JPH08217962A - ポリエステル組成物及び該組成物を積層した プラスチックフィルム - Google Patents

ポリエステル組成物及び該組成物を積層した プラスチックフィルム

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JPH08217962A
JPH08217962A JP7051791A JP5179195A JPH08217962A JP H08217962 A JPH08217962 A JP H08217962A JP 7051791 A JP7051791 A JP 7051791A JP 5179195 A JP5179195 A JP 5179195A JP H08217962 A JPH08217962 A JP H08217962A
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Tetsutaro Hashimura
鉄太郎 橋村
Hiroshi Naito
寛 内藤
Masayoshi Yamauchi
正好 山内
Yoichi Saito
洋一 斎藤
Ikuo Kurachi
育夫 倉地
Makoto Mori
誠 毛利
Yukio Ebisawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステルフィルム用帯電防止性コーデ
ィング剤やその構成成分として有用な、帯電防止性を有
する耐水性が良好な硬化被膜を形成し得るポリエステル
組成物の提供と耐水性の良い帯電防止性を有するプラス
チックフィルムの提供する。 【構成】 ポリオキシアルキレン単位を有する水溶性
分岐ポリエステルとアルカリ金属塩とを含有するポリエ
ステル組成物及び該ポリエステル組成物からなる層が少
なくとも1層積層されているプラスチックフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明はコーディング剤、特にポ
リエステルフィルム用帯電防止性コーティング剤やその
構成成分として好適であり、且つ、硬化によって耐水性
の良好な被膜となるポリエステル組成物及び該組成物を
積層したプラスチックフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルム、特にポリエチレ
ンテレフタレート2軸配向フィルムはその透明性、寸法
安定性及び優れた機械的性質の為に写真フィルム用ベー
ス、製図用ベース、磁気記録フィルム用ベース等に使用
されている。これらの用途ではポリエステル支持体と表
層材との間に下引き層を設けることによって両者の間の
接着性を向上させているが、加工工程での静電気による
トラブルを防ぐために帯電防止性が要求されている。一
方、包装用途では工程上の静電気トラブル以外に製品へ
のほこりの付着など外観を損ねるという問題も有してい
る。
【0003】ポリエステルフィルムに用いる下引き層と
して水溶性または水分散性ポリエステルを用いることが
提案されてきた。例えば、特公昭47−40873号で
は水分散を目的としてエステル形成性スルホン酸金属塩
基含有化合物を全酸成分に対し8モル%以上及びポリエ
チレングリコールを全グリコール成分に対し20モル%
以上使用する共重合体が記載されているが、耐水性が悪
いことは容易に推測できる。特公昭56−5476号の
水溶性ポリエステルもまた耐水性が不十分である。特開
昭56−88454号及び特開昭60−248231号
も水系コーディング剤に関するものであるが、これらは
耐水性が改善されているものの帯電防止性を有さない。
ポリエチレングリコールを共重合したポリエステルとア
ルカリ金属塩からなる水溶性ポリエステル系帯電防止剤
が特開平3−215588号で提案されているが、線状
ポリエステルであるため被膜の厳しい耐水性が要求され
る場合には問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コー
ディング剤、特にポリエステルフィルム用帯電防止性コ
ーディング剤やその構成成分として有用な、帯電防止性
を有する耐水性が良好な硬化被膜を形成し得るポリエス
テル組成物の提供と耐水性の良い帯電防止性を有するプ
ラスチックフィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的は、ポリオキシアルキレン単位を有する水溶
性分岐ポリエステルとアルカリ金属塩を含有するポリエ
ステル組成物及び該ポリエステル組成物からなる層が少
なくとも1層積層されたプラスチックフィルムによって
達成できる。
【0006】本発明で用いる分岐ポリエステル中のポリ
オキシアルキレン単位の含有率は50〜90wt%であ
ることが硬化被膜の十分な導電性を得るために好まし
い。ポリオキシアルキレン単位は数平均分子量が200
〜2000のポリオキシエチレン単位であることが好ま
しい。200より小さいとアルカリ金属塩によるイオン
伝導が充分に発揮せず、2000より大きいと分岐ポリ
エステルを架橋したときの架橋密度が小さくなり充分な
耐水性が得られないことがある。分岐ポリエステル中の
ポリオキシエチレン単位の含有率にもよるがポリオキシ
エチレン単位の数平均分子量は300〜1000である
ことが更に好ましい。
【0007】水溶性分岐ポリエステルの水溶性とは物理
化学的に厳密なものではなく、水に透明に溶解するもの
のほか、水に分散するものも含み、更にアンモニアやア
ミンまたは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリ水溶液に溶解するものも含む。分岐ポリエステルに
含まれるポリオキシエチレン単位の分子量が比較的小さ
いものでは分岐ポリエステルの末端のカルボン酸基を中
和させることによって水に溶解させることができる。ま
た、スルホン酸塩などのイオン性の基を有する成分を共
重合して水溶性を付与してもよい。このような分岐ポリ
エステルを水溶性有機溶媒に一旦溶解した後、水で希
釈、分散させたものや水溶性有機溶媒を蒸発させて実質
的に水溶液又は水分散液にしたものであってもよい。
【0008】ポリオキシアルキレン単位を有する水溶性
分岐ポリエステルは、通常、ジカルボン酸成分とジオー
ル成分及び3官能以上のエステル形成性成分の重縮合物
であるが、ヒドロキシカルボン酸成分を含んでいてもよ
い。ポリオキシアルキレン単位はポリアルキレングリコ
ール、例えば、ポリエチレングリコールを共重合するこ
とによって分岐ポリエステル中に導入してもよいし、ポ
リ(オキシエチレン)グリコール酸のようにジカルボン
酸成分として導入されてもよい。また、ポリオキシアル
キレン単位が、ポリエチレングリコールグリセリルエー
テルやポリエチレングリコールトリメチロールプロパン
エーテルのように、3官能以上のエステル形成性成分の
一部に含まれていてもよい。しかし、このような分岐ポ
リエステルはポリオキシアルキレン、特にポリオキシエ
チレン単位を含んでいることによって、コーディング被
膜としたとき耐水性に劣るという欠点があり、これを解
決するために架橋剤を用いて不溶化することが好まし
い。従って、分岐ポリエステルの末端は架橋反応に利用
できる反応基を有していることが好ましい。このような
反応基としては、水酸基やカルボキシル基が好ましい
が、特にカルボキシル基が、その反応性や水溶性のポリ
エポキシ化合物を架橋剤として利用できる点で好まし
い。
【0009】このような反応基を有する分岐ポリエステ
ルは、例えばテレフタル酸やアジピン酸のようなジカル
ボン酸成分とトリメリト酸やピロメリト酸等の3官能以
上のポリカルボン酸成分及び/または1,1,1−トリ
ス(ヒドロキシメチル)プロパン、1,1,1−トリス
(ヒドロキシメチル)エタンやペンタエリスリトール等
の3官能以上のポリオール成分、そしてエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコールのようなジオール成分か
らエステル化反応、エステル交換反応、重縮合等によっ
て合成することができる。
【0010】さらに、このような反応基を有する分岐ポ
リエステルは、化学式1で表されるジカルボン酸及びそ
のエステル形成性誘導体の少なくとも1つ(A成分)と
化学式2で表されるトリカルボン酸及びそのエステル形
成性誘導体の少なくとも1つ(B成分)と化学式3で表
されるジオール成分(C成分)とから得られ、且つ、そ
の成分比率が式1及び式2で表される範囲にあるものが
好ましい。
【化1】 HOOC−R1−COOH ・・・(化学式1) 但し、R1はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
素数2以上の有機基。
【化2】 但し、R2はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
素数3以上の有機基。
【化3】 HO−R3−OH ・・・(化学式3) 但し、R3はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
素数2以上の有機基 。 r>1+ρ ・・・(式1) 但し、r=(2a+3b)/2c ρ=3b/(2a+3b) ここで、aは分岐ポリエステルを構成するA成分のモル
数 bは分岐ポリエステルを構成するB成分のモル数 cは分岐ポリエステルを構成するC成分のモル数 ρ≧0.05 ・・・(式2)
【0011】このような組成範囲の原料から得られる分
岐ポリエステルは、ジオール成分の水酸基の反応度pc
が1になっても分岐係数αが0.5を越えることがなく
ゲル化の条件を満たすことはない。分岐係数αは、P.
J.フローリ著、高分子化学、下、322−330頁、
1956年、に示されているように下記式で表される。 α=pc 2ρ/[r−pc 2(1−ρ)] 従って、これを合成するための重縮合反応中にゲル化が
起こったり、その結果、反応容器からポリエステルを取
り出せないといった問題を生じない。そして、このよう
にして製造した分岐ポリエステルは末端にカルボン酸基
を有し、カルボン酸基と反応する基を2つ以上有する架
橋剤の存在下ではじめて架橋させることができる。
【0012】化学式1で表されるジカルボン酸及びその
エステル形成性誘導体(A成分)としては、コハク酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカ
ルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4′−ビフェニレンジカルボン酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル酸等
の不飽和ジカルボン酸成分が挙げられるが、原料として
は遊離のジカルボン酸であっても酸無水物であってもよ
い。さらに、これらのジメチルエステル等の誘導体が挙
げられるがこれらに限定されるものではない。また、こ
れらのジカルボン酸成分を2種以上併用してもよい。
【0013】化学式2で表されるトリカルボン酸及びそ
のエステル形成性誘導体(B成分)としてはトリメリト
酸、トリメシン酸、ヘミメリト酸等のトリカルボン酸が
挙げられるが、原料としては遊離のトリカルボン酸であ
っても酸無水物であってもよい。さらに、これらのメチ
ルエステル等の誘導体が挙げられるがこれらに限定され
るものではない。又、これらのトリカルボン酸成分を2
つ以上併用してもよい。
【0014】化学式3で表されるジオール成分(C成
分)としてはエチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール
等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等の脂環族ジオール、4,4′−ビス(ヒドロキシ
エチル)ビスフェノールA等の芳香族ジオール、更にビ
ス(ポリオキシエチレングリコール)ビスフェノールエ
ーテル等の成分が挙げられるが、原料としては遊離のジ
オールの他、カルボン酸成分とのエステルであってもよ
い。又、これらのジオール成分のみに限定されるもので
はない。又、これらのジオール成分を2種以上併用して
もよい。
【0015】アルカリ金属塩はリチウム塩が良好な導電
性を得るために特に好ましい。また、アルカリ金属塩は
陰イオンがハロゲン化物、チオシアン酸塩、または過塩
素酸等のイオン半径の大きいものがポリエステル組成物
中から塩が析出しないために好ましい。又、アルカリ金
属塩の量はアルカリ金属イオンとして0.1mmol/
gより少ないと導電性が充分でなく、5mmol/gよ
り多いと硬化させたときの樹脂表面の接着性が著しく実
用的でない。0.2〜2mmol/gが特に好ましい。
【0016】ポリオキシエチレン単位と3官能以上のエ
ステル形成性成分を含む単位より合成された水溶性分岐
ポリエステルとアルカリ金属塩を含むポリエステル組成
物を含有する層が少なくとも1層積層されたプラスチッ
クフィルムは前述のポリエステル組成物を単独で積層し
てもよいが、通常、耐水性を持たせるためにポリエポキ
シ化合物等の架橋剤と共に積層し、架橋させて硬化被膜
とするのが好ましい。このようにすることで耐水性のよ
い帯電防止層を形成することができる。また、他の水溶
性または水分散性樹脂と混合して用いることでプラスチ
ックフィルムやそのほかの層との接着性をさらに改善す
ることもできる。他の水溶性または水分散性樹脂として
は特開平2−175720号に記載されているような線
状水溶性ポリエステルや水溶性または水分散性アクリル
系樹脂、ポリスチレンスルホン酸塩やその共重合ポリマ
ー等が挙げられる。アクリル酸、マレイン酸またはイタ
コン酸等を共重合したアクリル系樹脂と混合した場合は
架橋剤との併用で分岐ポリエステルと相互に架橋させる
ことができるので下引き層として上層に対する接着性を
制御し易い。
【0017】本発明のポリエステル組成物を積層したプ
ラスチックフィルムにおいて、プラスチックフィルムと
してはポリエステルフィルムが好ましく、特に、ポリエ
チレンテレフタレートやポリエチレン−2,6−ナフタ
レート、これらポリエステルに他の成分を20モル%以
下共重合したコポリエステルが好ましい。また、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートにポリエチレンテレフタ
レートを少量ブレンドしたフィルムであってもよい。プ
ラスチックフィルムは未延伸フィルムであっても延伸フ
ィルムであってもよいが本発明のポリエステル組成物を
架橋剤と共に積層し、硬化させる場合は二軸延伸フィル
ムであることが好ましい。プラスチックフィルム上に本
発明のポリエステル組成物の層を設け、更にその上層に
他の層を設ける場合には、本発明のポリエステル組成物
中に架橋剤を添加せず、上層に架橋剤を添加することに
より本発明のポリエステル層を硬化させてもよい。
【0018】本発明のポリエステル組成物を積層する方
法としては水溶性分岐ポリエステルとアルカリ金属塩の
混合水溶液を調製しアンモニア水で分岐ポリエステルの
カルボン酸を中和しておく。これとは別に水溶性ポリエ
ポキシ化合物等の架橋剤水溶液を調製する。この2つの
液を使用前、好ましくは直前に混合し、プラスチックフ
ィルムに塗布する。塗布液の調製においては塗布前に架
橋剤との反応を抑制することに注意を払うべきであるが
前記の塗布液調製方法に限定されるものではない。塗布
の方法としては公知の種々の方法が適用できる。ロール
コート法、グラビアロール法、エアーナイフコート法、
バーコート法などが例示できる。ポリエステルフィルム
にコーティングする場合では、例えば、285℃で溶融
したポリエチレンテレフタレート樹脂をTダイから冷却
ドラム上に押し出して得られた未延伸フィルムを75℃
に予熱し、3倍に縦延伸した後、コロナ放電処理を行
い、表面処理した面にポリエステル組成物の水溶液を塗
布し、乾燥後、100℃で横方向に3倍延伸してから2
20℃で熱固定すると同時に塗布層を硬化させるインラ
インコーティングを挙げることができる。この他、コロ
ナ放電により表面処理した二軸延伸フィルムに本発明の
ポリエステル組成物を塗布し、乾燥後、加熱硬化させる
オフラインコーティングなどが利用できるが塗布方法は
この例に限定されるものではない。
【0019】本発明のポリエステル組成物を積層したプ
ラスチックフィルムは該ポリエステル組成物を含む層が
架橋されていることが耐水性を特に優れたものにする上
で好ましい。架橋するために使用する架橋剤は、水溶性
のエポキシ化合物、オキサゾリン化合物等が挙げられ
る。これらの架橋剤は反応性の基を少なくとも一分子中
に2つ以上有するものを使用する。架橋反応の温度と時
間を制御するため、架橋剤の種類に応じて触媒を使用し
てもよい。水溶性エポキシ化合物の例としては、例え
ば、長瀬産業(株)のデナコールシリーズのEX−52
1(ポリグリセロールグリシジルエーテル)、EX−6
51A(ソルビタンポリグシジルエーテル)、EX−3
13(グリセロールポリグリシジルエーテル)等が挙げ
られる。架橋触媒は水系で利用できるものであればカル
ボン酸とエポキシ化合物の反応に通常利用できるもので
よく、例えば2−メチルイミダゾールを用いたり、分岐
ポリエステルのカルボン酸基をアンモニア中和しておく
ことで反応を促進できる。
【0020】本発明のポリエステル組成物は水溶液とし
て利用できるにもかかわらず、耐水性、耐溶剤性のよい
帯電防止性被膜を形成できるのでエレクトロニクス機器
等の分野で使用されるプラスチック製品の表面に発生す
る静電気による種々の障害の防止に有用である。また、
本発明のポリエステル組成物を積層したプラスチックフ
ィルムは写真フィルム用ベース、製図用ベース、磁気記
録用ベース等だけでなく包装材料等の用途に有用であ
る。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述する。 (1)反応度(pc)の計算;反応度はエステル化で生
じた水の量を計量し、エステル化した水酸基のモル数を
未反応のときの全水酸基のモル数で除した値として計算
した。また、エステル化した水酸基のモル数及び未反応
のときの全水酸基のモル数は原料が遊離のカルボン酸と
遊離の水酸基である場合を基準とする。 (2)酸価の測定;酸価は樹脂1gを中和するのに要す
る水酸化カリウムのmg数であり、0.05gから0.
5gの樹脂を正確に計量し、メチルセロソルブ30ml
に室温で溶解、さらにイオン交換水20mlを加え、
0.02N−水酸化カリウムのベンジルアルコール溶液
で平沼産業(株)の滴定装置、平沼レポーティングタイ
トレータCOMTITE−101を用いたpH滴定で測
定した。 (3)水溶性;容器に樹脂分が15wt%となるように
水を加え、95度で10〜180分間攪拌して水溶性を
評価した。 (4)アンモニア水に対する溶解性(水溶性A);樹脂
の酸化より計算されたカルボン酸基と等モルになるアン
モニアを含む水を、樹脂濃度が15wt%となるように
加え、95℃で10〜180分間攪拌して評価した。 (5)表面固有抵抗;表面固有抵抗は横河ヒューレット
パッカード(株)製4329A超絶縁抵抗計を用いて、
100Vで実施し、電圧印加後、3分における抵抗値か
ら表面固有抵抗を求めた。使用した電極はJIS K
6911に記載されている形状のものである。表面固有
抵抗は帯電防止性の指標となる。 分岐ポリエステル(PEs-1〜PEs-7)の合成 加熱可能な空冷管、窒素導入管、及び攪拌機付き反応容
器にアジピン酸0.8モル、無水トリメリト酸0.2モ
ル、及びポリエチレングリコール(数平均分子量30
0)0.8モルを入れ、充分、反応容器内を窒素置換し
た後、窒素気流下、攪拌しながら1時間かけて160℃
まで昇温した。120℃になったところで反応混合物は
透明、均一になった。さらに徐々に昇温しながら生成し
た水を留去し、1時間かけて200℃とした。200℃
まで2時間エステル化反応を続けた。ほぼ理論量の水が
留出したところで、150℃まで温度を下げてから、得
られた分岐ポリエステルを取り出した。この分岐ポリエ
ステル(PEs-1)は室温で粘稠液体であった。また、分
岐ポリエステルPEs−2〜PEs−7についても表1
に示した組成でほぼ同様に合成した。これらの分岐ポリ
エステルの組成、分析結果等を表1に示した。
【表1】 線状ポリエステル(PEs-8)の合成 テレフタル酸ジメチル19.01重量部、エチレングリコー
ル14.32重量部、酢酸カルシウム一水塩0.03重量部、酢
酸マンガン四水塩0.01重量部を窒素気流下において170
〜220℃でメタノールを留去しながらエステル交換反応
を行った後、りん酸トリメチル0.043重量部、重縮合触
媒として三酸化アンチモン0.04重量部及びポリエチレン
グリコール(数平均分子量1000)86.56重量部を加
え、さらに系内を減圧、昇温し、最終的に280℃、0.2mm
Hgとし、3時間重縮合を行った。重縮合終了の際に系内
を窒素で大気圧とした後、イルガノックス1010(チ
バガイギー社製、ペンタエリスチリル−テトラキス[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]を2.00重量部加え、混合した。得
られた線状ポリエステルは室温で粘稠な液体であった。
このポリエステルの組成、分析結果等を表1に示した。 実施例1 分岐ポリエステルPEs−1をカルボキシル基と当量の
アンモニア水を含んだ水に溶解し、15wt%水溶液を
調製した。この溶液41.80重量部を臭化リチウム一水塩
0.4重量部とポリグリセロールポリグリシジルエーテル
1.73重量部と脱イオン水56.47重量部からなる水溶液に
加え、塗布液を調製した。この塗布液は分岐ポリエステ
ルとポリグリシジルポリグリセロールを8wt%の濃度
で含んでおり、分岐ポリエステルの酸価に対応する、即
ち、カルボキシル基と等モルのアンモニアとグリシジル
基を含むように調製されている。また、アルカリ金属塩
を分岐ポリエステルとポリグリセロールポリグルシジル
エーテルの総重量に対し、5wt%含んでいる。この塗
布液を用いて下記3項目の評価を行った。 (1)架橋性 この塗布液4gを内径約100mmのガラスシャーレに
入れ100℃、10分間熱風乾燥し、さらに220℃で
5分間熱処理した。これは乾燥状態で約4mg/cm2
となる。得られた被膜の水溶性を調べることで架橋性を
判定した。 (2)ガラスシャーレ上の硬化膜の表面固有抵抗 塗布液4gを内径約100mmのガラスシャーレに入れ
100℃、10分間熱風乾燥し、さらに220℃で5分
間熱処理した。このガラスシャーレ上に形成したままの
状態で所定の温度、湿度に保った部屋に72時間以上放
置後、表面固有抵抗を測定した。さらに、1Lの脱イオ
ン水中に60秒間浸漬した後、所定の温度、湿度に保っ
た部屋に72時間以上放置後、表面固有抵抗(水洗後の
表面固有抵抗)を測定した。 (3)二軸延伸ポリエステル上の硬化膜の表面固有抵抗 二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み188μ
m)の片面にコロナ放電処理を行い、ワイヤーバーを用
いて塗布液を乾燥膜厚が約1μmとなるように塗布し
た。塗布したフィルムの端部を固定し、100℃で3分
間熱風乾燥した後、さらに220℃で5分間熱処理し
た。これを14cm×14cmに切取り、所定温度、湿
度で表面固有抵抗を測定した。さらに、1Lのイオン交
換水中に60秒間浸漬し、所定温度、湿度で水洗後の表
面固有抵抗を測定した。これらの評価結果を表2〜4に
示した。塗布膜は加熱処理により架橋し、表面固有抵抗
は低湿度でも低い値を示している。また、被膜を脱イオ
ン水に浸漬した後も低湿度下での導電性をかなり維持し
ており、被膜及び帯電防止性能の耐水性が優れているこ
とを示している。 実施例2〜5及び比較例1及び2 分岐ポリエステルPEs−2〜7を用いて、塗布液は分
岐ポリエステルとポリグリセロールポリグリシジルエー
テルを8wt%の濃度で含んでおり、分岐ポリエステル
の酸価に対応する、即ち、カルボキシル基と等モルのア
ンモニアとグリシジル基を含むように調製されている。
また、アルカリ金属塩を分岐ポリエステルとポリグリセ
ロールポリグルシジルエーテルの総重量に対し、5wt
%含んでいる。架橋性、ガラスシャーレ上の硬化膜の表
面固有抵抗、二軸延伸ポリエステル上の硬化膜の表面固
有抵抗は実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2
〜4に示した。実施例2〜5では実施例1と同様に架橋
性、表面固有抵抗、耐水性共に良好であった。一方、比
較例1及び2では架橋性は良好であったが、表面固有抵
抗が高く、ポリオキシエチレン単位を含む実施例1〜5
に比べて導電性に劣った。 比較例3 線状ポリエステルPEs−8を0.244mol/kgのアンモニ
アを含んだ水に溶し15wt%水溶液を調製した。この
溶液41.80重量部を臭化リチウム一水塩、0.4重量部とポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル1.73重量部とイ
オン交換水56.47重量部からなる水溶液に加え塗布
液を調製した。この塗布液は線状ポリエステルとポリグ
リセロールポリグリシジルエーテルを8wt%の濃度で
含んでいる。また、アルカリ金属塩を線状ポリエステル
とポリグリセロールポリグリシジルエーテルの総重量に
対し5wt%含んでいる。架橋性は実施例1と同様の方
法で評価した。ガラスシャーレ上の硬化膜の表面固有抵
抗、二軸延伸ポリエステル上の硬化膜の表面固有抵抗は
塗布膜が硬化しなかったので評価できなかった。結果を
表2〜4に示した。
【表2】
【表3】
【表4】 比較例4 アルカリ金属塩を添加しないほかは実施例1と同様に評
価を行った。結果を表2〜4に示した。架橋性は良好で
あるが表面固有抵抗は高かった。
【発明の効果】
(1)本発明のポリエステル組成物は水溶液として使用
できるため、引火性等の問題がなく有機溶剤系に比べて
設備が簡素化できると共に安全性が高い。 (2)本発明のポリエステル組成物は分岐ポリエステル
を構成成分に含んでいるため架橋させたとき充分な架橋
密度を得易く、被膜の耐水性及び帯電防止性の耐水性に
優れている。 (3)本発明のポリエステル組成物を含有する層を積層
したプラスチックフィルムはポリエステル組成物の層を
架橋することができるため、水系塗布液としてコーティ
ング可能であるにもかかわらず、耐水性の優れた帯電防
止層或いは帯電防止性の接着層を有するフィルムとし
て、種々の静電気トラブルを効果的に防止することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/795 G03C 1/795 1/85 1/85 (72)発明者 川本 均 山口県防府市鐘紡町4−1 (72)発明者 橋村 鉄太郎 山口県防府市新田1751−15 (72)発明者 内藤 寛 山口県山口市大字吉敷2265−5 (72)発明者 山内 正好 東京都武蔵村山市榎2丁目18番9号 (72)発明者 斎藤 洋一 東京都日野市多摩平6丁目5番2号 523 号 (72)発明者 倉地 育夫 東京都板橋市桜川2丁目14番4号 (72)発明者 毛利 誠 大阪府大阪市都島区友渕町1丁目6番7− 102 (72)発明者 海老澤 幸夫 大阪府豊中市上野東1丁目3番27の204号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオキシアルキレン単位を有する水
    溶性分岐ポリエステルとアルカリ金属塩とを含有するこ
    とを特徴とするポリエステル組成物。
  2. 【請求項2】 分岐ポリエステルがポリオキシアルキ
    レン単位を50〜90wt%共重合されていることを特
    徴とする請求項1のポリエステル組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオキシアルキレン単位が数平均分
    子量200〜2000のポリオキシエチレン単位である
    請求項1又は2記載のポリエステル組成物。
  4. 【請求項4】 分岐ポリエステルが化学式1で表され
    るジカルボン酸及びそのエステル形成性誘導体(A成
    分)の少なくとも1つと化学式2で表されるトリカルボ
    ン酸及びそのエステル形成性誘導体(B成分)の少なく
    とも1つと化学式3で表されるジオール成分(C成分)
    とから得られ、且つ、その成分比率が式1及び式2で表
    される範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1つに記載のポリエステル組成物。 【化1】 HOOC−R1−COOH ・・・(化学式1) 但し、R1はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数2以上の有機基。 【化2】 但し、R2はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数3以上の有機基。 【化3】 HO−R3−OH ・・・(化学式3) 但し、R3はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数2以上の有機基 。 r>1+ρ ・・・
    (式1) 但し、r=(2a+3b)/2c ρ=3b/(2a+3b) ここで、aは分岐ポリエステルを構成するA成分のモル
    数 bは分岐ポリエステルを構成するB成分のモル数 cは分岐ポリエステルを構成するC成分のモル数 ρ≧0.05 ・・・(式2)
  5. 【請求項5】 アルカリ金属塩がアルカリ金属イオン
    として、0.1〜5mmol/gであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1つに記載のポリエステル組
    成物。
  6. 【請求項6】 ポリオキシアルキレン単位を有する水
    溶性分岐ポリエステルとアルカリ金属塩とを含有するポ
    リエステル組成物からなる層が少なくとも1層積層され
    ていることを特徴とするプラスチックフィルム。
  7. 【請求項7】 分岐ポリエステルがポリオキシアルキ
    レン単位を50〜90wt%共重合されていることを特
    徴とする請求項6記載のプラスチックフィルム。
  8. 【請求項8】 ポリオキシアルキレン単位が数平均分
    子量200〜2000のポリオキシエチレン単位である
    ことを特徴とする請求項6又は7記載のプラスチックフ
    ィルム。
  9. 【請求項9】 分岐ポリエステルが化学式1で表され
    るジカルボン酸及びそのエステル形成性誘導体の少なく
    とも1つ(A成分)と化学式2で表されるトリカルボン
    酸及びそのエステル形成性誘導体の少なくとも1つ(B
    成分)と化学式3で表されるジオール成分(C成分)と
    から得られ、且つ、その成分比率が式1及び式2で表さ
    れる範囲にあることを特徴とする請求項6〜8のいずれ
    か1つに記載のプラスチックフィルム。 【化1】 HOOC−R1−COOH ・・・(化学式1) 但し、R1はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数2以上の有機基。 【化2】 但し、R2はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数3以上の有機基。 【化3】 HO−R3−OH ・・・(化学式3) 但し、R3はカルボン酸エステル形成性基を含まない炭
    素数2以上の有機基。 r>1+ρ
    ・・・(式1) 但し、r=(2a+3b)/2c ρ=3b/(2a+3b) ここで、aは分岐ポリエステルを構成するA成分のモル
    数 bは分岐ポリエステルを構成するB成分のモル数 cは分岐ポリエステルを構成するC成分のモル数 ρ≧0.05 ・・・(式2)
  10. 【請求項10】 アルカリ金属塩がアルカリ金属イオン
    として0.1〜5mmol/gであることを特徴とする
    請求項6〜9のいずれか1つに記載のプラスチックフィ
    ルム。
  11. 【請求項11】 ポリエステル組成物を含む層が架橋さ
    れていることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1
    つに記載のプラスチックフィルム。
  12. 【請求項12】 プラスチックフィルムがポリエステル
    フィルムであることを特徴とする請求項6〜11のいず
    れか1つ記載のプラスチックフィルム。 【0001】
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WO2000053412A1 (en) * 1999-03-10 2000-09-14 Seydel Research, Inc. Inkjet paper with improved ink receptivity

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