JP2512012Y2 - 電動車用モ―タのマウント構造 - Google Patents

電動車用モ―タのマウント構造

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JP2512012Y2 JP9187490U JP9187490U JP2512012Y2 JP 2512012 Y2 JP2512012 Y2 JP 2512012Y2 JP 9187490 U JP9187490 U JP 9187490U JP 9187490 U JP9187490 U JP 9187490U JP 2512012 Y2 JP2512012 Y2 JP 2512012Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フォークリフト等の電動車の車体にモータ
を軸を上下にして取り付けるマウント構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の電動車用モータのマウント構造は、例えば第4
図及び第5図に示すように、モータ1がその軸方向を上
下にして支持ブラケット2に支持されている。前記支持
ブラケット2の上端部には水平取付け部2aが形成され、
その幅方向に二つの係止穴2cが設けられて、車体の取付
け面3より水平に突設する水平ブラケット4から立設し
ているピン5に、円筒形状の樹脂からなるスペーサ7を
介して前記係止穴2cが嵌合されて、前記水平取付け部2a
が前記水平ブラケット4に取り付けられている。
また、前記支持ブラケット2の下端部には垂直取付け
部2bが形成され、その幅方向に係止穴2cが設けられて、
該係止穴2cを介して次のように車体側に取付けられてい
る。すなわち、車体の取付け面3に突設された突設部12
の先端に垂直ブラケット6の下端が固定され、この垂直
ブラケット6の上端部を貫通するボルト10の外周にスリ
ーブ10aが外嵌され、その外周に二つの座金10bがさらに
外嵌されたうえ、両座金10b間で前記スリーブ10a外周に
カラー8が外嵌されている。前記両座金10b間には前記
カラー8の外周に二つのマウントインシュレータ9が外
嵌され、両マウントインシュレータ9間に前記支持ブラ
ケット2の垂直取付け部2bが、前記ボルト10の先端部に
ナット11を螺合することで前記両座金10bを介して挟圧
され、且つ前記係止穴2c内に前記ボルト10、スリーブ10
a,カラー8が貫通している。かくして、支持ブラケット
2の垂直取付け部2bは、表裏両面に圧接したマウントイ
ンシュレータ9を介して車体側に支持されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のモータのマウント構造では、モ
ータ1から発生する水平方向の振動については垂直取付
け部2bを挟んでいるマウントインシュレータ9で吸収さ
れるが、上下方向の振動については吸収されずにそのま
ま車体に伝わるという問題がある。
また、従来のマウント構造では、モータ1を支持して
いる支持ブラケット2の下端の垂直取付け部2bが、車体
の取付け面3に設けられた突設部12及び垂直ブラケット
6を介して取り付けられているために、モータ1のマウ
ント位置が車体から離れてしまい、取り付けスペースの
効率が悪いという問題もある。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、モータから発生する水平方向及び上下方向の
振動を有効の吸収し、且つ、モータを車体に近づけて取
り付けることを目的にしている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を解決するために、本考案の電動車用モータ
のマウント構造は、モータを軸を上下にして支持する支
持ブラケットの一端部に水平取付け部を形成し、この水
平取付け部を車体から水平に突設される水平ブラケット
の上にマウントインシェレータを介して取り付け、且
つ、前記支持ブラケットの他端部に形成されて水平方向
に係止穴を有する垂直取付け部が、その表裏をマウント
インシュレータで挟まれた状態で、前記車体から水平に
突設されて先端に雌ねじが設けられている突設材に、こ
の突設材の外周との間に隙間をおいて前記係止穴を取り
付け、さらに前記突設材にボルトを螺合して前記垂直取
付け部を前記表裏のマウントインシュレータ間に挟圧し
たことを特徴としている。
ここで、前記マウントインシュレータの一部を、突設
材に沿って前記取付け部の係止穴内を貫通するように突
設させるとよい。また、前記車体と垂直取付け部とに挟
まれるマウントインシュレータを、突設材と係合する内
面がリップル状の襞を有するリング状にするとよい。
〔作用〕 モータから発生する上下方向の振動を、水平取付け部
と水平ブラケットとの間にあるマウントインシュレータ
が弾性変形して吸収し、また、前記モータから発生する
水平方向の振動を、垂直取付け部を表裏で挟むマウント
インシュレータにより吸収する。ここで、垂直取付け部
の係止穴と突設材との間に隙間をおいているのは、上下
方向の振動を突設材に伝えないためである。但し、マウ
ントインシュレータが係止穴を貫通するように突設さ
れ、もって係止穴の内面と突設材との間にマウントイン
シュレータが介在している場合には、この介在するマウ
ントインシュレータの一部によっても上下方向の振動が
吸収される。
また、モータを支持する支持ブラケットの垂直取付け
部を、車体から突設させた突設材に取付けることで、前
記車体に直接取り付け可能となり、モータを車体の取付
け面に近づけることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明すると、第1図に示すように、支持
ブラケット2が長手方向を上下にした平板とその裏面に
設けられた腕2dとからなり、前記腕2dがモータ1をその
軸を上下にして支持している。また、前記支持ブラケッ
ト2はその上端部で水平に折れ曲がり、その水平部に係
止穴2cが設けられて水平取付け部2aを形成している。該
水平取付け部2aは、第2図に示すように、車体の取付け
面3より水平に突出した水平ブラケット4の上面から立
設したピン5に、マウントインシュレータ20を介して前
記係止穴2cが嵌合されて取り付けられている。
なお、前記マウントインシュレータ20は、前記係止穴
2cよりも大径の下部大径部20aと該下部大径部20aの上面
中央に設けられて前記係止穴2cと同径の上部円筒部20b
とから構成されて、これらの中心部には上下方向に前記
ピン5に係合する貫通穴が設けられている。
また、前記支持ブラケット2の下端部には水平方向に
向く係止穴2cが設けられて垂直取付け部2bが形成され、
該垂直取付け部2bの係止穴2cには、第3図に示すよう
に、前記車体の取付け面3に溶着されて水平に突設し内
周面に雌ねじが設けられた筒体からなる突設材14が貫通
されている。ここで、前記係止穴2c内面と突設材14外面
との間には充分な隙間が形成されている。
前記取付け面3と垂直取付け部2bの表面との間には、
リング状のマウントインシュレータ21が設置され、該マ
ウントインシュレータ21はその内周面に設けられている
リップル状の襞21aの先端部で前記突設材14の外周面と
接触している。また、前記垂直取付け面2bの裏面に、別
のマウントインシュレータ22が、その内周面を突設材14
の外周面に係合して、座金13を介して当接されている。
前記垂直取付け部2bの裏面に当接しているマウントシュ
レータ22の一部分22aは、前記垂直取付け部2bの係止穴2
cの内周面と突設材14の外周面の隙間を、前記係止穴2c
を貫通するように突設されている。さらに、前記突設材
14の開口端部にボルト10が螺合されて、前記垂直取付け
部2bが、その表裏に設置されているマウントインシュレ
ータ21,22で挟圧されている。
前記のように構成されるモータのマウント構造の取り
付けは、まず、第2図に示すように、車体の取付け面3
より突設している前記水平ブラケット4上のピン5に、
マウントインシュレータ20の貫通穴を嵌合し、該マウン
トインシュレータ20の上部円筒部20bの外周面に水平取
付け部2aの係止穴2cを嵌合して前記水平取付け部2aを水
平ブラケット4に取り付ける。
次に、第3図に示すように、前記水平ブラケット4の
下方で前記取付け面3から突設している突設材14に、マ
ウントインシュレータ21を、その内周面に設けられてい
るリップル状の襞21aの先端を前記突設材14の外周面に
接触させながら挿入して前記取付け面3に当接する。次
に、垂直取付け部2bを、その係止穴2cを前記突設材14に
遊嵌させて前記マウントインシュレータ21に当接する。
続けて前記突設材14に座金13及びマウントインシュレー
タ22を嵌めて、前記座金13を介して該マウントインシュ
レータ22を前記垂直取付け部2bに当接する。このとき、
突設材14の外周面に沿って前記マウントインシュレータ
22の一部分22aが前記突設材14と係止穴2cとの間に入り
込む。
次に、前記突設材14の開口端部からボルト締めするこ
とで、前記垂直取付け部2bを前記表裏のマウントインシ
ュレータ21,22間に挟圧して、垂直取付け部2bが突設材
4に取り付けられモータ1が車体にマウントされる。
以上のような前記モータのマウント構造では、モータ
1から発生した上下方向の振動を、水平取付け部2aと水
平ブラケット4との間に挟まれるマウントインシュレー
タ20が上下方向に弾性変形して吸収し、前記モータ1か
ら発生した水平方向の振動を、垂直取付け部2bを表裏で
挟むマウントインシュレータ2bが水平方向に弾性変形し
て吸収する。
なお、本実施例では、マウントインシュレータ22の一
部分22aを、係止穴2cを貫通するように突設させること
で、係止穴2aの内面と突設材14との間に介在する前記マ
ウントインシュレータ22の一部分22aによっても上下方
向の振動が吸収され、また、従来係止穴2cの位置合わせ
のために突設させていたマウントインシュレータ20の上
部円筒部20bを水平取付け部2aの係止穴2cを貫通するよ
うに突設させることで、マウントインシュレータ20の上
部円筒部20bによっても水平方向の振動が吸収されて、
車体への振動伝達が防止される。
また、モータ1を支持する支持ブラケット2の垂直取
付け部2bを車体から突設した突設材14に取付けること
で、前記車体に直接取り付け可能となり、従来に比べて
モータ1を車体の取付け面3に近づけることができる。
また、本実施例では、前記突設材14を取付け面3に突
設する際の溶接材15や一方のマウントインシュレータ22
からの突設部分22aのために、垂直取付け部2bと取付け
面3とに挟まれるマウントインシュレータ21を、前記突
設材14に遊嵌する必要があるが、リップル状の襞21aを
内周面に形成することで、簡単に前記突設材14と同軸に
して前記マウントインシュレータ21を取り付けることが
できる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案の電動車用モータの
マウント構造は、モータから発生する水平方向の振動及
び垂直方向の振動を、水平取付け部と水平ブラケットと
の間にあるマウントインシュレータ及び垂直取付け部を
表裏で挟むマウントインシュレータが弾性変形して吸収
し、車体への振動伝達を防止するという効果がある。
また、モータを支持する支持ブラケットの垂直取付け
部を車体から突設した突設材に取付けることで、前記車
体に直接取り付け可能となり、前記モータを車体の取付
け面に近づけてマウントできるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本実施例のモータのマウント構造を示す
側面図、第1図(b)は同構造を分解した斜視図、第2
図は同構造の水平取付け部の取り付けを示す一部破断し
た側面図、第3図は同構造の垂直取付け部の取り付けを
示す一部破断した側面図、第4図(a)は従来例のモー
タのマウント構造を示す側面図、第4図(b)は同構造
を分解した斜視図、第5図は同構造の垂直取付け部の取
り付けを示す一部破断した側面図である。 1……モータ、2……支持ブラケット、2a……水平取付
け部、2b……垂直取付け部、2c……係止穴、3……車体
の取付け面、4……水平ブラケット、10……ボルト、14
……突設材、20,21,22……マウントインシュレータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを軸を上下にして支持する支持ブラ
    ケットの一端部に水平取付け部を形成し、この水平取付
    け部を車体から水平に突設される水平ブラケットの上に
    マウントインシェレータを介して取り付け、且つ、前記
    支持ブラケットの他端部に形成されて水平方向に係止穴
    を有する垂直取付け部が、その表裏をマウントインシュ
    レータで挟まれた状態で、前記車体から水平に突設され
    て先端に雌ねじが設けられている突設材に、この突設材
    の外周との間に隙間をおいて前記係止穴を取り付け、さ
    らに前記突設材にボルトを螺合して前記垂直取付け部を
    前記表裏のマウントインシュレータ間に挟圧したことを
    特徴とする電動車用モータのマウント構造。
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DE102006051383A1 (de) * 2006-10-27 2008-04-30 Visteon Global Technologies Inc., Van Buren Befestigungsanordnung eines Kombibauteils aus Akkumulator und Innerem Wärmeübertrager
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DE102015207371A1 (de) * 2015-04-22 2016-10-27 Mahle International Gmbh Befestigungsanordnung

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