JP2567795B2 - ラインフィルタとそのケース - Google Patents

ラインフィルタとそのケース

Info

Publication number
JP2567795B2
JP2567795B2 JP5034426A JP3442693A JP2567795B2 JP 2567795 B2 JP2567795 B2 JP 2567795B2 JP 5034426 A JP5034426 A JP 5034426A JP 3442693 A JP3442693 A JP 3442693A JP 2567795 B2 JP2567795 B2 JP 2567795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
line filter
core
line
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5034426A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06231966A (ja
Inventor
篤志 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP5034426A priority Critical patent/JP2567795B2/ja
Publication of JPH06231966A publication Critical patent/JPH06231966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567795B2 publication Critical patent/JP2567795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源ラインや信号ライン
等のノイズ除去に用いられるラインフィルタとこれを構
成するラインフィルタ用のケースを供する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号ライン等のケーブルの外周に
閉磁路を形成するラインフィルタが使用されている。こ
のラインフィルタを構成するラインフィルタ用のケース
は、実開昭63−39997の雑音吸収具で開示されて
いる図4に示すようなケース1が使用されていた。即
ち、絶縁樹脂製のケース1で、2分割され、それぞれは
樹脂製の蝶番4で接続され、他端に係止用突部6と凹部
7を各々有し、2分割された筒状のコアの各片を各々収
納し、その間にケーブルを挟んで、これを閉じることに
より、ケーブルの外側に閉磁路を構成させて、ノイズを
吸収するラインフィルタを構成している。この際、コア
の接合面を十分に密着させて、その効率を高めるためケ
ース1の背面に先端に突起の付いた樹脂製の爪(付勢爪
10)が設けられ、突起の先端はケース1内側面より出
張っており、コアを嵌入しケース1を閉じた時、爪は突
起の先端でコアを内側へ押し付ける役割を果たしてい
る。このような構造の従来のラインフィルタ及びそのケ
ースでは、付勢爪10からの押圧力を大きくとろうとす
ると、折れ易く折損してしまうという問題があり、又折
れにくくすると、押圧力が小さく、効果が薄れてしまう
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の問題を解消して、付勢爪を使うことなくコアの接合面
に十分な押圧力がかかり、付勢爪の折損する危険のない
ラインフィルタとそのケースを供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】絶縁樹脂製のケースで、
2分割され、それぞれは樹脂製の蝶番で接続され、他端
に設けられた係止用突部と係止用凹部を嵌め合せて、一
体に固定する構造で、その内側に、電源ラインや信号ラ
イン等のケーブルをその中央に抱え込んだ2分割のコア
を収納・固定して、ラインフィルタを構成するケースに
おいて、ケースの円周方向の一部を、円周方向の蝶番接
続部をまたいで平行に2本の切り込みを設け、その切り
込み間にバンド状部分を設け、このバンド状の部分の長
さを、ケースの対応する外周部分の長さよりも短くした
ことを特徴とするケースを用いたラインフィルタとその
ケースである。即ち、本発明は、筒状の2分割されたコ
アを内側に収納でき、その中央部に電源ラインや信号ラ
インのケーブルを挟み込んで、その外側から押圧しなが
ら、その外周部に取り付けられた係止具や蝶番により環
状に接続され、ケーブルの所定の位置にコアを固定させ
てラインフィルタ等を構成する絶縁樹脂製のケースにお
いて、ケース中央の円周部の一部が、円周方向の切欠き
によりバンド状にケース本体から側方部分のみ切離され
た形状で、かつ、バンド状部分の長さはケースの対応す
る外周部分の弧の長さより短く設定されていることを特
徴とするラインフィルタ用のケース。請求項1記載のラ
インフィルタ用ケースを使用したことを特徴とするライ
ンフィルタである。
【0005】
【作用】本発明では、片持ちの樹脂製のばねを用いず、
一体に成形された樹脂製のケースで、その円筒部の一部
がケースの対応部分の外周の長さより短い長さのバンド
状とし、ケースを閉じた時、このバンド状部分により、
2分割されたコアを締め付けるので十分な押圧力がバン
ドに発生する張力により得られるので、付勢爪に比べ、
小さい変形で安定した大きな力が得られる。従って、折
損等の心配のないラインフィルタが供せられる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の実施例のラインフィルタ
用のケースにコアを収納した状態を示す外観斜視図で、
図1(a)はコア側から見た図、図1(b)はケース外
側から見た図。図2は、図1の実施例のラインフィルタ
用のケースを示し、図2(a)は正面図、図2(b)は
下面図。図3は、図1の実施例のラインフィルタ用のケ
ースでラインフィルタを組み立てた状態を示し、図3
(a)は外観斜視図、図3(b)は中央のバンド部分で
の断面図である。本発明の実施例のラインフィルタと、
そのケースは、図1、図2及び図3に示すように外形が
円筒型で、両端にケーブル3を通す貫通孔を形成する円
板の蓋が付き、全体が軸方向の面で2分割されている。
分割されたケース1の外周部の一端は樹脂製の蝶番4に
より接続され、他端には係止用突起6と係止用凹部7が
設けられ係止片3が加工され、閉じたとき一体に固定さ
れる(突起と凹部は逆に設けてあってもよい)。又円筒
部の中央には、蝶番4による接続部分をまたいだ、円弧
部分の両側に切込みを設け、両端がケース1に固定され
たバンド5に加工されている。このとき、このバンド5
部分の長さは、対応するケース1の位置の外周弧の長さ
より短く設計されている。その長さはケース1に収納さ
れるコア2の外径と樹脂の材質により決定される。ライ
ンフィルタは上記の図2に示すケース1に、図1に示す
ように2分割されたコア2を分割されたケース1の各々
へ嵌め込み、図3に示すように、その中央にケーブル1
1を納めてケース1を閉じ、ケース1の係止片3により
固定して、ラインフィルタを形成する。本発明のライン
フィルタ用ケースを用いてラインフィルタを組み立てた
場合、従来のように付勢爪が破損することなく組立て作
業が簡単にでき、バンドで押圧するため強力に接合面を
密着でき、長期にわたって安定してコアを密着して保持
できるラインフィルタが供給できた。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ケース内でコアの接合
面を密着させるため、付勢爪を使うことなく、長期にわ
たり安定して押圧力が加わり、組立て時も折損の恐れも
なく簡単に固定押圧できる構造のラインフィルタとその
ケースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のラインフィルタ用のケースに
コアを収納した状態を示す外観斜視図で、図1(a)は
コア側から見た図、図1(b)はケース外側から見た
図。
【図2】図1の実施例のラインフィルタ用のケースを示
し、図2(a)は正面図、図2(b)は下面図。
【図3】図1の実施例のラインフィルタ用のケースでラ
インフィルタを組み立てた状態を示し、図3(a)は外
観斜視図、図3(b)は中央のバンド部分での断面図。
【図4】従来のケースの外観斜視図。
【符号の説明】
1 ケース 2 コア 3 係止片 4 (樹脂製)蝶番 5 バンド 6 (係止用)突起 7 (係止用)凹部 8 切欠き 9 付製爪 10 付勢爪 11 ケーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の2分割されたコアを内側に収納で
    き、その中央部に電源ラインや信号ラインのケーブルを
    挟み込んで、その外側から押圧しながら、その外周部に
    取り付けられた係止具や蝶番により環状に接続され、ケ
    ーブルの所定の位置にコアを固定させてラインフィルタ
    等を構成する絶縁樹脂製のケースにおいて、ケース中央
    の円周部の一部が、円周方向の切欠きによりバンド状に
    ケース本体から側方部分のみ切離された形状で、かつ、
    バンド状部分の長さはケースの対応する外周部分の弧の
    長さより短く設定されていることを特徴とするラインフ
    ィルタ用のケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラインフィルタ用ケース
    を使用したことを特徴とするラインフィルタ。
JP5034426A 1993-01-29 1993-01-29 ラインフィルタとそのケース Expired - Fee Related JP2567795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5034426A JP2567795B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ラインフィルタとそのケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5034426A JP2567795B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ラインフィルタとそのケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06231966A JPH06231966A (ja) 1994-08-19
JP2567795B2 true JP2567795B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=12413892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5034426A Expired - Fee Related JP2567795B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ラインフィルタとそのケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567795B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06231966A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0760956B2 (ja) 雑音吸収具
JP2567795B2 (ja) ラインフィルタとそのケース
FR2536827A1 (fr) Conduite en tuyau souple pour systeme de freins, notamment pour vehicule automobile
JPH0215045Y2 (ja)
JP2000286129A (ja) コア装着用ケース及びノイズ吸収装置
JP3568548B2 (ja) エアバック用ケーブルリール構造
JPH07273485A (ja) 雑音電流吸収ブッシュ
JP3943766B2 (ja) 電気部品のリード線保持構造
JP3360853B2 (ja) 小型プランジャ
JP2584112Y2 (ja) コアホルダー
JP3017148B2 (ja) アンテナ保持装置、およびアンテナ保持方法
JPH0711496Y2 (ja) 電池収納構造
JPS5928618Y2 (ja) コ−ドコネクタの固定具
KR100341509B1 (ko) 전선관 고정장치
KR101925086B1 (ko) 콘크리트 파일 거푸집용 고정구
JPH10335036A (ja) カーボンブラシの取付構造
KR19980034904U (ko) 테이프 레코더의 텐션 밴드 조립체
JP2002176283A (ja) 雑音電流吸収具
JP2545338Y2 (ja) 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置
JP2000108566A (ja) ファイル表紙体の保護カバー、保護カバー付きファイル表紙体およびその製造方法
JPH0973965A (ja) ケーブルリール
JPH076696Y2 (ja) ブラシ装置
JPH0626736Y2 (ja) ボールジョイント
JP2599091Y2 (ja) 温度スイッチ
JPH0613026Y2 (ja) ステアリンングの軸受抜止構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees