端子 707 等化信号出力端子 708 タップ係数計算回路 710 トレーニング系列発生回路 711 セレクタ 712 伝送路応答出力端子 714 伝送路応答計算回路 718 スイッチ 721 第1の遅延回路 722 第2の遅延回路 800 入力端子 801 ブランチメトリック計算回路 802 ビタビプロセッサ 803 パスメモリ 806 誤差信号出力端子 807 等化信号出力端子 810 トレーニング系列発生回路 811 セレクタ 812 伝送応答出力端子 814 伝送路応答計算回路 820 伝送路応答更新回路 821 第1の遅延回路 822 第2の遅延回路 901 主波応答 902 遅延波応答 1000 入力端子 1001 遅延素子 1002 乗算器 1003 加算器 1004 加算器 1005 出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適応等化器を用いて受信する適応受信機
    において、受信信号を復調する復調器と、前記復調器の
    出力を等化し、等化信号と等化時の誤差信号と等化時に
    推定した伝送路応答推定値を出力する適応等化器と、前
    記等化時の誤差信号から雑音レベルを検出する雑音レベ
    ル検出回路と、あらかじめ定めた時間間隔での前記伝送
    路応答推定値の変動量を検出する伝送路変動量検出回路
    と、前記伝送路変動量検出回路の出力の瞬時変動を除去
    する平均化回路と、前記平均化回路の出力と前記雑音レ
    ベル検出回路の出力とから伝送路変動の速度を検出する
    伝送路変動速度検出器と、前記伝送路変動速度検出器の
    出力と前記雑音レベル検出回路の出力とから前記適応等
    化器の適応アルゴリズムの追従特性を定める係数を選択
    する係数制御回路とから構成されることを特徴とする適
    応受信機。
  2. 【請求項2】 適応等化器を用いて受信する適応受信機
    において、受信信号を復調する復調器と、前記復調器の
    出力を等化し、等化信号と等化時に推定した伝送路応答
    推定値を出力する適応等化器と、前記受信信号の信号レ
    ベルを検出する受信レベル検出回路と、あらかじめ定め
    た時間間隔での前記伝送路応答推定値の変動量を検出す
    る伝送路変動量検出回路と、前記伝送路変動量検出回路
    の出力の瞬時変動を除去する平均化回路と、前記平均化
    回路の出力と前記受信レベル検出回路の出力とから伝送
    路変動の速度を検出する伝送路変動速度検出器と、前記
    伝送路変動速度検出器の出力と前記受信レベル検出回路
    の出力とから前記適応等化器の適応アルゴリズムの追従
    特性を定める係数を選択する係数制御回路とから構成さ
    れることを特徴とする適応受信機。
  3. 【請求項3】 バースト伝送される信号を適応等化器を
    用いて受信する適応受信機において、受信信号を復調す
    る復調器と、前記復調器の出力を等化し、等化信号と等
    化時の誤差信号と等化時に推定した伝送路応答推定値を
    出力する適応等化器と、前記等化時の誤差信号から雑音
    レベルを検出する雑音レベル検出回路と、あらかじめ定
    めた時間間隔での前記伝送路応答推定値の変動量を検出
    する伝送路変動量検出回路と、バースト内のあらかじめ
    定めた特定の時間における前記伝送路変動量検出回路の
    出力をバーストごとに平均化する第1の平均化回路と、
    前記第1の平均化回路の出力を複数のバーストに渡って
    平均化する第2の平均化回路と、前記第2の平均化回路
    の出力と前記雑音レベル検出回路の出力とから伝送路変
    動の速度を検出する伝送路変動速度検出器と、前記伝送
    路変動速度検出器の出力と前記雑音レベル検出回路の出
    力とから前記適応等化器の適応アルゴリズムの追従特性
    を定める係数をバーストごとに選択する係数制御回路と
    から構成されることを特徴とする適応受信機。
  4. 【請求項4】 バースト伝送される信号を適応等化器を
    用いて受信する適応受信機において、受信信号を復調す
    る復調器と、前記復調器の出力を等化し、等化信号と等
    化時に推定した伝送路応答推定値を出力する適応等化器
    と、前記受信信号の信号レベルを検出する受信レベル検
    出回路と、あらかじめ定めた時間間隔での前記伝送路応
    答推定値の変動量を検出する伝送路変動量検出回路と、
    バースト内のあらかじめ定めた特定の時間における前記
    伝送路変動量検出回路の出力をバーストごとに平均化す
    る第1の平均化回路と、前記第1の平均化回路の出力を
    複数のバーストに渡って平均化する第2の平均化回路
    と、前記第2の平均化回路の出力と前記受信レベル検出
    回路の出力とから伝送路変動の速度を検出する伝送路変
    動速度検出器と、前記伝送路変動速度検出器の出力と前
    記受信レベル検出回路の出力とから前記適応等化器の適
    応アルゴリズムの追従特性を定める係数をバーストごと
    に選択する係数制御回路とから構成されることを特徴と
    する適応受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1の平均化回路が、トレーニング
    系列の時間における前記伝送路変動量検出回路の出力を
    バーストごとに平均化することを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載の適応受信機。
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