JPH08208672A - ホスホノスルホネート塩スクアレンシンセターゼ抑制剤 - Google Patents

ホスホノスルホネート塩スクアレンシンセターゼ抑制剤

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JPH08208672A
JPH08208672A JP7280397A JP28039795A JPH08208672A JP H08208672 A JPH08208672 A JP H08208672A JP 7280397 A JP7280397 A JP 7280397A JP 28039795 A JP28039795 A JP 28039795A JP H08208672 A JPH08208672 A JP H08208672A
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octylamine
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Yadagiri Pendri
ヤダギリ・ペンドリ
Chung-Pin Chen
チュン−ピン・チェン
David J Kucera
デイビッド・ジェイ・クセラ
Eduardo J Martinez
エドゥアルド・ジェイ・マルティネス
Paul D Pansegrau
ポール・ディ・パンセグロー
John K Thottathil
ジョン・ケイ・ソッタシル
Peter Timmins
ピーター・ティミンズ
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Bristol Myers Squibb Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コレステロール生合成を抑制する
ことにより、たとえば血清コレステロールの低下やアテ
ローム性動脈硬化症の治療に有用である、新規なホスホ
ノスルホネート塩スクアレンシンセターゼ抑制剤を提供
する。 【解決手段】 本発明のホスホノスルホネート塩は、下
式で示され、かつカルシウム塩、t−ブチルアミン塩、
t−オクチルアミン塩およびデヒドロアビエチルアミン
塩を包含する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホスホノスルホネー
ト塩スクアレンシンセターゼ抑制剤、更に詳しくは、ホ
スホノスルホネート・スクアレンシンセターゼ抑制剤で
ある3−フェノキシ−α−ホスホノベンゼンブタンスル
ホン酸ジピバロイルオキシメチルエステルの、t−ブチ
ルアミン塩、t−オクチルアミン塩およびデヒドロアビ
エチルアミン塩などのアミン塩を包含する新規な塩、並
びに、コレステロール生合成を新たに抑制、血清コレス
テロールを低下およびアテローム性動脈硬化症を治療す
るこれらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許出願No.059563
5A1に、コレステロール生合成を抑制することによ
り、コレステロール血症低下剤および抗アテローム性動
脈硬化症剤として有用な、α−ホスホノスルホネート化
合物が開示されている。これらの化合物は下記式で示さ
れ、かつそれらの医薬的に許容しうる塩、たとえばリチ
ウム、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属
塩;カルシウムまたはマグネシウムなどのアルカリ土類
金属塩;並びに亜鉛またはアルミニウム塩およびアンモ
ニウム、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミ
ンなどの他のFDA承認カチオン塩、およびアルギニ
ン、リシン、アラニンなどの天然産生アミノ酸の塩をも
包含する。
【化8】 [式中、R2はOR5またはR5a;R3およびR5は同一もし
くは異なって、H、アルキル、アリールアルキル、アリ
ール、シクロアルキル、金属イオンあるいは下記の他の
医薬的に許容しうるカチオン、またはプロドラッグエス
テル;R5aはH、アルキル、アリールアルキルまたはア
リール;R4はH、アルキル、シクロアルキル、アリー
ル、アリールアルキル、金属イオンあるいは下記の他の
医薬的に許容しうるカチオン、またはプロドラッグエス
テル;ZはH、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アル
ケニル;およびR1は少なくとも7個の炭素を有する親油
性基であって、鎖中に7〜25個の炭素を有するアルキ
ル;鎖中に7〜25個の炭素および1〜6つの二重結合
を有するアルケニル;鎖中に7〜25個の炭素および1
〜6つの三重結合を有するアルキニル;1〜5つの二重
結合および1〜5つの三重結合を有する混合アルケニル
−アルキニル;シクロアルキル;環上の1つの炭素または
1つのヘテロ原子を介して結合するシクロヘテロアルキ
ル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキル;
シクロアルキルアルキル;シクロヘテロアルキルアルキ
ル;または式:
【化9】 の基、ここで、Arはアリール(たとえばフェニルまた
はナフチル)、ヘテロアリール(5または6員)であっ
て、さらにArに縮合する1〜3個の環(たとえば、ア
リール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロ
ヘテロアルキル)を含有してもよい、(CH2)pは鎖中に
1〜15個、好ましくは2〜12個の炭素を有し、かつ
ノルマル鎖に0、1、2または3つの二重結合および/
または0、1、2または3つの三重結合を有してもよ
く、および鎖中にエーテルまたはアミノ官能基を有して
もよく、および/または下記R6の場合に定義する0、
1、2または3個の置換基を有してもよい、およびR6,
7,R8およびR8aは同一もしくは異なって、H、炭素
数1〜40、好ましくは3〜25のアルキル、炭素数1
〜40、好ましくは3〜25のアルコキシ、炭素数2〜
40、好ましくは3〜25のアルケニル、炭素数2〜4
0、好ましくは3〜25のアルケニルオキシ、炭素数2
〜40、好ましくは3〜25のアルキニル、炭素数2〜
40、好ましくは3〜25のアルキニルオキシ、シクロ
ヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、ヘテ
ロアリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、Ar−アルキル(たとえばアリール−アルキル)、A
rO(たとえばアリールオキシ)、Ar−アミノ(たとえ
ばアリールアミノ)、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、
Ar(たとえばアリール)、アミノ、アミノが1または2
個の置換基(アルキル、アルケニル、アリールまたは上
記Ar基のいずれかである)を有する置換アミノ、チオ
ール、アルキルチオ、Ar−チオ(たとえばアリールチ
オ)、アルキル−スルフィニル、Ar−スルフィニル(た
とえばアリールスルフィニル)、アルキルスルホニル、
Ar−スルホニル(たとえばアリールスルホニル)、カル
ボキシ、シアノ、アルコキシカルボニル、アミノカルボ
ニル、アルキルカルボニルオキシ、Ar−カルボニルオ
キシ(たとえばアリールカルボニルオキシ)、Ar−カル
ボニルアミノ(たとえばアリールカルボニルアミノ)また
はアルキルカルボニルアミノ、並びに上記Ar基のいず
れかであって、置換されたAr−(CH2)p−基の炭素の
総数は10より大が好ましい]
【0003】上記(CH2)p基は1、2、3個またはそれ
以上のアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニ
ル、ヒドロキシおよび/またはハロゲン置換基並びに上
記R6の場合に定義した置換基のいずれかを有していて
もよい。ヨーロッパ特許出願No.0595635A1
で用いられる語句「プロドラッグエステル」には、リン酸
およびカルボン酸の両分野で公知のプロドラッグエステ
ルが含まれる。たとえば、以下の基、すなわち、式:
【化10】 (式中、R18,R19およびR20はH、アルキル、アリール
またはアリールアルキルであり、但し、R18OはHOで
ない)などの(1−アルカノイルオキシ)アルキルが例示
される。かかるプロドラッグエステルの具体例として、
CH3CO2CH2−、
【化11】 、t−C49CO2CH2−、または
【化12】 が挙げられる。
【0004】またヨーロッパ特許出願No.05956
35A1には、スクアレンシンセターゼ抑制剤であっ
て、式:
【化13】 で示される3−フェノキシ−α−ホスホノベンゼンブタ
ンスルホン酸トリカリウム塩(そのエナンチオマーをも
含む)の製法が開示されている。
【0005】
【発明の構成と効果】本発明は、下記式Iで示されるホ
スホノスルホネート塩(I)を提供するものである。
【化14】 (式中、Xはt−ブチルアミン塩、t−オクチルアミン
塩またはデヒドロアビエチルアミン塩を表わす)t−ブ
チルアミン塩が好ましい。当該ホスホノスルホネート塩
(I)は、水溶性、非吸湿性であって、高い結晶化度を示
し、良好な貯蔵寿命を有し、かつスクアレンシンセター
ゼ抑制剤の良好な経口生物学的利用能を付与する。
【0006】使用する出発物質は、式:
【化15】 の3−フェノキシ−α−ホスホノベンゼンブタンスルホ
ン酸(II)、好ましくは(S)エナンチオマー(ヨーロッパ
特許出願No.93308617.5の記載に準じ製造)
である。さらに、本発明は、下記のカルシウム塩(III)
の製造に用いるため、遊離酸(II)を実質的に純粋な形状
で単離する方法を提供する。すなわち、本発明の精製法
の特長の1つは、1−アダマンタンアミンまたはシンコ
ニジンにより粗遊離酸(II)の結晶塩を形成して対応する
遊離酸のビス−アダマンタンアミン塩またはビス−シン
コニジン塩を形成し、次いで該ビス−アダマンタンアミ
ン塩またはビス−シンコニジン塩をカチオン交換に付し
て、精製した遊離酸を得る工程を包含する。
【0007】上記精製操作の実施に際し、粗遊離酸をア
ルコール溶剤、たとえばメタノール、エタノールまたは
イソプロパノール(好ましくはメタノール)に溶解するこ
とが好ましく、一方、1−アダマンタンアミンやシンコ
ニジンは適当な有機溶剤、たとえば酢酸エチル、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ア
セトニトリルまたはトルエンに溶解する。シンコニジン
の溶液を粗遊離酸の溶液と、約15〜80℃、好ましく
は約50〜70℃範囲内の温度で反応させ、次いで得ら
れる反応混合物を冷却して、ビス−シンコニジン塩を沈
澱せしめる。
【0008】本発明の他の特長において、精製した遊離
酸化合物(II)を不活性有機溶剤、たとえば無水ジメチル
ホルムアミド(DMF)、またはジメチルスルホキシド
(DMSO)、アセトニトリル、酢酸エチル、ジクロロメ
タン、トルエンまたは他の不活性有機溶剤に溶解し、次
いでアルゴンなどの不活性雰囲気中、ヨードメチルピバ
レート、クロロメチルピバレートまたはブロモメチルピ
バレートで処理する(この場合、ピバレートと遊離酸化
合物(II)のモル比は約1:1〜10:1、好ましくは約
2:1〜5:1の範囲内である)。反応混合物を約40〜
50℃範囲内の温度に加熱し、アミン塩基、たとえばト
リエチルアミン、ピリジンまたはジイソプロピルエチル
アミン、およびCaCl2などのカルシム塩、または炭
酸カルシウムもしくは他のカルシウム塩(これらの中
で、好ましくはCaCl2)、または水酸化カルシウムを
加えて、下記式IIIのピバロイルオキシメチルエステル
・カルシウム塩(III)を形成する。次に生成物を単離
し、アルコール溶剤、たとえばメタノール、エタノール
またはイソプロパノールからカルシウム塩の晶出を行っ
て精製する。
【化16】
【0009】アミン塩基と遊離酸化合物(II)のモル比
は、約1:1〜5:1の範囲内で用い、カルシウム塩と遊
離酸のモル比は、約10:1〜100:1の範囲内で用い
る。カルシウム塩をカチオン交換樹脂に通して、遊離酸
を形成する。遊離酸のアルコール(たとえばメタノール)
溶液をアミン、たとえばt−ブチルアミン、t−オクチ
ルアミンまたはデヒドロアビエチルアミンで処理し、こ
の場合、アミンとカルシウム塩(III)のモル比を約0.
5:1〜2:1の範囲、好ましくは1:1の範囲内で用い
て、本発明のホスホノスルホネート塩(I)を形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】式Iの本発明化合物は、新たなス
クアレン生成の抑制により、コレステロール生合成を抑
制する。これらの化合物は、スクアレンシンセターゼ酵
素を抑制し、また本発明化合物(I)の幾種かは、イソペ
ンテニルジホスフェートからスクアレンへの経路におい
て他の酵素、すなわちファルネシルジホスフェート・シ
ンセターゼおよびイソペンテニルジホスフェート−ジメ
チルアリルジホスフェート・イソメラーゼを抑制する。
本発明化合物は、高リポプロテイン血症、高脂質血症、
高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高コレ
ステロール血症および高トリグリセリド血症合併の治
療、および/またはアテローム性動脈硬化症の予防もし
くは発現抑制および/または治療に有用である。従っ
て、本発明化合物は、乳び血症候群、1型高リポプロテ
イン血症、家族性合併高リポプロテイン血症、家族性高
トリグリセリド血症、混合高リポプロテイン血症、家族
性高コレステロール血症およびIII型高リポプロテイン
血症および/またはアテローム性動脈硬化症などの病気
の治療に使用しうる。さらに、本発明化合物は血漿高密
度リポプロテイン・コレステロール水準を増大しうる。
【0011】また本発明化合物は、胆石形成の抑制、D
型肝炎の治療(プロテイン・プレニルトランスフェラー
ゼ抑制による)[グレンらの「Science」(Vol.256、1
331〜1333頁、1992年5月29日)参照]、腫
瘍の治療、血圧の低下、血糖の低下、糖尿病の治療、炎
症の治療に、利尿薬、筋変力作用剤、抗関節炎(抗リウ
マチ)剤として、骨吸収、ページェット(Paget)病、骨
粗しょう病、関節、移植および転移のカルシウム沈着の
治療を含む、カルシウムおよびホスフェート代謝の他の
病気の治療に、練歯磨きやうがい薬における抗歯石剤お
よび抗結石剤として、各種結石の治療、鎌状赤血球血症
の治療、低酵素虚血性組織の治療に、および抗アメオバ
ル剤(anti−ameobal agent)として、並びに診断に使用
するテクネチウム−99mおよび放射性ヨウ素化誘導体
との複合体への用途に使用することができる。
【0012】U.S.特許出願No.774,957(19
91年10月11日出願)に、プロテイン含有CAAX
ボックス(box)のトランスレーション後の変異は、プレ
ニル基[たとえば、ファルネシル(rasオンコジーン生
成物の場合)、ゼラニル(geranyl)またはゼラニルゼラニ
ル]の転移を抑制するプロテイン−プレニル・トランス
フェラーゼ抑制剤を、CAAXボックスのシステイン
へ、プロテイン−プレニル・トランスフェラーゼ酵素に
より加えることによって抑制されうることが開示されて
いる。プロテイン−プレニル・トランスフェラーゼ抑制
剤は、プレニルピロホスフェートからCAAXボックス
のcys残基(たとえばras p21 cys)への、ま
たは他のプロテイン含有CAAXボックスのCAAXボ
ックスシステインへの、プレニル基(たとえばファルネ
シル、ゼラニルまたはゼラニルゼラニル)の転移をプロ
テイン−プレニル・トランスフェラーゼ酵素が触媒する
のをブロックするであろう。ras p21オンコジー
ン生成物の場合、プロテイン−プレニル・トランスフェ
ラーゼ抑制剤の存在下、cysはファルネシル化されな
い限り、それはrasプロテインと膜の相互作用をもた
らすことができないため、細胞の腫瘍性転換は妨げられ
るであろう。このように、プロテイン−プレニル・トラ
ンスフェラーゼ抑制剤は、細胞の腫瘍性転換を防止する
ことにより、ras関連腫瘍の治療および/または予防
のため抗癌剤としての役割を果す。
【0013】プレニル化を受けることが既に証明されて
いるあるいは考えられる、プロテイン含有CAAXボッ
クスの具体例としては、これらに限定されるものではな
いが、ras、核ラミンス(lamins)、ヘテロ三量体G−
プロテインのαまたはγ−サブユニット(subunit)、レ
チナールトランスデュシンのγ−サブユニット、G25
KおよびK−rev p21、およびrho、rap、
rac、ralおよびrabを含むプロテイン族種が挙
げられる。本発明化合物は、rasオンコジーン生成物
などのプロテイン含有CAAXボックスのプレニル化を
ブロックまたは防止する方法に使用することができ、該
使用により、プロテイン含有CAAXボックスの病気促
進作用を抑制し、またはより具体的には、プロテイン−
プレニル・トランスフェラーゼ抑制剤としての役割を果
す、治療量の本発明化合物(I)を、治療を必要とする患
者へ投与することにより、ras関連腫瘍を予防および
/または治療することができる。式Iのプロテイン−プ
レニル・トランスフェラーゼ抑制剤は、HMG CoA
レダクターゼ抑制剤と異なり、rasオンコジーン生成
物のプレニル化を妨げ、かつその転換活性を抑制する
が、FPP、ユビキノン類の合成における前駆体、ドリ
コール類(dolichols)およびヘムA(Heam A)の合成を
妨害しあるいは妨害しないかもしれない。
【0014】また本発明化合物は、抗高リポプロテイン
血症剤、コレステロール血症低下剤、および/またはト
リグリセリド血症低下剤、および/またはHMG Co
Aレダクターゼ抑制剤の少なくとも1種などの抗アテロ
ーム性動脈硬化症剤、たとえばプラバスタチン、ロバス
タチン、シンバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチ
ン、リバスタチン、コンパクチン、SDZ−63370
(サンド)、CI−981(W−L)、HR−780、L−
645164、CL−274471、ダルバスタチン、
α−,β−およびγ−トコトリエノール、(3R,5S,6
E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニル)−3,5−ジ
ヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)−6,8−ノナジエン酸・L−アルギニン塩、
(S)−4−[[2−[4−(4−フルオロフェニル)−5−
メチル−2−(1−メチルエチル)−6−フェニル−3−
ピリジニル]エテニル]ヒドロキシ−ホスフィニル]−3
−ヒドロキシブタン酸ジナトリウム塩、BB−476
(ブリティッシュ・ビオテクノロジィー)、ジヒドロコン
パクチン、[4R−[4α,6β(E)]]−6−[2−[5−
(4−フルオロフェニル)−3−(1−メチルエチル)−1
−(2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]エ
テニル]テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピラン
−2−オン、および/または1H−ピロール−1−ヘプ
タン酸、2−(4−フルオロフェニル)−β,δ−ジヒド
ロキシ−5−(1−メチルエチル)−3−フェニル−4−
[(フェニルアミノ)カルボニル]カルシウム塩[R−(R
*,R*)];クロフィブレート、ベザフィブレート、ロピ
ド(Lopid)(ジェムフィブロジル)などのフィブリン酸誘
導体の少なくとも1種、NB−598、N−(1−オキ
ソドデシル)−4α,10−ジメチル−8−アザ−トラン
ス−デカル−3β−オール、2,4−ウンデカジエン
酸、11−[3−(ヒドロキシメチル)−4−オキソ−2
−オキセタニル]−3,5,7−トリメチル−,[2R−[2
α(2E,4E,7R*),3β]]などの他のコレステロー
ル生合成抑制剤の少なくとも1種;コレスチラミン、コ
レスチポール、ポリデキシド(DEAE−セファデック
ス)などの胆汁酸金属イオン封鎖剤の少なくとも1種;プ
ロブコールやビタミンEなどの抗酸化剤の少なくとも1
種;および/またはニコチン酸もしくはその誘導体、ネ
オマイシン、p−アミノサリチル酸、プロブコール、ヒ
ドロキシ−プロピルメチルセルロース、LS−290
4、エタノール、2−[[1−メチル−2−[3−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]エチル]アミノ]ベンゾエート
(エステル)などの他の脂質低下剤および/または抗アテ
ローム性動脈硬化症剤の少なくとも1種と組合せて使用
することもできる。
【0015】本発明のスクアレンシンセターゼ抑制剤と
組合せて用いられる上述の化合物は、ザ・フィジシアン
ズ・デスク・リファレンス(the Physician's Desk R
eference)(PDR)に示される量で使用される。また本
発明化合物は、その経口生物学的利用能を増大するた
め、他の医薬的に許容しうる洗浄剤のラウリル硫酸ナト
リウムと共に使用しうる。スクアレンシンセターゼの抑
制は、下記の手順に従って測定しうる。ラットの肝臓ミ
クロソームのスクアレンシンセターゼ活性が、基質とし
てファルネシルジホスフェートを用い、かつスクアレン
合成をガスクロマトグラフィー分析で定量することによ
り、測定される。アッセイは、元々アグニュウ(Agnew)
の「Methods in Enzymology」(110:357、198
5年)に記載されている条件の改変によって行った。
【0016】本発明の他の対象は、本発明化合物、たと
えば化合物(I)の少なくとも1種を、医薬用ビヒクルま
たは希釈剤と混合してなる医薬組成物である。該医薬組
成物は、所定の投与型式に適したタイプの、通常の固体
または液体ビヒクルまたは希釈剤および医薬用添加成分
を用いて、配合することができる。かかる配合物を、ヒ
ト、サル、イヌ等を含む哺乳動物種に対して、経口ルー
トにより、たとえば錠剤、カプセル剤、顆粒剤または粉
剤の形状で投与することができ、あるいは非経口ルート
により、注射用製剤の形状で投与することができる。成
体(成人)の場合の投与用量は200〜2000mg/日
が好ましく、かかる用量は1日当り、1回投与または2
〜4回の分割形態で投与しうる。
【0017】経口投与用の代表的なカプセル剤は、活性
成分(250mg)、ラクトース(75mg)およびステア
リン酸マグネシウム(15mg)を含有する。混合物を6
0メッシュシーブに通し、No.1ゼラチンカプセルに
詰める。代表的な注射用製剤は、250mgの殺菌した
活性成分をバイアルへ無菌状態で入れ、無菌状態で凍結
乾燥し、密封することにより製造される。使用に際し、
バイアルの内容物を2mlの生理学的食塩水と混合し
て、注射用製剤を調製する。
【0018】
【実施例】次に挙げる実施例は、本発明の好ましい具体
例を示す。 実施例1
【化17】 の製法:− A.
【化18】 上記A化合物は、ヨーロッパ特許出願No.05956
35A1の実施例178の記載に準じて製造する。
【0019】B.
【化19】 アセトニトリル(124ml)中の上記A化合物(6.14
g、11.8ミリモル)の攪拌溶液に室温にて、3N塩化
水素酸溶液(124ml)を約10分で滴下する。得られ
る混合物を3時間攪拌して、反応を完了する。反応混合
物を回転エバポレータで濃縮して、アセトニトリルのほ
とんどを除去する。残った水性層を酢酸エチル(100
ml×3)で抽出する。コンバインした有機層を水(50
ml×2)、塩水(50ml)で洗い、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、濾過する。濾液を回転エバポレータで濃縮
乾固して、粗上記B化合物を油状物で得る(4.83g、
収率87%)。この化合物を、さらに精製せずに次反応
に用いる。
【0020】C.
【化20】 氷酢酸(40ml)中の攪拌した粗上記B化合物(4.8
3g、11.35ミリモル)に、ギ酸(4.5ml)を加
え、−10℃に冷却する。この混合物に、反応の内部温
度を30℃以下に保持しながら、30%水性過酸化水素
(6.97ml、68.1ミリモル)を〜15分で非常にゆ
っくりと加える。反応液から黄色のポリマー固体が析出
する。反応混合物を約20分で室温までゆっくりと加温
し、次いで6時間攪拌して反応を完了する。ジメチルス
ルフィド(2.08ml、2.5当量)をゆっくりと加え、
過剰の過酸化物を注意して分解せしめる。30分間撹拌
後、混合物を焼結漏斗で濾過して、ポリマー固体を除去
する。濾液を回転エバポレータで濃縮して、残渣を得
る。残渣を酢酸エチル−トルエン(1:5)の混合物に溶
解し、回転エバポレータで濃縮する。この操作を4回繰
返して、酢酸のほとんどを除去して粗上記C化合物を得
る。
【0021】この粗化合物を、下記の2法で精製する。方法(1) 粗上記C化合物をメタノール(15ml)に溶解し、1−
アダマンタンアミン(3.54g、22.69ミリモル)の
酢酸エチル溶液(150ml)で室温にて処理する。1時
間撹拌後、沈澱した上記C化合物のビス−アダマンタン
アミン塩をブフナー漏斗に集める。白色固体を酢酸エチ
ル(50ml)で洗い、真空オーブンにて室温で乾燥し
て、7.60gを得る。この塩のメタノール(〜75m
l)懸濁液に、AG(登録商標)50W−X8イオン交換
樹脂(55g)を加え、室温で30分間攪拌する。次いで
混合物を、AG 50W−X8イオン交換樹脂(25g)
含有の焼結漏斗へ注ぐ。メタノール性濾液を回転エバポ
レータで濃縮して、精製した上記C化合物を得る(3.8
g、上記A化合物からの全収率83%)。
【0022】方法(2) 粗上記Cトリ酸(4.93g)を、酢酸エチル(30ml)
とメタノール(〜5ml)の混合物に還流下で溶解する。
この攪拌溶液に、酢酸エチル(30ml)中のシンコニジ
ン(4.43g、2.0当量)を加える。混合物を加熱還流
して、均質溶液を得る。この溶液を室温まで冷却せしめ
たところ、上記Cトリ酸ビス−シンコニジン塩の結晶が
形成する。4℃で〜14時間冷却後の結晶を、ブフナー
漏斗に集める。最初に2.33gを収得し、そして母液
から第2収得物(2.49g)を得る。コンバインしたシ
ンコニジン塩(4.82g)をメタノール(50ml)に溶
解し、ダウエックス(Dowex、登録商標)50X8イオン
交換樹脂(50g)で処理する。懸濁液を1時間攪拌し、
濾過する。濾液を濃縮して、精製した上記C化合物を得
る。
【0023】D.
【化21】 無水DMF(9ml)中の上記C化合物(1.045g、
2.7ミリモル)の攪拌溶液に室温にて、アルゴン下ヨー
ドメチルピバレート(2.59g、10.70ミリモル)を
加え、混合物を加熱する(内部温度は41.5〜45.9
℃間を変化)。トリエチルアミン(0.9ml、6.46ミ
リモル)を少量づつ約1時間でゆっくりと加える。約1
5分間撹拌後、反応混合物からのアリコートをHPLC
で分析する。反応は完了していなかった。ヨードメチル
ピバレート(0.962g、3.97ミリモル)を一度に加
えた後、トリエチルアミン(0.23ml、1.65ミリ
モル)を約30分で加え、そして反応をさらに30分間
続行し、次いで反応をHPLCで監視する。さらにトリ
エチルアミン(0.035ml、0.25ミリモル)を加
え、反応を完了する。反応混合物を5%硫酸(10ml)
含有の分液漏斗に注ぐ。反応フラスコ内の残った内容物
を水(〜10ml)でリンスしながら、分液漏斗へ入れ
る。混合物をヘキサン(40ml×5)で洗い[ヨードメ
チルピバレート含有のヘキサン層を捨てる]、酢酸エチ
ル(40ml×2)で抽出する。コンバインした酢酸エチ
ル層を5%Na223(40ml×2)、飽和NaHC
3(40ml×3)、最後に2M−CaCl2(40ml
×4)で洗う。有機層を回転エバポレータで濃縮して、
粗生成物をオフホワイト泡状固体で得る。これを無水エ
タノール(16ml)に溶解し、結晶化のため室温で12
時間放置する。ブフナー漏斗で結晶化生成物を濾過し
(4℃で〜1時間保持した後に)、固体をエタノール(2
ml×2)で洗い、高減圧下で乾燥して、上記D化合物
を得る(1.18g、収率〜70%)。
【0024】E.
【化22】 メタノール(480ml)中の上記Dカルシウム塩(9.5
3g、15.04ミリモル)の攪拌溶液に、AG 50W
−X8イオン交換樹脂(95g)を一度に加える。不均質
混合物を30分間攪拌し、AG 50W−X8イオン交
換樹脂(25g)のパッドで濾過する。樹脂をメタノール
(〜100ml)で洗う。上記E遊離酸含有のコンバイン
したメタノール溶液をそのまま、下記に示す異なる塩の
製造に用いる。
【0025】F.
【化23】 上記E遊離酸[上記Dカルシウム塩9.53g(15.04
ミリモル)から製造]の攪拌メタノール(580ml)溶液
に、t−ブチルアミン(1.10g、15.04ミリモル)
を非常にゆっくりと加える。15分間撹拌後、反応混合
物を回転エバポレータで濃縮して、泡状固体を得る。こ
の残渣を酢酸エチル(9ml)およびヘキサン(45ml)
に溶解し、混合物を室温で放置して、塩を晶出せしめ
る。12時間後、結晶をブフナー漏斗に集め、酢酸エチ
ルとヘキサン(1:9)の混合物(〜40ml)で洗い、減
圧乾燥して標記t−ブチルアミン塩を白色固体で得る
(9.3g)。
【0026】実施例2
【化24】 の製法:− 実施例1/Eの遊離酸[実施例1/Dのカルシウム塩0.
15g(0.241ミリモル)から製造]の攪拌メタノール
(7ml)溶液に、t−オクチルアミン(0.033g、
0.241ミリモル)を非常にゆっくりと加える。15分
間撹拌後、反応混合物を回転エバポレータで濃縮して、
泡状固体を得る。残渣を酢酸エチル(0.5ml)および
ヘキサン(2.5ml)に溶解し、混合物を室温で放置し
て、塩を晶出せしめる。12時間後、ブフナー漏斗に結
晶を集め、酢酸エチルとヘキサン(1:9)の混合物(〜5
ml)で洗い、減圧乾燥して標記t−オクチルアミン塩
を白色固体で得る。
【0027】実施例3
【化25】 の製法:− 実施例1/Dの遊離酸[実施例1/Cのカルシウム塩0.
64g(〜1ミリモル)の強攪拌メタノール(20ml)溶
液に、脱イオン水(150ml)を加えた後、メタノール
(5ml)中の(+)−デヒドロアビエチルアミン(0.29
g、1.0ミリモル)をゆっくり加える。添加中に沈澱物
が形成する。1時間撹拌後、沈澱物をブフナー漏斗に集
める。固体を脱イオン水(100ml)で洗い、減圧乾燥
して標記塩を白色固体で得る(0.6g)。
フロントページの続き (72)発明者 チュン−ピン・チェン アメリカ合衆国ニュージャージー州ケンダ ル・パーク、クレストビュー・ドライブ15 番 (72)発明者 デイビッド・ジェイ・クセラ アメリカ合衆国ニュージャージー州ウォー レン、アイビー・ヒル・ロード26番 (72)発明者 エドゥアルド・ジェイ・マルティネス アメリカ合衆国ニュージャージー州ニュ ー・ブランズウィック、ギルデン・ストリ ート10番 (72)発明者 ポール・ディ・パンセグロー アメリカ合衆国ノースダコタ州ビューラ ー、ノース・ウエスト、イレブンス・スト リート213番 (72)発明者 ジョン・ケイ・ソッタシル アメリカ合衆国ニュージャージー州ロビン スビル、エルズワース・ドライブ31番 (72)発明者 ピーター・ティミンズ イギリス、イングランド、エル61・4エッ クスディ、マージーサイド、ウィラル、ア ービー、ヒースバンク・アベニュー5番

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式、 【化1】 (式中、Xはt−ブチルアミン塩、t−オクチルアミン
    塩またはデヒドロアビエチルアミン塩を表わす)で示さ
    れるホスホノスルホネート塩。
  2. 【請求項2】 t−ブチルアミン塩である請求項1に記
    載のホスホノスルホネート塩。
  3. 【請求項3】 t−オクチルアミン塩である請求項1に
    記載のホスホノスルホネート塩。
  4. 【請求項4】 デヒドロアビエチルアミン塩である請求
    項1に記載のホスホノスルホネート塩。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のホスホノスルホネート
    塩およびその医薬的に許容しうる担体から成ることを特
    徴とする医薬組成物。
  6. 【請求項6】 式: 【化2】 (式中、Xはt−ブチルアミン塩、t−オクチルアミン
    塩またはデヒドロアビエチルアミン塩を表わす)のホス
    ホノスルホネート塩から成ることを特徴とする、コレス
    テロール生合成の抑制用、血清コレステロール低下用、
    または高脂肪血症、高脂質血症、高リポプロテイン血
    症、高コレステロール血症および/または高トリグリセ
    リド血症の抑制および/または治療用、またはアテロー
    ム性動脈硬化症の抑制および/または治療用組成物。
  7. 【請求項7】 ホスホノスルホネート塩がt−ブチルア
    ミン塩である請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ホスホノスルホネート塩がt−オクチル
    アミン塩である請求項6に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ホスホノスルホネート塩がデヒドロアビ
    エチルアミン塩である請求項6に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 アテローム性動脈硬化症の治療用の請
    求項6に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 高コレステロール血症の治療用の請求
    項6に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 式: 【化3】 の遊離酸を単離し、実質的に純粋な形状に精製する方法
    であって、上記遊離酸を1−アダマンタンアミンまたは
    シンコニジンと反応させて、対応する塩を形成し、次い
    で該形成塩をイオン交換に付して、実質的に純粋な遊離
    酸を得ることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 遊離酸を1−アダマンタンアミンと反
    応させて、対応する遊離酸のビス−アダマンタンアミン
    塩を形成する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 遊離酸をシンコニジンと反応させて、
    対応するビス−シンコニジン塩を形成する請求項12に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 遊離酸を初めにアルコール溶剤に溶解
    する請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 式: 【化4】 のホスホノスルホネートのピバロイルオキシメチル・カ
    ルシウム塩を形成する方法であって、式: 【化5】 のホスホノスルホネート遊離酸の溶液を準備し、該遊離
    酸を、不活性雰囲気中アミン塩基の存在下ハロメチルピ
    バレートで処理し、次いでカルシウム塩または水酸化カ
    ルシウムで処理して、ホスホノスルホネートのピバロイ
    ルオキシメチル・カルシウム塩を形成することを特徴と
    する方法。
  17. 【請求項17】 ハロメチルピバレートが、クロロ、ブ
    ロモまたはヨードメチルピバレートである請求項16に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 式: 【化6】 (式中、Xはt−ブチルアミン塩、t−オクチルアミン
    塩またはデヒドロアビエチルアミン塩であるアミン塩を
    表わす)のホスホノスルホネートのアミン塩を製造する
    方法であって、式: 【化7】 のホスホノスルホネートのカルシウム塩を準備し、該カ
    ルシウム塩をイオン交換樹脂で処理して、上記の遊離酸
    を得、次いで該遊離酸をアミン反応体と反応させて、上
    記のホスホノスルホネートのアミン塩を形成することを
    特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 アミン反応体がt−ブチルアミン、t
    −オクチルアミンまたはデヒドロアビエチルアミンであ
    る請求項18に記載の方法。
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