JPH08213533A - 半導体装置用リードフレームおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置用リードフレームおよび半導体装置の製造方法

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JPH08213533A
JPH08213533A JP1501195A JP1501195A JPH08213533A JP H08213533 A JPH08213533 A JP H08213533A JP 1501195 A JP1501195 A JP 1501195A JP 1501195 A JP1501195 A JP 1501195A JP H08213533 A JPH08213533 A JP H08213533A
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lead
frame
lead frame
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尊浩 江口
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性変形自在な接続部を備えたリードフレー
ムであっても半導体装置形成部が枠部に対して下がるの
を防ぐ。 【構成】 リード連結部4と枠部6との間に、弾性変形
自在な接続部5と並列に支持部12を介在させた。支持
部12が弾性変形自在な接続部に代わって保持する保持
材として機能するから、接続部が変形し難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードを曲げ加工した
後に半導体装置形成部が分断される半導体装置用リード
フレームおよびこのリードフレームを用いた半導体装置
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面実装型半導体装置は、樹脂封
止部から延出されたリードの2箇所を折り曲げることに
よりリード先端部が樹脂封止部に対してプリント基板側
へ偏在され、この偏在されたリード先端部をプリント基
板に半田付けすることによりこれに表面実装されてい
た。なお、リードの表面にはプリント基板への半田付け
を確実に行うことができるように予め半田めっき(外装
めっき)が施されていた。また、リードを折り曲げるに
当たっては、通常は曲げパンチおよびダイを備えたリー
ド曲げ加工装置が用いられていた。
【0003】そして、曲げパンチおよびダイによってリ
ードを折り曲げるに当たっては、リードに半田めっきを
施す以前に行っていた。これは、半田めっきが予め施さ
れたリードを曲げパンチおよびダイによって折り曲げる
と、曲げ加工時にリード表面の半田の一部が曲げパンチ
やダイに擦られて削られたり剥離することがあるからで
ある。リードから半田が脱落すると、リード表面の半田
量が減少したことにより半田付け不良を起こし易くな
り、複数隣接して配置されたリードどうしが半田屑によ
って短絡することがある。
【0004】前記半田めっきはリードフレームに電極を
接続してリードフレーム毎に電解めっき法によって行わ
れるため、半田めっき工程の前工程であるリード曲げ工
程では、リードをリードフレームの枠部に接続されてい
る状態で折り曲げなければならない。このため、このリ
ードフレームには、例えば特開平1−216564号公
報に示されたように、リードとリードフレームの枠部と
の間にリードを折り曲げるときの折曲げ代分だけ伸びる
弾性変形自在な接続部が介在されていた。この公報に開
示されたリードフレームを図7および図8によって説明
する。
【0005】図7は弾性変形自在な接続部が設けられた
従来のリードフレームの一部を示す平面図、図8は従来
のリードフレームをリード曲げ加工装置に装填した状態
を示す断面図で、同図(a)はリードを折り曲げる前の
状態を示し、同図(b)はリード折曲げ時の状態を示し
ている。これらの図において、1は樹脂封止後のリード
フレーム、2は樹脂封止部である。
【0006】3はリードで、このリード3は平面視四角
形状に成形された前記樹脂封止部2の各辺から延出する
ように形成され、かつ樹脂封止部2の各辺に複数本ずつ
配設されている。また、これらのリード3は樹脂封止部
2の各辺毎に延出端どうしがリード連結部4によって互
いに連結されている。なお、このリード3における樹脂
封止部2内に延びる部分は、図示していない半導体チッ
プ実装部に隣接するように構成されている。
【0007】そして、前記連結部4は、弾性変形自在な
接続部5を介してこのリードフレーム1の枠部6に連結
され支持されている。この接続部5は、延在方向が2回
反転して屈曲するように形成され、1つの連結部4の2
箇所を支持する構造になっている。また、前記枠部6
は、樹脂封止部2やこの四方に延在するリード3などを
四方から囲むように構成されている。
【0008】このように構成されたリードフレーム1に
おいてリード3を曲げ加工するには図8(a),(b)
に示したリード曲げ加工装置が使用される。同図におい
て7はリードフレーム1を支承する曲げダイ、8はリー
ドフレーム1を前記曲げダイ7に押し付けてダイ7とと
もに挟圧保持する金型押え部、9はリード3を曲げ加工
するためのパンチである。
【0009】このリード曲げ加工装置を使用してリード
3を折り曲げるには、同図(a)に示すようにリードフ
レーム1を曲げダイ7と金型押え部8とで挟圧保持さ
せ、この状態で同図(b)に示すようにパンチ9を下降
させることによって行う。このとき、リード3がパンチ
9によって曲げダイ7に押し当てられ、加圧成形されて
所定形状に折曲げられる。このようにリード3を曲げ加
工することによって、リード3の折曲げ代に相当する分
だけ接続部5が弾性変形して伸び、リード先端部、リー
ド連結部4および接続部5の一部がリード3の樹脂封止
部側となる基部に対して図において下方に偏在するよう
になる。
【0010】リード3の曲げ加工後、このリードフレー
ム1に半田めっきを施し、しかる後にリード3のリード
連結部4との接続部分を切断し、樹脂封止部2とリード
3とからなる半導体装置形成部分をリードフレーム1か
ら分断することによって半導体装置が完成する。なお、
リード3をリード連結部4から分離させた後には、各リ
ード3に電気特性測定装置の接触子を接触させてこの半
導体装置の電気的特性を測定していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図7に示し
たように弾性変形可能な接続部5を介してリード連結部
4を枠部6に支持させたのでは、樹脂封止後に樹脂封止
部2の重量によって接続部5が弾性変形されてしまうと
いう問題があった。すなわち、接続部5にリード3、リ
ード連結部4を介して樹脂封止部2の重量が加わること
により、接続部5が伸びて半導体装置形成部分の略全体
が枠部6に垂れ下げられるようになってしまう。
【0012】このようになると、リードフレーム用搬送
装置によりリードフレーム1を搬送するに当たって、枠
部6より下方へ延在した半導体装置形成部分が搬送装置
に当接して搬送不良を起こし易い。すなわち、樹脂封止
装置からリードフレーム1を搬出したり、その後で樹脂
ばり取り装置に対して搬入・搬出させるときに搬送不良
が起きることになる。
【0013】また、リード3に接触子を接触させて半導
体装置の電気的特性を測定するに当たっては、複数並設
されたリード3の形成ピッチが0.3mm〜0.4mmと狭
い場合には、接触子が目的とするリードに触れずにこれ
に隣接するリードに誤って接触したり、隣合うリードの
両方に接触してしまうことがあるという問題もあった。
【0014】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、弾性変形自在な接続部が形成された
リードフレームであっても樹脂封止後に半導体装置形成
部がリードフレーム枠部に対して下がるのを防ぐことを
目的とする。また、複数並設されたリードの形成ピッチ
が狭い場合であってもリードに電気特性測定装置の接触
子を確実に接触させることができるようにすることをも
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
装置用リードフレームは、リード連結部とリードフレー
ム枠部との間に、弾性変形自在な接続部と並列に支持部
を介在させたものである。
【0016】第2の発明に係る半導体装置用リードフレ
ームは、第1の発明に係る半導体装置用リードフレーム
において、支持部を、リード連結部から延在するリード
側半部と、リードフレーム枠部から延在する枠部側半部
と、これら両半部どうしを連結する合成樹脂部とから構
成したものである。
【0017】第3の発明に係る半導体装置用リードフレ
ームは、第1の発明に係る半導体装置用リードフレーム
において、各リードにおけるリード連結部側端部に、リ
ード幅より幅広な電気特性測定用パッドをリード延在方
向に対する形成位置が隣接するリードどうしで異なるよ
うに形成したものである。
【0018】第4の発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体チップ実装部に隣接して複数本並設されたリ
ードがリード連結部によって互いに連結され、このリー
ド連結部が弾性変形自在な接続部を介してリードフレー
ム枠部に支持されるとともに、前記リード連結部とリー
ドフレーム枠部との間に前記接続部と並列に支持部が介
在されたリードフレームに半導体チップを実装し、その
後、このリードフレームを樹脂封止し、次いで、前記支
持部を切断し、しかる後、前記リードの曲げ加工、外装
めっき、リードの切断を順次行うものである。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、支持部が弾性変形自在な
接続部に代わって保持材として機能するから、接続部が
変形し難くなる。第2の発明によれば、合成樹脂部が樹
脂封止部に生じたばりとともにばり取り工程において除
去される。
【0020】第3の発明によれば、パッドが電気特性測
定装置の接触子を接触させるときの目標になるととも
に、リード幅より広い部分に接触子を接触させることが
できる。
【0021】第4の発明によれば、支持部が切断される
までは樹脂封止部が垂れ下がるようなことがなくリード
フレームが搬送不良を起こし難い。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、第1および第3の発明に係る半導体装
置用リードフレームの一実施例を図1〜図4によって詳
細に説明する。図1は第1および第3の発明に係る半導
体装置用リードフレームの一部を示す平面図、図2は要
部を拡大して示す平面図で、同図は支持部を切断した状
態で描いてある。図3は本発明に係るリードフレームを
リード曲げ加工装置に装填した状態を示す断面図で、同
図(a)はリードを折り曲げる前の状態を示し、同図
(b)はリード折曲げ時の状態を示している。図4はリ
ードに補強テープを貼着した状態を示す平面図である。
これらの図において前記図7および図8で説明したもの
と同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳
細な説明は省略する。
【0023】図1〜図4において、符号11はこの実施
例によるリードフレームで、このリードフレーム11は
前記図7で示した従来のリードフレームに対して後述す
る支持部12と電気特性測定用パッド13とが形成され
ている以外は同等の構成になっている。なお、本実施例
で示すリードフレーム11のリード3は、形成ピッチが
0.3mm〜0.4mmになるように形成されている。
【0024】このリードフレーム11は、リード連結部
4と枠部6との間に、弾性変形自在な接続部5と支持部
12とが介在している。この支持部12は、直線的に延
びる細帯状に形成され、接続部5と並列に形成されてい
る。なお、本実施例で示す支持部12の幅は、図1に示
すようにリード3と略同じ寸法に設定されている。そし
て、この支持部12は、接続部5に隣り合うように配設
されている。実施例では一つのリード連結部4に対して
2つの接続部5,5と、これらの接続部5の両隣に位置
する計4本の支持部12とが接続されているが、接続部
5、支持部12の数量および形成位置は半導体装置形成
部の寸法に応じて適宜変更することができる。
【0025】なお、本実施例の接続部5は、枠部6とリ
ード連結部4とを結ぶ仮想直線に対して直交する方向へ
延在する反転部を2つ連ねて形成されているが、図7に
示した従来の形状に形成してもよいし、弾性変形自在な
構造であれば形状は適宜変更することができる。
【0026】リード3には、このリード3の幅を部分的
に拡げることによってパッド13が一体に形成されてい
る。このパッド13は、リード3におけるリード連結部
4側の端部に形成され、リード延在方向に対する形成位
置が隣接するリード3どうしで異なるように配設されて
いる。なお、このパッド13の形成位置は、このパッド
13と樹脂封止部2との間のリード長さが最終リード形
状に形成するに当たり必要な長さより長くなるように位
置づけられている。
【0027】図4において符号14はリード連結部4に
対してリード3を切断するに当たってリード3を仮保持
するための補強用テープである。このテープ14は例え
ば帯状に形成されたポリイミドテープが用いられ、リー
ド3の片面であって丁度前記パッド13と対応する部位
に貼着されている。
【0028】このテープ14の貼着位置を詳述すると、
このテープ14は、貼着された状態で最終リード形状に
形成するに当たり必要な長さだけリード3が露出するよ
うに位置づけられている。また、このテープ14の幅寸
法は、上述した位置に貼着させた状態でリード3におけ
るリード連結部4側の端部が露出するように設定されて
いる。
【0029】次に、上述したように構成されたリードフ
レーム11を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法
を説明する。リードフレーム11によって半導体装置を
製造するには、先ず、リードフレーム11を図1に示し
た形状に一体形成する。そして、図示していないが半導
体チップをリードフレーム11の半導体チップ実装部に
接合させ、この半導体チップとリード3とを例えばワイ
ヤボンディングなどにより電気的に接続する。その後、
半導体チップおよびボンディング部分を樹脂封止する。
これにより樹脂封止部2が形成される。
【0030】樹脂封止後は、先ず、リードフレーム11
をばり取り装置に装填し、樹脂封止部2の側面における
リード3どうしの間となる部分などに形成されているば
りを除去する。このばり取り装置としては、例えばウェ
ットホーニング法によりばりを取り除く構造のものが使
用される。
【0031】その後、リードフレーム11の支持部12
を切断する。このときには、リードフレーム11を図示
してない支持部切断装置に装填して行う。この装置によ
り支持部12が切断されるまでは、支持部12が保持材
として機能して接続部5が弾性変形し難い状態になって
いるので、樹脂封止部2の重量により半導体装置形成部
分が枠部6より垂れ下がってしまうことはない。このた
め、樹脂封止装置から搬出されるときや、前記ばり取り
装置に対して搬入・搬出させるとき、また、支持部切断
装置に搬入させるときなどでリードフレーム11が搬送
装置に引っかかることがない。
【0032】支持部切断装置は、図2に示すように支持
部12をその中途部の一部分を除去するようにして切断
する構造になっている。なお、支持部12を切断するに
当たっては、その中途部の一部分を除去する手法に限る
ことはなく、全部を除去してもよいし、単に帯状の支持
部12を一方と他方とに分断させるように切断してもよ
い。
【0033】このように支持部12を切断することによ
り、接続部5が容易に弾性変形できるようになる。支持
部12を切断した後、リードフレーム11をリード曲げ
加工装置に搬送し、図3に示すようにリード3の曲げ加
工を行う。リード3を折り曲げるに当たっては、先ず、
図3(a)に示すようにリードフレーム11を曲げダイ
7と金型押え部8とで挟圧保持させ、この状態で同図
(b)に示すようにパンチ9を下降させる。このように
曲げ加工を行うことにより、リードフレーム11の半導
体装置形成部が枠部6に対して下方に遍在するようにな
る。このとき、リード3の折曲げ代に相当する分だけ接
続部5が弾性変形して伸びる。
【0034】リード3の曲げ加工後、このリードフレー
ム11に従来と同様に外装めっきを行う。すなわち、電
解めっき法によりリードフレーム表面に半田めっきを施
す。しかる後、図4に示すようにリード3の片面にテー
プ14を貼着し、次いで、リード3のリード連結部4側
端部を切断する。このときの切断線を図4中に一点鎖線
C1で示す。このようにリード3を切断することによ
り、半導体装置形成部がパッド13とともにリードフレ
ーム11から個々に分断されることになる。
【0035】次に、個々の半導体装置形成部のパッド1
3に電気特性測定装置(図示せず)の接触子を接触さ
せ、この半導体装置の電気的特性を測定する。このと
き、パッド13がリード3より幅広であるため、これが
目標となって目的とするリード3に確実に接触子を当て
ることができる。その上、リード幅より広い部分に接触
子を接触させることができるから、目的のリード3と隣
り合うリード3に接触子が誤って触れることもない。
【0036】上述したように電気的特性を測定した後、
リード3からパッド13を分断させる。このときには、
図4中に一点鎖線C2で示した位置でリード3を切断し
て行う。なお、リード3はテープ14が貼着されてこれ
により保持されているので、前記リード連結部4の分断
工程から電気的特性測定工程を経てパッド分断工程に至
る間にリード3に外力が加えられたとしても曲がり難
い。
【0037】リード3からパッド13を分断させて除去
することによって、半導体装置が完成する。なお、リー
ド3に貼着したテープ14もパッド13とともに除去さ
れることになる。
【0038】したがって、リード連結部4と枠部6との
間に弾性変形自在な接続部5と並列に支持部12を介在
させたので、支持部12が接続部5に代わって保持材と
して機能するから、接続部5が変形し難くなる。このた
め、このリードフレーム11は、支持部12を切断する
までは半導体装置形成部が枠部6に対して下がり難いか
ら搬送不良を起こし難い。したがって、樹脂封止工程か
ら支持部切断工程までの一連の製造作業を円滑に行うこ
とができる。
【0039】また、リード3にリード幅より幅広なパッ
ド13を形成したから、パッドが電気特性測定装置の接
触子を接触させるときの目標になる。これとともに、リ
ード幅より広い部分に接触子を接触させることができる
ようになる。したがって、リード3を確実に選別して電
気的特性を測定することができる。なお、本実施例のリ
ードフレーム11を試用したところ、選別不良を約10
%低減することができた。
【0040】実施例2.なお、前記実施例では支持部を
直線的に延びる細帯状に形成した例を示したが、支持部
は図5および図6に示すように、2つの帯状部分を合成
樹脂により接着させて形成することもできる。図5は樹
脂連結型支持部を備えたリードフレームの一部を示す平
面図、図6は樹脂連結型支持部を拡大して示す平面図で
ある。これらの図において、記図1ないし図4および図
7で説明したものと同一もしくは同等部材については、
同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0041】図5および図6に示す支持部12は、リー
ド連結部4から枠部6側へ延在するリード側半部21
と、枠部6からリード連結部4側へ延在する枠部側半部
22と、これら両半部21,22どうしを連結する合成
樹脂部23とから構成されている。前記両半部21,2
2はそれぞれ細帯状に形成され、両者間に0.5mm〜
1.0mmの隙間を開けて対向するように形成されてい
る。
【0042】前記合成樹脂部23は、リードフレーム1
1との密着強度が低い合成樹脂、例えば紫外線硬化型エ
ポキシ樹脂からなり、この樹脂材をディスペンス法ある
いはスクリーン印刷法などにより両半部21,22の間
にこの隙間を埋めるように塗布し硬化させることによっ
て形成されている。このように合成樹脂部23を形成す
ることにより、この合成樹脂部23を介して両半部2
1,22が連結され、前記実施例1で説明した支持部と
同等の剛性を有する支持部12が得られる。
【0043】この樹脂連結型支持部12が設けられたリ
ードフレーム11では、樹脂封止工程の後工程であるば
り取り工程で支持部12の合成樹脂部23が除去され
る。すなわち、ばり取り装置でウェットホーニングする
ときに、合成樹脂部23が樹脂封止部2のばりとともに
除去される。
【0044】このため、本実施例のリードフレーム11
を用いると、支持部を切断する切断装置を用いずにばり
取り工程中に支持部12を切断状態にすることができる
から、製造工程の簡略化を図ることができる。なお、合
成樹脂部23を除去した後は、実施例1と同じ過程を経
て半導体装置が形成される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る半
導体装置用リードフレームは、リード連結部とリードフ
レーム枠部との間に、弾性変形自在な接続部と並列に支
持部を介在させたため、支持部が弾性変形自在な接続部
に代わって保持材として機能するから、接続部が変形し
難くなる。このため、支持部を切断するまでは半導体装
置形成部が枠部に対して下がり難くなるから、搬送装置
がリードフレームを搬送するときに搬送不良を起こすの
を確実に防ぐことができる。
【0046】第2の発明に係る半導体装置用リードフレ
ームは、第1の発明に係る半導体装置用リードフレーム
において、支持部を、リード連結部から延在するリード
側半部と、リードフレーム枠部から延在する枠部側半部
と、これら両半部どうしを連結する合成樹脂部とから構
成したため、合成樹脂部が樹脂封止部に生じたばりとと
もにばり取り工程において除去されるから、支持部を切
断するに当たり切断装置を使用せずに済む。このため、
製造工程の簡略化を図ることができる。
【0047】第3の発明に係る半導体装置用リードフレ
ームは、第1の発明に係る半導体装置用リードフレーム
において、各リードにおけるリード連結部側端部に、リ
ード幅より幅広な電気特性測定用パッドをリード延在方
向に対する形成位置が隣接するリードどうしで異なるよ
うに形成したため、パッドが電気特性測定装置の接触子
を接触させるときの目標になるとともに、リード幅より
広い部分に接触子を接触させることができる。このた
め、半導体装置の電気的特性を測定するときにリードを
確実に選別することができるようになり、選別不良とな
るのを低減することができる。
【0048】第4の発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体チップ実装部に隣接して複数本並設されたリ
ードがリード連結部によって互いに連結され、このリー
ド連結部が弾性変形自在な接続部を介してリードフレー
ム枠部に支持されるとともに、前記リード連結部とリー
ドフレーム枠部との間に前記接続部と並列に支持部が介
在されたリードフレームに半導体チップを実装し、その
後、このリードフレームを樹脂封止し、次いで、前記支
持部を切断し、しかる後、前記リードの曲げ加工、外装
めっき、リードの切断を順次行うため、支持部が切断さ
れるまでは樹脂封止部が垂れ下がるようなことがなくリ
ードフレームが搬送不良を起こし難くなるため、樹脂封
止工程から支持部切断工程までの間の一連の製造作業を
円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1および第3の発明に係る半導体装置用リ
ードフレームの一部を示す平面図である。
【図2】 要部を拡大して示す平面図で、同図は支持部
を切断した状態で描いてある。
【図3】 は本発明に係るリードフレームをリード曲げ
加工装置に装填した状態を示す断面図で、同図(a)は
リードを折り曲げる前の状態を示し、同図(b)はリー
ド折曲げ時の状態を示す。
【図4】 リードに補強テープを貼着した状態を示す平
面図である。
【図5】 樹脂連結型支持部を備えたリードフレームの
一部を示す平面図である。
【図6】 樹脂連結型支持部を拡大して示す平面図であ
る。
【図7】 弾性変形自在な接続部が設けられた従来のリ
ードフレームの一部を示す平面図である。
【図8】 従来のリードフレームをリード曲げ加工装置
に装填した状態を示す断面図で、同図(a)はリードを
折り曲げる前の状態を示し、同図(b)はリード折曲げ
時の状態を示す。
【符号の説明】
2…樹脂封止部、3…リード、4…連結部、5…接続
部、6…枠部、11…リードフレーム、12…支持部、
13…パッド、21…リード側半部、22…枠部側半
部、23…合成樹脂部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ実装部に隣接して複数本並
    設されたリードがリード連結部によって互いに連結さ
    れ、このリード連結部が弾性変形自在な接続部を介して
    リードフレーム枠部に支持された半導体装置用リードフ
    レームにおいて、前記リード連結部とリードフレーム枠
    部との間に、前記接続部と並列に支持部を介在させたこ
    とを特徴とする半導体装置用リードフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置用リードフレ
    ームにおいて、支持部を、リード連結部から延在するリ
    ード側半部と、リードフレーム枠部から延在する枠部側
    半部と、これら両半部どうしを連結する合成樹脂部とか
    ら構成したことを特徴とする半導体装置用リードフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置用リードフレ
    ームにおいて、各リードにおけるリード連結部側端部
    に、リード幅より幅広な電気特性測定用パッドをリード
    延在方向に対する形成位置が隣接するリードどうしで異
    なるように形成したことを特徴とする半導体装置用リー
    ドフレーム。
  4. 【請求項4】 半導体チップ実装部に隣接して複数本並
    設されたリードがリード連結部によって互いに連結さ
    れ、このリード連結部が弾性変形自在な接続部を介して
    リードフレーム枠部に支持されるとともに、前記リード
    連結部とリードフレーム枠部との間に前記接続部と並列
    に支持部が介在されたリードフレームに半導体チップを
    実装し、その後、このリードフレームを樹脂封止し、次
    いで、前記支持部を切断し、しかる後、前記リードの曲
    げ加工、外装めっき、リードの切断を順次行うことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04171972A (ja) * 1990-11-06 1992-06-19 Yamaha Corp リードフレーム
JPH06232316A (ja) * 1993-02-05 1994-08-19 Sony Corp 半導体装置用リードフレームおよびこれを用いた半導体装置製造方法
JPH06236950A (ja) * 1993-02-12 1994-08-23 Yamaha Corp リードフレームの加工方法

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