JPH08209298A - プラスチックまたはゴム材料用の金型を製造するための低合金鋼 - Google Patents
プラスチックまたはゴム材料用の金型を製造するための低合金鋼Info
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- JPH08209298A JPH08209298A JP7306458A JP30645895A JPH08209298A JP H08209298 A JPH08209298 A JP H08209298A JP 7306458 A JP7306458 A JP 7306458A JP 30645895 A JP30645895 A JP 30645895A JP H08209298 A JPH08209298 A JP H08209298A
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Abstract
素、1〜2.5 %のMn、0.3 〜2.5 %のCr、0.1 〜0.
8 %のMo+W/2、2.5 %以下のNi、0〜0.3%の
V、0.5 %以下の珪素、0.002 〜0.005 %の硼素、0.00
5 〜0.1 %のAl、0〜0.1 %のTiおよび0.02%以下
のPを含み、さらに下記式:U=409(%C)+19.3[%C
r+ (%Mo+%W/2)+%V]+29.4(%Si) +10(%Mn)
+7.2 (%Ni) <200 かつR=3.82(%C) +9.79
(%Si) +3.34(%Mn) +11.94(%P)+2.39(%Ni)
+1.43(%Cr) +1.43(%Mo+%W/2 ) <11.14 を満足
しなければならない。
Description
またはゴム用の金型を製造するために使用される低合金
鋼に関するものである。
ロック(厚さは一般に500mm 以上)を切削加工して製造
される。大抵の場合、成形品の表面に所望の外観を与え
るために切削加工で得られる成形空間(empreinte) の表
面は研磨されるか、化学的に粗面化(graine)される。金
型の摩耗をできる限り阻止するためには、金型表面は高
い硬度、一般には 250〜400 HB、多くの場合は 270〜
35HBを有している必要かある。さらに、耐衝撃性およ
び耐変形性を与えるために金型表面は高い降伏強度と優
れた衝撃強度とを有する必要がある。切削操作は金型製
造の全コストの70%を占める非常に重要な操作であるの
で、金属はできる限り切削性の良いものでなければなら
ないが、通常の添加物、例えば硫黄や鉛の量が多過ぎる
ため十分な切削性が得られないことがしばしばある。こ
れらの添加物は金属の被研磨性および被粗面化性を悪く
する。また、金型の修理は溶接で行われることが多いの
で、使用する金属はできるだけ溶接性の良いものでなけ
ればならない。しかも、プラスチックやゴムは高温で成
形されるので、成形の生産性に大きく影響する熱伝達を
良くするためには、使用する金属はできるだけ熱伝導率
の良いものでなければならない。
た十分な硬度、高い降伏強度および優れた靭性を有する
マルテンサイト組織またはマルテンサイト−ベイナイト
組織となる焼入性の良い低合金鋼のブロックが用いられ
る。最も広く用いられている鋼はAISI規格のP20鋼
または WERKSTOFFドイツ規格ではW1.2311またはW1.27
38である。P20鋼は0.28〜0.4 重量%の炭素と、0.2 〜
0.8 重量%の珪素と、0.6 〜1重量%のマンガンと、1.
4 〜2重量%のクロムと、0.3 〜0.55重量%のモリブデ
ンとを含み、残りは鉄と製錬で入る不可避不純物であ
る。W1.2311およびW1.2738鋼は0.35〜0.45重量%の炭
素と、0.2 〜0.4 重量%の珪素と、1.3 〜1.6 重量%の
マンガンと、1.8 〜2.10重量%のクロムと、0.15〜0.25
重量%のモリブデンとを含み、W1.2738はさらに0.9 〜
1.2 重量%のニッケルを含み、残りは鉄と不可避不純物
である。
溶接性、切削性、靭性および熱伝導率は不十分である。
溶接性を改良するために、欧州特許第 0,431,557号では
0.1 〜0.3 重量%の炭素と、0.25重量%以下の珪素と、
0.5 〜3.5 重量%のマンガンと、2重量%以下のニッケ
ルと、1〜3重量%のクロムと、0.03〜2重量%のモリ
ブデンと、0.01〜1重量%のバナジウムと、0.002 重量
%以下の硼素(この元素は好ましくない不純物とみなさ
れる) とを含み、残りは主に鉄である鋼が提案されてい
る。この鋼はさらに下記の式を満足しなければならな
い: BH= 326 +847.3(%C)+18.3 (%Si)-8.6(%Mn)- 12.
5(%Cr) ≦460 この式から炭素含有量は0.238 %以下でなければならな
くなる。この鋼は優れた溶接性と許容可能な切削性を有
するものの、熱伝導率が十分でない。
造することが可能になる十分な焼入性を得るために、上
記範囲内で組成を選択しているが、各構成元素を同時に
上記範囲の下限にすることはできない。その結果得られ
る鋼の熱伝導率は全て 35 W/m/K以下である。金型
内に熱伝導率の高い部分を設ける必要のある場合にはそ
の部分には熱伝導率が40W/m/K以上の銅/アルミニ
ウム/鉄合金を入れている。しかし、この方法は金型が
複合材料となり、構造が複雑になり、使用する合金が鋼
よりも高価であるという欠点がある。
の鋼と少なくとも同じ程度の切削性および機械特性を有
し、総鋼製金型の製造を可能にする熱伝導率が40W/m
/K以上のプラスチックまたはゴム材料用金型の製造で
用いられる鋼を提供することにある。
(重量組成) : 0.24 %≦C≦0.35% 1 %≦Mn≦2.5 % 0.3 %≦Cr≦2.5 % 0.1 %≦Mo+W/2 ≦0.8 % 0.1 %≦W/2 ≦0.8 % Ni≦2.5 % 0 %≦V≦0.3 % Si≦0.5 % 0.002%≦B≦0.005 % 0.005%≦Al≦0.1 % 0 %≦Ti≦0.1 % P≦0.02% Cu≦2% を有し、必要に応じてNb、Zr、S、Se、Te、Bi、Ca、S
b、Pb、Inおよび希土類からなる群の中から選択される
少なくとも1種の元素を 0.1%重量以下の量さらに含
み、残部は鉄と不可避不純物であり、さらに、下記の
式: U=409(%C) +19.3[%Cr+ (%Mo+%W/2)+%V]
+29.4(%Si)+10(%Mn)+ 7.2(%Ni)<200 、か
つ R=3.82(%C)+9.79(%Si)+3.34(%Mn)+ 11.
94(%P)+2.39(%Ni)+1.43(%Cr)+1.43(%Mo
+%W/2)<11.14 を満足することを特徴とするプラスチックまたはゴム材
料用金型の製造で用いられる低合金鋼を提供する。
であるのが好ましい。焼戻し時にさらに硬化させるため
に銅をさらに添加してもよい。その場合、鋼は0.8 %〜
2%のニッケルと0.5 〜2.5 %の銅を含む必要がある。
硬度は 0.1%以下の量のニオブを添加して向上させるこ
とができる。切削性は硫黄、テルル、セレン、ビスマ
ス、カルシウム、アンチモン、鉛、インジウム、ジルコ
ニウムまたは希土類を 0.1%以下の含有量で添加するこ
とによって向上させることができる。
焼戻しで得られる硬度が 270〜35HBである鋼ブロック
の切削加工への応用にある。以下、図1のテイラー法に
よる孔明け切削性測定グラフを参照して本発明を説明す
る。
を含む低合金鋼である: 1) 炭素:500 ℃以上で焼入および焼戻しした時に 270
HB以上の硬度を得るためには0.24重量%以上、さらに
溶接性を過度に損なわず且つ切削性、研磨性および粗面
化性にとって好ましくない偏析程度を抑えるためには0.
35重量%以下にする。炭素含有率は0.24重量%〜0.28重
量%にするのが好ましい。 2) マンガン:鋼の焼入性を増加させるためには1%以
上、しかし鋼の熱伝導率を低下させ過ぎないためには2.
5 重量%以下、好ましくは1.3 重量%以下にする。 3) クロム:同様に鋼の焼入性を良くし、研磨性にとっ
て好ましくないフェライト−パーライト層の形成を防ぐ
ためには0.3 重量%以上、溶接性を損なわず且つ切削性
にとって好ましくないクロムカーバイドの過剰な生成を
防ぐためには2.5 重量%以下にする。クロム含有率は1
〜1.5 重量%にするのが好ましい。
し時の軟化の割合を低下させるためには0.1 重量%以上
にする。しかし、モリブデンの量が多過ぎると非常に硬
い炭化物ができる。この炭化物は切削性にとって好まし
くなく、偏析して研磨性および粗面化にとって好ましく
ないベイニングを生じる傾向が強く、切削加工時に工具
の破損を引き起こすこともあるので0.8 重量%以下、好
ましくは0.4 重量%以下にする。モリブデンは1%のモ
リブデンに対して2%のタングステンの割合にして全体
または一部をタングステンで置換できる。従って、考慮
すべき含有率はMo+W/2 となる。 5) バナジウム:焼戻し時の二次硬化を起こすため、0
〜0.3 重量%、好ましくは0.03〜0.1 重量%にする。
れ性を向上させるためには0.002 %〜0.005 重量%に
し、同時に0.005 〜0.1 重量%のアルミニウムと0〜0.
1 重量%のチタンを使用する。アルミニウムとチタンは
硼素が窒素と結合するのを防ぐ働きをするもので、窒素
は常に硼素の保護が必要な程度の量で存在する。アルミ
ニウムとチタンの添加を効果的なものにするためには、
炭素含有率が50ppm 以上の場合、チタンの含有率が0.00
5 重量%以下ならばアルミニウム含有率は0.05重量%以
上にしなければならず、チタンの含有率が0.015重量%
以上ならばアルミニウム含有率は0.03重量%以下でもよ
い。好ましくは0.020 重量%から0.030 重量%の間にす
る。 7) 燐:0.02重量%以下にする。これは脆弱化の原因と
なる不純物である。
素、銅、ニッケル等の元素を不純物としてまたは追加合
金元素として含んでいてもよい。特に、スクラップ鉄か
ら製造された鋼は少量の銅とニッケルとを含んでいる。
ニッケルの量が少ない場合、銅の含有率が高過ぎると、
銅が結晶粒界を脆弱化するために高温圧延や高温鍛造時
に欠陥を生じる。特別に添加するニッケルおよび銅の含
有率はそれぞれ0.5 重量%以下にする。焼入れ性を良く
するためには2.5 重量%以下のニッケルを添加すること
ができる。構造硬化効果を得るために銅を添加すること
もできる。この場合、銅含有率は0.5 重量%から2重量
%の間でなければならず、同時に0.8 〜2.5 重量%のニ
ッケルの含有されなければならない。
することによって調節することができる。研磨性や粗面
化性の条件が許すならば、硫黄、テルル、セレン、ビス
マス、カルシウム、アンチモン、鉛、インジウム、ジル
コニウムまたは希土類を0.1 重量%未満の量で添加する
ことによって切削性を向上させることができる。
条件であれば、P20タイプの鋼に比べて切削性が大幅に
改良されることを見出した: U=409(%C) +19.3[%Cr+ (%Mo+%W/2)+%V]
+29.4(%Si)+10(%Mn)+7.2 (%Ni)<200 十分に高い熱伝導率を得るためには下記条件が必要であ
る: R=3.82(%C)+9.79(%Si)+3.34(%Mn)+11.9
4 (%P)+2.39 (%Ni)+1.43(%Cr)+1.43(%M
o+%W/2)<11.14 すなわち、上記の化学組成はU<200 かつR<25となる
ように選択しなければならない。この場合の熱伝導率は
40W/m/k以上になる。
行った後にアルミニウムで脱酸し、次いでチタンと硼素
とを添加して本発明の鋼を製錬する。得られた液体金属
をインゴット、スラブまたはビレット等の半製品に鋳造
する。この半製品を好ましくは 1,300℃以下に再加熱
し、鍛造または圧延して棒鋼または薄鋼板を作る。その
後、棒鋼または薄鋼板を急冷して全体をマルテンサイト
またはマルテンサイト−ベイナイト構造にする。急冷は
圧延終了時または鍛造終了時の温度が 1,000℃以下であ
れば圧延または鍛造後に直接行うか、Ac3 以上、好ま
しくは 1,000℃以下の温度でオーステナイト化後に行っ
てもよい。空気中、油中または水中での急冷の後、寸法
に応じて棒鋼または薄鋼板を500℃以上、好ましくは 55
0℃以上の温度で焼戻し、棒鋼または薄鋼板の全ての場
所で硬度を 270HB〜350 HB、好ましくは約 300HB
にし、急冷中に生じた内部応力を緩める。次いで、ブロ
ックを所望寸法に切断し、金型に切削加工し、成形空間
を作る。最後に、金型空間の表面を研磨、粗面化等で表
面処理して所望の表面外観とし、必要に応じて窒化また
はクロム化する。
金型を製造した: C=0.25% Si=0.25% Mn=1.1 % Cr=1.3 % Mo=0.35% Ni=0.25% V=0.04% Cu=0.30% B=0.0027% Al=0.025 % Ti=0.020 % S=0.001 % P=0.010 % 厚さ400 mmのブロックを作り、900 ℃で1時間オーステ
ナイト化し、水で急冷後、550 ℃で1時間焼戻し・放冷
してマルテンサイト−ベイナイト構造にした。その硬度
は全ての場所で 300HB〜318 HBであった。降伏強度
Reは883 MPaで、引張強度Rmは 970 MPaすなわちR
e/Rm比は約0.91であり、+20℃における衝撃強度K
CVは60J/cm2 のオーダーであった。
当量等は下記の通り: Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/
15=0.808 BH数 :BH=508 切削性指数 :U=151 熱伝導率 :λ=41W. m-1K-1である。
し、水で急冷した後に580℃で1時間焼戻して得られた
同じ寸法のブロックを作った。
近に集中していた。降伏強度Reは825 MPa で、引張強
度Rmは1010MPa すなわちRe/Rm比は約0.82で、+
20℃における衝撃強度KCVは20J/cm2 のオーダーで
あり、下記の値を得た: 炭素等量 : Ceq=0.964 ; BH係数 : BH=591 切削性指数: U=207 熱伝導率 : λ=35W/m/K
1に示すように被切削性に差が生じる。図1は鋼Aと比
較例のP20鋼との孔明け加工に関するテイラー(Taylor)
曲線を示したもので、この図から、同じ切削速度では鋼
Aに形成される孔の深さはP20鋼の約10倍であり、同じ
深さの穴を切削するための許容切削速度は鋼Aの場合P
20鋼に比べて25%速いことが分かる。炭素当量が低い程
あるいはBH係数が低い程、溶接性は高くなるので、本
発明の鋼はP20鋼よりも優れた溶接性を有するというこ
とができる。鋼Aの熱伝導率はP20鋼よりも17%高く、
降伏強度と衝撃強度とははるかに優れている。
オーステナイト化し、水急冷し、570 ℃で焼戻しした。
得られたブロックの硬度はどの部分でも300 HBであ
り、また、下記結果を得た: 炭素当量 : Ceq=1.144 BH係数 : BH=435 切削性指数U: U=153 熱伝導率 : λ=35W/ m/ K この鋼は鋼Aよりも優れたBH数を示すが、炭素当量が
劣る。この鋼の切削性指数は鋼Aに匹敵するものであっ
たが、熱伝導率は15%低かった。
ナイト化し、水中で急冷し、560 ℃で焼戻し、その後放
冷して厚さ400 mmのブロックを製造した。このブロック
の硬度は全ての場所で300 HB〜315 HBであった。降
伏強度Reは878 MPa で、引張強度Rmは969 MPa すな
わちRe/Rm比が0.91であった。
で鋼Aの組成と異なっているが、鋼Aと同様な利点を有
し、より優れた熱伝導率を示す。
フ。
Claims (11)
- 【請求項1】 下記化学組成(重量組成) : 0.24 %≦C≦0.35% 1 %≦Mn≦2.5 % 0.3 %≦Cr≦2.5 % 0.1 %≦Mo+W/2 ≦0.8 % 0.1 %≦W/2 ≦0.8 % Ni≦2.5 % 0 %≦V≦0.3 % Si≦0.5 % 0.002%≦B≦0.005 % 0.005%≦Al≦0.1 % 0 %≦Ti≦0.1 % P≦0.02% Cu≦2% を有し、必要に応じてNb、Zr、S、Se、Te、Bi、Ca、S
b、Pb、Inおよび希土類からなる群の中から選択される
少なくとも1種の元素を 0.1%重量以下の量さらに含
み、残部は鉄と不可避不純物であり、さらに、下記の式
を満足することを特徴とする低合金鋼: U=409(%C) +19.3[%Cr+ (%Mo+%W/2)+%V]
+29.4(%Si)+10(%Mn) + 7.2(%Ni) <200 、か
つ R=3.82(%C) +9.79(%Si) +3.34(%Mn) + 11.
94(%P) +2.39(%Ni) +1.43(%Cr) +1.43(%Mo
+%W/2)<11.14 - 【請求項2】 下記組成(重量%) を有する請求項1に
記載の低合金鋼: 0.24%≦C≦0.28% 1 %≦Mn≦1.3 % 1 %≦Cr≦1.5 % 0.3 %≦Mo+W/2 ≦0.4 % 0.03%≦V≦0.1 %。 - 【請求項3】 Si ≦0.1 重量%である請求項1または2
に記載の低合金鋼。 - 【請求項4】 0.5重量%≦Ni≦2.5 重量%、0.5 重量%
≦Cu≦2重量%である請求項1〜3のいずれか一項に記
載の低合金鋼。 - 【請求項5】 下記化学組成(重量組成) : 0.24 %≦C≦0.35% 1 %≦Mn≦2.5 % 0.3 %≦Cr≦2.5 % 0.1 %≦Mo+W/2 ≦0.8 % Ni≦2.5 % 0 %≦V≦0.3 % Si≦0.5 % 0.002%≦B≦0.005 % 0.005%≦Al≦0.1 % 0 %≦Ti≦0.1 % P≦0.02% Cu≦2% を有し、必要に応じてNb、Zr、S、Se、Te、Bi、Ca、S
b、Pb、Inおよび希土類からなる群の中から選択される
少なくとも1種の元素を 0.1%重量以下の量さらに含
み、残部は鉄と不可避不純物であり、さらに、下記の
式: U=409(%C) +19.3[%Cr+ (%Mo+%W/2)+%V]
+29.4(%Si)+10(%Mn)+ 7.2(%Ni)<200 、か
つ R=3.82(%C)+9.79(%Si)+3.34(%Mn)+ 11.
94(%P)+2.39(%Ni)+1.43(%Cr)+1.43(%Mo
+%W/2)<11.14 を満足する低合金鋼から焼入れして得られる少なくとも
1つの鋼ブロックを切削加工するプラスチックまたはゴ
ム材料用金型製造への応用。 - 【請求項6】 焼入れした鋼ブロックの硬度が 270HB
〜 350HBである請求項5に記載の応用。 - 【請求項7】 下記化学組成(重量組成) : 0.24 %≦C≦0.28% 1 %≦Mn≦1.3 % 0.3 %≦Cr≦1.5 % 0.3 %≦Mo+W/2 ≦0.4 % Ni≦2.5 % 0 %≦V≦0.3 % Si≦0.5 % 0.002%≦B≦0.005 % 0.005%≦Al≦0.1 % 0 %≦Ti≦0.1 % P≦0.02% Cu≦2% を有し、必要に応じてNb、Zr、S、Se、Te、Bi、Ca、S
b、Pb、Inおよび希土類からなる群の中から選択される
少なくとも1種の元素を 0.1%重量以下の量さらに含
み、残部は鉄と不可避不純物であり、さらに、下記の
式: U=409(%C) +19.3[%Cr+ (%Mo+%W/2)+%V]
+29.4(%Si)+10(%Mn)+ 7.2(%Ni)<200 、か
つ R=3.82(%C)+9.79(%Si)+3.34(%Mn)+ 11.
94(%P)+2.39(%Ni)+1.43(%Cr)+1.43(%Mo
+%W/2)<11.14 を満足する低合金鋼。 - 【請求項8】 Si≦0.1 重量%である請求項7に記載の
低合金鋼。 - 【請求項9】 0.5 重量%≦Ni≦2.5 重量%、0.5 重量
%≦Cu≦2重量%である請求項7または8に記載の低合
金鋼。 - 【請求項10】 請求項7〜8のいずれか一項に記載の
鋼から焼入れして得られる少なくとも1つの鋼ブロック
を切削加工することを特徴とするプラスチックまたはゴ
ム材料用金型製造への応用。 - 【請求項11】 焼入れして得られる鋼ブロックの硬度
が 270HB〜350 HBである請求項10に記載の応用。
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