JPH08207662A - 車両搭載機器用ハウジングの結合構造 - Google Patents

車両搭載機器用ハウジングの結合構造

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JPH08207662A
JPH08207662A JP7015235A JP1523595A JPH08207662A JP H08207662 A JPH08207662 A JP H08207662A JP 7015235 A JP7015235 A JP 7015235A JP 1523595 A JP1523595 A JP 1523595A JP H08207662 A JPH08207662 A JP H08207662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
boss
mirror
lid
base member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7015235A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Hatakeyama
六男 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP7015235A priority Critical patent/JPH08207662A/ja
Publication of JPH08207662A publication Critical patent/JPH08207662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジング本体8aとハウジング蓋8bとベ
ース部材(例えばミラーハウジング5)とを、ネジを使
わず一体的に結合する構造を提供する。これにより、ネ
ジの弛みに起因するトラブルが一切、未然にかつ完全に
防止される。 【構成】 ミラーハウジング5の内側に設けたボス7
に、イ.ハウジング本体8aの底面周辺に当接する支持
面7a、および、ロ.ハウジング蓋8bの外周と面接触
する嵌合面7bを形成し、前記ハウジング蓋8bの外周
面とボス7の嵌合面7bとを超音波溶着して相互に固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電動式リモート
コントロールミラーの駆動ユニットや、電動式光軸調整
ランプの駆動ユニットなどの車両搭載機器のハウジング
に係り、特に、ハウジング蓋とハウジング本体とが結合
されるとともに該ハウジング本体がベース部材に対して
固定されるものにおいて、上記ハウジング蓋とハウジン
グ本体とベース部材とを相互に結合するための構造に関
するものである。本発明においてベース部材とは、ハウ
ジングを取り付けられて該ハウジングを支持する部材で
あって、必ずしも静止部材を意味するものではない。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される各種の機器の中には、
ハウジング本体とハウジング蓋とよりなるハウジングを
ベース部材に取り付けて相互に固定することが一般に行
なわれている。(例えば、実開平6−8091号・パワ
ーユニットの取付構造)。図3はハウジング蓋とハウジ
ング本体とが結合されるとともに該ハウジングがベース
部材に固定された車両搭載機器の1例として示した、従
来技術に係る駆動ユニットを備えた電動式リモートコン
トロール形ドアミラーの一部を破断して描いた断面図で
ある。ミラー本体1を固着されたミラーホルダ2が、球
継手3によって駆動ユニット4に対して傾動可能に支承
されている。上記駆動ユニット4のハウジングはハウジ
ング本体4aとハウジング蓋4bとから成り、ミラーハ
ウジング5に取り付けられている。この従来例において
駆動ユニット4のハウジングがミラーハウジング5に対
して取り付けられている。従ってミラーハウジング5
は、駆動ユニット4を固定する相手部材であって、この
場合ベース部材である(ミラーハウジングという名称が
紛らわしいので、必ずミラーハウジングとフルネームで
呼び、単にハウジングと呼ばないことにする。従って、
本発明において単にハウジングと言うときは、ベース部
材ではなく、ハウジング本体とハウジング蓋とより成る
部材である)。ハウジング本体4aとハウジング蓋4b
とが重ね合わされ、取付ネジ4cによってミラーハウジ
ング5の取付ボスに対して共締めされて固着されてい
る。これにより、ベース部材であるミラーハウジング5
とハウジング本体4aとハウジング蓋4bとは相互に一
体的に固定される。図に現れていないが、駆動ユニット
4の中にモータが設置されていて、進退杆6を図の上下
に前,後進させる。これに伴ってミラーホルダ2が傾動
せしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図3に示した実
施例におけるハウジング本体4a,ハウジング蓋4bの
相互固定、および、ハウジング本体4aの(ベース部材
である)ミラーハウジング5に対する固定が取付ネジ4
cによって為されているため、ネジの弛みによる固定不
良という問題を発生する。特に、本発明が適用の対象と
している車両搭載機器は車両の走行に際して振動を受け
る上に、温度変化を受け易いので、ネジの弛みを生じる
虞れが大きい。さらに、充分に締め付けておいてもネジ
山のへたりやなじみによって締付トルクが低下してネジ
弛みを招く。これを防止するには増締めをしなければな
らないが、例えば図3における取付ネジ4cは図から容
易に理解されるように増締め操作は非常に困難であっ
て、一般にユーザーにとっては不可能である。本発明は
上述の事情に鑑みて為されたものであって、ハウジング
本体とハウジング蓋との固定状態、および、ハウジング
本体とベース部材との固定状態が使用に伴って悪くなる
虞れの無い結合構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的(ネジ弛み防
止)を達成するために創作した本発明の基本的原理は、
取付ネジを用いることなく超音波溶着を利用する。上述
の原理に基づき、本発明に係る結合構造は、車両に搭載
される機器であって合成樹脂製のハウジング本体と合成
樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウジン
グ本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定されてい
るものにおいて、上記ベース部材に、ハウジング支持用
のボスが一体的に固着されるとともに、上記のボスに
は、前記ハウジング本体の底面周辺部に当接する支持面
と、前記ハウジング蓋の外周面と面接触する嵌合面とが
設けられており、かつ、上記ハウジング蓋の外周面と、
ボスの嵌合面とが相互に嵌め合わされた状態で超音波溶
着されていることを特徴とする。上記の構成を実施する
際、前記のボスの嵌合面は、必ずしもハウジング蓋の全
周に対して面接触することを要せず、ハウジング蓋の外
周面の数個所に対して面接触していれば足りる。
【0005】
【作用】上記の手段によると、ハウジング本体とハウジ
ング蓋、および、これらとベース部材との結合に取付ネ
ジを使用していないので、ネジの弛みに起因するトラブ
ルは発生する虞れが無い。そして、ハウジング本体がボ
スの支持面に当接して位置決めされるとともにハウジン
グ蓋で覆われて固定されるとともに、ハウジング蓋がボ
スに対して超音波溶着されるので、上記ハウジング本体
と、ハウジング蓋と、ボスを固着されたベース部材とが
相互に結合される。超音波溶着は大量生産に適して生産
性が良く、例えば接着剤による接着と比較したとき固化
待ち時間を要しないで瞬時的に結合されるとともに、溶
剤蒸気による環境公害を生じる虞れが無く、労務衛生管
理に別段の困難を生じない。その上、超音波溶着による
と、材料組織学的な境界を残さずに一体化して強固に結
合されるので強度的信頼性が高い。
【0006】
【実施例】次に、第1および図2を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る車両用
搭載機器用ハウジングの結合構造の1実施例を設けた自
動車用電動リモートコントロールミラーを示し、部分的
に破断して描いた側面断面図である。この実施例は、前
掲の図3に示した従来例に本発明を適用して改良したも
のであって、上記従来例(図3)と同じ符号を付した部
材は上記従来例におけると同様ないし類似の構成部分で
ある。ミラーハウジングー5の内側面に、駆動ユニット
8を支持して固定するためのボス7が一体に、合成樹脂
材によって連設されている。本発明を実施する際、上記
のボス7をミラーハウジング5と別体に構成して固着し
ても良いが、このボス7は合成樹脂材を用いて構成す
る。前記駆動ユニット8の外筐は、ハウジング本体8a
と、これを覆うハウジング蓋8bとから成っている。な
お、この筐体の中には進退杆6を前,後進させるための
モータおよび伝動部材が収納されているが、読図を容易
ならしめるため上記のモータおよび伝動部材の記載を省
略してある。前記のボス7には、イ.ハウジング本体8
aの底面の周辺部に当接する支持面7aと、ロ.ハウジ
ング蓋8bの外周に面接触する嵌合面7bと、が形成さ
れている。上記の嵌合面7bをハウジング蓋の外周に面
接触させるのは、後述するように超音波溶着を施すため
であるから、接触面積は上記超音波溶着によって所望の
接合強度が得られるよう、適宜に設定することができ、
必ずしもハウジング蓋8bの周囲面の全周に対して面接
触させなくても良い。本実施例においてはハウジング蓋
8bの周囲の4個所に対して嵌合面7bを面接触させ
た。上掲の図1に示されているように、ハウジング本体
8aの底面周辺部をボス7の支持面7aの上に置いて上
下方向について位置決めし、その上にハウジング蓋8b
を被せるとともに、該ハウジング蓋8bの周囲面をボス
7の嵌合面7bに面接触させて左右方向および紙面奥行
方向について位置決めする。そして、ミラーホルダ2を
駆動ユニット8に取り付けるに先立って、ハウジング蓋
8bに超音波工具ホーン(本図1において図示省略)を
当てがい、ハウジング蓋8bとボスの嵌合面7bとを超
音波溶着せしめて、相互に固着させる。図2は上掲の図
1に示したハウジング本体とハウジング蓋とミラーハウ
ジングボスとを部分的に拡大して描いた断面図であっ
て、(A)は分解断面図、(B)は組立状態の断面図で
あり、(A),(B)両図を併せて超音波溶着作業の工
程図を構成している。図2(A)参照。ハウジング本体
8aを矢印aのようにボス7の支持面7aの上に置き、
ハウジング蓋8bを矢印bのようにボス7の嵌合面7b
内へ挿入すると、図2(B)のようになる。上記ハウジ
ング蓋8bの上に超音波工具ホーン10を当てがって超
音波振動を与えると、該ハウジング蓋8bの外周面とボ
ス7の嵌合面7bとが往復摺動し、摩擦発熱により昇
温,融合して超音波溶着部9が形成され、ボス7とハウ
ジング蓋8bとが相互に一体化して固着される。
【0007】
【発明の効果】本発明を適用すると、ハウジング本体と
ハウジング蓋、および、これらとベース部材との結合に
取付ネジを使用していないので、ネジの弛みに起因する
トラブルは発生する虞れが無い。そして、ハウジング本
体がボスの支持面に当接して位置決めされるとともにハ
ウジング蓋で覆われて固定されるとともに、ハウジング
蓋がボスに対して超音波溶着されるので、上記ハウジン
グ本体と、ハウジング蓋と、ボスを固着されたベース部
材とが相互に結合される。超音波溶着は大量生産に適し
て生産性が良く、例えば接着剤による接着と比較したと
き固化待ち時間を要しないで瞬時的に結合されるととも
に、溶剤蒸気による環境公害を生じる虞れが無く、労務
衛生管理に別段の困難を生じない。その上、超音波溶着
によると、材料組織学的な境界を残さずに一体化して強
固に結合され、強度面について高い信頼性が得られると
いう、優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両搭載機器用ハウジングの結合
構造の1実施例を設けた自動車用電動リモートコントロ
ールミラーを示し、部分的に破断して描いた側面断面図
である。
【図2】上掲の図1に示したハウジング本体とハウジン
グ蓋とミラーハウジングボスとを部分的に拡大して描い
た断面図であって、(A)は分解断面図、(B)は組立
状態の断面図であり、(A),(B)両図を併せて超音
波溶着作業の工程図を構成している。
【図3】従来例のハウジング結合構造を備えた駆動ユニ
ットを設置した電動式リモートコントロールミラーの断
面図である。
【符号の説明】
1…ミラー本体、2…ミラーホルダ、3…球継手、4…
駆動ユニット、4a…駆動ユニットのハウジング本体、
4b…駆動ユニットのハウジング蓋、5…ミラーハウジ
ング、5a…取付ボス、6…進退杆、7…ボス、7a…
ボスに設けられてミラーハウジング本体に当接する支持
面、7b…ボスに設けられてミラーハウジング蓋の外周
と面接触する嵌合面、8…駆動ユニット、8a…ハウジ
ング本体、8b…ハウジング蓋、9…超音波溶着部、1
0…超音波工具ホーン、a…ハウジング本体をボスの支
持面に当接させるための組込み方向、b…ハウジング蓋
をボスの嵌合面に嵌め合わせる方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 上記ベース部材に、ハウジング支持用のボスが一体的に
    固着されるとともに、 上記のボスには、前記ハウジング本体の底面周辺部に当
    接する支持面と、前記ハウジング蓋の外周面と面接触す
    る嵌合面とが設けられており、 かつ、上記ハウジング蓋の外周面と、ボスの嵌合面とが
    相互に嵌め合わされた状態で超音波溶着されていること
    を特徴とする、車両用搭載機器用ハウジングの結合構
    造。
JP7015235A 1995-02-01 1995-02-01 車両搭載機器用ハウジングの結合構造 Pending JPH08207662A (ja)

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JP7015235A JPH08207662A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 車両搭載機器用ハウジングの結合構造

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JP7015235A JPH08207662A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 車両搭載機器用ハウジングの結合構造

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Publication Number Publication Date
JPH08207662A true JPH08207662A (ja) 1996-08-13

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ID=11883215

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JP7015235A Pending JPH08207662A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 車両搭載機器用ハウジングの結合構造

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JP (1) JPH08207662A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661094A (zh) * 2019-05-10 2021-11-16 本田制锁有限公司 车门后视镜装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661094A (zh) * 2019-05-10 2021-11-16 本田制锁有限公司 车门后视镜装置

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