JPH08206821A - 傾動式保温炉 - Google Patents

傾動式保温炉

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JPH08206821A
JPH08206821A JP1526395A JP1526395A JPH08206821A JP H08206821 A JPH08206821 A JP H08206821A JP 1526395 A JP1526395 A JP 1526395A JP 1526395 A JP1526395 A JP 1526395A JP H08206821 A JPH08206821 A JP H08206821A
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JP
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heat
furnace
molten metal
tilting
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JP1526395A
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Tsutomu Kizaki
勉 木崎
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温炉を複数の方向に傾けられるようにする
ことによって、複数の鋳造ラインを有する場合にも設置
数を最小限にできる傾動式保温炉を提供する。 【構成】 傾動式保温炉2においては、ストッパピンが
ストッパ孔に挿入され、傾動軸受け12Aのフランジと
傾動軸受け支持部10Aのフランジが合わされてボルト
・ナットで締め付け固定されて、傾動軸受け12Aと傾
動軸受け支持部10Aが係合される。この状態から一対
のシリンダロッド(16Aともう一本)が、一対の傾動
シリンダ(18Aともう一本)から抜け出て伸び、保温
炉本体4が左側に傾く。この結果、出湯口4Aから鋳造
装置の給湯口に保温炉本体4内の溶湯が注ぎ込まれ、出
湯完了後はシリンダロッド16A等が縮んで保温炉本体
4は水平状態に戻る。次に、傾動軸受け12Bと傾動軸
受け支持部10Bを係合させて保温炉本体4を右側に傾
け、同様に出湯口4Bから溶湯の出湯が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋳造原料となる溶湯
を貯蔵して鋳造ラインに供給するための保温炉に関し、
特に、炉本体を傾けることによって溶湯を供給する傾動
式保温炉に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト等の鋳造工程は、溶解炉と、
溶解炉用の大型の取鍋と、保温炉と、小型の取鍋が複数
配置されて移動する取鍋ラインと、鋳造型が複数配置さ
れて移動する鋳造ラインとから構成されている。アルミ
ニウム等の鋳造原料は溶解炉において溶解されて溶湯と
なり、大型クレーンによって移動可能な大型の取鍋に移
される。溶湯は大型の取鍋からさらに保温炉に移され、
一時的に貯蔵される。この保温炉は、溶湯を高温に保つ
ための加熱機構と、溶湯を供給するための機構とを有す
るものである。保温炉に貯蔵された溶湯は、取鍋ライン
の各取鍋に順次出湯され、各取鍋から鋳造ライン上の各
鋳造型に供給される。このようにして溶湯が各鋳造型に
供給されて、鋳造が実施される。ここで、保温炉から取
鍋ラインの各取鍋に溶湯を供給する方法としては、保温
炉の炉本体の一端を油圧シリンダ等によって押し上げて
傾け、炉本体の他端部に設けられた出湯口から溶湯を注
ぐ傾動式が一般に用いられる。かかる傾動式の保温炉の
具体例としては、例えば特開昭56−95463号公報
に記載された発明における保温炉(坩堝)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、保温炉が一方向にしか傾かないた
め、一つの保温炉で一つの鋳造ラインにしか溶湯を供給
することができない。従って、従来の鋳造工程において
は一つの鋳造ラインごとに一つの保温炉を設けていた。
このため、複数の鋳造ラインがある場合には、鋳造ライ
ンの数だけ保温炉を設置しなければならなかった。この
ように、従来の傾動式保温炉においては、保温炉を一方
向にしか傾けることができないため、鋳造ラインの数だ
け保温炉が必要になるという問題点があった。
【0004】そこで本出願の請求項1に係る発明におい
ては、保温炉を複数の方向に傾けられるようにすること
によって、複数の鋳造ラインを有する鋳造工程において
も設置数を最小限にすることができる傾動式保温炉を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1に係る発
明においては、上記の課題を解決するために、鋳造用の
溶湯を収容する保温炉本体と、該保温炉本体の周囲に設
けられ、該保温炉本体の周縁部を支持する複数の支持台
と、前記保温炉本体の周縁部と前記複数の支持台とを、
各支持台ごとに前記保温炉本体の傾動支点を構成するよ
うに結合できる結合手段と、前記傾動支点ごとに少なく
とも一以上前記保温炉本体の前記傾動支点側に設けられ
た出湯口と、前記保温炉本体に上下動作を与えるように
配置されたアクチュエータとを有する傾動式保温炉を創
出した。
【0006】
【作用】さて、上記の構成を有する傾動式保温炉におい
て、複数の支持台のうちの一つが結合手段によって保温
炉本体の周縁部と結合される。一方、他の支持台と保温
炉本体の周縁部とは、結合が解かれた状態とされる。こ
の状態から、アクチュエータによって保温炉本体を上昇
させると、保温炉本体は結合された結合手段によって構
成された傾動支点を支点として傾動し、一方向に傾けら
れる。これによって、当該方向に設置された鋳造ライン
(の取鍋)に、当該傾動支点側に設けられた出湯口か
ら、保温炉本体内の溶湯が供給される。溶湯の供給が完
了すれば、アクチュエータによって保温炉本体が下降さ
せられて、保温炉本体は元の位置に戻される。続いて、
この結合手段による支持台と保温炉本体の周縁部との結
合が解かれて、他の結合手段によって他の支持台が保温
炉本体の周縁部と結合され、アクチュエータによって保
温炉本体が上昇させられる。これによって、保温炉本体
は別の方向に傾いて、別の鋳造ラインに対して溶湯の供
給が行われる。このように、各結合手段によって各支持
台と保温炉本体周縁部とを順次結合させることによって
保温炉本体の傾動支点の位置を変えて、複数の傾動方向
に設けられた鋳造ラインに対して給湯が行われる。これ
によって、一つの保温炉で複数の鋳造ラインに対して順
次給湯を行うことができるため、鋳造ラインの数だけ保
温炉を設ける必要がなくなる。このようにして、複数の
鋳造ラインを有する鋳造工程においても設置数を最小限
にすることができる傾動式保温炉となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を具現化した一実施例につい
て、図1乃至図3を参照して説明する。まず、本実施例
の傾動式保温炉の全体構造について、図1及び図2を参
照して説明する。図1は本実施例に係る傾動式保温炉2
の構造を示す正面図であり、図2はその平面図である。
図1(A)は炉本体を右側に傾けた(正転)状態を示
し、図1(B)は炉本体を左側に傾けた(逆転)状態を
示している。図1に示されるように、本実施例の傾動式
保温炉2においては、保温炉本体4が炉本体収納部6内
に収納されている。この炉本体収納部6の外縁に沿っ
て、炉本体支持部8が設けられており、炉本体支持部8
の相対する二箇所には、傾動軸受け支持部10A,10
Bが固定されている。一方、保温炉本体4の周縁部の二
箇所には、これらの傾動軸受け支持部10A,10Bに
対応する位置に、傾動軸受け12A,12Bが設けられ
ている。
【0008】また、図2の平面図に示されるように、保
温炉本体4には、三箇所の出湯口4A,4B,4Dと一
箇所の受湯口4Cが設けられている。出湯口4A,4B
は、傾動式保温炉2に近接して設置された図示しない鋳
造ラインの取鍋に保温炉本体4内の溶湯を出湯するため
に用いられる出湯口である。保温炉本体4が、図1
(A)に示される正転状態とされることによって、出湯
口4Bから溶湯が供給され、図1(B)に示される逆転
状態とされることによって、出湯口4Aから溶湯が供給
される。一方、受湯口4Cは、原料の溶解炉から溶湯を
保温炉本体4内に供給するための入口である。また出湯
口4Dは緊急用の出湯口であり、何らかの異常事態が発
生した場合に、保温炉本体4内の溶湯を緊急に出湯する
ための出湯口である。また、保温炉本体4には、相対す
る二箇所において傾動軸取付部5A,5Bが設けられて
おり、これらの傾動軸取付部5A,5Bには、傾動軸2
2A,22Bが回動可能に取り付けられている。後で図
3について説明するように、これらの傾動軸22A,2
2Bに対して、前述の傾動軸受け12A,12Bが固定
されている。
【0009】さらに、図2に示されるように、保温炉本
体4には、傾動軸取付部5A,5Bと約90°を成す位
置において相対する二箇所に、一対の支持軸14A,1
4Bが固定されている。この支持軸14A,14Bに対
して、回動可能にシリンダロッド16A,16Bがそれ
ぞれ取り付けられている。図1に示されるように、シリ
ンダロッド16Aは傾動シリンダ18Aにスライド可能
に嵌合しており、傾動シリンダ18Aの下端はボールジ
ョイント20Aによって炉本体収納部6の底面に回動可
能に取り付けられている。シリンダロッド16Bも同様
に図1に現れない傾動シリンダにスライド可能に嵌合し
ており、この傾動シリンダの下端はボールジョイントに
よって炉本体収納部6の底面に回動可能に取り付けられ
ている。以上の説明より、一対の傾動軸受け12A,1
2Bは、保温炉本体4の外周において互いに約180°
の角度を成す位置に設けられており、一対の支持軸14
A,14Bも保温炉本体4の外周において互いに約18
0°の角度を成す位置に設けられている。そして、傾動
軸受け12A,12Bと支持軸14A,14Bとは、保
温炉本体4の外周において互いに約90°の角度を成し
ている。
【0010】次に、前記の傾動軸受け12A,12B及
び傾動軸受け支持部10A,10Bの詳細な構造につい
て、図3を参照して説明する。図3は、本実施例の傾動
式保温炉2の傾動軸受け部分の構造を示す図である。図
3(A)には、図1,図2のシリンダロッド16A,1
6Bが伸びて傾動軸受け部分が離れた状態が示されてお
り、図3(B)には、傾動軸受け部分が結合した状態が
示されている。なお、図3では一対の傾動軸受け12
A,12B、傾動軸受け支持部10A,10Bのうち左
側の傾動軸受け12A,傾動軸受け支持部10Aのみが
示されているが、右側の傾動軸受け12B,傾動軸受け
支持部10Bの構造も全く同様である。図3(A)に示
されるように、傾動軸受け12Aの本体24は、傾動軸
22Aによって保温炉本体4の周縁部5Aに回動可能に
取り付けられている。この軸受け本体24はフランジ部
26を有しており、このフランジ部26には複数のボル
ト孔26a〜26aが穿設されている。フランジ部26
の下部には突起部本体28が設けられており、突起部本
体28の下部にはテーパのついた円柱形状の突起30が
設けられ、突起30の中心軸に垂直な方向には、貫通孔
30aが穿設されている。
【0011】一方、傾動軸受け支持部10Aは、台部3
6において、複数のボルト36a〜36aによって、炉
本体支持部8に固定されている。台部36の上には支持
部本体34が一体に設けられており、支持部本体34に
は、突起30が嵌合する突起孔34aと、後述するスト
ッパピン40が嵌合するストッパ孔34bが穿設されて
いる。さらに、支持部本体34の上部にはフランジ部3
2が設けられており、フランジ部32には複数のボルト
孔32a〜32aが穿設されている。図3(B)には、
かかる構造を有する傾動軸受け12Aと傾動軸受け支持
部10Aが嵌合した状態が示されている。
【0012】すなわち、図1,図2のシリンダロッド1
6A,16Bが縮んで保温炉本体4が下降して、保温炉
本体4の周縁部が炉本体支持部8に接した状態におい
て、突起30が突起孔34aに嵌合する。そして、スト
ッパピン40が、突起30の貫通孔30aを貫通しつつ
ストッパ孔34bに挿入されることによって、傾動軸受
け12Aと傾動軸受け支持部10Aが嵌合した状態で係
止される。さらに、傾動軸受け12Aのフランジ部26
と傾動軸受け支持部10Aのフランジ部32が合わされ
て、複数のボルト38a〜38aがボルト孔26a〜2
6a及びボルト孔32a〜32aを貫通して、ナット3
8b〜38bによって締め付け固定される。このよう
に、本実施例においては、ストッパピン40及びボルト
38a,ナット38bの両者を用いて二重に固定するこ
とによって、確実な傾動と安全性の確保を図っている。
なお、本実施例の傾動式保温炉2においては、正転,逆
転いずれの場合も、図1(A)に示される保温炉本体4
の鉛直方向の中心線CLが、鉛直方向に対して0°から
92°までの範囲で傾動可能になっている。すなわち、
保温炉本体4は正転,逆転いずれの方向にも90°以上
にまで、つまり真横を向いた状態よりも傾いた状態まで
傾けることができる。
【0013】さて、かかる構造を有する本実施例の傾動
式保温炉2における溶湯の供給の手順について、図1乃
至図3を参照して説明する。まず、図2の受湯口4Cか
ら、溶解状態の鋳造原料(溶湯)が保温炉本体4内に受
湯される。このときシリンダロッド16A,16Bはい
ずれも縮んでおり、傾動軸受け12Aが傾動軸受け支持
部10Aに、傾動軸受け12Bが傾動軸受け支持部10
Bにそれぞれ嵌合して、保温炉本体4は水平状態にあ
る。保温炉本体4内に溶湯が受湯された後には、受湯口
4Cは湯口栓42Cによって封鎖される。なお、緊急用
出湯口4Dも、通常は湯口栓42Dによって封鎖されて
いる。続いて、図3(B)に示されるように、ストッパ
ピン40が、突起30の貫通孔30aを貫通しつつスト
ッパ孔34bに挿入されることによって、傾動軸受け1
2Aと傾動軸受け支持部10Aが係止される。さらに、
傾動軸受け12Aのフランジ部26と傾動軸受け支持部
10Aのフランジ部32が合わされて、複数のボルト3
8a〜38aがボルト孔26a〜26a及びボルト孔3
2a〜32aを貫通して、ナット38b〜38bによっ
て締め付け固定される。
【0014】一方、傾動軸受け12Bと傾動軸受け支持
部10Bの結合は解かれている。この状態から、図1,
図2に示されるシリンダロッド16Aと16Bが、傾動
シリンダ18Aと他の傾動シリンダからそれぞれ抜け出
る方向にスライドする。これによって、図3(B)に想
像線で示されるように、保温炉本体4は傾動軸22Aを
中心として回動し、保温炉本体4が左側(逆転方向)に
傾いていく。これによって、図1,図2に示される出湯
口4Aから、図示しない鋳造ラインの取鍋に、保温炉本
体4内の溶湯が注ぎ込まれる。溶湯の出湯が完了すれ
ば、シリンダロッド16A,16Bが縮んで、保温炉本
体4は水平状態に戻る。このようにして、まず保温炉本
体4を図1(B)に示されるように左側に傾けて、出湯
口4Aから溶湯の供給が行われる。
【0015】次に、保温炉本体4を右側に傾けて出湯口
4Bから溶湯の供給が行われる。すなわち、まず傾動軸
受け12Bと傾動軸受け支持部10Bがストッパピン及
びボルト・ナットによって固定される。続いて、左側の
ボルト38a,ナット38bが外され、ストッパピン4
0がストッパ孔34bから引き抜かれて、傾動軸受け1
2Aと傾動軸受け支持部10Aの結合が解かれる。そし
て、シリンダロッド16A,16Bが伸びることによっ
て、図1(A)に示されるように保温炉本体4が右側に
傾いていく。これによって、図1,図2に示される出湯
口4Bから、もう一方の鋳造ラインの取鍋に、保温炉本
体4内の溶湯が注ぎ込まれる。溶湯の出湯が完了すれ
ば、シリンダロッド16A,16Bが縮んで、保温炉本
体4は水平状態に戻る。このようにして、本実施例の傾
動式保温炉2においては、傾動軸受け12Aと傾動軸受
け支持部10A、傾動軸受け12Bと傾動軸受け支持部
10Bを交互に結合させることによって、保温炉本体4
を正転方向と逆転方向に交互に傾け、二つの鋳造ライン
に交互に溶湯を供給することができる。
【0016】本実施例においては保温炉本体4を二方向
に傾動できる構造について説明しているが、三以上の方
向に傾動できるようにすることによって、三つ以上の鋳
造ラインに順次給湯できるようにすることも可能であ
る。三以上の方向に傾動できる構造としては、例えば、
保温炉本体の底部中心をボールジョイントで支持して、
保温炉本体を360°いずれの方向にも傾けられるよう
にする方式等がある。また、本実施例では、傾動軸受け
12A,12Bと傾動軸受け支持部10A,10Bとを
結合させる手段としてストッパピンとボルト・ナットを
併用した例について説明しているが、ストッパピンある
いはボルト・ナットの一方のみでも良く、またその他の
結合手段を用いても構わない。傾動式保温炉のその他の
部分の構成,材料,機能,数,大きさ,接続関係等につ
いても、本実施例に限定されるものではない。
【0017】さらに、本実施例における固有の効果とし
て、通常の出湯口4A,4Bとは別に、図2に示される
ような位置に緊急用出湯口4Dを設けたため、緊急時に
溶湯を出湯した場合においても、出湯した溶湯を一度に
保温炉本体4内に戻すことができる。すなわち、従来は
緊急用出湯口が別に設けられておらず、緊急時には通常
の出湯口から溶湯を出湯していた。しかし、通常の出湯
口のある位置には取鍋ラインが設置されているため大型
のクレーンを設置することができず、出湯した溶湯を少
しずつしか保温炉内に戻すことができなかった。これに
対して、本実施例における緊急用出湯口4Dの位置には
大型のクレーンを設置することができるため、出湯した
溶湯を一度に戻すことができるという利点が得られる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、複数の
支持台と、保温炉本体の周縁部と各支持台とを傾動支点
を構成するように結合できる結合手段と、各傾動支点側
に設けられた出湯口と、保温炉本体に上下動作を与える
アクチュエータとを有する傾動式保温炉を創出したため
に、保温炉本体を複数の方向に傾けることができる。こ
れによって、一つの保温炉で複数の鋳造ラインに対して
順次給湯を行うことができ、設置数を必要最小限に減ら
すことができる極めて実用的な傾動式保温炉となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る傾動式保温炉の一実施例を示す正
面図である。
【図2】傾動式保温炉の一実施例を示す平面図である。
【図3】傾動式保温炉の一実施例の一部を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 傾動式保温炉 4 保温炉本体 4A,4B 出湯口 5A,5B 保温炉本体の周縁部 10A,10B 支持台 12A,12B,22A,22B 結合手段 16,18 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造用の溶湯を収容する保温炉本体と、 該保温炉本体の周囲に設けられ、該保温炉本体の周縁部
    を支持する複数の支持台と、 前記保温炉本体の周縁部と前記複数の支持台とを、各支
    持台ごとに前記保温炉本体の傾動支点を構成するように
    結合できる結合手段と、 前記傾動支点ごとに少なくとも一以上前記保温炉本体の
    前記傾動支点側に設けられた出湯口と、 前記保温炉本体に上下動作を与えるように配置されたア
    クチュエータ、とを有する傾動式保温炉。
JP1526395A 1995-02-01 1995-02-01 傾動式保温炉 Pending JPH08206821A (ja)

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