JPH076696Y2 - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

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JPH076696Y2
JPH076696Y2 JP7538990U JP7538990U JPH076696Y2 JP H076696 Y2 JPH076696 Y2 JP H076696Y2 JP 7538990 U JP7538990 U JP 7538990U JP 7538990 U JP7538990 U JP 7538990U JP H076696 Y2 JPH076696 Y2 JP H076696Y2
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JP
Japan
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brush
torsion spring
holding cylinder
brush holder
spring
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JP7538990U
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JPH0434865U (ja
Inventor
寛 飯島
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブラシ装置、特に、ブラシスプリングの構造
に係り、例えば、車載等用モータに利用して有効なもの
に関する。
〔従来の技術〕
車載用モータのブラシ装置として、ブラシ(カーボンブ
ラシ)の有効長を長くするために、ブラシをコミテータ
に押し付けるブラシスプリングとして、コイルスプリン
グの代わりに、トーションスプリング(捩じりばね)を
使用したものが、提案されている。すなわち、ブラシホ
ルダ内にコイルスプリングを挿入する代わりに、ブラシ
ホルダ近傍にスプリング装着用の保持棒が突設され、こ
の保持棒の外周側に切設されたスプリング装着溝内にト
ーションスプリングが装着されており、このトーション
スプリングの一端がブラシに係止されて、トーションス
プリングの捩じり力をブラシに作用させるようになって
いる。このブラシ装置によれば、ブラシスプリングをブ
ラシホルダ内から除くことができるため、その分、ブラ
シホルダに収納されるブラシの有効長を長くすることが
できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなブラシ装置においては、保持
棒にスプリング装着溝が切設されることによって、保持
棒の端部にトーションスプリング抜け止め用のフランジ
が保持棒と一体的に形成されており、このフランジの直
径をトーションスプリング自由長時におけるトーション
スプリング輪環部の内径よりも大きく設定することがで
きないため、抜け止めとしての効果を充分に発揮するこ
とができないという不具合がある。また、トーションス
プリングの輪環部における内径寸法の公差を厳しく管理
しないと、トーションスプリング輪環部への保持棒の挿
入を円滑に実施することができないという不具合があ
る。
本考案の目的は、ブラシスプリングとしてのトーション
スプリングの輪環部における内径の大きさに左右される
ことなく、トーションスプリングを保持部材により確実
かつ容易に保持することができるブラシ装置を提供する
ことにある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案に係るブラシ装置は、ブラシスプリングにトーシ
ョンスプリングが使用されているブラシ装置において、
ブラシホルダステーのブラシホルダ近傍に保持筒収納凹
部が形成されているとともに、この凹部には一端開口部
に抜け止め用フランジが径方向外向きに突設されている
保持筒がこのフランジ側端を外側にして挿入されて固定
されており、この保持筒外周には前記トーションスプリ
ングが巻装され、このトーションスプリングは前記ブラ
シホルダに内装されたブラシに弾性力を付勢するように
係止されていることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、保持筒の外周にブラシスプリン
グとしてのトーションスプリングを装着した後、保持筒
を収納凹部内に固装することができるため、保持筒のフ
ランジの径を充分に大きくすることができる。したがっ
て、トーションスプリングを保持筒によって確実かつ容
易に保持することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるブラシ装置を示す拡大
部分断面図、第2図はその側面図、第3図はその平面
図、である。
本実施例において、本考案に係る車載用モータに使用さ
れるブラシ装置10は、ブラシホルダステー11を備えてお
り、ブラシホルダステー11は樹脂等のような絶縁材料が
用いられて略円形のリング板形状に一体成形されてい
る。ブラシホルダステー11の一端面(以下、上面とす
る。)上にはブラシホルダ13が一対、コミテータ挿入孔
12の開口縁において中心を挟んで互いに対向するように
それぞれ配されて固装されている。すなわち、各ブラシ
ホルダ13は両側に外向きのフランジ部14、14が突設され
たチャンネル形状に形成されており、ブラシホルダステ
ー11上に金属板17を敷かれて開口を下向きにして当接さ
れている。そして、ブラシホルダ13に一体的に突設され
た突起16が、フランジ部14、14に開設された透孔15に挿
通されて、超音波溶融かしめ加工されることにより、ブ
ラシホルダステー11に固定されている。
ブラシホルダ13の両側面には長孔18、19が長手方向に沿
って開設されている。ブラシホルダ13内にはブラシ20が
長手方向、すなわち、ブラシホルダステー11の径方向に
摺動自在に嵌挿されており、ブラシ20に植設されたピグ
テール21は第1長孔18から側方へ導出されている。そし
て、ピグテール21の一端はブラシホルダステー11に突設
されたターミナルに接続されている。また、ブラシホル
ダ13の上面には後記するブラシスプリングとしてのトー
ションスプリングの一方の係止端を係止するための突起
22が突設されている。
他方、ブラシホルダステー11の上端には保持箇固定用の
突起23が一対、両方のブラシホルダ13、13の第2長孔1
9、19側の片脇にそれぞれ配されて上向きに突設されて
おり、両突起23、23の外方には円筒形状に形成された保
持筒収納壁24、24が突起23と同心的にそれぞれ配されて
上向きに突設されている。この収納壁24にはその円筒中
空部により保持筒収納用凹部25が形成されており、この
凹部25内には一端が開放され他端が閉塞された円筒形状
に形成されている保持筒26が上側から挿入されている。
保持筒26の先端閉塞壁には取付孔27が開設されており、
この取付孔27内に凹部25の底部に突設された前記突起23
が挿入されているとともに、突起23が超音波溶接かしめ
加工されている。この構造によって保持筒26はブラシホ
ルダステー11に固装されている。
この保持筒26の頂部側の開口部には抜け止め用のフラン
ジ28が径方向外向きに環状に膨出形成されており、保持
筒26にはフランジ28と収納壁24との間には、ブラシスプ
リングとしてのトーションスプリング29の輪環部が外挿
されている。ブラシスプリングとしてのトーションスプ
リング29の一方の係止端30は、ブラシホルダ26の側面に
開設された前記第2長孔19内に挿入されてブラシ20に係
止され、他方の係止端31はブラシホルダ13の頂部に突設
された前記突起22に係止されている。そして、トーショ
ンスプリング29の捩じり力がブラシ20に作用し、ブラシ
20の先端がコミテータ32の外周面を押圧し得るようにな
っている。
次に、組付作業および作用を説明する。
ブラシホルダ13の取付孔15に挿入された突起16が超音波
溶接かしめ加工されることにより、ブラシホルダステー
11にブラシホルダ13が固装される。このとき、ブラシホ
ルダ13にはブラシ20およびピグテール21が装着されてユ
ニット化されている。
次に、保持筒26にトーションスプリング29の輪環部が外
挿されるとともに、トーションスプリング29の一方の係
止端30が長孔37内に挿入され、他方の係止端31がブラシ
ホルダ13上の突起22に係止される。
続いて、保持筒26の取付孔27内に突起23が挿入され、保
持筒26の上端開口を通して、突起23が超音波溶接かしめ
加工されることによって、保持筒26がブラシホルダステ
ー11に固装される。
その後、ブラシホルダステー11のコミテータ挿入孔12に
コミテータ32が挿入され、各ブラシ20がコミテータ32の
外周面と当接し、ブラシ20がブラシホルダ13内を径方向
外向きに後退する。これにより、突起22にはトーション
スプリング29の捩じり力に伴う反力が作用し、ブラシ20
にはコミテータ22を押圧する付勢力が作用することにな
る。
本実施例によれば、保持筒26の外周面にトーションスプ
リング29を装着した後、保持筒26をブラシホルダステー
11に固装するように構成したため、フランジ28の径を充
分に大きくしてトーションスプリング29の抜け止めを確
実に行うことができ、信頼性を向上させることができ
る。また、トーションスプリング29の輪環部における内
径寸法の公差に左右されることなく、トーションスプリ
ング29を保持筒26の外周側に装着することができる。
さらに、トーションスプリング29が中空部を有する保持
筒26に装着されているため、ブラシ装置全体としての放
熱性を高めることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、保持筒とブラシ
ホルダステーとを別体とし、保持筒にトーションスプリ
ングを装着した後、保持筒をブラシホルダステーに固装
するように構成したため、トーションスプリング抜け止
め用のフランジの径を充分に大きく設定することによ
り、トーションスプリングの装着を確実かつ容易に行う
ことができ、信頼性および作業性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるブラシ装置を示す拡大
部分断面図、第2図はその側面図、第3図はその平面
図、である。 10……ブラシ装置、11……ブラシホルダステー、12……
コミテータ挿入孔、13……ブラシホルダ、14……フラン
ジ部、15……取付孔、16……突起、17……金属板、18、
19……長孔、20……ブラシ、21……ピグテール、22……
突起、23……突起、24……収納壁、25……凹部、26……
保持筒、27……取付孔、28……フランジ、29……ブラシ
スプリング、30、31……トーションスプリングの係止
端、30……突起、32……コミテータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシスプリングにトーションスプリング
    が使用されているブラシ装置において、ブラシホルダス
    テーのブラシホルダ近傍に保持筒収納凹部が形成されて
    いるとともに、この凹部には一端開口部に抜け止め用フ
    ランジが径方向外向きに突設されている保持筒がこのフ
    ランジ側端を外側にして挿入されて固定されており、こ
    の保持筒外周には前記トーションスプリングが巻装さ
    れ、このトーションスプリングは前記ブラシホルダに内
    装されたブラシに弾性力を付勢するように係止されてい
    ることを特徴とするブラシ装置。
JP7538990U 1990-07-16 1990-07-16 ブラシ装置 Expired - Lifetime JPH076696Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7538990U JPH076696Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 ブラシ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7538990U JPH076696Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 ブラシ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0434865U JPH0434865U (ja) 1992-03-24
JPH076696Y2 true JPH076696Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31615927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7538990U Expired - Lifetime JPH076696Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 ブラシ装置

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JP (1) JPH076696Y2 (ja)

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JPH0434865U (ja) 1992-03-24

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