JP2017036008A - 車両用ミラー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用ミラー装置10は、ベース11と、シャフト12と、シャフト12とベース11とを締結している溶着ピン13と、ミラー28を含みシャフト12に支持されているミラーユニット14とを備える。ベース11およびシャフト12は樹脂から成る。溶着ピン13は、ベース11およびシャフト12の両方に溶着している。従来のねじに代えて、溶着ピン13を用いてベース11とシャフト12とを締結しているので、ベース11およびシャフト12には軸力が作用しない。そのため、クリープ現象に起因してベース11とシャフト12との固定力が低下することを回避できる。また、別途、インサートカラー等の金属部材をベース11およびシャフト12に埋め込む必要がない。
【選択図】図3
Description
[一実施形態]
本発明の一実施形態による車両用ミラー装置を図1〜図3に示す。車両用ミラー装置10は、車両の車体の一部である右側のドア90に固定されるものである。車両の左側のドアに装着されるドアミラー装置は、車両用ミラー装置10に対し左右対称である他は構成が同じである。
先ず、車両用ミラー装置10の概略構成について図1〜図3を参照して説明する。
車両用ミラー装置10は、ドア90に固定されるベース11と、ベース11から上方へ突き出すように設けられているシャフト12と、ベース11とシャフト12とを締結している「締結部材」としての溶着ピン13と、シャフト12に支持されているミラーユニット14とを備える。
次に、ベース11、シャフト12および溶着ピン13の詳細な構成について図3〜図5に基づき説明する。
ベース11およびシャフト12は樹脂製である。溶着ピン13は金属製である。
溶着ピン13は、通孔25の内壁に溶着している第1軸部31と、挿入穴26の内壁に溶着している第2軸部32と、第1軸部31に対して第2軸部32とは反対側に設けられている頭部33とを有する。溶着ピン13は、ベース11およびシャフト12の両方に溶着している。
挿入穴26の内壁は、第1軸部31に対して第2軸部32とは反対側で溶着ピン13との間に第1空間34を区画形成している。
上記空間34、36、38には、溶着ピン13が通孔25および挿入穴26に熱圧入されるときに溶融して押し出される樹脂が溜まる。
以上説明したように、本実施形態による車両用ミラー装置10は、車体に固定されるベース11と、ベース11から突き出すように設けられているシャフト12と、シャフト12とベース11とを締結している溶着ピン13と、ミラー28を含みシャフト12に支持されているミラーユニット14とを備える。ベース11およびシャフト12は樹脂から成る。溶着ピン13は、ベース11およびシャフト12の両方に溶着している。
そのため、溶着ピン13が通孔25および挿入穴26に熱圧入されるとき、溶融した樹脂が溶着ピン13の凹凸の凹部に入り込む。これにより、溶着ピン13の抜けが防止される。
したがって、溶着ピン13を通孔25および挿入穴26に熱圧入するとき、第1軸部31が溶着する予定の通孔25の内壁の溶け代を第2軸部32が溶かすことを、回避できる。
したがって、溶着ピン13が通孔25および挿入穴26に熱圧入されるときに溶融して押し出される樹脂を空間34、36、38に溜めることができる。
そのため、頭部33は、スパナやスクリュードライバー等の汎用工具で回すことができない。これにより、ユーザーが溶着ピン13をねじと間違えて回して壊すことを回避できる。
本発明の他の実施形態では、ベースとシャフトとは、2本以下または4本以上の溶着ピンにより締結されてもよい。
本発明の他の実施形態では、溶着ピンの外壁に形成される凹凸は、ローレット以外の突起や溝などから構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、溶着ピンは、ベースに溶着する部分の外径とシャフトに溶着する部分の外径とが同程度であってもよい。
本発明の他の実施形態では、溶着ピンの頭部の外径は、第1軸部の外径より小さくてもよい。
本発明の他の実施形態では、溶着ピンは、頭部を有していなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、溶着ピンの外壁はテーパ状であってもよい。
本発明の他の実施形態では、第1〜第3空間のいずれか1つ以上が設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、車両用ミラー装置は、ドアミラー装置以外のミラー装置であってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
13・・・溶着ピン(締結部材) 14・・・ミラーユニット
25・・・通孔 26・・・挿入穴
28・・・ミラー 31・・・第1軸部
32・・・第2軸部
Claims (5)
- 車体に固定されるベース(11)と、
前記ベースから突き出すように設けられているシャフト(12)と、
前記シャフトと前記ベースとを締結している締結部材(13)と、
ミラー(28)を含み、前記シャフトに支持されているミラーユニット(14)と、
を備え、
前記ベースおよび前記シャフトは樹脂から成り、
前記締結部材は、前記ベースおよび前記シャフトの両方に溶着しているピンであることを特徴とする車両用ミラー装置。 - 前記締結部材は、前記ベースおよび前記シャフトに溶着している部分に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ミラー装置。
- 前記ベースは、前記締結部材が貫通している通孔(25)を有し、
前記シャフトは、前記締結部材が挿入されている挿入穴(26)を有し、
前記締結部材は、前記通孔の内壁に溶着している第1軸部(31)と、前記挿入穴の内壁に溶着し且つ前記第1軸部よりも外径が小さい第2軸部(32)と、を有する段付きピンであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ミラー装置。 - 前記挿入穴の内壁は、前記第1軸部に対して前記第2軸部とは反対側で前記締結部材との間に第1空間(34)を区画形成し、
前記挿入穴の内壁のうち、前記ベース側の縁部(35)は、前記締結部材との間に第2空間(36)を区画形成し、
前記通孔の内壁のうち、前記シャフトとは反対側の縁部(37)は、前記締結部材との間に第3空間(38)を区画形成していることを特徴とする請求項3に記載の車両用ミラー装置。 - 前記締結部材は、前記第1軸部に対して前記第2軸部とは反対側に設けられた頭部(33)をさらに有し、
前記頭部は、前記締結部材の軸心周りにおいて平坦な形状に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の車両用ミラー装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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