JPH0613026Y2 - ステアリンングの軸受抜止構造 - Google Patents
ステアリンングの軸受抜止構造Info
- Publication number
- JPH0613026Y2 JPH0613026Y2 JP1988009023U JP902388U JPH0613026Y2 JP H0613026 Y2 JPH0613026 Y2 JP H0613026Y2 JP 1988009023 U JP1988009023 U JP 1988009023U JP 902388 U JP902388 U JP 902388U JP H0613026 Y2 JPH0613026 Y2 JP H0613026Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- bearing
- shaft
- steering post
- post
- Prior art date
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- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ステアリングシャフトをステアリングポスト
に回転自由に支持する軸受の抜止構造に関する。
に回転自由に支持する軸受の抜止構造に関する。
(従来の技術) 一般にステアリングポストにステアリングシャフトを回
転自由に支持しているステアリングは、例えば実開昭5
5−178460号公報に示されている如く、車体静止
部材側に支持したステアリングポストの長さ方向両端部
に軸受を嵌合し、該軸受を介してステアリングシャフト
を前記ステアリングポストに回転自由にすると共に、該
ステアリングシャフトの下端部をユニバーサルジョイン
トを介してステアリングギヤボックスから延びる連結シ
ャフトに連結するようにしている。
転自由に支持しているステアリングは、例えば実開昭5
5−178460号公報に示されている如く、車体静止
部材側に支持したステアリングポストの長さ方向両端部
に軸受を嵌合し、該軸受を介してステアリングシャフト
を前記ステアリングポストに回転自由にすると共に、該
ステアリングシャフトの下端部をユニバーサルジョイン
トを介してステアリングギヤボックスから延びる連結シ
ャフトに連結するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前記軸受が前記ステアリングポストから抜け
外れないように組付けるのに、従来では圧入によるのが
一般的であるが、以上の如く前記軸受をステアリングポ
ストに圧入する方法を採ると、前記ステアリングポスト
の内径及び軸受の外径の公差を厳しくする必要がある
し、軸受の硬度もあまり柔らかくすることが出来ないの
であり、また前記軸受を前記ステアリングポストに圧入
するための圧入治具も必要となる。
外れないように組付けるのに、従来では圧入によるのが
一般的であるが、以上の如く前記軸受をステアリングポ
ストに圧入する方法を採ると、前記ステアリングポスト
の内径及び軸受の外径の公差を厳しくする必要がある
し、軸受の硬度もあまり柔らかくすることが出来ないの
であり、また前記軸受を前記ステアリングポストに圧入
するための圧入治具も必要となる。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、通常前記
ステアリングシャフトのジョイント部には、例えば実開
昭59−69066号公報に示されている如くジョイン
トカバーが設けられて、該カバーが前記ステアリングポ
ストの下端部に固定されていることに着目し、このジョ
イントカバーを利用して前記ステアリングポストの軸端
部に介装する前記軸受を前記ステアリングポストに確実
に抜止することの出来るステアリングの軸受抜止構造を
提供するにある。
ステアリングシャフトのジョイント部には、例えば実開
昭59−69066号公報に示されている如くジョイン
トカバーが設けられて、該カバーが前記ステアリングポ
ストの下端部に固定されていることに着目し、このジョ
イントカバーを利用して前記ステアリングポストの軸端
部に介装する前記軸受を前記ステアリングポストに確実
に抜止することの出来るステアリングの軸受抜止構造を
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、ステアリングポストの軸端部に軸
受を取付け、ステアリングシャフトを前記軸受を介して
ステアリングポストに回転自由に支持したステアリング
において、前記ステアリングポストの軸端部に、前記ス
テアリングシャフトのジョイント部を覆うジョイントカ
バーを固定すると共に、前記ジョイントカバーに、前記
軸受の端面に接触して前記軸受の前記ステアリングポス
トに対する離脱を阻止する抜止部を形成したことを特徴
とするものである。
受を取付け、ステアリングシャフトを前記軸受を介して
ステアリングポストに回転自由に支持したステアリング
において、前記ステアリングポストの軸端部に、前記ス
テアリングシャフトのジョイント部を覆うジョイントカ
バーを固定すると共に、前記ジョイントカバーに、前記
軸受の端面に接触して前記軸受の前記ステアリングポス
トに対する離脱を阻止する抜止部を形成したことを特徴
とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記ステアリングポストの軸端部に介
装される軸受が、前記ジョイントカバーに一体形成した
抜止部により確実に抜止されるので、前記ステアリング
の内径及び軸受の外径の公差を従来のように厳しくする
必要がなく、しかも軸受を例えば柔らかいゴム材料など
から形成することも可能となって、該軸受の硬度の自由
度が増すのである。
装される軸受が、前記ジョイントカバーに一体形成した
抜止部により確実に抜止されるので、前記ステアリング
の内径及び軸受の外径の公差を従来のように厳しくする
必要がなく、しかも軸受を例えば柔らかいゴム材料など
から形成することも可能となって、該軸受の硬度の自由
度が増すのである。
(実施例) 以下本考案にかゝるステアリングの軸受抜止構造を図面
に示す実施例に従って説明する。
に示す実施例に従って説明する。
図において(1)は車体静止部材に固定したステアリン
グポスト、(2)は前記ステアリングポスト(1)に軸
受(3)を介して回転自由に支持する上部ステアリング
シャフトであって、前記ステアリングシャフト(2)の
上端にはステアリングホイール(図示せず)を組付ける
と共に、該上部ステアリングシャフト(2)の下端には
ユニバーサルジョイント(4)を介して下部ステアリン
グシャフト(5)の上端を連結し、またこの下部ステア
リングシャフト(5)の下端には、図示はしていない
が、ユニバーサルジョイントを介してステアリングギヤ
ボックスの駆動軸に連結している。
グポスト、(2)は前記ステアリングポスト(1)に軸
受(3)を介して回転自由に支持する上部ステアリング
シャフトであって、前記ステアリングシャフト(2)の
上端にはステアリングホイール(図示せず)を組付ける
と共に、該上部ステアリングシャフト(2)の下端には
ユニバーサルジョイント(4)を介して下部ステアリン
グシャフト(5)の上端を連結し、またこの下部ステア
リングシャフト(5)の下端には、図示はしていない
が、ユニバーサルジョイントを介してステアリングギヤ
ボックスの駆動軸に連結している。
尚、前記軸受(3)は合成ゴム材料からなる弾性力を備
えたものであって、前記ステアリングポスト(1)の上
下両開口端部にそれぞれ挿嵌しているのであって、斯く
して前記上部ステアリングシャフト(2)は前記ステア
リングポスト(1)の軸方向両端部で前記軸受(3)を
介して回転自由に支持されている。
えたものであって、前記ステアリングポスト(1)の上
下両開口端部にそれぞれ挿嵌しているのであって、斯く
して前記上部ステアリングシャフト(2)は前記ステア
リングポスト(1)の軸方向両端部で前記軸受(3)を
介して回転自由に支持されている。
また(6)は前記ユニバーサルジョイント(4)及び下
部ステアリングシャフト(5)の下方を覆う断面円弧状
のジョイントカバーであって、合成樹脂材料から形成し
ている。
部ステアリングシャフト(5)の下方を覆う断面円弧状
のジョイントカバーであって、合成樹脂材料から形成し
ている。
しかしてこのジョイントカバー(6)の上端部外周面に
は、周方向に延びる一対の突条(61)を所定間隔開け
て平行に突設して、該突条(61)間に後記するバンド
(7)の嵌合溝(62)を設ける一方、前記ジョイント
カバー(6)の上端部内周面で且つ前記嵌合溝(62)
よりもやゝ下方に、前記軸受(3)の下面を受止める抜
止部(63)を周方向に突設している。
は、周方向に延びる一対の突条(61)を所定間隔開け
て平行に突設して、該突条(61)間に後記するバンド
(7)の嵌合溝(62)を設ける一方、前記ジョイント
カバー(6)の上端部内周面で且つ前記嵌合溝(62)
よりもやゝ下方に、前記軸受(3)の下面を受止める抜
止部(63)を周方向に突設している。
一方前記したバンド(7)は、前記ジョイントカバー
(6)を前記ステアリングポスト(1)に固定するため
のもので、軟質の合成樹脂材料から形成されており、該
バンド(7)の長さ方向一端には、該バンド(7)の他
端側が挿嵌可能な角筒状のバックル(70)を一体形成
している。
(6)を前記ステアリングポスト(1)に固定するため
のもので、軟質の合成樹脂材料から形成されており、該
バンド(7)の長さ方向一端には、該バンド(7)の他
端側が挿嵌可能な角筒状のバックル(70)を一体形成
している。
しかして以上の構成において、前記ジョイントカバー
(6)の上端部内周面を、前記ステアリングポスト
(1)における下端部外周面に嵌合すると共に、前記抜
止部(63)を前記軸受(3)の下面に当てがう。
(6)の上端部内周面を、前記ステアリングポスト
(1)における下端部外周面に嵌合すると共に、前記抜
止部(63)を前記軸受(3)の下面に当てがう。
そして、前記バンド(7)を前記嵌合溝(62)内に沿
わせて該カバー(6)及びステアリングポスト(1)の
外周に巻回し、該バンド(7)の一端を前記バックル
(70)内に挿通して、該バンド(7)を締めるのであ
る。
わせて該カバー(6)及びステアリングポスト(1)の
外周に巻回し、該バンド(7)の一端を前記バックル
(70)内に挿通して、該バンド(7)を締めるのであ
る。
斯くして前記ジョイントカバー(6)の上端部は前記ス
テアリングポスト(1)の下端部に前記バンド(7)を
介して固定されるのであって、またジョイントカバー
(6)のステアリングポスト(1)への固定により、前
記ユニバーサルジョイント(4)及び下部ステアリング
シャフト(5)の下面側がカバーされると同時に前記抜
止部(63)により前記軸受(3)が受止められるの
で、該軸受(3)がステアリングポスト(1)から不用
意に抜け外れることはないのである。
テアリングポスト(1)の下端部に前記バンド(7)を
介して固定されるのであって、またジョイントカバー
(6)のステアリングポスト(1)への固定により、前
記ユニバーサルジョイント(4)及び下部ステアリング
シャフト(5)の下面側がカバーされると同時に前記抜
止部(63)により前記軸受(3)が受止められるの
で、該軸受(3)がステアリングポスト(1)から不用
意に抜け外れることはないのである。
以上の実施例では前記ジョイントカバー(6)を前記ス
テアリングポスト(1)にバンド(7)で固定するよう
にしたが、これに限定されるものでなく、例えばビス止
めしてもよい。
テアリングポスト(1)にバンド(7)で固定するよう
にしたが、これに限定されるものでなく、例えばビス止
めしてもよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、ステアリングポストの軸端
部に固定するジョイントカバーに、前記ステアリングポ
ストの軸端部に組付ける軸受の端面に接触して前記軸受
の前記ステアリングホースに対する離脱を阻止する抜止
部を設けたことにより、該抜止部でもって前記軸受の前
記ステアリングポストからの離脱を確実に防止すること
が出来るので、、従来のようにステアリングポストの内
径及び軸受の外径の公差を厳しくする必要がなく、従っ
て、前記ステアリングポスト及び軸受の構造が簡単とな
って、製造コストを低減することが出来るし、また軸受
を例えば軟質のゴム材料などから形成することも可能と
なって該軸受の硬度の自由度が増すのである。
部に固定するジョイントカバーに、前記ステアリングポ
ストの軸端部に組付ける軸受の端面に接触して前記軸受
の前記ステアリングホースに対する離脱を阻止する抜止
部を設けたことにより、該抜止部でもって前記軸受の前
記ステアリングポストからの離脱を確実に防止すること
が出来るので、、従来のようにステアリングポストの内
径及び軸受の外径の公差を厳しくする必要がなく、従っ
て、前記ステアリングポスト及び軸受の構造が簡単とな
って、製造コストを低減することが出来るし、また軸受
を例えば軟質のゴム材料などから形成することも可能と
なって該軸受の硬度の自由度が増すのである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はその一部を切
欠いて示す側面図、第2図は同じくステアリングシャフ
トを省略して示す斜視図である。 (1)……ステアリングポスト (2)……ステアリングシャフト (3)……軸受 (4)……ユニバーサルジョイント (6)……ジョイントカバー (63)……抜止部
欠いて示す側面図、第2図は同じくステアリングシャフ
トを省略して示す斜視図である。 (1)……ステアリングポスト (2)……ステアリングシャフト (3)……軸受 (4)……ユニバーサルジョイント (6)……ジョイントカバー (63)……抜止部
Claims (1)
- 【請求項1】ステアリングポストの軸端部に軸受を取付
け、ステアリングシャフトを前記軸受を介してステアリ
ングポストに回転自由に支持したステアリングにおい
て、前記ステアリングポストの軸端部に、前記ステアリ
ングシャフトのジョイント部を覆うジョイントカバーを
固定すると共に、前記ジョイントカバーに、前記軸受の
端面に接触して前記軸受の前記ステアリングポストに対
する離脱を阻止する抜止部を形成したことを特徴とする
ステアリングの軸受抜止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988009023U JPH0613026Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ステアリンングの軸受抜止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988009023U JPH0613026Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ステアリンングの軸受抜止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01113083U JPH01113083U (ja) | 1989-07-28 |
JPH0613026Y2 true JPH0613026Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31215409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988009023U Expired - Lifetime JPH0613026Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ステアリンングの軸受抜止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613026Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5969066U (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-10 | スズキ株式会社 | ステアリングシヤフトジヨイント部のカバ−装置 |
JPS623364U (ja) * | 1985-06-25 | 1987-01-10 |
-
1988
- 1988-01-26 JP JP1988009023U patent/JPH0613026Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01113083U (ja) | 1989-07-28 |
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