JPH08205948A - 車両用座席のリクライニング装置 - Google Patents

車両用座席のリクライニング装置

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JPH08205948A
JPH08205948A JP1819395A JP1819395A JPH08205948A JP H08205948 A JPH08205948 A JP H08205948A JP 1819395 A JP1819395 A JP 1819395A JP 1819395 A JP1819395 A JP 1819395A JP H08205948 A JPH08205948 A JP H08205948A
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seat
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piston rod
control
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Jun Hirai
純 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガタつき防止手段を施す必要をなくし、高級感
を高める。 【構成】ロック用のシリンダの長手方向に遊びをもたな
いで、背凭れ部をリクライニング姿勢から略垂直姿勢に
復帰可能な構成にしたので、略垂直姿勢で背凭れ部がガ
タつかないで、ガタつき防止手段を施す必要がなく、ま
た、高級感を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に配設された座席
を動力により回転させるようにした車両用座席のリクラ
イニング装置に関し、特には、前記座席の座部に背凭れ
部を略垂直姿勢とリクライニング姿勢とに傾動可能に支
持し、座部と背凭れ部との一方にロック用のシリンダの
本体を連結する一方、座部と背凭れ部との他方にロック
用のシリンダのピストンロッドを連結し、ロック用のシ
リンダ内の弁を閉じて、背凭れ部が傾動不能状態になる
拘束位置と、ロック用のシリンダ内の弁を開いて、背凭
れ部が傾動可能状態になる拘束解除位置とに揺動可能に
操作レバーを前記ピストンロッドに支持し、前記操作レ
バーを前記拘束位置に揺動する方向へ付勢したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】車両は終着駅に到着すると、車両の座席
を180度反転して新たな進行方向へ向けるようにして
いる。従来、実開平2−80032号公報に開示されて
いるように、座席を反転する際には、背ずりを限定され
たシートピッチのなかで回転させるために略垂直姿勢に
起立させて前後に隣接する座席と干渉しないようにして
おり、着座者が背ずりに凭れかかると、凭れかかる力で
背ずりが略垂直姿勢からリクライニング姿勢に傾動し、
それに応じて、シートロック側の支軸が腰掛け側のブラ
ケットの長孔に沿って移動して、シートロックが全体的
に前方へ移動するようにしたもので、回転シートの基本
的な課題を簡単な構成により解決したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用座席のリクライニング装置では、背ず
れが略垂直姿勢にあると、シートロック側の支軸が腰掛
け側のブラケットの長孔内で遊ぶようになるため、背ず
りがガタつく場合があり、ガタつき防止手段を施す必要
があったり、例えば、高級感を損なうという問題点があ
った。本発明は、このような従来の技術が有する問題点
に着目してなされたもので、背凭れ部が略垂直姿勢にあ
る際に、背凭れ部がガタつかないで、ガタつき防止手段
を施す必要がなく、高級感を高めることができるように
した車両用座席のリクライニング装置を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1 車両に配設された座席(10)を動力により回転さ
せるようにした車両用座席のリクライニング装置であっ
て、前記座席(10)の座部(11)に背凭れ部(11
a)を略垂直姿勢とリクライニング姿勢とに傾動可能に
支持し、座部(11)と背凭れ部(11a)との一方に
ロック用のシリンダ(41)の本体を連結する一方、座
部(11)と背凭れ部(11a)との他方にロック用の
シリンダ(41)のピストンロッド(43)を連結し、
ロック用のシリンダ(41)内の弁を閉じて、背凭れ部
(11a)が傾動不能状態になる拘束位置と、ロック用
のシリンダ(41)内の弁を開いて、背凭れ部(11
a)が傾動可能状態になる拘束解除位置とに揺動可能に
操作レバー(47)を前記ピストンロッド(43)に支
持し、前記操作レバー(47)を前記拘束位置に揺動す
る方向へ付勢したものにおいて、前記略垂直姿勢では前
記操作レバー(47)にその張り力が伝わって、付勢力
に抗して前記操作レバー(47)が前記拘束解除位置に
揺動して背凭れ部(11a)が傾動可能状態になり、か
つ、前記略垂直姿勢からリクライニング姿勢に傾動して
前記ロック用のシリンダ(41)の本体に前記ピストン
ロッド(43)が相対的に出没した際に、前記操作レバ
ー(47)にその張り力が伝わらないで、付勢力により
前記操作レバー(47)が前記拘束位置へ揺動して背凭
れ部(11a)が拘束状態になる制御用のワイヤ(5
3)を備えたことを特徴とする車両用座席のリクライニ
ング装置。
【0005】2 前記ピストンロッド(43)に制御用
のレバー(51)を揺動可能に支持し、該制御用のレバ
ー(51)を前記制御用のワイヤ(53)に連結し、前
記略垂直姿勢では前記制御用のワイヤ(53)の張り力
が前記制御用のレバー(51)を介して前記操作レバー
(47)に伝わり、前記略垂直姿勢からリクライニング
姿勢に傾動して前記ロック用のシリンダ(41)の本体
に前記ピストンロッド(43)が相対的に出没した際
に、前記制御用のワイヤ(53)の張り力が前記制御用
のレバー(51)を介して前記操作レバー(47)に伝
わらないで、前記制御用のレバー(51)が前記操作レ
バー(47)から離間する方向へ揺動するようにしたこ
とを特徴とする1項記載の車両用座席のリクライニング
装置。
【0006】3 前記制御用のワイヤ(53)に被掛止
部材(59)を固着する一方、前記ロック用のシリンダ
(41)側に係止部材(49)を固設し、前記略垂直姿
勢からリクライニング姿勢に傾動して前記ロック用のシ
リンダ(41)の本体に前記ピストンロッド(43)が
相対的に出没した際に、前記係止部材(49)が前記被
掛止部材(59)に当接して前記被掛止部材(59)を
押し引きして、前記制御用のワイヤ(53)の張り力が
前記操作レバー(47)に伝わらないようにしたことを
特徴とする1または2項記載の車両用座席のリクライニ
ング装置に存する。
【0007】
【作用】例えば、座席(10)が反転する際に、操作レ
バー(47)を揺動して、ロック用のシリンダ(41)
内の弁を開いて、背凭れ部(11a)が傾動可能になっ
て略垂直姿勢からリクライニング姿勢に起立する。それ
により、座席(10)の前後に隣接する座席(10)に
干渉しないで、座席(10)を反転することができる。
【0008】背凭れ部(11a)が略垂直姿勢にあると
き、制御用のワイヤ(53)の張り力が操作レバー(4
7)に伝わっていて、付勢力に抗して操作レバー(4
7)が拘束解除位置に揺動して背凭れ部(11a)が傾
動可能状態になっている。このとき、ロック用のシリン
ダ(41)の本体とピストンロッド(43)とは座部
(11)と背凭れ部(11a)とにそれぞれ連結されて
おり、背凭れ部(11a)がガタつくことがない。
【0009】着座者が背凭れ部(11a)に凭れかかる
と、凭れかかる力で背凭れ部(11a)が略垂直姿勢か
らリクライニング姿勢に傾動して、ロック用のシリンダ
(41)が連動する。ロック用のシリンダ(41)の本
体に前記ピストンロッド(43)が相対的に出没する
と、制御用のワイヤ(53)の張り力が操作レバー(4
7)に伝わらなくなり、付勢力により操作レバー(4
7)が拘束位置へ揺動して背凭れ部(11a)が拘束状
態になる。それにより、背凭れ部(11a)が傾動不能
にリクライニング姿勢に拘束される。
【0010】前記ピストンロッド(43)に制御用のレ
バー(51)を揺動可能に支持し、該制御用のレバー
(51)を前記制御用のワイヤ(53)に連結し、前記
略垂直姿勢では前記制御用のワイヤ(53)の張り力が
前記制御用のレバー(51)を介して前記操作レバー
(47)に伝わり、前記略垂直姿勢からリクライニング
姿勢に傾動して前記ロック用のシリンダ(41)の本体
に前記ピストンロッド(43)が相対的に出没した際
に、前記制御用のワイヤ(53)の張り力が前記制御用
のレバー(51)を介して前記操作レバー(47)に伝
わらないで、前記制御用のレバー(51)が前記操作レ
バー(47)から離間する方向へ揺動するようにしたも
のでは、制御用のワイヤ(53)で制御用のレバー(5
1)を適宜揺動することにより、制御用のワイヤ(5
3)の張り力が操作レバー(47)に伝わったり、伝わ
らなくなったりして、操作レバー(47)が揺動して、
背凭れ部(11a)を適宜拘束状態と拘束解除状態とに
することができる。
【0011】前記制御用のワイヤ(53)に被掛止部材
(59)を固着する一方、前記ロック用のシリンダ(4
1)側に係止部材(49)を固設し、前記略垂直姿勢か
らリクライニング姿勢に傾動して前記ロック用のシリン
ダ(41)の本体に前記ピストンロッド(43)が相対
的に出没した際に、前記係止部材(49)が前記被掛止
部材(59)に当接して前記被掛止部材(59)を押し
引きして、前記制御用のワイヤ(53)の張り力が前記
操作レバー(47)に伝わらないようにしたものでは、
係止部材(49)が制御用のワイヤ(53)側の被掛止
部材(59)に適宜当接することにより、被掛止部材
(59)が押し引きされて、制御用のワイヤ(53)の
張り力が操作レバー(47)に伝わったり、伝わらなく
なったりして、それにより、操作レバー(47)が揺動
して、背凭れ部(11a)を適宜拘束状態と拘束解除状
態とにすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図2およ
び図3に示すように、例えば、列車に3人掛けの座席1
0が連設されており、座席10の座部11が180度回
転可能に基台13に支持されている。本実施例に係る車
両用座席のリクライニング装置は、例えば、終着駅など
において、それら多数の座席10を一斉に180度回転
させて、新たな進行方向にそれぞれ向けるようにしたも
のである。座席10は、3席分を有する座部11に別々
に起倒可能な背凭れ部11aを設け、各背凭れ部11a
には後ろの席の着座者が使用するための収納式のテーブ
ルTが装備されている。各座部11は肘掛け部15によ
り仕切られており、肘掛け部15の前端部には支持ブラ
ケット17を介してリクラインニグ用の操作ノブ16が
設けられている。基台13には回転座板12を介して座
部11が支持されている。
【0013】回転座板12を各反転位置で拘束するため
の図示省略したロック機構が備えられている。ロック機
構をロック解除するための足踏みペダル21が、基台1
3の脚部側に枢支されている。
【0014】操作ノブ16には、背凭れ用のケーブル3
0のインナワイヤ31が連結され、背凭れ用のケーブル
30のアウターケーシング32が支持ブラケット17に
連結されている。背凭れ用のケーブル30は、肘掛け部
15のベース体18の内部に設けられてリクライニング
装置40側へ延ばされている。
【0015】背凭れ部11aは略垂直姿勢とリクライニ
ング姿勢とに傾動可能に座部11に支持され、支持され
た部位には、背凭れ部11aと一体的に傾動可能な連結
アーム11bが固設されている。連結アーム11bに
は、リクライニング装置40を構成するロック用のシリ
ンダであるガススプリング部材41のシリンダ本体42
の一端部が連結されている。シリンダ本体42の他端部
から出没可能なピストンロッド43がコネクタ46を介
して座部11側に連結されている。ピストンロッド43
のロッド中心部にはピン44がロッド軸方向に出没可能
に支持され、ピン44の一端部には図示省略したバルブ
が形成されている。バルブは、シリンダ本体42内の図
示省略した2つの室をつなぐ油の通路を遮断して、背凭
れ部11aを傾動不能に拘束した拘束状態と、油の通路
を連通した拘束解除状態とにするものである。背凭れ部
11aはシリンダ本体42内の図示省略したガスによ
り、略垂直姿勢に復帰する方向へ付勢されている。
【0016】背凭れ用のケーブル30のアウターケーシ
ング32の先端部がコネクタ36に連結されている。コ
ネクタ36は連結ブラケット37を介してピストンロッ
ド43に連結されている。ピストンロッド43には、ピ
ンを押し込んで没入させた拘束解除位置と、ピン44を
押し込まないで突出させた拘束位置とに揺動可能に、操
作レバー47が支持されている。操作レバー47の揺動
端部には、インナワイヤ31の先端部が連結されてい
る。足踏みペダル21側からコントロールケーブルCが
延ばされ、操作レバー47の揺動端部には、コントロー
ルケーブルCのインナワイヤC1の先端部が連結されて
いる。
【0017】肘掛け部15側の操作ノブ16を操作する
と、インナーワイヤ31が引かれて、操作レバー47が
揺動し、ピン44がピストンロッド43側に没入し、図
示省略したバルブが油の通路を連通して、背凭れ部11
aを拘束状態から拘束解除状態にするように構成されて
いる。
【0018】同じく足踏みペダル21を操作すると、イ
ンナワイヤC1が引かれて、操作レバー47が揺動し、
ピン44がピストンロッド43側に没入するように構成
されている。
【0019】ピストンロッド43の先端ブラケット46
には連結軸48を同心にして制御用のレバー51が揺動
可能に支持されている。制御用のレバー51の揺動端部
には連結ロッド52を介して制御用のワイヤであるケー
ブル53が接続されている。ケーブル53はシリンダ本
体42に沿って後方へ延ばされ、ケーブル53の後端部
にはバランスばね54が連結されている。バランスばね
54は支持ブラケット55を介してシリンダ本体42に
連結されている。
【0020】バランスばね54の付勢力並びに連結ロッ
ド52およびケーブル53の全長は、背凭れ部11aが
略垂直姿勢にあるときには、バランスばね54の付勢力
が制御用のレバー51を介して操作レバー47に伝わ
り、操作レバー47がピン44を押し込んで没入させ、
かつ、背凭れ部11aが略垂直姿勢からリクライニング
姿勢に傾動してシリンダ本体42にピストンロッド43
が相対的に出没した際に、連結ロッド52〜バランスば
ね54が全体的に弛んでバランスばね54の付勢力が制
御用のレバー51を介して操作レバー47に伝わらない
で、操作レバー47がピン44を押し込まないで突出す
るようになるよう設定されている。
【0021】次に作用を説明する。
【0022】座部11を支持する回転座板12が180
度回転して背凭れ部11aが反対方向を向いた反転した
位置をとることができる。各反転位置では、基台13は
図示省略したロック機構により当該位置に拘束されてい
る。また、各反転位置では、インナワイヤ31が引き込
まれておらず、操作レバー37を介して、ピン44がピ
ストンロッド43側に没入しないで、図示省略したバル
ブは拘束状態にある。座席10を反転させる際に、足踏
みペダル21を踏んで図示省略したロック機構による拘
束を解除する。前後して、足踏みペダル21が踏まれる
ことにより、インナワイヤC1が引かれて、操作レバー
47が揺動し、ピン44がピストンロッド43側に没入
するようになり、図示省略したバルブが開いて、拘束解
除状態になり、シリンダ本体42内のガスの付勢力によ
り、ピストンロッド43が突出して、背凭れ部11aが
リクライニング姿勢から略垂直姿勢に復帰する。それに
より、座席10を反転する際に、背凭れ部11aが、前
後の座席に干渉しないで邪魔にならない。背凭れ部11
aがリクライニング姿勢から略垂直姿勢に復帰した状態
では、バランスばね54の付勢力が制御用のレバー51
を介して操作レバー47に伝わり、操作レバー47がピ
ン44を押し込んで没入させたままで、図示省略したバ
ルブは開いたままの拘束解除状態にある。
【0023】背凭れ部11aが略垂直姿勢にあるとき、
着座者が背凭れ部11aに凭れかかると、凭れ力により
背凭れ部11aが略垂直姿勢からリクライニング姿勢へ
揺動していき、それに応じて、シリンダ本体42にピス
トンロッド43が相対的に没入していく。背凭れ部11
aが略垂直姿勢からリクライニング姿勢へ揺動すると、
シリンダ本体42にピストンロッド43が相対的に没入
してシリンダ本体42が大きく前進し、連結ロッド52
〜バランスばね54が全体的に弛むようになり、ついに
は、バランスばね54の付勢力が制御用のレバー51を
介して操作レバー47に伝わらなくなる。それにより、
操作レバー47がピン44を押し込まないでピン44は
突出し、図示省略したバルブは閉じて拘束状態になり、
背凭れ部11aが傾動不能にリクライニング姿勢を拘束
される。
【0024】リクライニング姿勢においては、操作ノブ
16を操作することにより、インナワイヤ31を引き、
操作レバー47を揺動させ、ピン44をピストンロッド
43側に没入させ、図示省略したバルブを開いて、背凭
れ部11aを拘束状態から拘束解除状態にして、図2に
示すように、フリーリクライニング位置からフルリクラ
イニング位置までの間で角度調節することができる。
【0025】前記実施例においては、連結ロッド52〜
バランスばね54により、制御用のレバー51にバラン
スばね54の付勢力を伝えるようにしたものを示した
が、これに限らず、以下に示すように種々の態様があ
る。
【0026】すなわち、図5に示すものは、連結ロッド
52やバランスばね54を用いないでケーブル53の長
さを設定し、シリンダ本体42の前進により、張られて
いたケーブル53が弛んで、制御用のレバー51に張り
力が伝わらなくなるものである。
【0027】また、図6に示すものは、制御用のレバー
51を揺動中心を通り反対側まで延ばし、延ばした端部
にケーブル53を連結したものである。
【0028】さらに、図7および図8に示すものは、ケ
ーブル53を前方へ延ばし、シリンダ本体42ではな
く、座部11側に連結したものである。
【0029】さらに、図9に示すものは、ケーブル53
を後方へ延ばし、シリンダ本体42ではなく、同じく座
部11側に連結したものである。
【0030】さらに、図10および図11に示すもの
は、ケーブル53の後端部を座部11側およびシリンダ
本体42側にそれぞれ連結したものであるが、ケーブル
53の前端部と後端部との中間部に被掛止部材59を固
着する一方、シリンダ本体42側に係止部材49を固着
したものであり、背凭れ部11aがリクライニング姿勢
から略垂直姿勢に復帰して、シリンダ本体42が前進す
ると、係止部材49が被掛止部材59に当接して被掛止
部材59が前へ押されて、ケーブル53の張り力が制御
用のレバー512を介して操作レバー47に伝わらなく
なり、それにより、ピン44が突出して、図示省略した
バルブが閉じて、背凭れ部11aが拘束解除状態から拘
束状態になるようにしたものである。
【0031】
【発明の効果】本発明にかかる車両用座席のリクライニ
ング装置によれば、ロック用のシリンダの長手方向に遊
びをもたないで、背凭れ部をリクライニング姿勢から略
垂直姿勢に復帰可能な構成にしたので、略垂直姿勢で背
凭れ部がガタつかないで、ガタつき防止手段を施す必要
がなく、また、高級感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用座席のリクライ
ニング装置の取付状態の側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す車両用座席の側面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例を示す車両用座席の正面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示す車両用座席のリクライ
ニング装置の要部側面図である。
【図5】本発明の変形例を示す車両用座席のリクライニ
ング装置の概念図である。
【図6】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリクラ
イニング装置の概念図である。
【図7】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリクラ
イニング装置の概念図である。
【図8】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリクラ
イニング装置の概念図である。
【図9】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリクラ
イニング装置の概念図である。
【図10】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリク
ライニング装置の概念図である。
【図11】本発明の他の変形例を示す車両用座席のリク
ライニング装置の概念図である。
【符号の説明】
10…座席 11…座部 11a…背凭れ部 11b…連結アーム 12…回転座板 13…基台 15…肘掛け部 16…操作ノブ 21…足踏みペダル 30…背凭れ用のケーブル 31…インナワイヤ 32…アウターケーシング 36…コネクタ 37…連結ブラケット 40…リクライニング装置 41…ガススプリング部材(ロック用のシリンダ) 42…シリンダ本体 43…ピストンロッド 44…ピン 46…先端ブラケット 47…操作レバー 48…連結軸 49…係止部材 51…制御用のレバー 52…連結ロッド 53…ケーブル(制御用のワイヤ) 54…バランスばね 59…被掛止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に配設された座席を回転させるように
    した車両用座席のリクライニング装置であって、 前記座席の座部に背凭れ部を略垂直姿勢とリクライニン
    グ姿勢とに傾動可能に支持し、座部と背凭れ部との一方
    にロック用のシリンダの本体を連結する一方、座部と背
    凭れ部との他方にロック用のシリンダのピストンロッド
    を連結し、ロック用のシリンダ内の弁を閉じて、背凭れ
    部が傾動不能状態になる拘束位置と、ロック用のシリン
    ダ内の弁を開いて、背凭れ部が傾動可能状態になる拘束
    解除位置とに揺動可能に操作レバーを前記ピストンロッ
    ドに支持し、前記操作レバーを前記拘束位置に揺動する
    方向へ付勢したものにおいて、 前記略垂直姿勢では前記操作レバーにその張り力が伝わ
    って、付勢力に抗して前記操作レバーが前記拘束解除位
    置に揺動して背凭れ部が傾動可能状態になり、かつ、前
    記略垂直姿勢からリクライニング姿勢に傾動して前記ロ
    ック用のシリンダの本体に前記ピストンロッドが相対的
    に出没した際に、前記操作レバーにその張り力が伝わら
    ないで、付勢力により前記操作レバーが前記拘束位置へ
    揺動して背凭れ部が拘束状態になる制御用のワイヤを備
    えたことを特徴とする車両用座席のリクライニング装
    置。
  2. 【請求項2】前記ピストンロッドに制御用のレバーを揺
    動可能に支持し、該制御用のレバーを前記制御用のワイ
    ヤに連結し、 前記略垂直姿勢では前記制御用のワイヤの張り力が前記
    制御用のレバーを介して前記操作レバーに伝わり、前記
    略垂直姿勢からリクライニング姿勢に傾動して前記ロッ
    ク用のシリンダの本体に前記ピストンロッドが相対的に
    出没した際に、前記制御用のワイヤの張り力が前記制御
    用のレバーを介して前記操作レバーに伝わらないで、前
    記制御用のレバーが前記操作レバーから離間する方向へ
    揺動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の車
    両用座席のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】前記制御用のワイヤに被掛止部材を固着す
    る一方、前記ロック用のシリンダ側に係止部材を固設
    し、 前記略垂直姿勢からリクライニング姿勢に傾動して前記
    ロック用のシリンダの本体に前記ピストンロッドが相対
    的に出没した際に、前記係止部材が前記被掛止部材に当
    接して前記被掛止部材を押し引きして、前記制御用のワ
    イヤの張り力が前記操作レバーに伝わらないようにした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用座席の
    リクライニング装置。
JP1819395A 1995-02-06 1995-02-06 車両用座席のリクライニング装置 Expired - Lifetime JP2820377B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160051072A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 대원강업주식회사 철도차량 시트의 작동력 저감 리클라이닝 장치
KR101671905B1 (ko) * 2015-09-11 2016-11-16 인제대학교 산학협력단 버스용 좌석 등받이 일괄 정렬장치
CN110525300A (zh) * 2018-05-25 2019-12-03 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅
CN110525289A (zh) * 2018-05-25 2019-12-03 丰田纺织株式会社 交通工具座椅

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