JPH08215333A - エンジンルーム消火装置 - Google Patents

エンジンルーム消火装置

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JPH08215333A
JPH08215333A JP7029067A JP2906795A JPH08215333A JP H08215333 A JPH08215333 A JP H08215333A JP 7029067 A JP7029067 A JP 7029067A JP 2906795 A JP2906795 A JP 2906795A JP H08215333 A JPH08215333 A JP H08215333A
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fire
transistor
voltage
engine room
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JP7029067A
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Tadao Morita
忠男 森田
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Nohmi Bosai Ltd
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/07Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles

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  • Emergency Management (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消火起動スイッチが押されれば、エンジンル
ームの火災を確実に消火することができるエンジンルー
ム消火装置を得ることを目的とする。 【構成】 薬剤タンク11と、エアタンク12と、薬剤
タンク11に充填された消火薬剤を放出するノズル13
と、電気駆動弁16と、車載用バッテリー10に接続さ
れ、電圧及び電流をあらかじめ設定された電圧値及び電
流値に制限し出力する定電圧・定電流回路17と、消火
起動スイッチ18と、消火起動スイッチ18が操作され
ると、電気駆動弁の弁駆動部15に定電圧・定電流回路
17から出力された電源を供給し、電気駆動弁の弁14
を駆動させてその弁を開放状態にし、薬剤タンク11内
の消火薬剤をノズル13から放出させる起動制御回路1
9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンルーム、特に
高速バス、長距離バス等の大型バスのエンジンルームで
火災が発生した時に使用するエンジンルーム消火装置に
関する。本明細書でいうエンジンルームは、上記のごと
き大型バスのものに限定されるものではなく、トラック
その他の車両、船舶等のエンジンルームを含むものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大型バスのエンジンルームの消火システ
ムについては、以前より提案が示されているところであ
り、その考え方によると、運転席の近傍に設置された監
視・操作盤と、エンジンルームの所定箇所に設置された
複数の熱感知センサと、消火のためのノズル及び薬剤タ
ンクを備え、薬剤タンクの消火剤をエアタンクの空気圧
でノズルに供給する消火装置とから構成されている。そ
して、少なくとも一つの熱感知センサがエンジンルーム
の火災発生を検出すると、監視・操作盤に警報ブザー、
ランプ点灯等でエンジンルームに火災が発生しているこ
とを知らせ、この警報に対応して運転手が操作盤の消火
起動スイッチを押すと、バッテリーからの電源を直接ノ
ズルに通じる電磁弁又は電動弁に供給し、その電磁弁又
は電動弁を開放することにより、エアタンクの圧縮空気
を薬剤タンクに供給し、薬剤タンクを加圧し、ノズルか
ら消火剤を放出するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のエンジンルーム消火装置では、火災警報に
対応して運転手が操作盤の消火起動スイッチを押すこと
により、バッテリーからの電源が直接ノズルに通じる電
磁弁又は電動弁に供給されるようになっているので、バ
ッテリーの電圧が、電磁弁又は電動弁の定格電圧以上の
かなり高い電圧になっているときには、電磁弁又は電動
弁が故障してしまうことがあり、確実に電磁弁又は電動
弁を開放にできず、エンジンルームの火災を確実に消火
することができないという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、運転手が操作盤の消火起動ス
イッチを押せば、確実に電磁弁又は電動弁を開放にで
き、エンジンルームの火災を確実に消火することができ
るエンジンルーム消火装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンジンル
ーム消火装置は、消火薬剤が充填された薬剤タンクと、
薬剤タンクを加圧するエアタンクと、薬剤タンクに充填
された消火薬剤を放出するノズルと、薬剤タンクと前記
ノズルとの間に設けられた弁とその弁を駆動する弁駆動
部とからなる電気駆動弁と、車載用バッテリーに接続さ
れ、電圧及び電流をあらかじめ設定された電圧値及び電
流値に制限し出力する定電圧・定電流回路と、エンジン
ルームに火災が発生したときに操作される消火起動スイ
ッチと、消火起動スイッチが操作されると、電気駆動弁
の弁駆動部に定電圧・定電流回路から出力された電源を
供給し、電気駆動弁の弁を駆動させてその弁を開放状態
にし、薬剤タンク内の消火薬剤をノズルから放出させる
起動制御回路とを備えるものである。
【0006】さらに、もう1つの本発明に係るエンジン
ルーム消火装置は、消火薬剤が充填された薬剤タンク
と、薬剤タンクを加圧するエアタンクと、薬剤タンクに
充填された消火薬剤を放出するノズルと、薬剤タンクと
ノズルとの間に設けられた弁とその弁を駆動する弁駆動
部とからなる電気駆動弁と、車載用バッテリーに接続さ
れ、電圧及び電流をあらかじめ設定された電圧値及び電
流値に制限し出力する第1及び第2の定電圧・定電流回
路と、エンジンルームに火災が発生したときに操作され
る消火起動スイッチと、消火起動スイッチが操作される
と、電気駆動弁の弁駆動部に第1の定電圧・定電流回路
から出力された電源を供給し、電気駆動弁の弁を駆動さ
せてその弁を開放状態にし、薬剤タンク内の消火薬剤を
ノズルから放出させる起動制御回路と、第2の定電圧・
定電流回路から電源が供給される圧力検出手段と圧力表
示手段とを有し、圧力検出手段により、エアータンクの
圧力を検出し、その圧力があらかじめ設定された圧力以
上のとき、圧力表示手段により、圧力検出の表示を行う
圧力検出・表示回路とを備えるものである。
【0007】
【作用】本発明においては、薬剤タンクはエアタンクに
より、加圧されており、電気駆動弁の弁が開放状態にな
ると、薬剤タンク内に充填されている消火薬剤がノズル
から放出される。また、車載用バッテリーに接続された
定電圧・定電流回路により、電圧及び電流をあらかじめ
設定された電圧値及び電流値に制限され出力され、起動
制御回路により、エンジンルームに火災が発生したとき
に消火起動スイッチが操作されると、電気駆動弁の弁駆
動部に定電圧・定電流回路から出力された電源が供給さ
れ、電気駆動弁の弁が駆動しその弁が開放状態になり、
薬剤タンク内の消火薬剤がノズルから放出される。
【0008】さらに、もう1つの本発明においては、薬
剤タンクはエアタンクにより、加圧されており、電気駆
動弁の弁が開放状態になると、薬剤タンク内に充填され
ている消火薬剤がノズルから放出される。また、車載用
バッテリーに接続された第1及び第2の定電圧・定電流
回路により、電圧及び電流をあらかじめ設定された電圧
値及び電流値に制限され出力され、起動制御回路によ
り、エンジンルームに火災が発生したときに消火起動ス
イッチが操作されると、電気駆動弁の弁駆動部に第1の
定電圧・定電流回路から出力された電源が供給され、電
気駆動弁の弁が駆動しその弁が開放状態になり、薬剤タ
ンク内の消火薬剤がノズルから放出される。また、第2
の定電圧・定電流回路から電源が供給される圧力検出手
段と圧力表示手段とを有した圧力検出・表示回路の圧力
検出手段により、エアータンクの圧力が検出され、その
圧力があらかじめ設定された圧力以上のとき、その圧力
表示手段により、圧力検出の表示が行われる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るエンジンルー
ム消火装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、10はバスなどに搭載され、図示しないエンジンを
駆動したり、照明灯を点灯したりするバッテリー、11
は消火薬剤が充填された薬剤タンク、12は薬剤タンク
11内を加圧するエアタンクで、このエアタンク12は
ブレーキ用のエアタンクと兼用させてもよい。13は薬
剤タンク11内の消火薬剤を放出するためのノズル、1
4は薬剤タンク11とノズル13との間に設けられた弁
であり、この弁14を開放にすることにより、薬剤タン
ク11内の消火薬剤がノズル13から放出される。
【0010】また、15は外部から供給される電源に基
づいて、弁14を駆動し、開放状態にする弁駆動部であ
り、この実施例では弁14及び弁駆動部15で電気駆動
弁を構成しており、この実施例では、電気駆動弁として
電動弁16を用いている。そして、この電動弁16は電
源が供給され、弁14が開放状態になると、弁14の駆
動を停止するようになっている。また、電気駆動弁に電
磁弁を用いてもよい。
【0011】17はバッテリー10からの電源を所定の
電圧・電流の値に制限する定電圧・定電流回路、18は
電動弁16の弁14を開放にするために押される消火起
動スイッチ、19は消火起動スイッチ18の操作に基づ
いて、定電圧・定電流回路17から出力された電源を電
動弁16の弁駆動部15に供給する起動制御回路、20
はバッテリー10からの電源を所定の電圧・電流の値に
制限する定電圧・定電流回路、21は、定電圧・定電流
回路20から電源が供給され、圧力を検出する圧力検出
手段及び圧力表示を行う圧力表示手段を有し、エアタン
ク12の圧力を検出し、所定の圧力以上になるとLED
などを発光させ、エアタンク12の圧力が所定の圧力以
上であることを知らせる圧力検出・表示回路である。
【0012】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、平常時においては、電動弁16の弁14は閉
じており、薬剤タンク11には消火薬剤が充填され、エ
アタンク12には所定圧力以上のエアーが充填されてい
る。そして、エアタンク12内の圧力は圧力検出・表示
回路21により検出されており、エアタンク12には所
定圧力以上のエアーが充填されているので、LEDなど
を発光させ、所定の圧力以上であることを知らせてい
る。そして、バスなどの運転手はこの表示を確認するこ
とにより、ノズル13から消火薬剤を放出できる状態で
あることを確認することができる。
【0013】そして、例えば、エンジンルーム内に設置
された温度センサなどにより、エンジンルームの火災が
検出され、火災警報などを発すると、バスなどの運転手
は、エンジンルームで火災が発生していることを認識す
る。そして、バスなどの運転手はエンジンルームの火災
を確認し、エンジンルームを消火するために消火起動ス
イッチ18を押す。
【0014】そして、消火起動スイッチ18が押される
と、起動制御回路19は定電圧・定電流回路17から出
力された電源を電動弁16の弁駆動部15に供給する。
そして、電源を供給された電動弁16の弁駆動部15は
弁14を開放にして、薬剤タンク11に充填された消火
薬剤をノズル13から放出させ、エンジンルームの消火
を行う。このような動作により、エンジンルームに火災
が発生したとき、その火災の消火を行うようになってい
る。
【0015】次に、定電圧・定電流回路17及び定電圧
・定電流回路20について説明する。まず、バスなどの
バッテリー10の電圧は、通常エンジンの回転数や負荷
の状態によりDC16V〜32Vの電圧範囲をとるよう
になっており、また、電気系統などの故障等によりDC
32V以上の電圧になることもある。したがって、従来
のように、このバッテリー電圧を直接、電動弁16の弁
駆動部15に供給するようになっていると、消火起動ス
イッチ18が押され、電源が電動弁16の弁駆動部15
に供給されても、電動弁16の定格電圧以上のかなり高
い電圧が供給されていることがあり、電動弁16が故障
し、弁14を開放状態にすることができず、エンジンル
ームの火災を消火することができなくなる。
【0016】そこで、定電圧・定電流回路17では、バ
ッテリー10からの電圧をあらかじめ設定した以上の電
圧にならないように制限(例えばDC24V)して、こ
の電圧が電動弁16の弁駆動部15に供給されるように
している。また、この定電圧・定電流回路17では、電
動弁16に異常などがあり、定格以上の大きい電流が流
れるような状態になっても、あらかじめ設定した定電流
以上の電流が流れないようにし、電動弁16及び起動制
御回路19の保護を行い、エンジンルームの火災時に
は、確実に電動弁16の弁14を開放にすることができ
るようになっている。
【0017】また、定電圧・定電流回路20も同様に、
圧力検出・表示回路21に供給する電圧及び電流をあら
かじめ設定した値(例えば、12V、0.1A)に制限
しており、圧力検出・表示回路21に過電圧が加わるこ
とを防止し、圧力検出・表示回路21の保護を行い、さ
らに、圧力検出・表示回路21内で異常が発生し、短絡
状態になってしまったときでも、圧力検出・表示回路2
1にはあらかじめ設定された定電流以上の電流は流れな
いようにしている。したがって、圧力検出・表示回路2
1が短絡状態になっても、電動弁16に供給される電圧
を著しく低下させることがなく、エンジンルームの火災
時には、確実に電動弁16の弁14を開放にすることが
できるようになっている。
【0018】また、定電圧・定電流回路17,20が異
常状態となり、回路内で短絡状態が発生、又は過電流が
出力されてしまったときのために、バッテリー10と定
電圧・定電流回路17,20との間に、ヒューズ(図示
せず)を設け、このヒューズにより、バッテリー10及
び内部回路を保護するようになっている。
【0019】ここで、定電圧・定電流回路17及び定電
圧・定電流回路20の具体的回路について説明する。図
2は、この実施例の定電圧・定電流回路の一例を示す回
路図である。図において、30はコレクタが入力側のプ
ラス側に接続され、ベースがツェナーダイオード34を
介して入力側のマイナス側に接続されているトランジス
タで、31はコレクタがトランジスタ30のベースとツ
ェナーダイオード34との接続点に接続され、ベースが
トランジスタ30のエミッタに接続され、エミッタが出
力側のプラス側に接続されているトランジスタ、32は
トランジスタ30のコレクタとベースとの間に接続され
ている抵抗、33はトランジスタ30のエミッタとトラ
ンジスタ31のベースとの接続点と、トランジスタ31
のエミッタと出力側のプラス側との接続点とに接続され
ている抵抗、35は出力側の両端に接続されているコン
デンサ、36は入力側のプラス側と出力側のプラス側と
に接続されているダイオードである。また、入力側のマ
イナス側と出力側のマイナス側は接続されている。
【0020】次に、この回路の動作について説明する。
まず、入力側に電源が接続されると、抵抗32に電流が
流れ、トランジスタ30にベース電流が供給され、トラ
ンジスタ30のコレクタ・エミッタ間に電流が流れる。
また、図2のA点の電位はツェナーダイオード34によ
り、そのツェナー電圧、例えば25.6V以上にはなら
ない。そして、トランジスタ30からの電流は抵抗33
を介して出力側に供給される。このとき、抵抗33を流
れる電流は、抵抗33の抵抗値とトランジスタ31のベ
ース・エミッタ間電圧VBE(例えば、0.6V)で決定
される一定電流以上の電流は流れない。
【0021】また、出力側に供給される電圧は、図2の
A点の電位からトランジスタ30及びトランジスタ31
のベース・エミッタ間電圧VBEを引いた電圧、すなわ
ち、図2のA点の電位をVA とすると、出力側の電圧は
VA −2×VBE、例えば25.6−2×0.6=24.
4V以上の電圧は出力されない。このようにして、バッ
テリー10からの電源を定電圧・定電流にして出力する
回路を構成している。また、コンデンサ35は出力電圧
を安定化するために設けられており、ダイオード36は
入力側からの電源の供給が停止したときに、コンデンサ
35に蓄えられている電荷によりトランジスタ30,3
1が破壊されないように設けられている。
【0022】この実施例では、エンジンルームに火災が
発生したときに、薬剤タンク11内の消火薬剤をノズル
13から放出するために電動弁16の弁駆動部15に供
給する電源をバッテリー10から定電圧・定電流回路1
7を介して供給するようになっているので、バッテリー
10の電圧が電動弁16の定格電圧以上のかなり高い電
圧になっているときにも、電動弁16を故障させること
なく電源を供給することができ、電動弁16を確実に動
作させることができるので、確実に電動弁16の弁14
を開放し、液剤タンク11内の消火液剤をノズル13か
ら放出させ、確実にエンジンルームの火災を消火するこ
とが可能となる。
【0023】また、圧力検出・表示回路21の電源も定
電圧・定電流回路20から供給されるようになっている
ので、バッテリー10の電圧が圧力検出・表示回路21
内の圧力検出手段及び圧力表示手段定格電圧以上のかな
り高い電圧になっているときにも、圧力検出手段及び圧
力表示手段を故障させることがなく、確実に圧力表示を
行うことが可能となる。さらに、圧力検出・表示回路2
1が異常状態になり、内部で短絡状態が発生してしまっ
ているときでも、定電圧・定電流回路17の出力電圧に
は影響を及ぼさず、このようなときでも、消火起動スイ
ッチ18が操作されれば、確実に電動弁16の弁14を
開放し、液剤タンク11内の消火液剤をノズル13から
放出させ、確実にエンジンルームの火災を消火すること
が可能となる。
【0024】なお、この実施例では、バスなどの運転手
がエンジンルームの火災を確認し、消火起動スイッチ1
8を押せば、電動弁16の弁駆動部15に電源が供給さ
れるようになっているが、消火起動スイッチ18の上に
蓋などを設け、その蓋などを閉めておけば、消火起動ス
イッチ18を押せないようにしてもよい。この場合、消
火起動スイッチ18の上の蓋などを閉めることにより、
バスなどの運転手が誤って、消火起動スイッチ18を押
してしまい、エンジンルームに火災が発生していないの
に、薬剤タンク11内の消火液剤をノズル13から放出
させてしまうことがなくなる。
【0025】また、消火起動スイッチ18上の蓋を閉め
ることにより、起動制御回路19が消火起動スイッチ1
8の信号を受け付けないようにしてもよい。この場合、
消火起動スイッチ18の上の蓋などが閉まっている状態
で、蓋の上から強い力がかかってしまい、消火起動スイ
ッチ18が押された状態になったとしても、起動制御回
路19は消火起動スイッチ18が押されたとは認識しな
いので、エンジンルームに火災が発生していないのに、
薬剤タンク11内の消火液剤をノズル13から放出させ
てしまうことがなくなる。
【0026】また、この実施例では、エンジンルームの
火災時の消火について説明したが、消火したあと、開放
された弁14を閉めるためのスイッチを設けてもよく、
この場合、弁14は開放したあとに、そのスイッチが押
されることにより、弁駆動部15に弁14を閉じる電源
が供給されるようにし、弁14を閉じるようにすればよ
い。また、このようなスイッチを設けることにより、定
期的なエンジンルーム消火装置の点検時に電動弁16及
び起動制御回路19の点検を行うときに、簡単に電動弁
16の動作点検を行うことができる。なお、このような
エンジンルーム消火装置の点検時には、薬剤タンク11
内の消火薬剤はノズル13から放出させずに、エアータ
ンク12内のエアーのみをノズル13から放出するよう
にして点検を行うようになっている。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車載用バ
ッテリーに接続された定電圧・定電流回路により、電圧
及び電流をあらかじめ設定された電圧値及び電流値に制
限して出力し、起動制御回路により、エンジンルームに
火災が発生したときに消火起動スイッチが操作される
と、電気駆動弁の弁駆動部に定電圧・定電流回路から出
力された電源を供給し、電気駆動弁の弁を駆動しその弁
を開放状態にし、薬剤タンク内の消火薬剤をノズルから
放出するようにしたので、車載用バッテリーの電圧が電
気駆動弁の定格電圧以上のかなり高い電圧になっている
ときにも、電気電動弁を故障させることなく電源を供給
することができ、電気電動弁を確実に動作させることが
でき、確実に電気電動弁の弁を開放し、液剤タンク内の
消火液剤をノズルから放出させ、確実にエンジンルーム
の火災を消火することができるという効果を有する。
【0028】さらに、もう1つの本発明によれば、車載
用バッテリーに接続された定電圧・定電流回路により、
電圧及び電流をあらかじめ設定された電圧値及び電流値
に制限して出力し、起動制御回路により、エンジンルー
ムに火災が発生したときに消火起動スイッチが操作され
ると、電気駆動弁の弁駆動部に定電圧・定電流回路から
出力された電源を供給し、電気駆動弁の弁を駆動しその
弁を開放状態にし、薬剤タンク内の消火薬剤をノズルか
ら放出するようにし、また、第2の定電圧・定電流回路
から電源が供給される圧力検出手段と圧力表示手段とを
有した圧力検出・表示回路の圧力検出手段により、エア
ータンクの圧力を検出し、その圧力があらかじめ設定さ
れた圧力以上のとき、その圧力表示手段により、圧力検
出の表示を行うようにしたので、車載用バッテリーの電
圧が電気駆動弁の定格電圧以上のかなり高い電圧になっ
ているときにも、圧力検出・表示回路の圧力検出手段及
び圧力表示手段を故障させることがなく、確実に圧力表
示を行うことができ、さらに、圧力検出・表示回路が異
常状態になり、内部で短絡状態が発生してしまっている
ときでも、第1の定電圧・定電流回路の出力電圧には影
響を及ぼさず、このようなときでも、消火起動スイッチ
が操作されれば、確実に電気駆動弁の弁を開放し、液剤
タンク内の消火液剤をノズルから放出させ、確実にエン
ジンルームの火災を消火することができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジンルーム消火装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の定電圧・定電流回路の一例を示す回路
図である。
【符号の説明】
10 バッテリー 11 薬剤タンク 12 エアタンク 13 ノズル 14 弁 15 弁駆動部 16 電動弁(電気駆動弁) 17,20 定電圧・定電流回路 18 消火起動スイッチ 19 起動制御回路 21 圧力検出・表示回路(圧力検出手段、圧力表示手
段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火薬剤が充填された薬剤タンクと、 該薬剤タンクを加圧するエアタンクと、 前記薬剤タンクに充填された消火薬剤を放出するノズル
    と、 前記薬剤タンクと前記ノズルとの間に設けられた弁とそ
    の弁を駆動する弁駆動部とからなる電気駆動弁と、 車載用バッテリーに接続され、電圧及び電流をあらかじ
    め設定された電圧値及び電流値に制限し出力する定電圧
    ・定電流回路と、 エンジンルームに火災が発生したときに操作される消火
    起動スイッチと、 該消火起動スイッチが操作されると、前記電気駆動弁の
    弁駆動部に前記定電圧・定電流回路から出力された電源
    を供給し、前記電気駆動弁の弁を駆動させてその弁を開
    放状態にし、前記薬剤タンク内の消火薬剤を前記ノズル
    から放出させる起動制御回路とを備えることを特徴とす
    るエンジンルーム消火装置。
  2. 【請求項2】 前記定電圧・定電流回路は、 入力側の一端にコレクタが接続された第1のトランジス
    タと、 入力側の一端と前記第1のトランジスタのベースとの間
    に接続された第1の抵抗と、 前記第1のトランジスタのベースと第1の抵抗との接続
    点と入力側の他端との間に接続されたツェナーダイオー
    ドと、 前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続さ
    れ、前記第1のトランジスタのベースと第1の抵抗との
    接続点にコレクタが接続された第2のトランジスタと、 該第2のトランジスタのベースとエミッタとの間に接続
    された第2の抵抗とから構成され、 前記第2のトランジスタのベースと第2の抵抗との接続
    点が出力側の一端に接続され、入力側の他端と前記ツェ
    ナーダイオードとの接続点が出力側の他端に接続された
    ものであることを特徴とする請求項1記載のエンジンル
    ーム消火装置。
  3. 【請求項3】 消火薬剤が充填された薬剤タンクと、 該薬剤タンクを加圧するエアタンクと、 前記薬剤タンクに充填された消火薬剤を放出するノズル
    と、 前記薬剤タンクと前記ノズルとの間に設けられた弁とそ
    の弁を駆動する弁駆動部とからなる電気駆動弁と、 車載用バッテリーに接続され、電圧及び電流をあらかじ
    め設定された電圧値及び電流値に制限し出力する第1及
    び第2の定電圧・定電流回路と、 エンジンルームに火災が発生したときに操作される消火
    起動スイッチと、 該消火起動スイッチが操作されると、前記電気駆動弁の
    弁駆動部に前記第1の定電圧・定電流回路から出力され
    た電源を供給し、前記電気駆動弁の弁を駆動させてその
    弁を開放状態にし、前記薬剤タンク内の消火薬剤を前記
    ノズルから放出させる起動制御回路と、 前記第2の定電圧・定電流回路から電源が供給される圧
    力検出手段と圧力表示手段とを有し、前記圧力検出手段
    により、前記エアータンクの圧力を検出し、その圧力が
    あらかじめ設定された圧力以上のとき、前記圧力表示手
    段により、圧力検出の表示を行う圧力検出・表示回路と
    を備えることを特徴とするエンジンルーム消火装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の定電圧・定電流回路
    は、 入力側の一端にコレクタが接続された第1のトランジス
    タと、 入力側の一端と前記第1のトランジスタのベースとの間
    に接続された第1の抵抗と、 前記第1のトランジスタのベースと第1の抵抗との接続
    点と入力側の他端との間に接続されたツェナーダイオー
    ドと、 前記第1のトランジスタのエミッタにベースが接続さ
    れ、前記第1のトランジスタのベースと第1の抵抗との
    接続点にコレクタが接続された第2のトランジスタと、 該第2のトランジスタのベースとエミッタとの間に接続
    された第2の抵抗とから構成され、 前記第2のトランジスタのベースと第2の抵抗との接続
    点が出力側の一端に接続され、入力側の他端と前記ツェ
    ナーダイオードとの接続点が出力側の他端に接続された
    ものであることを特徴とする請求項1又は2記載のエン
    ジンルーム消火装置。
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