JP2599091Y2 - 温度スイッチ - Google Patents
温度スイッチInfo
- Publication number
- JP2599091Y2 JP2599091Y2 JP1992059345U JP5934592U JP2599091Y2 JP 2599091 Y2 JP2599091 Y2 JP 2599091Y2 JP 1992059345 U JP1992059345 U JP 1992059345U JP 5934592 U JP5934592 U JP 5934592U JP 2599091 Y2 JP2599091 Y2 JP 2599091Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature switch
- mounting jig
- resin holder
- switch element
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Switches (AREA)
- Thermally Actuated Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、感温磁性体を用いた温
度スイッチ素子から成る温度スイッチの構造に関係す
る。
度スイッチ素子から成る温度スイッチの構造に関係す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度スイッチは、図8に
示すような、環状の感温磁性体2と、環状の永久磁石3
を組合せ、リードスイッチ1の外側に配置した、温度ス
イッチ素子10を準備し、図6に示すように、温度スイ
ッチ素子10の両側のリードスイッチ1のリード11部
分に、外部接続用のリード線4を取付け、取付治具6の
円筒部の内側に挿入する。この取付治具6に、図7に示
す樹脂製の円筒の一端の外周に突起8が設けられた樹脂
ホルダ5の中央の貫通孔にリード線4を通し、両側から
圧入し、所定の位置で固定されるように、圧入治具で位
置決めして固定していた。樹脂ホルダ5の外径は取付治
具6の円筒部の内径にほぼ等しく嵌合するように設計さ
れている。従って、樹脂ホルダの突起部を圧入すること
で取付治具5に樹脂ホルダ5を固定し、その後、接着剤
などで、温度スイッチ素子10が取付治具6に固定さ
れ、図5に示す温度スイッチが完成する。このとき取付
治具6に樹脂ホルダ5を圧入して、取付治具6の所定の
位置に温度スイッチ素子10を挿入する方法は、圧入治
具の樹脂ホルダ押し込み治具の移動距離の調整で行って
いた。しかし、この方法では、ばらつきがあり、温度ス
イッチ素子が取付治具の中心にこないため、温度スイッ
チの特性にばらつきが出たり、また、押し込みすぎてリ
ードスイッチを破損してしまうと言う問題があった。
示すような、環状の感温磁性体2と、環状の永久磁石3
を組合せ、リードスイッチ1の外側に配置した、温度ス
イッチ素子10を準備し、図6に示すように、温度スイ
ッチ素子10の両側のリードスイッチ1のリード11部
分に、外部接続用のリード線4を取付け、取付治具6の
円筒部の内側に挿入する。この取付治具6に、図7に示
す樹脂製の円筒の一端の外周に突起8が設けられた樹脂
ホルダ5の中央の貫通孔にリード線4を通し、両側から
圧入し、所定の位置で固定されるように、圧入治具で位
置決めして固定していた。樹脂ホルダ5の外径は取付治
具6の円筒部の内径にほぼ等しく嵌合するように設計さ
れている。従って、樹脂ホルダの突起部を圧入すること
で取付治具5に樹脂ホルダ5を固定し、その後、接着剤
などで、温度スイッチ素子10が取付治具6に固定さ
れ、図5に示す温度スイッチが完成する。このとき取付
治具6に樹脂ホルダ5を圧入して、取付治具6の所定の
位置に温度スイッチ素子10を挿入する方法は、圧入治
具の樹脂ホルダ押し込み治具の移動距離の調整で行って
いた。しかし、この方法では、ばらつきがあり、温度ス
イッチ素子が取付治具の中心にこないため、温度スイッ
チの特性にばらつきが出たり、また、押し込みすぎてリ
ードスイッチを破損してしまうと言う問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題を
解消して、温度スイッチにおいて、取付治具の所定の位
置に確実に温度スイッチ素子が位置し、特性のばらつき
が小さく、温度スイッチ素子の破損の少ない温度スイッ
チを、取付治具及び樹脂ホルダの構造を改善して、提供
しようとするものである。
解消して、温度スイッチにおいて、取付治具の所定の位
置に確実に温度スイッチ素子が位置し、特性のばらつき
が小さく、温度スイッチ素子の破損の少ない温度スイッ
チを、取付治具及び樹脂ホルダの構造を改善して、提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決した、環状の感温磁性体と環状の永久磁石とリードス
イッチから成る温度スイッチ素子と、板状の一端を円筒
状に丸め、その内側に温度スイッチ素子を収容する取付
治具と、この取付治具の円筒状の部分に挿入され、取付
治具の中央部に温度スイッチ素子を配置する円筒状で外
周に突起を有する樹脂ホルダから成る温度スイッチにお
いて、前記取付治具が、この取付治具の円筒状部分の両
端部に内側に突き出した内側突起を有する構造で、前記
樹脂ホルダが、この樹脂ホルダの突起の反対側で、軸方
向に、両端面から所定の深さの切込みまたは溝が外周部
に加工された構造を有することを特微とする温度スイッ
チである。
決した、環状の感温磁性体と環状の永久磁石とリードス
イッチから成る温度スイッチ素子と、板状の一端を円筒
状に丸め、その内側に温度スイッチ素子を収容する取付
治具と、この取付治具の円筒状の部分に挿入され、取付
治具の中央部に温度スイッチ素子を配置する円筒状で外
周に突起を有する樹脂ホルダから成る温度スイッチにお
いて、前記取付治具が、この取付治具の円筒状部分の両
端部に内側に突き出した内側突起を有する構造で、前記
樹脂ホルダが、この樹脂ホルダの突起の反対側で、軸方
向に、両端面から所定の深さの切込みまたは溝が外周部
に加工された構造を有することを特微とする温度スイッ
チである。
【0005】
【作用】取付治具の幅は、打ち抜きや成形により加工さ
れるので、一定の幅に精度よく加工される。取付治具の
端面から中央部に向かって加工された内側突起は、嵌合
される樹脂ホルダの溝部または切込み部に嵌め合わさ
れ、突起部分が取付治具の円筒部の所定の位置に圧入さ
れ、樹脂ホルダを取付治具にしっかりと固定し、しか
も、樹脂ホルダの切込みまたは溝の深さにより、溝また
は切込みの終端が取付治具の内側突起の端面に突き当た
ることで、樹脂ホルダが取付治具の円筒部に入り込む長
さが規定され、温度スイッチ素子の押し込まれる位置が
自動的に規定され、精度よく温度スイッチが組み立てら
れるので、特性の安定した温度スイッチが得られる。
れるので、一定の幅に精度よく加工される。取付治具の
端面から中央部に向かって加工された内側突起は、嵌合
される樹脂ホルダの溝部または切込み部に嵌め合わさ
れ、突起部分が取付治具の円筒部の所定の位置に圧入さ
れ、樹脂ホルダを取付治具にしっかりと固定し、しか
も、樹脂ホルダの切込みまたは溝の深さにより、溝また
は切込みの終端が取付治具の内側突起の端面に突き当た
ることで、樹脂ホルダが取付治具の円筒部に入り込む長
さが規定され、温度スイッチ素子の押し込まれる位置が
自動的に規定され、精度よく温度スイッチが組み立てら
れるので、特性の安定した温度スイッチが得られる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本考案の温度スイッチの実施例を
示す外観斜視図、図2は図1に示す実施例の温度スイッ
チの分解組立外観斜視図、図3は図1に示す実施例の温
度スイッチで用いる樹脂ホルダの外観斜視図、図4は本
考案の温度スイッチに用いる取付治具と樹脂ホルダの組
み付け状態を説明する外観斜視図、図8は温度スイッチ
素子の外観斜視図である。
して説明する。図1は本考案の温度スイッチの実施例を
示す外観斜視図、図2は図1に示す実施例の温度スイッ
チの分解組立外観斜視図、図3は図1に示す実施例の温
度スイッチで用いる樹脂ホルダの外観斜視図、図4は本
考案の温度スイッチに用いる取付治具と樹脂ホルダの組
み付け状態を説明する外観斜視図、図8は温度スイッチ
素子の外観斜視図である。
【0007】図8に示すように、温度スイッチ素子10
は、リードスイッチ1の外側に環状の感温磁性体2と永
久磁石3が配置された物で、図2に示すように、両端に
引き出されたリードスイッチ1のリード11に外部接続
用のリード線4が溶着されている。図4に示すように、
取付治具6は平板状のアルミ板の長手方向の一端に取り
付け用の取付ねじ孔13が加工され、その反対側は円筒
状に丸められている。円筒状の上面の両側に内側に突き
出た内側突起7が絞り加工により成形されている。樹脂
ホルダ5は、図3に示すように、外形が取付治具6(図
2参照)の円筒部の内形とほぼおなじで、円筒部に嵌合
出来る大きさで、外周部の一端に突起8が設けられ、取
付治具6の円筒部に圧入した時この突起8部がつぶれて
円筒部に固定される。樹脂ホルダ5の突起8の反対側に
は、軸方向に所定の深さ12で切込み9(または溝9)
が加工されている。図4に示すように、樹脂ホルダ5の
切込み9は取付治具6の内側突起7がちょうど嵌めあい
となる大きさで、その深さ12は、取付治具6に温度ス
イッチ素子10(図2参照)を樹脂ホルダ5で両側から
押し込んだ時、所定の位置に成るように決めらている。
従って、圧入装置により取付治具6に樹脂ホルダ5をし
っかりと押し込むことで、樹脂ホルダ5の切込み9の終
端(深さ)に取付治具6の内側突起7が当り、温度スイ
ッチ素子10を所定の位置に配置できる。以上説明した
取付治具6と樹脂ホルダ5を用いて、図2に示すように
樹脂ホルダ5にリード線4を通して、温度スイッチ素子
10を取付治具6の中央に樹脂ホルダを介して両側から
圧入装置を用いて取付け、接着剤で固定して、図1に示
すような温度スイッチが完成する。この結果、従来の製
品に比べ、動作温度のばらつきを半分に出来た。又、組
み立て中に発生していた樹脂ホルダの押し込み過ぎによ
る破損はなくなった。
は、リードスイッチ1の外側に環状の感温磁性体2と永
久磁石3が配置された物で、図2に示すように、両端に
引き出されたリードスイッチ1のリード11に外部接続
用のリード線4が溶着されている。図4に示すように、
取付治具6は平板状のアルミ板の長手方向の一端に取り
付け用の取付ねじ孔13が加工され、その反対側は円筒
状に丸められている。円筒状の上面の両側に内側に突き
出た内側突起7が絞り加工により成形されている。樹脂
ホルダ5は、図3に示すように、外形が取付治具6(図
2参照)の円筒部の内形とほぼおなじで、円筒部に嵌合
出来る大きさで、外周部の一端に突起8が設けられ、取
付治具6の円筒部に圧入した時この突起8部がつぶれて
円筒部に固定される。樹脂ホルダ5の突起8の反対側に
は、軸方向に所定の深さ12で切込み9(または溝9)
が加工されている。図4に示すように、樹脂ホルダ5の
切込み9は取付治具6の内側突起7がちょうど嵌めあい
となる大きさで、その深さ12は、取付治具6に温度ス
イッチ素子10(図2参照)を樹脂ホルダ5で両側から
押し込んだ時、所定の位置に成るように決めらている。
従って、圧入装置により取付治具6に樹脂ホルダ5をし
っかりと押し込むことで、樹脂ホルダ5の切込み9の終
端(深さ)に取付治具6の内側突起7が当り、温度スイ
ッチ素子10を所定の位置に配置できる。以上説明した
取付治具6と樹脂ホルダ5を用いて、図2に示すように
樹脂ホルダ5にリード線4を通して、温度スイッチ素子
10を取付治具6の中央に樹脂ホルダを介して両側から
圧入装置を用いて取付け、接着剤で固定して、図1に示
すような温度スイッチが完成する。この結果、従来の製
品に比べ、動作温度のばらつきを半分に出来た。又、組
み立て中に発生していた樹脂ホルダの押し込み過ぎによ
る破損はなくなった。
【0008】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案によれ
ば、組立やすく、温度スイッチ素子の配置が一定に出
来、動作温度のばらつきの小さい温度スイッチが供給で
きる。
ば、組立やすく、温度スイッチ素子の配置が一定に出
来、動作温度のばらつきの小さい温度スイッチが供給で
きる。
【図1】本考案の実施例の温度スイッチを示す外観斜視
図。
図。
【図2】図1に示す実施例の温度スイッチの分解組立外
観斜視図。
観斜視図。
【図3】図1に示す実施例の温度スイッチで用いる樹脂
ホルダの外観斜視図。
ホルダの外観斜視図。
【図4】本考案の温度スイッチに用いる取付治具と樹脂
ホルダの組み付け状態を説明する外観斜視図。
ホルダの組み付け状態を説明する外観斜視図。
【図5】従来の温度スイッチを示す外観斜視図。
【図6】従来の温度スイッチの分解組立外観斜視図。
【図7】従来の温度スイッチで用いる樹脂ホルダの外観
斜視図。
斜視図。
【図8】温度スイッチ素子の外観斜視図。
1 リードスイッチ 2 感温磁性体 3 永久磁石 4 リード線 5 樹脂ホルダ 6 取付治具 7 (取付治具の)内側突部 8 (樹脂ホルダの)突起 9 (樹脂ホルダの)切込み(または溝) 10 温度スイッチ素子 11 リードスイッチのリード 12 [切込み(または溝)]の深さ 13 取付けねじ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 環状の感温磁性体と環状の永久磁石とリ
ードスイッチから成る温度スイッチ素子と、板状の一端
を円筒状に丸め、その内側に温度スイッチ素子を収容す
る取付治具と、この取付治具の円筒状の部分に挿入さ
れ、取付治具の中央部に温度スイッチ素子を配置する円
筒状で外周に突起を有する樹脂ホルダから成る温度スイ
ッチにおいて、前記取付治具が、この取付治具の円筒状
部分の両端部に内側に突き出した内側突起を有する構造
で、前記樹脂ホルダが、この樹脂ホルダの突起の反対側
で、軸方向に、両端面から所定の深さの切込みまたは溝
が外周部に加工された構造を有することを特微とする温
度スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059345U JP2599091Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 温度スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059345U JP2599091Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 温度スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617086U JPH0617086U (ja) | 1994-03-04 |
JP2599091Y2 true JP2599091Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=13110620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059345U Expired - Lifetime JP2599091Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 温度スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599091Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP1992059345U patent/JP2599091Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617086U (ja) | 1994-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990602 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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