JPS645132Y2 - - Google Patents

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JPS645132Y2
JPS645132Y2 JP1984144118U JP14411884U JPS645132Y2 JP S645132 Y2 JPS645132 Y2 JP S645132Y2 JP 1984144118 U JP1984144118 U JP 1984144118U JP 14411884 U JP14411884 U JP 14411884U JP S645132 Y2 JPS645132 Y2 JP S645132Y2
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JP
Japan
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bearing
dust seal
support ring
bearing unit
support
Prior art date
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JP1984144118U
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JPS6158732U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として塵埃や水気などが介入す
る虞れのあるところに配置されるベアリングの組
付け構造に関するものである。
(従来の技術) この種のベアリングの組付け構造には、例え
ば、実開昭58−132771号公報中に開示されている
ように、コラムチユーブにステアリングシヤフト
を支持しているベアリングの組付け構造がある。
まず、一般的に採用されている従来の組付け構
造について、第3図を参照して述べる。図は車両
用ステアリングにおけるコラムチユーブのサポー
ト部分を示したもので、ハウジング部材に相当し
かつ車両ボデイ30のコラムホールカバー31を
介して設置されたコラムチユーブサポート32内
には、ベアリング33を介して、シヤフト部材に
相当するステアリングシヤフト34が支持され、
かつ同コラムチユーブサポート32の開口端部に
ダストシール35が配置されていた。ベアリング
33のアウタレース33aは、コラムチユーブサ
ポート32内側の段差部36と、同コラムチユー
ブサポート32内側に嵌着されたスナツプリング
37とで位置決めされ、またダストシール35は
スナツプリング37の端面に隣接しかつそれとコ
ラムホールカバー31との間に挾着状に組込まれ
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した組付け構造にあつて
は、ベアリング33とダストシール35とが別個
に組付けられることから、同ダストシール35が
ステアリングシヤフト34に対し芯ずれ状態で組
付けられると、効果的なシール効果が得られず、
外部からコラムチユーブサポート32内へ水洩れ
が発生するという問題点があつた。また、ベアリ
ング33、スナツプリング37、ダストシール3
5の各部品を順次に組付けていることから、繁雑
な作業が必要で、組付け作業性が悪いという問題
点があつた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ためのこの考案は、サポートリング内にベアリン
グとダストシールとを並列状態で一体的に組付け
てベアリングユニツトを構成し、このベアリング
ユニツトのサポートリングを前記ハウジング部材
に内嵌すると共に、ベアリングユニツトのベアリ
ングのインナレース内にシヤフト部材を支持し、
しかも、前記ベアリングユニツトは、前記サポー
トリングの内周に第1の段差部と第2の段差部を
形成し、前記ベアリングを第1の段差部にかしめ
によつて固定すると共に、前記ダストシールを第
2の段差部とベアリングとの間に挾持した状態で
固定してなることを構成の要旨とするものであ
る。
(作用) 上記した手段によれば、サポートリング内にベ
アリングとダストシールとが共にベアリングユニ
ツトとして一体的に組付けられるとともに、ハウ
ジング部材内にシヤフト部材がそのベアリングユ
ニツトを介して支持されることによつて、ベアリ
ングおよびダストシールの配置が同時に果たされ
る。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図および第2
図にしたがつて説明する。車両用ステアリングに
おけるコラムチユーブのサポート部分を示した第
1図において、コラムカバーハウジング部材に相
当するコラムチユーブサポート10の下端部は、
コラムホールカバー11に固定ボルト12および
ナツト13により締着されている。コラムホール
カバー11は車両ボデイ14のコラムホール部に
取付けボルト15により締着されている。また、
コラムチユーブサポート10の上端部にはコラム
チユーブ16が連設されている。コラムチユーブ
16内にはステアリングシヤフト17が遊挿され
ている。なお、ステアリングシヤフト17の上端
部にはステアリングホイール(図示省略)が取付
けられるとともに、同ステアリングシヤフト17
の下端にはユニバーサルジヨイント18を介して
インタミーデイトシヤフト19が連繋されてい
る。
前記のコラムチユーブサポート10とステアリ
ングシヤフト17との間には同シヤフト17を支
持するためにベアリングユニツト20が介在され
ている。ベアリングユニツト20は、第3図に示
すように、筒状をしたサポートリング21と、同
サポートリング21の内側に並列状態で一体に組
付けられたベアリング22およびダストシール2
3とから構成されている。なお、ベアリング22
は、周知のとおり、アウタレース22aとインナ
レース22bとボール22cとケージ22dとか
ら構成されている。
しかして、ベアリング22のアウタレース22
aは、サポートリング21の内側に形成された第
1の段差部24と、それの組付け後においてヒー
トかしめによつて形成されたかしめ部25とによ
つて固定されている。また同ベアリング22のイ
ンナレース22bはステアリングシヤフト17の
ベアリング面17aに嵌着されている。なお本例
におけるベアリング22のインナレース22b
は、ステアリングシヤフト17のベアリング面1
7aの下側に隣接したシール面17bの端面と、
同シヤフト17のベアリング面17aの上側に隣
接したリング溝17cに嵌着されたスナツプリン
グ29とによつて位置決めされている。
またダストシール23は、サポートリング21
の内側における第1の段差部24の左側に隣接す
る第2の段差部26と、前記のベアリング22と
によつて固定されている。すなわち、ダストシー
ル23の外周部は第2の段差部26およびベアリ
ング22のアウタレース22aの端面にて挾持さ
れるとともに、同ダストシール23の内周面はス
テアリングシヤフト17のシール面17bに密着
状にして相対回転可能に接面されている。さらに
同ダストシール23の内周部の一端面(第2図に
おいて右端面)はベアリング22のインナレース
22bの端面に密着状にして相対回転可能に接面
されている。
なお、サポートリング21の外周には溝条27
が環状に凹設されていて、その溝条27にオーリ
ング28が嵌着されている。
前記したサポートリング21が前記のコラムチ
ユーブサポート10の下端部内に嵌着され、ステ
アリングシヤフト17を支持している。なおサポ
ートリング21の端面は、コラムホールカバー1
1の口縁部に接面されている。
上記したベアリングの組付け構造によれば、ベ
アリング22とダストシール23とがサポートリ
ング21内に一体的に組付けられてなるベアリン
グユニツト20をステアリングシヤフト17に組
付けた後、同ベアリングユニツト20をコラムチ
ユーブサポート10内に組付けることによつて、
サポートリング21にステアリングシヤフト17
が支持され、ベアリング22およびダストシール
23の配置が同時に果たされることになる。
(考案の効果) すなわち、この考案は前述した「問題点を解決
するための手段」の欄に記載した構成を要旨とな
し、サポートリング内にベアリングとダストシー
ルとが共にベアリングユニツトとして一体的に組
付けられるものであるから、従来と異なり、ステ
アリングシヤフトに対しベアリングおよびダスト
シールを同一軸心上に容易にかつ確実に組付ける
ことが可能であり、長期に亘つて良好なシール効
果が得られるという効果がある。このことは、ベ
アリングの寿命の延長に効果的である。また、ハ
ウジング部材内にシヤフト部材がそのベアリング
ユニツトを介して支持されることによつて、ベア
リングおよびダストシールの配置が同時に果たさ
れるものであるから、従来に比し、簡単な作業に
よつて組付けを行うことができ、組付け作業性が
向上されるという効果がある。
特に、本考案におけるベアリングユニツトは、
サポートリングの内周に第1の段差部と第2の段
差部を形成し、ベアリングを第1の段差部にかし
めによつて固定すると共に、ダストシールを第2
の段差部とベアリングとの間に挾持した状態で固
定してなることから、サポートリングに対するダ
ストシール及びベアリングの組付けにあたつて、
取付ボルト等の取付けのための部品を何ら必要と
しないため、ベアリングユニツトの構造が簡素化
されると共に、そのユニツト自体の組付けも容易
に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図は車両用ステアリングにおける
コラムチユーブのサポート部分の側断面図、第2
図はベアリングユニツトの一部を破断した斜視
図、第3図は従来例を示す車両用ステアリングに
おけるコラムチユーブのサポート部分の側断面図
である。 10……コラムチユーブサポート(ハウジング
部材)、17……ステアリングシヤフト(シヤフ
ト部材)、20……ベアリングユニツト、21…
…サポートリング、22……ベアリング、23…
…ダストシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サポートリング内にベアリングとダストシール
    とを並列状態で一体的に組付けてベアリングユニ
    ツトを構成し、このベアリングユニツトのサポー
    トリングを前記ハウジング部材に内嵌すると共
    に、ベアリングユニツトのベアリングのインナレ
    ース内にシヤフト部材を支持し、しかも、前記ベ
    アリングユニツトは、前記サポートリングの内周
    に第1の段差部と第2の段差部を形成し、前記ベ
    アリングを第1の段差部にかしめによつて固定す
    ると共に、前記ダストシールを第2の段差部とベ
    アリングとの間に挾持した状態で固定してなるこ
    とを特徴とするベアリングの組付け構造。
JP1984144118U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPS645132Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984144118U JPS645132Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984144118U JPS645132Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6158732U JPS6158732U (ja) 1986-04-19
JPS645132Y2 true JPS645132Y2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=30702405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984144118U Expired JPS645132Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312364U (ja) * 1976-07-12 1978-02-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312364U (ja) * 1976-07-12 1978-02-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6158732U (ja) 1986-04-19

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