JP2011011921A - 塩成形品製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少数個の塩成形品を製造するのに適した塩成形品製造装置の提供。
【解決手段】溶融した溶融塩を所定の形状に固化させるための成形型の上方に、成形型の型部に溶融塩を供給するための供給部を設け、供給部は溶融塩2bを貯留するための貯留部16を有し、貯留部16は底壁17から貯留部16内の上方に突出する堰部材33を有し、貯留部16は塩を貯留するための貯留姿勢Xと貯留姿勢Xから横軸回りに回動して塩を型部に供給する供給姿勢とをとり得て、貯留部16を貯留姿勢Xから傾斜姿勢とすると、溶融塩2bが堰部材33を越えて成形型の型部に供給されるよう構成した塩成形品製造装置。
【選択図】図4
【解決手段】溶融した溶融塩を所定の形状に固化させるための成形型の上方に、成形型の型部に溶融塩を供給するための供給部を設け、供給部は溶融塩2bを貯留するための貯留部16を有し、貯留部16は底壁17から貯留部16内の上方に突出する堰部材33を有し、貯留部16は塩を貯留するための貯留姿勢Xと貯留姿勢Xから横軸回りに回動して塩を型部に供給する供給姿勢とをとり得て、貯留部16を貯留姿勢Xから傾斜姿勢とすると、溶融塩2bが堰部材33を越えて成形型の型部に供給されるよう構成した塩成形品製造装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、固形(粒状または粉状)の塩を溶融させ、その溶融させた塩(溶融塩)から塩成形品を製造するための塩成形品製造装置に関する。
近年、塩には新陳代謝や免疫力、自然治癒力等を向上させる有用な効能があるとして、美容分野、医療分野等、多岐にわたる分野で用いられるようになっている。例えば塩をサウナ風呂等の浴室の内装材として用いる場合では、塩成形品製造装置の溶融部で溶融させた後に、成形型の型部に供給して固化させた成形品とされる(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の塩成形品製造装置は、坩堝、坩堝で溶融させた塩を受け部材まで導く案内路、案内路の下部に配置した溶融塩受け部材、溶融塩受け部材の下方に配置した成形型搬送コンベヤ等から構成されている。
このため、塩の成形品を連続して多数形成する場合には有用であるものの、少数個の成形品を製造する場合には、大掛かりな運転をしなければならないことから適していなかった。
このため、塩の成形品を連続して多数形成する場合には有用であるものの、少数個の成形品を製造する場合には、大掛かりな運転をしなければならないことから適していなかった。
そこで本発明は、少数個の塩成形品を製造するのに適した塩成形品製造装置の提供を目的とする。
本発明の塩成形品製造装置は、溶融した溶融塩を所定の形状に固化させるための成形型の上方に、該成形型の型部に溶融塩を供給するための供給部が設けられ、該供給部は溶融塩を貯留するための貯留部を有し、該貯留部は底壁から貯留部内の上方に突出する堰部材を有し、該貯留部は塩を貯留するための貯留姿勢と該貯留姿勢から横軸回りに回動して塩を型部に供給する供給姿勢とをとり得て、前記貯留部を貯留姿勢から傾斜姿勢とすると、溶融塩が堰部材を越えて成形型の型部に供給されるよう構成されていることを特徴としている。
上記構成において、溶融塩は堰部材によって貯留部内に所定量の範囲内で貯留され、貯留部を貯留姿勢から傾斜姿勢とすると、溶融塩が堰部材を越え貯留部内に貯留された量に応じた量の溶融塩が貯留部の下方にある成形型の型部に落下供給され、型部の形状に成形される。
本発明の塩成形品製造装置では、堰部材は貯留部内の一端側に配置されて上端部が開口とされた形状に形成されて該開口から溶融塩が型部に供給されるよう構成され、貯留部内の他端側に、貯留部を貯留姿勢から供給姿勢に傾斜させた際に溶融塩を開口に向けて案内するための案内面が、前記開口から底面の間にわたって傾斜して設けられていることを特徴としている。
上記構成において、貯留部を貯留姿勢から傾斜姿勢とすると、溶融塩は案内面に案内されつつ堰部材の開口に至って、溶融塩は開口から貯留部の下方になる成形型の型部に落下供給されて型部の形状に成形される。
本発明の塩成形品製造装置では、貯留部の供給姿勢として、案内面が少なくとも水平になるまで貯留姿勢から横軸回りに回動可能に構成されていることを特徴としている。
上記構成において、貯留部を案内面が水平になるまで貯留姿勢から供給姿勢に横軸回りに回動すれば、貯留部内に貯留された溶融塩のほとんど全部が堰部材の開口から成形型の型部に落下供給される。
上記構成において、貯留部を案内面が水平になるまで貯留姿勢から供給姿勢に横軸回りに回動すれば、貯留部内に貯留された溶融塩のほとんど全部が堰部材の開口から成形型の型部に落下供給される。
本発明の塩成形品製造装置によれば、貯留部を貯留姿勢から供給姿勢に傾けるだけの動作で、溶融塩が型部に供給されるから、大掛かりな塩成形品製造装置やその動作を要することなく、定量的に型部に溶融塩を供給することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明の第一の実施形態に係る塩成形品製造装置を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第一の実施形態を示す塩成形品製造装置の一部を省略した側面図、図2は正面図、図3は平面図、図4は溶融炉部の要部を示す拡大側面図、図5は溶融炉部の要部を示す平面図、図6は回動手段の一部を示す拡大図である。
図1は本発明の第一の実施形態を示す塩成形品製造装置の一部を省略した側面図、図2は正面図、図3は平面図、図4は溶融炉部の要部を示す拡大側面図、図5は溶融炉部の要部を示す平面図、図6は回動手段の一部を示す拡大図である。
これらの図に示すように、本発明の実施形態に係る塩成形品製造装置1は、固形(粒状または粉状)の塩2aを溶融させ、その溶融させた塩(以下、溶融塩という)2bから塩成形品3を製造するための装置である。
塩成形品製造装置1は、供給部に相当する溶融炉部4、溶融炉部4の上方に配置され炉5に塩2aを供給するための電磁フィーダ6、溶融炉部4で溶融させた溶融塩2bを溶融炉部4の下方で受ける成形型7、成形型7を順次搬送するとともに上下反転させて塩成形品3を回収容器(図示せず)に回収させるコンベヤ8を有する。
コンベヤ8は溶融炉部4の下方に成形型7を順次搬送するよう構成されている。
コンベヤ8は溶融炉部4の下方に成形型7を順次搬送するよう構成されている。
図1ないし図5に示すように、溶融炉部4は、上部を開放した筐体10と、筐体10の底面11に載置固定された支持台12と、筐体10内に支持台12を介して固定される炉5と、炉5をその外側から加熱するためのヒータ13,14とを備えている。
炉5は所定の左右幅を有して断面略L字形状に形成されている。さらに詳述すれば炉5は、塩2aを落下案内すべく上下方向に沿う案内部15と、案内部15の下端部に一体的に形成され、水平方向(左右方向)に沿う貯留部16とを有する。
案内部15は上部が開放された導入口15a(平面視して偏平な矩形形状をしている)とされるとともに偏平な箱状に形成され、その内部には上下方向に沿う案内空間15bが形成されている。
炉5は所定の左右幅を有して断面略L字形状に形成されている。さらに詳述すれば炉5は、塩2aを落下案内すべく上下方向に沿う案内部15と、案内部15の下端部に一体的に形成され、水平方向(左右方向)に沿う貯留部16とを有する。
案内部15は上部が開放された導入口15a(平面視して偏平な矩形形状をしている)とされるとともに偏平な箱状に形成され、その内部には上下方向に沿う案内空間15bが形成されている。
貯留部16は,底壁17、天壁18、左右の側壁16A、前壁19を有してその内部に貯留空間16aが形成されている。前壁19は縦壁であり、中央壁19bの両側に配置した左右両側壁19a,19aは、その左右端部側が後方へ向けて傾斜している。底壁17および天壁18の前後方向一端側の左右方向中心には、それぞれ孔20,21が形成されている。案内空間15bと貯留空間16aとは連通している。
底壁17の上面17aは、後述の貯留姿勢Xにおいて水平な平面に形成されている。
底壁17の上面17aは、後述の貯留姿勢Xにおいて水平な平面に形成されている。
ヒータ13,14は、炉5の貯留部16を下側から加熱する下側のヒータ13と、炉5の案内部15を前後両側で加熱する前後のヒータ14とから構成されている。
下側のヒータ13は支持台12に形成した凹部12aに複数列で配置されており、貯留部16の底壁17を下側から加熱するよう構成され、その左右端部は筐体10の左右側板22,23に貫通支持されている。
前側のヒータ14は、案内部15の前壁24を前側から加熱し、後側のヒータ14は、案内部15の後壁25を後側から加熱するよう構成されており、前後のヒータ14は、それぞれ上下方向に複数列並べられて、その左右端部は筐体10の左右側板22,23に貫通支持されている。
下側のヒータ13は支持台12に形成した凹部12aに複数列で配置されており、貯留部16の底壁17を下側から加熱するよう構成され、その左右端部は筐体10の左右側板22,23に貫通支持されている。
前側のヒータ14は、案内部15の前壁24を前側から加熱し、後側のヒータ14は、案内部15の後壁25を後側から加熱するよう構成されており、前後のヒータ14は、それぞれ上下方向に複数列並べられて、その左右端部は筐体10の左右側板22,23に貫通支持されている。
支持台12および筐体10の底板26には、貯留部16の底壁17と同径の孔27が形成されている。貯留部16の天壁18の孔20は底壁17の孔21に比べて小径に形成されている。
孔20,21および孔27にはヒータ13,14とは別の、上下方向のヒータ28が挿通される。孔20,21および孔27には、上下方向のヒータ28を保護する保護筒30が嵌合挿通されている。保護筒30は上下両側が開放されている。また、上下方向のヒータ28の外周面28aと保護筒30の内周面30aとの間には、溶融塩2bが通る環状の隙間31が形成されている。
底壁17の孔21および支持台12の孔27には大径筒部材32が嵌合(あるいは螺合)されている。大径筒部材32は上下両側が開放されている。
底壁17の孔21および支持台12の孔27には大径筒部材32が嵌合(あるいは螺合)されている。大径筒部材32は上下両側が開放されている。
大径筒部材32の上部は底壁17にから貯留部16内に向けて上方に突出された環状の突出部33を有する。この突出部33は堰部材に相当する。
保護筒30において、突出部33よりも上で貯留部16の内部の一部(例えば他端側の半分)は切欠かれて導入口33aとされており、この導入口33aが前記隙間31と連通されている。
突出部33の、上面17aからの高さは、貯留部16に貯留される溶融塩2bの容量に応じて決められる所定の高さである。
保護筒30において、突出部33よりも上で貯留部16の内部の一部(例えば他端側の半分)は切欠かれて導入口33aとされており、この導入口33aが前記隙間31と連通されている。
突出部33の、上面17aからの高さは、貯留部16に貯留される溶融塩2bの容量に応じて決められる所定の高さである。
貯留部16は溶融塩2bを貯留するための前記貯留姿勢Xと、貯留姿勢Xから横軸35回りに回動して溶融塩2bを成形型7に形成した型部7aに供給する供給姿勢Yとをとり得る。このため、塩成形品製造装置1は、筐体10を横軸35回りに回動させ得る回動手段36を有する。
横軸35は、筐体10の前板37に左右に離間して配置したフランジ38を、左右方向に貫通する構成である。
なお、例えば型部7aは成形型7の表面から六角形状に窪むよう形成された凹部とされており、この場合、ひとつの成形型7にひとつの型部7aが形成されている。
横軸35は、筐体10の前板37に左右に離間して配置したフランジ38を、左右方向に貫通する構成である。
なお、例えば型部7aは成形型7の表面から六角形状に窪むよう形成された凹部とされており、この場合、ひとつの成形型7にひとつの型部7aが形成されている。
図2および図6に示すように、回動手段36は、駆動軸40が横軸35と同心となるよう載置台41に載置固定された駆動モータ42と、駆動軸40と横軸35とを連結する連結軸43を有する減速機44と、載置台41に設けられた回動範囲規制部材45と、上端部が連結軸43に下方から嵌合するように固定され、回動範囲規制部材45に向けて垂下する連結板46と、回動範囲規制部材45の板面に形成した円弧溝47と連結板46の下端部とを連結するピン48とから構成されている。
貯留姿勢Xは、炉5の貯留部16(の底壁17)が実質的に水平な姿勢である。供給姿勢Yは、貯留姿勢Xから傾斜した姿勢である。すなわち、回動手段36によって、貯留部16が貯留姿勢Xを脱して傾斜を開始し、回動範囲規制部材45によって規制されるまで最大限傾斜するまでの姿勢であり、最大限傾斜するまでの間は、無段階の傾斜角度をとり得る。
上記構成において、貯留部16を貯留姿勢Xとしておき、ヒータ13,14およびヒータ28に通電をし、電磁フィーダ6を駆動して、塩2aを炉5の導入口15aから案内部15の案内空間15bへ落下させて、貯留空間16aに貯留する。このとき、電磁フィーダ6で炉5内に供給する塩2aの量は予め設定しておく必要がある。
この設定量は、塩2aが貯留空間16a内で溶融塩2bとなった際に、貯留空間16a内で突出部33の高さ以上にならない定量としておく。
導入口15aから炉5内に供給された塩2aは、ヒータ13,14の加熱により案内空間15b内を落下する際に加熱され、さらに貯留部16の貯留空間16aで、ヒータ13によって加熱されて、定量の溶融塩2bとなって貯留空間16aに貯留される。
この設定量は、塩2aが貯留空間16a内で溶融塩2bとなった際に、貯留空間16a内で突出部33の高さ以上にならない定量としておく。
導入口15aから炉5内に供給された塩2aは、ヒータ13,14の加熱により案内空間15b内を落下する際に加熱され、さらに貯留部16の貯留空間16aで、ヒータ13によって加熱されて、定量の溶融塩2bとなって貯留空間16aに貯留される。
塩2aが溶融塩2bとなれば、回動手段36を駆動して、貯留部16を供給姿勢Yとする。すなわち、駆動モータ42を駆動し、駆動軸40を回転させると、駆動軸40の回転力が連結軸43を介して横軸35に伝達されてこれが軸心回りに回動し、筐体10が横軸35回りに回動を開始する。すなわち炉5全体が図4において時計方向(右回転方向)に筐体10とともに傾斜し、炉5の底壁17が傾斜して、貯留部16が供給姿勢Y(供給途中の姿勢)となる。
そうすると突出部33、すなわち堰部材によって貯留空間16a内に貯留されていた溶融塩2bが貯留空間16a内で一方側に移動し、溶融塩2bの、貯留空間16a内での嵩が増えて、溶融塩2bが突出部33の上端部を超える。そうすると、溶融塩2bが導入口33aから隙間31の上部(開口に相当する)に流入し、隙間31を下方に向けて通過して落下する。そして、回動手段36によって炉5を回動の限界まで傾斜させて、貯留空間16a内にある溶融塩2bの供給が終わるまで、その供給姿勢Yを維持させる。
一方で、溶融炉部4の下方、特に隙間31の下方には、コンベヤ8によって成形型7が待機させられており、溶融炉部4から落下した溶融塩2bは成形型7の型部7aに供給され、溶融塩2bは冷却されて型部7aの形状に倣った形状に固化される。
なお、溶融塩2bの供給中にはヒータ28もまた通電させておき、溶融塩2bが隙間31内で固化しないように溶融状態を維持させる。
なお、溶融塩2bの供給中にはヒータ28もまた通電させておき、溶融塩2bが隙間31内で固化しないように溶融状態を維持させる。
型部7aへの溶融塩2bの供給が終了すれば、再び回動手段36を駆動して、貯留部16を貯留姿勢Xに復帰させ、続いて炉5内に塩2aが供給できるよう待機する。コンベヤ8においてはこれを駆動して、続く成形型7を溶融炉部4の下方に位置させておく。このようにして、上記と同様にして溶融塩2bを次の成形型7の型部7aに供給する。このような動作を繰返すことにより、塩成形品3を順次製造することができる。
本発明の実施形態によれば、塩2aを炉5に供給すれば塩2aがヒータ13,14によって溶融塩2bとなって炉5の貯留部16に貯留され、回動手段36を駆動して、貯留部16を貯留姿勢Xから供給姿勢Yとすることにより、溶融塩2bは導入口33aから突出部33(堰部材)の上端部の開口、すなわち隙間31に至り、隙間31を落ちて成形型7の型部7aに供給され、塩成形品3となる。
このように本発明の実施形態に係る塩成形品製造装置1は、塩成形品3を製造するのに極力簡単な構成となっている。すなわち、この塩成形品製造装置1を用いることで、少数個の塩成形品3を製造するために大掛かりな装置を準備することなく、所望の個数の塩成形品3を製造することができる。
このように本発明の実施形態に係る塩成形品製造装置1は、塩成形品3を製造するのに極力簡単な構成となっている。すなわち、この塩成形品製造装置1を用いることで、少数個の塩成形品3を製造するために大掛かりな装置を準備することなく、所望の個数の塩成形品3を製造することができる。
次に、本発明の第二の実施形態に係る塩成形品製造装置を図面に基づいて説明する。第一の実施形態に係る塩成形品製造装置と同様の構成は、図1〜図6を参照することとし、異なる部分のみ図7〜図9に基づいて説明する。
図7は炉50の要部を拡大した概略側面断面図、図8は平面断面図、図9は正面断面図である。第二の実施形態に係る塩成形品製造装置1が第一の実施形態に係る塩成形品製造装置1と異なる部分は、溶融炉部4の炉50およびその周辺の構成である。
図7は炉50の要部を拡大した概略側面断面図、図8は平面断面図、図9は正面断面図である。第二の実施形態に係る塩成形品製造装置1が第一の実施形態に係る塩成形品製造装置1と異なる部分は、溶融炉部4の炉50およびその周辺の構成である。
これらの図に示すように、炉50は、底壁部51、左右の側壁部52、前壁部53、および後壁部54から上部を開放した断面U字形状に形成されている。
底壁部51の一端側の左右方向中心部には孔55が形成されており、この孔55に、成形型7の型部7aに溶融塩2bを供給するための筒状部材56が嵌挿されている。筒状部材56の上部は、炉50内に突出している。
底壁部51の一端側の左右方向中心部には孔55が形成されており、この孔55に、成形型7の型部7aに溶融塩2bを供給するための筒状部材56が嵌挿されている。筒状部材56の上部は、炉50内に突出している。
筒状部材56の上端部は天板57によって閉じられており、下端部は開放されて、供給口58が形成されている。筒状部材56の上部の周板の一端側には、小径支持孔56aが形成されており、筒状部材56の上部の周板の他端側には、大径支持孔56bが形成されている。
炉50の後壁部54には、小径支持孔56aと同径で小径支持孔56aと同位置で前後に対向するように、後部支持孔54aが形成されている。
炉50の後壁部54には、小径支持孔56aと同径で小径支持孔56aと同位置で前後に対向するように、後部支持孔54aが形成されている。
炉50内にはヒータ60が配置され、ヒータ60の上方に案内部61が配置されている。ヒータ60は、炉50内に配置された貯留部62を挿通している。ヒータ60はその外周部を保護筒63によって保護されている。
貯留部62は、前後方向に沿う円筒状に形成されており、その前後には前蓋64および後蓋65が形成されている。貯留部62の胴部66の上端の一部に、前後方向に沿う導入口67が形成されている。
また、貯留部62の前蓋64および後蓋65には、それぞれ前孔68、後孔69が径方向中心に形成されている。特に、前孔68は保護筒63の外径に比べて大径に設定されている。
貯留部62は、前後方向に沿う円筒状に形成されており、その前後には前蓋64および後蓋65が形成されている。貯留部62の胴部66の上端の一部に、前後方向に沿う導入口67が形成されている。
また、貯留部62の前蓋64および後蓋65には、それぞれ前孔68、後孔69が径方向中心に形成されている。特に、前孔68は保護筒63の外径に比べて大径に設定されている。
上記構成により、保護筒63の先端部が小径支持孔56aに挿通支持され、保護筒63の先端部側の途中部分が前孔68に隙間70を介して挿通され、保護筒63の後部側の途中部分が後孔69に挿通支持され、保護筒63の後端部が後部支持孔54aに挿通支持されている。
なお、案内部61は、貯留部62の胴部66に形成した導入口67をその上方で囲繞するように配置されている。案内部61は左右に対向する左右の対向壁71,72と、前後に対向する前後の対向壁73,74とから上部および下部が開放された筐状に形成されている。その内部は案内空間75とされ、案内空間75は導入口67と連通している。
この実施形態におけるヒータ60は、第一の実施形態におけるヒータ13,14,28の代わりになっている。このような構成の炉50が筐体10の内部に配置されており、筒状部材56の下端部の供給口58が筐体10の底板26(例えば、図4参照)から開放された構成になっている。
他の構成は上記第一の実施形態と同様であるので、その説明を省略し、以下、適宜図1〜図6を参照しつつ説明する。
他の構成は上記第一の実施形態と同様であるので、その説明を省略し、以下、適宜図1〜図6を参照しつつ説明する。
上記構成において、貯留部62を貯留姿勢Xとしておく。そして、電磁フィーダ6から案内部61に塩2aを供給する。供給された塩2aは案内空間75を落下して導入口67から炉50の内部に落下し、ヒータ60によって加熱溶融され、溶融塩2bとなる。このとき、前蓋64の下部が堰部材となって、炉50内に所定の量の溶融塩2bが貯留可能となる。
所定量の溶融塩2bが貯留されたら、回動手段36を駆動して、貯留部62を貯留姿勢Xから供給姿勢Yとする。そうすると、溶融塩2bが炉50内で一方側に寄り、保護筒63の外周面63aと前孔68の周面68aの隙間70、すなわち開口から流出して、筒状部材56内から供給口58を落下し、成形型7の型部7aに落下供給され、塩成形品3となる。
溶融塩2bの供給が終了すれば、回動手段36を駆動して、貯留部62の供給姿勢Yを貯留姿勢Xに復元させる。
溶融塩2bの供給が終了すれば、回動手段36を駆動して、貯留部62の供給姿勢Yを貯留姿勢Xに復元させる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、炉内に溶融塩を残すことなく型部に供給するための構成を付加することも好ましい。
具体的には、第一の実施形態における塩成形品製造装置1では、開口に相当する隙間31の上部から後方に向けて下傾斜する案内面を設けて、貯留部16を貯留姿勢Xから供給姿勢Yとしたときに、溶融塩2bが円滑に開口に案内されるよう構成することが考えられる。
具体的には、第一の実施形態における塩成形品製造装置1では、開口に相当する隙間31の上部から後方に向けて下傾斜する案内面を設けて、貯留部16を貯留姿勢Xから供給姿勢Yとしたときに、溶融塩2bが円滑に開口に案内されるよう構成することが考えられる。
第二の実施形態における塩成形品製造装置1では、保護筒63の外周面63aと前孔68の周面68aの隙間70、すなわち開口から後方に向けて下傾斜する案内面を設ける構成とすることも好ましい。
何れの場合でも、回動手段36を駆動して案内面が水平になる供給姿勢Yまで貯留部16,62を傾けることで、貯留部16,62内の溶融塩2bのほとんど全部を型部7aに供給することができる。
何れの場合でも、回動手段36を駆動して案内面が水平になる供給姿勢Yまで貯留部16,62を傾けることで、貯留部16,62内の溶融塩2bのほとんど全部を型部7aに供給することができる。
1…塩成形品製造装置、2a…塩、2b…溶融塩、3…塩成形品、4…溶融炉部、5…炉、7…成形型、7a…型部、8…コンベヤ、10…筐体、13,14,28…ヒータ、15…案内部、15b…案内空間、16…貯留部、16a…貯留空間、17…底壁、18…天壁、22,23…左右側板、26…底板、28…ヒータ、28a…外周面、30…保護筒、30a…内周面、31…隙間、32…大径筒部材、33…突出部、33a…導入口、35…横軸、36…回動手段、45…回動範囲規制部材、X…貯留姿勢、Y…供給姿勢
Claims (3)
- 溶融した溶融塩を所定の形状に固化させるための成形型の上方に、該成形型の型部に溶融塩を供給するための供給部が設けられ、該供給部は溶融塩を貯留するための貯留部を有し、該貯留部は底壁から貯留部内の上方に突出する堰部材を有し、該貯留部は塩を貯留するための貯留姿勢と該貯留姿勢から横軸回りに回動して塩を型部に供給する供給姿勢とをとり得て、前記貯留部を貯留姿勢から傾斜姿勢とすると、溶融塩が堰部材を越えて成形型の型部に供給されるよう構成されていることを特徴とする塩成形品製造装置。
- 堰部材は貯留部内の一端側に配置されて上端部が開口とされた形状に形成されて該開口から溶融塩が型部に供給されるよう構成され、貯留部内の他端側に、貯留部を貯留姿勢から供給姿勢に傾斜させた際に溶融塩を開口に向けて案内するための案内面が、前記開口から底面の間にわたって傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1記載の塩成形品製造装置。
- 貯留部の供給姿勢として、案内面が少なくとも水平になるまで貯留姿勢から横軸回りに回動可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の塩成形品製造装置。
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