JPH08244532A - 車両搭載機器用ハウジングの結合構造 - Google Patents

車両搭載機器用ハウジングの結合構造

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JPH08244532A
JPH08244532A JP32037995A JP32037995A JPH08244532A JP H08244532 A JPH08244532 A JP H08244532A JP 32037995 A JP32037995 A JP 32037995A JP 32037995 A JP32037995 A JP 32037995A JP H08244532 A JPH08244532 A JP H08244532A
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JP
Japan
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housing
coupling
hole
synthetic resin
vehicle
Prior art date
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Application number
JP32037995A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Hatakeyama
六男 畠山
Hideyo Watabe
秀世 渡部
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両搭載機器用ハウジングとベース部材との
確固の固定。 【解決手段】 合成樹脂製のハウジング(本体4a、蓋
4b)と合成樹脂製のベース部材(ミラーハウジング
5)とに、結合ロッド4d…が一体に設けられていると
共に結合穴5b…が設けられており、この結合ロッド4
d…の外周面と結合穴5b…の内周面とを超音波溶着に
より相互に固着する。この結果、ハウジング4a、4b
とミラーハウジング5とがネジを使わず一体的に結合さ
れるので、ネジの弛みに起因するトラブルが無い。ま
た、ハウジング4a、4bの取付部40をミラーハウジ
ング5の段付きピン50…の載置面51…と溶着部54
…との間において圧着挟持固定するので、ハウジング4
a、4bとミラーハウジング5とを確固に固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動式リモ
ートコントロールミラーの駆動ユニットや、電動式光軸
調整ランプの駆動ユニットなどの車両搭載機器のハウジ
ングに係り、特に、ハウジング蓋とハウジング本体とが
結合されるとともに該ハウジング本体がベース部材に対
して固定されるものにおいて、上記ハウジング蓋とハウ
ジング本体とベース部材とを相互に結合するための構造
に関するものである。また、ハウジングが合成樹脂製の
ベース部材に対して固定されるものにおいて、上記ハウ
ジングとベース部材とを相互に結合するための構造に関
するものである。本発明においてベース部材とは、ハウ
ジングを取り付けられて該ハウジングを支持する部材で
あって、必ずしも静止部材を意味するものではない。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される各種の機器の中には、
ハウジング本体とハウジング蓋とよりなるハウジングを
ベース部材に取り付けて相互に固定することは一般に行
なわれている。(例えば、実開平6−8091号・パワ
ーユニットの取付構造)。図19はハウジング蓋とハウ
ジング本体とが結合されるとともに該ハウジングがベー
ス部材に固定された車両搭載機器の1例として示した、
従来技術に係る駆動ユニットを備えた電動式リモートコ
ントロール形ドアミラーの一部を破断して描いた断面図
である。図19において、ミラー本体1を固着されたミ
ラーホルダ2(このミラー本体1とミラーホルダ2とに
よりミラーユニットが構成される)が、球継手3によっ
て駆動ユニット4に対して傾動可能に支承されている。
上記駆動ユニット4のハウジングはハウジング本体4a
とハウジング蓋4bとから成り、ミラーハウジング5に
取り付けられている。この従来例において駆動ユニット
4のハウジングがミラーハウジング5に対して取り付け
られている。従ってミラーハウジング5は、駆動ユニッ
ト4を固定する相手部材であって、この場合ベース部材
である(ミラーハウジングという名称が紛らわしいの
で、必ずミラーハウジングとフルネームで呼び、単にハ
ウジングと呼ばないことにする。従って、本発明におい
て単にハウジングと言うときは、ベース部材ではなく、
ハウジング本体とハウジング蓋とより成る部材であ
る)。ハウジング本体4aとハウジング蓋4bとが重ね
合わされ、取付ネジ4jによってミラーハウジング5の
取付ボスに対して共締めされて固着されている。これに
より、ベース部材であるミラーハウジング5とハウジン
グ本体4aとハウジング蓋4bとは相互に一体的に固定
される。図に現れていないが、駆動ユニット4の中にモ
ータが設置されていて、このモータの駆動により進退杆
6が図の上下に前,後進し、これに伴ってミラーホルダ
2が傾動せしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図19に示した
従来例におけるハウジング本体4a,ハウジング蓋4b
の相互固定、および、ハウジング本体4aの(ベース部
材である)ミラーハウジング5に対する固定が取付ネジ
4jによって為されているため、ネジの弛みによる固定
不良という問題を発生する。特に、本発明が適用の対象
としている車両搭載機器は車両の走行に際して振動を受
ける上に、温度変化を受け易いので、ネジの弛みを生じ
る虞れが大きい。さらに、充分に締め付けておいてもネ
ジ山のへたりやなじみによって締付トルクが低下してネ
ジ弛みを招く。これを防止するには増締めをしなければ
ならないが、例えば図19における取付ネジ4jは図か
ら容易に理解されるように増締め操作は非常に困難であ
って、一般にユーザーにとっては不可能である。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、ハウジング本体とハウジング蓋との固定状
態、および、ハウジング本体とベース部材との固定状態
が使用に伴って悪くなる虞れの無い結合構造を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、車両搭載機器のハ
ウジングとベース部材とを確固に固定できる結合構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的(ネジ弛み防
止)を達成するために創作した本発明の基本的原理は、
取付ネジを用いることなく、片方の部材から突出するロ
ッド状の部材(結合ロッド)を、相手部材に設けた穴
(結合穴)に嵌合する。さらに両者を超音波溶着する。
この構成は、車両搭載機器のハウジングが一般に合成樹
脂で作られていて超音波溶着を適用し得ることに着目し
て創作したものである。そして、本発明が適用しようと
するハウジングの取付部はハウジング本体と、ハウジン
グ蓋と、ベース部材とから成っていて、これらの三者を
相互に接続するものであるから、前記の結合用のロッド
状部材と結合穴との配置に関して種々の構成が考えら
れ、これらを大別すると以下に述べるような6つの構成
になる。
【0006】請求項1に記載の第1の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体と
合成樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウ
ジング本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定され
ているものにおいて、前記ベース部材に結合用のロッド
状部材が一体的に成形されているとともに、前記ハウジ
ング蓋に結合穴が設けられていて、上記結合用のロッド
状部材が、ハウジング本体に形成された透孔を貫通して
前記の結合穴に挿入されて密に嵌合し、かつ、該結合用
のロッド状部材が結合穴の内周面に対して超音波溶着さ
れていることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の第2の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体が
合成樹脂製のベース部材に対して固定されているものに
おいて、前記ハウジング蓋に結合用のロッド状部材が一
体的に成形されるとともに、前記のベース部材に結合穴
が設けられていて、上記結合用のロッド状部材が、ハウ
ジング本体に形成された透孔を貫通して前記の結合穴に
挿入されて密に嵌合し、かつ、該結合用のロッド状部材
が結合穴の内周面に対して超音波溶着されていることを
特徴とする。
【0008】請求項3に記載の第3の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体と
合成樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウ
ジング本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定され
ているものにおいて、前記ハウジング蓋に結合用ロッド
状部材が一体的に形成されるとともに、前記ハウジング
本体に上記結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設け
られ、かつ、上記ハウジング本体に、上記と異なる結合
用ロッド状部材が一体的に成形されるとともに、前記ベ
ース部材には、ハウジング本体に一体成形された結合用
ロッド状部材に嵌合する結合穴が設けられていて、前記
2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応する結
合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が結合
穴の内周面に対して超音波溶着されていることを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載の第4の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体と
合成樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウ
ジング本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定され
ているものにおいて、前記ハウジング本体に第1結合用
ロッド状部材が一体的に形成されるとともに、前記ハウ
ジング蓋に上記第1結合用ロッド状部材に嵌合する結合
穴が設けられ、かつ、上記ハウジング本体に、上記と異
なる第2結合用ロッド状部材が一体的に成形されるとと
もに、前記ベース部材には、ハウジング本体に一体成形
された第2結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設け
られていて、前記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞ
れが、対応する結合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロ
ッド状部材が結合穴の内周面に対して超音波溶着されて
いることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の第5の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体と
合成樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウ
ジング本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定され
ているものにおいて、前記ハウジング本体に結合用ロッ
ド状部材が一体的に形成されるとともに、前記ハウジン
グ蓋に上記結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設け
られ、かつ、上記ベース部材に、上記と異なる結合用ロ
ッド状部材が一体的に成形されるとともに、前記ハウジ
ング本体には、ベース部材に一体成形された結合用ロッ
ド状部材に嵌合する結合穴が設けられていて、前記2種
類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応する結合穴
に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が結合穴の
内周面に対して超音波溶着されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項6に記載の第6の発明は、車両に搭
載される機器であって、合成樹脂製のハウジング本体と
合成樹脂製のハウジング蓋とより成り、かつ、上記ハウ
ジング本体が合成樹脂製のベース部材に対して固定され
ているものにおいて、前記ハウジング蓋に結合用ロッド
状部材が一体的に形成されるとともに、前記ハウジング
蓋に上記結合用ロッド状部材に嵌合する第1結合穴が設
けられ、かつ、上記ベース部材に、上記と異なる結合用
ロッド状部材が一体的に成形されるとともに、前記ハウ
ジング本体には、ベース部材に一体成形された結合用ロ
ッド状部材に嵌合する第2結合穴が設けられていて、前
記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応する
第1結合穴及び第2結合穴に嵌合され、かつ、該結合用
のロッド状部材が結合穴の内周面に対して超音波溶着さ
れていることを特徴とする。
【0012】上記の手段によると、取付ネジを使用して
いないのでネジの弛みに起因するトラブルは発生し得な
い。そして、合成樹脂製のロッド状部材(結合ロッド)
が合成樹脂製部材の結合穴に嵌合されて超音波溶着され
ているので、材料組織学的な境界を残さずに一体化して
いて強固に結合される。しかも、超音波溶着は大量生産
に適して生産性が良く、例えば接着剤による接着と比較
したとき固化待ち時間を要しないで瞬時的に結合される
とともに、溶剤蒸気による環境公害を生じる虞れが無
く、労務衛生管理に別段の困難を生じない。
【0013】そして、第1の発明および第2の発明にお
いては、ハウジング本体をハウジング蓋とベース部材と
の間に挟みつけた形で、該ハウジング蓋とベース部材と
が相互にロッド状部材を介して強固に結合され、信頼
性,耐久性が高い。
【0014】また、第3の発明乃至第6の発明において
は、ハウジング蓋とハウジング本体とがロッド状部材を
介して強固に結合されるとともに、ハウジング本体とベ
ース部材とが上記と異なるロッド状部材を介して強固に
結合されるので、上記第1,第2の発明におけると同様
に信頼性,耐久性が高い。
【0015】また、請求項10に記載の第7の発明は、
車両に搭載される機器であって、ハウジングを備え、か
つ、上記ハウジングが合成樹脂製のベース部材に対して
固定されているものにおいて、前記ハウジングには取付
部が設けられており、この取付部には透孔が設けられて
おり、前記ベース部材には途中の段状の載置面を介して
大部と小部とからなる段付きピンが一体に設けられてお
り、前記段付きピンの小部が前記ハウジングの取付部の
透孔中を挿通され、かつこの小部の先端部が超音波溶着
により溶着され、この段付きピンの溶着部と前記載置面
との間に前記ハウジングの取付部が挟着固定されている
ことを特徴とする。
【0016】この第7の発明は、上述の第1の発明乃至
第6の発明と同様に、取付ねじを使用しないで車両搭載
機器のハウジングをベース部材に固定することができ、
しかも、ハウジングの取付部がベース部材と一体の段付
きピンの載置面と溶着部との間において挟持固定される
ので、車両搭載機器のハウジングとベース部材とを確固
に固定できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、第1の発明ないし第4の発
明それぞれの実施の形態を順次に説明する。図1は第2
の発明にかかる車両搭載機器用ハウジングの結合構造を
備えた電動式リモートコントロールミラーの1実施の形
態を示し、部分的に破断して描いた側面断面図である。
この実施の形態は、前掲の図19に示した従来例に本発
明を適用して改良したものであって、上記従来例(図1
9)と同じ符号を付したものは上記従来例におけると同
様ないし類似の構成部分である。本図1が図19(従来
例)に比して異なるところ、すなわち、本発明を適用し
て改良したところは、鎖線で囲んで示したA部である。
以下に該部を説明する。図2は上掲の図1に示した実施
の形態において鎖線で囲まれているA部を抽出して描い
た分解断面図である。ハウジング蓋4bから下方に突出
せしめた形の結合ロッド4dが、合成樹脂材料によって
一体に成形されている。ハウジング本体4aには、上記
結合ロッド4dを緩やかに挿通せしめ得る透孔4cが設
けられている。そして、ベース部材であるミラーハウジ
ング5の取付ボス5aには、前記の結合ロッド4dに嵌
合する結合穴5bが形成されている。この嵌合状態は比
較的密であることが望ましい。結合穴5bの深さ寸法が
結合ロッド4dの突出寸法よりも大きいのは、ミラーハ
ウジング5の合成樹脂による射出成形時の技術的事情
(ヒケの発生を防止する)によるものである。
【0018】ハウジング本体4aをミラーハウジング5
の取付ボス5aの上に置き、透孔4cを結合穴5bに合
わせて、ハウジング蓋4bを重ね合せて結合ロッド4d
を透孔4cに貫通させるとともに該結合ロッド4dを結
合穴5bに嵌合せしめる。図3は上記実施の形態におけ
る図2の分解断面図に示した構成部分を組み合わせた状
態の断面側面図に、超音波溶着用の超音波工具ホーンを
仮想線で付記した結合操作説明図である。本図3のよう
に組み付けた状態で図示の個所に超音波工具ホーン7を
当てがって超音波振動を与えると、結合ロッド4dの外
周面と結合穴5bの内周面との間に摩擦発熱を生じ、局
部的融合が行なわれて相互に溶着される。
【0019】図4は第1の発明に係る車両搭載機器用ハ
ウジングの結合構造を備えた電動式リモートコントロー
ルミラーの要部を示し、第2の発明における図3に対応
する断面側面図である。この第1の発明の実施の形態に
おいては、ミラーハウジング5に結合ロッド4fを一体
に成形し、この結合ロッド4fをハウジング本体4aの
透孔4cに挿通するとともに、ハウジング蓋4bの結合
穴4eに嵌合して超音波溶着を施してある。このように
構成しても図3に示した実施の形態におけると同様にハ
ウジング蓋4bとハウジング本体4aと、ミラーハウジ
ング(ベース部材)5とが、取付ネジを用いないで相互
に固定することができるので、ネジ弛みを生じる虞れが
無い。
【0020】上述の第1の発明および第2の発明におい
ては、ハウジング本体4aをハウジング蓋4bとミラー
ハウジング5との間に挟みつけた形で、該ハウジング蓋
4bとミラーハウジング5とが相互に結合ロッド4dを
介して強固に結合され、信頼性,耐久性が高い。なお、
この第1の発明および第2の発明において、ハウジング
蓋4bとミラーハウジング5とは、相溶性がある材質か
らなる。
【0021】図5は第3の発明に係る車両搭載機器用ハ
ウジングの結合構造を備えた電動式リモートコントロー
ルミラーの要部を示し、第2の発明における図3に対応
する断面側面図である。この第3の発明においては、ベ
ース部材であるミラーハウジング5に結合穴5bを設け
るとともに、ハウジング本体4aに結合ロッド4iを設
けて嵌合せしめ、かつ、ハウジング蓋4bに結合ロッド
4gを設けてハウジング本体4aの結合穴4hに嵌合さ
せ、この状態で超音波溶着を施してある。このように構
成しても、前述した第1の発明,第2の発明と同様に作
用し、ネジ弛みを生じる虞れが無い。
【0022】図6は第4の発明に係る車両搭載機器用ハ
ウジングの結合構造を備えた電動式リモートコントロー
ルミラーの要部を示し、第2の発明における図3に対応
する断面側面図である。この第4の発明においては、ハ
ウジング蓋4bに結合穴4kを、ミラーハウジング5に
結合穴5bを、それぞれ設けるとともに、ハウジング本
体4aには、イ.前記結合穴4kに嵌合する第1結合ロ
ッド4mおよび、ロ.結合穴5bに嵌合する第2結合ロ
ッド4nを一体に成形し、本図6のように嵌合させた状
態で超音波溶着を施してある。このように構成しても、
前記第1ないし第3の発明におけると同様に作用して、
ネジ弛みに伴うトラブルが未然に、かつ完全に防止する
ことができる。
【0023】なお、図面では省略したが、第5の発明に
おいては、上述の第3の発明と逆に、ミラーハウジング
に結合ロッドを一体に設けるとともに、ハウジング本体
に結合穴を設けて嵌合せしめ、かつ、ハウジング蓋に結
合穴を設けてハウジング本体の結合ロッドを一体に設け
て嵌合させ、この状態で超音波溶着を施す。このように
構成しても、前述した第1の発明乃至第4の発明と同様
に作用し、ネジ弛みを生じる虞れが無い。
【0024】また、同様に図面では省略したが、第6の
発明においては、上述の第4の発明と逆に、ハウジング
蓋に結合ロッドを、ミラーハウジングに結合ロッドを、
それぞれ一体に設けるとともに、ハウジング本体には、
前記ハウジング蓋の結合ロッドが嵌合する第1結合穴お
よび前記ミラーハウジングの結合ロッドが嵌合する第2
結合穴を成形し、各結合ロッドを各結合穴にそれぞれ嵌
合させ、この嵌合させた状態で超音波溶着を施す。この
ように構成しても、前記第1乃至第5の発明におけると
同様に作用して、ネジ弛みに伴うトラブルが未然に、か
つ完全に防止することができる。
【0025】上述の第3の発明乃至第6の発明において
は、ハウジング蓋4bとハウジング本体4aとが結合ロ
ッド4g,4mを介して強固に結合されるとともに、ハ
ウジング本体4aとミラーハウジング5とが上記と異な
る結合ロッド4i,4nを介して強固に結合されるの
で、上記第1の発明及び第2の発明におけると同様に信
頼性,耐久性が高い。なお、この第3の発明乃至第6の
発明において、ハウジング本体4aとハウジング蓋4b
とミラーハウジング5とは、相溶性がある材質からな
る。
【0026】図7乃至図9は第7の発明の車両搭載機器
用ハウジングの結合構造の第1の実施の形態を示す。図
中、図1乃至図6及び図19と同符号は同一のものを示
す。この実施の形態において、車両搭載機器用ハウジン
グのハウジング本体4a及びハウジング蓋4bには板形
状の取付部40が設けられており、この取付部40には
円形の透孔41が設けられている。
【0027】一方、ミラーハウジング5には複数本の段
付きの円柱形状をなす段付きピン50が一体に設けられ
ている。この段付きピン50は、その途中において載置
面51が段付きピン50の突設方向に対してほぼ直交す
る方向に設けられており、この途中の段状の載置面51
を介して大部(外形が大きい部分)52と小部(外形が
小さい部分)53とから構成されている。
【0028】前記載置面51はミラーユニット1及び2
側から見て円形をなし、この載置面51及び大部52の
外径D2が前記透孔41の内径D1よりも大である。ま
た、小部53の外径D3が前記透孔41の内径D1より
も小であり、かつこの小部53の長さT2が前記取付部
40の板厚T1と溶着代との和と等しい。図において、
70は超音波溶着用の超音波工具ホーン7の下面に設け
た半球形状の凹部である。この凹部70の内径D8は前
記透孔41の内径D1よりも大である。
【0029】かくして、段付きピン50の小部53に取
付部40の所定の透孔41を嵌合すると共に、この取付
部40の透孔41の周縁を段付きピン50の載置面51
に載置する。この載置面51が車両搭載機器用ハウジン
グ(本体4a及び蓋4b)の取付高さの位置決めとな
る。小部53と透孔41とを嵌合させたままの状態で、
超音波工具ホーン7の下面凹部70を段付きピン50の
小部53の先端部に当てて、この小部53の先端部を超
音波溶着する。すると、この小部53の先端部において
半球形状の溶着部54が形成される。この溶着部54の
外径は上述の超音波工具ホーン7の凹部70の内径D8
とほぼ等しいので透孔41の内径D1よりも大となる。
この結果、段付きピン50の小部53の溶着部54と載
置面51との間において車両搭載機器用ハウジング(本
体4a及び蓋4b)の取付部40が圧着状態において挟
着固定されることとなる。
【0030】このように、この実施の形態における本発
明の結合構造は、上述の第1の発明乃至第6の発明と同
様に、取付ねじを使用しないで車両搭載機器のハウジン
グ(本体4a及び蓋4b)をミラーハウジング5に固定
することができ、しかも、ハウジングの取付部40がミ
ラーハウジング5と一体の段付きピン50の載置面51
と溶着部54との間において圧着状態で挟持固定される
ので、車両搭載機器のハウジング(本体4a及び蓋4
b)とミラーベース5とを確固に固定できる。
【0031】特に、この実施の形態においては、超音波
工具ホーン7による段付きピン5の溶着状態、すなわ
ち、取付部40と段付きピン50との固定状況が目視で
きる効果がある。
【0032】図10(A)、(B)、(C)、(D)は
超音波工具ホーンの変形例を示す。この例の超音波工具
ホーン7の下面の凹部71は、ドーナツ形状、断面が半
球形の環状形状をなすものである。この凹部71の外周
の直径D9が透孔41の内径D1よりも大である。この
超音波工具ホーン7により溶着された段付きピン50の
溶着部55は半ドーナツ形状をなし、この半ドーナツ形
状の溶着部55の外周の直径は上述の超音波工具ホーン
7の凹部71の外周の直径D9とほぼ等しいので透孔4
1の内径D1よりも大となる。
【0033】図11乃至図14は第7の発明の車両搭載
機器用ハウジングの結合構造の第2の実施の形態を示
す。図中、図1乃至図10及び図19と同符号は同一の
ものを示す。この実施の形態において、ミラーハウジン
グ5には複数本の段付きピン500が一体に設けられて
いる。この段付きピン500は、外径D4がミラーハウ
ジング5のうち段付きピン500を設けた箇所の近傍の
部分の肉厚(基本肉厚)T3と等しいか若しくは小さい
円柱形状をなす芯軸501と、この芯軸501から放射
方向にかつ等間隔に一体に設けられた複数、例えば4枚
のリブ502とから構成されている。このリブ502の
肉厚T4が芯軸501の外径D4と等しいか若しくは小
さい。この段付きピン500は、上述のリブ502の途
中に載置面510が設けられており、この載置面510
におけるリブ502の外形寸法D5が車両搭載機器用ハ
ウジング(本体4a及び蓋4b)の取付部40の透孔4
1の内径D1よりも大である大部520と、リブ502
の外形寸法D6が車両搭載機器用ハウジング(本体4a
及び蓋4b)の取付部40の透孔41の内径D1よりも
小でありかつ芯軸501及びリブ502の長さT5が車
両搭載機器用ハウジング(本体4a及び蓋4b)の取付
部40の板厚T1と溶着代との和である小部530とか
らなる。
【0034】かくして、上述の第2の実施の形態と同様
に、段付きピン500の小部530に取付部40の所定
の透孔41を嵌合すると共に、この取付部40の透孔4
1の周縁を段付きピン500の載置面510に載置し、
超音波工具ホーン7により小部530の先端部を超音波
溶着することにより、段付きピン500の小部530の
溶着部540と載置面510との間において車両搭載機
器用ハウジング(本体4a及び蓋4b)の取付部40が
圧着状態において挟着固定されることとなる。この結
果、この第2の実施の形態における本発明の結合構造
は、上述の第2の実施の形態と同様の作用効果を達成す
ることができる。
【0035】特に、この第2の実施の形態においては、
段付きピン500が芯軸501とリブ502とからなる
ので、中実の段付きピンと比較して、ミラーハウジング
5のうち段付きピン500を設けた部分の外面(段付き
ピン500を設けた面と反対側の面)にひけが生じるよ
うな虞が無い。
【0036】図15乃至図18は第7の発明の車両搭載
機器用ハウジングの結合構造の第3の実施の形態を示
す。図中、図1乃至図14及び図19と同符号は同一の
ものを示す。この第3の実施の形態は上述の第1の実施
の形態の変形例であって、段付きピン50の大部52及
び小部53中に内径D7の円形の肉取り穴56が小部5
3の先端面からミラーハウジング5の内面近傍まで設け
られている。この段付きピン50の大部52の肉厚T6
がミラーハウジング5の基本肉厚(段付きピン50を設
けた箇所の近傍の部分の肉厚)T3と等しいか若しくは
小さい。この第3の実施の形態において、超音波溶着に
よる車両搭載機器用ハウジングの固定作業は上述の第1
の実施の形態及び第2の実施の形態と同様である。ま
た、この第3の実施の形態における作用効果も上述の第
1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様である。
【0037】特に、この第3の実施の形態においては、
肉取り穴56を設けたので、上述の第2の実施の形態と
同様に、中実の段付きピンと比較して、ミラーハウジン
グ5のうち段付きピン50を設けた部分の外面(段付き
ピン50を設けた面と反対側の面)にひけが生じるよう
な虞が無い。
【0038】なお、上述の第7の発明において、車両搭
載機器用ハウジングの取付部40はハウジング本体4a
及びハウジング蓋4bから構成されているが、これ以外
に、ハウジング本体4aのみ、又はハウジング蓋4bの
みから構成されているものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明を適用すると、取付ネジを使用し
ないのでネジの弛みに起因するトラブルは発生し得な
い。そして、合成樹脂製のロッド状部材(結合ロッド)
が合成樹脂製部材の結合穴に嵌合されて超音波溶着され
ているので、材料組織学的な境界を残さずに一体化して
いて強固に結合される。しかも、超音波溶着は大量生産
に適して生産性が良く、例えば接着剤による接着と比較
したとき固化待ち時間を要しないで瞬時的に結合される
とともに、溶剤蒸気による環境公害を生じる虞れが無
く、労務衛生管理に別段の困難を生じない。
【0040】そして、第1の発明および第2の発明にお
いては、ハウジング本体をハウジング蓋とベース部材と
の間に挟みつけた形で、該ハウジング蓋とベース部材と
が相互にロッド状部材を介して強固に結合され、信頼
性,耐久性が高い。
【0041】また、第3の発明乃至第6の発明において
は、ハウジング蓋とハウジング本体とがロッド状部材を
介して強固に結合されるとともに、ハウジング本体とベ
ース部材とが上記と異なるロッド状部材を介して強固に
結合されるので、上記第1,第2の発明におけると同様
に信頼性,耐久性が高いという優れた実用的効果を奏す
る。
【0042】さらに、第7の発明は、上述の第1の発明
乃至第6の発明と同様に、取付ねじを使用しないで車両
搭載機器のハウジングをベース部材に固定することがで
き、しかも、ハウジングの取付部がベース部材と一体の
段付きピンの載置面と溶着部との間において挟持固定さ
れるので、車両搭載機器のハウジングとベース部材とを
確固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2の発明に係る車両搭載機器用ハウジングの
結合構造を備えた電動式リモートコントロールミラーの
1実施の形態を示し、部分的に破断して描いた側面断面
図である。
【図2】上掲の図1に示した実施の形態において鎖線で
囲まれているA部を抽出して描いた分解断面図である。
【図3】上記実施の形態における図2の分解断面図に示
した構成部分を組み合わせた状態の断面側面図に、超音
波溶着用の超音波工具ホーンを仮想線で付記した結合操
作説明図である。
【図4】第1の発明に係る車両搭載機器用ハウジングの
結合構造を備えた電動式リモートコントロールミラーの
要部を示し、第2の発明における図3に対応する断面側
面図である。
【図5】第3の発明に係る車両搭載機器用ハウジングの
結合構造を備えた電動式リモートコントロールミラーの
要部を示し、第2の発明における図3に対応する断面側
面図である。
【図6】第4の発明に係る車両搭載機器用ハウジングの
結合構造を備えた電動式リモートコントロールミラーの
要部を示し、第2の発明における図3に対応する断面側
面図である。
【図7】第7の発明の車両搭載機器用ハウジングの結合
構造の第1の実施の形態を示し、本発明の結合構造によ
り車両搭載機器用ハウジングとミラーハウジングとが結
合された電動式リモートコントロールミラーの部分的に
破断して描いた側面断面図である。
【図8】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部と
ミラーハウジングの段付きピンと超音波溶着用の超音波
工具ホーンとの分解一部断面図である。
【図9】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部と
ミラーハウジングの段付きピンとが超音波溶着された状
態の一部断面図である。
【図10】超音波溶着用の超音波工具ホーンの変形例を
示し、(A)は超音波工具ホーンの一部側面断面図、
(B)は超音波工具ホーンの一部底面図、(C)は超音
波溶着された段付きピンの一部断面図、(D)は超音波
溶着された段付きピンの一部平面図である。
【図11】第7の発明の車両搭載機器用ハウジングの結
合構造の第2の実施の形態を示し、段付きピンの一部側
面図である。
【図12】図11におけるXII矢視図である。
【図13】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部
とミラーハウジングの段付きピンと超音波溶着用の超音
波工具ホーンとの分解一部断面図である。
【図14】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部
とミラーハウジングの段付きピンとが超音波溶着された
状態の一部断面図である。
【図15】第7の発明の車両搭載機器用ハウジングの結
合構造の第3の実施の形態を示し、段付きピンの一部側
面図である。
【図16】図15におけるXVI矢視図である。
【図17】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部
とミラーハウジングの段付きピンと超音波溶着用の超音
波工具ホーンとの分解一部断面図である。
【図18】同じく、車両搭載機器用ハウジングの取付部
とミラーハウジングの段付きピンとが超音波溶着された
状態の一部断面図である。
【図19】ハウジング蓋とハウジング本体とが結合され
るとともに該ハウジングがベース部材に固定された車両
搭載機器の1例として示した、従来技術に係る駆動ユニ
ットを備えた電動式リモートコントロールミラー形ドア
ミラーの一部を破断して描いた断面図である。
【符号の説明】
1…ミラー本体、2…ミラーホルダ、3…球継手、4…
駆動ユニット、4a…ハウジング本体、4b…ハウジン
グ蓋、4c…透孔、4d…結合ロッド、4e…結合穴、
4f,4g…結合ロッド、4h…結合穴、4i,4m,
4n…結合ロッド、5…ベース部材としてのミラーハウ
ジング、5a…取付ボス、5b…結合穴、6…進退杆、
7…超音波工具ホーン、70…半球形状の凹部、71…
ドーナツ形状の凹部、50及び500…段付きピン、5
1及び510…載置面、52及び520…大部、53及
び530…小部、54及び55及び540…溶着部、5
01…芯軸、502…リブ、56…肉取り穴。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ベース部材に結合用のロッド状部材が一体的に成形
    されているとともに、前記ハウジング蓋に結合穴が設け
    られていて、 上記結合用のロッド状部材が、ハウジング本体に形成さ
    れた透孔を貫通して前記の結合穴に挿入されて密に嵌合
    し、かつ、該結合用のロッド状部材が結合穴の内周面に
    対して超音波溶着されていることを特徴とする、車両搭
    載機器用ハウジングの結合構造。
  2. 【請求項2】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジング蓋に結合用のロッド状部材が一体的に成
    形されるとともに、前記のベース部材に結合穴が設けら
    れていて、 上記結合用のロッド状部材が、ハウジング本体に形成さ
    れた透孔を貫通して前記の結合穴に挿入されて密に嵌合
    し、かつ、該結合用のロッド状部材が結合穴の内周面に
    対して超音波溶着されていることを特徴とする、車両搭
    載機器用ハウジングの結合構造。
  3. 【請求項3】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジング蓋に結合用ロッド状部材が一体的に形成
    されるとともに、 前記ハウジング本体に上記結合用ロッド状部材に嵌合す
    る結合穴が設けられ、かつ、上記ハウジング本体に、上
    記と異なる結合用ロッド状部材が一体的に成形されると
    ともに、 前記ベース部材には、ハウジング本体に一体成形された
    結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設けられてい
    て、 前記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応す
    る結合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が
    結合穴の内周面に対して超音波溶着されていることを特
    徴とする、車両搭載機器用ハウジングの結合構造。
  4. 【請求項4】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジング本体に第1結合用ロッド状部材が一体的
    に形成されるとともに、 前記ハウジング蓋に上記第1結合用ロッド状部材に嵌合
    する結合穴が設けられ、かつ、上記ハウジング本体に、
    上記と異なる第2結合用ロッド状部材が一体的に成形さ
    れるとともに、 前記ベース部材には、ハウジング本体に一体成形された
    第2結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設けられて
    いて、 前記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応す
    る結合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が
    結合穴の内周面に対して超音波溶着されていることを特
    徴とする、車両搭載機器用ハウジングの結合構造。
  5. 【請求項5】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジング本体に結合用ロッド状部材が一体的に形
    成されるとともに、 前記ハウジング蓋に上記結合用ロッド状部材に嵌合する
    結合穴が設けられ、かつ、上記ベース部材に、上記と異
    なる結合用ロッド状部材が一体的に成形されるととも
    に、 前記ハウジング本体には、ベース部材に一体成形された
    結合用ロッド状部材に嵌合する結合穴が設けられてい
    て、 前記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応す
    る結合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が
    結合穴の内周面に対して超音波溶着されていることを特
    徴とする、車両搭載機器用ハウジングの結合構造。
  6. 【請求項6】 車両に搭載される機器であって、合成樹
    脂製のハウジング本体と合成樹脂製のハウジング蓋とよ
    り成り、かつ、上記ハウジング本体が合成樹脂製のベー
    ス部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジング蓋に結合用ロッド状部材が一体的に形成
    されるとともに、 前記ハウジング蓋に上記結合用ロッド状部材に嵌合する
    第1結合穴が設けられ、かつ、上記ベース部材に、上記
    と異なる結合用ロッド状部材が一体的に成形されるとと
    もに、 前記ハウジング本体には、ベース部材に一体成形された
    結合用ロッド状部材に嵌合する第2結合穴が設けられて
    いて、 前記2種類の結合用ロッド状部材のそれぞれが、対応す
    る結合穴に嵌合され、かつ、該結合用のロッド状部材が
    結合穴の内周面に対して超音波溶着されていることを特
    徴とする、車両搭載機器用ハウジングの結合構造。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂製のハウジング蓋と前記合
    成樹脂製のベース部材とは、相溶性がある材質からなる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両搭載機
    器用ハウジングの結合構造。
  8. 【請求項8】 前記合成樹脂製のハウジング本体と前記
    合成樹脂製のハウジング蓋と前記合成樹脂製のベース部
    材とは、相溶性がある材質からなることを特徴とする、
    請求項3又は4又は5又は6に記載の車両搭載機器用ハ
    ウジングの結合構造。
  9. 【請求項9】 前記車両に搭載される機器は、ミラーユ
    ニットが傾動可能に支持された電動式リモートコントロ
    ールミラーの駆動ユニットであって、ハウジング中にモ
    ータが設置されており、このモータの駆動により進退杆
    が前進後進して前記ミラーユニットを傾動させる駆動ユ
    ニットであり、 前記合成樹脂製のハウジング本体と前記合成樹脂製のハ
    ウジング蓋とは、前記駆動ユニットのハウジングであ
    り、 前記合成樹脂製のベース部材は、開口部が設けられた中
    空形状をなす電動式リモートコントロールミラーのミラ
    ーハウジングであることを特徴とする、請求項1又は2
    又は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載の車両搭
    載機器用ハウジングの結合構造。
  10. 【請求項10】 車両に搭載される機器であって、ハウ
    ジングを備え、かつ、上記ハウジングが合成樹脂製のベ
    ース部材に対して固定されているものにおいて、 前記ハウジングには取付部が設けられており、この取付
    部には透孔が設けられており、 前記ベース部材には途中の段状の載置面を介して大部と
    小部とからなる段付きピンが一体に設けられており、 前記段付きピンの小部が前記ハウジングの取付部の透孔
    中を挿通され、かつこの小部の先端部が超音波溶着によ
    り溶着され、この段付きピンの溶着部と前記載置面との
    間に前記ハウジングの取付部が挟着固定されていること
    を特徴とする、車両搭載機器用ハウジングの結合構造。
  11. 【請求項11】 前記取付部は前記ハウジングに一体に
    設けられた板形状をなし、 前記透孔は円形形状をなし、 前記段付きピンは、前記ベース部材に複数本設けられて
    おり、前記載置面の外径が前記透孔の内径よりも大であ
    る前記大部と、外径が前記透孔の内径よりも小でありか
    つ長さが前記取付部の板厚と溶着代との和である前記小
    部とからなる段付きの円柱形状をなすことを特徴とす
    る、請求項10に記載の車両搭載機器用ハウジングの結
    合構造。
  12. 【請求項12】 前記取付部は前記ハウジングに一体に
    設けられた板形状をなし、 前記透孔は円形形状をなし、 前記段付きピンは、前記ベース部材に複数本設けられて
    おり、外径が前記ベース部材のうち前記段付きピンを設
    けた箇所の近傍の部分の肉厚と等しいか若しくは小さい
    円柱形状をなす芯軸と、この芯軸から放射方向にかつ等
    間隔に一体に設けられた複数のリブであって、途中に前
    記載置面が設けられており、かつ肉厚が前記芯軸の外径
    と等しいか若しくは小さい複数のリブとからなり、前記
    載置面における前記リブの外形寸法が前記透孔の内径よ
    りも大である前記大部と、前記リブの外形寸法が前記透
    孔の内径よりも小でありかつ前記芯軸及び前記リブの長
    さが前記取付部の板厚と溶着代との和である前記小部と
    からなることを特徴とする、請求項10に記載の車両搭
    載機器用ハウジングの結合構造。
  13. 【請求項13】 前記取付部は前記ハウジングに一体に
    設けられた板形状をなし、 前記透孔は円形形状をなし、 前記段付きピンは、前記ベース部材に複数本設けられて
    おり、前記載置面の外径が前記透孔の内径よりも大であ
    る前記大部と、外径が前記透孔の内径よりも小でありか
    つ長さが前記取付部の板厚と溶着代との和である前記小
    部と、前記大部及び前記小部中に設けられた肉取り穴と
    からなり、前記大部の肉厚が前記ベース部材のうち前記
    段付きピンを設けた箇所の近傍の部分の肉厚と等しいか
    若しくは小さい段付きの円柱形状をなすことを特徴とす
    る、請求項10に記載の車両搭載機器用ハウジングの結
    合構造。
  14. 【請求項14】 前記車両に搭載される機器は、ミラー
    ユニットが傾動可能に支持された電動式リモートコント
    ロールミラーの駆動ユニットであって、ハウジング中に
    モータが設置されており、このモータの駆動により進退
    杆が前進後進して前記ミラーユニットを傾動させる駆動
    ユニットであり、 前記ハウジングは、合成樹脂製のハウジング本体と合成
    樹脂製のハウジング蓋とからなる前記駆動ユニットのハ
    ウジングであり、 前記合成樹脂製のベース部材は、開口部が設けられた中
    空形状をなす電動式リモートコントロールミラーのミラ
    ーハウジングであることを特徴とする、請求項10又は
    11又は12又は13に記載の車両搭載機器用ハウジン
    グの結合構造。
JP32037995A 1995-01-10 1995-12-08 車両搭載機器用ハウジングの結合構造 Pending JPH08244532A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048393B2 (en) 2002-10-25 2006-05-23 Murakami Corporation Door mirror assembly for a vehicle
JP2014097716A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Ichikoh Ind Ltd 自動車用ドアミラー
JP2017036008A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 サカエ理研工業株式会社 車両用ミラー装置

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