JPH08218282A - ゴム補強用超高強度スチールワイヤおよびスチールコード - Google Patents
ゴム補強用超高強度スチールワイヤおよびスチールコードInfo
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- JPH08218282A JPH08218282A JP7042610A JP4261095A JPH08218282A JP H08218282 A JPH08218282 A JP H08218282A JP 7042610 A JP7042610 A JP 7042610A JP 4261095 A JP4261095 A JP 4261095A JP H08218282 A JPH08218282 A JP H08218282A
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Abstract
ゴム製品の適切な軽量化及び耐疲労性向上を実現できる
超高強度かつ高靭性のスチールワイヤおよびスチールコ
ードを提供する。 【構成】炭素を0.80〜0.89重量%含有するスチ
ールワイヤであって、スチールワイヤの引張強さが−2
00d+400以上であり、しかも一方向捻り後、逆方
向捻りを与える捻回−トルク試験でのトルクの低下率が
7%以内の範囲にある。
Description
ベルト及び高圧ホース等のゴム製品の補強に用いられる
超高強度スチールワイヤおよびこれを用いたスチールコ
ードに関するものである。
や搬送用ベルト及び高圧ホース等のゴム製品の補強材と
してスチールワイヤやスチールワイヤを複数本撚り合わ
せたスチールコードが使われている。したがってこうし
た補強材は高強度,高靭性及び耐疲労性などの特性がす
ぐれていることが要求される。しかも最近、これらのゴ
ム製品にはコスト低減、取り扱い易さおよび軽量化が強
く要求されており、ことに軽量化は自動車用タイヤにお
いて燃費削減等の観点から重視されている。そのため補
強材については更に高強度が必要になってきている。
強加工を施すことで高強度化するだけでは、靭性が劣化
して伸線及び撚り線加工が困難になったり、必要な特性
を満足させることはできなくなる。また、ワイヤを複数
本撚り合わせてコードにした場合に強度の低下が大きく
なってしまい、高強度化の意味がなくなってしまうとい
う問題も生じる。従来、ゴム製品の補強材としてのスチ
ールワイヤやスチールコードは、一般に炭素含有量が
0.70〜0.75重量%程度の炭素鋼線材を用いて所
定中間径まで伸線後、熱処理とめっきおよび伸線するこ
とで製造されていた。この場合のスチールワイヤの引っ
張り強度Yは、図1に示すように、ワイヤ直径dとの関
係において、Y≧−200d+335(kgf/m
m2)程度であった。その後、高強度化の要求により、
炭素含有量が0.80〜0.89重量%程度の炭素鋼線
材を用いて、Y≧−200d+365(kgf/m
m2)程度の高強度材が現在実用化されている。しか
し、上記した要求に応えるためにはY≧−200d+4
00(kgf/mm2)を越えるレベルの超高強度材が
必要であるが、前記炭素量範囲では製造上および靭性劣
化の問題から実用化されていないのが実情である。
それ自体は製作可能である。しかし、上記のようにY≧
−200d+400(kgf/mm2)を越えるレベル
の超高強度材になると、実際の製造においても多くの課
題が出てくる。すなわち、たとえば重量比で1.0%を
以上というような高い炭素含有量の線材を用いて、伸線
加工度も大きくとって加工硬化により強度を上げること
が考えられる。しかし、高いC量の線材はそのコストが
高くまたその熱処理も難しくなる。また、伸線加工工程
においても、高強度(高硬度)の材料をダイスを使って引
き抜くため引抜き力が高くなってダイスの消耗が激しく
なったり、或いは引き抜けなくなって断線が多発したり
して目的のワイヤが実用的に得られない状況になる。ま
ず、この問題を克服するのが困難である。
だけでは不十分であり、靭性を兼ね備えていなければな
らない。しかも、スチールワイヤは板や棒と違って単純
に曲げや引っ張りが作用するだけでなく、コード製造時
に捻られ、またゴムに埋め込まれた状態で引っ張り、圧
縮およびせん断など複雑多様な力を受ける特殊条件下に
ある。しかし、こうした使用条件に則した靭性の有効な
判断手段やその定量性について知られていなかった。す
なわち、従来では、スチールワイヤをその軸方向と直角
面において中心軸のまわりに捻り、スチールワイヤが破
断するまでの回数(捻回値)をもって靭性の尺度としてい
た。しかし、このような捻回値では厳密な靭性良否の臨
界を設定することは不可能で、尺度として信頼できない
ものであった。その理由は、同一の捻回値をもつスチー
ルワイヤ同士でも、その後の撚り線性や耐疲労性等にお
いて良好なものと不良のものが出てしまうことが多数経
験されたからである。
ために研究を重ねて創案されたもので、その目的とする
ところは、炭素含有量を従来レベルのままとしながら、
ゴム製品の適切な軽量化及び耐疲労性向上を実現できる
超高強度かつ高靭性のスチールワイヤおよびスチールコ
ードを提供することにある。
本発明は、炭素を0.80〜0.89重量%含有する炭
素鋼線材を使用し、所定中間径まで伸線した後熱処理と
めっき及び伸線を施して得られるスチールワイヤであっ
て、スチールワイヤの引張強さが下記式を満足し、しか
も一方向捻り後、逆方向捻りを与える捻回−トルク試験
でのトルクの低下率が7%以内の範囲にある構成とした
ことを特徴とするものである。 Y≧−200d+400 [Y:引張強さ(kgf/mm2)、d:スチールワイ
ヤ直径(mm)]前記スチールワイヤワイヤは、下記の
湿式伸線条件で製造されたものであることが好ましい。 引抜き用ダイスとして、アプローチ角2αが8〜10
°、ベアリング長さが0. 3d1(但し、d1は引抜き
孔径)て、かつ少なくとも最終引抜きダイスとこれ よ
り上流の数個のダイスのニブが焼結ダイヤモンドからな
るものを用いる。 最終引抜きを2枚のダイスを直列に並べたダブルダイ
スを使用して行い、出口側ダイスでの引抜き減面率1.
2〜3.9%のスキンパスとする。 スキンパス直後のスチールワイヤ温度を150℃以下
に制御する。 また、本発明の他の特徴は、前記スチールワイヤを複数
本撚合したスチールコードとしたことにある。
0.80〜0.89重量%の炭素鋼線材を用いるため、
この面で製造コストの増大をもたらさない。また引っ張
り強さがY≧−200d+400(kgf/mm2)の
超高強度を有するため、少ない本数で良好な補強効果を
実現することができる。なお、ワイヤの強度レベルの上
限については、炭素含有量が0.80〜0.89重量%
である関係から、−200d+430程度まで可能であ
る。しかも、本発明は靭性の良否判断の手段として一方
向捻りと逆方向捻りによる捻り試験を採用し、この試験
でのトルク低下率を7%以内の範囲としている。このた
め、高強度と靭性を兼ね備え、撚り効率が良好で耐疲労
性も良好なゴム補強用の超高強度スチールワイヤとな
り、これを複数本撚り合わせたスチールコードは高強
度、高靭性および耐疲労性にすぐれ、ゴム製品の補強材
として使用することにより、コスト低減や軽量化を実現
することができる。
としてワイヤ軸線方向に軽く張力を掛けながら一定速度
で一定方向(たとえば時計方向)に所定回数ねじった
後、逆方向(たとえば反時計方向)に捻り返してワイヤ
が破断するまでの捻回−トルク曲線をとるものである。
かかる一方向−逆方向捻り方式による捻回−トルク試験
を採用したのは次のような理由による。すなわち、図2
(a)のように一方向に捻って捻回−トルク曲線を測定
した場合、トルクが連続して右上がりとなる正常な曲線
を描いて破断に到るものと、破断に到る間でトルク低下
が生ずるものとが現われる。かかるトルクの低下は伸線
強加工によりワイヤ内部に生じた微細欠陥から割れが入
ることにより起こるものと考えられる。しかし、この試
験でトルク低下が見られないワイヤを実際に使用しこれ
を撚合してスールコードを作ってみると、断線が発生し
たり、疲労特性が不十分なものが多数現われた。したが
って、この試験によるトルク減少判断では靭性可否の判
別は不十分かつ不正確である。
うに、一方向の捻回−トルクだけでなく、これに連続し
て逆方向の捻回−トルクをも連続検出し、その逆方向の
捻回−トルク過程におけるトルク低下を実測して見た。
その結果、かかる一方向−逆方向捻回トルク試験におい
てトルクの低下がないかあっても少なかったワイヤはそ
れ自体強度も高く、耐疲労性も良好で、スチールコード
への撚り合わせ工程においても問題なく撚り線とするこ
とができ、撚ることによる破断力の低下も少なく、また
耐疲労性も良好であることがわかった。これに対して、
一方向捻り過程でトルク不良が現われないものの逆方向
捻り過程でトルク低下が大きいワイヤは、疲労性の改善
がいまだ不十分となっていた。そして撚り合わせ工程に
おいても断線の発生があり、しかも撚り効率が悪く、得
られたスチールコードはワイヤの強度が十分に発揮され
なかった。
材質を異にする多数のワイヤについて一方向−逆方向捻
り方式による捻回−トルク試験を行い、捻回−トルクの
低下率を測定してみた。その結果、いかなる場合でもト
ルク低下率が8%以上では前記した良好な特性が得られ
ないことを突き止めた。すなわち、トルク低下率△T
は、図2(b)の捻回−トルク曲線において、最初の一
方向捻りでの捻じ弾性限すなわち図における右上がり直
線部分の上限でのトルク値をTとし、逆方向捻りでの低
下部トルク値の最小値をtとすると、トルク低下率△T
は次式で表される。但し、トルク低下のない場合はt=
Tとする。 △T=[(T−|t|)/T]×100(%) このトルク低下率△Tが8%以上では前記した不具合が
生じていた。そこで本発明は、トルク低下率△Tが7%
以内の特性を示すスチールワイヤのみを靭性が正常とす
るパラメータを採用したのである。かかる本発明のパラ
メータは、1×n構造のスチールコード、さらには2+
2で代表されるn+m構造のスチールコード製造で代表
される一定方向に撚られ次いで撚りが戻されるような状
況をよくシミュレートできることを意味している。
する。まず、本発明は、炭素含有量が0.80〜0.8
9重量%の炭素鋼線材を用い所定中間径まで伸線した
後、熱処理とめっき及び伸線を施して得られるスチール
ワイヤである。炭素鋼線材の炭素含有量の下限を0.8
0%としたのは、これを下回る炭素量では、後述する好
適な最終伸線条件を採用しても、引っ張り強さがY≧−
200d+400(kgf/mm2)が得られないから
である。上限を0.89%としたのは、これを上回る炭
素量ではコストが高くなるなどの問題があるからであ
る。好ましくは炭素含有量が0.80〜0.85%であ
る。具体的な化学的成分組成としては、C:0.80〜
0.89%、Si:0.15〜0.35%、Mn:0.
3〜0.9%、残部鉄および不可避的不純物からなるも
のであるが、前記基本成分組成にCrやNiなどを合金
元素として所定量添加していてもよい。
mのものが使用される。これを通常のように酸洗、コー
ティングを行い、連続乾式伸線してたとえば直径1.2
〜2.3mmの中間線材を得る。そして、この中間線材
をパテンティング処理してベイナイト等の異組織を含ま
ない均一な微細パーライト組織にし、ゴムとの接着性の
よい合金(通常、真ちゅうめっき)を施し、熱拡散処理
を行って最終原料線を得る。ついで、前記最終原料線を
湿式伸線して目的径例えば直径0.1〜0.4mmのめ
っき付きスチールワイヤを得る。そして、かかるスチー
ルワイヤにおいて、前記したように一方向−逆方向捻り
方式による捻回−トルク試験でのトルク低下率△Tが7
%以内のものを使用するのである。
のスチールワイヤの製造方法としては、湿式伸線工程に
おいて次の条件を採用することが好適である。 引抜き用ダイスとしてアプローチ角度(2α)が8〜
10°、ベアリング長さが0.3d1(d1=引抜き孔
径)のものを使用する。 最終引抜きにおいては2枚のダイスを直列に並べたダ
ブルダイスを使用し、出口側ダイスでの引抜き減面率を
1.2〜3.9%の範囲で軽いスキンパスを行う。 使用する引抜き用ダイスは、ニブとして、少なくとも
ダブルダイスの2枚とそれよりも上流のもの1〜5枚程
度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いる。他は従来の
合金ニブを用いてもよい。 潤滑液温度を低く保持することにより最終引抜きダイ
ス通過直後のワイヤの温度が150°C以下になるよう
に制御する。
湿式伸線工程に用いる引抜き用ダイス(後述する最終引
き抜き用のダブルダイスを含む)を示しており、1はニ
ブ2を内蔵したダイスであり、ニブ2はアプローチ部2
0の角度2αが8〜10°となっており、またベアリン
グ部21の長さlが0.3d1となっている。従来、ア
プローチ角は引抜き力が最も低くなることから12°が
一般に採用されているが、これよりもむしろワイヤ表面
と内部が均一な加工を受けて表面残留応力も低くなるこ
とが重要であることから本発明はアプローチ角を8〜1
0°としたものである。そして、これによる引抜き抵抗
の増大を抑制するため、ベアリング長さを短くしたもの
で、通常の0.5d1では引抜き抵抗が大きすぎるため
適当でない。図4は最終引き抜き用のダブルダイス(仕
上げ用ダイス)3を示しており、ケーシング4,4にそ
れぞれノーマルダイス5aとスキンパス用ダイス5bを
近接して直列状に配置し、所定減面率を2分割して得る
ようにしている。前記ノーマルダイス5aとスキンパス
用ダイス5bのニブ2a,2bはそれぞれ焼結ダイヤモ
ンドで作られ、前記したアプローチ角とベアリング長さ
となっている。上記のようにダブルダイス3の2枚のニ
ブ2a,2bとこれの上流の引抜き用ダイスを含めて4
枚程度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いるのは、第
1に焼結ダイヤモンドが合金ダイスに比べて表面の粗さ
も非常に平滑なため引抜き力を低くすることができ、ま
た、引き抜いたワイヤの表面も平滑になり、耐疲労性向
上にも効果があるからである。第2に焼結ダイヤモンド
が硬いことから連続引抜きによる摩耗がほとんどなく、
摩耗によるダイス径の増大とこれによる減面率の変化を
防止できるからである。
スを使用してスキンパスを行うのは、引抜きによるワイ
ヤ発熱を低減するとともに、ワイヤ表面の残留応力を低
く抑えるためである。スキンパス用ダイス5bによる引
抜き減面率を1.2〜3.9%の範囲としたのは、1.
1%以下では加工量が少なすぎて残留応力の緩和作用が
少なく、4.0%以上とあまり大すぎても残留応力の緩
和作用が少ないからである。そして、最終ダイス通過直
後のワイヤの温度を150°C以下になるように潤滑液
温度を低く保持するのは、スキンパスの採用と併せて潤
滑液温度を低くコントロールすることにより、最終ダイ
ス通過直後のワイヤ温度を一定値以下に抑えることによ
り、時効によるワイヤの脆化を防ぐことができる利点が
あるからである。このように潤滑液温度を低く保持する
方法は、湿式伸線機の槽外に循環ポンプと冷却機を設
け、循環液を槽から強制的に抜きこれを冷却して槽に戻
す循環系とし、潤滑液温度を例えば操業中35℃以下に
温度制御すればよい。
チールコードを含むもので、スチールコード構造は任意
である。1×n構造さらにはこれの外周に複数本のスチ
ールワイヤを配して撚り合わせたものや、2+2、3+
3などのn+m構造のものなどが挙げられる。
た。その成分組成は重量%で、C:0.84%、Si:
0.21%、Mn:0.51%、残部鉄および不可避的
不純物である。この線材を連続乾式伸線して中間径2.
20mm及び2. 0mmの線にした。 2)次に、この線に熱処理(パテンティング)と真鍮め
っきを施して最終原料線とした。この時の線の引張り強
さは中間径2.20mmの場合127kgf/mm2、
中間径2.0mmの場合129kgf/mm2であっ
た。 3)次いで、連続湿式伸線を行って、目的径0.35m
mのワイヤに仕上げ、実施例1,2,3のスチールワイ
ヤと比較例1,2,3,4を得た。この湿式伸線工程に
おいて、以下のように条件を変えてワイヤを製作した。 ここで、実施例1,2および比較例1,2,3は中間径
2.0mmを、実施例3は中間径2.2mmを用いたも
のである。
ーチ角度=8°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最
終引抜きにおいてはスキンパス減面率=2.0%とした
ダブルダイスを用い、また、このダブルダイスの2枚と
直前の4枚(計6枚)に焼結ダイヤモンドニブを用い、
それより上流は合金ダイスを用いた。この時、最終ダイ
ス通過直後のワイヤ(上がりワイヤ)温度は潤滑液によ
って熱流束温度計の測定温度で147°Cにコントロー
ルした。 〔実施例2について〕ダイスアプローチ角度=10°と
し、スキンパス減面率=2.5%、焼結ダイヤモンドニ
ブの使用枚数は最終から4枚、他は実施例1と同じ条件
で伸線した。上がりワイヤ温度は142°Cであった。 〔実施例3について〕ダイスアプローチ角度=10°、
スキンパス減面率=2.0%、他は実施例1と同じ条件
で伸線した。上がりワイヤ度は148°であった。 〔比較例1について〕スキンパス減面率=1.0%と
し、他は実施例2と同じ条件で伸線した。上がりワイヤ
温度は153°Cであった。 〔比較例2について〕スキンパス減面率=4.5%と
し、他は実施例2と同じ条件で伸線した。上がりワイヤ
温度は143°Cであった。 〔比較例3について〕スキンパスを行わないで通常のシ
ングルパスとし、他は実施例1と同じ条件で伸線した。
上がりワイヤ温度は低く抑えることが困難で187°C
であった。 〔従来例1について〕従来の高強度ワイヤでダイスはア
プローチ角度=12°、ベアリング長さ=0.5d1、
ダイスは全て合金ダイスを用いた。
の炭素鋼線材を用いた。その成分組成は重量%でC:
0.88%、Si:0.24%、Mn:0.51%、残
部鉄及び不可避的不純物である。この線材を連続乾式伸
線して中間径2.0mmの線にした。次に、この線を熱
処理と真鍮めっきを施して最終原料とした。この時の線
の引張強さは134kgf/mm2であった。次に、以
下のように湿式伸線を行って目的径0.35mmの実施
例4と比較例4のワイヤを得た。 〔実施例4について〕ダイスアプローチ角度=10°、
ベアリング長さ=0.3d1のダイスを用い、最終引抜
きにおいてダブルダイスによって2.0%のスキンパス
を行った。なお、最終ダイス以前の4枚についてはダイ
ヤモンドダイス(他は合金ダイス)を用いた。 〔比較例
4について〕スキンパスを行なわず、最終ダイス以前の
6枚をダイヤモンドダイス(他は合金ダイス)とし、そ
の他の条件は実施例4と同じにした。
1に示す。表1において、「捻回値」は図5に示すよう
に固定側の掴み具6と可動側の掴み具7の掴み間隔L=
100d(dはワイヤ直径)で製品スチールワイヤ8を
掴み、固定側の掴み具6から延出したワイヤ軸方向に軽
く張力を掛けながら可動側の掴み具7を可変速モータ9
により回転数=30rpmで一方向に捻ってワイヤが破
断するまでの回数を測定したものである。また捻回−ト
ルク試験は、固定側の掴み具6と可動側の掴み具7の掴
み間隔Lを300d(dはワイヤ直径)とし、固定側の掴
み具6から延出したワイヤ軸方向に軽く張力を掛けなが
ら、可動側の掴み具7を可変速モータ9により捻り速度
=30rpmで一方向に10回捻った後、ワイヤが破断
するまで逆方向に前記捩じり速度で捻り返しを行ってそ
れぞれ捻回−トルク曲線をとって判定した。なお、表1
さらに後述する表2,表5において、「一方向捩り試験
結果」および「一方向−逆方向捩り試験結果」の○はト
ルク低下率△Tが0〜7%のもの(良好)を指し、×は
トルク低下率△Tが8%以上のもの(不良)を示す。ワ
イヤの疲労限はハンター式回転曲げ疲労試験機によって
求めた。
2,3及び4は目的の強度を有し、また、捻回−トルク
試験におけるトルク不良もなく、疲労限も従来の高強度
材(従来例1)に比べて非常に優れている。比較例1,
2,3及び4はいずれも捻りトルク不良があり、いずれ
の疲労限も従来例に比べて改善が見られない。比較例2
においては一方向捻りでトルク不良はないが、逆方向捻
りも加えるとトルク不良の発生があって、疲労限も大き
な改善が見られない。従って、一方向捻りと逆方向捻り
を組み合わせた捻回−トルク試験の結果が重要であるこ
とがわかる。
の炭素鋼線材を用いた。その成分組成は重量%で、C:
0.82%、Si:0.20%、Mn:0.53%、残
部鉄及び不可避的不純物である。この線材を連続乾式伸
線して中間径1.43mmの線にした。次に、この線を
熱処理と真鍮めっきを施して最終原料とした。この時の
線の引張強さは136kgf/mm2であった。次で、
連続湿式伸線を行って目的径の0.20mmのワイヤに
仕上げた。この湿式伸線工程において条件を変えてワイ
ヤを製作した。 〔実施例5について〕ダイスは全てアプローチ角度=8
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最終引抜きにお
いてスキンパス減面率=2.0%としたダブルダイスと
し、また、全ダイスとも焼結ダイヤモンドニブを用い
た。 〔実施例6について〕ダイスは全てアプローチ角度=1
0°、ベアリング長さ=0.3d1とし、スキンパス減
面率=1.5%とし、また、スキンパスの2枚とその直
前の2枚の計4枚は焼結ダイヤモンドニブとし、それよ
り前のダイスは合金ダイスを用いた。 〔比較例5について〕ダイスは全てアプローチ角度=1
0°、ベアリング長さ=0.5d1とし、最終のスキン
パス減面率=4.5%としてその他は実施例6と同じ条
件で伸線した。 〔比較例6について〕ダイスアプロー
チ角度=8°、最終スキンパス減面率=2.0%とし、
スキンパスの2枚とその直前の4枚の計6枚については
焼結ダイヤモンドニブとし、それより前は合金ダイスを
用いて、他は比較例5と同じ条件で伸線した。 〔比較例7について〕ダイスは全てアプローチ角度=8
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最終はシングル
ダイスとした。他は比較例6と同じ条件で伸線した。 〔従来例2について〕従来の高強度ワイヤであり、ダイ
スアプローチ角度=12°、ベアリング長さ=0.5d
1とし、全て合金ダイスを用いたものである。以上につ
いての特性を表2に示す。
目的の強度に達し、しかも捻りトルクの不良もなく、疲
労限も従来例2に比較して高い。一方、比較例において
は、その強度が目的に達していても、疲労限は従来例に
比べて改善がほとんどないことがわかる。
mmのワイヤと、具体例3の直径0.20mmのワイヤ
を用いて、バンチャー式撚り線機で撚り合わせてスチー
ルコードを製作した。すなわち、直径0.20mmのワ
イヤ3本をS方向に撚り合せて1×3構造の芯ストラン
ドとし、更にこの周りに直径0.35mmのワイヤ6本
をS方向に撚り合わせて、1×3(0.20)+6
(0.35)構造のスチールコード(撚りピッチ:1×
3は10mm,+6は18mm)を製作した。それらス
チールコードに使用したワイヤは以下のとおりである。
下記において、芯は芯ストランドを、側は側ストランド
をそれぞれ意味する。 実施例7…芯:実施例5のワイヤ、側:実施例1のワイ
ヤ 実施例8…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例2のワイ
ヤ 実施例9…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例3のワイ
ヤ 実施例10…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例4のワイ
ヤ 比較例8…芯:比較例5のワイヤ、側:比較例1のワイ
ヤ 比較例9…芯:比較例6のワイヤ、側:比較例2のワイ
ヤ 比較例10…芯:比較例7のワイヤ、側:比較例4のワイ
ヤ 従来例3…従来の同一構造の高強度材スチールコード。 (芯:従来例2のワイヤ、側:従来例1のワイヤ) 以上のスチールコードについて特性を表3に示す。
及び従来例1のそれぞれのワイヤを使ってバンチャー式
撚り線機を用いて、ほぼ平行に2本の素線(ワイヤ)を
引き揃え、その周りに他の2本の素線をS方向にピッチ
18mmで巻き付けるように撚り合せる2+2構造のス
チールコードを製作し、それぞれ実施例11,12,比
較例11,12及び従来例4とした。これらのスチール
コードの特性を表4に示す。
転自在の3ヶのロールを千鳥状に配して、これに沿わせ
てコードをその破断荷重の10%の負荷の下に張り渡し
て、このロールを左右に繰り返し移動させてコードに繰
り返し曲げを与えるもので、コードが破断するまでの回
数を測定する。表中の数値は従来例を100としたもの
である。表3、表4さらに後述する表6において、「撚
り線性」の◎は問題なし、△は断線あり、×は断線多数
を示している。
〜12は撚り線も問題なくでき、撚り合わせによる強度
の低下も少なくて破断荷重も十分高く維持され(撚り効
率が高く)、また耐疲労性も非常に高い。一方、比較例
においては捻りトルクの不良があるワイヤでコードにさ
れているため、撚り効率が大きく低下しているだけでな
く、耐疲労性も悪くなっている。ここで、コードを分解
してワイヤを取出し、これについて捻り試験を行った
が、撚り線前のワイヤとほぼ同じ捻回−トルク曲線を示
した。
て連続湿式伸線を行って、目的径0.38mmのワイヤ
に仕上げた。この湿式伸線工程で以下のような条件でワ
イヤを製作した。 〔実施例13について〕ダイスアプローチ角度=10
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、スキンパス減面
率=2.0%、ダブルダイスの2枚とその直前の2枚を
焼結ダイヤモンドニブとし、それより上流は合金ダイス
を用いて伸線した。 〔実施例14について〕スキンパス減面率を3.0%と
し、他は実施例13と同じ条件とした。 〔比較例13について〕ダイスベアリング長さを0.5
d1、スキンパス減面率を4.5%とし、他は実施例1
3と同じ条件とした。 〔従来例5について〕従来の高強度ワイヤでダイスはア
プローチ角度=12°,ベアリング長さ=0.5d1で
あり、ダイスは全て合金ダイスを用いた。以上のワイヤ
についての特性を表5に示す。
イヤと具体例3の0.20mmのワイヤを用いてバンチ
ャー式撚線機で撚り合わせてスチールコードを製作し
た。すなわち、直径0.20mmのワイヤ3本をZ方向
に撚り合わせて1×3のストランドとし、更にこの周り
に直径0.38mmのワイヤ6本をS方向に撚り合わせ
て1×3(0.20)+6(0.38)構造のスチール
コード(撚りピッチ:1×3は10.0mm、+6は1
8.0mm)を製作した。使用したワイヤの関係は以下
のとおりである。芯は芯ストランド、側は側ストランド
を示す。 実施例15…芯:実施例5のワイヤ,側:実施例13の
ワイヤ 実施例16…芯:実施例5のワイヤ,側:実施例14の
ワイヤ 比較例14…芯:比較例6のワイヤ,側:比較例13の
ワイヤ 従来例6…芯:従来例2のワイヤ,側:従来例5のワイ
ヤ 以上のスチールコードについての特性を表6に示す。
疲労性および撚り効率で良好な特性が得られていること
がわかる。
2によるワイヤによれば、C含有量0.80〜0.89
重量%の線材を用いながら、従来の普通高強度ワイヤよ
りも約20%、高強度材よりも約10%強度の高い超高
強度を有し、しかも靭性も良好であるため耐疲労性もよ
く、コードとする場合の撚り効率の低下を少なくするこ
とができ、良好な特性のスチールコード用材料を提供で
きるというすぐれた効果が得られる。また、請求項3に
よれば、ゴム製品に対する補強効果が高くコスト低減と
軽量化を実現することができるというすぐれた効果が得
られる。
ある。
ルク曲線を示す線図であり、(b)は本発明による捻り-ト
ルク試験における捻回-トルク曲線を示す線図である。
る。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】炭素を0.80〜0.89重量%含有する
炭素鋼線材を使用し、所定中間径まで伸線した後熱処理
とめっき及び伸線を施して得られるスチールワイヤであ
って、スチールワイヤの引張強さが下記式を満足し、し
かも一方向捻り後、逆方向捻りを与える捻回−トルク試
験でのトルクの低下率が7%以内の範囲にあることを特
徴とするゴム補強用超高強度スチールワイヤ。 Y≧−200d+400 [Y:引張強さ(kgf/mm2)、d:スチールワイ
ヤ直径(mm)] - 【請求項2】スチールワイヤが下記の湿式伸線条件で製
造されたものである請求項1に記載のゴム補強用超高強
度スチールワイヤ。 引抜き用ダイスとして、アプローチ角2αが8〜10
°、ベアリング長さが0.3d1(但し、d1は引抜き孔
径)であり、かつ少なくとも最終引抜きダイスとこれよ
り上流の数個のダイスのニブが焼結ダイヤモンドからな
るものを用いる。 最終引抜きを2枚のダイスを直列に並べたダブルダイ
スを使用して行い、出口側ダイスでの引抜き減面率1.
2〜3.9%のスキンパスとする。 スキンパス直後のスチールワイヤ温度を150℃以下
に制御する。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のスチール
ワイヤを複数本撚り合わせたこと特徴とするゴム補強用
超高強度スチールコード。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010101154A1 (ja) | 2009-03-02 | 2010-09-10 | 株式会社ブリヂストン | 鋼線の製造方法 |
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1995
- 1995-02-08 JP JP7042610A patent/JP2920474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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