JP4555403B2 - ディジタル伝送装置の受信機のための状態削減シーケンス推定法によるイコライザ - Google Patents
ディジタル伝送装置の受信機のための状態削減シーケンス推定法によるイコライザ Download PDFInfo
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Description
本発明は、受信機を含むディジタル伝送装置に関するものであり、この受信機は、状態削減シーケンス推定方法または、状態削減単一シンボル推定方法を実行することによって、伝送チャンネルで歪ませられた受信信号のサンプル値のシーケンスから、伝送されたバイナリシンボルを推定するためのイコライザを含んでいる。
【0002】
さらにまた、本発明は、状態削減シーケンス推定方法または、状態削減単一シンボル推定方法を実行することにより、伝送チャンネルによって歪ませられた受信信号のサンプル値のシーケンスから、伝送されたバイナリシンボルを推定するためのイコライザを含む受信機に関する。
【0003】
そのような受信機は、例えばGSM標準によるディジタル移動無線において用いられている。GSM標準によれば、ディジタル信号はGMSK変調によってTDMA方法で伝送される。データ伝送は次に、時間変動伝送チャンネルによって実行される。さらに特定化すれば、マルチパス伝搬および反射は、受信信号において伝送されたディジタルデータシンボルに関する遅延および位相シフトの差異を決め、そして隣接データシンボルの重なりに導く。データシンボルに関する受信信号が、以前のデータシンボルによって影響されるという事実は、シンボル間干渉(ISI)として知られている。ここで、dは伝送チャンネルのメモリ深さを規定する整数である。
【0004】
マルチパス伝搬および、送信端および受信端の帯域制限フィルタ(GMSK信号の線形復調を持つ固有のインパルスないしパルスノイズ)の結果として線形に歪ませられた受信信号の等化のために、受信機はデータ再生のために伝送チャンネルのそれぞれの時間変動伝送特性に適合されるべきである。このため、この時点で歪んでいる伝送装置、この装置は伝送チャンネルのみならずGMSK変調および、受信されたディジタル信号のサンプル値を発生する受信機入力段をも含む、のそれぞれのインパルスないしパルスレスポンスの推定が行われる。この目的のために、伝送装置を描写する代替装置が形成され、この助けを得てビテルビアルゴリズムを通して、さらに明確に言えば、ソフト出力ビテルビアルゴリズムの実行を通して、最大可能性シーケンス推定(MLSE)方法、または単一シンボル推定方法によって、推定されたインパルスないしパルスレスポンスデータが推定される。
【0005】
この方法を用いると、受信されたシーケンスおよび伝送装置の推定されたインパルスないしパルスレスポンスを配慮しながら、全ての可能なデータシーケンスから最も可能性のある伝送シーケンスが求められる。さらに特定化すると、ビテルビアルゴリズムはMLSE方法によるデータシンボルを推定するのに適している。ビテルビアルゴリズムは、1973年に発行されたIEEE会報第61巻268−278ページのG.D.フォーニーJr.による「ビテルビアルゴリズム」から知られている。データシンボルのハード判断推定に関する付属的な情報は、ソフト出力ビテルビアルゴリズムによって発生され、これは例えば1989年にダラスのGLOBECOM1989年の会報47.1.1−47.1.7によるJ.ヘージナウアおよびP.ホッファによる、「ソフト判断出力を持つビテルビアルゴリズムとその用途」から知ることができる。単一シンボル推定を用いると、1974年情報理論のIEEE会報IT−20の284−287ページのL.R.バール、J.コック、F.ジェリネック、およびJ.ラビブによる、「シンボルエラーレートを最小化するためのリニアコードの最適デコーディング」または、1990年12月サンディエゴのGLOBECOM1990の会報807.5.1−807.5.6のW.コッホおよびA.ベイラによる、「時間変動シンボル間干渉による動乱を受けた符号化されたデータの最適およびサブ最適検出」に見いだされる、このアルゴリズムそれぞれの変更により、最適最大後続シンボル−シンボルデコーダアルゴリズムが用いられる。受信された信号の推定の等しい値を用いると、第1近似におけるイコライザの製造コストは、2dだけ比例的に上昇し、すなわちそれらは伝送チャンネルのメモリの深さdに指数的に増加する。完全なまたは低減された状態の数を持つシーケンス推定方法においては、2進シンボルによって作用される代替装置、この代替装置は、マルチパス伝搬の結果としての信号歪みの効果を、そして固有のインパルスないしパルスノイズの効果を表現する、は、それぞれ有限状態マシンまたはトレリスコーダと呼ばれるものと考えられ、それに関連したトレリスダイアグラムにおいては、バイナリシンボルシーケンスがパスとして表現されている。例えばこれは、1992年ベルリンのスプリンゲル出版社から発行されたJ.ヒューベルによる、「ディジタル通信におけるトレリスコーディングの基礎研究と応用」に説明されている。シーケンス推定方法の目的は、受信された信号のサンプル値のシーケンスを基にして、最も適切に伝送されるバイナリシンボルシーケンスを決めることである。この目的のために必要な実行支出は、有限状態マシンのメモリ状態の数に比例し、この数は代替装置の程度と共に、そしてそのため信号のマルチパス伝搬における最大遅延差異と共に指数的に上昇する。低減された状態の数を持つシーケンス推定方法のために、状態の数は複数のクラスに細分され、各状態クラスはシーケンス推定方法に関してハイパーステートと呼ばれるものを形成する。支出の節減は、すなわちシーケンス推定方法がハイパーステートのためのトレリスダイアグラムにおいてのみ実行されることを必要としている。この実施例は、たとえば、1992年ベルリンのスプリンゲル出版社から発行されたJ.ヒューベルによる、「ディジタル通信におけるトレリスコーディングの基礎研究と応用」の中に含まれている。ハイパーステートへのどのパスが最大の可能性を有しているかとの判断と共に、ハイパーステートにおけるサブ状態と称されるトレリスコーダの実際状態が同時に決められる。トレリスダイアグラムにおける次のステップに関する可能性の正確な決定は、メトリックと称されて、この方法において可能となる。ハイパーステートへの状態を組み合わせることは好都合であり、ここにおいては、代替装置内に蓄積されたバイナリシンボルが最後のd−rにおいて、0≦r<dのレジスタセルだけ異なっているのみであり、ここにおいてdは、代替装置の程度を表示している。この方法においては、状態の数は2bから2rハイパーステートへと減じられており、各ハイパーステートは2d-rサブ状態を含んでいる。こうして完全な状態の数を持つシーケンス推定に対しての支出は、係数2d-rだけ減じられる。
【0006】
第EP−0 488 456 A2号から、イコライザ内において減ぜられた状態の数を持つシーケンス推定をも用いる最大可能性を持つ受信機が知られる。代替装置の短くされたインパルスないしパルスレスポンスがシーケンス推定のために用いられるので、推定エラーの変動は、バイナリシンボルの推定されたシーケンスに関して増加する。トレリスダイアグラムにおけるパス区別のための低減された状態の数をもってシーケンスが推定されるべきときには、より少ない数の係数が用いられるため、シーケンス推定の信頼性は、減少する。さらに特定化すれば、状態の数が製造コストの適切な節減のために必要な程度まで低減されたとき、シーケンス推定の信頼性は不十分になる。
【0007】
DE−Z出版からの、G.ジンメルマンおよびW.ルプレヒトによる1994年5月−6月のETT第5巻第3号の「ディジタル移動無線装置のための適応性受信機への単純化されたファーノメトリックの適用」65−70ページからは、適応性白色化マッチドフィルタ(WMF)を含む受信機が知られる。このWMFは、変更されたカルマンフィルタにおいて実現される。チャンネルインパルスないしパルスレスポンスの係数がイコライザによって決められた後、新しい最小位相オーバーオールチャンネルインパルスないしパルスレスポンスが、それぞれ適応されるカルマンフィルタのインパルスないしパルスレスポンスによる時間ドメインにおける回旋または周波数ドメインにおける乗算によって発生される。しかし、ミッドアンブルと呼ばれるものから発散されるこの基本的なインパルスないしパルスレスポンスは、チャンネルプロパティへのレスポンスにおけるバーストの間に変動し、その結果、インパルスないしパルスレスポンスは、タイムスロットの最初においても、最後においても知るように推定することができない。等化が前向きおよび後向き方向に分割されるとき、基本的なインパルスないしパルスレスポンスは、極端な条件において前進サーチに関する最小位相を持ち、一方最大位相チャンネルインパルスないしパルスレスポンスは、後向きサーチの間に発生する。状態削減シーケンス推定においては、このことは誤った検出に導く。等化が1方向、すなわちバーストの最初からバーストの終わりに向けて、ミッドアンブルを基にして推定された基本的なインパルスないしパルスレスポンスを通してのみにおいて、行われるとき、バーストの開始における基本的なインパルスないしパルスレスポンスは、反復調節によって未知のインパルスないしパルスレスポンスに適合できず、この方法もまた前劣化をもたらす。
【0008】
本発明の目的は、シーケンス推定方法または単一シンボル推定方法の明白な状態−低減を提供しながら、信頼性のあるシーケンス推定または単一シンボル推定を可能とする受信機を提供することである。
【0009】
本発明によれば、この目的は、推定を形成するために、受信された順序に従って、サンプル値のシーケンスにおいて既知のトレーニングシーケンスの後に、最小位相代替装置が受け取られたサンプル値を歪ませ、そして既知のトレーニングシーケンスの前に、そして反対の順序で処理されるように、最大位相代替装置が受け取られたサンプル値を歪ませることによって達成される。受信された信号に関する推定を形成するために、バイナリシンボルのシーケンスが、送信チャンネルをコピーする代替装置によって歪ませられる。推定のために用いられる状態−低減の結果としてのインパルスないしパルスレスポンス係数の現知られた数は推定を不正確にしがちである。最小位相システムにおいては、代替装置のインパルスないしパルスレスポンスの第1係数は不変の周波数レスポンス値を持つ最大エネルギーを有している。この方法で変形されたこれら係数が状態−低減のために用いられるとき、ほとんど全ての情報が推定のために用いられる。このことは、推定信頼性を、全状態の数が用いられた場合と同様にならせる。最大位相代替装置においては、代替装置のインパルスないしパルスレスポンスの最終係数は、最大エネルギーを有しており、その結果、反対方向における状態削減シンボル推定に関する推定信頼性は全状態の数が用いられたのと同じ程度に達成される。
【0010】
代替装置が既知のトレーニングシーケンスによって決められるとき、これはその瞬間においては最大正確度をもって送信チャンネルをコピーする。時間変化伝送特性が変動するので、代替装置もまた判断を基に調節されるべきである。インパルスないしパルスレスポンスの次の推定までの間にインパルスないしパルスレスポンスの変化によって生ずるシーケンス推定エラーを最小にするため、最小位相代替装置は正方向において、すなわち受け取られたサンプル値がシーケンスの後になるように、開始されたトレーニングシーケンスを基にして推定を行う。このため、送信チャンネルの描写のための情報の多くの部分は代替装置の第1係数に見いだされる。同じ理由によって、最大位相代替装置は、負方向においてトレーニングシーケンスの推定を提供し、すなわち前に受け取られたサンプル値は、最大位相代替装置によって逆の順序で歪ませられる。結果として、送信チャンネルを描写するための情報の大部分は、代替装置の最後の係数に見いだされ、その結果負方向における状態削減シーケンス推定における信頼性は完全な状態の数のそれが達成するのと同様となる。
【0011】
本発明の改善的な実施例においては、最小または最大位相代替装置を形成するために、少なくとも1つの全域通過フィルタリングが受け取られたトレーニングシーケンスを基に推定された送信チャンネルインパルスないしパルスレスポンスに影響するように設けられる。代替装置のインパルスないしパルスレスポンスがトレーニングシーケンスを基に決められたとき、最小または最大位相代替装置における変形は、全域通過フィルタリングによって影響される。連続するノイズサンプル値のノイズパワーおよび統計的独立は、影響されない。全域通過フィルタリングの近似を使用することもまた可能である。例えば、全域通過フィルタリングを決めるためにゼロクロス検出の方法を用いることもできる。
【0012】
本発明のこれらの、そして他の特色は、以下に説明される実施例を参照しながら明らかにされ、そして説明される。
【0013】
図1は、ディジタル伝送装置のための受信機を示している。この受信機においては、入力段1は、高周波セクション2、I/Q復調器3、帯域制限フィルタ4およびサンプラ5をふくんでいる。サンプル値rk6は、ディジタルメモリ7内に蓄積される。このディジタルメモリ7からのデータは、チャンネル推定器8において利用される。チャンネル推定器8においては、伝送装置のインパルスないしパルスレスポンスが受け取られた信号の中の既知のトレーニングシーケンスを通して推定される。このインパルスないしパルスレスポンスを基に、全域通過検出9は、推定の正確さを損なうことなく、最小または最大位相システムにおいてインパルスないしパルスレスポンスを全域通過フィルタ10に変換することを行う。この目的のために、全域通過フィルタ10は、最初にディジタルメモリ7からのサンプル値6のシーケンスを取り出し、そしてフィルタされた値を再びディジタルメモリ7内に蓄積する。伝送装置のインパルスないしパルスレスポンスの係数、この係数はチャンネル推定器8の中で求められる、の助けを得て、シンボル推定器11はビテルビアルゴリズムを通して最大可能性シーケンス推定(MLSE)方法により状態削減シンボル推定を行う。シンボル推定に関する信頼性情報が次に付加的に形成され、この情報はデコーダ12内で推定されたデータとともに付加的に処理される。データシンボル自体だけでなく、それらの補正検出の可能性もまた利用されるとき、ソフト判断デコーディングがデコーダ12の中で用いられることができる。伝送されたペイロードデータ13がそこから形成される。
【0014】
送信機と受信機入力段1との間に位置する伝送リンク上で、反射および、ノイズおよびさらに別の動乱信号の重畳によるマルチパス伝搬によって伝送された信号は歪ませられる。結果として、個別の瞬間kにおいて送信されたバイナリ信号bのバイナリディジットbkは、前に送信されたバイナリディジットbk-1、bk-2…の遅延された信号部分によって重畳される。この重畳は信号歪みに相当する。結果的に、伝送されたバイナリディジットに関して受け取られる信号は、明瞭にロウまたはハイレベルに割り当てられたものではあり得ない。この場合においては、伝送チャンネルはメモリサイズdを有しており、ここでdは干渉する隣接シンボルの数を表している。メモリサイズdはまた、伝送チャンネルのチャンネルインパルスないしパルスの長さと、受信信号のビット継続時間マイナス1の商として規定することもでき、ここではこの結果のより大きな整数がdを表すものとまる。受信機入力段1から受け取られた信号は、これら重畳の結果としてのアナログ信号波形を持ち、この波形は元々送信されたバイナリ値への等化なしでは割り当てることができない。この目的のために、受信器入力段1において受け取られた信号は、等距離の瞬間kにおいてサンプラ5によりサンプルされる。
【0015】
既に送信されたバイナリディジットの影響は、受信器入力段1に遅れて到達した信号部分の遅延に依存している。伝送チャンネル特性に依存したある時間間隔の後には、この影響はもはや重大なものではなくなり、そしてそのためもはや等化のために配慮する必要がなくなる。一般的に、遅延はこの時間間隔内に伝送されるバイナリディジットの数として表現される。これを用いると、瞬間kにおいて伝送されるバイナリディジットbkに割り当てられる事ができる各サンプル値rk6は、このサンプル値に割り当てられることができるバイナリディジットbkおよび、このバイナリディジットbkの直前のdのバイナリディジットbi-1、bi-2‥、bi-dに依存している。
【0016】
線形有限横断フィルタによる分散伝送チャンネルを近似的に描写するチャンネルモデルは、送信タイムスロットの時間間隔に関して、サンプル値6をチャンネル推定器8が利用できるようにするディジタルメモリ7によるサンプル値6のシーケンスの等化を基に形成される。図2はこの横断フィルタに相当する代替装置14のブロック回路図を示している。バイナリ信号15のjkの乗算16は、GSM標準による移動無線において用いられるπ/2シフト2PSK変調に相当している。バイナリシンボルの入ってくるシーケンスは、遅延素子17を通して代替装置14のdメモリセル内に読み込まれる。代替装置18のフィルタ係数によって、個々のバイナリシンボルは分解され、そして得られた値は結果的に互いに加算される。白色の、個別時間の、複合ノイズの加算19は、受信器入力段1における分散伝送チャンネルから実際に回復されたサンプル値6からコピーされた代替装置14の出力値を形成する。次に、遅延素子17の時間は、良好に送られたバイナリシンボルの等距離に相当している。この方法においては、受信端において伝送チャンネルの伝送特性を、適切なフィルタ係数を通して、コピーすることを意図している。例えば、伝送パス上で生じた歪みは記憶されていた線形組み合わせによる代替装置14によってコピーされる。伝送チャンネルはそれぞれフィルタ係数18をセッティングすることによりコピーされる。フィルタ係数18は次に、伝送チャンネルの推定されたインパルスないしパルスレスポンスのサンプル値6から引き渡すことができる。この目的のために、たとえばトレーニングシーケンスと呼ばれるものが用いられ、これは送信機および受信機の両方に知られているバイナリシンボルシーケンスをふくんでいる。トレーニングシーケンスが受け取られるときにはいつも、フィルタ係数18は、一旦代替装置が横断されたならば、最も少ないエラーを持つ伝送チャンネルのコピーが行われるようにセットされる。
【0017】
図3はGSM標準による移動無線で用いられるTDMAフレーム20の構造を示している。4.615MSの長さを持つフレーム20は、各々がタイムスロット21を持つ8の情報チャンネルを収容しており、その結果、チャンネルは159ビットが送られるかく0.577msが割り当てられる。タイムスロットのビットシーケンスの中央部分は、ハウスキーピングビットと呼ばれるフレームである26ビットを持つミッドアンブルと呼ばれる23を形成する。2つの外側は各々各57の情報ビットである22および24を有しており、これはさらにテールと呼ばれる3ビットによって各々引き継がれる。タイムスロットの終わりには、ガードインターバル25が存在する。ミッドアンブル23は16ビットを持つトレーニングシーケンスと呼ばれる27を中央にふくんでおり、このシーケンスは送信器および受信機の両方において知られている。GSM標準による移動無線におけるトレーニングシーケンス27は、両側に5ビットずつ拡張されている。トレーニングシーケンスの両側における周期的拡張のために、この拡張は知られており、そしてこれは拡張されたトレーニングシーケンス26と呼ばれている。
【0018】
本発明による受信機における等化方法、この方法はハードウェアコンポーネントを用いて、そしてソフトウェア解法を通して実現される、は以下のコンポーネント、
1.拡張されたチャンネル推定
2.全域通過検出
3.全域通過フィルタリング
4.個々のシンボルの信頼性の決定をふくむ低減された状態の数を持つシーケンス推定をふくんでいる。
【0019】
図1は、GSM標準による移動無線のための提案された受信機のブロック回路図を示している。この等化方法は基地局および移動局の両方に適用できる。
【0020】
受信機入力段1においては、ベースバンドにおける複合サンプル値6のシーケンス〈rk〉、k∈(Z)は、現在の技術状態のそれと類似の方法で高周波入力信号から回復される。ここでkは2進送信シンボル15のクロックにおける個別時間を表している。GSMのGMSK変調方法が普通は用いられているので、受信端においてπ/2シフト2PSK変調が、そしてその結果線形様式において復調される。振幅係数bk∈{−1;+1}によってバイポーラ様式で表現される、バイナリシンボル15の送信端シーケンス〈bk〉と、受信端サンプル値6にシーケンス〈rk〉との間の、GMSK変調の効果、線形歪み伝送チャンネル、添加ノイズ、I/Q復調、帯域制限およびサンプリングは、程度dおよび複合値係数18を持つ個別時間代替装置14および、図2による個別時間白色複合値ノイズ19の付加によって極めて良好にモデル化することができる。図2においては、遅延素子17におけるTbは、2つのバイナリシンボル間の時間における距離を表している(Tb=1/(270.833kHz))。
【0021】
【数1】
【0022】
(虚部)だけのバイナリシンボルシーケンスの乗算16は、π/2シフト2PSK変調を表している。代替装置14は、時間で交番する振幅係数±1および±jを含むdのバイナリメモリセルを含んでいる。この方法においては、代替装置14の遅延線の2dの異なるメモリ状態は各段階において可能である。
【0023】
複合サンプル値6のシーケンス〈rk〉は蓄積され、そしてリアルタイムでオフライン処理される。図1に示されるように、このシーケンスは拡張されたチャンネル推定に加えられる。GSMバーストと呼ばれるものの中央における26のバイナリシンボルの拡張されたトレーニングシーケンス26(ミッドアンブル26)を基に、サンプル値の時間位置、図2に示されるような現在利用できる歪み代替装置14の程度d、およびその複合ないし複素値係数18が求められる。フィルタ係数
【0024】
【数2】
【0025】
の推定されたシーケンス
【0026】
【数3】
【0027】
j∈{0,1,…d}のz変換は、
【0028】
【数4】
【0029】
により表されている。
【0030】
ユニット「全域通過検出」9においては、2つの全域通過システムのインパルスないしパルスレスポンスまたは伝達関数A(z)および
【0031】
【数5】
【0032】
が検出され、その結果得られるシステム
【0033】
【数6】
【0034】
は最小位相を、そして
【0035】
【数7】
【0036】
は最大位相を持つ。
【0037】
理想的には、結果として得られるシステムの程度は増加しない。必要とされる全域通過伝達関数の代わりに、その近似が用いられるときにのみ、(わずかな)程度の増加が発生するだけである。
【0038】
信号〈rk〉6は、システムA(z)によって正方向に、そしてシステム
【0039】
【数8】
【0040】
によって負方向において、バーストの中央部から始められる、こうしてトレーニングシーケンス27から開始するようにフィルタされる。チャンネル推定の判断を基にした調節が除かれるならば、全信号〈rk〉6のフィルタリングのみが1つのバーストに必要とされる。
【0041】
シンボルシーケンスは、好ましくはバーストの中央から始めて、最小位相代替装置によって歪ませられた信号を基に正方向に、そして最大位相代替装置によって歪ませられた信号を基に負方向に、状態−低減を持つシーケンス推定方法で決められる。任意的に、本発明による状態−低減およびシンボル信頼性11の検出を持つシーケンス推定方法が、この目的のために用いられることができ、これはアイテム4を参照する。次にチャンネル推定8の判断指示された調節が現在の技術状態で知られているのと同じ方法で実行される。
【0042】
このことが省略されるならば、全域通過伝達関数A(z)によって(負方向の場合には
【0043】
【数9】
【0044】
によって)のみフィルタされたシーケンス〈rk〉の始め(または負方向の場合においてはその終わり)から開始する1つの方向(正方向であることが望ましい)で全バーストの状態−低減11を持つシンボルシーケンスの連続的な推定も可能である。拡張されたトレーニングシーケンス26の既知データシンボルもまた信頼性を拡大するためにそれぞれ半分のバーストに関して2つの方向で(それぞれ優先可能性0または1を用いて)シーケンス推定をするために同様に用いられる。
【0045】
1.拡張されたチャンネル推定について
現在の技術的方法においては、チャンネル推定8は程度d=5を持つ、図2に示されている代替装置14
【0046】
【数10】
【0047】
に関してのみ可能となるが、このチャンネル推定方法を推定されるべきそれぞれのシステムに適応させることが提案される。このことは、より高い程度に関して、そして信号のマルチパス伝搬におけるより大きな遅延差異に関して、単に1つのチャンネル推定が可能となるのみならず、最大値の後の、すなわち推定エラーの最小の変動を持つどのようなレートのチャンネル推定をも可能とする。
【0048】
拡張されたチャンネル推定は、代替装置14の可変期待される程度cに関するチャンネル推定に基づいている。期待される程度cを持つシステムのc+1係数は、
【0049】
【数11】
【0050】
であり、変換、
【0051】
【数12】
【0052】
によって求められる。
【0053】
ベクトル[y(c)]のc+1コンポーネントyk(c)が続いて、(周期的に拡張された)トレーニングシーケンス26〈ak〉の一部の係数を持つ、受信された信号からの複合サンプル値6のシーケンス〈rk〉の相関によって(通常に)形成される。
【0054】
【数13】
【0055】
表現の簡単化のために、受信されたシーケンス〈rk〉におけるトレーニングシーケンス27の期待される開始のために、個別の瞬間k=0が用いられる。2つの和限度、加算リミットku(c、k)およびko(c、k)は一般的に、程度cの、およびタイムインデックスkの関数である。それら和限度の可能な選択は、
ko(c、k)=25−c
ku(c、k)=c,
であり、これはすべての瞬間kに関する和が多くの素子として影響を与えるという点で改善的である。バイナリシンボルのクロックにおける異なる個別の瞬間kに関しては、異なる和限度ないし加算リミットを選択することも賢明であるかもしれない。例えば、拡張されたトレーニングシーケンス26の始めにおいては、サンプル値の長いシーケンスが相関され、そして引き続く瞬間kに関しては、より低い和限度kuが増加することができる。データシーケンスと同様、拡張されたトレーニングシーケンス26に関しても、π/2シフト2PSK変調としてGMSKの解釈が配慮され、こうしてバイナリの、バイポーラ拡張されたトレーニングシーケンス26のjk倍が乗算16で行われる。
【0056】
マトリクスΦ-1(c)は、(c+1)x(C+1)マトリクスの逆値ないし逆数値であり、
【0057】
【数14】
【0058】
ここで、各素子は
【0059】
【数15】
【0060】
であり、これは拡張されたトレーニングシーケンス26〈ak〉と短くされたバージョンとの間のクロス相関値を表している。マトリクスΦ-1(c)は、このため容易に計算される。それらは、提案されている受信機におけるROM内に蓄積されている、GSM移動無線において用いられる全部で8のトレーニングシーケンスに関して、0≦c≦7であることが望ましい。この方法においては、それらのリアルタイム計算は、排除される。
【0061】
ベクトル[y(c)]をマトリクスΦ-1(c)で乗算することにより、クロス、相互相関された
ψk(c)
のk≠0およびc≠5を持つ、フェージングのない影響は、チャンネル推定に用いられる。GSM移動無線におけるトレーニングシーケンスが知られたように選択され、その結果、特にc=5に関して以下が成り立つ。
【0062】
Φ-1(5)=Φ(5)=E6
ここで、E6は6x6ユニットマトリクスを示している。
【0063】
今日の技術状態におけるチャンネル推定のために独占的に用いられているc=5に関する、この特別な場合においてのみ、マトリクス乗算が省かれることができる。こうして、用いられているc=5への制限は、以下の不都合の原因と成りうる。
【0064】
−程度c=d=5の最大にまでの代替装置14の係数のみが推定されることができる。こうして、信号のマルチパス伝搬、またはトレーニングシーケンス27の実際の開始に対して推定された瞬間k=0のシフトを持つより高い遅延差異が生じたとき、チャンネル推定8は正しくない。
【0065】
−代替装置14の5よりも小さな程度が実際に示されたとき、推定エラーの変動は、必要以上に大きなものとなる。
【0066】
本発明によって蓄積されているマトリクスΦ-1(c)によりベクトル[y(c)]を乗算することにより、期待される程度0≦c≦13に関するチャンネル推定が可能となる。c>7に関しては、推定エラーの変動が確かに明確に増加し、その結果、0≦c≦7への制限は実際上推薦されるものとなる。
【0067】
拡張されたチャンネル推定8は以下のようにされることが望ましい。
【0068】
−最初に高い期待される程度(たとえばc=7)に関するチャンネル推定が計算され、実際の程度およびゼロ瞬間の位置が求められる。引き続いて推定されるべき係数に関する1つのウィンドウが決められることができ、その結果、このウィンドウの外側の推定される係数の値が推定エラーの計算許容値を越えることはないと考慮さる(係数クリッピング)。
【0069】
−第2のチャンネル推定に関しては、第1の試みにおいて求められた期待される程度cおよびゼロ瞬間の最適位置が用いられる。この方法においては、推定エラーの変動が最小化される。
【0070】
推定されるフィルタ係数18の2重計算のために、ゼロ瞬間およびフィルタリングの程度に適応するチャンネル推定8が行われる。この目的のために、必要となる付加的コストは単に第2マトリクス乗算に関するものだけである。
【0071】
2.全域通過検出について
推定された個別時間代替システム
【0072】
【数16】
【0073】
14に関しては、2つの(またはそれぞれ1つの)全域通過フィルタA(z)および
【0074】
【数17】
【0075】
が計算され、これを通して最小および最大位相オーバーオールシステムがもたらされる。全域通過検出9に関しては、
G(z)・G*(z*-1)
の分解のための全ての現在の、そして以前の提案された方法は、たとえば1996年のエレクトロニクスおよびコミュニケーションのインターナショナルジャーナル誌(AEU)第50巻(第1号)のW.ゲルスタッケルによる「有限長制約を持つ最小平均平方エラーないし最小平均自乗誤差DFEへの別のアプローチ」または、1992年ウィーン、ミュンヘンの、オルデンバルグ出版社発行のA.V.オッペンハイムおよびR.W.シャヘルによる、「時分割信号処理」に示されているような、最小位相および最大位相部分において利用することができる。
【0076】
セプストラムと呼ばれる、周波数レスポンスの対数から開始する方法は、高度な利点を提供する。
【0077】
3.全域通過フィルタリングについて
全域通過フィルタリング10は、状態削減11を持つシーケンス推定に関して、程度cを持つそれぞれ最小位相または最大位相個別時間代替システム14によりデータ信号の線形歪みを生じさせる。
【0078】
トレリスダイアグラム内で2つのパスが分岐するときに差異信号のエネルギーが最大となるときのみ、そのトレリスダイアグラムはシステム14のためのバイナリ入力シンボルに関して図2に類似に描かれることができ(たとえば、1992年、ベルリンのスプリンゲル出版社発行のJ.フューベルによる、「ディジタル中継技術におけるトレリスコーディング−基礎と応用」参照)、それは著しい削減に関してさえ、シーケンス推定における状態−低減によって生ずる信号対雑音比が無視できる程度に小さいものとなる。
【0079】
もしチャンネル推定8の何の判断指示される調節もトレーニングシーケンス27を基にして行われないのであれば、正方向におけるシーケンス推定は、全てのバーストにわたって実行されることができるため、最小位相代替システム14によって歪ませられる信号を発生するための、システムA(z)による全てのシーケンス〈rk〉の全域通過フィルタリング10は十分である。しかし、もしチャンネル推定8の判断指示された調節がシーケンス推定方法の間に行われるならば、サンプル値6のシーケンス〈rk〉の部分がシステムA(z)による正方向におけるトレーニングシーケンス27で開始される、ベースバンドへ変換される受信信号からフィルタアウトされることができ、その反対に、負方向における部分はシステム
【0080】
【数18】
【0081】
によってフィルタされることができる。トレーニングシーケンス27から開始することにより、シーケンス推定11はこの場合、正および負方向で分離的に行われる。いずれの場合においても、全域通過フィルタリング10によって、差異信号はトレリスダイアグラムのパス分岐において最大エネルギーを持つ。全域通過フィルタリング10は、たとえば、FIRまたはIIR装置を持つ個別回旋による、または周波数ドメインにおいてアイテム2の下で計算された伝達関数によって乗算される、個別のフーリエ変換、そして引き続いて逆フーリエ変換による、タイムドメインにおけるディジタル信号処理において習慣的な線形信号変換方法のいずれかとともに実行されることができる。
【0082】
4.低減された状態の数を持つシーケンス推定について
ディジタルパルス振幅変調信号、この信号は歪みによりインパルスないしパルス干渉によって影響される、のシーケンス推定のための状態の数を低減された全ての現在方法は、たとえば1989年のIEEEコミュニケーション会報第37巻第5号の428−436ページの、A.デュエルホーレンおよびC.ヒーガードによる、「遅延された判断−フィードバックシーケンス推定」で実施することができる。そこで論じられた判断−フィードバックシーケンス推定は、代替装置14の第1coバイナリ遅延素子のトレリスダイアグラムが2co状態で形成されるようにして用いられることが好都合である。ビテルビアルゴリズムにおけるメトリックを計算するために、このシステムのさらに別の係数18がトレリスダイアグラムにおけるそれぞれの状態においてパスレジスタ内のシンボルによって推定される。
【0083】
引き続くチャンネルデコーディング12のために、チャンネルシンボルを推定するだけでなく、それらの信頼性をも推定することは有益であり、ソフト判断デコーディングと呼ばれるものを実行することが可能となる。それぞれのシンボルを決定するのに加えて、この判断が正しいことの確実さもまた決定されることができる。状態−低減および、シンボル信頼性の近似計算を持つシーケンス推定方法は、たとえば1990年12月サンディエゴにおけるGLOBECOM1990の会報401.4.1−401.4.6ページにおける、Pホッファによる、「周波数選択フェージングチャンネル上のTCM:ソフト出力がい然性イコライザ」に示されている。
【0084】
ホワイトノイズ19によって歪ませられたその出力シンボルを考慮しながら、(線形的に歪ませる装置14のこの特定の場合においては)トレリスコーダの入力シンボルの後続可能性を計算する最適方法は、バール他による後続単一シンボル推定を最大とするためのアルゴリズムであり、これはたとえば1974年のIEEE情報理論の会報IT−20、284−287ページの、L.R.バール、J.クック、F.ジェリネック、およびJ.ラビフによる、「シンボルエラーレートを最小にするための線形コードの最適デコーディング」を参照できる。このアルゴリズムにおいては、こうして観察されるトレリスコード出力信号γ−1を考慮しながらステップγにおける状態I=1,2‥Zに関するがい然性αγ(i)は、前進回帰によって決められ、そして現在ステップγにおける想定されている状態iを持つステップγに戻る最後のステップLの間に見られるトレリスコーダ出力シンボルのためのがい然性βγ(i)は、後退回帰によって決められ、これはたとえば1992年ベルリンのスプリンゲル出版社の、J.ヒューベルによる、「ディジタル中継技術におけるトレリスコーディング−基本と応用」を参照できる。この方法においては、全ての受信されたシーケンスを考慮して、ステップγにおける状態iのための状態がい然性Ψγ(i)は、
Ψγ(i)=αγ(i)βγ(i)
を保つ。用いられているトレリスコーダによって、シンボルがい然性は直接的に状態がい然性から引き継がれる。
【0085】
1990年のサンディエゴのGLOBECOM1990の会報807.5.1−807.5.6ページのW.コッホおよびA.ベイエルによる、「時間変動シンボル間干渉により分配されたコードデータの最適およびサブ最適検出」および、1990年12月サンディエゴのGLOBECOM1990の会報401.4.1−401.4.6のP.ホッファによる、「周波数選択フェージングチャンネル上のTCM:ソフト出力がい然性イコライザの比較」によれば、バールアルゴリズムは判断フィードバックビテルビアルゴリズムに類似の状態削減アルゴリズムとなりうるものである。αγ(i)を計算するための前進回帰を用いると、パスレジスタは現在の2coの状態の各々に割り当てられており、このパスレジスタはDFSEアルゴリズムとともに各時間ウィンドウ内で更新され、そして低減されたトレリスのブランチメトリックを計算するために必要である。ブランチメトリックは蓄積され、そしてβγ(i)を決めるために後退回帰のために再び1度だけ用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル伝送装置の、本発明による受信機のブロック回路図である。
【図2】伝送チャンネルを描写する代替装置、この装置はチャンネル推定のためのインパルスないしパルスレスポンスを発生させる、のブロック回路図である。
【図3】チャンネル推定のために必要なトレーニングシーケンスをふくむ、単独のタイムスロットの構成を持つ、GSM移動無線におけるTDMAフレームの構造を示す図である。
Claims (3)
- 受信機を有するディジタル伝送装置であって、前記受信機は状態削減シーケンス推定方法または状態削減単一シンボル推定方法(11)を実行することにより、伝送チャンネルによって歪ませられた受信信号のサンプル値(6)のシーケンスから、伝送されたバイナリシンボルを推定するためのイコライザを含む受信機を有するディジタル伝送装置において、推定値(11)を形成するために
―最小位相代替装置(14)が、全域通過伝達関数により、サンプル値(6)のシーケンス内のサンプル値を受信された順序で既知トレーニングシーケンス(27)から正の方向にフィルタリングし、
―最大位相代替装置(14)が、全域通過伝達関数により、サンプル値(6)のシーケンス内のサンプル値を既知トレーニングシーケンス(27)から負の方向にフィルタリングし、そして逆の順序で処理し、
―シンボル推定器(11)が、状態削減を伴うシーケンス推定方法によって、最大位相代替装置によって既知トレーニングシーケンスから負の方向にフィルタリングされた前記サンプル値と、最小位相代替装置によって既知トレーニングシーケンスから正の方向にフィルタリングされた前記サンプル値とに対して、状態削減シーケンス推定または状態削減単一シンボル推定を行うことを特徴とする、ディジタル伝送装置。 - 最小または最大位相代替装置(14)を形成するために、受信されたトレーニングシーケンス(27)を基に推定された伝送チャンネルインパルスレスポンスを全域通過フィルタに変換する全域通過検出が行われる、請求項1に記載のディジタル伝送装置。
- 状態削減シーケンス推定方法または状態削減単一シンボル推定方法(11)を実行することによって、伝送チャンネルによって歪ませられた受信信号のサンプル値(6)のシーケンスから、伝送されたバイナリシンボルを推定するためのイコライザを含む受信機において、推定値(11)を形成するために、
―最小位相代替装置(14)が、全域通過伝達関数により、サンプル値(6)のシーケンス内のサンプル値を受信された順序で既知トレーニングシーケンス(27)から正の方向にフィルタリングし、そして
―最大位相代替装置(14)が、全域通過伝達関数により、サンプル値(6)のシーケンス内のサンプル値を既知トレーニングシーケンス(27)から負の方向にフィルタリングし、そして逆の順序で処理し、
―シンボル推定器(11)が、状態削減を伴うシーケンス推定方法によって、最大位相代替装置によって既知トレーニングシーケンスから負の方向にフィルタリングされた前記サンプル値と、最小位相代替装置によって既知トレーニングシーケンスから正の方向にフィルタリングされた前記サンプル値とに対して、状態削減シーケンス推定または状態削減単一シンボル推定を行うことを特徴とする、受信機。
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