JPH08213267A - コア積層物およびその製造方法 - Google Patents
コア積層物およびその製造方法Info
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- JPH08213267A JPH08213267A JP7268774A JP26877495A JPH08213267A JP H08213267 A JPH08213267 A JP H08213267A JP 7268774 A JP7268774 A JP 7268774A JP 26877495 A JP26877495 A JP 26877495A JP H08213267 A JPH08213267 A JP H08213267A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0233—Manufacturing of magnetic circuits made from sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1244—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties the heat treatment(s) being of interest
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1277—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a particular surface treatment
- C21D8/1283—Application of a separating or insulating coating
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、被覆されたシートの収量が製造ラ
インの追加を必要とすることなく増大され、積層要素が
増大できるコア積層物の製造方法を提供する。 【解決手段】この発明は、変圧器、特に配電変圧器など
の電子機器のためのコア積層物として用いられるシート
材の製造方法に関する。シート材(12、13)は、そ
の両側上に絶縁材、好ましくはマグネシウムに基づくパ
ウダーおよび燐酸塩が均一に被覆され、均一な薄い絶縁
層(14)を形成する目的のための熱処理が成され、打
抜き作業にて所望の最終的な外形に切断される。少なく
とも2枚のシート材(12、13)が一方の上に他方が
重ねられて配置され、これらシート材(12、13)の
相互に対面する内面が絶縁材で被覆され、形成された2
重シート(16)の外面が絶縁材で被覆され、2重シー
トが最終的に熱処理される。
インの追加を必要とすることなく増大され、積層要素が
増大できるコア積層物の製造方法を提供する。 【解決手段】この発明は、変圧器、特に配電変圧器など
の電子機器のためのコア積層物として用いられるシート
材の製造方法に関する。シート材(12、13)は、そ
の両側上に絶縁材、好ましくはマグネシウムに基づくパ
ウダーおよび燐酸塩が均一に被覆され、均一な薄い絶縁
層(14)を形成する目的のための熱処理が成され、打
抜き作業にて所望の最終的な外形に切断される。少なく
とも2枚のシート材(12、13)が一方の上に他方が
重ねられて配置され、これらシート材(12、13)の
相互に対面する内面が絶縁材で被覆され、形成された2
重シート(16)の外面が絶縁材で被覆され、2重シー
トが最終的に熱処理される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器、特に配
電変圧器などの電子機器のコア積層物として用いられる
シート或いは鋼帯の製造方法に関する。これらのシート
或いは鋼帯は、その両側上に絶縁材、特に燐酸塩に基づ
く絶縁材が均一に被覆され、均一な薄い絶縁層を形成す
る目的で熱処理され、打抜き作業にて所望の最終的な外
形に切断される。
電変圧器などの電子機器のコア積層物として用いられる
シート或いは鋼帯の製造方法に関する。これらのシート
或いは鋼帯は、その両側上に絶縁材、特に燐酸塩に基づ
く絶縁材が均一に被覆され、均一な薄い絶縁層を形成す
る目的で熱処理され、打抜き作業にて所望の最終的な外
形に切断される。
【0002】
【従来の技術】積層要素を改良するために燐酸塩の薄い
絶縁層を表面がざらざらした傾向の磁性鋼シートに供給
することは、例えば、ハンドブック"Werkstoffe der El
ektrotechnik" (電子工学材料)、ウィルヘルムオブー
ガー、レインホールドシュミットベルラグ、1960、
セクション1714(72頁)から長い間知られてい
る。絶縁層は、通常、燐酸塩を含む材料により形成さ
れ、紙の中間層の代りにここに供給され、上述した積層
要素を増大し、即ちコア体積における鉄の割合を増大
し、電子機器の能率を増大する。
絶縁層を表面がざらざらした傾向の磁性鋼シートに供給
することは、例えば、ハンドブック"Werkstoffe der El
ektrotechnik" (電子工学材料)、ウィルヘルムオブー
ガー、レインホールドシュミットベルラグ、1960、
セクション1714(72頁)から長い間知られてい
る。絶縁層は、通常、燐酸塩を含む材料により形成さ
れ、紙の中間層の代りにここに供給され、上述した積層
要素を増大し、即ちコア体積における鉄の割合を増大
し、電子機器の能率を増大する。
【0003】燐酸塩に基づく絶縁層の適用は、“カーラ
イト(Carlite )”絶縁として等業者により知られてい
る。コア積層物として用いられるシート或いは鋼帯は、
その両側、即ちその2つの表面上に燐酸塩を含む材料が
被覆される。この均一な薄い絶縁層を形成する目的の材
料は、均一に分布されて熱処理がなされる。この方法で
処理されて絶縁層が両側上に供給されたシート或いは鋼
帯は、更なる工程作業にてそれぞれ最終的な外形に切断
可能である。
イト(Carlite )”絶縁として等業者により知られてい
る。コア積層物として用いられるシート或いは鋼帯は、
その両側、即ちその2つの表面上に燐酸塩を含む材料が
被覆される。この均一な薄い絶縁層を形成する目的の材
料は、均一に分布されて熱処理がなされる。この方法で
処理されて絶縁層が両側上に供給されたシート或いは鋼
帯は、更なる工程作業にてそれぞれ最終的な外形に切断
可能である。
【0004】絶縁層を有するシート或いは鋼帯を同時に
1枚しか供給できない公知の方法は、時間を消費する。
それゆえに、この方法で被覆されたシート或いは鋼帯の
製造時間、およびこれらシート或いは鋼帯から製造され
た被覆コアの製造時間を短くする場合、必要とされる被
覆、それに続く熱処理、および所定寸法への切断を実施
する多くの製造ラインの準備が必要である。
1枚しか供給できない公知の方法は、時間を消費する。
それゆえに、この方法で被覆されたシート或いは鋼帯の
製造時間、およびこれらシート或いは鋼帯から製造され
た被覆コアの製造時間を短くする場合、必要とされる被
覆、それに続く熱処理、および所定寸法への切断を実施
する多くの製造ラインの準備が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上の点
に鑑みなされたもので、その目的は、被覆されたシート
の収量が製造ラインの追加を必要とすることなく増大さ
れ、積層要素が増大できるような方法で最初に述べた方
法を改良することにある。
に鑑みなされたもので、その目的は、被覆されたシート
の収量が製造ラインの追加を必要とすることなく増大さ
れ、積層要素が増大できるような方法で最初に述べた方
法を改良することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によると、上述
した目的は、特許請求の範囲第1項に記載した特徴によ
り達成される。これによると、一方が他方の上に配置さ
れた少なくとも2枚のシート或いは鋼帯、およびシート
或いは鋼帯の相互に面する内面に供給される絶縁材、好
ましくはマグネシウムおよび燐酸塩に基づく絶縁材の用
意が成され、これにより形成された積層シート或いは鋼
帯の外面が同様に絶縁材で被覆され、最後に、完成され
た積層物が熱処理される。
した目的は、特許請求の範囲第1項に記載した特徴によ
り達成される。これによると、一方が他方の上に配置さ
れた少なくとも2枚のシート或いは鋼帯、およびシート
或いは鋼帯の相互に面する内面に供給される絶縁材、好
ましくはマグネシウムおよび燐酸塩に基づく絶縁材の用
意が成され、これにより形成された積層シート或いは鋼
帯の外面が同様に絶縁材で被覆され、最後に、完成され
た積層物が熱処理される。
【0007】この発明の手順により2つの目的が達成さ
れる。即ち、一方では、コア積層物としての使用に適し
た複数のシート或いは鋼帯が実質的に単一作業で用意さ
れ、同時に、本発明の方法により製造された積層物の2
枚の近接したシート間の絶縁材の厚さが従来の方法によ
り製造されたシート間の絶縁材の厚さの約半分である事
実により、複数のシート或いは鋼帯から製造された積層
コアの積層要素が増大される。このことは、シートの下
面に与えられた絶縁層がその上方のシートの絶縁層とし
て同様に作用するという事実に起因する。よって、この
手段は、従来の手順と比較すれば少なくとも2つのコア
積層物の製造に要する時間が少ないばかりか必要とされ
る絶縁材が少なく、事実とは全く別に、その上、積層要
素が絶縁層の厚さの減少により増大される。
れる。即ち、一方では、コア積層物としての使用に適し
た複数のシート或いは鋼帯が実質的に単一作業で用意さ
れ、同時に、本発明の方法により製造された積層物の2
枚の近接したシート間の絶縁材の厚さが従来の方法によ
り製造されたシート間の絶縁材の厚さの約半分である事
実により、複数のシート或いは鋼帯から製造された積層
コアの積層要素が増大される。このことは、シートの下
面に与えられた絶縁層がその上方のシートの絶縁層とし
て同様に作用するという事実に起因する。よって、この
手段は、従来の手順と比較すれば少なくとも2つのコア
積層物の製造に要する時間が少ないばかりか必要とされ
る絶縁材が少なく、事実とは全く別に、その上、積層要
素が絶縁層の厚さの減少により増大される。
【0008】この発明によるところの方法の有利な更な
る発展によると、一方が他方の上に配置されたシートの
内面への絶縁材の適用の後、これらのシートが圧延操作
にて互いに圧縮されるべきであると考えられる。このこ
とは、好ましくはマグネシウムパウダーおよび燐酸基液
の乳状液の形をとって用いられる絶縁層を形成する絶縁
材が均一に分布されて固められることを保証し、過剰な
絶縁材が一方が他方の上に配置されたシートの間で横方
向に逃れることが可能であり、従って、結局は、所望の
薄さを与えるばかりでなく十分な絶縁層を最終段階で与
えることを保証する。
る発展によると、一方が他方の上に配置されたシートの
内面への絶縁材の適用の後、これらのシートが圧延操作
にて互いに圧縮されるべきであると考えられる。このこ
とは、好ましくはマグネシウムパウダーおよび燐酸基液
の乳状液の形をとって用いられる絶縁層を形成する絶縁
材が均一に分布されて固められることを保証し、過剰な
絶縁材が一方が他方の上に配置されたシートの間で横方
向に逃れることが可能であり、従って、結局は、所望の
薄さを与えるばかりでなく十分な絶縁層を最終段階で与
えることを保証する。
【0009】この発明の方法によるところの好適な実施
の形態によると、一方が他方の上に配置されたシートの
内面への絶縁材の適用の後、積層物を形成するシートは
更なる圧延作業がなされるべきであることが考えられ、
これにより、一方が他方の上に配置されたシート或いは
鋼帯の結合が達成される。この圧延作業は、高温、好ま
しくは約800°で起こり、この発明の更なる発展によ
ると、再結晶しきい値、即ち用いられたシート或いは鋼
帯の再結晶温度が限界を超えないように注意を払うべき
である。
の形態によると、一方が他方の上に配置されたシートの
内面への絶縁材の適用の後、積層物を形成するシートは
更なる圧延作業がなされるべきであることが考えられ、
これにより、一方が他方の上に配置されたシート或いは
鋼帯の結合が達成される。この圧延作業は、高温、好ま
しくは約800°で起こり、この発明の更なる発展によ
ると、再結晶しきい値、即ち用いられたシート或いは鋼
帯の再結晶温度が限界を超えないように注意を払うべき
である。
【0010】この発明の方法の更なる実施の形態による
と、内面に既に絶縁層が供給された後、一方が他方の上
に配置されたシート或いは鋼帯の外面への絶縁層の適用
が第2の方法工程にて起きる。ここでも、外面に供給さ
れた絶縁層が次の圧延処理により平らにされて固められ
る。一方が他方の上に配置されたシートから製造された
薄板の積層物全体は、関連する基体、即ちシート或いは
鋼帯への絶縁層の接合を改良するために熱処理にさらさ
れる。
と、内面に既に絶縁層が供給された後、一方が他方の上
に配置されたシート或いは鋼帯の外面への絶縁層の適用
が第2の方法工程にて起きる。ここでも、外面に供給さ
れた絶縁層が次の圧延処理により平らにされて固められ
る。一方が他方の上に配置されたシートから製造された
薄板の積層物全体は、関連する基体、即ちシート或いは
鋼帯への絶縁層の接合を改良するために熱処理にさらさ
れる。
【0011】この発明の上述した方法の好ましい変形に
よると、絶縁層の適用およびこの発明によるところの方
法による被覆を実施する前に、まず第1に、シート或い
は鋼帯を積層コアの製造に必要とされる最終的な幅に切
断することが好都合である。この処置は、シート材およ
び絶縁材の量をちょうどその時必要とされる量に調整で
きるといった利益と関連する。
よると、絶縁層の適用およびこの発明によるところの方
法による被覆を実施する前に、まず第1に、シート或い
は鋼帯を積層コアの製造に必要とされる最終的な幅に切
断することが好都合である。この処置は、シート材およ
び絶縁材の量をちょうどその時必要とされる量に調整で
きるといった利益と関連する。
【0012】そして、好ましくは粉状の絶縁材が室温に
て適用されることが考えられ、それぞれのシート或いは
鋼帯への絶縁材の所望の接合が、熱を与えることによ
り、特に高温での熱処理により、達成され、温度のみな
らず熱処理時間および熱処理継続時間がここでは重要と
なる。
て適用されることが考えられ、それぞれのシート或いは
鋼帯への絶縁材の所望の接合が、熱を与えることによ
り、特に高温での熱処理により、達成され、温度のみな
らず熱処理時間および熱処理継続時間がここでは重要と
なる。
【0013】絶縁層の適用前にシート或いは鋼帯を使用
サイズに切断することに関連する更なる利益は、以下の
事実に起因する。つまり、絶縁剤適用後の圧延作業の間
ににげる与えられた絶縁剤の過剰部分は、切断されたシ
ート或いは鋼帯の端部へ移動するための短い距離を有す
る。これにより、平らにすることおよび完成された絶縁
層の質に関する利益、シート或いは鋼帯の生産速度に関
する利益、およびこの目的のために要する時間に関する
利益をもたらされる。
サイズに切断することに関連する更なる利益は、以下の
事実に起因する。つまり、絶縁剤適用後の圧延作業の間
ににげる与えられた絶縁剤の過剰部分は、切断されたシ
ート或いは鋼帯の端部へ移動するための短い距離を有す
る。これにより、平らにすることおよび完成された絶縁
層の質に関する利益、シート或いは鋼帯の生産速度に関
する利益、およびこの目的のために要する時間に関する
利益をもたらされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1は、2枚のシート或いは鋼帯12、1
3(以下、単に、シート材12、13と称する)をこの
発明の方法により処理する処理プラント10を示してい
る。2枚のシート材12、13は、処理プラント10内
へ別々に供給され、絶縁層14により互いに接合され、
1ピースの2重シート16として処理プラント10から
取出される。
3(以下、単に、シート材12、13と称する)をこの
発明の方法により処理する処理プラント10を示してい
る。2枚のシート材12、13は、処理プラント10内
へ別々に供給され、絶縁層14により互いに接合され、
1ピースの2重シート16として処理プラント10から
取出される。
【0016】上方のシート材12およびその下方のシー
ト材13は、まず第1に、その内面、例えば相互に対面
する表面上に絶縁材が被覆装置20により被覆され、そ
れぞれのシート材12、13がその下流側の圧延装置2
2、23において圧延処理され、片側だけに被覆された
絶縁層が平らにされ且つ固められる。好都合には、マグ
ネシウムパウダーが絶縁材として供給され、シート材1
2、13に供給されるにつれて燐酸基液(phosphate-ba
sed liquid)とともに湿らされる。
ト材13は、まず第1に、その内面、例えば相互に対面
する表面上に絶縁材が被覆装置20により被覆され、そ
れぞれのシート材12、13がその下流側の圧延装置2
2、23において圧延処理され、片側だけに被覆された
絶縁層が平らにされ且つ固められる。好都合には、マグ
ネシウムパウダーが絶縁材として供給され、シート材1
2、13に供給されるにつれて燐酸基液(phosphate-ba
sed liquid)とともに湿らされる。
【0017】そして、2枚のシート材12、13は、共
有の圧延装置24においてまとめられて、互いに対向す
る方向に圧接される。この圧延装置24は、更に、その
前方に剥離装置(図示せず)を有することができ、この
剥離装置は、それぞれのシート材に与えられた絶縁層の
均一な層厚を維持すべく過剰な材料を剥がすために設け
られる。
有の圧延装置24においてまとめられて、互いに対向す
る方向に圧接される。この圧延装置24は、更に、その
前方に剥離装置(図示せず)を有することができ、この
剥離装置は、それぞれのシート材に与えられた絶縁層の
均一な層厚を維持すべく過剰な材料を剥がすために設け
られる。
【0018】圧延装置24を通過した後、個々のシート
材12、13がその間に設けられた絶縁層14により互
いに接合された1ピースの2重シート16は、第3の圧
延装置26にて互いに圧接される。この第3の圧延装置
26は、好ましくは、連続して設けられた複数組のロー
ラーを有し、2枚のシート材12、13の間に設けられ
た絶縁層の外側における粘着特性を改良する。
材12、13がその間に設けられた絶縁層14により互
いに接合された1ピースの2重シート16は、第3の圧
延装置26にて互いに圧接される。この第3の圧延装置
26は、好ましくは、連続して設けられた複数組のロー
ラーを有し、2枚のシート材12、13の間に設けられ
た絶縁層の外側における粘着特性を改良する。
【0019】この圧延装置26における工程に続いて、
シート材12、13のそれぞれの外面に絶縁材が両面被
覆装置21により被覆される。そして、外側に絶縁材が
被覆された2重シート16が連続炉30にて熱処理され
る前に、両面被覆装置21と連続炉30との間に設けら
れた第4の圧延装置28により、この絶縁材が、同様
に、平らにされて固められる。
シート材12、13のそれぞれの外面に絶縁材が両面被
覆装置21により被覆される。そして、外側に絶縁材が
被覆された2重シート16が連続炉30にて熱処理され
る前に、両面被覆装置21と連続炉30との間に設けら
れた第4の圧延装置28により、この絶縁材が、同様
に、平らにされて固められる。
【0020】この発明の請求の範囲によるところの方法
は、製造時間および製造経費を減少するのみならず、同
時に、この方法にて製造されたコア積層物の有用性を改
良する。製造経費は、実質的に同じ時間で2倍の製造高
が可能であるという事実により、直ちに減少される。そ
の上、絶縁材の必要性が半分、少なくとも1/3減少さ
れる。つまり、2枚の外側シートの間の絶縁層の層厚
は、非常に小さく、せいぜい一方の外側絶縁層の層厚に
達し、このことは、完全に十分且つ産業上の利用に本当
に必要である。
は、製造時間および製造経費を減少するのみならず、同
時に、この方法にて製造されたコア積層物の有用性を改
良する。製造経費は、実質的に同じ時間で2倍の製造高
が可能であるという事実により、直ちに減少される。そ
の上、絶縁材の必要性が半分、少なくとも1/3減少さ
れる。つまり、2枚の外側シートの間の絶縁層の層厚
は、非常に小さく、せいぜい一方の外側絶縁層の層厚に
達し、このことは、完全に十分且つ産業上の利用に本当
に必要である。
【0021】この発明によるところの方法において、2
枚のシート材が各場合において好んで互いに接合された
が、この発明に従う方法で2枚以上のシート材が互いに
接合されることが基本的に考えられる。
枚のシート材が各場合において好んで互いに接合された
が、この発明に従う方法で2枚以上のシート材が互いに
接合されることが基本的に考えられる。
【0022】相互に割当てられたシートが両者の間にで
きるだけ小さなずれを有することを保証するため、この
発明によるところの方法を実施する際に特別な注意を払
うべきである。使用されたシート材のハンドリングを容
易にするため、被覆を実施する前にシート材をそれぞれ
所望の幅に切断することが有利である。これらの幅は、
例えば、シート材に関して750から1000mmのオ
リジナル幅が与えられた配電変圧器のため、50から3
50mmの間にされる。
きるだけ小さなずれを有することを保証するため、この
発明によるところの方法を実施する際に特別な注意を払
うべきである。使用されたシート材のハンドリングを容
易にするため、被覆を実施する前にシート材をそれぞれ
所望の幅に切断することが有利である。これらの幅は、
例えば、シート材に関して750から1000mmのオ
リジナル幅が与えられた配電変圧器のため、50から3
50mmの間にされる。
【0023】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のコア薄
板の製造方法によると、被覆されたシートの収量が製造
ラインの追加を必要とすることなく増大され、積層要素
が増大できる。
板の製造方法によると、被覆されたシートの収量が製造
ラインの追加を必要とすることなく増大され、積層要素
が増大できる。
【図1】図1は、この発明のシート或いは鋼帯の製造方
法を説明するための概略図。
法を説明するための概略図。
10…処理プラント、 12、13…シート或いは鋼帯、 14…絶縁層、 16…2重シート、 20…被覆装置、 21…、 22、23、24…圧延装置、 26…第3の圧延装置、 28…第4の圧延装置、 30…連続炉。
Claims (9)
- 【請求項1】 変圧器、特に配電変圧器などの電子機器
のためのコア積層物として用いられるシート或いは鋼帯
の製造方法であって、上記シート或いは鋼帯(12、1
3)は、その両側上に絶縁材が均一に被覆され、均一な
薄い絶縁層(14)を形成する目的のための熱処理が成
され、打抜き作業にて所望の最終的な外形に切断される
製造方法において、 少なくとも2枚のシート或いは鋼帯(12、13)が、
一方が他方の上に重ねられて配置され、これらシート或
いは鋼帯(12、13)の相互に対面する内面が絶縁
材、好ましくはマグネシウムおよび燐酸塩に基づく絶縁
材で被覆され、形成された積層物(16)の外面が絶縁
材、好ましくはマグネシウムおよび燐酸塩に基づく絶縁
材で被覆され、この積層物(16)が熱処理されること
を特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 上記内面へ上記マグネシウムおよび燐酸
塩を有する絶縁材を被覆した後、上記積層物(16)が
圧延され、それにより、上記絶縁層が固められ、過剰な
絶縁材が除去されることを特徴とする請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 上記内面へ上記絶縁材を被覆した後、更
なる圧延作業が実行され、これにより、他方の上に一方
を置いた上記シート或いは鋼帯(12、13)の接合が
改良されることを特徴とする請求項1または2に記載の
方法。 - 【請求項4】 上記更なる圧延作業は、高温、好ましく
は約800℃で実施されることを特徴とする請求項3に
記載の方法。 - 【請求項5】 上記更なる圧延作業は、上記シート或い
は鋼帯(12、13)の再結晶温度以下で起こることを
特徴とする請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】 上記外面へ上記絶縁材を被覆した後、上
記積層されたシート或いは鋼帯は、第3の圧延作業が実
施され、熱処理されることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項7】 上記シート或いは鋼帯(12、13)
は、所望の取付け幅に切断されることを特徴とする請求
項1乃至6のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項8】 上記内面および外面へ上記絶縁材を被覆
する前に、上記シートは所望の幅に切断されることを特
徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 少なくとも2枚の相互に割当てられたシ
ート或いは鋼帯(12、13)は、上記それぞれのシー
ト或いは鋼帯の間に粘着促進剤として供給される絶縁
層、好ましくはマグネシウムおよび燐酸塩に基づく絶縁
層を伴って、上記相互に対面する内面上に供給され、上
記それぞれの鋼帯の上記外面は同様に絶縁材が被覆さ
れ、上記それぞれのシート或いは鋼帯の間の上記絶縁層
の層厚はせいぜい一方の絶縁層の層厚であることを特徴
とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の方法によ
り製造されたシート或いは鋼帯(12、13)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE4437307.4 | 1994-10-19 | ||
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH08213267A (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016009710A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | Jfeスチール株式会社 | 積層電磁鋼板およびその製造方法 |
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1995
- 1995-10-13 EP EP95116167A patent/EP0708460A2/de not_active Withdrawn
- 1995-10-17 JP JP7268774A patent/JPH08213267A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016009710A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | Jfeスチール株式会社 | 積層電磁鋼板およびその製造方法 |
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EP0708460A2 (de) | 1996-04-24 |
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