JPH08217465A - 光学素子の成形方法および成形装置 - Google Patents

光学素子の成形方法および成形装置

Info

Publication number
JPH08217465A
JPH08217465A JP1942695A JP1942695A JPH08217465A JP H08217465 A JPH08217465 A JP H08217465A JP 1942695 A JP1942695 A JP 1942695A JP 1942695 A JP1942695 A JP 1942695A JP H08217465 A JPH08217465 A JP H08217465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
receiving
glass
optical element
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1942695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tomita
昌之 冨田
Isamu Shigyo
勇 執行
Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Nobuyuki Nakagawa
伸行 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1942695A priority Critical patent/JPH08217465A/ja
Publication of JPH08217465A publication Critical patent/JPH08217465A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/10Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
    • C03B7/12Cutting-off or severing a free-hanging glass stream, e.g. by the combination of gravity and surface tension forces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置がコスト高になることやガラスの無駄が増
えることを防止した光学素子の成形方法を提供する。 【構成】溶融ガラス2を受けて光学素子のプレス素材と
なるガラス塊5を得るための熱容量の小さい受け型6
に、受け型6と別体に且つ接離自在に設けられたヒータ
を接触させて受け型6を加熱する第1の工程と、受け型
6からヒータを離間させる第2の工程と、加熱溶融され
た光学ガラス2を受け型6上に所定量流出させて高温軟
化状態のガラス塊5を得る第3の工程と、受け型6から
ガラス塊5をプレス成形用の成形型8,9に移載する第
4の工程と、成形型8,9によりガラス塊5をプレス成
形して光学素子13を完成させる第5の工程とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟化状態のガラスを成
形型でプレス成形してレンズ等の光学素子を得る方法及
び装置に関し、特に、加熱溶融したガラスをノズルから
流出させ、高温軟化状態のガラス塊を受け型に受け、こ
のガラス塊を成形型へ搬送しプレス成形する光学素子の
成形方法および成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高温軟化状態のガラスを成形型で
プレス成形してレンズ等の光学素子を得る方法が、レン
ズを製造する方法、特に、非球面レンズを安価に製造す
る方法として注目され、その開発が進んでいる。このプ
レス成形による光学素子の生産方法においては、生産コ
ストを下げるために、成形用ガラス素材としてのガラス
塊を安価に得る方策が種々検討されてきた。
【0003】当初のプレス成形方法においては、成形用
ガラス素材として、所望の光学素子である非球面レンズ
に近似した形状に研磨されたガラス塊を使用していた。
【0004】次に、ガラス塊の製造コストを下げるため
に、研磨コストが安価なボール形状のガラス塊を使用す
る成形方法が開発された。
【0005】従来、このように、成形用ガラス素材(ガ
ラス塊)の表面を研磨していたのは、素材表面の外観欠
陥を除去することが目的であった。すなわち、溶融ガラ
スをノズルから流出させ、素材とする所望の大きさのガ
ラス塊をガラス流から切断して得る場合、切断刃でガラ
ス流を切断すると、この切断した部位のガラスに微小な
泡が巻き込まれてしまう。これは、シャーマークと呼ば
れる外観欠陥を生じさせる原因となり、このシャーマー
クを除去するために、ガラスの表面部分を研削加工によ
り除去し、その後、研磨加工により表面を滑らかに加工
していた。
【0006】しかし、最近、このシャーマークを発生さ
せずに、溶融ガラス流からガラス塊を得る方法が開発さ
れてきた。この方法は、受け型に溶融ガラス流を受け、
ガラス量が所望の重量になった時に受け型を下方に急降
下させ、ガラス流を引き伸ばすことにより切断するとい
うものである。この方法により、シャーマークの無いガ
ラス塊を得ることができるようになった。このようにし
て得られたガラス塊は、ガラス表面にシャーマークによ
る外観欠陥が無い点、および、ガラス表面が滑らかであ
る点から、研磨加工を必要とせず、そのまま光学素子成
形用素材として使用可能である。すなわち、研磨加工が
不要になるので、このようにして得られたガラス塊を成
形用素材として使用することにより、成形用ガラス素材
のコストを下げることができる。
【0007】そこで、このようにして得られたガラス塊
を成形用ガラス素材として使用する成形方法が開発され
た。
【0008】この方法が開発された初期においては、別
工程で予め製造しておいたガラス塊を成形型の中に搬送
し、成形型およびガラス塊の温度をプレス温度まで加熱
した後、プレス成形して冷却し、成形された光学素子を
成形型から取り出すという手順がとられていた。
【0009】その後、この成形方法における、ガラス塊
をプレス温度まで加熱する工程に要するコストを削減す
るため、溶融ガラス流を受け型に受けてガラス塊を得る
工程と、ガラス塊をプレス成形し光学素子を得る工程を
合体した成形方法が開発された。すなわち、溶融ガラス
流から得られた高温の溶融ガラス塊を、高温の状態のま
ま成形型の中に搬送し、プレス成形する方法である。
【0010】この成形方法の1つとして、例えば特開平
4−37614号には、溶融ガラス流から溶融ガラス塊
を第1の受け型に受け、ガラス塊の表面を固化させた
後、このガラス塊を第1の受け型から第2の受け型に置
き換え、さらに第2の受け型の上でガラス塊を再加熱し
て成形型でプレス成形し光学素子を得る方法が開示され
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平4−37614号に開示されている方法で溶融ガ
ラスから光学素子を成形した場合、以下に示すような問
題点があった。
【0012】この従来例においては、第1の受け型に受
けた溶融ガラス塊の表面を固化させる工程と第2の受け
型の上でガラス塊を再加熱する工程に要する時間が7分
乃至20分かかり、成形時間が非常に長くなる。一方、
溶融ガラスは流出ノズルから常に流出してくるので、受
け型に受けて溶融ガラス塊とした以外の流出ガラスは廃
棄しなければならない。
【0013】したがって、廃棄する溶融ガラスの量を少
なくするためには、多数の受け型を使用した巨大な成形
装置で成形する必要があり、装置のコストが高くなって
しまう。また、逆に、装置のコストを安くするために、
少数の受け型を使用したコンパクトな成形装置で成形す
る場合、廃棄する溶融ガラスの量が多くなり材料コスト
が高くなってしまう。
【0014】すなわち、成形時間の長さと溶融ガラスの
流出速度との対応がとれないことが原因で、生産コスト
が高くなるという問題点があった。
【0015】したがって、本発明は上述した課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、装置
がコスト高になることやガラスの無駄が増えることを防
止した光学素子の成形方法及び成形装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる光学素子の成形
方法は、溶融ガラスを受けて光学素子のプレス素材とな
るガラス塊を得るための熱容量の小さい受け型に、該受
け型と別体に且つ接離自在に設けられたヒータを接触さ
せて前記受け型を加熱する第1の工程と、前記受け型か
ら前記ヒータを離間させる第2の工程と、加熱溶融され
た光学ガラスを前記受け型上に所定量流出させて高温軟
化状態のガラス塊を得る第3の工程と、前記受け型から
前記ガラス塊をプレス成形用の成形型に移載する第4の
工程と、前記成形型により前記ガラス塊をプレス成形し
て光学素子を完成させる第5の工程とを具備することを
特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる光学素子の成形方
法において、前記受け型は、該受け型を支持するための
支持部材に対して、断熱的に保持されていることを特徴
としている。
【0018】また、この発明に係わる光学素子の成形方
法において、前記ヒータは温度制御可能に構成されてい
ることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる光学素子の成形方
法において、前記光学素子を連続成形する場合、前記ヒ
ータの温度を次第に低下させることを特徴としている。
【0020】また、本発明の光学素子の成形装置は、溶
融ガラスを受けて光学素子のプレス素材となるガラス塊
を得るための熱容量の小さい受け型と、該受け型と別体
に且つ接離自在に設けられ、前記受け型を加熱するため
のヒータと、前記ガラス塊をプレス成形して光学素子を
完成させるための成形型と、前記受け型から前記ガラス
塊を前記成形型に移載する移載手段とを具備することを
特徴としている。
【0021】また、この発明に係わる光学素子の成形装
置において、前記受け型は、該受け型を支持するための
支持部材に対して、断熱的に保持されていることを特徴
としている。
【0022】また、この発明に係わる光学素子の成形装
置において、前記ヒータは温度制御可能に構成されてい
ることを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる光学素子の成形装
置において、前記光学素子を連続成形する場合、前記ヒ
ータの温度を次第に低下させることを特徴としている。
【0024】
【作用】以上のようにこの発明に係わる光学素子の成形
方法及び成形装置は構成されているので、以下のような
作用が得られる。
【0025】溶融ガラスを受け型に受ける工程に先立っ
て、加熱された状態のヒータを受け型に接触させ受け型
を所定の温度に加熱した後、ヒータを受け型から離間さ
せ、ただちに、所定量の溶融ガラスを受け型に受ける。
すなわち、溶融ガラスを受けるに先立って、受け型を所
定の温度に加熱しておくことによって、受け型に受けた
高温軟化状態のガラス塊の受け型との接触面に発生する
ことのある、ウネリやシワやヒケ等の形状欠陥の発生を
防止または減少することができる。
【0026】受け型温度が低い場合、受け型と接触した
溶融ガラスの接触面は瞬間的に冷却固化されるが、ガラ
ス塊の中心部は高温軟化状態となり、このガラス塊が冷
却されるとガラスの収縮に伴い受け型との接触面にウネ
リやシワやヒケ等の形状欠陥が発生する。しかし、受け
型が所定の温度に加熱されている場合は、ガラス塊の接
触面は瞬間的に固化せず、このガラス塊が冷却されると
ガラスは均等に収縮するので、受け型との接触面にウネ
リやシワやヒケ等の形状欠陥は発生しない。
【0027】受け型の温度は、ガラス転移域付近が好ま
しく、受け型の温度が低過ぎる場合はウネリやシワやヒ
ケ等の形状欠陥が発生することがあり、逆に受け型の温
度が高過ぎる場合はガラス塊が受け型に融着する場合が
ある。最適な受け型の温度は、ガラスと型の材質、ガラ
ス塊の大きさ、型の形状などによって異なり、その最適
値は実験的に求められる。
【0028】一方、ヒータが、受け型に接離可能な構造
となっているので、受け型に受けた高温軟化状態のガラ
ス塊の急激な温度低下を防ぐことができる。したがっ
て、受け型に受けた高温軟化状態のガラス塊を、高温軟
化状態に保ったまま成形型に搬送し、直ちにプレス成形
することにより成形時間を短くすることが可能になる。
【0029】すなわち、受け型の内部にヒータを設置し
た構造の受け型を使用した場合、受け型が大きくなり、
その熱容量も大きくなる。このような受け型で溶融ガラ
スを受けてガラス塊を得た場合、ガラス塊の体積は受け
型に比べ小さく熱容量も小さいので、溶融ガラスが受け
型に接触した瞬間に熱が受け型に奪われ、ガラス塊の温
度は急激に下がり15秒ほどで受け型の温度にほぼ等し
くなる。一方、受け型の温度は、融着防止のためにガラ
ス転移域付近の温度であるので、この温度まで下がった
ガラス塊を成形型に搬送しても、温度が低過ぎるため直
ちにプレス成形することができず、ガラス塊をプレス可
能な温度まで再加熱する必要があるので、成形時間が長
くなってしまう。
【0030】しかし、ヒータが受け型に接離可能な構造
となっており、受け型の熱容量が小さい場合、以下に示
す作用がある。
【0031】流出ノズルの先端から流出してくる溶融ガ
ラスを受け型に受ける工程に先立って、加熱された状態
のヒータを受け型に接触させると、受け型の熱容量が小
さいので、受け型の温度は急激に上昇し、短い時間で所
定の温度に達する。続いて、ヒータを受け型から離間さ
せ、ただちに、所定量の溶融ガラスを受け型に受ける。
この時、受け型の熱容量が小さいので、ガラス塊の温度
降下は緩やかであり、高温軟化状態を長時間保つことが
できる。したがって、受け型に受けた高温軟化状態のガ
ラス塊を、高温軟化状態に保ったまま成形型に搬送し、
直ちにプレス成形することにより成形時間を短くするこ
とが可能になる。
【0032】また、受け型が、これを支持する支持部材
に対して断熱的に保持されていることにより、受け型か
ら支持部材に逃げる熱を少なくすることができる。した
がって、受け型をヒータで加熱するのに要する時間をよ
り短くでき、また、受け型に受けた高温軟化状態のガラ
ス塊の温度低下はより緩やかになる。
【0033】
【実施例】 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例の光学
素子の成形装置の構成を示す断面図である。
【0034】図1において、1は白金製の溶融るつぼ、
2は溶融るつぼ1の内部で溶融されている溶融光学ガラ
ス、3は溶融るつぼ1の周囲に設置されたるつぼの加熱
用ヒータ、4は溶融るつぼ1内で溶融された溶融光学ガ
ラス2を流出するための流出ノズル、5は流出ノズル4
から流出した溶融光学ガラス2から得られた高温軟化状
態のガラス塊、6は高温軟化状態のガラス塊5を受ける
ための受け型、7は受け型6を昇降するための昇降棒で
ある。
【0035】8は光学素子成形用の上型、9は光学素子
成形用の下型、10は上型8および下型9を同心上に擦
動案内するスリーブ状の胴型、11はプレス成形用の油
圧シリンダ、12は上型8と油圧シリンダ11を連結す
るプレス軸、13はガラス塊5を上型8と下型9でプレ
ス成形することによって得られる光学素子、14はガラ
ス塊5を下型9の上に搬入するための吸着圧力を数段階
に連続的・段階的に変化できる吸着搬送装置、15は上
型8と下型9でプレス成形して得られた光学素子13を
搬出するための搬出装置である。
【0036】16は上型8と下型9からなる一対の成形
型を非酸化性雰囲気に保つための成形室、17はガラス
塊5を大気雰囲気から非酸化性雰囲気へ置換するために
成形室16に隣接して設置された置換室、18は光学素
子13を非酸化性雰囲気から大気雰囲気へ置換するため
に成形室16に隣接して設置された置換室、19は置換
室17と大気とを連絡する開閉口、20は置換室17と
成形室16とを連絡する開閉口、21は置換室18と成
形室16とを連絡する開閉口、22は置換室18と大気
とを連絡する開閉口である。
【0037】また、図2は、本実施例における受け型6
の構造を説明する図である。図2において、6は受け
型、61は受け型6を保持するために受け型6の外周部
に配置されている受け型固定治具、62は受け型6を受
け型固定治具61に断熱的に保持するための断熱保持部
材、7は受け型6を昇降するための昇降棒、101は受
け型6を加熱するためのヒータブロック部材、102は
ヒータブロック部材101を上下に駆動させるためのエ
アシリング、103はヒータブロック部材101とエア
シリンダ102を連結するためのバネ部材である。
【0038】上記のように構成される成形装置を用い
た、光学素子の成形方法を以下に説明する。
【0039】まず、ガラス材料を溶融るつぼ1の中に投
入し、溶融るつぼ1の周囲に配置されたるつぼ加熱用ヒ
ータ3を用いて加熱し、ガラス材料を溶融し溶融光学ガ
ラス2を得る。溶融光学ガラス2は、溶融るつぼ1の下
方に設置された流出ノズル4の先端から液滴状になって
流出する。
【0040】受け型6に溶融光学ガラス2を受けるに際
して、ヒータブロック部材101を用いて受け型6の温
度を所定の温度に加熱する。
【0041】まず、初期の状態において、エアシリンダ
102は下端位置にあり、ヒータブロック部材101は
下降位置にあり、受け型6はヒータブロック部材101
と離間した状態にある。また、ヒータブロック部材10
1は、その内部に設置されたカートリッジヒータ(図示
せず)により常に一定温度に保持されている。
【0042】次に、エアシリンダ102を上端位置に上
昇させ、ヒータブロック部材101を受け型6の下面に
接触した状態にする。この時、ヒータブロック部材10
1には、バネ部材103により付勢力が与えられている
ので、ヒータブロック部材101の上面と受け型6の下
面は密着した状態になり、効率良く熱の移動が行なわれ
る。受け型6は断熱保持部材62により断熱的に保持さ
れているので、ヒータブロック部材101から受け型6
へ伝えられる熱により、受け型6は効率良く温度が上が
る。また、受け型6は、受け型の機能を果たす最小限の
大きさに加工されているので、熱容量が小さく速やかに
温度が上昇する。
【0043】受け型6の温度が所定の温度に達した後、
エアシリンダ102を下端位置に下降させ、ヒータブロ
ック部材101を受け型6から離間した状態にする。ヒ
ータブロック部材101が離間した状態になった後で
も、受け型6は断熱的に保持されているので、受け型6
の温度が急激に降下することは無く、高温に保たれる。
この状態の受け型6を流出ノズル4の直下に待機させ、
流出ノズル4の先端から液滴状になって流出する溶融光
学ガラス2を受け型6に受け、受け型6に受けた溶融光
学ガラス2の重量が所望の重さに達した時、受け型6を
支持している昇降棒7を下方に移動させ受け型6を下降
させる。これにより、溶融光学ガラス2をくびれさせて
切断し、シャーマークの無い高温軟化状態のガラス塊5
を得る。このとき、既に述べたように受け型6は熱容量
が小さい大きさに設定されているので、高温軟化状態の
ガラス塊5の熱が受け型6に奪われてガラス塊5の温度
が低下してしまうことが防止される。高温軟化状態のガ
ラス塊5を載せた受け型6は置換室17に隣接する位置
まで下降する。
【0044】置換室17の開閉口19を開け、置換室1
7の内部を大気雰囲気にする。高温軟化状態のガラス塊
5を載せた受け型6を搬送装置(図示せず)を用いて置
換室17内に搬送し、置換室17内に載置する。搬送装
置(図示せず)は置換室17の外へ退出し、開閉口19
は閉じられ置換室17は気密に保たれる。
【0045】置換室17内の雰囲気を非酸化性ガス雰囲
気へ置換する。大気雰囲気から非酸化性ガス雰囲気へと
置換された軟化状態のガラス塊5は、成形室16内に設
置された吸着搬送装置14に吸着された状態で、置換室
17内の受け型6の上から、成形室16内の下型9の上
に搬送される。
【0046】下型9の上に載置された軟化状態のガラス
塊5を、直ちに、上型8でプレス成形することにより、
光学素子13を得る。光学素子13は、搬送装置15を
用いて下型9の上から搬出される。
【0047】この時、置換室18の内部は、真空置換法
により非酸化性雰囲気に予め置換されており、開閉口2
1は開けられている。下型9の上から搬出された光学素
子13は開閉口21を通って置換室18へと搬送され、
置換室18の中に載置される。その後、置換室18内は
大気雰囲気になる。そして、搬送装置(図示せず)を用
いて、置換室18内に載置された光学素子13を、開閉
口22を通って大気中へと搬出する。
【0048】なお、光学素子13を大気中へと搬出した
後、直ちに、開閉口22は閉じられ、排気口(不図示)
から置換室18の内部の大気を排気し真空状態にまで減
圧した後、排気を終了し、非酸化性ガス供給口(不図
示)から非酸化性ガスを置換室18の中に供給し、置換
室18を非酸化性雰囲気へ置換する。ここで説明した光
学素子の成形は、実際には連続的に行われる。
【0049】続いて、本実施例における光学素子の成形
方法をより具体的に説明する。
【0050】本実施例で用いる光学ガラスは、屈折率n
d=1.58、アッベ数νd=60の光学特性を持つガラスであ
り、このガラスのガラス転移点温度は500℃である。
【0051】また、本実施例で得る光学素子の形状は、
直径14mm、中心肉厚5.5mm、光学面の曲率半径10
mmおよび13mmの両凸形状レンズであり、その重量は
1.5gである。
【0052】溶融るつぼ1内の溶融光学ガラス2は、る
つぼ加熱用ヒータ3により1200℃に加熱されてい
る。そして流出ノズル4の温度を1050℃に保持する
ことにより、流出ノズル4から溶融光学ガラス2を液滴
状に流出させることができる。この液滴状に流出した溶
融光学ガラス2の温度は1000℃であった。
【0053】受け型6は、カーボン系の材質により作ら
れており、ガラス受け面は凹形状に半径10mmの球面に
加工されており、この受け型6の重量は3.5gであ
る。断熱保持部材62はアルミナにより作られており、
受け型6との接触が点接触で行われる形状になってい
る。
【0054】ヒータブロック部材101は、タングステ
ン系の合金で作られており、その内部にはカートリッジ
ヒータ(図示せず)が設置されている。そして、このヒ
ータブロック部材101は常に650℃に加熱保持され
ている。
【0055】溶融光学ガラス2を受ける前に、ヒータブ
ロック部材101を受け型6に接触させ、受け型6を加
熱する。受け型6の温度が600℃になった時に、ヒー
タブロック部材101を受け型から離間させる。
【0056】流出ノズル4から液滴状に流出する溶融光
学ガラス2を、事前に600℃に加熱された受け型6に
受け、受け型6に受けた溶融光学ガラス2の重量が1.
5gに達した後、直ちに、受け型6を下方に下降させ、
溶融光学ガラス2を引き伸ばすことにより切断し、シャ
ーマークの無い高温軟化状態のガラス塊5を得た。
【0057】この高温軟化状態のガラス塊5を載せた受
け型6は、断熱保持部材62を介して受け型固定治具6
1の内部に固定された状態で、直ちに、置換室17の中
へ搬入される。
【0058】なお、以上説明した、ガラスを溶融する工
程、ガラスを流出する工程、ガラスを受ける工程は、大
気中で行なった。
【0059】続いて、置換室17において、大気雰囲気
から非酸化性雰囲気への置換が行われる。本実施例で
は、非酸化性雰囲気として窒素雰囲気を使用した。置換
工程が終了した時点における、ガラス塊5の温度は68
0℃であった。
【0060】続いて、ガラス塊5を搬送し、下型9の上
に載せる。
【0061】上型8および下型9の材質は超硬合金であ
り、光学面成形面は凹形状に、上型8は半径10mm、下
型9は半径13mmに、研磨されており、その表面にはダ
イヤモンド状カーボン膜がコーティングされている。
【0062】これら上型8および下型9は、530℃に
加熱保持されている。下型9の上に載せられたガラス塊
5のプレス成形直前の温度は640℃であった。200
0Nの力でガラス塊5をプレス成形したところ、5秒で
プレス成形は終了し光学素子13が得られた。その後2
0秒間、光学素子13を上型8と下型9に密着させた状
態で保持し、光学素子13内の温度分布が無くなった
後、上型8を上昇し型開きした。
【0063】得られた光学素子13を、置換室18へ搬
送し、開閉口22から大気中へ搬出した。本実施例によ
り得られた光学素子は、外観上の欠陥も無く、光学面の
面精度も優れたものであった。
【0064】本実施例特有の効果は、ガラス塊を再加熱
するプロセスが無いので再加熱に要するコストを削減で
きる点、および、短い時間でプレスできる高温のガラス
塊を成形型に供給することができるので成形タクトタイ
ムが短くなり生産コストを安くできる点、および、成形
して得られた光学素子には外観上の欠陥が無い点、など
である。 (第2の実施例)この第2の実施例では、成形装置の構
成は第1の実施例と同一である。
【0065】第1の実施例では、ヒータブロック部材1
01の温度は常に一定に保たれ、受け型6の温度が所定
の温度になるまでヒータブロック部材101を受け型6
に接触させることによって、受け型6を加熱した。しか
し、ヒータブロック部材101で加熱する前の受け型6
の温度が、連続成形を行うと、成形初期においては低い
が、成形を繰り返すと高くなることが問題となる。すな
わち、成形初期においては、受け型6を所定の温度まで
加熱するのに要する時間が長いが、成形を繰り返すと、
加熱するのに要する時間が短くなる。したがって、連続
成形を行うと、成形を繰り返すことによって成形サイク
ルタイムが変化し、溶融ガラス2を受け型6に受ける工
程のタイミングがずれ、ガラス塊5の重量が変動した
り、ガラス塊5にシャーマークが発生したりすることが
ある。
【0066】本実施例は、上記の第1の実施例の問題点
を解決するために、連続形成時に成形の繰り返し回数に
応じて、ヒータブロック部材101の設定温度を変化さ
せていくものである。すなわち、成形初期においては、
ヒータブロック部材101の設定温度を高めにし、この
ヒータブロック部材101を受け型6へ一定時間接触さ
せることにより、受け型6の温度を所定の温度まで加熱
する。成形を繰り返し、ヒータブロック部材101で加
熱する前の受け型6の温度が高くなってくると、ヒータ
ブロック部材101の設定温度を低くし、このヒータブ
ロック部材101を受け型6へ上記と同じ一定時間接触
させることにより、受け型6の温度を所定の温度まで加
熱する。
【0067】続いて、本実施例における光学素子の成形
方法をより具体的に説明する。
【0068】なお、本実施例で用いた光学ガラスの種類
およびレンズの形状は、第1の実施例と同様である。
【0069】また、ガラスを溶解し、ノズル4から流出
する工程も、第1の実施例と同様である。
【0070】受け型6の形状および材質、また、ヒータ
ブロック部材101の材質および構成も、第1の実施例
と同じである。
【0071】ヒータブロック部材101は、連続成形の
一番最初の成形時には、700℃に加熱されており、こ
のヒータブロック部材101を受け型6に10秒間接触
させ、受け型6を600℃に加熱した。
【0072】連続成形の30回目の成形時に、ヒータブ
ロック部材101は660℃に加熱されており、このヒ
ータブロック部材101を受け型6に10秒間接触さ
せ、受け型6を600℃に加熱した。
【0073】連続成形の50回目以降では、ヒータブロ
ック部材101で加熱する前の受け型6の温度が安定し
成形回数ごとの変化が無くなり、650℃に加熱されて
いるヒータブロック部材101を10秒間受け型6に接
触させ、受け型6を600℃に加熱した。
【0074】なお、連続成形の初回から50回目にいた
る、ヒータブロック部材101の温度の変化は、各成形
回ごとに行なわれた。
【0075】このようにヒータブロック部材101によ
り600℃に加熱された受け型6の上に、溶融ガラス2
を受け、高温軟化状態のガラス塊5を得る工程、およ
び、ガラス塊5を成形型に搬送する工程、および、ガラ
ス塊5をプレス成形して光学素子13を得る工程、およ
び、光学素子13を成形型の中から取り出す工程は、第
1の実施例の場合と同様である。
【0076】本実施例により連続成形して得られた光学
素子は、外観上の欠陥もなく、光学面の面精度も優れた
ものであった。
【0077】本実施例特有の効果は、安定した条件で連
続成形を行うことができるので安定した品質の成形品を
得ることができ良品率が上がる点、および、短い時間で
プレスできる高温のガラス塊を成形型に供給することが
できるので成形タクトタイムが短くなり生産コストを安
くできる点、などである。 (第3の実施例)図3は、本発明の第3の実施例の光学
素子の成形装置の構成を示す断面図である。なお、この
第3の実施例の装置は、第1の実施例の装置と共通する
部分が多いので、同一機能部分には同一符号を付して示
した。
【0078】図3において、1は白金製の溶融るつぼ、
2は溶融るつぼ1の内部で溶融されている溶融光学ガラ
ス、3は溶融るつぼ1の周囲に設置されたるつぼの加熱
用ヒータ、4は溶融るつぼ1内で溶融された溶融光学ガ
ラス2を流出するための流出ノズル、5は流出ノズル4
から流出した溶融光学ガラス2から得られた高温軟化状
態のガラス塊、6は高温軟化状態のガラス塊5を受ける
ための受け型、62は受け型6を昇降棒7に断熱的に保
持するための断熱保持部材、7は高温軟化状態のガラス
塊を載せた受け型6を昇降するための昇降棒、72は空
の受け型6を昇降するための昇降棒である。
【0079】8は光学素子成形用の上型、9は光学素子
成形用の下型、10は上型8および下型9を同心上に擦
動案内するスリーブ状の胴型、11はプレス成形用の油
圧シリンダ、12は上型8と油圧シリンダ11を連結す
るプレス軸、13はガラス塊5を上型8と下型9でプレ
ス成形することによって得られる光学素子、14はガラ
ス塊5を下型9の上に搬入するための搬入装置、15は
上型8と下型9でプレス成形して得られた光学素子13
を搬出するための搬送装置である。また、101は受け
型6を加熱するためのヒータブロック部材、104はヒ
ータブロック部材101を支持するための固定治具、1
03はヒータブロック部材101と固定治具104を連
結するためのバネ部材である。
【0080】なお、本実施例では、一連の装置は大気中
に設置されている。
【0081】上記のように構成される光学素子の成形装
置を用いた、光学素子の成形方法を以下に説明する。
【0082】受け型6の上に溶融ガラス2を受け高温軟
化状態のガラス塊5を得る前に、昇降棒72の上に断熱
保持部材62を介して保持された空の受け型6は、上方
へ移動され、受け型6とヒータブロック部材101が接
触した状態になる。
【0083】ヒータブロック部材101は、常に一定温
度に保持されており、また、固定治具104からバネ部
材103を介して釣り下げられているので、受け型6と
ヒータブロック部材101が接触した状態で、ヒータブ
ロック部材101にはバネ部材103により付勢力が与
えられており、ヒータブロック部材101の下面と受け
型6の上面は密着した状態になり、効率よく熱の移動が
行われる。受け型6は断熱保持部材62により断熱的に
保持されているので、ヒータブロック部材101から受
け型6へ伝えられた熱により、受け型6は効率よく温度
が上がる。
【0084】受け型6の温度が所定の温度に達した後、
受け型6を、ヒータブロック部材101の真下に位置す
る昇降棒72の上から、ノズル4の真下に位置する昇降
棒7の上へと、搬送装置(図示せず)を用いて搬送す
る。昇降棒7の上でも、受け型6は断熱保持部材62を
介して断熱的に保持されているので、受け型6の温度が
急激に降下することは無く、高温に保たれる。
【0085】この状態で、第1の実施例で説明したよう
に、受け型6に溶融ガラスを受けて高温軟化状態のガラ
ス塊5を得る。この高温軟化状態のガラス塊5を載せた
受け型6は下降する。
【0086】所定位置まで下降した受け型6の上の高温
軟化状態のガラス塊5は、搬送装置14により、受け型
6の上から下型9の上に搬送される。
【0087】下型9の上に置かれた高温軟化状態のガラ
ス塊5を、ただちに、上型8でプレス成形することによ
り、光学素子13を得る。光学素子13は、搬送装置1
5を用いて下型9の上から搬出される。
【0088】続いて、本実施例における光学素子の成形
方法をより具体的に説明する。
【0089】なお、本実施例で用いた光学ガラスの種類
およびレンズの形状は、第1の実施例と同じである。
【0090】溶融光学ガラスを流出する工程は、第1の
実施例の場合と同じである。
【0091】受け型6はカーボン系の材質で作られてお
り、その形状は第1の実施例と同じである。断熱保持部
材62は、ボール形状に加工されたステンレス鋼で作ら
れており、受け型6との接触が点接触で行われる。
【0092】ヒータブロック部材101は、ステンレス
鋼で作られており、その内部にはカートリッジヒータ
(図示せず)が設置されている。そして、このヒータブ
ロック部材101は、常に500℃に加熱保持されてい
る。
【0093】溶融光学ガラス2を受ける前に、ヒータブ
ロック部材101を受け型6に接触させ、受け型6を加
熱する。受け型6の温度が400℃になった時に、ヒー
タブロック部材101を受け型6から離間させ、受け型
6をノズル4の直下へ搬送する。
【0094】第1の実施例と同様の方法により、受け型
6の上に所定重量の高温軟化状態のガラス塊5を得た。
この高温軟化状態のガラス塊5を載せた受け型6は、所
定の位置まで下降して停止させた。この時のガラス塊5
の温度は700℃であった。
【0095】続いて、ガラス塊5を搬送し、下型9の上
に載せた。上型8および下型9の材質は超硬合金であ
り、光学面成形面は凹形状に、上型8は半径10mm、下
型9は半径13mmに、研磨されており、その表面には白
金系の膜がコーティングされている。
【0096】これら上型8および下型9は、540℃に
加熱保持されている。下型9の上に載せられたガラス塊
5のプレス成形直前の温度は620℃であった。200
0Nの力でガラス塊5をプレス成形したところ、10秒
でプレス成形は終了し光学素子13が得られた。その後
20秒間、光学素子13を上型8と下型9に密着させた
状態で保持し、光学素子13内の温度分布が無くなった
後、上型8を上昇し型開きした。
【0097】本実施例により得られた光学素子は、外観
上の欠陥も無く、光学面の面精度も優れたものであっ
た。
【0098】本実施例特有の効果は、溶融光学ガラスか
ら光学素子を得る一貫生産であるので材料コストを安く
できる点、大気中で成形を行うので成形室および置換室
が不要で装置コストが安くなる点、ガラス塊を再加熱す
るプロセスが無いので再加熱に要するコストを削減でき
る点、短い時間でプレスできる高温のガラス塊を成形型
に供給することができるので成形タクトタイムが短くな
り生産コストを安くできる点、および、成形して得られ
た光学素子には外観上の欠陥が無い点、などである。
【0099】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置のコスト高を招くことなく、成形時間を短縮でき、
生産コストを下げることができる。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例および第2の実施例の光
学素子の成形装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例および第2の実施例の成
形装置における受け型の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の光学素子の成形装置の
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
5 ガラス塊 6 受け型 8 上型 9 下型 13 光学素子 101 ヒータブロック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 伸行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融ガラスを受けて光学素子のプレス素
    材となるガラス塊を得るための熱容量の小さい受け型
    に、該受け型と別体に且つ接離自在に設けられたヒータ
    を接触させて前記受け型を加熱する第1の工程と、 前記受け型から前記ヒータを離間させる第2の工程と、 加熱溶融された光学ガラスを前記受け型上に所定量流出
    させて高温軟化状態のガラス塊を得る第3の工程と、 前記受け型から前記ガラス塊をプレス成形用の成形型に
    移載する第4の工程と、 前記成形型により前記ガラス塊をプレス成形して光学素
    子を完成させる第5の工程とを具備することを特徴とす
    る光学素子の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記受け型は、該受け型を支持するため
    の支持部材に対して、断熱的に保持されていることを特
    徴とする請求項1に記載の光学素子の成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ヒータは温度制御可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形
    方法。
  4. 【請求項4】 前記光学素子を連続成形する場合、前記
    ヒータの温度を次第に低下させることを特徴とする請求
    項3に記載の光学素子の成形方法。
  5. 【請求項5】 溶融ガラスを受けて光学素子のプレス素
    材となるガラス塊を得るための熱容量の小さい受け型
    と、 該受け型と別体に且つ接離自在に設けられ、前記受け型
    を加熱するためのヒータと、 前記ガラス塊をプレス成形して光学素子を完成させるた
    めの成形型と、 前記受け型から前記ガラス塊を前記成形型に移載する移
    載手段とを具備することを特徴とする光学素子の成形装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受け型は、該受け型を支持するため
    の支持部材に対して、断熱的に保持されていることを特
    徴とする請求項5に記載の光学素子の成形装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒータは温度制御可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の光学素子の成形
    装置。
  8. 【請求項8】 前記光学素子を連続成形する場合、前記
    ヒータの温度を次第に低下させることを特徴とする請求
    項7に記載の光学素子の成形装置。
JP1942695A 1995-02-07 1995-02-07 光学素子の成形方法および成形装置 Withdrawn JPH08217465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1942695A JPH08217465A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 光学素子の成形方法および成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1942695A JPH08217465A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 光学素子の成形方法および成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08217465A true JPH08217465A (ja) 1996-08-27

Family

ID=11998954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1942695A Withdrawn JPH08217465A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 光学素子の成形方法および成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08217465A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014001088A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Hoya Corp ガラス塊成形装置、ガラス塊の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス塊成形装置におけるガラス塊のキャスト方法
CN108609838A (zh) * 2018-08-09 2018-10-02 湖北扬子江光电仪器有限公司 一种光学玻璃元件精密压型软化炉以及光学玻璃元件生产系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014001088A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Hoya Corp ガラス塊成形装置、ガラス塊の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス塊成形装置におけるガラス塊のキャスト方法
CN108609838A (zh) * 2018-08-09 2018-10-02 湖北扬子江光电仪器有限公司 一种光学玻璃元件精密压型软化炉以及光学玻璃元件生产系统
CN108609838B (zh) * 2018-08-09 2023-11-21 湖北扬子江光电仪器有限公司 一种光学玻璃元件精密压型软化炉以及光学玻璃元件生产系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3929237B2 (ja) ガラス塊の製造方法及び製造装置、ガラス成形品の製造方法、並びに光学素子の製造方法
JP3853622B2 (ja) ガラス成形体の製造方法、プレス成形品の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス成形体の製造装置
JP3974200B2 (ja) ガラス光学素子の成形方法
US8091387B2 (en) Method of manufacturing glass articles, method of manufacturing glass gobs, and method of manufacturing optical elements
JP4938988B2 (ja) プレス成形用プリフォームの製造方法、光学素子の製造方法、および熔融ガラス流出装置
JP3494390B2 (ja) ガラス光学素子の製造方法
TWI408109B (zh) 光學元件之製造裝置及光學元件之製造方法
JP3974376B2 (ja) ガラス塊の製造方法、ガラス成形品の製造方法、及び光学素子の製造方法
JPH08217465A (ja) 光学素子の成形方法および成形装置
JPH09221330A (ja) 光学素子の製造方法
JPH08245223A (ja) 光学素子の成形方法
JP3630829B2 (ja) 光学素子成形用素材の製造方法
JP4076251B2 (ja) 光学素子成型用ガラスゴブ、その成形装置、その成形方法及びガラスゴブを用いた光学素子形成方法
JP2002128535A (ja) 光学素子用のガラス塊の成形方法
JPH06144845A (ja) ガラス光学素子の成形方法
JP2000001321A (ja) ガラス光学素子、または、その製造用ガラス素材としてのガラス塊の製造方法
JP2790547B2 (ja) ガラス素材製造方法
JP2000233934A (ja) ガラス製品のプレス成形方法及び装置
JP3243219B2 (ja) ガラス光学素子の製造方法
JPH06345455A (ja) 光学ガラス素子の製造方法および製造装置
JP3176222B2 (ja) 光学素子の成形方法及びガラス成形の加工装置
JP2004284847A (ja) ガラス塊の製造方法、及び光学素子の製造方法
JPH05286728A (ja) ガラスレンズの製造方法
JPH09221329A (ja) 光学素子成形用素材及び光学素子の製造方法並びにその製造装置
JPH07165431A (ja) ゴブの成形方法及びそれに用いられる成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507