JP6341697B2 - つば付き締結部材を有する樹脂部材 - Google Patents

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Description

本発明は、つば付き締結部材を有する樹脂部材に関する。
ワイヤ式ウィンドウレギュレータのワイヤドラムを車体フレームに支持する支持部材を備えた支持部品が特許文献1などにより知られている。
特開2007−205118号公報
ところで、車両の軽量化の要請に応えるために、上記支持部品の支持部材を金属製の部材から樹脂製の部材に変更する試みがなされている。
特許文献1の支持部品において、支持部材のドラム収容空間の周囲には固定穴が形成され、この固定穴につば付きナットが圧入されている。このつば付きナットにドアパネル側から挿通したボルトをねじ止めすることにより、支持部材を介してワイヤドラムをドアパネルに固定している。
しかし、樹脂製の支持部材において、固定穴の寸法がばらつくと、つば付きナットを固定穴に圧入するときに樹脂製の支持部材に無理な応力が作用し、支持部材が割れてしまう虞があった。
そこで、本発明は、破損の虞の少ないつば付き締結部材を有する樹脂部材を提供することを目的とする。
本発明のつば付き締結部材を有する樹脂部材は、
ねじ部を有する本体部と、本体部より大径のつば部と、を有するつば付き締結部材と、
前記つば付き締結部材が圧入される固定穴を有する樹脂部材と、を有し、
前記固定穴は、
前記本体部の外周面と前記つば部の外周面のいずれか一方に対向して、前記つば付き締結部材の前記樹脂部材に対する回転を阻止する回止部と、
前記本体部の外周面と前記つば部の外周面のいずれか他方に対向して、前記つば付き締結部材を前記樹脂部材に対して支持する支持部と、を有し、
前記支持部の内周側に設けられて内方に向かって先細りとなる複数の突部の先端が潰れた状態で前記つば付き締結部材を支持している。
本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材によれば、樹脂部材の一部分である支持部の突部の先端が潰れた状態でつば付き締結部材を支持するので、樹脂部材の全体に無理な力が作用しにくく、樹脂部材が割れる虞が少ない。
上記本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材において、
前記回止部が前記本体部の外周面に対向し、前記支持部が前記つば部の外周面に対向し、
前記つば付き締結部材の圧入方向に沿う上下方向について、前記樹脂部材の前記支持部の前記突部の上端から前記回止部の上端までの距離が、前記つば付き締結部材の前記つば部の最も側方に突き出た部分から前記本体部の下端までの距離より短くてもよい。
本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材によれば、つば付き締結部材を固定穴に圧入する際に、本体部が回止部に接触した後に、つば部を支持部の突部に接触させやすい。このため、本体部が回止部に対して正しい姿勢となった後に、支持部によってつば部を支持しやすい。このため、つば付き締結部材の樹脂部材への取付作業性が高い。
上記本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材において、
前記つば付き締結部材の圧入方向に沿う上下方向について、前記突部の少なくとも上部は、上方から下方に向かって縮径するテーパ形状とされていてもよい。
本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材によれば、つば付き締結部材の先端がテーパ形状の突部の上部に案内されるので、つば付き締結部材を固定穴に圧入しやすい。
上記本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材において、
前記回止部の内周面には、内方に向かって先細りとなる複数の補助突部が設けられており、
前記突部の突出長さは、前記補助突部の突出長さより大きくてもよい。
本発明に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材によれば、締結部材を樹脂部材に圧入する際に、変形した補助突部が圧入方向へ突出しにくい。このため、締結部材を用いて樹脂部材を他の部材に固定する際に、突出した補助突部が他の部材と干渉しにくく、樹脂部材を安定的に固定できる。
また、締結部材を樹脂部材に圧入する際には、樹脂部材の回止部に対向する締結部材の本体部またはつば部が選択的に補助突部に接触するため、回止部の形状がばらついても、つば付き締結部材を回止部に挿通できる。また、締結部材を樹脂部材に圧入した後には、樹脂部材の回止部に対向する締結部材の本体部またはつば部は、小さい補助突部に接触するため、つば付き締結部材が少し回転してもすぐに本体部またはつば部が回止部に接触し、回転が阻止される。
上記本発明によれば、破損の虞の少ないつば付き締結部材を有する樹脂部材が提供される。
本発明の実施形態を適用したウィンドウレギュレータの概略図である。 ウィンドウレギュレータの取付部を示す分解斜視図である。 ウィンドウレギュレータの車体フレームへの取り付け構造を示す断面図である。 ナットとナット受け部の寸法を説明するための図である。 本発明の第一変形例に係る図2と同様の図である。 本発明の第二変形例に係るドラムハウジングを説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るつば付き締結部材を有する樹脂部材をウィンドウレギュレータ1のドラムハウジング4に適用した例を、図面を参照して詳細に説明する。ウィンドウレギュレータ1は、車両のドアパネルに設けられ、ウィンドガラスを昇降させる装置である。
図1は、ウィンドウレギュレータ1の概略図である。図1に示すように、ウィンドウレギュレータ1は、ドアフレームに固定されるガイドレール2と、ガイドレール2に対して移動可能に取り付けられたスライダベース3と、を備えている。スライダベース3には図示せぬウィンドウガラスが固定される。
ウィンドウレギュレータ1は更に、巻き取りドラム(図示せず)を収容した樹脂製のドラムハウジング4と、ガイドプーリ5と、巻き取りドラムとガイドプーリ5に掛け渡されたワイヤ6とを備えている。ドラムハウジング4はガイドレール2の下部に固定され、ガイドプーリ5はガイドレール2の上部に固定されている。スライダベース3は、ワイヤ6に固定されている。
ドラムハウジング4には、モータ7が取り付けられている。モータ7は、巻き取りドラムを回転させる。巻き取りドラムの回転によりワイヤ6がガイドレール2に沿って動くと、ワイヤ6に固定されたスライダベース3が昇降する。これにより、ウィンドウレギュレータ1は、ウィンドウガラスを昇降させる。
樹脂製のドラムハウジング4は、複数の締結部10を有している。ドラムハウジング4は、樹脂製の樹脂部分と、この樹脂部分に圧入された金属製のナット20(図3参照)とを有している。金属製のボルト30を締結部10のナット20にねじ止めすることにより、ドラムハウジング4はドアフレームF(図3参照)に固定される。また、モータ7も同様に、金属製のボルト30を締結部10にねじ止めすることにより、ドラムハウジング4に固定される。
このように、樹脂製のドラムハウジング4が金属製のナット20およびボルト30によってドアフレームFに固定されているため、ドラムハウジング4は、強固かつ簡単に、ドアフレームFに固定される。このように強固かつ簡単に取り付けることを可能とするために、樹脂製のドラムハウジング4に金属製のナット20が圧入されている。特に本実施形態では、ナット20として、ドラムハウジング4から脱落しにくいつば付きナットが用いられている。次に、ナット20の圧入構造を説明する。
(締結部10の詳細)
図2は、締結部10を拡大して示す分解斜視図である。図2に示すように、締結部10には、段付き穴状のナット受け部40(固定穴の一例)が設けられている。このナット受け部40に、ナット20が圧入されている。
ナット20は、内周面にねじ部23が設けられた本体部21と、本体部21より大径のつば部22とを有している。図示した例では、ねじ部23は本体部21とつば部22とに貫通して設けられている。ナット20は、圧入方向Aの上流側につば部22が位置し下流側に本体部21が位置する姿勢で、ナット受け部40に圧入される。ナット20の圧入方向Aは、ナット20のねじ軸と平行である。本実施形態では、圧入方向Aから見て、本体部21は六角形をなし、つば部22は円形をなす。
ナット受け部40は、小径の本体受け部41(回止部の一例)と大径のつば受け部43(支持部の一例)を有している。本体受け部41の内径は、つば受け部43の内径より小さく形成されている。ナット20がナット受け部40に圧入されると、本体受け部41がナット20の本体部21に対向し、つば受け部43がナット20のつば部22に対向する。
(つば受け部43)
圧入方向Aから見て、つば受け部43の内周面はナット20のつば部22に対応する円形に形成されている。つば受け部43の円形の内周面は、ナット20のつば部22の外周面より大径に形成されている。つば受け部43の内周面は、つば部22の外周面と隙間を隔てて向かい合っている。
つば受け部43の内周面には、内方に突出する複数の支持突部44が設けられている。支持突部44は、内方に向かって先細り形状に形成されている。これらの支持突部44は、圧入方向Aに沿って延びるリブ状に形成されている。本実施形態では、支持突部44は、略三角柱状に形成されている。
圧入方向Aに沿う上下方向について、支持突部44の上部は、上方から下方に向かって縮径するテーパ形状とされている。これにより、ナット20をナット受け部40に圧入する際に、ナット20の先端が支持突部44の上部によって中心に案内され、ナット20をナット受け部40へ圧入しやすくされている。
(本体受け部41)
圧入方向Aから見て、本体受け部41の内周面はナット20の本体部21に対応する六角形に形成されている。本体受け部41の六角形の内周面は、ナット20の本体部21の外周面より僅かに大きく設定されている。本体受け部41と本体部21の間の隙間は、つば受け部43とつば部22の間の隙間より小さくされている。これにより、ナット20が僅かに回転すると、すぐに本体受け部41の内周面が本体部21の外周面に接触し、ナット20の回転を防止する。つまり、本実施形態において、本体受け部41は回止めとして機能する。
本体受け部41の内周面には、複数の内方に突出する補助突部42が形成されている。補助突部42は、内方に向かって先細り形状に形成されている。これらの補助突部42は、圧入方向Aに延びるリブ状に形成されている。本体受け部41の内周面から補助突部42の内方の先端までの補助突部42の突出長さは、つば受け部43の内周面から支持突部44の内方の先端までの支持突部44の突出長さより短い。
図3は、図1のIII−III断面図である。図3に示すように、上述のように構成された締結部10が、金属製のボルト30によってドアフレームFに固定されている。ボルト30は、ドアフレームFに設けられた貫通孔を貫通し、ナット受け部40に圧入されたナット20にねじ止めされている。このようにして、ウィンドウレギュレータ1がドアフレームFに固定される。
ナット20をナット受け部40に圧入する際には、つば部22が支持突部44の先端を潰しながらナット20をナット受け部40に挿入する。このため、ナット20がナット受け部40に圧入された状態においては、支持突部44の先端が潰れた状態でナット20のつば部22を支持している。ナット20のつば部22は、支持突部44により強固に支持されている。
図4は、ナット20とナット受け部40の寸法を説明する図である。ナット20をナット受け部40に圧入する際には、ナット20を図4の(a)に示す状態から(b)に示す状態のように移動させる。
図4の(a)に示すように、ナット受け部40の支持突部44の上端から本体受け部41の上端までの距離D1は、ナット20のつば部22の最も側方に突き出た部分から本体部21の下端までの距離をD2より短く設定されている。このように距離D1,D2を設定することにより、ナット20を圧入する際には、図4の(b)に示すように、つば部22が支持突部44に接触するより前に、本体部21を本体受け部41に接触させやすい。
ナット20の本体部21の外周面は六角形であり、本体受け部41の内周面も六角形である。このため、ナット20をナット受け部40に圧入する際には、両者の六角形が揃うように、ナット20とナット受け部40の姿勢を合せる必要がある。距離D1,D2を上述のように設定することにより、つば部22がつば受け部43によって固定される前に本体部21を本体受け部41に接触させて、ナット20とナット受け部40の姿勢を合せることができる。このため、ナット20の圧入作業が容易になる。
(作用・効果)
このような本実施形態に係るドラムハウジング4によれば、ナット20をナット受け部40に圧入する際には、樹脂製のドラムハウジング4の一部分である支持突部44の先端部分のみに応力が集中し、支持突部44の先端部分のみが変形する。このため、ドラムハウジング4全体に応力が作用しにくく、ドラムハウジング4が割れてしまう虞が少ない。
また、ドラムハウジング4を樹脂成形する際に、寸法誤差が生じてしまう場合がある。本実施形態とは異なり、つば受け部43に支持突部44を設けないナット受け部40にナット20を圧入する場合には、ナット受け部40の内周面が設計値よりも小径に形成されてしまうと、ナット受け部40の内周面全体に無理な応力が作用する虞がある。
しかし、本実施形態に係るドラムハウジング4においては、つば受け部43に設けられた支持突部44の先端部分のみが本体部21に接触する。つば受け部43の内周面全面がつば部22に接触しないので、ドラムハウジング4全体に無理な応力が作用しない。このため、ドラムハウジング4の製造時に多少の寸法誤差が生じても無理なくナット20を圧入することができ、ドラムハウジング4の歩留まりを高められる。
本体受け部41の内周面は回止めとして機能させるため、本体受け部41の内周面と本体部21の外周面との間に大きな隙間を確保しにくい。このため、補助突部42の突出長さを、支持突部44の突出長さほど大きく確保しにくい。そこで、回止めとして機能する本体受け部41ではなく、つば受け部43に支持突部44を設けたことにより、支持突部44を大きく形成することができる。このため、ドラムハウジング4の製造誤差が大きな場合であっても、大きな支持突部44の先端部分を潰すことにより、無理なくナット20をナット受け部40に圧入できる。
ところで、ナット20をナット受け部40に圧入する際には、ナット20が補助突部42および支持突部44の先端部分を圧入方向に向かって塑性変形させてしまう。このため、図3において、塑性変形した補助突部42がドアフレームFに向かって突出してしまうことがある。しかし、本実施形態によれば、つば受け部43の支持突部44の突出長さが本体受け部41の補助突部42の突出長さがより小さいので、ナット20の圧入時に塑性変形した補助突部42がドアフレームFに向かって大きく突出しにくい。このため、突出した補助突部42がドアフレームFと干渉しにくく、ドラムハウジング4をドアフレームFに対して安定的に固定できる。なお、支持突部44の突出長さは大きいので、支持突部44の先端部分がナット20によって潰れて形成された大きな面がナット20のつば部22を強固に支持する。
また、本体受け部41にも補助突部42を設けたことにより、製造誤差によって本体受け部41の内周面が小さく形成されても、補助突部42の先端部分が潰れる。締結部10全体に無理な応力が作用せず、ナット20を本体部21に挿通しやすい。また、補助突部42が支持突部44より小さく形成されているため、ナット20が僅かに回転しても本体部21が本体受け部41の内周面に接触し、本体受け部41をナット20の回止めとして機能させることができる。
なお、上述の実施形態では、支持突部44がつば受け部43の円形の内周面から内方に突出する構成を説明したが、本発明はこれに限られない。つば受け部43の内周に周方向に沿って連続するように複数の支持突部44を設けてもよい。
(第一変形例)
なお、上述した実施形態では、圧入方向Aから見て六角形の本体部21と円形のつば部22とを有するナット20を用いたドラムハウジング4を説明したが、本発明はこれに限られない。
図5は、本発明の第一変形例に係るドラムハウジング104の図2と同様の図である。図5に示すように、圧入方向Aから見て円形の本体部121と六角形のつば部122を有するナット120を用いてもよい。本変形例では、六角形のつば部122が六角形の内周面を持つつば受け部143に接触することにより、ナット120の回止めがなされる。
ナット120の圧入方向Aから見て、つば受け部143の内周面はナット120のつば部122の外周面より僅かに大きく形成されている。本体受け部141の内周面は、ナット120の本体部121の外周面との間に大きな隙間が生じるように形成されている。
ナット受け部140の本体受け部141に複数の支持突部142が設けられ、つば受け部143に複数の補助突部144が設けられている。支持突部142は補助突部144より突出長さが長い。つまり、本体受け部141およびつば受け部143のうち、回止めとして機能しない本体受け部141に、補助突部144より大きな支持突部142が設けられている。
ナット120がナット受け部140に圧入された状態で、支持突部142はその先端部分が潰れた状態で本体部121を支持し、補助突部144はその先端が軽くつば部122に接触している。
このような構成によっても、ナット20がナット受け部140に圧入される際に、支持突部142の先端部分のみに応力が集中し、ドラムハウジング104全体に無理な応力が作用しない。このため、破損しにくいドラムハウジング104が提供される。
(第二変形例)
また、上述の説明では、締結部材の一例であるナット20をドラムハウジング4に圧入する例を説明したが、本発明はこの例に限られない。
図6は、本発明の第二変形例に係るドラムハウジング4を説明する模式図である。図6の(a)はボルト220の斜視図であり、(b)はボルト220が圧入されたドラムハウジング4の断面図である。図6に示すように、締結部材としてナットの替わりにボルト220をドラムハウジング4に圧入してもよい。本変形例のボルト受け部240は、図2で説明した実施形態のナット受け部40と同様であるため、その説明は省略する。
図6の(a)に示したように、ボルト220は六角部221aとねじ部221bを有する本体部221と、本体部221に隣接して設けられたつば部222とを有する。圧入方向Aについて、六角部221aは、つば部222とねじ部221bの間に設けられている。本体部221の六角部221aは、圧入方向Aから見て、六角形をなす。つば部222は、ボルト220の圧入方向Aから見て、円形をなす。
本変形例によっても、ボルト220をボルト受け部240に圧入する際に、つば受け部243に設けられた支持突部244の先端部分のみに応力が集中し、ドラムハウジング204全体に無理な応力が作用しない。このため、破損の虞の少ないドラムハウジング204が提供される。
なお、上述の実施形態および変形例では、三角柱状の支持突部および補助突部を図示して説明したが、支持突部および補助突部の形状は、円柱の一部、多角柱の一部、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。あるいは、支持突部および補助突部は、圧入方向に離散的に形成された複数の突起としてもよい。
なお、本発明をウィンドウレギュレータ1のドラムハウジング4に適用した例を説明したが、本発明はこれに限られない。本発明は、金属製の締結部材が圧入された樹脂部材全般に広く適用できる。
この中でも、特に、車両に搭載される車両用の樹脂部材に本発明を適用することが好ましい。車両に搭載された樹脂部材には、車両の加速や減速に伴い、比較的大きな応力が繰り返し作用する。また、エンジンなどの部材からの発熱に繰り返しさらされるため、熱応力が繰り返し作用する。このため、車両に搭載された樹脂部材には、金属製の締結部材から大きな応力が繰り返し作用するため、本発明を適用すると好適である。
1:ウィンドウレギュレータ
2:ガイドレール
3:スライダベース
4:ドラムハウジング
5:ガイドプーリ
6:ワイヤ
7:モータ
10:締結部
20:ナット
21:本体部
22:つば部
23:ねじ部
30:ボルト
40:ナット受け部(固定穴)
41:本体支持部(回止部)
42:補助突部
43:つば受け部(支持部)
44:支持突部
A:圧入方向
F:ドアフレーム

Claims (4)

  1. ねじ部を有する本体部と、本体部より大径のつば部と、を有するつば付き締結部材と、
    前記つば付き締結部材が圧入される固定穴を有する樹脂部材と、を有し、
    前記固定穴は、
    前記本体部の外周面と前記つば部の外周面のいずれか一方に対向して、前記つば付き締結部材の前記樹脂部材に対する回転を阻止する回止部と、
    前記本体部の外周面と前記つば部の外周面のいずれか他方に対向して、前記つば付き締結部材を前記樹脂部材に対して支持する支持部と、を有し、
    前記支持部の内周側に設けられて内方に向かって先細りとなる複数の突部の先端が潰れた状態で前記つば付き締結部材を支持しており、
    前記突部は前記つば部の径方向の外周面に対向している、つば付き締結部材を有する樹脂部材。
  2. 前記回止部が前記本体部の外周面に対向し、前記支持部が前記つば部の外周面に対向し、
    前記つば付き締結部材の圧入方向に沿う上下方向について、前記樹脂部材の前記支持部の前記突部の上端から前記回止部の上端までの距離が、前記つば付き締結部材の前記つば部の最も側方に突き出た部分から前記本体部の下端までの距離より短い、
    請求項1に記載のつば付き締結部材を有する樹脂部材。
  3. 前記つば付き締結部材の圧入方向に沿う上下方向について、前記突部の少なくとも上部は、上方から下方に向かって縮径するテーパ形状とされている、請求項2に記載のつば付き締結部材を有する樹脂部材。
  4. 前記回止部の内周面には、内方に向かって先細りとなる複数の補助突部が設けられており、
    前記突部の突出長さは、前記補助突部の突出長さより大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載のつば付き締結部材を有する樹脂部材。
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