JP2000022771A - フォールバックモードにおける受信方法および受信器 - Google Patents

フォールバックモードにおける受信方法および受信器

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JP2000022771A JP10185789A JP18578998A JP2000022771A JP 2000022771 A JP2000022771 A JP 2000022771A JP 10185789 A JP10185789 A JP 10185789A JP 18578998 A JP18578998 A JP 18578998A JP 2000022771 A JP2000022771 A JP 2000022771A
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Kazuhiro Okanoue
和広 岡ノ上
Tomoyoshi Osawa
智喜 大沢
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NEC Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L1/08Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by repeating transmission, e.g. Verdan system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
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    • H04L1/0003Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate by switching between different modulation schemes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L1/0009Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the channel coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビット/シンボルの伝送を行っている場合
も、伝送路特性が劣化してきた場合にはフォールバック
を行いつつ安定した通信を実現できるフォールバック受
信方式を得る。 【解決手段】 ある時刻に発生したシンボルを複数回送
信し、これ等複数回の受信シンボルの復調信号を復調器
101で復調してこれ等復調過程で得られる情報を加算
合成する。この加算合成出力を判定器103で所定スラ
イスレベルと比較して当該シンボルの値を判定すること
により、送信されたシンボルの復調特性を向上させる。
こうすると1ビット/シンボルの場合にも、シンボルの
送信回数に応じて伝送速度を下げることを犠牲にして、
安定した受信特性を得ることができる。復調課程で得ら
れる情報としては、例えば最尤系列推定回路で用いられ
るブランチメトリックのような実際の受信信号と受信機
内で合成される受信信号レプリカとの距離(メトリッ
ク)を用い得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォールバックモー
ドにおける受信方法および受信器に関し、特に伝送路特
性が劣化しフォールバックモードで伝送されたディジタ
ル変調信号を受信するフォールバックモードにおける受
信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−83600号公報に示される
ように、伝送路特性が良好な場合には、1シンボルを構
成する信号点数を増加し、伝送路特性が劣化してくると
1シンボルを構成する信号点数を減少させる方法が知ら
れている。この方法では、伝送路特性が良好な場合に
は、1シンボルあたりの情報量が多いので高い伝送速度
を実現する。一方、伝送路特性が劣化してくると、1シ
ンボルあたりの情報量を減少させることで信号点間距離
を増加し、伝送速度は低下するものの安定した通信を実
現することができる。
【0003】具体的には、図9に示すように、伝送路特
性が良好の場合には、1シンボルを16個の信号点で構
成して4ビット/シンボルの速度で伝送する。このとき
の最小信号転換距離をdとする。伝送路特性が劣化して
くると、1シンボルを4個の信号点で構成して2ビット
/シンボルの速度や1シンボルを2個の信号点で構成し
て1ビット/シンボルの速度で伝送する。このとき、最
小信号転換距離は夫々3d,3d1/2 となり、受信側で
の雑音や歪みに対する耐性が向上する。
【0004】また、受信特性を向上させる方法として、
多数決判定を応用するものがある。例えば、特開平8−
223231号公報では、ビットレートの数倍〜数十倍
の速度で受信信号をサンプルし、サンプルした信号に対
して多数決判定を行っている。この発明の概念を図10
を用いて説明する。図10において、1100-1〜1100-kは
ビットレートのk倍の速度で受信信号をサンプルするサ
ンプルパルス、1101-1〜1101-kは復調器、1102は多数決
判定回路、1103は出力端子である。
【0005】受信信号は1ビットのシンボル時間に亘っ
てサンプルパルス1100-1〜1100-kでサンプルされ、各々
のサンプルパルスでサンプルされた値は復調器1101-1〜
1101-kに入力される。復調器1101-1〜1101-kは入力信号
を復調し、その結果を多数決判定回路1102に出力する。
多数決判定回路1102は入力された復調結果を多数決判定
し、その結果を出力端子1103に判定結果として出力す
る。
【0006】一方、例えば、宮川洋、岩垂好裕、今井秀
樹による“符号理論(コンピュータ基礎講座18)”
(第6版、昭晃堂、昭和56年6月30日発行:文献1
と称する)には、多数決符号と呼ばれる誤り訂正符号が
示されている。この方式は同一のシンボルを複数回送信
して受信側にて多数決判定を行って復号するものであ
る。この符号の例として、当該文献1では、(00000) と
(11111) との2つの符号語を用いた例を挙げている。
【0007】この方式によれば、あるシンボル(“0”
または“1”)を5回連続して送信し、等価的にフォー
ルバックして誤り訂正符号の符号化利得によって受信特
性を向上させている。復号方法としては、5ビット受信
したときに、受信した5ビットのうち“0”と“1”と
の数を比較して多い方を検出し、“0”または“1”を
復号結果として出力するようになっている。尚、この方
式の考え方を図11に示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝送路
特性が劣化した場合、信号点数の増減によってフォール
バックを行うと、シンボルの伝送速度が一定であれば、
1ビット/シンボル以下の速度にはフォールバックでき
ないという課題がある。また、特開平8−223231
のように多数決判定の技術を用いることで、1シンボル
毎の受信特性を向上させることはできるが、伝送速度を
変更することはできない。また、上記文献1に示される
様に、ディジタルデータとして受信信号が復調された後
に多数決判定を用いる方法は知られているが、この方法
を復調過程に直接当てはめることはできない。
【0009】本発明の目的は、1ビット/シンボルの伝
送を行っている場合でも、伝送路特性が劣化してきた場
合にはフォールバックを行いつつ安定した通信を実現で
きるフォールバック受信方法および受信器を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ある時
刻k(kは正の実数)においてL個(Lは2以上の整
数)の情報シンボル群からある一つの情報シンボルを選
択して前記時刻kにおける情報シンボルS(k) とし、前
記情報シンボルS(k) がN回(Nは2以上の整数)送信
された信号を受信して、前記S(k) を判定するようにし
たフォールバックモードにおける受信方法であって、前
記情報シンボルS(k) に対応して送信された前記N個の
受信信号を復調する復調ステップと、前記復調ステップ
により得られた前記N個の復調出力に基づいて前記情報
シンボルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含まれる
ある一つの情報シンボルとして判定する判定ステップ
と、を含むことを特徴とする受信方法が得られる。
【0011】そして、前記判定ステップは、前記N個の
復調出力を加算してこの加算結果を所定閾値と比較する
ことにより前記一つの情報シンボルとして判定するよう
にしたことを特徴とする。
【0012】また本発明によれば、ある時刻k(kは正
の実数)においてL個(Lは2以上の整数)の情報シン
ボル群からある一つの情報シンボルを選択して前記時刻
kにおける情報シンボルS(k) とし、前記情報シンボル
S(k) がN回(Nは2以上の整数)送信された信号を受
信して、前記S(k) を判定するようにしたフォールバッ
クモード受信器であって、前記情報シンボルS(k) に対
応して送信された前記N個の受信信号を復調する復調手
段と、前記復調手段により得られた出力に基づいて前記
情報シンボルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含ま
れるある一つの情報シンボルとして判定する判定手段
と、を含むことを特徴とする受信器が得られる。
【0013】そして、前記判定手段は、前記N個の受信
信号を加算してこの加算結果を所定閾値と比較すること
により前記一つの情報シンボルとして判定するようにし
たことを特徴とする。
【0014】更に、本発明によれば、ある時刻K(kは
正の実数)においてL個(Lは2以上の整数)の情報シ
ンボル群からある一つの情報シンボルを選択して前記時
刻Kにおける情報シンボルS(k) とし、前記情報シンボ
ルS(k) を時間Tに亘る変調パルスに変調して、前記変
調パルスがN回(Nは2以上の整数)連続して送信され
た信号を受信して、前記情報シンボルS(k) を前記L個
の情報シンボル群に含まれる一つの情報シンボルと判定
するようにしたフォールバックモード受信器であって、
前記受信信号を復調したアナログ信号とサンプルパルス
を入力とし前記サンプルパルスの入力タイミングで前記
受信信号を復調したアナログ信号をアナログ/ディジタ
ル変換して復調結果として出力すると共に、前記復調結
果を出力するタイミングを示す前記時間T間隔の復調結
果出力タイミングパルスとして出力する復調手段と、前
記復調結果出力タイミングパルスを入力とし前記復調結
果出力タイミングパルスの入力数を計数してタイミング
パルス数として出力すると共に、前記タイミングパルス
数が前記Nに等しくなったときにリセットするカウンタ
手段と、前記タイミングパルス数と前記復調結果とを入
力とし前記N回連続して送信された信号に対応した前記
復調結果を加算合成した結果に基づいて前記情報シンボ
ルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含まれる一つの
情報シンボルと判定して判定結果として出力する判定手
段と、含むことを特徴とする受信器が得られる。
【0015】そして、前記判定手段は、前記タイミング
パルス数と前記復調結果とを入力とし前記タイミングパ
ルス数に基づいて前記N個の出力先から1つの出力先を
復調結果出力先として選択し前記復調結果を前記復調結
果出力先に出力するN個の出力先をもつスイッチと、前
記スイッチのi番目の出力を入力として前記T時間の(N
-i) 倍(i=1,2,…,N)だけ夫々遅延させる遅延
回路群と、前記遅延回路群の各出力を加算合成して出力
する加算回路と、前記加算回路の出力に基づいて前記S
(k) の前記判定結果を出力する判定結果出力回路と、を
有することを特徴とする。
【0016】更にはまた本発明によれば、ある時刻k
(kは正の実数)においてL個(Lは2以上の整数)の
情報シンボル群からある一つの情報シンボルを選択して
前記時刻Kにおける情報シンボルS(k) とし、前記情報
シンボルS(k) を時間Tに亘る変調パルスに変調して、
前記変調パルスがN回(Nは2以上の整数)連続して送
信された信号を受信して、前記情報シンボルS(k) を前
記L個の情報シンボル群に含まれる一つの情報シンボル
と判定するようにしたフォールバックモード受信器であ
って、前記受信信号とサンプルパルスとを入力として前
記サンプルパルスの入力タイミングで前記受信信号をア
ナログ/ディジタル変換された信号を等化し、その結果
を復調結果として出力すると共に、前記復調結果を出力
するタイミングを示す前記時間T間隔の復調結果出力タ
イミングパルスとして出力する復調手段と、前記復調結
果出力タイミングパルスを入力として、前記復調結果出
力タイミングパルスの入力数を計数してタイミングパル
ス数として出力すると共に、前記タイミングパルス数が
前記Nに等しくなったときにリセットするカウンタ手段
と、前記タイミングパルス数と前記復調結果とを入力と
して前記N回連続して送信された信号に対応した前記復
調結果を合成した結果に基づいて前記情報シンボルS
(k) の前記判定結果を出力する判定手段と、を含むこと
を特徴とする受信器が得られる。
【0017】そして、前記復調手段は、前記アナログ/
ディジタル変換された信号を入力信号とする等化器と、
前記入力信号と通信路インパルスレスポンス推定完了パ
ルスとを入力とし前記通信路インパルスレスポンス推定
完了パルスに基づいて前記入力信号の出力先を選択する
スイッチと、前記入力信号から通信路インパルスレスポ
ンスを推定して通信路インパルスレスポンス推定ベクト
ルを出力すると共に、前記通信路インパルスレスポンス
推定ベクトルを出力した際に前記通信路インパルスレス
ポンス推定完了パルスを出力する通信路インパルスレス
ポンス推定回路とを有し、前記等化器は、前記入力信号
と前記通信路インパルスレスポンス推定ベクトルとを入
力とし予め定められた複数の情報シンボル系列群と前記
通信路インパルスレスポンス推定ベクトルとから前記L
個の情報シンボル群に含まれる情報シンボルから構成さ
れる複数の系列群のそれぞれに対する受信信号レプリカ
を生成し、前記入力信号と前記受信信号レプリカとの誤
差信号に基づいて前記L個の情報シンボル群に含まれる
情報シンボルから構成される複数の系列群のそれぞれが
送信された確からしさ(メトリック)を復調結果として
出力すると共に、前記復調結果を出力する際に前記復調
結果出力パルスを出力する送信シンボル推定回路を有す
ることを特徴とする。
【0018】また、前記判定手段は、前記復調結果を入
力とし前記復調結果から、「前記S(k) が前記L個の情
報シンボル群に含まれるあるシンボル(情報シンボルS
i (i=1,2,…,L)とする)と等しい」という仮
説が真である確からしさが最も高いことを示すL個の値
を選択して出力するメトリック選択回路と、前記メトリ
ック選択回路の出力それぞれと前記タイミングパルス数
とを入力とし前記タイミングパルス数に基づいてN個の
出力先から1つの出力先を復調結果出力先として選択
し、前記メトリック選択回路の出力を前記復調結果出力
先に出力するN個の出力先をもつL個のスイッチ群と、
前記L個のスイッチ群のそれぞれにおいてi番目の出力
を入力とし前記T時間の(N-i) 倍(i=1,2,…,
N)だけ遅延させる遅延回路群と、前記スイッチ回路群
の出力に接続される遅延回路群のそれぞれの出力を加算
するL個の加算器群と、前記L個の加算器群の出力を入
力とし、「前記S(k) が前記L個の情報シンボル群に含
まれる情報シンボルSi と等しい」という仮説が真であ
る確からしさが最も高い情報シンボルをS(k) の判定結
果として出力する判定結果出力回路とを有することを特
徴とする。
【0019】本発明によるフォールバック受信方法で
は、あるシンボルを複数回送信し、そのシンボルを復調
する過程で得られる情報を用いて、送信されたシンボル
の復調特性を向上させる。このようにすると、1ビット
/シンボルの場合であっても、シンボルの送信回数に応
じて伝送速度を下げることを犠牲にして、安定した受信
特性を得ることができる。復調課程で得られる情報とし
ては、例えば、特許第2600970号に記載されてい
るような最尤系列推定回路で用いられるブランチメトリ
ックのような、実際の受信信号と受信機内で合成される
受信信号レプリカとの距離(メトリック)を用いること
ができる。
【0020】具体的には、複数回送信された各シンボル
を復調するために選択されたメトリックのうち最も尤度
が高いことを示しているシンボルを復調結果として出力
する方法、各シンボルを復調するための尤度を合成して
得られた尤度に基づいて復調結果を出力する方法等が考
えられる。また、メトリックを用いない方法として、各
シンボルの復調結果を多数決判定して復調結果を出力す
る方法も可能である。以上のような方法を用いること
で、1ビット/シンボルで送信される場合であっても、
フォールバックを実現することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を適用した受信方法を示す
系統図を図1に示す。図1において、100 は入力端子、
101 は復調回路、102 はカウンタ、103 は判定器、105
は受信信号系列、104 は出力端子である。この実施の形
態では、情報シンボルとして、例えば、“0”と“1”
の2つのシンボルを用い、ある時刻kに発生したシンボ
ルをS(k) としている。このとき、S(k) は“0”また
は“1”である。
【0022】また、S(k) は3回連続して送信されてい
る例を示している。このとき、時刻3k,3k+1,3k+2にお
いては、入力端子101 には、受信信号r(3k,S(k)) ,r
(3k+1,S(k)) ,r(3k+2,S(k)) が入力される。ここで、
r(i,j) は時刻iにおける受信シンボルを示し、そのと
きの送信シンボルはjであることを意味するものとす
る。
【0023】図1のブロック図及び図2の概略フローチ
ャートを用いて、情報シンボルS(k) を復調する例を説
明する。時刻3k,3k+1,3k+2において復調器
101では、入力端子100 から入力される受信信号r(3k,S
(k)) ,r(3k+1,S(k)) ,r(3k+2,S(k)) を復調し(ス
テップS1)、判定器101 に出力する。さらに、復調器
101 は各受信信号の復調を完了したときに、カウンタ10
2 に復調完了パルスを出力する。カウンタ102 は復調完
了パルスが入力される度にカウントアップし、入力され
た復調完了パルス数が3になるとリセットされるものを
用いる。
【0024】このとき、カウンタ102 は復調器101 が受
信信号r(3k,S(k)) ,r(3k+1,S(k)) ,r(3k+2,S (k))
を復調して判定器103 へ出力する場合には、復調完了パ
ルス数として、1,2,3の値を判定器103 へ出力する
ことになる。判定器103 では、復調器101 からの復調結
果が入力されると、カウンタ103 から入力される復調完
了パルス数を調べる。カウンタ102 からの復調完了パル
ス数が2以下の場合には、復調結果を保存する。
【0025】一方、復調完了パルス数が3の場合には、
保存している復調結果と現在入力されている復調結果と
を用いて情報シンボルを復調する(ステップS2)。こ
のようにすると、判定器103 は復調器101 から入力され
る受信信号r(3k,S(k)) ,r(3k+1,S(k)) ,r(3k+2,S
(k)) の復調結果を用いて、S(k) を“0”または
“1”と判定して、出力端子104 に出力することができ
る。この方法によれば、同一の情報シンボルを複数回送
信して、それらのエネルギを集めて復調及び判定するこ
とで、伝送路特性が劣化したときに、伝送速度を下げて
安定した受信を行うフォールバックモードを実現するこ
とができる。
【0026】以上述べた受信方法を実現する受信器は、
例えば、変調方式として2相位相変調方式を用いると、
図3のように構成することができる。図3において、20
0 は入力端子、201 はバンドパスフィルタ、202 は発振
器、203 は乗算器、204 はローパスフィルタ、205 はア
ナログ/ディジタル変換器(ADコンバータ)、206は
サンプルパルス発生回路、208 はカウンタ、211 はスイ
ッチ、212 は加算回路、213 はスライサ、215-1 〜215-
3 は遅延回路、214 は出力端子である。
【0027】上述のように、変調方式として2相位相変
調方式を用いているので、各情報シンボルは、“0”ま
たは“1”の2つの値のいづれかである。また、上述の
実施の形態と同様各情報シンボルは3回連続して送信さ
れる場合を例として示す。
【0028】入力端子200 から入力された受信信号は、
まず、バンドパスフィルタ201 によって、信号が送信さ
れた伝送帯域幅に帯域制限される。発振器202 は受信信
号の搬送波周波数、搬送波位相と同期した正弦波を発振
しており、帯域制限された受信信号と乗算器203 によっ
て乗算され、ベースバンド信号と搬送波周波数の2倍の
周波数成分を持つ信号に変換される。
【0029】ローパスフィルタ204 は搬送波周波数の2
倍の周波数成分を持つ信号をカットし、ベースバンド信
号のみを出力する。ベースバンド信号はADコンバータ
205に入力され、サンプルパルス発生回路105 から供給
されるサンプルパルスがADコンバータ205 に供給され
る度にディジタル信号に変換され、復調結果としてスイ
ッチ211 に出力される。
【0030】また、サンプルパルス発生回路206 から供
給されるサンプルパルスはカウンタ208 にも供給され
る。カウンタ208 は入力されるサンプルパルスが入力さ
れる度にカウントアップし、その値をサンプルパルス数
としてスイッチ211 へ出力する。また、カウンタ208
は、サンプルパルス数が3になったときにリセットされ
る。このため、スイッチ211 は、カウンタ208 から1,
2,3の値が繰り返して入力されることになる。
【0031】スイッチ211 はカウンタ208 から入力され
るサンプルパルス数によって制御され、ADコンバータ
205 から供給される復調結果の出力先を、 サンプルパルス数が1の場合:遅延回路215-1 ,215-2
が接続される出力線 サンプルパルス数が2の場合:遅延回路215-3 が接続さ
れる出力線 サンプルパルス数が3の場合:遅延回路が接続されてい
ない出力線 と夫々なるように動作する。
【0032】ここで、遅延回路215-1 〜215-3 は、サン
プルパルス発生回路105 が出力するサンプルパルス間隔
と同一時間だけ入力信号を遅延させる。本実施の形態で
は、同一の情報シンボルを3回連続して送信しているの
で、同一の情報シンボルの復調結果は同一タイミングで
加算回路212 に供給されることになる。加算回路212は
入力される同一の情報シンボルの復調結果を加算し、そ
の結果をスライサ213に出力する。スライサ213 は加算
回路212 からの信号を送信された情報シンボルが“0”
であるか“1”であるかを定めるしきい値でスライス
し、その結果を判定結果として出力端子214 に出力す
る。
【0033】また、伝送路において符号間干渉歪が生じ
る場合には、復調器内に、例えば、J. G. Proakis ,
“Digital Communications”,McGraw-Hill ,1983
に示される線形等化器や判定帰還型等化器のように、F
IRフィルタ型の等化器を用いることもできる。Mタッ
プの線形等化器の系統図を図5に示す。この図におい
て、500 は入力端子、501-1 〜501-M は乗算器、502-1
〜502-(M-1) は遅延回路、503-1 〜503-M はタップ係
数、504 は加算器、506 は出力端子である。このような
等化器を用いた場合の受信器の系統図を図4に示す。図
3に示した受信器との構成の違いは、ADコンバータ20
5 の出力が等化器310 に入力され、等化器310が復調結
果を出力する点、カウンタ208 に供給されるサンプルパ
ルスを等化器310 が復調結果を出力すると同時に出力す
る点である。
【0034】判定回路311 は図3に示す判定回路と同様
のものを用いることができる。等化器310 を上述の図5
に示す線形等化器を用いて構成した場合の系統図を図6
に示す。ADコンバータの出力は入力端子500 に入力さ
れ、等化結果は加算器504 に出力される。等化結果は出
力端子506 を介して判定回路311 に供給されるとともに
パルス発生回路505 にも供給される。このとき、パルス
発生回路505 は等化完了パルスを出力端子507 を介して
カウンタ208 に供給する。
【0035】また、等化器として、受信信号そのものと
等化器内で構成される受信信号レプリカとの誤差信号に
基づいて受信信号を等化する方式のものを用いることも
できる。このような等化器としては、例えば、特許第26
00970 号に示されるような最尤系列推定器等がある。こ
のような等化器を用いる場合の等化器と判定回路の系統
図を図7、図8に示す。
【0036】まず、等化器の動作例を図7に基づいて説
明する。図7において、300 は入力端子、301 はスイッ
チ、302 は通信路インパルスレスポンス推定回路、303-
1 〜303-4 はベクトル内積演算回路、304 は情報シンボ
ル系列発生回路、305-1 〜305-4 は誤差信号演算回路、
306 は送信シンボル推定回路、310-1 〜310-4 は端子、
311 は出力端子である。この例では、通信路インパルス
レスポンスの長さを2ベクトルで表現できる。以下の例
は、通信路インパルスレスポンス長が2以外の場合にも
容易に拡張できる。
【0037】入力端子300 には、ADコンバータ205 の
出力のようなベースバンド信号に変換された受信信号が
供給され、スイッチ301 に入力される。スイッチ301 の
初期状態は、入力信号を通信路インパルスレスポンス推
定回路302 に出力するように設定されている。通信路イ
ンパルスレスポンス推定回路302 は、例えば、特許第26
00970 号に示されるように、受信信号と既知のシンボル
系列との相互相関を計算することで通信路インパルスレ
スポンスベクトルを推定して、ベクトル内積演算回路30
3-1 〜303-4 へ出力する。前述のように、通信路インパ
ルスレスポンス推定ベクトルの長さは2シンボル分にわ
たる長さである。
【0038】また、通信路インパルスレスポンス推定回
路302 は通信路インパルスレスポンスベクトルの推定を
完了すると、スイッチ301 に通信路インパルスレスポン
ス推定完了パルスを出力し、スイッチ301 の出力先を変
更するように制御する。
【0039】一方、情報シンボル系列発生回路304 は通
信路インパルスレスポンス推定ベクトルの長さに等しい
長さの情報シンボル系列を出力する。例えば、情報シン
ボル系列の長さが2であり、情報シンボルが“0”,
“1”の2シンボルのいずれかをとる場合には、(0,
0),(0,1),(1,0),(1,1)の4つの系
列を長さ2のベクトルとして出力する。このベクトル
は、時刻kの送信シンボルをS(k) とすれば、(S(k) ,
S(k+1)) と連続する2つの送信シンボルの全組み合わせ
を表現することと等しい。
【0040】情報シンボル系列発生回路304 から出力さ
れる各情報シンボル系列はベクトル内積演算回路303-1
〜303-4 に入力される。ベクトル内積演算回路303-1 〜
303-4 では、情報シンボル系列発生回路304 からの出力
と通信路インパルスレスポンス推定回路302 から供給さ
れる通信路インパルスレスポンス推定ベクトルの内積を
演算して、情報シンボル系列発生回路304 から入力され
るシンボル系列に対する受信信号レプリカとして、誤差
信号演算回路305-1 〜305-4 に出力する。
【0041】誤差信号演算回路305-1 〜305-4 は各シン
ボル系列に対するレプリカとスイッチ301 から入力され
る実際の受信信号との誤差を演算して、送信シンボル推
定回路306 に入力する。送信シンボル推定回路306 は誤
差信号演算回路305-1 〜305-4 から入力される誤差信号
を入力し、スイッチ301 から供給される実際の受信信号
に対する情報シンボル系列発生回路304 が出力する
(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)の4
つベクトルが送信された確からしさを端子310-1 〜310-
4 に出力する。同時に、出力端子311 には、等化完了パ
ルスを出力する。
【0042】送信シンボル推定回路306 としては、例え
ば、特許第2600970 号やJ. G. Proakis ,“Digital Co
mmunications”, McGraw-Hill,1983に示されるよ
うなビタビプロセッサを用いた最尤系列推定回路を適用
できる。この場合、端子310-1 〜310-4 には、送信シン
ボル系列(0,0),(0,1),(1,0),(1,
1)に対するメトリックが出力される。
【0043】図8は図7に示される等化器を用いた場合
の判定回路を系統図である。図において、400 は入力端
子、401 はメトリック選択回路、402-1 ,402-2 はスイ
ッチ、403-1 〜403-6 は遅延回路、404-1 ,404-2 は加
算回路、405 は判定結果出力回路、406 は出力端子であ
る。また、310-1 〜310-4 は端子であり図7に示される
ものと同一である。
【0044】前述のように、メトリック演算回路401 に
は、送信シンボル系列(0,0),(0,1),(1,
0),(1,1)に対するメトリックが入力される。こ
こで、送信シンボル系列は(S(k),S(k+1)) を示してい
る。S(k) を判定する場合を例として示す。送信シンボ
ル系列(0,0)と送信シンボル系列(0,1)はS
(k) が“0”であることを意味しており、送信シンボル
系列(1,0)と送信シンボル系列(1,1)はS(k)
が“1”であることを意味している。メトリック選択回
路401 では、S(k) が“0”である確からしさとして、
送信シンボル系列(0,0)と送信シンボル系列(0,
1)に対するメトリックのより確からしい方を選択して
スイッチ402-1 へ出力する。
【0045】また、S(k) が“1”である確からしさと
して、送信シンボル系列(1,0)と送信シンボル系列
(1,1)に対するメトリックのより確からしい方を選
択して、スイッチ402-2 へ出力する。また、S(k) が
“0”または“1”である確からしさとして、それぞれ
の“0”または“1”であることを示すメトリックを合
成した値を用いることもできる。
【0046】一方、入力端子400 にはカウンタ208 から
のサンプルパルス数が入力され、スイッチ402-1 ,402-
2 を制御する。スイッチ402-1 はサンプルパルス数によ
って入力信号の出力先を、 サンプルパルス数が1の場合:遅延回路403-1 ,403-2
が接続される出力線 サンプルパルス数が2の場合:遅延回路403-3 が接続さ
れる出力線 サンプルパルス数が3の場合:遅延回路が接続されてい
ない出力線 と夫々なるように動作する。
【0047】また、スイッチ402-2 はサンプルパルス数
によって入力信号の出力先を、 サンプルパルス数が1の場合:遅延回路403-4 ,403-5
が接続される出力線 サンプルパルス数が2の場合:遅延回路403-6 が接続さ
れる出力線 サンプルパルス数が3の場合:遅延回路が接続されてい
ない出力線 と夫々なるように動作する。
【0048】情報シンボルS(k) が3回繰り返して送信
されていると、加算回路404-1 ,404-2 には、夫々1回
目〜3回目に送信されたS(k) に対応したS(k) が
“0”あるいは“1”であるメトリックが入力される。
加算回路404-1 ,404-2 はこれらのメトリックを加算
し、合成された“0”あるいは“1”であるメトリック
を判定結果出力回路405 に出力する。
【0049】判定結果出力回路405 は、入力されたメト
リックに基づいて“0”あるいは“1”が送信された確
からしさの高い方を選択し、S(k) の判定値として出力
端子406 に出力する。
【0050】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、1ビ
ット/シンボルの伝送を行っている場合でも、伝送路特
性が劣化してきた場合にはフォールバックを行うことに
より安定した通信を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信方法の原理を説明する概念図であ
る。
【図2】本発明の受信方法の概略動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の受信器の一実施例を示す系統図であ
る。
【図4】本発明の受信器を等化器を用いて実現する場合
の実施例を示す系統図である。
【図5】図4の等化器の例としての線形等化器の系統図
である。
【図6】図5の線形等化器を図4の構成に適用する場合
の例を示す系統図である。
【図7】図4の等化器の例としてメトリックを用いる場
合の等化器の系統図である。
【図8】図7のメトリックを用いる等化器を適用した場
合における判定回路の例を示す系統図である。
【図9】従来の信号点数を減少するフォールバックモー
ドの概念図である。
【図10】従来の1シンボルを複数サンプルして受信特
性を向上させる方法を示す概念図である。
【図11】従来の多数決判定符号の送信例である。
【符号の説明】
101 復調回路 102,208 カウンタ 103 判定器 105 受信信号系列 201 バンドパスフィルタ 202 発振器 203,501-1〜501-M 乗算器 204 ローパスフィルタ 205 アナログ/ディジタル変換器 206 サンプルパルス発生回路 211,301,402-1,402-2 スイッチ 404-1,404-2,212,504 加算回路 213 スライサ 215-1〜215-3,403-1〜403-6,502-1〜
502-(M-1) 遅延回路 316 等化器 311 判定回路 505 パルス発生回路 302 通信路インパルスレスポンス推定回路 303-1〜303-4 ベクトル内積演算回路 304 情報シンボル系列発生回路 305-1〜305-4 誤差信号演算回路 306 送信シンボル推定回路 401 メトリック選択回路 405 判定結果出力回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある時刻k(kは正の実数)においてL
    個(Lは2以上の整数)の情報シンボル群からある一つ
    の情報シンボルを選択して前記時刻kにおける情報シン
    ボルS(k) とし、前記情報シンボルS(k) がN回(Nは
    2以上の整数)送信された信号を受信して、前記S(k)
    を判定するようにしたフォールバックモードにおける受
    信方法であって、 前記情報シンボルS(k) に対応して送信された前記N個
    の受信信号を復調する復調ステップと、 前記復調ステップにより得られた前記N個の復調出力に
    基づいて前記情報シンボルS(k) を前記L個の情報シン
    ボル群に含まれるある一つの情報シンボルとして判定す
    る判定ステップと、を含むことを特徴とする受信方法。
  2. 【請求項2】 前記判定ステップは、前記N個の復調出
    力を加算してこの加算結果を所定閾値と比較することに
    より前記一つの情報シンボルとして判定するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の受信方法。
  3. 【請求項3】 ある時刻k(kは正の実数)においてL
    個(Lは2以上の整数)の情報シンボル群からある一つ
    の情報シンボルを選択して前記時刻kにおける情報シン
    ボルS(k) とし、前記情報シンボルS(k) がN回(Nは
    2以上の整数)送信された信号を受信して、前記S(k)
    を判定するようにしたフォールバックモード受信器であ
    って、 前記情報シンボルS(k) に対応して送信された前記N個
    の受信信号を復調する復調手段と、 前記復調手段により得られた出力に基づいて前記情報シ
    ンボルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含まれるあ
    る一つの情報シンボルとして判定する判定手段と、を含
    むことを特徴とする受信器。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記N個の受信信号を
    加算してこの加算結果を所定閾値と比較することにより
    前記一つの情報シンボルとして判定するようにしたこと
    を特徴とする請求項3記載の受信器。
  5. 【請求項5】 ある時刻K(kは正の実数)においてL
    個(Lは2以上の整数)の情報シンボル群からある一つ
    の情報シンボルを選択して前記時刻Kにおける情報シン
    ボルS(k) とし、前記情報シンボルS(k) を時間Tに亘
    る変調パルスに変調して、前記変調パルスがN回(Nは
    2以上の整数)連続して送信された信号を受信して、前
    記情報シンボルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含
    まれる一つの情報シンボルと判定するようにしたフォー
    ルバックモード受信器であって、 前記受信信号を復調したアナログ信号とサンプルパルス
    を入力とし前記サンプルパルスの入力タイミングで前記
    受信信号を復調したアナログ信号をアナログ/ディジタ
    ル変換して復調結果として出力すると共に、前記復調結
    果を出力するタイミングを示す前記時間T間隔の復調結
    果出力タイミングパルスとして出力する復調手段と、 前記復調結果出力タイミングパルスを入力とし前記復調
    結果出力タイミングパルスの入力数を計数してタイミン
    グパルス数として出力すると共に、前記タイミングパル
    ス数が前記Nに等しくなったときにリセットするカウン
    タ手段と、 前記タイミングパルス数と前記復調結果とを入力とし前
    記N回連続して送信された信号に対応した前記復調結果
    を加算合成した結果に基づいて前記情報シンボルS(k)
    を前記L個の情報シンボル群に含まれる一つの情報シン
    ボルと判定して判定結果として出力する判定手段と、含
    むことを特徴とする受信器。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、 前記タイミングパルス数と前記復調結果とを入力とし前
    記タイミングパルス数に基づいて前記N個の出力先から
    1つの出力先を復調結果出力先として選択し前記復調結
    果を前記復調結果出力先に出力するN個の出力先をもつ
    スイッチと、 前記スイッチのi番目の出力を入力として前記T時間の
    (N-i) 倍(i=1,2,…,N)だけ夫々遅延させる遅
    延回路群と、 前記遅延回路群の各出力を加算合成して出力する加算回
    路と、 前記加算回路の出力に基づいて前記S(k) の前記判定結
    果を出力する判定結果出力回路と、を有することを特徴
    とする請求項5記載の受信器。
  7. 【請求項7】 ある時刻k(kは正の実数)においてL
    個(Lは2以上の整数)の情報シンボル群からある一つ
    の情報シンボルを選択して前記時刻Kにおける情報シン
    ボルS(k) とし、前記情報シンボルS(k) を時間Tに亘
    る変調パルスに変調して、前記変調パルスがN回(Nは
    2以上の整数)連続して送信された信号を受信して、前
    記情報シンボルS(k) を前記L個の情報シンボル群に含
    まれる一つの情報シンボルと判定するようにしたフォー
    ルバックモード受信器であって、 前記受信信号とサンプルパルスとを入力として前記サン
    プルパルスの入力タイミングで前記受信信号をアナログ
    /ディジタル変換された信号を等化し、その結果を復調
    結果として出力すると共に、前記復調結果を出力するタ
    イミングを示す前記時間T間隔の復調結果出力タイミン
    グパルスとして出力する復調手段と、 前記復調結果出力タイミングパルスを入力として、前記
    復調結果出力タイミングパルスの入力数を計数してタイ
    ミングパルス数として出力すると共に、前記タイミング
    パルス数が前記Nに等しくなったときにリセットするカ
    ウンタ手段と、 前記タイミングパルス数と前記復調結果とを入力として
    前記N回連続して送信された信号に対応した前記復調結
    果を合成した結果に基づいて前記情報シンボルS(k) の
    前記判定結果を出力する判定手段と、を含むことを特徴
    とする受信器。
  8. 【請求項8】 前記復調手段は、前記アナログ/ディジ
    タル変換された信号を入力信号とする等化器と、 前記入力信号と通信路インパルスレスポンス推定完了パ
    ルスとを入力とし前記通信路インパルスレスポンス推定
    完了パルスに基づいて前記入力信号の出力先を選択する
    スイッチと、 前記入力信号から通信路インパルスレスポンスを推定し
    て通信路インパルスレスポンス推定ベクトルを出力する
    と共に、前記通信路インパルスレスポンス推定ベクトル
    を出力した際に前記通信路インパルスレスポンス推定完
    了パルスを出力する通信路インパルスレスポンス推定回
    路とを有し、 前記等化器は、 前記入力信号と前記通信路インパルスレスポンス推定ベ
    クトルとを入力とし予め定められた複数の情報シンボル
    系列群と前記通信路インパルスレスポンス推定ベクトル
    とから前記L個の情報シンボル群に含まれる情報シンボ
    ルから構成される複数の系列群のそれぞれに対する受信
    信号レプリカを生成し、前記入力信号と前記受信信号レ
    プリカとの誤差信号に基づいて前記L個の情報シンボル
    群に含まれる情報シンボルから構成される複数の系列群
    のそれぞれが送信された確からしさ(メトリック)を復
    調結果として出力すると共に、前記復調結果を出力する
    際に前記復調結果出力パルスを出力する送信シンボル推
    定回路を有することを特徴とする請求項7記載の受信
    器。
  9. 【請求項9】 前記判定手段は、 前記復調結果を入力とし前記復調結果から、「前記S
    (k) が前記L個の情報シンボル群に含まれるあるシンボ
    ル(情報シンボルSi (i=1,2,…,L)とする)
    と等しい」という仮説が真である確からしさが最も高い
    ことを示すL個の値を選択して出力するメトリック選択
    回路と、 前記メトリック選択回路の出力それぞれと前記タイミン
    グパルス数とを入力とし前記タイミングパルス数に基づ
    いてN個の出力先から1つの出力先を復調結果出力先と
    して選択し、前記メトリック選択回路の出力を前記復調
    結果出力先に出力するN個の出力先をもつL個のスイッ
    チ群と、 前記L個のスイッチ群のそれぞれにおいてi番目の出力
    を入力とし前記T時間の(N-i) 倍(i=1,2,…,
    N)だけ遅延させる遅延回路群と、 前記スイッチ回路群の出力に接続される遅延回路群のそ
    れぞれの出力を加算するL個の加算器群と、 前記L個の加算器群の出力を入力とし、「前記S(k) が
    前記L個の情報シンボル群に含まれる情報シンボルSi
    と等しい」という仮説が真である確からしさが最も高い
    情報シンボルをS(k) の判定結果として出力する判定結
    果出力回路とを有することを特徴とする請求項7または
    8記載の受信器。
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