JP6069731B2 - ロケーションピンの取付構造 - Google Patents
ロケーションピンの取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6069731B2 JP6069731B2 JP2013090168A JP2013090168A JP6069731B2 JP 6069731 B2 JP6069731 B2 JP 6069731B2 JP 2013090168 A JP2013090168 A JP 2013090168A JP 2013090168 A JP2013090168 A JP 2013090168A JP 6069731 B2 JP6069731 B2 JP 6069731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting hole
- location pin
- pin
- boss
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 claims description 30
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Images
Description
しかし、特許文献1のボス状突起の内筒面は、上部にテーパ状の部分は形成されていない。そのため、従来のセルフタップネジと同様に、ボス状突起の内筒面にネジをセルフタッピングするときに、ネジが傾くおそれがある。また、セルフタッピングするときのトルクが大きくなるおそれがある。
また、低トルクでセルフタッピングにより取付けることが出来るロケーションピンの取付構造が求められていた。
本発明の別の目的は、低トルクでセルフタッピングにより取付けることの出来るロケーションピンの取付構造を提供することである。
前記ハウジングに結合し、取付孔が形成されたボスと、
前記車体側のソケットに挿入するピン部と、前記ボスの前記取付孔にねじ込むネジ部と、ピン部とネジ部の間の基部とを有する前記ロケーションピンと、を備え、
前記ロケーションピンの前記ネジ部は、先端が細くなるテーパが付いた先端部を有するセルフタッピングネジであり、
前記取付孔には、前記取付孔の軸線方向に延びる複数の凸部と、複数の溝とが、円周方向に交互に形成され、
前記凸部は、前記取付孔の入口から奥へ行くに従い内径が小さくなるテーパが付いた入口テーパ部を有することを特徴とするロケーションピンの取付構造である。
取付孔の軸線方向に延びる複数の凸部と、複数の溝とが、円周方向に交互に形成されていると、溝の部分はネジを切らないので、ネジ切りのトルクを低下させることが出来る。
ロケーションピンのテーパ角度αが、取付孔の入口テーパ部のテーパ角度βと等しいかそれより小さいと、入口テーパ部でロケーションピンの先端部を安定して支持することが出来る。
厚さテーパ部の円周方法の厚さが次第に厚くなると、入口に近い部分は厚さが薄いので、タッピング開始時のトルクを低くすることが出来る。
厚さテーパ部の内径と、一定凸部の内径とが同じであると、厚さテーパ部から一定凸部まで、同じ深さでネジを切ることが出来る。
取付孔がハウジングの円筒形のボス部に形成されていると、適切な位置に取付孔を形成することが出来る。
また、低トルクでセルフタッピングにより取付けることの出来るロケーションピンの取付構造を得ることができる。
ロケーションピン10は金属材料または硬質樹脂で形成されている。ロケーションピン10は、ピン部10aとネジ部16とで構成される。ハウジング32のボス20の取付孔20aに、ロケーションピン10のネジ部16をセルフタッピングネジとしてねじ込むことにより、取付孔20aに固定され、ハウジング32への取り付けが行われる。
図3は、本発明の実施形態によるロケーションピン10の斜視図である。図4はロケーションピン10の正面図、図5は左側面図、図6は図5のA-A線に沿った断面図である。
図6の断面図に示すように、先端部17のネジ山の谷部は、ネジ部16のネジ山の谷部を結んだ線(軸線La方向)から、角度αのテーパが付いている。ネジ山は一定の高さなので、先端部17のネジ山の頂部を結んだ線も、角度αのテーパが付いている。先端部17のネジ山の頂部が、入口テーパ部22に接するので、ネジ山の頂部を結んだ線のテーパ角度が重要である。角度αは20〜30°の範囲が好ましい。一実施例では、角度αは約25°である。
溝25を設けると、溝25の部分はネジ切りする必要がないので、セルフタッピングするときのトルクが低下し、セルフタッピングを容易に行うことが出来る。
入口テーパ部22は角度αと等しいかそれより大きい角度βのテーパが付いているので、ロケーションピン10の角度αのテーパが付いた先端部17を取り囲むように支持することが出来、セルフタッピングを開始するとき、ロケーションピン10が傾くのを防止することが出来る。また、ロケーションピン10の軸線Laと、ボス部分20の軸線Lbとがずれるのを防止することが出来る。
厚さテーパ部23に隣接して、半径方向のテーパも円周方向のテーパも付いていない一定凸部24が設けられている。
厚さテーパ部23と一定凸部24との内径は、D2で一定である。
入口テーパ部22の軸線Lb方向長さは1.2mm、厚さテーパ部23の長さは6.3mm、一定凸部24の長さは5.0mmである。入口テーパ部22、厚さーパ部23、一定凸部24の合計長さは12.5mmである。
厚さテーパ部23を設けると、入口に近い部分は厚さテーパ部23の厚さが薄いので、タッピング開始時のトルクを低くすることが出来、より簡単にネジ切りすることが出来る。
図6を参照して前述したように、ロケーションピン10の先端部17のネジ山の谷を結ぶ線(及び、ネジ山の頂部を結ぶ線)は、ロケーションピン10の軸線Laから角度αのテーパが付いている。ボス部分20の凸部の入口テーパ部22は、軸線Lbに対して角度βのテーパが付いている。そのため、ロケーションピン10の軸線Laは、ボス部20の取付孔20aの軸線Lbからずれにくく、また軸線Lbから傾きにくい。
ロケーションピン10のネジ部16は、ボス部20の取付孔20aの入口テーパ部22、厚さテーパ部23、一定凸部24にセルフタッピングしながら、ねじ込まれていく。
ロケーションピン10の基部11のネジ部16側端面が、ボス部20のボス端面21に接する位置でねじ込みは終わり、ロケーションピン10は、リアランプのハウジングのボス部20に結合される。
また、低いトルクで、ロケーションピンを取付けることが出来る。
2 ハウジング
3 ボス
3a 取付孔
4 ロケーションピン
4a ピン部
4b ネジ部
5 車体
6 ソケット
10 ロケーションピン
10a ピン部
11 基部
12 円柱部
13 径小部
14 頭部
16 ネジ部
17 先端部
20 ボス部分
20a 取付孔
21 ボス端面
22 入口テーパ部
23 厚さテーパ部
24 一定凸部
25 溝
31 リアランプ
32 ハウジング
35 車体
36 ソケット
Claims (6)
- 車両用ランプのハウジングを車体に取付けるのに使用するロケーションピンの取付構造であって、
前記ハウジングに結合し、取付孔が形成されたボスと、
前記車体側のソケットに挿入するピン部と、前記ボスの前記取付孔にねじ込むネジ部と、ピン部とネジ部の間の基部とを有する前記ロケーションピンと、を備え、
前記ロケーションピンの前記ネジ部は、先端が細くなるテーパが付いた先端部を有するセルフタッピングネジであり、
前記取付孔には、前記取付孔の軸線方向に延びる複数の凸部と、複数の溝とが、円周方向に交互に形成され、
前記凸部は、前記取付孔の入口から奥へ行くに従い内径が小さくなるテーパが付いた入口テーパ部を有し、
前記ロケーションピンの軸線に対する前記先端部のテーパ角度αは、前記取付孔の軸線に対する前記入口テーパ部のテーパ角度βと等しいかそれより小さいことを特徴とするロケーションピンの取付構造。 - 請求項1に記載の取付構造であって、
前記テーパ角度αは20〜30°の範囲であり、
前記テーパ角度βは35〜45°の範囲であることを特徴とするロケーションピンの取付構造。 - 車両用ランプのハウジングを車体に取付けるのに使用するロケーションピンの取付構造であって、
前記ハウジングに結合し、取付孔が形成されたボスと、
前記車体側のソケットに挿入するピン部と、前記ボスの前記取付孔にねじ込むネジ部と、ピン部とネジ部の間の基部とを有する前記ロケーションピンと、を備え、
前記ロケーションピンの前記ネジ部は、先端が細くなるテーパが付いた先端部を有するセルフタッピングネジであり、
前記取付孔には、前記取付孔の軸線方向に延びる複数の凸部と、複数の溝とが、円周方向に交互に形成され、
前記凸部は、前記取付孔の入口から奥へ行くに従い内径が小さくなるテーパが付いた入口テーパ部を有し、
前記凸部は、前記入口テーパ部に隣接し、前記凸部の円周方向の厚さが前記取付孔の入口から離れるに従い大きくなる厚さテーパ部を有することを特徴とするロケーションピンの取付構造。 - 請求項3に記載の取付構造であって、
前記凸部は、前記厚さテーパ部に隣接し、前記凸部の周方向の厚さが一定である一定凸部を有することを特徴とするロケーションピンの取付構造。 - 請求項4に記載の取付構造であって、
前記凸部の前記厚さテーパ部の内径と、前記一定凸部の内径とは同じであることを特徴とするロケーションピンの取付構造。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載の取付構造であって、
前記ハウジングの前記取付孔は、前記ハウジングの円筒形のボス部に形成されていることを特徴とするロケーションピンの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090168A JP6069731B2 (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | ロケーションピンの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090168A JP6069731B2 (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | ロケーションピンの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014214767A JP2014214767A (ja) | 2014-11-17 |
JP6069731B2 true JP6069731B2 (ja) | 2017-02-01 |
Family
ID=51940749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013090168A Active JP6069731B2 (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | ロケーションピンの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6069731B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6433819B2 (ja) * | 2015-02-27 | 2018-12-05 | Ykk Ap株式会社 | 改装用建具 |
US11547968B2 (en) | 2017-08-21 | 2023-01-10 | Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. | Gas separation method and gas separation membrane |
JP6626231B1 (ja) * | 2019-05-21 | 2019-12-25 | 株式会社トープラ | おねじ部材 |
KR102350795B1 (ko) * | 2020-04-13 | 2022-01-14 | (주)세원물산 | 드릴 스크루 스터드 볼트 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160163U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-26 | 山水電気株式会社 | ねじ締付装置 |
JPH0241710U (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-22 | ||
JP3082513B2 (ja) * | 1993-06-14 | 2000-08-28 | 日産自動車株式会社 | 樹脂部品 |
JP2901496B2 (ja) * | 1994-06-29 | 1999-06-07 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
JPH0842546A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-13 | Sony Corp | ネジの脱落防止構造 |
US6499714B1 (en) * | 2001-10-04 | 2002-12-31 | John R. Wike | System for and method of mounting compressors |
JP2006316818A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Ricoh Co Ltd | 樹脂成形ハウジングのセルフタップ用ボス |
JP2011117472A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-16 | Nitto Seiko Co Ltd | ねじ締め用下穴 |
JP2011247343A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Fujifilm Corp | ネジの脱落防止構造 |
-
2013
- 2013-04-23 JP JP2013090168A patent/JP6069731B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014214767A (ja) | 2014-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6609027B2 (ja) | 工具固定構造物 | |
RU2620426C2 (ru) | Ввертный инструмент и гнездо для такого инструмента | |
JP6069731B2 (ja) | ロケーションピンの取付構造 | |
US7780388B2 (en) | Tapping screw | |
US10309437B2 (en) | Screw | |
JP4224480B2 (ja) | ねじ山形成ねじを採用した固定装置 | |
JP4225546B2 (ja) | タッピンねじ | |
US20060140739A1 (en) | Internal thread member, external thread member, and cutter for internal thread | |
CN107781270A (zh) | 带垫圈的螺钉 | |
CN102022408B (zh) | 具有螺栓和螺母的螺纹接头 | |
CN114531888A (zh) | 螺纹成形和螺纹锁定紧固件 | |
CN108350921B (zh) | 尤其用于使用在轻金属中的成形螺纹的或自攻螺纹的螺钉 | |
JP6382744B2 (ja) | おねじ部材 | |
JP2009063170A (ja) | 部品、特に自動車の部品を締結するための締結システム | |
KR101334520B1 (ko) | 헤드 착탈형 절삭공구, 절삭 헤드 및 홀더 | |
JP2018189244A (ja) | おねじ部材 | |
CN101619739B (zh) | 一种自锁螺套 | |
JP5204887B2 (ja) | ねじ部品の頭部駆動穴 | |
JP5241557B2 (ja) | セルフタッピングインサート | |
US20190107142A1 (en) | Nut | |
JP6395654B2 (ja) | ナット及びボルト・ナットの締結構造 | |
KR101604979B1 (ko) | 셀프 태핑 나사 | |
US10654112B1 (en) | Cutter holder with reduced assembly tolerances | |
JP2007187305A (ja) | タッピングねじ用下穴形状 | |
JP2014228128A (ja) | 車載部品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161017 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6069731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |