JPH08207371A - 印字機構 - Google Patents

印字機構

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JPH08207371A
JPH08207371A JP7015220A JP1522095A JPH08207371A JP H08207371 A JPH08207371 A JP H08207371A JP 7015220 A JP7015220 A JP 7015220A JP 1522095 A JP1522095 A JP 1522095A JP H08207371 A JPH08207371 A JP H08207371A
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幸治 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字用紙が印字されているか否かを容易に確
認できること。 【構成】 感熱紙200がセットされ、開閉扉12が係
員によって閉じられると、印字部によって直ちにテスト
印字され、しかもテスト印字を開閉扉12の印字確認窓
13から確認できるので、テスト印字されているか否か
を極めて容易に確認できる。しかも従来技術のような感
熱紙にマークを印刷する手段のみならず該マークを検出
する手段が不要になり、複雑な制御も不要になり、それ
だけ安価に製作し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の取引内容を感熱
紙に印字する印字機構に係り、特に金融機関等に設置さ
れて、金融業務を自動的に行う現金自動取扱装置に利用
するのに好適な印字機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現金自動取扱装置にあっては、現金等の
取引内容を印字する印字機構が備えられている。この印
字機構では、取引に関する秘密事項をもロール状の感熱
紙に印字することから、該感熱紙の印字された面を係員
に見られないようにかくす必要がある。そのため、従来
の印字機構は、印字部が係員の操作側と反対側に配置さ
れ、取引内容の印字完了後、巻取られた感熱紙を取り外
して印字部分を確認することにより、印字が確実に行わ
れているかどうかの確認ができないものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来技術
の印字機構は、感熱紙に印字されたかどうかを確認する
ため、印字完了後、感熱紙を取り外してからでないと確
認することができず、従って、それだけ係員の手間を要
する問題があった。また、係員が感熱紙の発色面を間違
って表裏逆にセットした場合、そのことを検知する手段
がないので、取引可能となってしまい、取引データが記
録されない問題がある。
【0004】また、上記問題を解消するため、印字のと
き、感熱紙の発色面に何等かのマークを印刷させ、その
マークをセンサ等の検知手段で検知することが容易に考
えられる。或いは、印字用紙として通常の用紙を用いる
場合には、該用紙に印字文字があるかないかを検知手段
で監視することも容易に考えられる。しかしながら、そ
のようにした場合、前者においては、消耗品である印字
用紙にマークを印刷するための手段が必要になるばかり
でなく、そのマークを検知する手段も必要になるので、
それだけ高くつくと共に、制御上も複雑となる問題があ
る。また後者においては、監視する手段が必要になるの
で、これも前者とほぼ同様の問題がある。しかも、前者
及び後者のように、検知手段及び監視手段を設けると、
用紙の種類に限定されてしまう問題もある。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、印字用紙が印字されているか否かを容易に確認す
ることができ、しかもマーク印刷手段や検知手段のよう
に特殊な部品を用いなくと安価にできる印字機構を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、本体
に取付けられ、ロール状の感熱紙を回転自在に載置する
ホッパーと、本体に取付けられ、感熱紙から引き出され
た先端部を、繰り出し経路を経て巻取る巻取り軸と、本
体の繰り出し経路の途中位置に設けられた印字位置に設
置され、取引内容を印字する印字部と、本体に開閉可能
に取付けられ、感熱紙における繰り出し経路の印字位置
より下流側の印字部分を確認し得る確認窓を具え、かつ
開けた時点で感熱紙の繰り出し経路位置を解放し得る開
閉扉とを有している。そして、前記印字部は、ホッパー
に感熱紙がセットされかつ開閉扉が閉じた時点で、予め
定められた内容のテスト印字する一方、そのテスト印字
を開閉扉の印字確認窓から確認するように構成してい
る。
【0007】
【作用】本発明では、上述の如きホッパーと巻取り軸と
印字部と開閉扉とを有し、ホッパーに感熱紙がセットさ
れかつ開閉扉が閉じた時点で、印字部が予め定められた
内容のテスト印字する一方、そのテスト印字を開閉扉の
印字確認窓から確認するように構成しているので、ホッ
パーに感熱紙がセットされ、開閉扉が係員によって閉じ
られると、印字部によって直ちにテスト印字され、しか
もテスト印字を開閉扉の印字確認窓から確認できる。従
って、テスト印字されているか否かを極めて容易に確認
することができる。しかも、従来技術のような感熱紙に
マークを印刷する手段のみならず該マークを検出する手
段が不要になり、複雑な制御も不要になり、それだけ安
価に製作し得る。
【0008】また、万一、係員がホッパーに対し、感熱
紙の表裏を間違ってセットしたとしても、開閉扉を閉じ
た時点でテスト印字されるので、何も印字されていない
ことをその場で直ちに確認することができ、セットの間
違いが速やかにわかるばかりでなく、間違いの修正も速
やかに行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5によ
り説明する。図1は本発明の印字機構の一実施例を示す
説明用の正面図、図2はセットした感熱紙のオートロー
ディング時を示す説明図、図3は感熱紙を巻取り軸に殆
ど巻き付けた状態を示す説明図、図4は感熱紙による印
字の準備が完了するまでを示すフローチャートである。
実施例の印字機構は、ロール状の感熱紙200に取引内
容を印字するものであって、大別すると、ホッパー2
と、巻取り軸4と、印字部(符示せず)と、開閉扉12
とを有して構成されている。
【0010】具体的に述べると、ホッパー2は、図1及
び図2に示すように、本体1上にセットされたU字形状
をなしており、その内側にロール上の感熱紙200を載
置する。ホッパー2は底部側に回転自在な二個のローラ
2a,2bを具えると共に、その右側位置に回転自在で
かつ繰り出し経路ガイド3と接触するローラ2cを具え
ている。
【0011】そして、ホッパー2に支持された感熱紙2
00の先端部が繰り出し経路に沿って繰り出されたと
き、前記ローラ2a,2bが回転することによって感熱
紙200がホッパー2内での回転を許容すると共に、前
記ローラ2cが回転することによって感熱紙200の繰
り出しをアシシトするようにしている。そのため、前記
ローラ2a〜2cが何れも、本体1上に回転自在に軸支
され、そのうちローラ2a及び2bは、感熱紙200が
ホッパー2内に載置されたとき、該感熱紙200が図2
に示す如き太い状態のときは勿論の他、図3に示す如く
繰り出し量が多くなることによって細い状態のときであ
っても、常にホッパー2内の感熱紙200と接触して支
持し、感熱紙の回転を許容するようにしている。
【0012】巻取り軸4は本体1に回転可能に取付けら
れており、ホッパー2内の感熱紙200の先端部が繰り
出し経路ガイド3に沿って繰り出され、かつ該先端部が
挿入されたとき、巻取り方向に回転することにより感熱
紙200を巻取るものである。そのため、巻取り軸4
は、図2に示すように外周部に感熱紙200の先端部を
挿通し得るスリット4aと、該スリット4aに感熱紙2
00が挿通し得るよう、巻取り軸4の回転位置(角度)
を検出し得るセンサ5と、巻取り軸4を所定回転させ、
該巻取り軸4に感熱紙200の先端部を巻き付けるモー
タ6とを具えている。なお、センサ5は、巻取り軸5の
外周方向において互いに対向する位置に設置され、発光
素子及び受光素子の二個一対からなっている。モータ6
はその出力軸が図示しない伝達機構を介し巻取り軸4と
連結されている。
【0013】一方、印字部は、本体1上においてホッパ
ー2と巻取り軸4との間の繰り出し経路の途中位置に配
設されている。即ち、前記印字部は、図1内至図3に示
すように、繰り出し経路ガイド3の下部に設置された印
字発熱部7と、この印字発熱部7と対向する位置に設置
されたプラテンローラ8とからなり、印字発熱部7に対
しプラテンローラ8により感熱紙200を挟みつけたと
き、印字発熱部7によって感熱紙200の発色面に取引
内容を印字する。
【0014】また、この印字部は、取引内容を印字する
のみならず、感熱紙200がセットされた当初、取引内
容の印字に際し、予め定められた内容のテスト印字を行
うように設定されている。
【0015】そして、印字部のうちのプラテンローラ8
は、図示しない伝達機構を介し、本体1に設置された搬
送モータ9と連結されており、感熱紙200の先端部を
印字発熱部7に挟みつけた状態にあるとき、回転するこ
とにより感熱紙200を巻取り軸4方向に繰り出すよう
にしている。この場合、感熱紙の繰り出しに際しては、
繰り出し経路ガイド3内において印字発熱部7の近傍位
置に設置された紙検知センサ10が感熱紙200の存在
を検知すると、プラテンローラ8が感熱紙200を繰り
出し方向に回転する。紙検知センサ10は、感熱紙20
0がローラ2cと繰り出し経路ガイド3の上部とで挟み
つけられたとき、その感熱紙200の存在を検知するよ
うにしている。
【0016】従って、ホッパー1内の感熱紙200は係
員により、その先端部がローラ2cと繰り出し経路ガイ
ド3の上部との間を通り、かつ繰り出し経路ガイド3の
下部に沿うと共に、印字発熱部7とプラテンローラ8と
の間にセットされると、紙検知センサ10の検知によっ
てプラテンローラ8が回転し、先端部が巻取り軸4方向
に繰り出されると共に、印字発熱部7により予め定めら
れた内容でテスト印字されるようにしている。しかも、
繰り出された先端部が巻取り軸4のスリット4aに挿通
したとき、巻取り軸4の回転により巻取り軸4に巻き付
けられ、かくしてオートローディングされるようにして
いる。
【0017】前記開閉扉12は、本体1の右側下部にヒ
ンジ11を介し開閉可能に取付けられ、通常では図1に
示す矢印方向と反対方向に動かし、図2及び図3に示す
如く閉じた状態にすることにより使用し、係員が感熱紙
200を着脱するとき、また印字のテストを行うときな
どに開けるようにしている。そしてこの開閉扉12は、
図1に鎖線にて示すように、前記繰り出し経路ガイド
3,紙検知センサ10,印字部の印字発熱部7を取付け
ている他、感熱紙200にジャム等が発生したとき、開
閉扉12を開くと、該開閉扉12と各部3,7,10の
夫々とが一体的に本体1から退避し、感熱紙200の繰
り出し経路位置を解放させることにより、ジャム等によ
る用紙を除去するようにしている。
【0018】また、開閉扉12には、感熱紙200の繰
り出し経路において印字部より下流側(繰り出し側)の
位置と対応する位置に印字確認窓13が設けられ、開閉
扉12が閉じた状態にあるとき、印字確認窓13により
感熱紙200に印字されているか否かを外部から確認で
きるようにしている。印字確認窓13は詳細に図示して
いないが、例えば開閉扉12の一部を開口するだけで良
いが、その開口部分を透明な部材で覆っても良く、何れ
にしろ、外部から感熱紙200の印字された部分を確認
し得るものであればよい。
【0019】さらに、この開閉扉12の巻取り軸4と対
応する位置には扉側軸受部14が突設されている。該扉
側軸受部14は、開閉扉12が閉じたとき、本体1に突
設された本体側軸受部15と係合し、該本体側軸受部1
5と共に巻取り軸4を確実に支承するようにしている。
そのため、扉側軸受部14と本体側軸受部15との先端
は互いに係合し得る形状をなしている。なお、本体側軸
受部15は図1内至図3において、本体1上に固定さ
れ、巻取り軸4の左半分を支承している。
【0020】またさらに、開閉扉12には図1に示すよ
うにガイド板16が設けられ、ホッパー1内の感熱紙2
00の先端部のオートローディングに際し、該先端部が
印字部の印字発熱部7とプラテンローラ8とで挟みつけ
られたとき、図2に示すように、ガイド板16と本体側
ガイド板17との協働により感熱紙200の先端部が巻
取り軸4方向に繰り出されるのを規制するようにしてい
る。ガイド板16は、感熱紙200の先端部が繰り出さ
れ、かつ巻取り軸4にある程度繰り出されると、自動的
に開閉扉12内の所定位置(図1及び図3に示す)に戻
るようにしている。本体側ガイド板17は、印字部のプ
ラテンローラ8に回動自在に取付けられ、その先端部が
ガイド板16の先端部とほぼ同一位置まで延びた形状を
なし、図3に示すように、巻き付け軸4に巻き付けられ
た太い感熱紙200′であっても、感熱紙の繰り出し方
向を常に規制するようにしている。
【0021】一方、本体1の開閉扉12側の側面部には
確認スイッチ18が取付けられている。該確認スイッチ
18は、感熱紙200が印字部によってテスト印字され
ていることを、係員が印字確認窓13から確認したと
き、係員により押下されると、巻取り軸4による感熱紙
200の巻き付きを開始させるようにしている。従っ
て、巻取り軸4は、確認スイッチ18が押下されかつプ
ラテンローラ7の回転によって感熱紙200の先端部が
さらに繰り出されたとき、モータ6の駆動により、感熱
紙200の先端部を初めて巻き付けるようにしている。
【0022】実施例の印字機構は、上記の如き構成より
なるので、次にその動作を図2のフローチャートに基づ
き述べる。以下、括弧書きに記入された符号は、図2に
おける各ステップの処理内容である。
【0023】感熱紙200をセットするには、係員がま
ず、図1に示す鎖線の如く本体1から開閉扉12を開
き、その状態で感熱紙200を本体1上のホッパー2内
に載置させ(21)、該ホッパー2内の感熱紙200の
先端部を引き出し、繰り出し経路位置のローラ2c及び
印字部のプラテンローラ8に掛けることによりセットす
る(22)。
【0024】その後、係員が開閉扉12を閉じると、感
熱紙200の先端部が図2に示すように、ローラ2cと
繰り出し経路ガイド3の上部との間を通り、かつ繰り出
し経路ガイド3に沿うと共に、プラテンローラ8と印字
発熱部7との間に挟みつけられ、さらに開閉扉12のガ
イド板16と本体側ガイド板17とで繰り出し方向が規
制されることとなる。
【0025】その際、開閉扉12が係員によって閉じら
れると、紙検知センサ3が感熱紙200の存在の有無を
直ちにチェックする(23)。チェック結果、紙検知セ
ンサ3が感熱紙200を検知しないと、印字機構が次の
動作をしないので、係員は開閉扉12を開け、22以降
の処理を再び繰り返すこととなる。一方、紙検知センサ
3が感熱紙200の存在を検知すると、モータ9の駆動
によってプラテンローラ8が繰り出し方向に回転し、該
プラテンローラ8の回転により感熱紙200の先端部が
繰り出されながら、しかも印字発熱部7によって予め定
められた内容のテスト印字が行われる(24)。このと
き、係員はテスト印字を確認するため、開閉扉12に設
けられた印字確認窓13から印字が行われているか否か
をチェックする(25,26)。
【0026】その結果、テスト印字されていないと、係
員は開閉扉12を開け、上述した21以降の処理を繰り
返し行うが、テスト印字されていることを確認すると、
確認スイッチ18を押下する(27)。これにより、感
熱紙200の先端部がプラテンローラ8の回転によって
さらに繰り出され、巻取り軸4スリット4a内に挿通し
た後、モータ6の駆動によって巻取り軸4が巻取り方向
に回転することにより、巻取り軸4による感熱紙200
の先端部の巻き付きを開始し(28)、巻取り軸4によ
る回転が所定回転したところで感熱紙200の巻き付き
を完了する(29)。これにより、取引印字の準備が完
了したこととなる。
【0027】このように、実施例では、感熱紙200が
セットされ、開閉扉12が係員によって閉じられると、
印字部によって直ちにテスト印字され、しかもテスト印
字を開閉扉12の印字確認窓13から確認することがで
きる。従って、テスト印字されているか否かを極めて容
易に確認することができる。しかも、従来技術のよう
に、感熱紙にマークを印刷する手段のみならず該マーク
を検出する手段が不要になるばかりでなく、複雑な制御
も不要になり、それだけ安価に製作し得る。 また、万
一、係員がホッパー2に対し、感熱紙200の表裏を間
違ってセットしたとしても、開閉扉12を閉じた時点で
テスト印字されるので、何も印字されていないことをそ
の場で直ちに確認することができ、セットの間違いが速
やかにわかるばかりでなく、間違いの修正も速やかに行
うことができる。
【0028】そして、開閉扉12が上述の如く、紙検知
センサ10と印字部の印字発熱部7と印字確認窓13と
ガイド板16とを具え、本体1から開けたとき、感熱紙
200の繰り出し経路位置を解放するので、感熱紙20
0にジャムなどが発生しても、開けることによって紙を
容易に取り除くことができ、ジャムなどに容易かつ速や
かに対処することができる。
【0029】さらに、開閉扉12が本体側軸受部15と
係合する扉側軸受部16をも具え、該扉側軸受部16が
開閉扉を閉じた時点で本体側軸受部15と共に巻取り軸
4を支承するので、巻取り軸4の回転ガタを抑えること
ができ、巻取り軸4による感熱紙200の巻き付きを良
好に行うことができる。
【0030】図5は種々の感熱紙の取扱い例を示してい
る。図5(a)は、ロール状の感熱紙として、外側(表
面側)が発色面をなす感熱紙201を用いる場合を示
す。そして、開閉扉12を開けてセットするとき、ホッ
パー2に対し、発色面がそのまま外側となるように感熱
紙201をセットし、開閉扉12が閉じた時点で、感熱
紙201が図示矢印の如く時計方向に回転することによ
り、印字発熱部7が確実に発色面に印字できるようにし
ている。
【0031】図5(b)は、ロール状の感熱紙として、
内側(裏面側)が発色面をなす感熱紙202を用いる場
合を示す。この場合は、内側の発色面が印字発熱部を向
くように感熱紙202をホッパー2にセットし、開閉扉
12が閉じた時点で、感熱紙202が図示矢印の如く反
時計方向に回転することにより、確実に発色面に印字で
きるようにしている。
【0032】このように、実施例では、発色面が外側に
ある感熱紙201は勿論の他、内側にある感熱紙202
であっても、双方を用いることができるので、種類に拘
ることが不要になり、種々の種類の感熱紙を使用でき、
ユーザの使い勝手が良好となる。このようなことは、ホ
ッパー2が感熱紙を単に載置し、ホッパー2上の感熱紙
を回転自在なローラ2a,2bが支持することに起因す
るものであり、簡単な構成で実現することができる。な
お、これらの感熱紙を係員が間違ってセットしても、テ
スト印字されることがないので、係員がセットの間違い
を速やかに確認できるのは、図1〜図4で前述した実施
例と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、ロール状の感熱紙を回転自在に載置するホッパ
ーと、感熱紙から引き出された先端部を、繰り出し経路
を経て巻取る巻取り軸と、本体の繰り出し経路の途中位
置に設けられた印字位置に設置された印字部と、感熱紙
における繰り出し経路の印字位置より下流側の印字部分
を確認し得る印字確認窓を具え、かつ開けた時点で感熱
紙の繰り出し経路位置を解放し得る開閉扉とを有し、印
字部は、ホッパーに感熱紙がセットされかつ開閉扉が閉
じた時点で、予め定められた内容のテスト印字する一
方、そのテスト印字を開閉扉の印字確認窓から確認する
ように構成したので、テスト印字されているか否かを極
めて容易に確認することができ、従来技術のように感熱
紙にマークを印刷する手段のみならず該マークを検出す
る手段が不要になるばかりでなく、複雑な制御も不要に
なり、それだけ安価に製作し得る効果がある。
【0034】また請求項2によれば、請求項1と同様の
効果を得ることができるのに加え、開閉扉が閉じた時点
で、本体に形成された本体側軸受部と係合しかつ該本体
側軸受部と協働で巻取り軸受を支承する扉側軸受部を具
えているので、巻取り軸の回転ガタを抑えることがで
き、巻取り軸による感熱紙の巻き付きを良好に行うこと
ができる効果がある。
【0035】そして、請求項3によれば、ホッパーがロ
ール状の感熱紙を載置したとき、該感熱紙を回転自在に
支持する支持手段を具えているので、種類に拘ることな
く、種々の種類の感熱紙を使用できる結果、ユーザの使
い勝手が良好となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字機構の一実施例を示す説明用の正
面図である。
【図2】セットした感熱紙のオートローディング時を示
す説明図である。
【図3】感熱紙を巻取り軸に殆ど巻き付けた状態を示す
説明図である。
【図4】感熱紙による印字の準備が完了するまでを示す
説明用のフローチャートである。
【図5】種々の感熱紙の取扱い例を示し、外側が発色面
となる感熱紙のセット状態を示す説明図(a)及び内側
が発色面となる感熱紙のセット状態を示す説明図(b)
である。
【符号の説明】
1…本体、2…ホッパー、2a,2b…ローラ、4…巻
取り軸、7…印字発熱部、8…プラテンローラ、12…
開閉扉、13…印字確認窓、14…扉側軸受部、15…
本体側軸受部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に取付けられ、ロール状の感熱紙を
    回転自在に載置するホッパーと、本体に取付けられ、感
    熱紙から引き出された先端部を、繰り出し経路を経て巻
    取る巻取り軸と、本体の繰り出し経路の途中位置に設け
    られた印字位置に設置され、取引内容を印字する印字部
    と、本体に開閉可能に取付けられ、感熱紙における繰り
    出し経路の印字位置より下流側の印字部分を確認し得る
    印字確認窓を具え、かつ開けた時点で感熱紙の繰り出し
    経路位置を解放し得る開閉扉とを有し、前記印字部は、
    ホッパーに感熱紙がセットされかつ開閉扉が閉じた時点
    で、予め定められた内容のテスト印字する一方、そのテ
    スト印字を開閉扉の印字確認窓から確認するように構成
    したことを特徴とする印字機構。
  2. 【請求項2】 本体に取付けられ、ロール状の感熱紙を
    回転自在に載置するホッパーと、本体に取付けられ、感
    熱紙から引き出された先端部を、繰り出し経路を経て巻
    取る巻取り軸と、本体の繰り出し経路の途中位置に設け
    られた印字位置に設置され、取引内容を印字する印字部
    と、本体に開閉可能に取付けられ、感熱紙における繰り
    出し経路の印字位置より下流側の印字部分を確認し得る
    確認窓を具え、かつ開けた時点で感熱紙の繰り出し経路
    位置を解放し得る開閉扉とを有し、前記印字部は、ホッ
    パーに感熱紙がセットされかつ開閉扉が閉じた時点で、
    予め定められた内容のテスト印字する一方、そのテスト
    印字を開閉扉の印字確認窓から確認するように構成し、
    かつ前記開閉扉は、閉じた時点で、本体に形成された本
    体側軸受部と係合しかつ該本体側軸受部と協働で巻取り
    軸受を支承する扉側軸受部を具えることを特徴とする印
    字機構。
  3. 【請求項3】 前記ホッパーは、ロール状の感熱紙を載
    置したとき、該感熱紙を回転自在に支持する支持手段を
    具えていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    印字機構。
JP01522095A 1995-02-01 1995-02-01 印字機構 Expired - Fee Related JP3358119B2 (ja)

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