JP2901496B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2901496B2
JP2901496B2 JP16865094A JP16865094A JP2901496B2 JP 2901496 B2 JP2901496 B2 JP 2901496B2 JP 16865094 A JP16865094 A JP 16865094A JP 16865094 A JP16865094 A JP 16865094A JP 2901496 B2 JP2901496 B2 JP 2901496B2
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洋光 高松
鈴木  剛
正典 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばリアコンビネーシ
ョンランプなど車両用灯具に関するものであり、詳細に
は前記車両用灯具を車体に取付けるために設けられる構
成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具90の構成の
例を示すものが図4であり、この車両用灯具90がリア
コンビネーションランプなどである場合には、幅方向の
一方端は螺子91による取付が行われるものとされてい
るが、他端側には図5に示すようにハウジング92の背
面にプラグ93が設けられ、車体80側に設けられたソ
ケット81に嵌着するものとされて、取付工数の低減が
図られるものとなっている。
【0003】ここで、前記プラグ93はピン部93aと
ボルト部93bとで構成され、前記ボルト部93bをね
じ込むことでハウジング92への取付が行われるものと
されているが、このときに、前記プラグ93は通常に金
属部材で形成され、前記ボルト部93bはセルフタッピ
ングネジ状としてハウジング92側に雌ネジ加工を不要
としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成では、前記プラグ93を金属部材で形成す
るものであるので、例えば切削加工或いは鍛造加工など
加工に手間が係るものとなり、車両用灯具90全体がコ
ストアップする問題点を生じると共に、重量も増加して
グラム単位での軽量化が行われている自動車側からの要
求にも応えられないものとなっている。
【0005】また、前記プラグ93の樹脂化を図るとき
には、プラグ93は金型成形が可能となり、プラグ93
単体としてはコストダウンが可能となり、また、軽量化
も可能となるが、その反面、耐衝撃性などを考慮して粘
性が高く切削性が極めて悪いハウジング92への雌ネジ
加工が必要となり加工が煩雑化し、総合的にはプラグ9
3を金属部材で形成するときと同等或いはそれ以上にコ
ストアップする問題点を生じ、これらの点の解決が課題
とされるものとなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、樹脂ハウ
ジングの背面に車体に設けられたソケットに嵌着するた
めのプラグが螺合して設けられている車両用灯具におい
て、前記プラグは、前記樹脂ハウジングが形成された樹
脂部材よりも硬度が高い樹脂部材で形成され、且つ、前
記樹脂ハウジングに螺着されるネジ部はネジ外径dに対
しピッチPを[P=(0.25〜0.35)×d]の範
囲とし、ネジ山の角度αを(α=40°〜70°)の範
囲としたセルフタップネジとしてあることを特徴とする
車両用灯具を提供することで課題を解決するものであ
る。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは要部で示
す車両用灯具であり、この車両用灯具1のハウジング2
の背面側にはプラグ3が設けられ、このプラグ3のピン
部3aで車体10側に設けられたソケット11に嵌着
し、ボルト部3bによりハウジング2に螺着されている
ものである点は従来例のものと同様である。また、この
車両用灯具1の全体形状も従来例の図4と同様である。
【0008】ここで、本発明においては前記プラグ3を
金型による射出成形などにより樹脂部材で形成する(図
2参照)ものであり、このときには前記ハウジング2が
形成される樹脂部材、典型的にはポリプロピレン樹脂よ
りも硬度の高い樹脂部材を用いて形成されている。尚、
このときには引張り強度などプラグ3として要求される
特性も同時に勘案されて樹脂部材の選択が行われるもの
であることは言うまでもない。
【0009】上記に加えて、本発明では前記プラグ3の
ボルト部3bにも特定の構成を有するものとされ、この
構成により前記ハウジング2へのプラグ3の直接の取付
を可能とし、従来例では必要とされたハウジング2側へ
の雌ネジ加工(タッピング)を不要なものとしている。
【0010】以下に、前記ボルト部3bの構成について
更に詳細に説明を行えば、図3に示すように、このボル
ト部3bのネジのピッチPは外径dに対して0.25〜
0.35倍の範囲に設定されている。因に、ボルト部3
bの外径dが6mmで有れば、前記ピッチPは6×0.2
5〜6×0.35、即ち、1.5mm〜2.1mmに設定さ
れるものであり、これは標準の6mm径のボルトに対して
1.5倍乃至2倍粗いピッチとなる。
【0011】同時に、ネジ山の角度αも40°〜70°
の範囲で設定されるものであり、この点でも55°とし
て設定された通常のボルトとは異なるものとなってい
る。ここで、本発明においてネジ山の角度αに上記の範
囲が設定されたのは、前記ハウジング2が形成された樹
脂部材と、このプラグ3が形成される樹脂部材との硬度
差に対応するためであり、基本的には硬度差が少ない程
に角度αは広く、即ち、70°寄りに設定されるものと
され、硬度差が大きい程に角度αは狭く、即ち、40°
寄りに設定されている。
【0012】次いで、上記の構成とした本発明の作用お
よび効果について説明を行う。先ず、プラグ3が樹脂部
材で形成されたことで、金属部材で形成されたものに比
較すれば格段に硬度が低く、ハウジング2にセルフタッ
プでねじ込みを図るときにはプラグ3側にも変形が生
じ、従来例で説明したようにハウジング側に予めに雌ネ
ジ加工を施しておかないと、ピッチPに変動を来すもの
となることは避けられない。
【0013】このときに、前記プラグ3のボルト部3b
が標準ピッチのものであると、上記のピッチPの変動に
より複数の条痕を生じるように溝切が行われるものとな
り、結果としてボルト部3bのピッチP間に保持される
ハウジング2の樹脂部材の量が減り係着強度が低下した
り、更には空転などを生じるものとなる。
【0014】これに対して、本発明の構成では前記ピッ
チP間に充分な量のハウジング2の樹脂部材が保持され
るようにピッチPが粗いものとされると共に、プラグ3
とハウジング2との硬度差に基づいて変形を生じ難くす
るように角度αの調整が行われて上記した複数の条痕を
生じ難くしてあるので、これにより期待する係着強度が
得られるものとなるのである。尚、本考案が上記で設定
したピッチP以上に粗くした場合にはボルト部3bとハ
ウジング2との接触面積が不足し係着強度は低下する。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、プ
ラグは樹脂ハウジングが形成された樹脂部材よりも硬度
が高い樹脂部材で形成され、且つ、樹脂ハウジングに螺
着されるネジ部はネジ外径dに対しピッチPを[P=
(0.25〜0.35)×d]の範囲とし、ネジ山の角
度αを(α=40°〜70°)の範囲としたセルフタッ
プネジとしてある車両用灯具としたことで、プラグを例
えば金型による射出成形など生産性に優れる手段で形成
可能な樹脂部材で形成し、これをセルフタップでハウジ
ングに取付けるときにも充分な係着強度が得られるもの
として、ハウジング側への雌ネジ加工を不要とし、もっ
て、生産性を向上させてこの種の車両用灯具のコストダ
ウンに極めて優れた効果を奏するものである。また、上
記の構成により樹脂化を実施可能としたことで車両用灯
具の軽量化も同時に達成できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用灯具の一実施例を要部で
示す断面図である。
【図2】 同じ実施例のプラグを示す側面図である。
【図3】 図2のA部の拡大断面図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 図4のB―B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……車両用灯具 2……ハウジング 3……プラグ 3a……ピン部 3b……ボルト部 P……ピッチ α……ネジ山の角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂ハウジングの背面に車体に設けられ
    たソケットに嵌着するためのプラグが螺合して設けられ
    ている車両用灯具において、前記プラグは、前記樹脂ハ
    ウジングが形成された樹脂部材よりも硬度が高い樹脂部
    材で形成され、且つ、前記樹脂ハウジングに螺着される
    ネジ部はネジ外径dに対しピッチPを[P=(0.25
    〜0.35)×d]の範囲とし、ネジ山の角度αを(α
    =40°〜70°)の範囲としたセルフタップネジとし
    てあることを特徴とする車両用灯具。
JP16865094A 1994-06-29 1994-06-29 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2901496B2 (ja)

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JPH0811623A JPH0811623A (ja) 1996-01-16
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