JP2509005Y2 - ワイパア―ムの軸受部防水構造 - Google Patents

ワイパア―ムの軸受部防水構造

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JP2509005Y2
JP2509005Y2 JP1988039063U JP3906388U JP2509005Y2 JP 2509005 Y2 JP2509005 Y2 JP 2509005Y2 JP 1988039063 U JP1988039063 U JP 1988039063U JP 3906388 U JP3906388 U JP 3906388U JP 2509005 Y2 JP2509005 Y2 JP 2509005Y2
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JP
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wiper arm
sleeve
waterproof
drive shaft
outer peripheral
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JP1988039063U
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Inventor
孝 星野
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両の窓面を払拭するワイパア
ームの軸受部防水構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、ワイパアームの基端部(アームヘツド)が取付
けられるドライブ軸とこれを回動自在に支持するスリー
ブとの間の防水構造としては、ドライブ軸のスリーブか
ら突出する部位に嵌め付けたカバー体やキヤツプ材でス
リーブ上端部を覆うようにして防水する構造となつてい
る。しかるにこの様にした場合、専用のカバー体やキヤ
ツプ体が必要となつて部品点数が多くなり、組付けにも
手間がかかる等の欠点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができるワイパアームの軸受部防水構造を提
供することを目的として創案されたものであつて、スリ
ーブを介して車体側に回動自在に軸支されるドライブ軸
の先端部にワイパアームの基端部を一体的に組付けると
共に、前記ワイパアーム基端部下面に、ドライブ軸の軸
芯回りに円筒状となつてスリーブ上面方向に向けて突出
する突条を形成し、スリーブ上面には、前記ワイパアー
ム側突条に対して隙間のある状態でワイパアーム側突条
の内外両周面側でそれぞれオーバーラツプする第一、第
二の突条を、外周側の第二突条の方が背低となるように
形成して、ワイパアーム側突条と第一、第二突条との間
に内周側が高く外周側が低い断面略J溝形状の防水通路
を形成し、外周側の第二突条には、前記防水通路の溝底
位置まで切欠かれていて防水通路に連通する水抜き溝を
形成したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、専用のカバー体
等の部材を必要とすることなく有効な防水構造にできる
ようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はスリーブ2を介して車体側に回動自
在に組付けられるドライブ軸(ワイパ軸)であるが、ド
ライブ軸1とスリーブ2との間にはブツシユ(軸受け)
3が介装されている。4はスラストワツシヤであつて、
該スラストワツシヤは、外周部下面がスリーブ2の上縁
部にオーバーラツプするようにドライブ軸1に貫装さ
れ、C型の止めリング5によつて抜止めされる状態でド
ライブ軸1に止着されるが、止めリング5の下面とブツ
シユ3の上面との間にゴム状のO−リング6が内装され
ている。
7はワイパアーム8の基端部となるアームヘツドであ
つて、該アームヘツド7はドライブ軸1の先端に貫通し
ナツト6によつて一体的に緊着固定されるものである
が、このアームヘッド7とスリーブ2との対向面間に防
水のための配慮が成されている。つまり、スリーブ2の
上面には第一の突条2aがアームヘツド4側に向けて筒状
に延設され、一方、アームヘツド7には、前記第一の突
条2aを外から遊嵌状に覆うよう突条7aが形成されてお
り、これによつてアームヘツド7側の突状7aが外でスリ
ーブ2側の突条2aが内となるよう相互にオバーラツプす
るようになつている。
さらに、スリーブ2の上面には、ワイパアーム側の突
条7aの外周側に位置して第二の突条2bが形成され、前記
ワイパアーム側の突条7aと第一、第二突条2a、2bとの間
に内周側が高く外周側が低い断面略J溝形状の防水通路
A、Bが形成されるが、この第二の突条2bには水抜き溝
2cが切欠き形成さている。そして第一の突条2aとアーム
ヘツド側突条7aとのあいだに形成される内側通路Aは略
円筒形状になつているが、第二の突条2bとアームヘツド
側突条7aとのあいだに形成される外側通路Bは、図示さ
れるようにアームヘツド側(上側)ほど拡開する截頭円
錐内筒形状になつていて、これら通路A、B同志が、ス
リーブ2の上面位置で鋭角状に連通して前記断面略J溝
形状に連通している。
叙述の如く構成された考案の実施例においてドライブ
軸1はスリーブ2に回動自在に支持され、またドライブ
軸1の先端にはアームヘツド7が一体的に組付けられる
ことになるが、ドライブ軸1とスリーブ2との間への防
水対策は、従来の様に専用キヤツプ材等を用いることな
く成されている。
つまりこのものは、アームヘツド7とスリーブ2との
対向面に互いにオーバーラツプするよう突条7a、2aが突
出形成されているが、上側のアームヘツド側突条7aが下
側であるスリーブ側の第一の突条2aの外を囲繞し、さら
に、アームヘツド側突条7aの外を、スリーブ側の第二の
突条2bが囲繞する断面略J溝状の防水通路A、Bが形成
される二重のアビリンス状の防水構造を形成してドライ
ブ軸1側への水の侵入を防ぐ防水作用を成している。従
つて、単にドライブ軸1にアームヘツド1を組付けるの
みで、キヤツプ等の専用部材を全く不要とし、部品点数
の減少に加えて組付け工程の簡略化に寄与できる。
そのうえ、前記防水構造は、アームヘツド側突条7aの
内側において第一の突条2aとのあいだで形成される内側
通路Aと、外側において第二の突条2bとのあいだで形成
される外側通路Bとによる断面略J溝状をした二重の防
水構造となるが、該通路A,Bのうち外側通路Bが背低で
あるため、内側通路Aに水が浸入しようとしたとき、外
側通路B以上の高さ以上に浸入しづらくなつて、より高
い防水性を発揮できる。外側通路Bは、アームヘツド側
(上側)ほど拡開する截頭円錐内筒形状になつているた
め、該外側通路Bに浸入した水は、簡単には内側通路A
に達することがなく、水抜き溝2cから確実に排水される
ことになつて、より優れた防水生が発揮されることにな
る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、ドライブ軸とスリーブとの間の防水は、ワイ
パアーム側突条とスリーブ側の第一、第二突条とにより
形成される内周側が高く外周側が低い断面略J溝形をし
た二重構造の防水通路により、互いに摺接するものがな
く耐久性に優れた状態でなされる。しかも万一、この防
水流路に水が浸入したとして、該浸入した水が、背低の
外側通路以上に高く内側通路に浸入しづらくなるうえ、
防水通路の溝底部にまで至るよう第二突条に形成される
水抜き溝から外部に排出されることになつて、毛細管現
象等により内部に浸入することを防止でき、より優れた
防水性が発揮される。この結果、単にドライブ軸にアー
ムヘツドを組付けただけでも充分な防水性能を有したも
のとなつて、キヤツプ等の専用部材の防水部材を不要に
でき、部品点数の減少に加えて組付け工程の簡略化に寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るワイパアームの軸受部防水構造の一
実施例を示したものであつて、第1図はワイパアームの
軸受部の断面図である。 図中、1はドライブ軸、2はスリーブ、2a,2Bは突条、
7はアームヘツド、7aは突条、8はワイパアームであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリーブを介して車体側に回動自在に軸支
    されるドライブ軸の先端部にワイパアームの基端部を一
    体的に組付けると共に、前記ワイパアーム基端部下面
    に、ドライブ軸の軸芯回りに円筒状となつてスリーブ上
    面方向に向けて突出する突条を形成し、スリーブ上面に
    は、前記ワイパアーム側突条に対して隙間のある状態で
    ワイパアーム側突条の内外両周面側でそれぞれオーバー
    ラツプする第一、第二の突条を、外周側の第二突条の方
    が背低となるように形成して、ワイパアーム側突条と第
    一、第二突条との間に内周側が高く外周側が低い断面略
    J溝形状の防水通路を形成し、外周側の第二突条には、
    前記防水通路の溝底位置まで切欠かれていて防水通路に
    連通する水抜き溝を形成したことを特徴とするワイパア
    ームの軸受部防水構造。
JP1988039063U 1988-03-25 1988-03-25 ワイパア―ムの軸受部防水構造 Expired - Lifetime JP2509005Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58121746U (ja) * 1982-02-10 1983-08-19 トヨタ自動車株式会社 自動車のワイパ装置取付部構造
JPS59136027U (ja) * 1983-03-01 1984-09-11 株式会社デンソー ワイパピボツト装置

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